JP3633043B2 - ハンドミキサーのアタッチメント - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、大根おろしなどを作るハンドミキサーのアタッチメントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の大根おろしを作るための調理器を図8により説明する。図に示すように、本体1の上部に食品を投入する容器2が配され、本体1内の電動機3の出力軸4が容器2の内底部に設けた円板状のおろし金6に連結されている。おろし金6の上面には複数の三角刃5が形成されており、容器2内の食品を削る構成である。なお、容器2の上部には蓋7が設けられ、容器2内の食品が容器2外に飛び出るのを防止する。
【0003】
以上のように構成された調理器では、食品である大根を細かい塊に切り、この大根の塊を容器2内に投入し、蓋7で容器2の上部を覆う。そして、電動機3を回転させておろし金6を回転させると、おろし金6の上面に当たっている大根の塊が三角刃5で削られ、大根おろしを作っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した調理器では、容器2内に大根の細かい塊がたくさんある場合には、三角刃5に当たる大根の塊に他の大根の塊の重量が加わり、大根の塊を三角刃5に押し当てながら大根をおろすことができるが、少量の大根の塊をおろす場合には、大根の塊を三角刃5に押し当てる力がほとんど作用せず、大根おろしに適した大きさで大根の塊をおろすことができず、大根おろしの風味に欠けるという課題を有していた。
【0005】
また、上述したように大根の塊が削れにくくなると、小さい塊が多数残った状態の大根おろしになってしまう。また、小さい塊が残らないようにおろし金6を回転し続けると、既に大根おろしになっているものがより細かく削られてしまい、大根おろしに適した大きさでおろすことができないという課題を有していた。
【0006】
本発明は上記課題に鑑み、大根などの小さい塊の食品が混在することがなく、おろしに適した大きさで食品をおろすことを第1の目的とする。
【0007】
第2の目的は、効率的におろしをつくることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するため、本発明の第1の課題解決手段は、食品保持部に保持した食品をおろし金部でおろすハンドミキサーのアタッチメントであって、前記おろし金部は、前記ハンドミキサーの出力軸に着脱自在に結合される軸と、この軸の結合側と反対側の端部に設けたおろし金とから構成され、前記食品保持部は、鉛直状態で食品の姿勢を保持する食品姿勢保持棒と、この食品姿勢保持棒の両側に配した食品保持台と、前記おろし金部でおろされた食品を下方に落とすため、前記食品保持台と食品姿勢保持棒との間に設けられた食品通過孔と、食品通過孔からの食品を受ける食品収納部とを備え、前記おろし金部の軸にはその軸方向に沿って前記食品姿勢保持棒を挿通するガイド孔を設けたものである。
【0009】
上記第2の目的を達成するため、本発明の第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段における食品保持台を、階段状に形成するとともに、前記階段は食品姿勢保持棒から離れるにしたがって上に上っていくように構成したものである。
【0010】
【作用】
上記第1の課題解決手段では、食品保持台の食品姿勢保持棒に大根などの食品を突き刺して直立状態とし、この食品の保持状態でおろし金部の軸のガイド孔に食品姿勢保持棒の先端を挿通しておろし金を食品に押し当てるとともに、ハンドミキサーの電動機によりおろし金を回転させ、おろし金の三角刃で押し当てた食品を削り、おろしを作る。食品を押し当てる際には、おろし金部の軸のガイド孔が食品姿勢保持棒に沿っておろし金を案内するので、おろし金を安定して食品に押し当てることができる。
【0011】
上記第2の課題解決手段では、食品を載置する面が階段状であるので、食品を食品姿勢保持棒に突き刺して押し下げていくと、食品の幅と階段の幅とが一致した段で食品が保持される。このように、食品の下端側が階段で引っかかることで、おろし金の回転トルクを受ける食品が回転しまうのを確実に防止できる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の第1の実施例を図1〜図4により説明する。まず、大根などの食品を保持する食品保持部の構成を図1〜図3により説明する。図に示すように、箱形状の食品保持部本体8内には、食品通過孔9を両側に設けた床面11を設け、この床面11の略中央部には鉛直に突き立てた食品姿勢保持棒10を設けている。食品姿勢保持棒11の両側には、対向し合う弾性体の食品保持台12を配している。また、床面11の下方には大根おろしなどを収納する引き出し13を設けている。
【0013】
床面11は略中央を挟んで左右に食品通過孔9を設けているので、略中央部が梁形状となっている。食品姿勢保持棒10の上端はとがった鋭利な形状、例えば円錐状をなしており、食品を簡単に差込むことができるようになっている。
【0014】
一方、図4に示すように、おろし金部14は、略円板上の表面15に三角刃15を多数設けたおろし金17と、食品姿勢保持棒10が挿通するガイド孔18を有した軸21とからなる。軸21の下端はおろし金17の回転中心19に取り付けられている。軸21のおろし金17を取り付けたとのは反対側に結合部23を設けている。この結合部23はハンドミキサー本体23内の減速機構26の出力軸22と着脱自在に結合するもので、出力軸22の先端側外周には突出部27を設け、軸21の結合部23は出力軸22の先端を挿通する孔28を設け、しかも、孔28の内壁には突出部27がはまるための溝を形成し、ハンドミキサー本体25の電動機24の回転力が、減速機構26の出力軸22からおろし金17に伝達するようにしている。
【0015】
上記構成におけるハンドミキサーのアタッチメントの動作を説明する。大根など食品を長手方向に食品姿勢保持棒10に突き刺し、食品を徐々に下方に押し下げていくと、食品の下端が食品保持台12に当たり、食品を直立させた状態で保持する。おろし金部14をハンドミキサー本体25の出力軸22に結合し、食品保持部12の上部より食品姿勢保持棒10に向かって挿入し、おろし金17の回転中心19に開口させたガイド孔18に食品姿勢保持棒10を挿通させる。そして、おろし金17が大根などの食品に当たるまでおろし金部14を下に降ろしていく。
【0016】
おろし金17が食品に当たると、ハンドミキサー本体25に設けた回転スタートスイッチ(図示せず)を操作し、ハンドミキサー本体25内の電動機24の回転力をおろし金部14に伝達する。おろし金部14が回転するとおろし金17の表面15の三角刃16により食品が削られ、大根などのおろしが食品通過孔9を介して引き出し13に溜められる。食品が削られていくとおろし金17も下方に移動するが、おろし金17を取り付けた軸21のガイド孔18によって、食品姿勢保持棒10に沿っておろし金17を移動させることができる。したがって、食品を削っている三角刃16を常に同じ方向で当てることができ、均一なおろしを作り上げることができる。また、食品は上から押さえつけられるので、食品の下端部は弾性体の食品保持台12で保持され、おろし金17の回転トルクにより食品が回転することがなく、食品を安定して削ることができる。
【0017】
次に、本発明の第2の実施例を図5〜図7により説明する。図5、図6に食品保持部29を示す。なお、図5及び図6と図1との相違点は、食品保持台30を、食品姿勢保持棒31からの水平距離が大きくなるにしたがって鉛直方向に階段状に高くなるように構成するとともに、鉛直方向で上側より下側の方が食品姿勢保持棒31に近づくように設けている点である。
【0018】
図7におろし金部32を示す。図に示すように、おろし金37を、頂点33から底面34に向かって広がる略円錐状とし、この円錐状の斜面35に三角刃36を多数設けている。食品姿勢保持棒31を挿通するガイド孔38を、頂点33から底面34を経由して貫通させ、しかも軸39の軸方向に沿って設けている。軸39の端部にはハンドミキサー本体の電動機の出力軸と着脱自在に結合する結合部40を設けている。
【0019】
上記構成において、以下その動作を説明する。食品保持部29の上部より大根などの食品を長手方向に挿入し、内部に直立する先端の尖った食品姿勢保持棒31に食品を突き刺し押し下げていくと、階段状の弾性体の食品保持台30の幅と食品下端部の幅とが一致する段で保持され、上記第1の実施例と同様におろしが作れるが、弾性体の食品保持台30は階段状になっているので、おろし金37の回転トルクにより食品が回転することを、上から押さえつけられて弾性体の食品保持台30で保持することで抑制することに加え、食品の下端部が食品保持台30の段に引っかかることで防止することができる。
【0020】
なお、上記各実施例では、食品として大根を用いることを示したが、例えば人参などでもよく、要はおろしを作る必要のある食品に適用できる。また、おろし金部の形状として円盤状、円錐状のものを示したが、これら形状は必要に応じて適宜変更してもかまわない。
【0021】
【発明の効果】
請求項1の発明では、食品保持台の食品姿勢保持棒に大根などの食品を突き刺して直立状態とし、この食品の保持状態でおろし金部の軸のガイド孔に食品姿勢保持棒の先端を挿通しておろし金を食品に押し当てるとともに、ハンドミキサーの電動機によりおろし金を回転させ、おろし金の三角刃で押し当てた食品を削り、おろしを作る構成なので、食品を押し当てる際には、おろし金部の軸のガイド孔が食品姿勢保持棒に沿っておろし金を案内することができ、おろし金を安定して食品に押し当てることができる。よって、安定した質のおろしを作ることができる。
【0022】
請求項2の発明では、食品を載置する面が階段状であるので、食品の下端側が階段で引っかけることができ、おろし金の回転トルクを階段で確実に受け、食品が回転しまうのを確実に防止できる。よって、食品とおろし金との共回りを防止でき、効率的におろしを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す食品保持部の断面構成図
【図2】同食品保持部の平面図
【図3】同食品保持部の一部を切り欠いた外観斜視図
【図4】同実施例のおろし金部をハンドミキサー本体から取り外した状態を示す側面図
【図5】本発明の第2の実施例を示す食品保持部の断面構成図
【図6】同食品保持部の平面図
【図7】同実施例のおろし金部の外観斜視図
【図8】従来の調理器の断面構成図
【符号の説明】
8、29 食品保持部
9 食品通過孔
10、31 食品姿勢保持棒
12、30 食品保持台
13 引き出し(食品収納部)
14、32 おろし金部
17、37 おろし金
18、38 ガイド孔
21、39 軸
24 電動機
25 ハンドミキサー本体
Claims (2)
- 食品保持部に保持した食品をおろし金部でおろすハンドミキサーのアタッチメントであって、前記おろし金部は、前記ハンドミキサーの出力軸に着脱自在に結合される軸と、この軸の結合側と反対側の端部に設けたおろし金とから構成され、前記食品保持部は、鉛直状態で食品の姿勢を保持する食品姿勢保持棒と、この食品姿勢保持棒の両側に配した食品保持台と、前記おろし金部でおろされた食品を下方に落とすため、前記食品保持台と食品姿勢保持棒との間に設けられた食品通過孔と、食品通過孔からの食品を受ける食品収納部とを備え、前記おろし金部の軸にはその軸方向に沿って前記食品姿勢保持棒を挿通するガイド孔を設けたハンドミキサーのアタッチメント。
- 食品保持台を階段状に形成するとともに、前記階段は食品姿勢保持棒から離れるにしたがって上に上っていくように構成した請求項1記載のハンドミキサーのアタッチメント。
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JP17983795A JP3633043B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | ハンドミキサーのアタッチメント |
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JP17983795A JP3633043B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | ハンドミキサーのアタッチメント |
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