JP3627843B2 - 塗装面の補修装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は塗装面の補修装置に関し、より詳しくは、狭い箇所での塗装面の補修を可能にする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車体の塗装作業は、通常、車体をオーバーハングハンガーや載置式のハンガーによって搬送しつつ行うが、載置式のハンガーにより車体を搬送する場合には、車体の前方底部と後方底部を位置決めする載置台が用いられる関係上、搬送時の振動によって、位置決め部に接触した車体部分の塗膜が剥がれてしまうといった問題が生じる。
【0003】
特に車体の底部には防錆剤が塗布されるが、この種の塗料は、一旦温度を上昇させると温度が下がった際に硬化し易くなるといった特性を有する関係上、この種の塗装には、ガン本体の内部または外部に熱湯を流して塗料を高温に保持しつつ塗装するといった大型の塗装ガンを必要とするため、上述したような車体底部の狭い個所に生じた塗膜の補修には、この種の塗装ガンを入り込ませることができず、人手によって補修しなければならないといった問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、この種の塗料を用いて狭い個所の補修をも自動的に行うことのできる新たな塗装面の補修装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明はかかる課題を達成するための塗装面の補修装置として、ロボットアームの先端に取付けられ、かつ補修すべき部分の近傍と干渉しないよう軸心を一方に偏らせたアームの先端側面に吸収材よりなる塗布具を取付けた塗布機構と、この塗布機構の近傍に配置され、かつ一側に塗料の吐出ガンを、他側に塗布具を受け入れる筒状の受け部材をそれぞれ同一軸心上に配設した塗料供給機構とによって構成したものである。
【0006】
【作用】
このように構成したことにより、塗布具受け部材に挿入したアーム先端の塗布具に塗料吐出ガンから塗料を吐出して含浸させた上、ロボットを操作してこの塗布具を狭い個所に生じた装膜の剥離部分に接触させてその部分を補修するようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の実施例について説明する。
図面は本発明の一実施例を示したもので、特に、図4(a)、図5(a)に示したように、2WD、4WDの車体1、5毎にこれらの底面に突設した幅方向の位置を異にするリブ状フレーム2、6を基準として、これらの車体1、5を同じ載置台T上に位置決め保持する場合に生じる、塗膜剥がれの補修装置として構成した本発明の一実施例を示したものである。
【0008】
図1に示したように、この装置は、大別してロボットアームの先端に取付けられてリブ状フレーム2、6の所要個所に塗料を塗布する塗布機構10と、この塗布機構10に塗料を供給する供給機構20とによって構成されている。
【0009】
塗布機構10は、図示しないロボットアームの先端に取付けられるアーム11と、このアーム11の先端に取付けられた内外2つの塗布具17a、17bとによって構成されていて、一端をロボットアームへの取付け部12となしたアーム11は、車体底部のリブ状フレーム2、6に干渉されることなくその一端から平行に挿脱市得るよう、軸心を一方に偏したL字状に形成されている。
【0010】
このアーム11の先端に固定した基体13には、図3に示したように、その外面と内面、つまり、ロボットアームへの取付け部12に対して外側の面と内側の面にストッパシャフト14、14が挿通され、さらにその先端にはスプリング15、15を介してガンヘッド16、16が取付けられていて、ここには、厚さが15mm程度の短円筒形をしたフェルトよりなる塗布具17a、17bが止めピンによって取付けられている。
【0011】
なお、図中符号18は、一方の塗料が他方のストッパシャフト14の端部に流れ込むのを抑える溝、19は、ガンヘッド16に設けた指掛けをそれぞれ示している。
【0012】
これに対して塗料の供給機構20は、ワーク搬送ラインに沿わせてロボットの近傍に立設した架台21に対して、その上面の一側と他側に取付けた塗料吐出ガン22と塗布具保持部材25とによって構成されている。
【0013】
塗料吐出ガン22は、内部に塗料を加温するための図示しない加熱手段が設けられ、かつ、内側には、加温した塗料を塗布具受け25に向けて吐出する吐出ガン23が設けられている。
【0014】
これに対して、塗料吐出ガン22の対側に設けた塗布具受け25は、塗布具17を緩く挿入し得る内径を有する筒部材として構成されていて、塗布具17が挿入された他端から塗料が供給されるよう、塗料吐出ガン22と同一の軸線上に取付けられている。
【0015】
このように構成された装置により、4WDの車体1底面のリブ状フレーム2の外側面及び下面に生じた塗膜の剥離部分2a、2bを修復するには、図4(b)に示したように、はじめにロボットアームを反転させて、アーム11の先端外方に取付けた塗布具17bを塗布具受け25の内部に挿入した上、対側に設けた塗料吐出ガン22から塗布具17bに向けて塗料を吐出させ、これに十分な塗料を含浸させる。
【0016】
そしてこの状態で、つぎに予め設定されたティーチング通りにロボットアームを動かし、その先端に固定したアーム11をリブ状フレーム2の他端からこれに平行な向きに挿入し、ロボットアームを軸心の回りを回動させながら、アーム11先端の塗布具17bをリブ状フレーム2に生じた塗膜の剥離部分2a、2bに順に摺接させて、これらの部分を補修する。
【0017】
また一方、図5(a)に示したように、2WDの車体5底面のリブ状フレーム5が載置台Tと接触してその内側面6aと下面6bに生じた塗膜の剥離部分6a、6bを補修するには、塗布具受け25に移動させたロボットアームを軸心回りに順に90°回転させることにより、アーム11先端の内側と外側に設けた2つの塗布具17a、17bを塗布具受け25の内部に挿入して、これらに塗料吐出ガン22からの塗料を吹き付ける。
【0018】
そして、さきと同様に、ロボットアーム先端のアーム11をリブ状フレーム6の他端から平行な向きに挿入し、アーム11がリブ状フレーム6及び車体5底面に接触しないようロボットアームを軸心回りに図中時計方向に90°回転させながら、リブ状フレーム6の下面6bについては外側の塗布具17bにより塗布し、ついでその側面6aについては内側の塗布具17aにより塗布して、これらの剥離部分6a、6bを補修する。
【0019】
なお、この補修作業中、一方の塗布具17から垂れた塗料が基体13の表面を伝って流れ出したような場合には、他方のストッパシャフト14の間に形成した溝18がこの塗料の流れを抑えて、ストッパシャフト14内への流入を阻止し、これらの動作は、車体の他側の底面リブ状フレームにも同様に行って、必要な補修を完了する。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、ロボットアームに取付けられ、かつ軸心を一方に偏したアームの先端側面に塗布具を取りつけた塗布機構と、塗料の吐出ガンと塗布具を受け入れる筒状の塗布具受けを同一軸心上に配置した塗料供給機構とによって塗装面の補修装置を構成したので、加熱しながら塗装を行わなければならないような塗料を使用する場合であっても、加熱手段を塗料供給機構側に配設することによって、この種の塗布機構を必要的に小型化することを可能にするとともに、アームの軸心を一方に偏よらせたことにより、補修面の向きや補修個所の狭隘さの如何に拘りなく、必要とする補修面に塗料を確実に、しかも自動的に塗布してその補修を行なうことができる。
【0021】
しかも、このアームの先端両側に塗布具を設けるようにした場合には、アームのバランスをよくすることができるとともに、適宜両側の塗布具を使用することによって、ロボットアームの動きをより単純化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗料の供給状態での本発明の一実施例を示す装置の側面図である。
【図2】同上装置における塗布機構を示した斜視図である。
【図3】塗布機構の要部を示した断面図である。
【図4】(a)、(b)は2WDの車体底面の塗装面剥離の原因と、その補修の状態を示した説明図である。
【図5】(a)、(b)は4WDの車体底面の塗装面剥離の原因と、その補修の状態を示した説明図である。
【符号の説明】
10 塗布機構
11 アーム
17a、17b 塗布具
20 塗料供給機構
22 塗料吐出ガン
25 塗布具受け

Claims (3)

  1. ロボットアームの先端に取付けられ、かつ補修すべき部分の近傍と干渉しないよう軸心を一方に偏らせたアームの先端側面に吸収材よりなる塗布具を取付けた塗布機構と、
    上記塗布機構の近傍に配置され、かつ一側に塗料の吐出ガンを、他側に上記塗布具を受け入れる筒状の受け部材をそれぞれ同一軸心上に配設した塗料供給機構と、
    よりなる塗装面の補修装置。
  2. 上記塗布具を上記アームの先端両側に取付けたことを特徴とする請求項1記載の塗装面の補修装置。
  3. 一面に設けた上記塗布具と他面に設けた上記塗布具との間に、塗料の流れを抑える溝を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の塗装面の補修装置。
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