JP3628986B2 - 繊維製拭材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、繊維製の不織シートにより清掃対象上の塵埃及び塵芥を拭き取るための繊維製拭材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、清掃部材としての不織シートを、柄が連結された不織シート保持ヘッドに挟んで保持し、モップのような態様で床面等を拭く清掃具が広く用いられている。
【0003】
清掃具に通常の不織シートを用いて清掃対象を拭くと、拭き取った塵埃の量の増大と共に塵埃量が飽和状態に近づき、拭き取り能力が低下してくる。拭き取り能力が低下すると、更に清掃を行うには別の不織シートに交換しなければならないが、従来の清掃用の不織シートの場合、比較的度々交換を行う必要があって作業が煩雑であり、清掃作業の能率の低下にも繋がっていた。
【0004】
特に、不織シート保持ヘッドの底面を覆う不織シートのの場合、清掃具の移動方向における両端部、すなわち不織シートの端縁部に相当する部分の付近において、集中的に塵埃を拭き取ることとなり、清掃効率の低下が早い傾向がある。そのため、不織シートの端縁部相当部以外の部分を有効に利用することなく別の不織シートへの交換を余儀なくされ、不織シートの消耗を早めることにもなっていた。
【0005】
本発明は、従来技術に存した上記のような問題点に鑑み行われたものであって、その目的とするところは、拭き取った塵埃が飽和状態に達するまでの量が大きく、塵埃を拭き取ることができる総量が大きい繊維製拭材を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の繊維製拭材は、
繊維製の不織シートからなる1以上の清掃部を有する拭材であって、
全部又は一部が、前記不織シートが2枚重なっている重合部であり、
その重合部の全部又は一部が、両不織シート同士をそれらの厚み方向に接合する接合部により袋状に形成され、且つその袋状に形成された内部における両不織シート同士が接合されていない袋状重合部であり、
前記拭材における少なくとも1つの清掃部である所定清掃部における全部又は半分以上の部分は、前記袋状重合部を形成する不織シートの外面部により構成されており、
前記所定清掃部における袋状重合部を形成する不織シートの外面部が、その不織シートの内面部に比し毛羽立っており、
前記袋状重合部を形成する不織シートの内面部に比し毛羽立っている外面部により拭き取った塵埃は、その袋状重合部の内部に入り込み易く、袋状重合部の内部に入り込んだ塵埃は、不織シートの外面部に比し毛羽立っていない内面部から外部へ出ることが防がれることを特徴とする。
【0007】
繊維製拭材の所定清掃部により清掃対象を拭くと、清掃対象上の塵埃は、所定清掃部を構成する不織シートの繊維同士の間に入り込むこと、所定清掃部を構成する不織シートの繊維がその塵埃に絡むこと、或はその塵埃が所定清掃部を構成する不織シートの繊維に吸着すること等によって、所定清掃部に拭き取られる。
【0008】
通常の不織シートであれば、拭き取った塵埃の量の増大と共に塵埃量が飽和状態に近づき、拭き取り能力が低下してくる。ところが、所定清掃部における袋状重合部を形成する不織シートに拭き取られた塵埃の一部は、例えば、次々と拭き取られる塵埃に押し込まれることによって、或いは、ほぼ拭き取られた当初から、袋状重合部の内部、すなわち袋状重合部を形成する両不織シートの間の部分に入り込み、その袋状重合部の内部に保留される。そのため、所定清掃部における袋状重合部は、拭き取った塵埃が飽和状態に達するまでの量が通常の不織シートに比し格段に大きく、その所定清掃部全体として塵埃を拭き取ることができる量が増大する。
【0009】
従って、例えば、繊維製拭材の交換や、1つの繊維製拭材が所定清掃部を2以上有する場合における所定清掃部の変更等を行うことなく、長期にわたり又は多量に塵埃を拭き取ることができる。
【0010】
この繊維製拭材は、例えば全体として1枚のシート状をなすものであってもよく、シート状以外の形態のもの(例えば一端開口の袋状物)であってもよい。またこの繊維製拭材は、例えば2枚の不織シートを重ねて全体として1枚のシート状をなすものとしたものでもよく、2枚の不織シートを重ねたものをシート状以外の形態のもの(例えば袋状物)としたものでもよい。
【0011】
繊維製の不織シートとは、合成繊維等の繊維を主材料とし、織布工程を経ずにシート状に形成したものであり、所謂不織布を含む。
【0012】
清掃部というのは、繊維製拭材のうち清掃対象を拭く部分及びその近傍部を言い、繊維製の不織シートからなる。清掃部は、繊維製拭材の全部である場合と一部である場合とがある。後者には、例えば、繊維製拭材の一部を器具に挟んで保持し、モップのような態様で床面等を拭く場合のように、使用の形態による制限によって繊維製拭材のほぼ一定の部分が清掃対象を拭くことになる場合があり、その場合は、繊維製拭材のうち床面に面する部分及びその近傍部(例えば繊維製拭材を器具で挟んで保持するために折り返した部分の近傍部)が清掃部である。
【0013】
清掃部は、1つの繊維製拭材に複数有するものとすることができるが、1つであってもよい。例えば、繊維製拭材が全体として1枚のシート状をなし、その一定部分の表裏に清掃部をそれぞれ有するものとすることができる。
【0014】
また本発明の繊維製拭材は、繊維製拭材の全部又は一部が、不織シートが2枚重なっている重合部であり、その重合部の全部又は一部が袋状重合部であるものとすることができる。
【0015】
袋状重合部は、不織シートが2枚重なっている重合部に形成されている。袋状重合部は、両不織シート同士をそれらの厚み方向に接合する接合部により袋状に形成されてなる。例えば、方形状の不織シートが2枚重なっている重合部の相対する2辺をそれぞれ接合して他の2辺を接合しない袋状に形成することもできる。接合部における両不織シート同士の接合は、例えば、熱融着により、或いは接着剤により行うことができる。袋状に形成された袋状重合部の内部は、両不織シート同士が接合されていない。
また、上記所定清掃部における袋状重合部の全部または一部が、周囲の全周にわたり両不織シート同士をそれらの厚み方向に接合する接合部により袋状に閉じられたものとすることができる。この場合、袋状重合部の内部に入り込んだ塵埃は、外部へ漏れ出ることが防がれる。このような袋状重合部が所定清掃部に複数存在する場合、各袋状重合部の内部に入り込んだ塵埃が分散保留される。
【0016】
拭材における少なくとも1つの清掃部が所定清掃部である。所定清掃部における全部又は半分以上の部分は、袋状重合部を形成する不織シートの外面部により構成されている。本発明の繊維製拭材は、所定清掃部に、袋状重合部が隣接した状態で複数存在するものとすることができる。なお、袋状重合部の内部において他方の不織布と相対する面が内面であり、袋状重合部の外部に露出する面が外面である。
【0017】
本発明の繊維製拭材は、全体として1枚のシート状をなし、その一定部分の表裏に上記所定清掃部をそれぞれ有するものとすることができる。この場合、両側の所定清掃部において袋状重合部を形成する不織シートに拭き取られた塵埃の一部が袋状重合部の内部に入り込んで保留されるので、両側の所定清掃部の塵埃拭き取り可能量が増大する。
【0018】
また本発明の繊維製拭材は、上記所定清掃部における袋状重合部を形成する不織シートの外面部が、その不織シートの内面部に比し毛羽立っているものとすることができる。
【0019】
例えばサーマルボンド不織布の場合、熱を加えた側の面は毛羽立ちが少なく、他方の面は毛羽立ちが多いものとなるので、サーマルボンド不織布における熱を加えた側の面を袋状重合部を形成する不織シートの内面側とすることができる。
【0020】
この場合、繊維製拭材の所定清掃部における袋状重合部を形成する不織シートにより清掃対象を拭くと、その不織シートの外面部はその内面部に比し毛羽立っているので、清掃対象上の塵埃は拭き取られて袋状重合部の内部に入り込み易く、不織シートの内面部はその外面部に比し毛羽立っていないので、袋状重合部の内部に入り込んだ塵埃が逆に外部へ出ることは防がれ、袋状重合部の内部に塵埃が効果的に保留される。
【0021】
上記所定清掃部における上記接合部は、線状をなす線状接合部であることが好ましい。
【0022】
所定清掃部に複数存在する袋状重合部の周囲の全周にわたり両不織シート同士をそれらの厚み方向に接合する接合部のうち所定清掃部におけるものが、隣接する袋状重合部同士の境界をなす接合部を含めて、線状をなす線状接合部であるため、所定清掃部における袋状重合部の面積が接合部により減少することが可及的に抑えられ、所定清掃部全体として塵埃を拭き取ることができる量を可及的に増大させることができる。
【0023】
また、上記所定清掃部における線状接合部の外面部は、その線状接合部に沿った圧縮凹線を形成していることが望ましい。
【0024】
例えば、方形板状の不織シート保持ヘッドの底面側に方形状の不織シートの主要部を位置させ、その不織シートの相対する2辺を不織シート保持ヘッドの対応する2辺で折り返して上側で保持した状態で不織シート保持ヘッドの底面側の不織シートにより清掃を行なった場合、不織シート保持ヘッドの底面側の不織シートのうち、前記の不織シート保持ヘッドの2辺の近傍部、すなわち不織シートの端縁部に相当する部分の付近において塵埃を拭き取る効果が高いのが一般的である。
【0025】
所定清掃部に、袋状重合部が隣接した状態で複数存在し、所定清掃部における接合部が線状をなす線状接合部であり、所定清掃部における線状接合部の外面部が、その線状接合部に沿った圧縮凹線を形成している場合、所定清掃部における接合部が線状をなす線状接合部であるため、所定清掃部における袋状重合部の面積が接合部により減少することが可及的に抑えられる。而も、前記圧縮凹線に交差する方向に所定清掃部により清掃対象を拭いた場合、その圧縮凹線が前記のような端縁部相当部に準ずる効果を有するため、その圧縮凹線付近において塵埃を拭き取る効果が高くなり、圧縮凹線を挟んで隣接する袋状重合部において、より効果的に塵埃を拭き取ることができる。また、塵埃を各袋状重合部に分散した状態で拭き取ることができるので、全体として拭き取り可能な塵埃の量をより増大させることができる。
【0026】
圧縮凹線とは、不織シートの厚さ方向に圧縮状態に固定された線状の凹部を意味する。例えば繊維製の不織シートに対し一定の線に沿って加熱圧縮を施すことにより、その線に沿った圧縮凹線を形成することができる。
【0027】
圧縮凹線は、例えば格子状、波形状、及び両者の組み合せ等とすることができる。波形状とは、一定又は可変の振幅及び波長で繰り返されて一定又は可変方向に進行するほぼ連続的な線状を意味し、その例としては、半円弧状の半波長が交互に逆向きに連続する波形、正弦波状の曲線が連続する波形、三角形の2辺からなる半波長が交互に逆向きに連続するジグザグ状の波形等を挙げることができる。
【0028】
このような圧縮凹線は、上記所定清掃部における全部又は半分以上の部分に、その所定清掃部の少なくとも主たる拭方向を横切るように(より好ましくは2本以上、更に好ましくは3又は4本以上)有するものとすることが、圧縮凹線を挟んで隣接する袋状重合部において一層効果的に塵埃を拭き取ることができるものとする上で好ましい。
【0029】
所定清掃部の主たる拭方向というのは、本発明の繊維製拭材の所定清掃部により清掃対象を拭く場合の主たる方向であり、所定清掃部が長手方向とそれに直交する短手方向が定まる形状(例えば長方形、正方形、楕円形等)である場合、通常、長手方向又は短手方向である。このうち、拭く範囲が広くなる短手方向が主たる方向となることが多い。円形のように長手方向と短手方向が定まらない形状の場合、何れの方向を主たる拭方向とすることもできる。また、本発明の繊維製拭材を器具に取り付けて使用する場合、取り付けられる態様が定まっていれば、所定清掃部の主たる拭方向も定まることになる。
【0030】
このように、所定清掃部における全部又は半分以上の部分にその所定清掃部の少なくとも主たる拭方向を横切る圧縮凹線を有する繊維製拭材の例として、所定清掃部における全部又は半分以上の部分に、袋状重合部が多数万遍なく存在する場合を挙げることができる。このような場合の所定清掃部における全部又は半分以上の部分において、各袋状重合部の面積は0.25cm以上であるものとすることが好ましく、所定清掃部における全部又は半分以上の部分において、各袋状重合部の面積が1cm以上であることがより好ましい。所定清掃部における各袋状重合部の面積が小さすぎると、所定清掃部全体における接合部の割合が大きくなりすぎ、塵埃を拭き取る効果が低下する。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
【0032】
図1は、本発明の実施の形態の一例としての繊維製拭材の平面図、図2は、図1の繊維製拭材における要部拡大断面図、図3は、その繊維製拭材を用いた拭掃除具の斜視図である。なお、この繊維製拭材の底面図は、平面図と同一に表れる。
【0033】
この繊維製拭材10は、主として、図3に示される、平面長方形状の不織布保持ヘッド12aに柄12bが連結されてなる拭掃除具12における不織布保持ヘッド12aに保持して床面等の拭掃除に用いるものであるが、そのまま手で用いること等も可能である。
【0034】
この繊維製拭材10は、平面長方形状の合成繊維製の2枚の不織布を重ねた状態で、複数種の線状接合部において加熱圧縮により両不織布同士がそれらの厚み方向に接合され、線状接合部に沿った表裏両側の外面部に圧縮凹線が形成されたものである。両不織布はサーマルボンド不織布であり、熱を加えた側の面を内側に、その面に比し毛羽立っている他方の面を外側にしているが、不織布の種類がこれに限るものではない。
【0035】
半円弧状の半波長が交互に逆向きに短手方向(主たる拭方向)に連続する波形状の圧縮凹曲線14(線状接合部に沿った圧縮凹線)は、長手方向に多数同位相で並列に有する。長手方向を左右方向とすると、隣接する一方の圧縮凹曲線14の右端位置と他方の圧縮凹曲線14の左端位置は一致する。尤も、隣接する圧縮凹曲線14の右端位置と左端位置が離隔していてもよく、重なっていてもよい。また、このような圧縮凹曲線を、例えば三角形の2辺からなる半波長が交互に逆向きに連続する波形の圧縮凹線とすることもできる。
【0036】
不織布保持ヘッド12aの主たる拭方向は、拭く範囲が広くなる短手方向である。繊維製拭材10の両長辺は、長手方向の全長にわたる2本の帯状接合部15によって接合されている。両帯状接合部15の内側におけるそれぞれ短手方向長さを隔てた対称位置に、長手方向の全長にわたる2本の直線状位置決め圧縮凹線16(線状接合部に沿った圧縮凹線)が設けられている。繊維製拭材10を不織布保持ヘッド12aに保持する場合、位置決め圧縮凹線16に挟まれた内側を不織布保持ヘッド12aの底面に位置させ、各位置決め圧縮凹線16の外側を、不織布保持ヘッド12aの上面側に折り返して不織布保持ヘッド12aの挟持部に挟持させる。2本の直線状位置決め圧縮凹線16により、繊維製拭材10に対する不織布保持ヘッド12aの位置決めを容易に行うことができる。
【0037】
前記圧縮凹曲線14及び位置決め圧縮凹線16は、何れも加熱圧縮によって厚さ方向に圧縮状態に固定された線状の凹部であり、繊維製拭材10の両面に共通である。圧縮凹線を容易且つ確実に形成する上で、本発明における不織シートを構成する繊維は、全て又は一部が、加熱されることにより溶融する繊維(例えばポリエステル等の合成繊維)であることが好ましい。
【0038】
繊維製拭材10を前記不織布保持ヘッド12aに保持して用いる場合、繊維製拭材10の表裏各面における2本の直線状位置決め圧縮凹線16に挟まれた内側部分及びその外側の近傍部が清掃部10aである。図1の例では、清掃部10aは、短手方向において圧縮凹曲線14を1.5波長分有し、2本の直線状長手方向圧縮凹線18がその半波長毎に設けられている。この長手方向圧縮凹線18は、前記圧縮凹曲線14及び位置決め圧縮凹線16と同様にして形成されている。
【0039】
清掃部10aは所定清掃部であり、帯状接合部15、位置決め圧縮凹線16、圧縮凹曲線14及び長手方向圧縮凹線18のうち2種又は3種により囲まれた各部分が、周囲の接合部により袋状に閉じられた袋状重合部20であり、袋状重合部20の内部20aは、両不織シート同士が接合されていない。清掃部10aは、そのほぼ全部が、隣接状態で多数存在する袋状重合部20を形成する不織布の外面部により構成されている。この繊維製拭材10の底面側においても平面側と同様である。
【0040】
繊維製拭材10を前記拭掃除具12の不織布保持ヘッド12aに保持して繊維製の繊維製拭材10の清掃部10aにより清掃対象を拭くと、清掃対象上の塵埃は、清掃部10aを構成する不織布の繊維同士の間に入り込むこと、清掃部10aを構成する不織布の繊維がその塵埃に絡むこと、或はその塵埃が清掃部10aを構成する不織布の繊維に吸着すること等によって、清掃部10aに拭き取られる。
【0041】
清掃部10aにおける袋状重合部20を形成する不織布に拭き取られた塵埃の一部は、例えば、次々と拭き取られる塵埃に押し込まれることによって、或いは、ほぼ拭き取られた当初から、袋状重合部20の内部20a、すなわち袋状重合部20を形成する両不織布の間の部分に入り込み、その袋状重合部20の内部20aに保留される。特に、清掃部10aにおける袋状重合部20を形成する不織シートの外面部はその内面部に比し毛羽立っているので、清掃対象上の塵埃は拭き取られて袋状重合部20の内部20aに入り込み易く、不織シートの内面部はその外面部に比し毛羽立っていないので、袋状重合部20の内部20aに入り込んだ塵埃が逆に外部へ出ることは防がれ、袋状重合部20の内部20aに塵埃が効果的に保留される。
【0042】
そのため、清掃部10aにおける袋状重合部20は、拭き取った塵埃が飽和状態に達するまでの量が通常の不織布に比し格段に大きく、その清掃部10a全体として塵埃を拭き取ることができる量が増大する。また、表裏両側の清掃部10aにおいて袋状重合部20を形成する不織シートに拭き取られた塵埃の一部が袋状重合部20の内部20aに入り込んで保留されるので、両側の清掃部10aの塵埃拭き取り可能量が増大する。
【0043】
清掃部10aには、袋状重合部20が隣接した状態で多数存在し、清掃部10aにおける接合部が線状をなす線状接合部であり、清掃部10aにおける線状接合部の外面部が、位置決め圧縮凹線16、圧縮凹曲線14及び長手方向圧縮凹線18を形成しているので、これらの圧縮凹線に交差する方向に清掃部10aにより清掃対象を拭いた場合、圧縮凹曲線14及び長手方向圧縮凹線18が端縁部相当部に準ずる効果を有するため、それらの圧縮凹線付近において塵埃を拭き取る効果が高くなり、圧縮凹曲線14や長手方向圧縮凹線18を挟んで隣接する袋状重合部20において、より効果的に塵埃を拭き取ることができる。また、塵埃を各袋状重合部20に分散した状態で拭き取ることができるので、全体として拭き取り可能な塵埃の量をより増大させることができる。2本の長手方向圧縮凹線18は、清掃部10a全部において主たる拭方向を横切るように有し、圧縮凹曲線14も複数本横切るように有する。主たる拭方向に直交する方向においては、圧縮凹曲線14を多数本横切る。そのため、圧縮凹線を挟んで隣接する袋状重合部20において一層効果的に塵埃を拭き取ることができる。
【0044】
なお、以上の実施の形態についての記述における構成部品の個数、材質、形状、その相対配置などは、特にそれらに限定される旨の記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。また、課題を解決するための手段の項において本発明について述べた例示及び数値範囲を含む説明は、原則として以上の実施の形態についての記述に適用される。
【0045】
【発明の効果】
本発明の繊維製拭材によれば、所定清掃部における袋状重合部を形成する不織シートに拭き取られた塵埃の一部は、袋状重合部の内部に入り込み、その袋状重合部の内部に保留されるので、所定清掃部における袋状重合部は、拭き取った塵埃が飽和状態に達するまでの量が通常の不織シートに比し格段に大きく、その所定清掃部全体として塵埃を拭き取ることができる量が増大する。従って、例えば、繊維製拭材の交換や、1つの繊維製拭材が所定清掃部を2以上有する場合における所定清掃部の変更等を行うことなく、長期にわたり又は多量に塵埃を拭き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】拭掃除用不織布の斜視図である。
【図2】図1の繊維製拭材における要部拡大断面図である。
【図3】清掃具の斜視図である。
【符号の説明】
10 拭掃除用不織布
10a 清掃部
14 圧縮凹曲線
15 帯状接合部
16 位置決め圧縮凹線
18 長手方向圧縮凹線
20 袋状重合部
20a 内部

Claims (10)

  1. 繊維製の不織シートからなる1以上の清掃部を有する拭材であって、
    全部又は一部が、前記不織シートが2枚重なっている重合部であり、
    その重合部の全部又は一部が、両不織シート同士をそれらの厚み方向に接合する接合部により袋状に形成され、且つその袋状に形成された内部における両不織シート同士が接合されていない袋状重合部であり、
    前記拭材における少なくとも1つの清掃部である所定清掃部における全部又は半分以上の部分は、前記袋状重合部を形成する不織シートの外面部により構成されており、
    前記所定清掃部における袋状重合部を形成する不織シートの外面部が、その不織シートの内面部に比し毛羽立っており、
    前記袋状重合部を形成する不織シートの内面部に比し毛羽立っている外面部により拭き取った塵埃は、その袋状重合部の内部に入り込み易く、袋状重合部の内部に入り込んだ塵埃は、不織シートの外面部に比し毛羽立っていない内面部から外部へ出ることが防がれることを特徴とする繊維製拭材。
  2. 全体として1枚のシート状をなし、その一定部分の表裏に上記所定清掃部をそれぞれ有する請求項1記載の繊維製拭材。
  3. 上記所定清掃部における袋状重合部の全部または一部が、周囲の全周にわたり両不織シート同士をそれらの厚み方向に接合する接合部により袋状に閉じられたものである請求項1又は2記載の繊維製拭材。
  4. 上記所定清掃部に、袋状重合部が隣接した状態で複数存在する請求項1、2又は3記載の繊維製拭材。
  5. 上記所定清掃部における上記接合部が線状をなす線状接合部である請求項1乃至4の何れかに記載の繊維製拭材。
  6. 上記所定清掃部における線状接合部の外面部が、その線状接合部に沿った圧縮凹線を形成している請求項記載の繊維製拭材。
  7. 上記所定清掃部における全部又は半分以上の部分に、その所定清掃部の少なくとも主たる拭方向を横切る圧縮凹線を有する請求項記載の繊維製拭材。
  8. 上記所定清掃部における全部又は半分以上の部分に、袋状重合部が多数万遍なく存在する請求項記載の繊維製拭材。
  9. 上記所定清掃部における全部又は半分以上の部分において、各袋状重合部の面積が0.25cm2以上である請求項記載の繊維製拭材。
  10. 上記所定清掃部における全部又は半分以上の部分において、各袋状重合部の面積が1cm2以上である請求項記載の繊維製拭材。
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