JP3629921B2 - 回転電機のステータ鉄心構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回転電機のステータ鉄心構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4(a)は従来の回転電機のステータ鉄心構造を示す横断面図、図4(b)は図4(a)のC−C線矢視断面図である。なお、図4には集中巻線方式のステータ鉄心ユニット形状を示している。
【0003】
図4に示すように、従来の回転電機のステータ鉄心1は、周方向に複数のステータ鉄心ユニット2に分割されており、各ステータ鉄心ユニット2ごとにボルト4によってフレーム5に固定されている。各ステータ鉄心ユニット2には、絶縁シート6を介してコイル3が巻回されている。
【0004】
従って、上記構造のステータ鉄心1では、各ステータ鉄心ユニット2の周方向端面が磁束の通り道となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のステータ鉄心1では、ステータ鉄心ユニット2ごとの各寸法の個体差(精度)により、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット2同士の周方向端面間に隙間が生じてしまい、かかる隙間が生じることによって、ステータ鉄心1の磁束の通り道に磁束が通りにくくなってしまう。一方、周方向に隣り合うステータ鉄心2同士の周方向端面間の隙間が小さいほど、ステータ鉄心1の組み立てはしずらくなってしまう。
【0006】
従って本発明は上記従来技術に鑑み、ステータ鉄心の組み立てをしずらくすることなくステータ鉄心の磁束の通り道に磁束を通りやすくすることができる回転電機のステータ鉄心構造を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する第1発明の回転電機のステータ鉄心構造は、周方向に複数のステータ鉄心ユニットに分割し、これらのステータ鉄心ユニットをフレームに固定した回転電機のステータ鉄心構造であって、
ステータ鉄心ユニットの周方向の一方の端部では軸方向の手前側に段差を形成し、ステータ鉄心ユニットの周方向の他方の端部では軸方向の奥側に段差を形成することにより、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニットの周方向端部同士が、ステータ鉄心ユニットの軸方向の幅の半分ずつ軸方向の手前側と奥側とにずれて、軸方向に重なり合うように構成したことを特徴とする。
【0008】
従って、この第1発明の回転電機のステータ鉄心構造によれば、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニットの周方向端部同士が軸方向に重なり合うように構成したことによって、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット同士の磁束の通り道が重なり合うことになり、この磁束の通り道部分の面同士が確実に当たる(接触する)ようになるため、磁束が通りやすくなる。
【0009】
また、第2発明の回転電機のステータ鉄心構造は、第1発明の回転電機のステータ鉄心構造において、
前記重なり部をボルトによって前記フレームに固定したことを特徴とする。
【0010】
従って、この第2発明の回転電機のステータ鉄心構造によれば、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット同士の重なり部をボルトによってフレームに固定したことにより、磁束の通り道部分の面同士がより確実に当たる(接触する)ようになるため、磁束がより通りやすくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0012】
<実施の形態1>
図1(a)は本発明の実施の形態1に係る回転電機のステータ鉄心構造を示す横断面図、図1(b)は図1(a)のA−A線矢視断面図、図2は前記ステータ鉄心を構成するステータ鉄心ユニットを抽出して示す斜視図である。なお、図1及び図2には集中巻線方式のステータ鉄心ユニット形状を示している。
【0013】
図1に示すように、本実施の形態1に係る回転電機のステータ鉄心11は、周方向に複数のステータ鉄心ユニット12に分割されており、各ステータ鉄心ユニット12ごとにボルト14によってフレーム15に固定されている。各ステータ鉄心ユニット12には、絶縁シート16を介してコイル13が巻回されている。
【0014】
そして、図1及び図2に示すように、ステータ鉄心ユニット12は磁束の通り道となる周方向両端部(耳部)12aに段差が設けられている。即ち、ステータ鉄心ユニット12の周方向左側の端部12aでは軸方向の手前側に段差が形成されており、ステータ鉄心ユニット12の周方向右側の端部12aでは軸方向の奥側に段差が形成されている。このため、本実施の形態1に係るステータ鉄心11では、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット12の周方向端部12a同士が、ステータ鉄心ユニット12の軸方向の幅の半分ずつ軸方向の手前側と奥側とにずれて、軸方向に重なり合うようになっている。
【0015】
従って、上記構造のステータ鉄心11によれば、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット12の周方向端部12a同士が軸方向に重なり合うように構成したことによって、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット12同士の磁束の通り道が重なり合うことになり、この磁束の通り道部分の面12b同士が確実に当たる(接触する)ようになるため、図2中に矢印で示すように、磁束が通りやすくなる。しかも、ステータ鉄心11の組み立てをしずらくすることはない。即ち従来に比べて組み立てが容易になる。
【0016】
<実施の形態2>
図3(a)は本発明の実施の形態2に係る回転電機のステータ鉄心構造を示す横断面図、図3(b)は図3(a)のB−B線矢視断面図である。
【0017】
図3に示すように、本実施の形態2に係る回転電機のステータ鉄心11では、上記実施の形態1に係る回転電機のステータ鉄心11と同様に(図1参照)、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット12の周方向端部12a同士が軸方向に重なり合うように構成されると共に、これらの重なり部がボルト14によってそれぞれフレーム15に固定されている。
【0018】
なお、本実施の形態2に係るステータ鉄心11のその他の構成については、上記実施の形態1に係るステータ鉄心11の構成と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0019】
上記構造のステータ鉄心11によれば、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット12同士の重なり部をボルト14によってフレーム15に固定したことにより、磁束の通り道部分の面12b同士がより確実に当たる(接触する)ようになるため、磁束がより通りやすくなる。
【0020】
【発明の効果】
以上、発明の実施の形態と共に具体的に説明したように、第1発明の回転電機のステータ鉄心構造によれば、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニットの周方向端部同士が軸方向に重なり合うように構成したことによって、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット同士の磁束の通り道が重なり合うことになり、この磁束の通り道部分の面同士が確実に当たるようになるため、磁束が通りやすくなる。しかも、ステータ鉄心の組み立てをしずらくすることはない。即ち従来に比べて組み立てが容易になる。
【0021】
また、第2発明の回転電機のステータ鉄心構造によれば、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニット同士の重なり部をボルトによってフレームに固定したことにより、磁束の通り道部分の面同士がより確実に当たるようになるため、磁束がより通りやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態1に係る回転電機のステータ鉄心構造を示す横断面図、(b)は(a)のA−A線矢視断面図である。
【図2】前記ステータ鉄心を構成するステータ鉄心ユニットを抽出して示す斜視図である。
【図3】(a)は本発明の実施の形態2に係る回転電機のステータ鉄心構造を示す横断面図、(b)は(a)のB−B線矢視断面図である。
【図4】(a)は従来の回転電機のステータ鉄心構造を示す横断面図、(b)は(a)のC−C線矢視断面図である。
【符号の説明】
11 ステータ鉄心
12 ステータ鉄心ユニット
12a 端部
14 ボルト
15 フレーム

Claims (2)

  1. 周方向に複数のステータ鉄心ユニットに分割し、これらのステータ鉄心ユニットをフレームに固定した回転電機のステータ鉄心構造であって、
    ステータ鉄心ユニットの周方向の一方の端部では軸方向の手前側に段差を形成し、ステータ鉄心ユニットの周方向の他方の端部では軸方向の奥側に段差を形成することにより、周方向に隣り合うステータ鉄心ユニットの周方向端部同士が、ステータ鉄心ユニットの軸方向の幅の半分ずつ軸方向の手前側と奥側とにずれて、軸方向に重なり合うように構成したことを特徴とする回転電機のステータ鉄心構造。
  2. 請求項1に記載する回転電機のステータ鉄心構造において、
    前記重なり部をボルトによって前記フレームに固定したことを特徴とする回転電機のステータ鉄心構造。
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