JP3632596B2 - 電話システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電話システムに係わり、特にインターネット網を使用した電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
VoIP(Voice over Internet Protocol)のゲートウェイとしての機能を備えた交換機を使用し、インターネット網を利用して通話を行う通話システムが注目されている。このシステムを使用すると、比較的長距離の相手であっても通話料を気にすることなく通話を行うことができるという利点がある。
【0003】
図8は、このような通話システムの基本的な構成を表わしたものである。パーソナルコンピュータ101にマイクロフォン102やスピーカ103を付属させた第1の電話端末1041は、他の同様の構成の電話端末1042(図示せず)〜104Nと共にインターネット網105に接続されている。このような通話システムでは、マイクロフォン102やスピーカ103を用いて音声情報をパケット信号として所望の相手と送受信することで通話を行うことができる。
【0004】
この図8に示した通話システムでは、相手の電話端末をIP(Internet Protocol)アドレスによって特定すれば、たとえば第1の電話端末1041と第Nの電話端末104Nとの間で通話を行うことができる。しかしながら、一般の電話回線網に接続された電話端末との間では通話を行うことができない。
【0005】
図9は図8に示した電話端末の間だけでなく、一般の電話回線網に接続された電話端末とも通話を行うことができる電話システムを示したものである。この図で図8と同一部分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この電話システムでは、インターネット網111に図8に示した電話端末1041〜104Nが接続されている。音声ゲートウェイ112は電話交換網113およびインターネット網と接続されている。電話交換網113には複数台の電話機1141〜114Mが接続されている。
【0006】
図9に示した電話システムで音声ゲートウェイ112は、電話交換網113における場所を示す局番とインターネット網上の場所を示すトランスポートアドレスを有している。このシステムでは、たとえば第1の電話端末1041が第Nの電話端末104Nと通話を行うときは、図8で示したのと同様である。第1の電話端末1041が電話交換網113に接続された第1の電話機1141と通話を行う場合には、第1の電話端末1041は、第1の電話機1141に該当するトランスポートアドレスを使用して呼の設定を行う。インターネット網111と接続された音声ゲートウェイ112は、第1の電話機1141に該当するトランスポートアドレスにより、電話交換網113に接続された第1の電話機1141に対応する局番を決定し、電話交換網113を介して第1の電話機1141に対して呼の設定を行うことになる。
【0007】
特開2000−83065号公報では、図9に示したような電話システムでトランスポートアドレスを決定するためのアドレス解決サーバについて言及しており、このアドレス解決サーバに対するトラヒックの増大を解決する手法を提案している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図8あるいは図9に示したようなインターネットを利用した電話システムでは、音声データをパケット信号として送信するようになっている。したがって、特開2000−83065号公報で問題とした発呼時のトラヒックだけでなく、通話の途中でトラヒックが増大したり、通信経路の一部に障害や輻輳が発生すると、通話品質が劣化して相手の声が聞き取れなくなったり、通話が途切れてしまうという問題が発生する。また、同様の原因でパケット信号の送出に遅延が生じると、応答をスムーズに行うことができないという問題が発生する。
【0009】
もちろん、通信網の整備が急速に行われており、リアルタイム通信も多くの時間帯で良好に行えるようになってきている。しかしながら、障害が発生したときや特別の原因でトラヒックが一時的に増大したような場合に一時的に通話を良好に行うことができない事態が発生する可能性があり、これが多くの利用者をインターネット網を利用した通話に移行させることができない大きな理由となっていた。
【0010】
そこで本発明の目的は、インターネット網を利用した際の一時的な通話の障害を解消することのできる電話システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、(イ)インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段と、(ロ)この通話品質判別手段が予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別したときインターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話品質の切り替えのためのしきい値を設定するしきい値設定モードを選択するしきい値設定モード選択手段と、(ハ)このしきい値設定モード選択手段で選択するしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴させるサンプル視聴手段と、(ニ)このサンプル視聴手段によるサンプル視聴の結果、必要に応じてしきい値を変更するしきい値変更手段と、(ホ)しきい値設定モード選択手段で選択したしきい値あるいはしきい値変更手段によって変更されたしきい値よりもインターネット網を利用した電話の通話品質が劣化したとき他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話路切替手段とを電話システムに具備させる。
【0012】
すなわち請求項1記載の発明では、インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段を設けておき、予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別された場合には公衆交換電話網や専用線等の他の網を利用した通話路へ切り替えることで通話品質を保持するようにして一時的な通話の障害を解消している。本発明では、利用者が許容できる通話品質が異なりうることに鑑みて、通話品質の切り替えのためのしきい値を設定するしきい値設定モードを選択するしきい値設定モード選択手段を設け、また、サンプル視聴手段によってしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴できるようにしている。そしてしきい値変更手段で、サンプル視聴の結果、必要に応じてしきい値を変更できるようにしている。なお、通話路の切り替えは通話が終了するまで行わないようにすることもできるし、話中であっても切り替えるとすることもできる。
【0013】
請求項2記載の発明では、(イ)インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段と、(ロ)この通話品質判別手段が予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別したときインターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えの可否を電話料金を支払う側の利用者に対して問い合わせる問い合わせのためのしきい値を設定するしきい値設定モードを選択するしきい値設定モード選択手段と、(ハ)このしきい値設定モード選択手段で選択するしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴させるサンプル視聴手段と、(ニ)このサンプル視聴手段によるサンプル視聴の結果、必要に応じてしきい値を変更するしきい値変更手段と、(ホ)しきい値設定モード選択手段で選択したしきい値あるいはしきい値変更手段によって変更されたしきい値よりもインターネット網を利用した電話の通話品質が劣化したとき他の網を利用した通話路への切り替えの問い合わせを行う切替可否問い合わせ手段と、(へ)この切替可否問い合わせ手段の問い合わせに対して利用者が切り替えを許可したときインターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話路切替手段とを電話システムに具備させる。
【0014】
すなわち請求項2記載の発明では、インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段を設けておき、予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別された場合には公衆交換電話網や専用線等の他の網を利用した通話路への切り替えの可否を電話料金を支払う側の利用者に対して問い合わせることにして、その了解の下に通話路の切り替えを行うようにしている。利用者によっては少々通話品質が落ちても料金が安い方が良いという場合があるからである。本発明では、利用者が問い合わせを行う通話品質が異なりうることに鑑みて、通話品質の切り替えのためのしきい値を設定するしきい値設定モードを選択するしきい値設定モード選択手段を設け、また、サンプル視聴手段によってしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴できるようにしている。そしてしきい値変更手段で、サンプル視聴の結果、必要に応じてしきい値を変更できるようにしている。なお、通話路の切り替えは通話が終了するまで行わないようにすることもできるし、話中であっても切り替えるようにすることもできる。
【0015】
請求項3記載の発明では、(イ)インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段と、(ロ)この通話品質判別手段が予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別したときインターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを許可するかどうかを予め設定しておく切替許可有無設定手段と、(ハ)通話品質判別手段が予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別したときで切替許可有無設定手段が切り替えを許可しているときインターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話品質の切り替えのためのしきい値を設定するしきい値設定モードを選択するしきい値設定モード選択手段と、(ニ)このしきい値設定モード選択手段で選択するしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴させるサンプル視聴手段と、(ホ)このサンプル視聴手段によるサンプル視聴の結果、必要に応じてしきい値を変更するしきい値変更手段と、(ヘ)しきい値設定モード選択手段で選択したしきい値あるいはしきい値変更手段によって変更されたしきい値よりもインターネット網を利用した電話の通話品質が劣化したとき他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話路切替手段とを電話システムに具備させる。
【0016】
すなわち請求項3記載の発明では、インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段を設けておき、予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別された場合には、公衆交換電話網や専用線等の他の網を利用した通話路への切り替えを事前に許可しているかどうかをチェックして、許可している場合にはその切り替えを自動的に行うようにしている。本発明では、利用者が許容できる通話品質が異なりうることに鑑みて、通話品質の切り替えのためのしきい値を設定するしきい値設定モードを選択するしきい値設定モード選択手段を設け、また、サンプル視聴手段によってしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴できるようにしている。そしてしきい値変更手段で、サンプル視聴の結果、必要に応じてしきい値を変更できるようにしている。この場合にも、通話路の切り替えは通話が終了するまで行わないようにすることもできるし、話中であっても切り替えるようにすることもできる。
【0017】
請求項4記載の発明では、請求項1、請求項2または請求項3いずれかに記載の電話システムで、前記した他の網は電話交換網であることを特徴としている。
【0018】
すなわち請求項4記載の発明では、前記した他の網が電話端末について通常使用される電話交換網であることを一例として示している。
【0021】
請求項5記載の発明では、請求項1、請求項2または請求項3いずれかに記載の電話システムで、通話路切替手段は、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行ったときこれから所定時間経過した後に再びインターネット網を利用した通話路へ復帰させる復帰手段と、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行った単位時間当たりの回数を記憶する回数記憶手段と、この回数記憶手段が記憶した回数が予め定めた回数を越えたときには復帰手段による他の網を利用した通話路からインターネット網を利用した通話路への復帰を禁止する復帰禁止手段とを具備することを特徴としている。
【0022】
この請求項5記載の発明では、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行ったときに再びインターネット網を利用した通話路に切り替える場合を取り扱っている。インターネット網が一時的な負荷の増大等によってその通話品質を低下させたような場合には、所定時間経過した後に再びインターネット網を利用した通話路へ復帰させることで通話品質を回復できる場合が多い。しかしながら、通話品質が何らかの事情によって長期間低下するような場合もある。このような場合にはインターネット網を利用した通話路への回復を行っても他の網を利用した通話路への切り替えが直ぐに行われることになり、結果的に単位時間当たりの切り替えが多発することになって利用者に品質の悪い状態での通話を行わせることになる。そこで、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行った単位時間当たりの回数を回数記憶手段に記憶するようにして、記憶した回数が予め定めた回数を越えたときには復帰手段によるインターネット網を利用した通話路への復帰を禁止するようにしている。
【0023】
請求項6記載の発明では、請求項1、請求項2または請求項3いずれかに記載の電話システムで、通話路切替手段は、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行ったときインターネット網を利用した通話路の通話状態を保持するインターネット網通話状態保持手段と、このインターネット網通話状態保持手段によって通話状態を保持したインターネット網の通話品質を判別する非通話時通話品質判別手段と、この非通話時通話品質判別手段によって通話品質が回復したと判別されたとき通話路を前記した他の網を利用した通話路からインターネット網を利用した通話路に再度切り替える再切替手段とを具備することを特徴としている。
【0024】
すなわち請求項6記載の発明では、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行ったときにもインターネット網を利用した通話路の通話状態を保持しておき、インターネット網の通話品質が回復したと判別されたときには通話路を前記した他の網を利用した通話路からインターネット網を利用した通話路に再度切り替えるようにしている。これにより、新たな呼の接続の時間を要することなく、インターネット網への通話の切り替えを簡単に行うことができる。したがって、通話中に切り替えを行っても通話が中断することがない。
【0025】
【発明の実施の形態】
【0026】
【実施例】
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0027】
図1は本発明の一実施例における電話システムの構成の概要を表わしたものである。このシステムは、インターネット網201とPSTN(Public Switched Telephone Network:公衆交換電話網)202の2種類のネットワークを使用するようになっている。本実施例で発呼者側の第1の電話機2031と被呼者側の第2の電話機2032は、それぞれ対応する第1の交換機2041あるいは第2の交換機2042に接続されている。第1の交換機2041は、PSTN202に接続されると共に、第1のトラッキングゲートウェイ2051を介してインターネット網201と接続されている。第2の交換機2042は、同様にPSTN202に接続されると共に、第2のトラッキングゲートウェイ2052を介してインターネット網201と接続されている。インターネット網201にはゲートキーパ206が接続されている。ゲートキーパ206は、インターネット網201上のアドレスとPSTN202における電話番号との対応付けを行うようになっている。なお、各電話機2031、2032は、既存の固定式電話端末を使用している。
【0028】
図2は、このような電話システムにおける第1のトラッキングゲートウェイの構成を表わしたものである。第2のトラッキングゲートウェイ2052は、第1のトラッキングゲートウェイ2051とその構成が同一となっているので、第1のトラッキングゲートウェイ2051のみについて説明を行う。
【0029】
第1のトラッキングゲートウェイ2051は、図1に示した第1の交換機2041と接続されたパケッタイジング処理部211を備えている。パケッタイジング処理部211は、第1の交換機2041から送られてきた音声データを符号化してパケッタイジングする処理と、その逆の変換を行って第1の交換機2041に音声データを送信する処理を行うようになっている。パケッタイジング処理部211でパケッタイジングした音声データは、RTP/RTCPパケット処理部212に送られる。
【0030】
RTP/RTCPパケット処理部212は、この音声データにRTP(Realtime Transport Protocol)ヘッダを付加してRTPパケットを生成し、これを図1に示したインターネット網201に送信する処理と、インターネット網201から受信したデータパケットについてこの逆の変換を行ってパケッタイジング処理部211に送信する処理を行う。また、RTPを構成するプロトコルの1つとしてのRTCP(Realtime Control Protocol)の終端機能を有している。ここでRTPとは、ストリーム型データの伝送を目的としたプロトコルであり、端末に実装して使用する。TCPと同じトランスポート層のプロトコルであるが、再送制御は行わないようになっている。また、RTPフレームのヘッダには、マルチメディア・データの符号化方式の識別に使うペイロード・タイプ識別子や、タイムスタンプ信号が埋め込まれている。このため、画像や音声などをリアルタイムで送受信する場合に適している。RTPはRTCPとセットで利用されることが多い。RTCPは、回線上の帯域幅の変化や伝送遅延などを上位アプリケーションに通知する機能を持っている。
【0031】
このRTP/RTCPパケット処理部212はパケット受信監視部213と接続されている。パケット受信監視部213は、RTPパケットの受信状態を監視するもので、これにはRTPパケットのシーケンス番号やタイムスタンプ等の情報が使用される。このパケット受信監視部213には通話品質統計情報蓄積部214が接続されている。通話品質統計情報蓄積部214は、呼ごとに収集したRTPパケットの受信状態を表わすためのロスパケット数やパケット到着の遅延時間といった通話品質に影響するデータを通話品質の統計情報として蓄積するようになっている。フォールバック指示部215はこの通話品質統計情報蓄積部214と接続されており、通話品質の統計情報が予め設定した所定のしきい値を越えた場合、次回以降の接続についてインターネット網201による通話からPSTN202に切り換えるためのフォールバック指示信号216を送出するようになっている。
【0032】
図3は、以上説明した第1のトラッキングゲートウェイのハードウェアの構成の一例を示したものである。第1のトラッキングゲートウェイ2051は、各種制御の中枢となるCPU(中央処理装置)231を搭載している。CPU231はバス232を介してROM(リード・オンリ・メモリ)233、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)234、パケッタイジング処理部211、RTP/RTCPパケット処理部212およびフォールバック指示部215と接続されている。
【0033】
ここでROM233はこの第1のトラッキングゲートウェイ2051の制御を行うためのプログラムを格納しており、RAM234はこの制御のために必要なデータを一時的に格納するようになっている。ROM233に格納されたプログラムを実行することで、この第1のトラッキングゲートウェイ2051の全体的な制御が行われるだけでなく、図2に示したパケット受信監視部213および通話品質統計情報蓄積部214が機能的に実現するようになっている。
【0034】
図4は、本実施例の電話システムにおける第1のトラッキングゲートウェイの制御の概要を表わしたものである。図2に示したパケット受信監視部213はパケットを受信するたびにRTPパケットの受信情報の収集を行い(ステップS301)、通話品質統計情報蓄積部214に最近の時間t1における通話品質の統計情報を蓄積し、たとえばロスパケット数やパケット到着の遅延時間といった通話に障害となる事由が発生した場合にこれらを評価する統計情報値を逐次算出する(ステップS302)。この統計情報値はその許容値としての所定のしきい値と比較される(ステップS303)。そして、統計情報値がしきい値を越えるような場合には(Y)、インターネット網201を使用して通話を行うのが適切でないと判別し、フォールバック指示部215にフォールバック指示信号216を送出させる(ステップS304)。
【0035】
これに対して統計情報値がしきい値を越えていない場合には(ステップS303:N)、継続してパケット受信情報の収集を行い、最近の時間t1における通話品質の統計情報を更新することになる(ステップS302)。この場合には、新たに統計情報値がしきい値を越える事態が発生するまでフォールバック指示信号216が出力されることはない。
【0036】
図5は第1の交換機がフォールバック指示信号を受信した際の処理の概要を表わしたものである。第1の交換機2041はフォールバック指示信号216の受信を待機しており(ステップS321)、第1のトラッキングゲートウェイ2051からフォールバック指示信号216を受信すると(Y)、その受信時刻を図示しない作業用メモリに格納する(ステップS322)。そして、統計情報値がしきい値を越える事態が発生しているので、新たな呼の接続をインターネット網201からPSTN202に切り替える(ステップS323)。現在接続中の呼についてはこのような切替処理は行わない。
【0037】
以上のようにしてインターネット網201からPSTN202に切り替えた後、第1の交換機2041はその切り替えが行われた時刻から時間t2が経過するのを待機する(ステップS324)。この時間t2は、インターネット網201の品質が回復するのに必要な時間を統計的に算出して得られた任意の値である。この時間t2が経過するまでの呼の接続はPSTN202を使用して行われる。時間t2が経過したら(ステップS324:Y)、第1の交換機2041はフォールバック指示信号216の受信が今回の受信を含めて1時間以内にN回(Nは2以上の任意の整数)行われたかどうかをチェックする(ステップS325)。そして、N回以上行われているときには(Y)、インターネット網201の品質の回復に長時間を要すると判別してそのままPSTN202に接続した状態に保持して処理を終了させる(エンド)。すなわち、この場合には第1の交換機2041あるいはこの電話システムの保守者がマニュアルでPSTN202からインターネット網201への切り替えを行わない限り、これ以後の呼の接続はすべてPSTN202を使用して行われることになる。
【0038】
一方、ステップS325で過去1時間に今回の受信を含めてN回未満のフォールバック指示信号216の受信が行われていることが判別された場合には(N)、インターネット網201の品質が通常の状態に復旧している可能性が高い。そこでこの場合には、新たな呼の接続から再びPSTN202からインターネット網201への切り替えを行う(ステップS326)。すなわち、自動的にインターネット網201への切り替えが行われる。
【0039】
本発明の第1の変形例
【0040】
以上説明した実施例では音声データをパケット信号として送信する場合について説明したが、たとえばテレビ電話のように画像データを送受信する電話システムに本発明を適用してもよいことは当然である。ただし、インターネットによる電話システムの利用者の多くはその料金に魅力を感じている場合が多い。そこで、リアルタイムなデータの送受信が前提となるこの種の電話システムでも、回線の品質を保持するためにインターネット網201からPSTN202あるいは他の品質の高い回線に切り替える際には、通話料金との関係でその切り替えを利用者に納得させる配慮も必要とされる場合が多い。
【0041】
特に画像データの通信を伴う電話システムでデータ量に応じた課金がPSTN202あるいは他の品質の高い回線で行われるような場合には、利用者に回線の切り替えの際に了承を得る必要がある。
【0042】
図6は図4に示した第1のトラッキングゲートウェイの制御の変形例としての第1の変形例を示したものである。この第1の変形例で図4と同一部分には同一のステップ番号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この変形例では、ステップS303で統計情報値が許容値としての所定のしきい値を越えた場合(Y)、その第1の電話機2031の図示しないディスプレイに、次回の接続はPSTN202を使用してよいかどうかの問い合わせを表示させる(ステップS401)。これに対して第1の電話機2031側でこれを肯定する(OK)応答があれば(ステップS402:Y)、フォールバック指示部215にフォールバック指示信号216が送出されることになる(ステップS304)。
【0043】
この問い合わせ表示に対して利用者からPSTN202を使用してはならない(NO)旨の応答があれば(ステップS403:Y)、フォールバック指示信号216を送出することなく処理が終了する(リターン)。なお、統計情報値が許容値としての所定のしきい値を越えるたびにこれらの応答を行うのが煩雑な場合がある。このような場合にはステップS401の問い合わせ表示時に同様の問い合わせ表示を以後も行ってよいかどうかを併せて表示し、問い合わせを行う必要がない旨の応答があった場合には、そのときの回線の切り替えの可否の意思を固定させるような制御を行うようにすればよい。
【0044】
第2の変形例
【0045】
図7は本発明の第2の変形例として各種のしきい値の中から所望のしきい値を選択できる電話システムについて電話端末側の制御の様子を表わしたものである。この第2の変形例で利用者は、図示しない操作によってたとえば第1の電話機2031をしきい値の設定モードに設定する(ステップS421:Y)。この状態で第1の電話機2031のディスプレイにはしきい値を設定するための情報が表示される(ステップS422)。たとえばしきい値として値A、B、Cの3種類があるとか、それぞれのしきい値ではどのような音あるいは画像を保証するといったサンプルを視聴できるようになっていてもよい。利用者はそれぞれのしきい値の内容を了解して、あるいは現状のしきい値を基にして新たなしきい値を設定する(ステップS423:Y)。するとその新たなしきい値が電話機2031の所定の記憶領域に上書きされて内容が更新され(ステップS424)、更新後のしきい値が第1の交換機2041側に送出される(ステップS425)。第1の電話機2031側で現在のしきい値の値を更新するのは、しきい値を上下する際に現在の値が比較のために必要とされるからであり、このような必要がなければ利用者の選択したしきい値を単に第1の交換機2041側に送出する制御を行うだけでもよい。
【0046】
なお、利用者がステップS421でしきい値の設定モード以外のモードを選択した場合には(N)、第1の交換機2041側あるいは第1のトラッキングゲートウェイ2051側でその選択されたモードについての処理が実行されることになる(ステップS426)。
【0047】
以上説明した実施例では通常の電話端末がインターネット網105を利用して電話を掛ける場合を説明したが、携帯型電話機あるいは無線による情報端末が同様にインターネット網105を利用する場合についても本発明を適用することができることは当然である。
【0048】
更に実施例ではインターネット網201からPSTN202への切り替えおよびその逆の切り替えは新たな呼の接続から行われることにしたが、これに限るものではない。通話の途中であっても自動的に、あるいは話者の承認の下にこれらの切り替えを行うことは可能である。この場合、再度新たな呼の接続を行うとすると短時間通話ができない期間が存在する可能性がある。この期間は例えば「通話をPSTNからインターネット網に切り替えています。」というような表示あるいは音声ガイダンスを流すようにすればよい。
【0049】
更に電話システムによってはインターネット網201による回線品質が低下しPSTN202に切り替えた後もインターネット網201を形式的に接続しておき、この期間もダミーのデータを送って回線の品質をチェックすることが可能である。この場合には、インターネット網201による回線品質が回復した時点でインターネット網201側に切り替えて通話を再開すればよい。これにより新たな呼の接続が不要になるので、通話路を切り替える際に通話が一時的に不能になるという問題を解消することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1〜請求項6記載の発明によれば、インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段を設けておき、予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別された場合には公衆交換電話網や専用線等の他の網を利用した通話路へ切り替えることにしたので、インターネット網を利用した場合にも通話品質を保持することができる。したがって、他の網を専用に使用して通話を行う場合と比べて安価に通話を行うことができる。しかもサンプル視聴手段によってしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴することができ、利用者はそれぞれのしきい値の内容を了解して、あるいは現状のしきい値を基にして新たなしきい値を設定することができる。
【0051】
また請求項2記載の発明によれば、インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段を設けておき、予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別された場合には公衆交換電話網や専用線等の他の網を利用した通話路への切り替えの可否を電話料金を支払う側の利用者に対して問い合わせることにしたので、利用者は通話料金を優先するか通話品質を優先するかをその通話内容等に応じて選択することができる。
【0052】
更に請求項3記載の発明によれば、インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段を設けておき、予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別された場合には、公衆交換電話網や専用線等の他の網を利用した通話路への切り替えを事前に許可しているかどうかをチェックして、許可している場合にはその切り替えを自動的に行うようにしたので、利用者に応じた切り替えが行われるだけでなく、切り替えが自動化するので切り替え操作の煩雑さを解消することができる。
【0054】
更に請求項5記載の発明によれば、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行った単位時間当たりの回数を回数記憶手段に記憶するようにして、記憶した回数が予め定めた回数を越えたときには復帰手段によるインターネット網を利用した通話路への復帰を禁止するようにしたので、インターネット網の通話品質が長期的に低下したような場合に無駄な切替操作を継続的に行う弊害を除去することができる。
【0055】
また請求項6記載の発明によれば、通話路をインターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行ったときにもインターネット網を利用した通話路の通話状態を保持しておき、インターネット網の通話品質が回復したと判別されたときには通話路を前記した他の網を利用した通話路からインターネット網を利用した通話路に再度切り替えるようにしたので、新たな呼の接続の時間を要することなく、インターネット網への通話の切り替えを簡単に行うことができる。したがって、通話中に切り替えを行っても通話が中断することがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電話システムの構成の概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】本実施例における第1のトラッキングゲートウェイの構成を表わしたブロック図である。
【図3】本実施例における第1のトラッキングゲートウェイのブロック図である。
【図4】本実施例の電話システムにおける第1のトラッキングゲートウェイの制御の概要を表わした流れ図である。
【図5】本実施例で第1の交換機がフォールバック指示信号を受信した際の処理の概要を表わした流れ図である。
【図6】図4に示した第1のトラッキングゲートウェイの制御の変形例としての第1の変形例を示した流れ図である。
【図7】本発明の第2の変形例として各種のしきい値の中から所望のしきい値を選択できる電話システムについて電話端末側の制御の様子を表わした流れ図である。
【図8】インターネット網を利用した従来の電話システムの基本的な構成を表わした概略構成図である。
【図9】インターネット網に接続された電話端末の間だけでなく一般の電話回線網に接続された電話端末とも通話を行うことができる従来提案された電話システムの概略構成図である。
【符号の説明】
201 インターネット網
202 PSTN
203 電話機
204 交換機
205 トラッキングゲートウェイ
211 パケッタイジング処理部
212 RTP/RTCPパケット処理部
213 パケット受信監視部
214 通話品質統計情報蓄積部
215 フォールバック指示部
216 フォールバック指示信号
231 CPU
233 ROM
Claims (6)
- インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段と、
この通話品質判別手段が予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別したときインターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話品質の切り替えのためのしきい値を設定するしきい値設定モードを選択するしきい値設定モード選択手段と、
このしきい値設定モード選択手段で選択するしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴させるサンプル視聴手段と、
このサンプル視聴手段によるサンプル視聴の結果、必要に応じてしきい値を変更するしきい値変更手段と、
前記しきい値設定モード選択手段で選択したしきい値あるいはしきい値変更手段によって変更されたしきい値よりもインターネット網を利用した電話の通話品質が劣化したとき前記他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話路切替手段
とを具備することを特徴とする電話システム。 - インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段と、
この通話品質判別手段が予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別したときインターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えの可否を電話料金を支払う側の利用者に対して問い合わせる問い合わせのためのしきい値を設定するしきい値設定モードを選択するしきい値設定モード選択手段と、
このしきい値設定モード選択手段で選択するしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴させるサンプル視聴手段と、
このサンプル視聴手段によるサンプル視聴の結果、必要に応じてしきい値を変更するしきい値変更手段と、
前記しきい値設定モード選択手段で選択したしきい値あるいはしきい値変更手段によって変更されたしきい値よりもインターネット網を利用した電話の通話品質が劣化したとき前記他の網を利用した通話路への切り替えの問い合わせを行う切替可否問い合わせ手段と、
この切替可否問い合わせ手段の問い合わせに対して前記利用者が切り替えを許可したとき前記インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話路切替手段
とを具備することを特徴とする電話システム。 - インターネット網を利用した電話の通話品質を判別する通話品質判別手段と、
この通話品質判別手段が予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別したときインターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを許可するかどうかを予め設定しておく切替許可有無設定手段と、
前記通話品質判別手段が予め設定した値よりも通話品質が劣化していると判別したときで切替許可有無設定手段が切り替えを許可しているとき前記インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話品質の切り替えのためのしきい値を設定するしきい値設定モードを選択するしきい値設定モード選択手段と、
このしきい値設定モード選択手段で選択するしきい値に対する通話品質のサンプルを視聴させるサンプル視聴手段と、
このサンプル視聴手段によるサンプル視聴の結果、必要に応じてしきい値を変更するしきい値変更手段と、
前記しきい値設定モード選択手段で選択したしきい値あるいはしきい値変更手段によって変更されたしきい値よりもインターネット網を利用した電話の通話品質が劣化したとき前記他の網を利用した通話路への切り替えを行う通話路切替手段
とを具備することを特徴とする電話システム。 - 前記他の網は電話交換網であることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3いずれかに記載の電話システム。
- 前記通話路切替手段は、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行ったときこれから所定時間経過した後に再びインターネット網を利用した通話路へ復帰させる復帰手段と、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行った単位時間当たりの回数を記憶する回数記憶手段と、この回数記憶手段が記憶した回数が予め定めた回数を越えたときには復帰手段による他の網を利用した通話路からインターネット網を利用した通話路への復帰を禁止する復帰禁止手段とを具備することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3いずれかに記載の電話システム。
- 前記通話路切替手段は、インターネット網を利用した通話路から他の網を利用した通話路への切り替えを行ったときインターネット網を利用した通話路の通話状態を保持するインターネット網通話状態保持手段と、このインターネット網通話状態保持手段によって通話状態を保持したインターネット網の通話品質を判別する非通話時通話品質判別手段と、この非通話時通話品質判別手段によって通話品質が回復したと判別されたとき通話路を前記他の網を利用した通話路からインターネット網を利用した通話路に再度切り替える再切替手段とを具備することを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3いずれかに記載の電話システム。
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