JP3632520B2 - 蛍光発光管 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、外囲器の内部において陰極から放出した電子を陽極の蛍光体に射突させて発光を行う蛍光発光管に係り、特にゲッター物質を蒸発させて外囲器の内面にゲッター膜を形成した蛍光発光管に関する。
【0002】
【従来の技術】
図18は、蛍光発光管の原理を応用した従来の蛍光プリントヘッド(VFPH)の一部を破断して示した斜視図である。透光性を有するガラス等からなる陽極基板1の上面には、下面が開放されたガラス製で箱型の容器部2が封着されており、平たく細長い箱型の外囲器3が構成されている。外囲器3の内部は高真空雰囲気に排気・保持されている。この外囲器3内において、陽極基板1の上面には、蛍光体を有するドット状の陽極4が外囲器3の長手方向に沿って千鳥状のパターンで配設されている。各陽極4に導通する配線導体5は陽極基板1上に形成され、外囲器3の封着部分を気密に貫通して外囲器3の外側の陽極基板1上に引き出されて列設されている。外囲器3内において、配線導体5の間の陽極基板1上には、陽極4の千鳥状の配列パターンを囲んで平面制御電極6が形成されている。外囲器3内において、陽極4の上方にはフィラメント状の陰極7が張設されている。陰極7の両端はばね性を有する陰極金具としての張設金具8に固定されており、張設金具8は外囲器3の外に気密に導出される陰極金具としての陰極リード9に固定されている。この陰極リード9には支持体を介してBaゲッター10が設置されている。この蛍光プリントヘッドの製造工程の最後において、外囲器3の外側から高周波によってBaゲッター10を加熱蒸発させ、陽極基板1に対面する容器部2の下面にBaのゲッターミラー(ゲッター膜)が形成される。蛍光プリントヘッドを使用するにつれて蛍光体等から種々のガスが放出されるが、このゲッターミラーが外囲器3内のガスを吸着するので、外囲器3内の真空度の低下は可及的に防止される。
【0003】
この蛍光プリントヘッドで記録媒体に記録を行う場合には、蛍光プリントヘッドの陽極4の千鳥状の列方向を主走査方向とし、これに直交する方向を副走査方向とし、蛍光プリントヘッドと記録媒体を副走査方向に相対移動させながら、これに同期した適当なタイミングで各陽極4を発光駆動させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の蛍光プリントヘッドによれば、発光ドットである各陽極4の光量が均一にならなかった。図19は、前記蛍光プリントヘッドの千鳥状に並んだ多数の陽極4の光量を端から順に示したグラフである。これから分かるように、従来の蛍光プリントヘッドによれば、両端の陽極4の光量が中央部よりも低く、光プリンタ用の蛍光プリントヘッドとして大きな問題となっていた。
【0005】
光プリンタ用の蛍光プリントヘッドは、各陽極4の光量が均一でなければならない。このため、従来の蛍光プリントヘッドにおいては、すべての陽極4の光量を最も低い両端の陽極4の光量に合わせる光量補正を行わなければならなかった。そしてこの補正方法では、陽極4の光量は均一にはなるが光量が低くなるという問題があった。また、もともと光量のばらつきが大きいと、階調数の制限を受ける問題があった。これらの問題から従来の蛍光プリントヘッドは歩留りが悪く、無補正化ができず、また蛍光プリントヘッドの小型化がしにくいという問題があった。
【0006】
なお、従来の蛍光プリントヘッドにおいて、両端の陽極4の光量が中央部よりも低くなる理由について、従来は次のように考えられていた。第1は、Baゲッター10は陽極列の端部に設けられているが、このBaゲッター10を高周波加熱して蒸発させてゲッターミラーを形成する時、飛散したBaの一部が列の端部の陽極4の蛍光体に付着し、これによって両端の陽極4の光量が中央部よりも低くなるとの考えである。第2は、長いフィラメント状の陰極7は張設金具8で張られているが、両端の張設金具8に接続された部分は張設金具8に熱を奪われて温度が低下し、電子放出量が低下する。このため、両端の陽極4の光量が中央部よりも低くなるとの考えである。
【0007】
本発明は、端部光量が落ち込まない光量分布が得られるため、補正後光量が高く、ばらつきの小さい光量分布が得られ、その結果、歩留りが改善され、小型化や無補正化が実現できる蛍光プリントヘッドを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された蛍光発光管は、陽極基板(1)を有する気密性の外囲器(3)と、前記外囲器内に設けられた陰極(7)と、前記外囲器内の前記陽極基板の上面に設けられて前記陰極から放出された電子が射突して発光する蛍光体を備えた陽極(4)と、前記外囲器内に設けられたゲッター物質が蒸発して前記陽極基板に対面する前記外囲器の内面に付着してなるゲッター膜(20)と、前記ゲッター膜から放出された物質が前記蛍光体に移動するのを防止する遮蔽部材(50)とを有する蛍光発光管において、
前記遮蔽板は前記外囲器の断面形状に近い板状であり、前記外囲器の内面側の上縁辺と反対側に前記陰極が接触せずに通過しうる切り欠き部(53)が形成されており、
前記陰極から放出された電子の一部が前記遮蔽板に射突し、前記遮蔽板が一時吸着したCH 4 やC 2 H 8 等のハイドロカーボン系物質が電子の射突を受けて前記遮蔽板にCとなって固定されるように構成されたことを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明者等は、従来の蛍光プリントヘッドにおいて両端の陽極の光量が中央部よりも低くなる理由に関して、研究の結果、次のような新たな知見を得た。表1は、従来の蛍光プリントヘッドにおいて、列中央部の陽極の蛍光体と列端部の陽極の蛍光体をAES分析した結果を示している。数値は各元素の原子量%を示している。従来は、端部陽極の輝度低下の原因はBaと考えられていたが、この分析結果によると中央部と端部ではBaの量に有意の差はないことが分かった。そして、端部の蛍光体は中央部の蛍光体よりもCの比率が高いことが分かった。
【0016】
【表1】
【0017】
本発明者等は、従来の蛍光プリントヘッドにおいて両端の陽極の光量が中央部よりも低くなる理由は、このCが蛍光体の発光特性を劣化させていることにあると考えた。端部の蛍光体のC比率が高くなるメカニズムは次のようなものと考えられる。まず、外囲器内のCO等のガスがBaのゲッターミラー(ゲッター膜)に吸着されてBaCが生成される。このBaCと外囲器3内のH2 Oが反応して、BaOと、CH4 やC2 H8 等のようなハイドロカーボンがゲッターミラーに生成される。ゲッターミラーはCH4 の吸着能力が非常に低い。そのため、ゲッターミラーを原点とし、ゲッターミラーから陽極に向かう陽極基板に垂直な線を基線として放出方向の角度θを考えた場合、ゲッターミラーから放出されるCH4 は真下が一番多く、角度θが大きくなるにつれてcosθに比例して減少する。従って、ゲッターミラーに最も近い端部の陽極の蛍光体が特に汚染される。CH4 は弾性散乱せず、一度蛍光体に吸着する。吸着されている間にCH4 が電子線によってCとH2 に分解される。H2 はゲッターミラーに吸着され、Cは蛍光体に残る。このようにして、列の端部の陽極の蛍光体にCが多く含有されるようになると考えられる。
【0018】
以上の知見に基づき、本発明者等は、このような端部陽極の蛍光体にCが付着するのを防止するために、ゲッターミラーから放出されるCH4 が陽極につかないように、ゲッターミラーと陽極の間に遮蔽部材を設け、放出されたCH4 が陽極に到達しにくいようにした。
【0019】
図1〜3を参照して第1の例を説明する。この蛍光プリントヘッドの構造の内、本例の主要部分である遮蔽部材を中心に説明し、従来と同一の部分に関しては図18と同一の符号を付して説明を省略する。
【0020】
本例の蛍光プリントヘッドの構造の特徴は、Baのゲッターミラー20(ゲッター膜20)ないしその周辺部で生成されたCH4 が陽極4に飛散しないように、ゲッターミラー20と陽極4の間に遮蔽部材としての遮蔽板30を設けたことにある。図示のように、この遮蔽板30は細長い棒板状であり、基部31が陰極リード9の上面に固定され、本体部32がゲッター10の上面よりも高い位置でゲッターミラー20からのCH4 の飛散範囲を遮っている。
【0021】
即ち、ゲッターミラー20本来の機能を確保するため、遮蔽板はCH4 の影響を受けやすい端部の陽極4のみを遮蔽する程度の寸法形状とし、遮蔽板30と外囲器3の内面との間には隙間ができるようにした。
【0022】
さらに、本例の遮蔽板30は陰極リード9と一体なので、遮蔽板30が陰極7に接触してもショートしない。また陰極リード9は陽極4から離れているので、遮蔽板30と陰極7が接触して陰極7が損傷しても光量分布には影響がない。
なお、遮蔽板30は蛍光体よりもハイドロカーボン系物質の吸着性がよい材質、例えばSUS304、SUS430等のステンレス、426合金などのニッケル−クロム合金、36合金などのニッケル合金からなる。
【0023】
図4は、本例の蛍光プリントヘッドにおける陽極4の光量分布を示すグラフである。このデータが示す通り、多数のドット状の陽極4の光量分布は補正前から均一であり、中央部も両端部もほぼ同一の光量になっている。
本例によれば、陰極7から放出された電子の一部が遮蔽板30に射突し、遮蔽板30が一時吸着したCH4 やC2 H8 等が電子の射突を受けて遮蔽板30にCとなって固定されるという効果がある。また、遮蔽板30は陰極リード9と一体なので、スペース的にも有利である。
【0024】
図5を参照して第2の例を説明する。この蛍光プリントヘッドの構造の内、本例の主要部分である遮蔽部材を中心に説明し、第1の例と実質的に同一の部分に関しては説明を省略する。本例の遮蔽板40は、陰極リード9とは電気的に絶縁された取り付けリード41に固定されている。ゲッター10も取り付けリード41に固定されている。ゲッター10は遮蔽板40の外側にある。また本例の取り付けリード41は陰極リード9の外側にある。本例によれば、第1の例で説明した遮蔽板30よりも小さな寸法形状の遮蔽板40で陽極4をカバーできるという効果がある。
また、第1の例では、陰極7を張設金具8に固定した後、陰極リード9に遮蔽板30を溶接などにより取り付ける必要があるが、本例ではあらかじめ取り付けリード41に溶接などにより(一体ものでもよい)取り付けておいた遮蔽板40を適時組み込むことが可能となり、製造し易いという効果がある。
【0025】
図6を参照して第3の例を説明する。この蛍光プリントヘッドの構造の内、本例の主要部分である遮蔽部材を中心に説明し、前記各例と実質的に同一の部分に関しては説明を省略する。本例では、遮蔽板40が固定された取り付けリード41が陰極リード9の内側にあり、ゲッター10は外側の陰極リード9にあるので、第1の例と同様に、電子の射突を受けやすく、第2の例で説明したCの固定がより効率的に行われるという効果がある。
また、第1の例では、陰極7を張設金具8に固定した後、陰極リード9に遮蔽板30を溶接などにより取り付ける必要があるが、本例では陰極7を張設金具8に固定した後、あらかじめ取り付けリード41に溶接などにより取り付けておいた遮蔽板40を、後から別体として挿入すればよく、第1の例で説明した遮蔽板よりも、容易に取り付け可能となり、製造し易いという効果がある。
【0026】
図7〜図9を参照して第4の例を説明する。この蛍光プリントヘッドの構造の内、本例の主要部分である遮蔽部材を中心に説明し、前記各例と実質的に同一の部分に関しては説明を省略する。本例では、Baのゲッターミラー20ないしその周辺部で生成されたCH4 が陽極4に飛散しないように、ゲッターミラー20と陽極4の間に設ける遮蔽板50をなるべく大きくしたことを特徴とする。即ち、図示のように、この遮蔽板50は外囲器3の断面形状に近い板状であり、基部51が陰極リード9の上面に固定され、本体部52の上縁辺が外囲器3の内面に接しており、陰極7が接触せずに通過しうる切り欠き部53が形成されている。これによって、ゲッターミラー20からCH4 が陽極4に飛散するのを確実に防止しているが、外囲器3ないを完全に区画している訳ではないので、ゲッター10の本来の機能に支障はない。
【0027】
一部の内部機構を省略して示した図10及び図11を参照して第5の例を説明する。この蛍光プリントヘッドの構造の内、本例の主要部分である遮蔽部材を中心に説明し、前記各例と実質的に同一の部分に関しては説明を省略する。本例は、ゲッター10が蛍光プリントヘッドの長手方向の略中央部に設けられた例である。ゲッター10は陽極基板1と容器部2の封着部に固定されて外囲器3内で陽極基板1に対して傾斜した姿勢になっており、容器部2の側面内面にゲッターミラー20を形成する。ゲッター10には略半円板状の遮蔽板60が固定されている。遮蔽板60の上縁は容器部2の上面内面に微小間隔をおいて接している。本例によっても前記各例と略同一の効果が得られる。
【0028】
図12及び図13を参照して第6の例を説明する。この蛍光プリントヘッドの構造の内、本例の主要部分である遮蔽部材を中心に説明し、前記各例と実質的に同一の部分に関しては説明を省略する。本例の遮蔽板70は、第1の例の遮蔽板30にコンタクトリード71を一体に設けたものである。容器部2の上面の内面には、ネサ膜と呼ばれる透明導電膜72が設けられており、電子のチャージを防止している。通常は、この透明導電膜72に接触・導通する導電リードを別に設けるのであるが、本例では遮蔽板70のコンタクトリード71がこの透明導電膜72に接触しており、部品点数を減少できる。
【0029】
図14〜図16を参照して第7の例を説明する。この蛍光プリントヘッドの構造の内、本例の主要部分である遮蔽部材を中心に説明し、前記各例と同一の部分に関しては説明を省略する。本例の遮蔽板80は、両端と下面が開放された断面略コ字形の略箱型である。陽極4の列の両端部(例えば100ドット、距離にして約15mm程度)を上方からこの遮蔽板80で覆い、CH4 が端部の陽極4の蛍光体に飛散・付着しないようにする。また、容器部2の上面の内面と、遮蔽板80の間隔を十分にとり、ゲッター10本来の機能を確保している。
【0030】
図17を参照して第8の例を説明する。この蛍光プリントヘッドの構造の内、本例の主要部分である遮蔽部材を中心に説明し、前記各例と実質的に同一の部分に関しては説明を省略する。第7の例の遮蔽板80は断面略コ字形の略箱型であったが、本例の遮蔽板80は断面円弧状(かまぼこ形)となっている。本例によっても前記例と略同一の効果が得られる。
【0031】
以上説明した各例では、蛍光体にCを生成させて輝度を劣化させる物質としてCH4 を例示したが、その他のハイドロカーボンC2 H8 等も同様の機構で蛍光体にCを生成させる。そして、本例のいずれの例でも、その他のハイドロカーボンの蛍光体への飛散・付着を防止することができる。
又、以上説明した各例では、陰極としてフィラメント状の熱陰極を例示したが,電子を放出する能力を有する電子源であればよい。例えば、平面状の熱陰極でもよく、また、電界放出型、MIM型、PN型や表面伝導型などの冷陰極にも適用可能である。
【0032】
【発明の効果】
本発明の蛍光発光管によれば、ゲッター膜から放出されたハイドロカーボン系物質が蛍光体に移動するのを防止する遮蔽部材を有しているので、多数のドット状の陽極4の端部光量が落ち込まない光量分布が得られるため、補正後光量が高く、ばらつきの小さい光量分布が得られ、その結果、歩留りが改善され、小型化や無補正化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の例の一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】本発明の第1の例の陰極7に直交する断面で切断した断面図である。
【図3】本発明の第1の例の陰極7に平行な断面で切断した断面図である。
【図4】本発明の第1の例における陽極4の光量分布を示す図である。
【図5】本発明の第2の例の一部を切り欠いた斜視図である。
【図6】本発明の第3の例の一部を切り欠いた斜視図である。
【図7】本発明の第4の例の一部を切り欠いた斜視図である。
【図8】本発明の第4の例の陰極7に直交する断面で切断した断面図である。
【図9】本発明の第4の例の陰極7に平行な断面で切断した断面図である。
【図10】本発明の第5の例の平面図である。
【図11】図10のA−A切断線における断面図である。
【図12】本発明の第6の例の一部を切り欠いた斜視図である。
【図13】本発明の第6の例の陰極7に直交する断面で切断した断面図である。
【図14】本発明の第7の例の一部を切り欠いた斜視図である。
【図15】本発明の第7の例の陰極7に直交する断面で切断した断面図である。
【図16】本発明の第7の例の陰極7に平行な断面で切断した断面図である。
【図17】本発明の第8の例の陰極7に直交する断面で切断した断面図である。
【図18】従来の蛍光プリントヘッドの一部を切り欠いた斜視図である。
【図19】従来の蛍光プリントヘッドにおける陽極4の光量分布を示す図である。
【符号の説明】
3…外囲器、4…陽極、7…陰極、
8…陰極金具としての張設金具、9…陰極金具としての陰極リード、
20…ゲッターミラーあるいはゲッター膜、
30,40,50,60,70,80,90…遮蔽部材としての遮蔽板。
Claims (1)
- 陽極基板を有する気密性の外囲器と、前記外囲器内に設けられた陰極と、前記外囲器内の前記陽極基板の上面に設けられて前記陰極から放出された電子が射突して発光する蛍光体を備えた陽極と、前記外囲器内に設けられたゲッター物質が蒸発して前記陽極基板に対面する前記外囲器の内面に付着してなるゲッター膜と、前記ゲッター膜から放出された物質が前記蛍光体に移動するのを防止する遮蔽部材とを有する蛍光発光管において、
前記遮蔽板は前記外囲器の断面形状に近い板状であり、前記外囲器の内面側の上縁辺と反対側に前記陰極が接触せずに通過しうる切り欠き部が形成されており、
前記陰極から放出された電子の一部が前記遮蔽板に射突し、前記遮蔽板が一時吸着したCH 4 やC 2 H 8 等のハイドロカーボン系物質が電子の射突を受けて前記遮蔽板にCとなって固定されるように構成された蛍光発光管。
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