JP3633342B2

JP3633342B2 - Mirror heater device

Info

Publication number: JP3633342B2
Application number: JP04450199A
Authority: JP
Inventors: 義之三木
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 1999-02-23
Filing date: 1999-02-23
Publication date: 2005-03-30
Anticipated expiration: 2019-02-23
Also published as: JP2000238623A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミラーヒータ装置にかかり、特に、車両に装備されたアウターミラーを加熱するミラーヒータ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両の外部には、車両の後方確認用のドアミラーやフェンダーミラー等のアウターミラーが設けられている。アウターミラーは車両外部に設けられているので、雨滴等が付着して視界を妨げることがある。このため、アウターミラーの背後等にヒータを設置しアウターミラーを加熱することにより、雨滴等を蒸発させて視界を改善させることが可能なヒータ内蔵ミラー等のミラーヒータ装置が知られている。
【０００３】
このヒータは、例えばスイッチにより電源オンオフする必要があるが、ミラーヒータ装置の別個の回路として独立して構成することは構造や電気構成的に効率的ではない。このため、ドア周辺に設けられた他の回路に付随させる技術として、ミラーヒータ装置に相当する、ヒータ付ドアミラーが提案されている（特開平１０−５９１３７号公報参照）。この技術では、ドアミラーの格納及び展開を制御するコントローラと、ミラーヒータ装置とを直列に接続して、ドアミラーの駆動時にヒータをオンさせており、ヒータ用の回路を別途独立して設ける必要がない構成としている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のミラーヒータ装置では、ドアミラー駆動回路中にミラーヒータ装置を介在させているので、ミラーヒータ装置からドアミラー駆動回路への入出力部分の各々にワイヤーハーネス等の配線が必要であると共に、ドアミラーの格納及び展開時にのみヒータが駆動するので、ミラーヒータ装置を作動させるためにはドアミラーを格納及び展開させなければならない。
【０００５】
本発明は、上記事実を考慮して、簡単かつ容易に構成することができるミラーヒータ装置の提供を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のミラーヒータ装置は、複数のミラーの各々を加熱するための複数のミラーヒータと、前記複数のミラーヒータのうち予め定めた所定ミラーヒータに接続されかつ制御信号により前記所定ミラーヒータに通電または非通電する主スイッチング手段を備え、前記主スイッチング手段へ制御信号を出力して前記所定ミラーヒータを作動させると共に、車両に装備された複数のウィンドウのうち予め定めた所定ウィンドウを上下するための予め定めた所定ウィンドウモ−タを作動させるための作動信号を入力する主入力手段を備え、前記主入力手段に作動信号が入力されたときに前記所定ミラーヒータの作動を停止させるための制御信号を前記主スイッチング手段へ出力する主制御手段と、前記所定ミラーヒータ以外の特定ミラーヒータに接続されかつ制御信号により前記特定ミラーヒータに通電または非通電する副スイッチング手段を備え、前記主制御手段から制御信号を受信し受信した制御信号を前記副スイッチング手段へ出力して前記特定ミラーヒータを作動させると共に、前記所定ウィンドウ以外の特定ウィンドウを上下するための前記所定ウィンドウモ−タ以外の特定ウィンドウモ−タを作動させるための作動信号を入力する副入力手段を備え、前記副入力手段に作動信号が入力されたときに前記特定ミラーヒータの作動を停止させるための制御信号を前記副スイッチング手段へ出力する副制御手段と、前記主制御手段と副制御手段との間を通信可能に接続する通信線と、を備えている。
また、前記主制御手段は、前記作動信号による所定ウィンドウモ−タの作動が完了したときに、所定ミラーヒータの作動停止解除のための制御信号を前記主スイッチング手段へ出力することができる。
また、前記副制御手段は、前記作動信号による特定ウィンドウモ−タの作動が完了したときに、特定ミラーヒータの作動停止解除のための制御信号を前記副スイッチング手段へ出力することができる。
また、前記副制御手段は、前記所定のミラーヒータ以外の１ミラーヒータまたは複数の各ミラーヒータに共通に接続された副スイッチング手段を備えることができる。
また、前記主制御手段は、前記所定ウィンドウを上下させる作動指示を表す作動信号を出力するための主ウィンドウスイッチを含み、前記副制御手段は、前記特定ウィンドウを上下させる作動指示を表す作動信号を出力するための副ウィンドウスイッチを含むことができる。
【０００７】
ミラーヒータは、リレー等により通電または非通電される。このリレー等は、制御手段から出力された制御信号により制御される。制御手段は、ミラーヒータに接続され、他を介することがない。このため、ミラーヒータまでは１本の接続線で結ぶことができる。
【０００９】
車両のアウターミラー周辺には、他の制御装置として、パワーウィンドウ装置が装備されている場合がある。パワーウィンドウ装置は、ウィンドウを電動で上下させるものであるが、一般的に許容電力を規定するヒューズを介して電力供給されている。このように、ミラーヒータ装置を、パワーウィンドウ装置と兼用するようにすれば、パワーウィンドウ装置をミラーヒータ装置として機能させることができ、制御を１つの装置で行うことができるので、独立した装置を構成することがなく、小さくすることができる。
【００１１】
パワーウィンドウ装置は、ヒューズを介して電力供給されるが、そのヒューズを共通に用いることにより、電源供給を共有化させることができる。このため、パワーウィンドウ装置用として設けられているヒューズを用いて、ミラーヒータ装置の許容電力を規定することができる。
【００１３】
パワーウィンドウ装置は、ヒューズを介して電力供給されるが、その規定される許容電力を超えないように、ミラーヒータ装置を駆動すれば、ヒューズが切れることがない。
【００１４】
なお、ミラーヒータ装置は、複数のミラーの各々を加熱するための複数のミラーヒータと、予め定めた所定のミラーヒータに接続されかつ制御信号により所定のミラーヒータに通電または非通電させるための主スイッチング手段を備え、前記主スイッチング手段に制御信号を出力しかつ該制御信号を副制御手段に送信すると共に、該制御信号に基づいて所定のミラーヒータを作動させる主制御手段と、前記所定のミラーヒータ以外の１ミラーヒータまたは複数の各ミラーヒータに接続されかつ制御信号により、対応するミラーヒータに通電または非通電させるための副スイッチング手段を備え、前記主制御手段から前記制御信号を受信して受信した前記主制御手段からの制御信号に基づいて、対応する１ミラーヒータまたは複数のミラーヒータの各々を作動させる１または複数の副制御手段と、前記主制御手段と副制御手段との間、または、前記主制御手段と副制御手段との間及び複数の副制御手段の間を通信可能に接続する通信線と、を備えことができる。
【００１５】
本発明は、複数のミラーの各々を、対応するミラーヒータで加熱するものである。複数のミラーヒータのうち、予め定めた所定のミラーヒータには主制御手段が接続されている。所定のミラーヒータは主スイッチング手段により通電または非通電される。この通電または非通電は、制御信号に応じてなされ、この制御信号は出力かつ送信される。主制御手段と副制御手段との間、または、主制御手段及び副制御手段との間及び複数の副制御手段の間は、通信線によって、通信可能に接続される。これによって、制御信号は、所定のミラーヒータ以外の１ミラーヒータまたは複数の各ミラーヒータに接続された副制御手段で受信される。副制御手段は、制御信号を受信したことにより、対応するミラーヒータを通電または非通電する。このように、主制御手段から送信した制御信号により、副制御手段でミラーヒータを駆動させることができ、ミラーヒータの各々の駆動制御負荷を１つに集約させることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態はウィンドウを上下させるパワーウィンドウ装置に本発明を適用したものである。
【００１７】
図１に示すように、本発明の第１実施の形態にかかるパワーウィンドウ装置は、運転席側窓の上下動を担当するＤ席ドアＥＣＵ１２Ｄを備えている。このＤ席ドアＥＣＵ１２Ｄ、並びにウィンドウモータ１６Ｄ、及びミラーヒータ１４Ｄ（詳細は後述）は、運転席側ドア１０Ｄ側に設けられている。
【００１８】
Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄは、ＣＰＵ２０Ｄを有するマイクロコンピュータで構成され、ＣＰＵ２０Ｄには他の装置に対する信号の送受信機能を有するインタフェース２２Ｄが接続されている。また、ＣＰＵ２０Ｄには一端が接地されたミラーヒータスイッチ２８及びウィンドウスイッチ３０Ｄの各他端が接続されている。さらに、ＣＰＵ２０Ｄには、ミラーヒータが作動していることを報知するためのインジケータ３２が接続されている。なお、図示は省略したが、ＣＰＵ２０Ｄにはイグニションキーによるオンオフ信号が入力されるようになっている。
【００１９】
また、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄは、主スイッチング手段としてのミラーヒータ用リレー２４Ｄ及びパワーウィンドウ用リレー２６Ｄを備えており、ミラーヒータ用リレー２４Ｄ及びパワーウィンドウ用リレー２６Ｄの一端は供給線３４Ｄに接続されている。ミラーヒータ用リレー２４Ｄの供給側他端４０Ｄは、供給線５０Ｄに接続されている。一方、ミラーヒータ用リレー２４Ｄの制御側他端３８Ｄは、エミッタが接地されたトランジスタ４２Ｄのコレクタに接続されている。トランジスタ４２ＤのベースはＣＰＵ２０Ｄに接続されている。
【００２０】
パワーウィンドウ用リレー２６Ｄの供給側他端４６Ｄは、供給線５２Ｄに接続されている。一方、パワーウィンドウ用リレー２６Ｄの制御側他端４４Ｄは、エミッタが接地されたトランジスタ４８Ｄのコレクタに接続されている。トランジスタ４８ＤのベースはＣＰＵ２０Ｄに接続されている。
【００２１】
上記供給線５０Ｄは２線式のコネクタ５４Ｄの一方の線部に接続されており、コネクタ５４Ｄの他方の線部は接地されている。また、供給線５２Ｄは２線式のコネクタ５６Ｄの一方の線部に接続されており、コネクタ５６Ｄの他方の線部は接地されている。
【００２２】
コネクタ５４Ｄは、２線式のワイヤハーネス５８Ｄによりミラーヒータ１４Ｄに接続されている。これにより、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄはミラーヒータ１４Ｄに接続される。また、コネクタ５６Ｄは、２線式のワイヤハーネス６０Ｄによりウィンドウモータ１６Ｄに接続されている。これにより、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄはウィンドウモータ１６Ｄに接続される。
【００２３】
上記供給線３４Ｄ及び信号線３６Ｄは２線式のコネクタ６２Ｄの各線部に接続されている。コネクタ６２Ｄは２線式のワイヤハーネス６８Ｄにより、車室内に設けられたジャンクションボックス６４Ｄに接続されている。これにより、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄはジャンクションボックス６４Ｄに接続される。
【００２４】
ジャンクションボックス６４Ｄはヒューズ６６Ｄを備えており、ヒューズ６６Ｄの一方は車載バッテリ（図示省略）に接続されている。従って、供給線３４Ｄにはヒューズ６６Ｄを介して車載バッテリ（図示省略）から電源供給される。ジャンクションボックス６４Ｄはコネクタ７０Ｄを備えており、信号線３６Ｄと内部で電気的に接続される構成とされている。このヒューズ６６Ｄは、パワーウィンドウ装置用のものであり、ミラーヒータ用のヒューズは省略されている。
【００２５】
コネクタ７０Ｄは、助手席側窓の上下動を担当するＰ席ドアＥＣＵ１２Ｐに接続されたジャンクションボックス６４Ｐのコネクタ７０Ｐに、２線式のワイヤハーネス７２により接続されている。
【００２６】
助手席側窓の上下動を担当するＰ席ドアＥＣＵ１２Ｐ、並びにウィンドウモータ１６Ｐ、及びミラーヒータ１４Ｐは、助手席側ドア１０Ｐ側に設けられている。なお、助手席側の構成は、上記説明した運転席側の構成と同様であり、運転席側の構成で付した末尾符号「Ｄ」を「Ｐ」に代えた構成と同様であるため、詳細な説明を省略する。また、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄは本発明の主制御手段として機能し、Ｐ席ドアＥＣＵ１２Ｐは本発明の副制御手段として機能する。
【００２７】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態では、ミラーヒータの作動制御は、主としてＤ席ドアＥＣＵが担当し、Ｄ席ドアＥＣＵがミラーヒータの作動を表す指示信号を出力して、これをＰ席ドアＥＣＵが受信して助手席側での作動を制御するものである。
【００２８】
まず、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄでは、所定時間毎に図２の処理フローが実行され、ステップ１００において、イグニッションスイッチのオンオフ信号を検出することによって、イグニッションがオンか否かを判断する。ステップ１００は肯定されるまで繰り返し、肯定されたときには、ステップ１０２へ進む。ステップ１０２では、ミラーヒータスイッチ２８の状態を検出して、ミラーヒータの作動が指示されたか否かを判断する。ミラーヒータの作動が非指示のときはステップ１０２で否定され、ステップ１００へ戻る。
【００２９】
一方、ミラーヒータの作動が指示されたときはステップ１０２で肯定され、ステップ１０３でタイマをセットし、次のステップ１０４において、ミラーヒータ１４Ｄを作動させる。このステップ１０４では、トランジスタ４２Ｄをオンさせる。これにより、ミラーヒータ用リレー２４Ｄがオンされて、ミラーヒータ１４Ｄへヒューズ６６Ｄを介して車載バッテリから電源供給がなされる。すなわち、供給線５０Ｄ、及びワイヤーハーネス５８Ｄを介してミラーヒータ１４Ｄに電源供給される。
【００３０】
次のステップ１０６では、ミラーヒータを作動させる指示を表すミラーヒータ作動指示信号をインタフェース２２Ｄを介して出力（送信）する。これによって、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄでは、信号線３６Ｄ、ワイヤハーネス６８Ｄ、ジャンクションボックス６４Ｄ、及びワイヤハーネス７２、を介してジャンクションボックス６４Ｐへミラーヒータ作動指示信号が伝達される。そして、ジャンクションボックス６４Ｐからワイヤハーネス６８Ｐ信号線３６Ｐを介してＰ席ドアＥＣＵ１２Ｐへ送信される。また、このステップ１０６では、インジケータ３２を点灯させることにより、ミラーヒータ作動を報知させている。
【００３１】
次のステップ１０８では、ミラーヒータスイッチ２８の状態を検出して、ミラーヒータの停止が指示されたか否かを判断する。ミラーヒータの停止指示がなされたときは、ステップ１０８で肯定され、ステップ１１４へ進む。一方、ミラーヒータの停止指示がなされないときは、ステップ１０８で否定され、ステップ１１０へ進み、ミラーヒータの作動が所定時間Ｔ（本実施の形態では１５分）を経過したか否かを判断する。なお、この判断は、図示を省略したタイマの経過時間が１５分以上か否かを判別することによってなされる。
【００３２】
ミラーヒータの作動が１５分以上のときはステップ１１０で肯定され、ステップ１１４へ進み、１５分未満のときはステップ１１０で否定され、ステップ１１２へ進む。ステップ１１２では、イグニッションがオンか否かを判断し、否定されたときはステップ１０８へ戻り、ミラーヒータ作動を継続する。一方、ステップ１１２で肯定されたときはステップ１１４へ進む。
【００３３】
ステップ１１４では、ミラーヒータ１４Ｄを停止させる。このステップ１１４では、トランジスタ４２Ｄをオフさせる。これにより、ミラーヒータ用リレー２４Ｄがオフされて、ミラーヒータ１４Ｄへの電源供給が遮断される。次のステップ１１６では、ミラーヒータを停止させる指示を表すミラーヒータ停止指示信号をインタフェース２２Ｄを介して出力（送信）し、次のステップ１１８においてタイマをリセットして本ルーチンを終了する。これによって、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄでは、信号線３６Ｄ、ワイヤハーネス６８Ｄ、ジャンクションボックス６４Ｄ、及びワイヤハーネス７２、を介してジャンクションボックス６４Ｐへミラーヒータ停止指示信号が伝達される。そして、ジャンクションボックス６４Ｐからワイヤハーネス６８Ｐ信号線３６Ｐを介してＰ席ドアＥＣＵ１２Ｐへ送信される。なお、このステップ１１６では、インジケータ３２を消灯させることにより、ミラーヒータ停止を報知させている。
【００３４】
次に、助手席側窓の上下動を担当するＰ席ドアＥＣＵ１２Ｐの作動を説明する。上記で説明したように、ミラーヒータの作動指示は、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄにおいて実行される。Ｐ席ドアＥＣＵ１２Ｐは、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄから送信された指示信号を受信することによって、ミラーヒータ１４Ｐの作動を制御する。
【００３５】
Ｐ席ドアＥＣＵ１２Ｐでは、所定時間毎に図３に示す処理ルーチンが実行され、ステップ１２０において、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄから指示信号が送信されたか否かを判断する。指示信号を非受信の時はステップ１２０で否定され、判断を繰り返し、ミラーヒータ作動指示信号を受信した時はステップ１２０で肯定され、次のステップ１２２において、ミラーヒータ１４Ｐを作動させる。このステップ１２２では、上記ステップ１０４と同様に、トランジスタ４２Ｐをオンさせることにより、ミラーヒータ用リレー２４Ｐをオンして、ミラーヒータ１４Ｐへヒューズ６６Ｐを介して車載バッテリから電源供給を行う。
【００３６】
次のステップ１２４では、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄからミラーヒータ停止指示信号が送信されるまで判断を繰り返し（ステップ１２４で否定の場合繰り返し）、ミラーヒータの停止指示がなされたときは、ステップ１２４で肯定され、ステップ１２８へ進む。ステップ１２８では、ミラーヒータ１４Ｐを停止させる。このステップ１２８では、上記と同様に、トランジスタ４２Ｐをオフさせることにより、ミラーヒータ用リレー２４Ｐをオフして、ミラーヒータ１４Ｐへの電源供給を遮断する。
【００３７】
このように、Ｐ席ドアＥＣＵ１２Ｐでは、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄからの指示信号によってミラーヒータ１４Ｐを作動させている。このため、ヒータミラー毎に制御を独立させるなく、指示を共通化することができる。これによって、制御負荷を軽減させることができる。
【００３８】
図５には、各信号のタイミングチャートを示した。まず、イグニッションがオンのときに、ミラーヒータスイッチ２８Ｄによりミラーヒータ１４Ｄの作動が指示されると（時間ｔ１）、ミラーヒータスイッチによる操作信号がハイレベルとなり、所定時間Ｔ（本実施の形態では１５分で、時間ｔ２まで）だけミラーヒータ用リレー２４Ｄが駆動される。このミラーヒータ用リレー２４Ｄの駆動と共に、ミラーヒータ作動指示信号を送信し、Ｐ席ドアＥＣＵ１２Ｐによる制御で、ミラーヒータ１４Ｐを作動させるため、ミラーヒータ用リレー２４Ｐを駆動させる。
【００３９】
また、ミラーヒータ１４Ｄの作動が指示され（時間ｔ３）、ミラーヒータスイッチによる操作信号のハイレベル中である、所定時間Ｔ内にミラーヒータスイッチ２８Ｄによる指示がなされると（時間ｔ４）、ミラーヒータの駆動を中止、すなわち、これら指示された間でのみ（時間ｔ３から時間ｔ４）ミラーヒータ用リレー２４Ｄが駆動される。
【００４０】
また、ミラーヒータ１４Ｄの作動が指示され（時間ｔ５）、ミラーヒータスイッチによる操作信号のハイレベル中である、所定時間Ｔ内にイグニッションがオフされると（時間ｔ６）、これらの間でのみ（時間ｔ５から時間ｔ６）ミラーヒータ用リレー２４Ｄが駆動される。
【００４１】
また、イグニッションがオフのときに、ミラーヒータスイッチ２８Ｄによりミラーヒータ１４Ｄの作動が指示されると（時間ｔ７）、ミラーヒータスイッチによる操作信号はハイレベルとなるが、ミラーヒータ用リレー２４Ｄを駆動させることはない。
【００４２】
次に、パワーウィンドウ作動時におけるミラーヒータの作動処理について説明する。ミラーヒータを作動させている場合に、パワーウィンドウを作動させようとすると、負荷が増大する。そこで、本実施の形態では、パワーウィンドウの作動によりミラーヒータの作動を制限している。
【００４３】
Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄは、ミラーヒータの作動指示出力中に、図４の処理ルーチンを所定時間毎に実行され、図４のステップ１３０へ進む。なお、パワーウィンドウの作動指示によって（例えば割り込み）、図４の処理が実行されるようにしてもよい。
【００４４】
ステップ１３０では、パワーウィンドウの作動指示がなされるまで判断を繰り返し、パワーウィンドウの作動指示がなされたときはステップ１３０で肯定され、ステップ１３２へ進み、ミラーヒータ１４Ｄを停止させる。すなわち、トランジスタ４２Ｄをオフさせて、ミラーヒータ用リレー２４Ｄをオフして、ミラーヒータ１４Ｄへの電源供給を遮断する。このように、パワーウィンドウの作動指示がなされたときにパワーウィンドウ作動指示したドアのミラーヒータを停止させることで、電力（電流）消費を軽減させることができる。
【００４５】
次のステップ１３６では、パワーウィンドウが停止（停止指示）されたか否かを判断し、駆動中（指示中）のときはステップ１３６で否定され、ステップ１３８へ進み、タイマ確認を行う。一方、パワーウィンドウが停止（停止指示）されたときはステップ１３６で肯定され、ステップ１４０へ進み、タイマ確認を行う。ミラーヒータの作動が１５分以上のときはステップ１４０で肯定され、ステップ１４４においてミラーヒータ１４Ｄを停止させる。すなわち、トランジスタ４２Ｄをオフさせて、ミラーヒータ用リレー２４Ｄをオフして、ミラーヒータ１４Ｄへの電源供給を遮断し、次のステップ１４６においてミラーヒータ停止指示信号を出力し、本ルーチンを終了する。
【００４６】
一方、１５分未満のときはステップ１４０で否定され、ステップ１４２へ進み、ミラーヒータ１４Ｄを作動させる。すなわち、トランジスタ４２Ｄをオンさせ、車載バッテリから電源供給がなされる。この後、タイマ確認を行うためステップ１４０へ戻る。
【００４７】
このように、本実施の形態では、ミラーヒータ１４Ｄ，１４Ｐの各々を、ワイヤハーネス５８Ｄ，５８Ｐにより直接Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄ、及びＰ席ドアＥＣＵ１２Ｐへ接続するので、ワイヤハーネスの線数を減少させることができる。また、ミラーヒータ装置を、パワーウィンドウ装置と兼用しているので、パワーウィンドウ装置のヒューズをミラーヒータ装置用に用いることができ、ミラーヒータ装置専用のヒューズを削減することができる。
【００４８】
また、車室内にヒータ用のリレーを設けることなく、ドア内に設けているので、ジャンクションボックスに搭載するリレー空間を広げることができる。また、ワイヤハーネスの線数を減少させることができるので、ワイヤハーネスの敷設空間を削減することもできる。
【００４９】
また、本実施の形態では、ミラーヒータ作動中にパワーウィンドウ駆動がなされると、パワーウィンドウ駆動を優先させているので、電力（電流）消費を最小限に抑制させることができる。なお、パワーウィンドウの作動指示がなされたときにミラーヒータを停止させる場合、ヒューズの許容範囲内の電力（電流）消費となるように、ミラーヒータの駆動を制御してもよい。
【００５０】
次に、第２実施の形態を説明する。本実施の形態は、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄ及びＰ席ドアＥＣＵ１２Ｐの各々において、パワーウィンドウ作動時に独立してミラーヒータを作動させることを可能にしたものである。なお、本実施の形態は、上記実施の形態と同様の構成であるため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【００５１】
Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄ及びＰ席ドアＥＣＵ１２Ｐの各々のＥＣＵでは、ミラーヒータの作動指示出力中に、上記図４の処理ルーチン及び図７の処理ルーチンが所定時間毎に実行される。Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄの処理は上記と同様のため説明を省略する。Ｐ席ドアＥＣＵ１２Ｐでは、図７のステップ１５０において、パワーウィンドウの作動指示がなされるまで判断を繰り返し、パワーウィンドウの作動指示がなされたときは（ステップ１５０で肯定）、ミラーヒータ１４Ｐを停止させる（ステップ１５２）。次に、パワーウィンドウが停止（停止指示）されたか否かを判断し（ステップ１５４）、駆動中（指示中）のときは（ステップ１５４で否定）、ステップ１５６においてミラーヒータ停止指示信号を受信したか否かを判断する。ミラーヒータ停止指示信号を受信したときはステップ１６２へ進み、非受信のときはステップ１５４へ戻る。ステップ１６２では、ミラーヒータ１４Ｐへの電源遮断を行い本ルーチンを終了する。
【００５２】
一方、パワーウィンドウが停止（停止指示）されたときは（ステップ１５４で肯定）、ステップ１５８においてミラーヒータ停止指示信号を受信したか否かを判断し、ミラーヒータ停止指示信号を受信したときはステップ１６２へ進み、非受信のときはステップ１６０へ進む。ステップ１６０では、ミラーヒータ１４Ｐを作動させ、ステップ１５８へ戻る。
【００５３】
図６には、本実施の形態における各信号のタイミングチャートを示した。まず、イグニッションがオンのときに、ミラーヒータスイッチ２８Ｄによりミラーヒータ１４Ｄの作動が指示されると（時間ｔ１）、ミラーヒータスイッチによる操作信号がハイレベルとなり、所定時間Ｔ（本実施の形態では１５分で、時間ｔ４まで）の間、ミラーヒータ作動指示信号をハイレベルに設定され、ミラーヒータ作動指示信号を送信すると共に、ミラーヒータ用リレー２４Ｄが駆動される。
【００５４】
この間に（時間ｔ２から時間ｔ３の間）、ウィンドウスイッチ３０Ｄによるパワーウィンドウ駆動がなされると、ミラーヒータ用リレー２４Ｄの駆動は停止され、パワーウィンドウ駆動が優先される。Ｐ席ドアＥＣＵ１２Ｐでは、ミラーヒータ作動指示信号を受信して、ミラーヒータ１４Ｐを駆動させる。このとき（ｔ２からｔ３の間）、Ｄ席ドアＥＣＵ１２Ｄでは、パワーウィンドウ駆動を優先させているので、ミラーヒータ用リレー２４Ｄの駆動は停止されているが、Ｐ席ドアＥＣＵ１２Ｐでは、助手席側のウィンドウスイッチ３０Ｐによるパワーウィンドウ駆動指示がなされない（またはイグニッションがオフされない）限り、ミラーヒータ用リレー２４Ｐを作動させ、ミラーヒータ１４Ｐを駆動させる。
【００５５】
このように、本実施の形態では、ミラーヒータ作動中にパワーウィンドウ駆動がなされると、ウィンドウ駆動された側のミラーヒータの作動を停止させることができるので、パワーウィンドウ駆動に関与しない側のミラーヒータ駆動を継続させることができる。
【００５６】
なお、上記の実施の形態では、ミラーヒータスイッチによりミラーヒータ作動の指示を行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他のスイッチ、例えばデフォッガスイッチにより作動指示を行うようにしてもよい。
【００５７】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ミラーヒータ作動中にパワーウィンドウ駆動がなされると、ウィンドウ駆動された側のミラーヒータの作動を停止させることができるので、パワーウィンドウ駆動に関与しない側のミラーヒータ駆動を継続させることができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態にかかるパワーウィンドウ装置の概略構成を示す線図である。
【図２】運転席側におけるミラーヒータ制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図３】助手席側におけるミラーヒータ制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図４】パワーウィンドウ作動時における主制御側のミラーヒータ制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図５】第１実施の形態における各信号を示したタイミングチャートである。
【図６】第２実施の形態における各信号を示したタイミングチャートである。
【図７】第２実施の形態における副制御側のミラーヒータ制御処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
１０Ｄ運転席ドア
１２ＤＤ席ドアＥＣＵ
１４Ｄミラーヒータ
５８Ｄワイヤハーネス[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a mirror heater device, and more particularly, to a mirror heater device that heats an outer mirror mounted on a vehicle.
[0002]
[Prior art]
Outside the vehicle, an outer mirror such as a door mirror or a fender mirror for confirming the rear of the vehicle is provided. Since the outer mirror is provided outside the vehicle, raindrops or the like may adhere and obstruct the field of view. For this reason, a mirror heater device such as a mirror with a built-in heater that can evaporate raindrops or the like and improve the field of view by installing a heater behind the outer mirror and heating the outer mirror is known.
[0003]
The heater needs to be turned on and off by a switch, for example, but it is not efficient in terms of structure and electrical configuration to be configured independently as a separate circuit of the mirror heater device. For this reason, a door mirror with a heater, which corresponds to a mirror heater device, has been proposed as a technique associated with other circuits provided around the door (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-59137). In this technology, a controller for controlling the storing and unfolding of the door mirror and a mirror heater device are connected in series so that the heater is turned on when the door mirror is driven, and there is no need to separately provide a circuit for the heater. It is configured.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional mirror heater device, since the mirror heater device is interposed in the door mirror drive circuit, wiring such as a wire harness is necessary for each input / output portion from the mirror heater device to the door mirror drive circuit, Since the heater is driven only when the door mirror is retracted and deployed, the door mirror must be retracted and deployed in order to operate the mirror heater device.
[0005]
The present invention has an object to provide a mirror heater device that can be configured simply and easily in consideration of the above facts.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above objective,BookThe mirror heater device of the invention ispluralmirrorEach ofFor heatingpluralA mirror heater;Predetermined predetermined among a plurality of mirror heatersConnected to the mirror heater and controlled by a control signalPredeterminedEnergize or de-energize the mirror heaterLord toComprising switching means,mainOutput a control signal to the switching meansPredeterminedOperate the mirror heaterAnd a main input means for inputting an operation signal for operating a predetermined predetermined window motor for moving up and down a predetermined predetermined window among a plurality of windows mounted on the vehicle, the main input means The main switching means outputs a control signal for stopping the operation of the predetermined mirror heater to the main switching means when an operation signal is input to the main switching means.Control means;Sub-switching means connected to a specific mirror heater other than the predetermined mirror heater and energizing or de-energizing the specific mirror heater by a control signal, receiving a control signal from the main control means, and receiving the received control signal as the sub-switching And a specific mirror heater for operating the specific mirror heater and operating a specific window motor other than the predetermined window motor for raising and lowering the specific window other than the predetermined window. Sub-control means for providing the sub-switching means with a control signal for stopping the operation of the specific mirror heater when an operation signal is input to the sub-input means; A communication line that connects the control means to enable communication;It has.
The main control means can output a control signal for releasing the operation stop of the predetermined mirror heater to the main switching means when the operation of the predetermined window motor by the operation signal is completed.
The sub-control unit can output a control signal for releasing the operation stop of the specific mirror heater to the sub-switching unit when the operation of the specific window motor by the operation signal is completed.
Further, the sub-control means may include sub-switching means commonly connected to one mirror heater or a plurality of mirror heaters other than the predetermined mirror heater.
The main control means includes a main window switch for outputting an operation signal representing an operation instruction for raising and lowering the predetermined window, and the sub-control means provides an operation signal representing an operation instruction for raising and lowering the specific window. A sub-window switch for output can be included.
[0007]
Mirror heater is a relayEtc.More energized or de-energized. thisRelay etc.Is controlled by a control signal output from the control means. The control means is connected to the mirror heater and does not go through the other. For this reason, the mirror heater can be connected by a single connection line.
[0009]
A power window device may be provided around the outer mirror of the vehicle as another control device. The power window device is configured to move the window up and down electrically, and is generally supplied with power through a fuse that defines allowable power. Thus, if the mirror heater device is also used as a power window device, the power window device can function as a mirror heater device, and control can be performed by a single device. There is no configuration and the size can be reduced.
[0011]
The power window device is supplied with electric power through a fuse. By using the fuse in common, power supply can be shared. For this reason, the allowable electric power of a mirror heater apparatus can be prescribed | regulated using the fuse provided for power window apparatuses.
[0013]
The power window device is supplied with power through a fuse, but if the mirror heater device is driven so as not to exceed the prescribed allowable power, the fuse will not blow.
[0014]
In addition,The mirror heater device includes a plurality of mirror heaters for heating each of the plurality of mirrors, and a main switching means connected to a predetermined mirror heater and energizing or deenergizing the predetermined mirror heater by a control signal WithIn the main switching meansOutput control signals andThe control signal is sent to the sub-control means.And sendTheMain control means for operating a predetermined mirror heater based on a control signal and one mirror heater or a plurality of mirror heaters other than the predetermined mirror heater, and the corresponding mirror heater is energized or de-energized by the control signal Sub-switching means forFrom the main control meansReceived the control signalFrom the main control meansBased on the control signal, one or more sub-control means for operating each of the corresponding mirror heater or the plurality of mirror heaters, and between the main control means and the sub-control means, or between the main control means and the sub-control means. A communication line that connects the control means and the plurality of sub-control means so as to communicate with each other.It is possibleThe
[0015]
In the present invention, each of a plurality of mirrors is heated by a corresponding mirror heater. A main control means is connected to a predetermined mirror heater among the plurality of mirror heaters. The predetermined mirror heater is energized or de-energized by the main switching means. This energization or non-energization is performed according to a control signal, and this control signal is output and transmitted. Communication between the main control means and the sub-control means, or between the main control means and the sub-control means, and between the sub-control means is made possible through a communication line.Be. Thus, the control signal is received by the sub-control means connected to one mirror heater other than the predetermined mirror heater or each of the plurality of mirror heaters. The sub-control means energizes or de-energizes the corresponding mirror heater when receiving the control signal. As described above, the mirror heater can be driven by the sub-control unit by the control signal transmitted from the main control unit, and the drive control loads of the mirror heaters can be integrated into one.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the present embodiment, the present invention is applied to a power window device that moves a window up and down.
[0017]
As shown in FIG. 1, the power window device according to the first embodiment of the present invention is responsible for the vertical movement of the driver side window.DA seat door ECU 12D is provided. The D seat door ECU 12D, the window motor 16D, and the mirror heater 14D (details will be described later) are provided on the driver seat side door 10D side.
[0018]
The D-seat door ECU 12D is composed of a microcomputer having a CPU 20D, and an interface 22D having a function of transmitting / receiving signals to / from other devices is connected to the CPU 20D. The CPU 20D is connected to the other ends of the mirror heater switch 28 and the window switch 30D, one end of which is grounded. Further, an indicator 32 for notifying that the mirror heater is operating is connected to the CPU 20D. Although not shown, an on / off signal by an ignition key is input to the CPU 20D.
[0019]
The D seat door ECU 12DmainA mirror heater relay 24D and a power window relay 26D are provided as switching means, and one ends of the mirror heater relay 24D and the power window relay 26D are connected to a supply line 34D. The other supply side end 40D of the mirror heater relay 24D is connected to the supply line 50D. On the other hand, the other control side 38D of the mirror heater relay 24D is connected to the collector of a transistor 42D whose emitter is grounded. The base of the transistor 42D is connected to the CPU 20D.
[0020]
The other supply side 46D of the power window relay 26D is connected to the supply line 52D. On the other hand, the other end 44D on the control side of the power window relay 26D is connected to the collector of a transistor 48D whose emitter is grounded. The base of the transistor 48D is connected to the CPU 20D.
[0021]
The supply line 50D is connected to one line portion of a two-wire connector 54D, and the other line portion of the connector 54D is grounded. The supply line 52D is connected to one line portion of the two-wire connector 56D, and the other line portion of the connector 56D is grounded.
[0022]
The connector 54D is connected to the mirror heater 14D by a two-wire wire harness 58D. Thereby, the D seat door ECU 12D is connected to the mirror heater 14D. The connector 56D is connected to the window motor 16D by a two-wire wire harness 60D. Thereby, the D seat door ECU 12D is connected to the window motor 16D.
[0023]
The supply line 34D and the signal line 36D are connected to each line portion of a two-wire connector 62D. The connector 62D is connected to a junction box 64D provided in the vehicle interior by a two-wire wire harness 68D. Thereby, the D seat door ECU 12D is connected to the junction box 64D.
[0024]
The junction box 64D includes a fuse 66D, and one of the fuses 66D is connected to an in-vehicle battery (not shown). Accordingly, power is supplied to the supply line 34D from an in-vehicle battery (not shown) via the fuse 66D. The junction box 64D includes a connector 70D and is configured to be electrically connected to the signal line 36D. The fuse 66D is for a power window device, and a mirror heater fuse is omitted.
[0025]
The connector 70D is connected by a two-wire wire harness 72 to a connector 70P of a junction box 64P connected to a P seat door ECU 12P that is responsible for the vertical movement of the passenger side window.
[0026]
The P seat door ECU 12P responsible for the vertical movement of the passenger seat side window, the window motor 16P, and the mirror heater 14P are provided on the passenger seat side door 10P side. The configuration on the passenger seat side is the same as the configuration on the driver seat side described above, and is the same as the configuration in which the suffix “D” attached in the configuration on the driver seat side is replaced with “P”. The detailed explanation is omitted. The D seat door ECU 12D functions as the main control means of the present invention, and the P seat door ECU 12P functions as the sub control means of the present invention.
[0027]
Next, the operation of the present embodiment will be described. In the present embodiment, the operation control of the mirror heater is mainly performed by the D seat door ECU, and the D seat door ECU outputs an instruction signal indicating the operation of the mirror heater, which is received by the P seat door ECU. It controls the operation on the passenger side.
[0028]
First, in the D-seat door ECU 12D, the processing flow of FIG. 2 is executed every predetermined time, and in step 100, it is determined whether or not the ignition is on by detecting an on / off signal of the ignition switch. Step 100 is repeated until it is affirmed, and when it is affirmed, the routine proceeds to step 102. In step 102, the state of the mirror heater switch 28 is detected, and it is determined whether or not the operation of the mirror heater has been instructed. When the operation of the mirror heater is not instructed, the result in Step 102 is negative and the process returns to Step 100.
[0029]
On the other hand, when the operation of the mirror heater is instructed, the result is affirmative in step 102, the timer is set in step 103, and in the next step 104, the mirror heater 14D is operated. In step 104, the transistor 42D is turned on. As a result, the mirror heater relay 24D is turned on, and power is supplied from the vehicle-mounted battery to the mirror heater 14D via the fuse 66D. That is, power is supplied to the mirror heater 14D through the supply line 50D and the wire harness 58D.
[0030]
In the next step 106, a mirror heater operation instruction signal indicating an instruction to operate the mirror heater is output (transmitted) via the interface 22D. Thereby, in the D seat door ECU 12D, the mirror heater operation instruction signal is transmitted to the junction box 64P via the signal line 36D, the wire harness 68D, the junction box 64D, and the wire harness 72. And it transmits to P seat door ECU12P via the wire harness 68P signal line 36P from the junction box 64P. In step 106, the indicator 32 is turned on to notify the mirror heater operation.
[0031]
In the next step 108, the state of the mirror heater switch 28 is detected, and it is determined whether or not an instruction to stop the mirror heater is given. When the stop instruction of the mirror heater is given, an affirmative decision is made in step 108 and the routine proceeds to step 114. On the other hand, when the instruction to stop the mirror heater is not given, the result in step 108 is negative, and the process proceeds to step 110 to determine whether or not the operation of the mirror heater has passed a predetermined time T (15 minutes in the present embodiment). . This determination is made by determining whether the elapsed time of a timer (not shown) is 15 minutes or more.
[0032]
If the operation of the mirror heater is longer than 15 minutes, the determination is affirmative in step 110, and the process proceeds to step 114. If the operation is less than 15 minutes, the determination is negative in step 110, and the process proceeds to step 112. In step 112, it is determined whether or not the ignition is on. If the determination is negative, the process returns to step 108 to continue the mirror heater operation. On the other hand, when the determination at step 112 is affirmative, the routine proceeds to step 114.
[0033]
In step 114, the mirror heater 14D is stopped. In step 114, the transistor 42D is turned off. As a result, the mirror heater relay 24D is turned off and the power supply to the mirror heater 14D is cut off. In the next step 116, a mirror heater stop instruction signal indicating an instruction to stop the mirror heater is output (transmitted) via the interface 22D, and in the next step 118, the timer is reset and this routine is terminated. Thereby, in the D seat door ECU 12D, the mirror heater stop instruction signal is transmitted to the junction box 64P via the signal line 36D, the wire harness 68D, the junction box 64D, and the wire harness 72. And it transmits to P seat door ECU12P via the wire harness 68P signal line 36P from the junction box 64P. In step 116, the indicator 32 is turned off to notify the stop of the mirror heater.
[0034]
Next, the operation of the P seat door ECU 12P responsible for the vertical movement of the passenger seat side window will be described. As described above, the mirror heater operation instruction is executed in the D-seat door ECU 12D. The P seat door ECU 12P controls the operation of the mirror heater 14P by receiving the instruction signal transmitted from the D seat door ECU 12D.
[0035]
In the P seat door ECU 12P, the processing routine shown in FIG. 3 is executed every predetermined time. In step 120, it is determined whether or not an instruction signal is transmitted from the D seat door ECU 12D. When the instruction signal is not received, the determination is negative in step 120, and the determination is repeated. When the mirror heater operation instruction signal is received, the determination is affirmative in step 120, and in the next step 122, the mirror heater 14P is operated. In step 122, as in step 104, the transistor 42P is turned on to turn on the mirror heater relay 24P, and power is supplied from the vehicle-mounted battery to the mirror heater 14P via the fuse 66P.
[0036]
In the next step 124, the determination is repeated until the mirror heater stop instruction signal is transmitted from the D seat door ECU 12 </ b> D (repeat in the case of negative in step 124). When the mirror heater stop instruction is issued, the determination in step 124 is affirmative. , Go to step 128. In step 128, the mirror heater 14P is stopped. In this step 128, similarly to the above, by turning off the transistor 42P, the mirror heater relay 24P is turned off and the power supply to the mirror heater 14P is cut off.
[0037]
Thus, in the P seat door ECU 12P, the mirror heater 14P is operated by the instruction signal from the D seat door ECU 12D. For this reason, it is possible to share instructions without making control independent for each heater mirror. As a result, the control load can be reduced.
[0038]
FIG. 5 shows a timing chart of each signal. First, when the ignition is on, when the mirror heater switch 28D instructs the mirror heater 14D to operate (time t1), the operation signal from the mirror heater switch becomes high level, and the predetermined time T (15 in this embodiment). The mirror heater relay 24D is driven only in minutes until time t2. Along with the driving of the mirror heater relay 24D, a mirror heater operation instruction signal is transmitted, and the mirror heater relay 24P is driven to operate the mirror heater 14P under the control of the P seat door ECU 12P.
[0039]
Further, when the operation of the mirror heater 14D is instructed (time t3) and the instruction by the mirror heater switch 28D is made within a predetermined time T (time t4) during which the operation signal by the mirror heater switch is at the high level, the mirror heater The mirror heater relay 24D is driven only during these instructions (time t3 to time t4).
[0040]
Further, when the operation of the mirror heater 14D is instructed (time t5) and the ignition is turned off within a predetermined time T (time t6) during which the operation signal from the mirror heater switch is at the high level (time t6), only between these ( From time t5 to time t6) The mirror heater relay 24D is driven.
[0041]
If the operation of the mirror heater 14D is instructed by the mirror heater switch 28D when the ignition is off (time t7), the operation signal from the mirror heater switch becomes high level, but the mirror heater relay 24D is driven. There is nothing.
[0042]
Next, an operation process of the mirror heater when the power window is operated will be described. When the mirror heater is operated and the power window is operated, the load increases. Therefore, in the present embodiment, the operation of the mirror heater is limited by the operation of the power window.
[0043]
The D-seat door ECU 12D executes the processing routine of FIG. 4 every predetermined time during the operation instruction output of the mirror heater, and proceeds to step 130 of FIG. Note that the processing of FIG. 4 may be executed in response to a power window operation instruction (for example, interruption).
[0044]
In step 130, the determination is repeated until an instruction to operate the power window is issued. When an instruction to operate the power window is given, an affirmative determination is made in step 130, the process proceeds to step 132, and the mirror heater 14D is stopped. That is, the transistor 42D is turned off, the mirror heater relay 24D is turned off, and the power supply to the mirror heater 14D is cut off. In this way, power (current) consumption can be reduced by stopping the mirror heater of the door that has been instructed to operate the power window when an instruction to operate the power window is issued.
[0045]
In the next step 136, it is determined whether or not the power window has been stopped (stop instruction). When the power window is being driven (instructed), the result in step 136 is negative, and the process proceeds to step 138 to check the timer. On the other hand, when the power window is stopped (stop instruction), the result in step 136 is affirmative, and the process proceeds to step 140 to check the timer. When the operation of the mirror heater is longer than 15 minutes, an affirmative determination is made in step 140, and in step 144, the mirror heater 14D is stopped. That is, the transistor 42D is turned off, the mirror heater relay 24D is turned off, the power supply to the mirror heater 14D is cut off, and the mirror heater stop instruction signal is output in the next step 146, and this routine is finished.
[0046]
On the other hand, if it is less than 15 minutes, the result in Step 140 is negative, and the process proceeds to Step 142 where the mirror heater 14D is operated. That is, the transistor 42D is turned on, and power is supplied from the in-vehicle battery. Thereafter, the process returns to step 140 for timer confirmation.
[0047]
As described above, in the present embodiment, each of the mirror heaters 14D and 14P is directly connected to the D seat door ECU 12D and the P seat door ECU 12P by the wire harnesses 58D and 58P, thereby reducing the number of wires of the wire harness. Can do. Further, since the mirror heater device is also used as the power window device, the fuse of the power window device can be used for the mirror heater device, and the number of fuses dedicated to the mirror heater device can be reduced.
[0048]
Moreover, since it is provided in the door without providing the relay for the heater in the vehicle interior, the relay space mounted in the junction box can be expanded. Moreover, since the number of wires of the wire harness can be reduced, the laying space of the wire harness can also be reduced.
[0049]
In the present embodiment, when power window driving is performed during the operation of the mirror heater, power window driving is prioritized, so that power (current) consumption can be minimized. When the mirror heater is stopped when a power window operation instruction is given, the driving of the mirror heater may be controlled so that power (current) consumption within an allowable range of the fuse is consumed.
[0050]
Next, a second embodiment will be described. In this embodiment, in each of the D seat door ECU 12D and the P seat door ECU 12P, the mirror heater can be independently operated when the power window is operated. In addition, since this Embodiment is the structure similar to the said embodiment, the same code | symbol is attached | subjected to the same part and detailed description is abbreviate | omitted.
[0051]
In each of the D-seat door ECU 12D and the P-seat door ECU 12P, the processing routine of FIG. 4 and the processing routine of FIG. Since the processing of the D seat door ECU 12D is the same as described above, the description thereof is omitted. In step 150 of FIG. 7, the P seat door ECU 12P repeats the determination until a power window operation instruction is issued. When the power window operation instruction is issued (Yes in step 150), the mirror heater 14P is stopped ( Step 152). Next, it is determined whether or not the power window is stopped (stop instruction) (step 154). When the power window is being driven (instructed) (No in step 154), a mirror heater stop instruction signal is received in step 156. Determine whether or not. When the mirror heater stop instruction signal is received, the process proceeds to step 162, and when not received, the process returns to step 154. In step 162, the power to the mirror heater 14P is cut off and this routine is terminated.
[0052]
On the other hand, when the power window is stopped (stop instruction) (Yes in step 154), it is determined whether or not a mirror heater stop instruction signal is received in step 158, and when the mirror heater stop instruction signal is received, step is performed. The process proceeds to 162, and if not received, the process proceeds to step 160. In step 160, the mirror heater 14P is operated, and the process returns to step 158.
[0053]
FIG. 6 shows a timing chart of each signal in this embodiment. First, when the ignition is on and the mirror heater switch 28D instructs the operation of the mirror heater 14D (time t1), the operation signal by the mirror heater switch becomes a high level, and the predetermined time T (15 in this embodiment). In minutes, until time t4), the mirror heater operation instruction signal is set to the high level, the mirror heater operation instruction signal is transmitted, and the mirror heater relay 24D is driven.
[0054]
During this time (between time t2 and time t3), when power window driving is performed by the window switch 30D, driving of the mirror heater relay 24D is stopped, and power window driving is prioritized. The P seat door ECU 12P receives the mirror heater operation instruction signal and drives the mirror heater 14P. At this time (between t2 and t3), since the power window drive is prioritized in the D seat door ECU 12D, the driving of the mirror heater relay 24D is stopped, but in the P seat door ECU 12P, the front passenger seat side Unless a power window drive instruction is given by the window switch 30P (or the ignition is not turned off), the mirror heater relay 24P is operated to drive the mirror heater 14P.
[0055]
Thus, in this embodiment, if the power window drive is performed during the operation of the mirror heater, the operation of the mirror heater on the window driven side can be stopped. Heater driving can be continued.
[0056]
In the above embodiment, the case where the mirror heater switch is instructed to operate the mirror heater has been described. However, the present invention is not limited to this, and the operation instruction is performed using another switch, for example, a defogger switch. You may do it.
[0057]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention,If the power window drive is performed during the operation of the mirror heater, the operation of the mirror heater on the window driven side can be stopped, so that the mirror heater drive on the side not involved in the power window drive can be continued.There is an effect that.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a schematic configuration of a power window device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a flowchart showing a flow of mirror heater control processing on the driver's seat side.
FIG. 3 is a flowchart showing a flow of mirror heater control processing on the passenger seat side.
FIG. 4 is a flowchart showing a flow of a mirror heater control process on the main control side when the power window is activated.
FIG. 5 is a timing chart showing each signal in the first embodiment.
FIG. 6 is a timing chart showing signals in the second embodiment.
FIG. 7 is a flowchart showing a flow of mirror heater control processing on the sub-control side in the second embodiment.
[Explanation of symbols]
10D Driver's seat door
12D D-seat door ECU
14D mirror heater
58D wire harness

Claims

A plurality of mirrors heater for heating each of the plurality of mirrors,
Main switching means connected to a predetermined mirror heater determined in advance among the plurality of mirror heaters and energizing or de-energizing the predetermined mirror heater according to a control signal; and outputting a control signal to the main switching means to output the predetermined mirror A main input means for operating the heater and inputting an operation signal for operating a predetermined window motor for moving up and down a predetermined window among a plurality of windows installed in the vehicle; Main control means for outputting a control signal for stopping the operation of the predetermined mirror heater to the main switching means when an operation signal is input to the main input means ;
Sub-switching means connected to a specific mirror heater other than the predetermined mirror heater and energizing or de-energizing the specific mirror heater by a control signal, receiving a control signal from the main control means, and receiving the received control signal as the sub-switching And a specific mirror heater for operating the specific mirror heater and operating a specific window motor other than the predetermined window motor for raising and lowering the specific window other than the predetermined window. Sub-control means that includes an input means, and outputs a control signal for stopping the operation of the specific mirror heater to the sub-switching means when an operation signal is input to the sub-input means;
A communication line for communicably connecting the main control means and the sub-control means;
A mirror heater device comprising:

The main control means outputs a control signal for releasing the operation stop of a predetermined mirror heater to the main switching means when the operation of the predetermined window motor by the operation signal is completed. The mirror heater device according to 1.

The sub- control unit outputs a control signal for releasing the operation stop of the specific mirror heater to the sub-switching unit when the operation of the specific window motor by the operation signal is completed. The mirror heater apparatus of Claim 1 or Claim 2 .

It said sub-control means, any one of claims 1 to 3, characterized in Rukoto comprises a sub-switching means connected in common to a mirror heater or each mirror heaters other than the predetermined mirror heater The mirror heater device according to item .

The main control means includes a main window switch for outputting an operation signal representing an operation instruction for raising and lowering the predetermined window,
5. The mirror heater according to claim 1, wherein the sub-control unit includes a sub-window switch for outputting an operation signal indicating an operation instruction for moving the specific window up and down. apparatus.