JP3629351B2 - 農産物の供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば茄子、人参、胡瓜、リンゴ、柿、トマト、みかん等の農産物を、集・出荷する選果場の処理装置等に供給するための供給装置に係わり、具体的には生産者が持ち込んだ農産物入りのコンテナから山積み状態で搬送される農産物の量を略均一にして、下流側の処理装置に送り出すことのできる農産物の供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、農場で収穫されコンテナ内に収容された胡瓜、茄子等の農産物を、コンテナから複数連接された搬送コンベアの上流側に排出し、農産物の山を崩して重なり等をなくし下流側の処理装置に供給する供給装置は、例えば特開平8−104420号公報及び特開平8−208027号公報に開示されている。
【0003】
これらの供給装置51は、図6及び図7に示すように、連接された複数(図では7個)の例えばベルトコンベアからなる搬送コンベア52a〜52gを有し、各搬送コンベア52a〜52gには、その搬送速度が所定値に設定され得るようにモータ53a〜53gがそれぞれ設けられている。
【0004】
そして、各搬送コンベア52a〜52gのモータ53a〜53gの回転速度は、前者(特開平8−104420号公報)の供給装置51の場合は、下流側の搬送コンベアに向けておよそ2倍に増速させ、後者(特開平8−208027号公報)の供給装置51の場合は、下流側に向けて段階的に増速させるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの供給装置51にあっては、農産物Wの量を搬送コンベア52a〜52gの、特に最下流側の搬送コンベア52g上で十分に均一化して例えば選別装置等の後工程へ供給することが難しく、農産物Wの供給作業の省力化を図ることが困難であるという問題点があった。
【0006】
すなわち、およそ2倍に増速されたりあるいは段階的に増速された複数の搬送コンベア52a〜52gによる搬送で、コンテナ54(図7参照)から上流側の搬送コンベア52a、52b上に山積み状態で排出された農産物Wは、山崩し(平均化)されつつ搬送されるものの、移動している搬送コンベア52a、52b上に農産物Wが排出されることから、山と山との間(コンテナ54からの排出と次のコンテナ54からの排出の間の部分)の農産物Wの量は少なくなり易い。その結果、搬送コンベア52a〜52gの搬送面上で搬送方向において、農産物Wの量が多かったり少なかったりする農産物Wの粗・密状態が生じる。
【0007】
また、各搬送コンベア52a〜52gを予め定めた一定の速度差で搬送させて農産物Wの山崩しを行うようにしても、コンテナ54内に収容された農産物Wの量、形状、大きさ、表面状態あるいは詰められ方法等によって、排出された際の山積み状態及び山の崩れ方がその都度異なるが、この搬送コンベア上の農産物Wの状態に応じた山崩しを行うことができない。
【0008】
これらのことから、最下流側の搬送コンベア52gから後工程への農産物Wの供給量を均一化することが困難で、均一化を図るために農産物Wの供給量を人手によって整列させて均一化しているのが現実であり、供給作業の省力化の妨げとなっている。
【0009】
本発明はこのように事情に鑑みてなされたもので、その目的は、後工程への農産物の供給量を人手に頼ることなく自動的に均一化して供給し得る農産物の供給装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、山積み状態で供給される多数の農産物を、全体として搬送速度が増速されるように連接された複数の搬送コンベアで略均一な量にして後工程に供給する農産物の供給装置であって、複数の搬送コンベアのうち下流側の所定の搬送コンベア上の所定エリアを撮影して画像データを出力する撮影装置と、該撮影装置から入力される画像データを解析処理して前記所定エリア内にある農産物全体の量を算出し、該算出した量に応じて前記下流側の所定の搬送コンベアの搬送速度を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0011】
このように構成することにより、全体として搬送速度が増速されるように連接された複数の搬送コンベアによって、山積み状態で供給された農産物の山崩しが行われる。そして、山が崩されて平らになり下流側に搬送された農産物が、複数の搬送コンベアのうち下流側の所定の搬送コンベア上の所定エリアを撮影する撮影装置で撮影されて、その画像データが制御手段へ送られる。制御手段はこの画像データを解析処理して前記所定エリア内にある農産物全体の量を算出し、該算出した量に応じて前記下流側の所定の搬送コンベアの搬送速度を、当該下流側の所定の搬送コンベアから後工程に供給される農産物の量が略均一になるように制御する。
【0012】
また、請求項2記載の発明は、山積み状態で供給される多数の農産物を、搬送速度が変速可能で搬送方向に連接された複数の搬送コンベアで略均一な量にして後工程に供給する農産物の供給装置であって、複数の搬送コンベアのうち下流側の所定の搬送コンベア上の所定エリアを撮影して画像データを出力する撮影装置と、この撮影装置から入力される画像データを解析処理して前記所定エリア内にある農産物全体の量を算出し、該算出した量に応じて各搬送コンベアの搬送速度を、少なくとも下流側の搬送コンベアの搬送速度が上流側の搬送コンベアの搬送速度より遅くならないように制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0013】
このように構成することにより、複数連接された搬送コンベアの上流側に山積み状態で排出された農産物は、各搬送コンベアで搬送されるうちに山が崩されて平らになり、撮影装置が設置された下流側の所定の搬送コンベア上に搬送される。撮影装置は、該所定の搬送コンベア上の所定エリアを撮影し、その画像データを制御手段に出力する。制御手段は、この画像データを解析処理して前記所定エリア内にある農産物全体の量を算出し、該算出した量に応じて、各搬送コンベアの搬送速度を、下流側の搬送コンベアの搬送速度が上流側より遅くならないように制御する。
【0014】
これにより、例えば撮影装置が設置された下流側の所定の搬送コンベア上の農産物の量が少ない場合は、各搬送コンベアの搬送速度を、下流側の搬送コンベアの搬送速度が上流側より遅くならない速さで、かつ撮影された時の搬送速度よりも速くし、また撮影装置が設置された下流側の所定の搬送コンベア上の農産物の量が多い場合は、各搬送コンベアの搬送速度を、下流側の搬送コンベアの搬送速度が上流側より遅くならない速さで、かつ撮影された時の搬送速度よりも遅くし、下流側の所定の搬送コンベア上から後工程に供給される農産物の量を均一化する。
【0015】
このように、複数の搬送コンベアは、全体的にみれば増速するように搬送速度が設定されていて、これらの搬送コンベアのうちの下流側の所定の搬送コンベア上の所定エリア内にある農産物全体の量に応じて、当該下流側の所定の搬送コンベアの搬送速度と、これより上流側の搬送コンベアの搬送速度とを合わせて調節するため、下流側の所定の搬送コンベアから後工程へ供給される農産物の量が自動的に均一化されると共に、各搬送コンベア間での農産物同士の詰まりや不必要な離間作用がなくなる。したがって、手作業による整列作業等が不要となる。
【0018】
また、請求項記載の発明は、撮影装置がエリア式のカメラで構成されていることを特徴とする。このように構成することにより、下流側の所定の搬送コンベアの、例えばその下流側の半分のエリアの農産物の状態から、山と山との間の農産物の状態(粗・密状態)を確実に検出することができる。また農産物が長物であっても、その向きに関係なく正確に農産物の状態を検出することができる。
【0019】
また、請求項記載の発明は、撮影装置が、搬送コンベア上の農産物に赤外線を照射し、該赤外線の反射光による画像データを検出し得る如く構成されていることを特徴とする。このように構成することにより、赤外線を照射して得られた画像情報は、農産物に対しては反射率が高く黒色系のコンベアに対しては低い性質であるため、搬送コンベアの搬送面と農産物とが明確に識別され、農産物の搬送コンベア上における有無等の状態を確実に検出することができる。
【0020】
また、請求項記載の発明は、制御手段が、搬送コンベアの搬送速度を予め定めた所定の区分に応じて段階的に制御することを特徴とする。このように構成することにより、搬送コンベアを例えば低速、中速、高速等の速度区分で制御することができ、制御手段による各搬送コンベアの制御が容易になると共に、予め実験等によって区分の数、値を設定することにより、農産物の種類等に対応して後工程に供給される農産物の量の一層の均一化が図れる。
【0021】
また、請求項記載の発明は、農産物が茄子であることを特徴とする。このように構成することにより、色彩や形状等により自動選別が難しいと言われている茄子を、その量を均一化して後工程の選別装置等に供給することができ、茄子の自動選別作業が可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係わる農産物の供給装置の一実施例を示し、図1がその供給装置を使用した選別ラインの一部の概略正面図、図2がその平面図、図3が図2の要部の拡大平面図、図4が制御装置の概略ブロック図、図5がその動作を説明するためのフローチャートである。
【0023】
図1〜図3において、供給装置1は、基枠2上に配設されたベルトコンベアからなる7個の搬送コンベア3a〜3gを備えている。この搬送コンベア3a〜3gは直線状に連接され、それぞれ独立して設けられたモータ5a〜5gの作動によって、その搬送ベルトが搬送方向である矢印イ方向にそれぞれ走行回転する。なお、搬送コンベア3a〜3gの各搬送ベルトは、例えば近赤外線を含む赤外線をできるだけ反射しない黒色または濃い色及び材質で形成されている。
【0024】
また、搬送コンベア3a〜3gの最上流側の2つの搬送コンベア3a、3b上には農産物供給部7(図2参照)が設けられ、最下流側に位置する搬送コンベア3gの上方には、撮影装置8(図1参照)が設置されている。
【0025】
農産物供給部7には、農産物Wが収容されたコンテナ9(図1参照)から人手あるいは特許第2516916号公報に開示のダンパ装置によって、多数の農産物Wが山積み状態で排出される。また、撮影装置8は、図3に示すように、搬送コンベア3gの下流側の略半分の撮影エリアRに赤外線を照射して、後述する如く赤外線の反射光を受光することにより画像データが得られる如く構成されている。
【0026】
上記搬送コンベア3a〜3gのうちの最下流側の搬送コンベア3gには、ベルトコンベアからなる整列コンベア4が連接されている。この整列コンベア4は、上記搬送コンベア3a〜3gとは別の制御で駆動するモータ6によって、例えば20m/分の一定の搬送速度で搬送方向イに走行回転する。なお、この整列コンベア4は、後工程の処理速度に合わせるために、複数台連接してスムーズな乗り継ぎができるように構成しても良いし、あるいは整列コンベア4として振動コンベアを用い、搬送面上の農産物を一定の方向に揃えたり一列に列化するように構成しても良い。
【0027】
また、整列コンベア4の下流側には向き揃え装置10が連結されている。この向き揃え装置10は、軸方向に所定距離移動可能な複数のローラ10aを有し、整列コンベア4から供給される農産物Wの向きを、前後のローラ10aが軸方向に相対的に移動することで略水平回転させて横向きに揃え、下流側に連結されたローラコンベア11に供給する。
【0028】
なお、ローラコンベア11の下流側には、向きが横向きに揃えられた農産物Wを、バケット13に1個ずつ載置する選別コンベア12が連結されている。また、ローラコンベア11と選別コンベア12の連結部の上方には、ローラコンベア11からの農産物Wを選別コンベア12に案内する弾性を有する案内ローラ14が回転可能に配設されている。
【0029】
上記搬送コンベア3a〜3gのモータ5a〜5gは、図4に示すように制御装置15に接続されている。以下、この図4について説明する。
【0030】
制御装置15の入力側には上記撮影装置8が接続され、この撮影装置8は、波長が750ナノミリメートル(nm)から1ミリメートルの範囲の近赤外線を含む赤外線を照射する赤外線ランプ16と、この赤外線ランプ16から照射された赤外線の反射光を受光するCCDカメラ17と、このCCDカメラ17で受光したアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器18等を有している。そして、A/D変換器18で変換されたデジタル画像信号(以下画像データという)が、制御装置15に出力される。
【0031】
制御装置15は、入力及び出力インターフェース19、20(図4では入力IF、出力IFで示す)、CPU21、ROM22、RAM23、入力部24及び表示部25等を有している。入力インターフェース19は、撮影装置8に接続され、撮影装置8から入力される上記画像データをCPU21に出力する。また、出力インターフェース20は、搬送コンベア3a〜3gの各モータ5a〜5gを駆動させ得るモータ駆動制御部26に接続され、CPU21からの制御信号により、モータ駆動制御部26に所定の信号を出力する。
【0032】
ROM22は、後述するフローチャートを実行するためのプログラムやコンベア速度設定表等の各種テーブル等が記憶されており、RAM23は、CPU21が演算処理したデータや入力部24で入力される各種条件等を一時記憶する。また、CPU21は、入力インターフェース19を介して入力される画像データをROM22のプログラムにしたがって演算処理し、処理した結果をRAM23に一時記憶すると共に所定の信号を出力インターフェース20を介してモータ駆動制御部26に出力する。
【0033】
入力部24は例えばテンキーを有し、撮影しようとする撮影エリアRの面積値Sや後述する面積区分、速度区分及び区分値A、B等が、表示部25の表示を見ながら入力されることにより、そのデータがCPU21を介してRAM23に一時記憶される。
【0034】
また、モータ駆動制御部26は、制御装置15からの制御信号により、搬送コンベア3a〜3gの各モータ5a〜5gの回転速度(回転数)を、例えば三段階の速度に切り換え設定し得る信号を各モータ5a〜5gに出力する。モータ5a〜5gは、例えばインバータモータで構成され、低速、中速、高速の三段階の回転速度で回転する。
【0035】
次に、上記供給装置1の動作の一例を農産物Wが茄子である場合を例にして、図5のフローチャート等に基づいて説明する。なお、このフローチャートは、前述したように、制御装置15内のROM22に予めに格納されているプログラムによって実行される。供給装置1の各部の電源を投入し、例えば制御装置15の図示しないスタートスイッチをオンすると、プログラムがスタート(S100)し、先ず面積及び速度区分や区分値等の各種条件を設定(S101)する。
【0036】
このステップ101における条件設定は、制御装置15の入力部24により表示部25の指示に従いながら行われ、下記表1に示すように、面積区分を1〜3の3つの区分に設定し、この各面積区分に対応して速度区分を低速、中速、高速の3つの区分に設定する。
【0037】
【表1】
Figure 0003629351
【0038】
また、3つの速度区分に応じて、搬送コンベア3a〜3gの各モータ5a〜5gの速度を、例えば下記表2のように設定する。
【0039】
【表2】
Figure 0003629351
【0040】
なお、上記表2から明らかなように、低速、中速及び高速とも、下流側の搬送コンベアの搬送速度が上流側の搬送コンベアの搬送速度と等しいかそれ以上、すなわち下流側が上流側より遅くならないように設定され、初期状態においては例えば高速運転に設定されている。また、整列コンベア4の搬送速度は、3つの速度区分に係わらず常に一定の搬送速度(20m/分)で走行回転するようになっている。
【0041】
速度区分等を設定したら、次に撮影装置8で撮影される搬送コンベア3gの撮影エリアR内の農産物Wの面積区分1〜3を判定するために、下記表3に示すように区分値A、Bを設定する。この区分値A、Bは、上記の面積区分を決定するための判定値となるものであって、A>Bの所定値に設定される。
【0042】
【表3】
Figure 0003629351
【0043】
なお、表1、表2及び表3の設定は、例えば予めROM22に記憶されている各種テーブルから、入力された面積区分数や農産物Wの種類に応じて適宜のテーブルがCPU21に読み込まれ、これがRAM23に記憶されることによって行われるが、例えば面積区分数や各モータ5a〜5gの回転速度等のデータを入力部24からキー入力することによって、所望する値に設定することもできる。
【0044】
そして、各種条件が設定されると、搬送コンベア3a〜3gが駆動したか否かが判断(S102)される。この判断S102は、例えばモータ駆動制御部26から各モータ5a〜5gに駆動信号が出力されているか否かによって行われ、この判断S102は「YES」になるまで、すなわち搬送コンベア3a〜3gが駆動するまで繰り返される。
【0045】
判断S102で「YES」になると、搬送コンベア3a、3bの農産物供給部7にコンテナ9から山積み状態で排出された茄子が、搬送コンベア3a〜3gの高速運転により、搬送方向イに沿って各搬送コンベア3a〜3fを乗り継ぎしつつその山が崩され下流側に搬送される。そして、茄子が搬送コンベア3g上の位置まで搬送されると、撮影エリアR内の茄子が撮影装置8で撮影され、CPU21は、この画像データを読み込む(S103)。なお、撮影装置8は、所定時間毎に連続的に走査するようになっている。
【0046】
CPU21は画像データを読み込むと、読み込んだ画像データを図示しないフィルタを通す等の前処理を行い、その後この前処理した画像データを二値化(S104)して「0」と「1」の二値データに変換する。画像データが二値データに変換されたら、茄子の面積値S1を算出(S105)する。この面積値S1の算出は、撮影装置8で撮影された茄子に対応する部分が例えば「1」として二値化された場合は、このデータ「1」の数をカウントすることによって各茄子を合計した面積値S1が算出される。
【0047】
ステップS105で茄子の面積値S1が算出されると、面積区分、すなわち速度区分を判定するために、この面積値S1が区分値A以上か否かが判断(S106)される。この判断で「YES」の場合は、CPU21から出力インターフェース20を介してモータ駆動制御部26に低速運転信号G1が出力(S108)される。
【0048】
この低速運転信号G1により、モータ駆動制御部26から各モータ5a〜5gが表2の上段に示す速度(例えばモータ5cの場合は1.5m/分で、モータ5fの場合は3m/分)となるような信号が出力され、各モータ5a〜5gが所定の回転速度(低速)で回転する。したがって、初期段階において高速運転している各モータ5a〜5gは高速運転から低速運転に切り換えられる。
【0049】
一方、判断S106で「NO」の場合は、算出した面積値S1が区分値B以上か否かが判断(S107)される。この判断で「YES」の場合は、モータ駆動制御部26に中速運転信号G2が出力(S109)され、表2の中段に示す速度となるように、各モータ5a〜5gが中速で回転する。また、判断S107で「NO」の場合は、高速運転信号G3が出力(S110)され、表2の下段に示す速度となるように、各モータ5a〜5gが高速で回転する。
【0050】
すなわち、ステップ105で茄子の量を示す面積値S1が算出されると、この面積値S1を予め設定してある2つの区分値A、B(但しA>B)と比較し、面積値S1がA以上の場合(A≦S1)は低速運転信号G1が出力され、面積値S1がAとBの間(B≦S1<A)の場合は中速運転信号G2が出力され、また面積値S1がBより小さい場合(B>S1)は高速運転信号G3が出力されることになる。
【0051】
つまり、撮影エリアR内の茄子の量が区分値Aより多い場合は、最下流側の搬送コンベア3gの速度を遅くし、この搬送コンベア3gから下流側の整列コンベア4へ送り出される茄子の量を均一にコントロールすると共に、この搬送コンベア3gより上流側の搬送コンベア3a〜3fの速度も初期状態と同速かまたは遅くし、上流側の各搬送コンベア3a〜3f上で茄子の詰まり状態を回避する。
【0052】
また、逆に撮影エリアR内の茄子の量が区分値Bより少ない場合は、最下流側の搬送コンベア3gの速度を速くし、この搬送コンベア3gから整列コンベア4へ送り出される茄子の量を均一にコントロールする。なお、この場合も上流側の搬送コンベア3a〜3fの速度も初期状態と同速かまたは速くし、上流側の各搬送コンベア3a〜3f上での茄子の増減状態をコントロールする。
【0053】
なお、この時、最下流側の搬送コンベア3gとこれより上流側の各搬送コンベア3a〜3fは、隣り合う搬送コンベアのうち上流側が下流側より遅いか同一で、下流側が上流側より遅くならないように設定されているため、上流側からの茄子が下流側の茄子に衝突して、茄子に傷を付けたりまたは詰まりが発生する等の不具合が防止される。
【0054】
そして、ステップ105〜110でモータ5a〜5gの速度が決定され所定時間運転されると、搬送コンベア3a〜3gが停止したか否かが判断(S111)される。この判断S111も、モータ駆動制御部26から各モータ5a〜5gに駆動信号が出力されているか否かで判断され、この判断S111で「NO」の場合、すなわち引き続き搬送コンベア3a〜3gが作動している場合はステップ103に戻り、ステップ103以降を上記したと同様に繰り返す。
【0055】
なお、ステップS103とステップS111間の繰り返し動作は、上記した撮影装置8においては一般的に高い分解能を有していることから、極めて短い間隔で画像データが得られ、この画像データをCPU21が高速処理することにより、各モータ5a〜5gの回転速度が、茄子の量に応じて低速、中速及び高速の三段階に高速度で切換制御されることになる。そして、判断S111で「YES」になった時点で、すなわち搬送コンベア3a〜3gが全て停止した時点で一連のプログラムが終了(S112)する。
【0056】
なお、このフローチャートにおいては、面積区分とこれに対応する速度区分を3つの区分して設定して、各搬送コンベア3a〜3gのモータ5a〜5gを制御するようにしたが、例えば面積区分を2つあるいは4つ以上の区分に設定して、この各区分に対応して速度を設定することもできる。
【0057】
また、このフローチャートにおいては、搬送コンベア3g上の撮影エリアR内の茄子に対応する二値データの数をカウントすることによって、各茄子の合計面積値S1(量)を算出したが、例えば茄子が載置していない部分の二値データから茄子の面積値を算出しても良いし、撮影エリアR内の特定の領域の画像データから茄子の量を推定する等、適宜の算出方法を採用することができる。
【0059】
このように上記実施例の供給装置1にあっては、搬送コンベア3a〜3gの最下流側に位置する搬送コンベア3gの下流側略半分の撮影エリアRを撮影装置8によって撮影し、この撮影した画像データを制御装置15により二値化し、撮影エリアR内にある茄子全体の面積値S1を算出すると共に、この面積値S1を予め設定してある区分値A、Bと比較して面積区分を判定し、この面積区分に対応した速度区分に応じて搬送コンベア3a〜3gの各モータ5a〜5gの回転速度を制御するため、搬送コンベア3g上の茄子の量に応じて、各搬送コンベア3a〜3gの搬送速度を適正に調整することができる。
【0060】
その結果、整列コンベア4に連接された最下流側の搬送コンベア3g上の茄子の量に応じて、この搬送コンベア3g及びこれより上流側の搬送コンベア3a〜3fの搬送速度の制御を行うことができ、搬送コンベア3gから整列コンベア4及び選別コンベア12等の後工程に供給される茄子の量を均一化させることができる。
【0061】
特に、上記表1、表2に示すように、各モータ5a〜5gを低速、中速及び高速の三段階に制御し得るように構成しているため、各モータ5a〜5gを農産物Wの量に応じた最適速度に設定することができると共に、下流側の搬送速度が上流側より遅くならないように設定されているため、茄子同士の衝突による傷付き等も防止され、後工程に供給される茄子の量をより均一化かつ良好な状態で供給することができる。
【0062】
また、撮影装置8の撮影エリアRが搬送コンベア3gの下流側の略半分の位置に設定されているため、コンテナ9からの排出時に生じ易い茄子の山と山との間の量も検出することができて、搬送コンベア3a〜3g上の茄子の粗・密状態の検出が可能になる。また、撮影装置8に、茄子(農産物W)に対しては反射率が高く黒色系のコンベアに対しては反射率が低い性質の近赤外線を含む赤外線を照射し得る赤外線ランプ16を使用したり、反射光を精度よく受光できるCCDカメラ17を使用しているため、搬送コンベア3gの搬送ベルトと茄子とを明確に識別できた画像データを得ることができる。
【0063】
これらのことから、搬送コンベア3g上の茄子の量を高精度に検出することができて、その量に応じた搬送コンベア3g及び搬送コンベア3a〜3fの速度制御が可能になって、整列コンベア4からローラコンベア11及び選別コンベア12等に供給される茄子の量の一層の均一化を図ることができる。そして、この茄子の供給量の均一化によって、例えば選別装置を構成する選別コンベア12の各バケット13に茄子を一個ずつ確実に収容することができて、選別装置への茄子の充填率を高めることが可能になる。
【0064】
また、茄子の量を均一化して後工程に供給することができることにより、従来のように、人手による茄子の整列作業が不要となり、茄子の選別装置への供給作業を完全自動化し得て、供給作業の省力化を図ることが可能になる。
【0066】
また、上記実施例においては、最下流側の搬送コンベア3gの略半分の撮影エリアRを撮影装置8によって撮影するように構成したが、上記撮影エリアRより狭いエリアを撮影したり、撮影エリアRより広いエリアを撮影すようにしても良く、撮影エリアRの大きさは、搬送コンベア3gや茄子の大きさ等に応じて適宜に設定される。また、上記実施例においては、農産物Wが茄子の場合について説明したが、本発明は人参、胡瓜、トマト等の野菜類、リンゴ、柿、みかん等の果実類等の各種農産物Wに適用することができる。
【0067】
またさらに、上記実施例における搬送コンベアの連接数及びその形態、搬送コンベアに接続される整列コンベアや向き整列装置等のライン構成、制御装置、撮影装置の構成等も一例であって、各発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
【0068】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の発明によれば、山積み状態で供給された農産物は複数の搬送コンベアによってその山が崩されて下流側に搬送され、下流側の所定の搬送コンベア上まで搬送された農産物は、該下流側の所定の搬送コンベア上の所定エリアを撮影する撮影装置によって撮影されて、その画像データが制御手段へ送られ、該制御手段は、この画像データを解析処理して前記所定エリア内にある農産物全体の量を算出し、該算出した量に応じて、前記下流側の所定の搬送コンベアの搬送速度を制御するので、後工程に供給する農産物の量を均一化することができて、供給作業を自動化できる等、その省力化を図ることが可能になる。
【0069】
また、請求項2記載の発明によれば、山積み状態で供給された農産物は複数の搬送コンベアによってその山が崩されて下流側に搬送され、下流側の所定の搬送コンベア上まで搬送された農産物は、該下流側の所定の搬送コンベア上の所定エリアを撮影する撮影装置によって撮影されて、その画像データが制御手段へ送られ、該制御手段は、この画像データを解析処理して前記所定エリア内にある農産物全体の量を算出し、該算出した量に応じて、前記下流側の所定の搬送コンベアとこれより上流側の各搬送コンベアとを制御するので、後工程に供給する農産物の量を均一化することができると共に、上流側の各搬送コンベア上での農産物同士の衝突や詰まり等のトラブルを回避することができる。
【0070】
また、請求項記載の発明によれば、搬送コンベア上の農産物の向きや形に関係なく、農産物の粗・密状態を的確に検出することができる。また、請求項記載の発明によれば、赤外光画像により、農産物の搬送面上における切り出しを確実に行うことができる。また、請求項記載の発明によれば、速度制御が迅速かつ容易にでき、請求項記載の発明によれば、色、形、表面の状態により自動選別が難しいと言われている茄子の供給から選別までを自動化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる農産物の供給装置を使用した選別ラインの一部の概略正面図
【図2】同その平面図
【図3】同図2の要部の拡大平面図
【図4】同その制御装置の概略ブロック図
【図5】同制御装置の動作を説明するためのフローチャート
【図6】従来の農産物の供給装置の要部の概略平面図
【図7】同その側面図
【符号の説明】
1・・・・・・・供給装置
3a〜3g・・・搬送コンベア
4・・・・・・・整列コンベア
5a〜5g・・・モータ
6・・・・・・・モータ
7・・・・・・・農産物供給部
8・・・・・・・撮影装置
9・・・・・・・コンテナ
10・・・・・・向き揃え装置
11・・・・・・ローラコンベア
12・・・・・・選別コンベア
13・・・・・・バケット
15・・・・・・制御装置
16・・・・・・赤外線ランプ
17・・・・・・CCDカメラ
21・・・・・・CPU
26・・・・・・モータ駆動制御部
R・・・・・・・撮影エリア
W・・・・・・・農産物

Claims (6)

  1. 山積み状態で供給される多数の農産物を、全体として搬送速度が増速されるように連接された複数の搬送コンベアで略均一な量にして後工程に供給する農産物の供給装置であって、
    前記複数の搬送コンベアのうち下流側の所定の搬送コンベア上の所定エリアを撮影して画像データを出力する撮影装置と、該撮影装置から入力される画像データを解析処理して前記所定エリア内にある農産物全体の量を算出し、該算出した量に応じて前記下流側の所定の搬送コンベアの搬送速度を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする農産物の供給装置。
  2. 山積み状態で供給される多数の農産物を、搬送速度が変速可能で搬送方向に連接された複数の搬送コンベアで略均一な量にして後工程に供給する農産物の供給装置であって、
    前記複数の搬送コンベアのうち下流側の所定の搬送コンベア上の所定エリアを撮影して画像データを出力する撮影装置と、この撮影装置から入力される画像データを解析処理して前記所定エリア内にある農産物全体の量を算出し、該算出した量に応じて各搬送コンベアの搬送速度を、少なくとも下流側の搬送コンベアの搬送速度が上流側の搬送コンベアの搬送速度より遅くならないように制御する制御手段と、を具備することを特徴とする農産物の供給装置。
  3. 前記撮影装置がエリア式のカメラで構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の農産物の供給装置。
  4. 前記撮影装置が、搬送コンベア上の農産物に赤外線を照射し、該赤外線の反射光による画像データを検出し得る如く構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の農産物の供給装置。
  5. 前記制御手段が、搬送コンベアの搬送速度を予め定めた所定の区分に応じて段階的に制御することを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の農産物の供給装置。
  6. 前記農産物が茄子であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の農産物の供給装置。
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