JP3634482B2 - レシプロ圧縮機のモータケース - Google Patents

レシプロ圧縮機のモータケース Download PDF

Info

Publication number
JP3634482B2
JP3634482B2 JP02511196A JP2511196A JP3634482B2 JP 3634482 B2 JP3634482 B2 JP 3634482B2 JP 02511196 A JP02511196 A JP 02511196A JP 2511196 A JP2511196 A JP 2511196A JP 3634482 B2 JP3634482 B2 JP 3634482B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor case
horizontal frame
frame body
bearing
auxiliary frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02511196A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09217678A (ja
Inventor
宏 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP02511196A priority Critical patent/JP3634482B2/ja
Publication of JPH09217678A publication Critical patent/JPH09217678A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3634482B2 publication Critical patent/JP3634482B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷凍空調機器に使用されるレシプロ圧縮機のモータケースに関し、特にモータケースを構成する枠体に金属板のプレス成形品を用いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
金属板をプレス成形した枠体にて構成されるレシプロ圧縮機のモータケースは、特開平2−99784号公報に開示されている。枠体を金属プレス成形品で構成すれば、鋳物製のものに比べて安価に製造できる。金属プレス成形品を用いた従来のモータケースを図4(断面図)および図5(分解斜視図)に示して以下に説明する。
【0003】
図において、10は金属板をプレス成形した水平枠体であり、図示しない回転軸を鉛直方向に回転可能に支持する軸受11の上端にをボルト12にて固定している。水平枠体10は密閉容器内に弾性体で支持される。水平枠体10の下部には電動要素が配置され、上面には回転軸の回転によりピストンが往復駆動されるレシプロ型の圧縮要素が搭載される。水平枠体10の強度を向上すると共に、圧縮要素のシリンダの取付部分の平坦度を良くするためにエンボス加工13を施している。
【0004】
このモータケースでは、水平枠体10が金属板のプレス成形品であるため、必要な強度を確保するためには板厚を厚くする必要がある。このため、板厚の厚い金属板を使用してプレス成形することとなり、プレス設備が大型化するという問題がある。また、精度を確保するために加工工数が増加し、コストアップとなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題を解決するものであり、金属板のプレス成形品を用いて安価に充分な強度を確保したレシプロ圧縮機のモータケースを提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電動要素により駆動される回転軸を鉛直方向に回転可能に支持する軸受と、この軸受の上部に固定され、圧縮要素が上面に搭載されると共に下部に電動要素が配設される水平枠体と、この水平枠体の下面に当接する当接部および軸受に固定され当接部に連設する支持部を有する補助枠体とを備えるレシプロ圧縮機のモータケースにおいて、水平枠体および補助枠体は金属板のプレス成形により形成されると共に、軸受、水平枠体および補助枠体の支持部とで空間が形成されることを特徴とする。
【0007】
水平枠体を補助枠体にて支持するので、水平枠体および補助枠体は板圧の薄い金属板のプレス成形品としても、充分な強度を確保できる。
【0008】
上記補助枠体の支持部は円錐台形状とすることができる。軸受、水平枠体および補助枠体の支持部とで断面三角形状の空間が形成される構造となる。これにより、充分な強度を持つモータケースが得られる。
【0009】
また、水平枠体および補助枠体の当接部に互いに直交する向きにエンボス加工を施すことにより、両枠体の強度を向上できる。
【0010】
さらに、軸受、水平枠体および補助枠体の支持部とで形成される空間を消音器として利用することにより、圧縮機の小型化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0012】
図1は本発明のレシプロ圧縮機のモータケースの断面図、図2はその斜視図である。
【0013】
1は鍛造または鋳物製の軸受であり、図示しない電動要素によって回転駆動される回転軸を鉛直方向に回転可能に支持する。2は金属板をプレス成形してなる水平枠体であり、中央に軸受1の上端が挿入される取付穴2Aが形成されている。水平枠体2の外縁部は下方に折り曲げられている。軸受1の上端部には枠体を固定するための段部1Aが設けられている。水平枠体2は取付穴2Aが軸受1の上端に圧入されて段部1Aに係合して固定される。水平枠体2の上面には図示しない圧縮要素が搭載され、下部には図示しない電動要素が取り付けられる。電動要素による回転軸の回転運動がクランク部によって往復運動に変換されてピストンがシリンダ内を往復運動することによって、圧縮要素は冷媒をシリンダ内に吸入し、圧縮して、シリンダ外へ吐出する。
【0014】
3は金属板をプレス成形してなる補助枠体であり、円錐台状形の支持部3Aと、水平枠体2の下面に当接する当接部3Bとを有している。支持部3Aの下端は軸受の外周に沿って開口しており、開口部が軸受1に圧入されて段部1Aに係合して軸受1に固定される。補助枠体3の外縁部は、水平枠体2の内面に沿うように下方に折り曲げられ、水平枠体2の外縁部の折曲部分ではテーパ状に成形されている。これにより、外縁部も軸受付近と同様に断面が三角形状となり、圧縮要素のピストンおよびクランク部から受ける曲げ荷重に対して充分な強度を持たせることができる。
【0015】
水平枠体2の下面と補助枠体3の当接部3Bとがスポット溶接、ろう付けまたはボルト締めされることにより、水平枠体2と補助枠体3とが固定される。ボルト締めの場合は、圧縮要素のシリンダを水平枠体2の上面にボルト穴4にボルトを締めて取り付ける際に同時に行うようにしてもよい。また、外縁部の当接部分も必要に応じてスポット溶接またはろう付けしてもよい。
【0016】
このように、水平枠体2を下から支持するように補助枠体3を設けるので、水平枠体2の板厚は従来のプレス成形の枠体よりも薄くても、充分な所望の強度が得られる。
【0017】
また、上記構成において、水平枠体2、補助枠体3の支持部3Aおよび軸受1とで構成される空間5に圧縮機の吐出用の消音器を配置することができ、この空間がデッドスペースとならないようにしてスペースの有効利用が図れる。
【0018】
また、この空間5は圧縮機の吐出用の消音器として直接使用することもできる。この場合、シリンダからの吐出冷媒が導かれる入口通路および消音器外へ導く出口通路を設けると共に気密性を保つために、水平枠体2と補助枠体3の当接部3Bとはろう付けする。
【0019】
さらに、モータケースの精度(平坦度)および強度を向上させるためには、図3に示すようにエンボス加工6を施す。この場合に水平枠体2には上向きに、補助枠体3には下向きにエンボス加工6を施す。また、水平枠体2には周方向に沿って形成し、補助枠体3には径方向に沿って形成する。このようにエンボス加工6を施すことによって、より効果的に精度および強度を向上できる。
【0020】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、金属板のプレス成形品にてモータケースを構成する場合に、水平枠体を補助枠体で支持する構造としたから充分な強度を確保できる。したがって、従来のものに比べて板厚の薄い金属板を使用できるので安価に製造することができる。
【0021】
また、水平枠体および補助枠体に互いに直交する方向にエンボス加工を施すことによって、モータケースの強度を更に向上させ得る。
【0022】
さらに、軸受、水平枠体および補助枠体とで形成される空間を圧縮機の消音器として使用することにより、スペースの有効利用が図れ、圧縮機全体を小型化することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータケースの断面図である。
【図2】本発明のモータケースの斜視図である。
【図3】本発明のモータケースの分解斜視図である。
【図4】従来のモータケースの断面図である。
【図5】従来のモータケースの斜視図である。
【符号の説明】
1 軸受
2 水平枠体
3 補助枠体
3A 支持部
3B 当接部
5 空間

Claims (4)

  1. 電動要素により駆動される回転軸を鉛直方向に回転可能に支持する軸受と、この軸受の上部に固定され、圧縮要素が上面に搭載されると共に下部に前記電動要素が配設される水平枠体と、この水平枠体の下面に当接する当接部および前記軸受に固定され前記当接部に連設する支持部を有する補助枠体とを備えるレシプロ圧縮機のモータケースにおいて、前記水平枠体および前記補助枠体は金属板のプレス成形により形成されると共に、前記軸受、前記水平枠体および前記補助枠体の支持部とで空間が形成されることを特徴とするレシプロ圧縮機のモータケース。
  2. 上記補助枠体の支持部は円錐台形状であることを特徴とする請求項1に記載のレシプロ圧縮機のモータケース。
  3. 上記水平枠体および上記補助枠体の当接部に互いに直交する向きにエンボス加工を施したことを特徴とする請求項1または2に記載のレシプロ圧縮機のモータケース。
  4. 上記空間を消音器として利用することを特徴とする請求項1、2または3に記載のレシプロ圧縮機のモータケース。
JP02511196A 1996-02-13 1996-02-13 レシプロ圧縮機のモータケース Expired - Fee Related JP3634482B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02511196A JP3634482B2 (ja) 1996-02-13 1996-02-13 レシプロ圧縮機のモータケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02511196A JP3634482B2 (ja) 1996-02-13 1996-02-13 レシプロ圧縮機のモータケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09217678A JPH09217678A (ja) 1997-08-19
JP3634482B2 true JP3634482B2 (ja) 2005-03-30

Family

ID=12156821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02511196A Expired - Fee Related JP3634482B2 (ja) 1996-02-13 1996-02-13 レシプロ圧縮機のモータケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3634482B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100414099C (zh) * 2003-06-26 2008-08-27 乐金电子(天津)电器有限公司 密闭型压缩机的机架

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09217678A (ja) 1997-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7389582B2 (en) Compressor mounting bracket and method of making
EP0325696B1 (en) Compressor valve system
JP2749940B2 (ja) 転動ピストン回転圧縮機のための吐出しシステム
JP3634482B2 (ja) レシプロ圧縮機のモータケース
US4732548A (en) Enclosed type compressor
CN209943101U (zh) 压缩机
CA1221069A (en) Internal crankcase support for a radial compressor
CN210422946U (zh) 冰箱压缩机用排气阀限位器及冰箱压缩机
US20090217902A1 (en) Method for assembling a crankshaft drive and piston compressor
US7244109B2 (en) Inside frame of compressor
CN211900973U (zh) 转子式压缩机
US8430018B2 (en) Device for coupling a piston to an annular disk
US20040025685A1 (en) Mounting structure of piston pin for hermetic compressor
JP2000265957A (ja) コンプレッサ
JPH0226717B2 (ja)
CN111287944A (zh) 往复式压缩机
KR100854742B1 (ko) 밀폐형 압축기의 프레임
KR100437401B1 (ko) 밀폐형 압축기의 프레임
JP2001073947A (ja) 密閉型圧縮機
JP2005220762A (ja) 圧縮機
JP2003172266A (ja) 冷媒圧縮機
JPS60252179A (ja) 密閉形圧縮機
JPH0133831Y2 (ja)
JPS6337505Y2 (ja)
CN117780644A (zh) 压缩机壳体及包括其转子式压缩机

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041224

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees