JP2000070801A - 塗装面の補修装置 - Google Patents

塗装面の補修装置

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JP2000070801A
JP2000070801A JP10241720A JP24172098A JP2000070801A JP 2000070801 A JP2000070801 A JP 2000070801A JP 10241720 A JP10241720 A JP 10241720A JP 24172098 A JP24172098 A JP 24172098A JP 2000070801 A JP2000070801 A JP 2000070801A
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Yoshiyuki Chiyai
義之 茶井
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭い個所に生じた装膜の剥離部分を自動的に
補修できるようにすること。 【解決手段】 塗布具受け25に挿入したアーム11先
端の塗布具17aに、塗料吐出ノズルから塗料を吐出し
て含浸させた上、ロボットを操作してこの塗布具17a
を狭い個所に生じた装膜の剥離部分に接触させて、その
部分を補修するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗装面の補修装置に
関し、より詳しくは、狭い箇所での塗装面の補修を可能
にする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体の塗装作業は、通常、車体をオーバ
ーハングハンガーや載置式のハンガーによって搬送しつ
つ行うが、載置式のハンガーにより車体を搬送する場合
には、車体の前方底部と後方底部を位置決めする載置台
が用いられる関係上、搬送時の振動によって、位置決め
部に接触した車体部分の塗膜が剥がれてしまうといった
問題が生じる。
【0003】特に車体の底部には防錆剤が塗布される
が、この種の塗料は、一旦温度を上昇させると温度が下
がった際に硬化し易くなるといった特性を有する関係
上、この種の塗装には、ガン本体の内部または外部に熱
湯を流して塗料を高温に保持しつつ塗装するといった大
型の塗装ガンを必要とするため、上述したような車体底
部の狭い個所に生じた塗膜の補修には、この種の塗装ガ
ンを入り込ませることができず、人手によって補修しな
ければならないといった問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
この種の塗料を用いて狭い個所の補修をも自動的に行う
ことのできる新たな塗装面の補修装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はかか
る課題を達成するための塗装面の補修装置として、ロボ
ットアームの先端に取付けられ、かつ補修すべき部分の
近傍と干渉しないよう軸心を一方に偏らせたアームの先
端側面に吸収材よりなる塗布具を取付けた塗布機構と、
この塗布機構の近傍に配置され、かつ一側に塗料の吐出
ガンを、他側に塗布具を受け入れる筒状の受け部材をそ
れぞれ同一軸心上に配設した塗料供給機構とによって構
成したものである。
【0006】
【作用】このように構成したことにより、塗布具受け部
材に挿入したアーム先端の塗布具に塗料吐出ガンから塗
料を吐出して含浸させた上、ロボットを操作してこの塗
布具を狭い個所に生じた装膜の剥離部分に接触させてそ
の部分を補修するようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面は本発明の一実施例を示したもの
で、特に、図4(a)、図5(a)に示したように、2
WD、4WDの車体1、5毎にこれらの底面に突設した
幅方向の位置を異にするリブ状フレーム2、6を基準と
して、これらの車体1、5を同じ載置台T上に位置決め
保持する場合に生じる、塗膜剥がれの補修装置として構
成した本発明の一実施例を示したものである。
【0008】図1に示したように、この装置は、大別し
てロボットアームの先端に取付けられてリブ状フレーム
2、6の所要個所に塗料を塗布する塗布機構10と、こ
の塗布機構10に塗料を供給する供給機構20とによっ
て構成されている。
【0009】塗布機構10は、図示しないロボットアー
ムの先端に取付けられるアーム11と、このアーム11
の先端に取付けられた内外2つの塗布具17a、17b
とによって構成されていて、一端をロボットアームへの
取付け部12となしたアーム11は、車体底部のリブ状
フレーム2、6に干渉されることなくその一端から平行
に挿脱市得るよう、軸心を一方に偏したL字状に形成さ
れている。
【0010】このアーム11の先端に固定した基体13
には、図3に示したように、その外面と内面、つまり、
ロボットアームへの取付け部12に対して外側の面と内
側の面にストッパシャフト14、14が挿通され、さら
にその先端にはスプリング15、15を介してガンヘッ
ド16、16が取付けられていて、ここには、厚さが1
5mm程度の短円筒形をしたフェルトよりなる塗布具17
a、17bが止めピンによって取付けられている。
【0011】なお、図中符号18は、一方の塗料が他方
のストッパシャフト14の端部に流れ込むのを抑える
溝、19は、ガンヘッド16に設けた指掛けをそれぞれ
示している。
【0012】これに対して塗料の供給機構20は、ワー
ク搬送ラインに沿わせてロボットの近傍に立設した架台
21に対して、その上面の一側と他側に取付けた塗料吐
出ガン22と塗布具保持部材25とによって構成されて
いる。
【0013】塗料吐出ガン22は、内部に塗料を加温す
るための図示しない加熱手段が設けられ、かつ、内側に
は、加温した塗料を塗布具受け25に向けて吐出する吐
出ガン23が設けられている。
【0014】これに対して、塗料吐出ガン22の対側に
設けた塗布具受け25は、塗布具17を緩く挿入し得る
内径を有する筒部材として構成されていて、塗布具17
が挿入された他端から塗料が供給されるよう、塗料吐出
ガン22と同一の軸線上に取付けられている。
【0015】このように構成された装置により、4WD
の車体1底面のリブ状フレーム2の外側面及び下面に生
じた塗膜の剥離部分2a、2bを修復するには、図4
(b)に示したように、はじめにロボットアームを反転
させて、アーム11の先端外方に取付けた塗布具17b
を塗布具受け25の内部に挿入した上、対側に設けた塗
料吐出ガン22から塗布具17bに向けて塗料を吐出さ
せ、これに十分な塗料を含浸させる。
【0016】そしてこの状態で、つぎに予め設定された
ティーチング通りにロボットアームを動かし、その先端
に固定したアーム11をリブ状フレーム2の他端からこ
れに平行な向きに挿入し、ロボットアームを軸心の回り
を回動させながら、アーム11先端の塗布具17bをリ
ブ状フレーム2に生じた塗膜の剥離部分2a、2bに順
に摺接させて、これらの部分を補修する。
【0017】また一方、図5(a)に示したように、2
WDの車体5底面のリブ状フレーム5が載置台Tと接触
してその内側面6aと下面6bに生じた塗膜の剥離部分
6a、6bを補修するには、塗布具受け25に移動させ
たロボットアームを軸心回りに順に90°回転させるこ
とにより、アーム11先端の内側と外側に設けた2つの
塗布具17a、17bを塗布具受け25の内部に挿入し
て、これらに塗料吐出ガン22からの塗料を吹き付け
る。
【0018】そして、さきと同様に、ロボットアーム先
端のアーム11をリブ状フレーム6の他端から平行な向
きに挿入し、アーム11がリブ状フレーム6及び車体5
底面に接触しないようロボットアームを軸心回りに図中
時計方向に90°回転させながら、リブ状フレーム6の
下面6bについては外側の塗布具17bにより塗布し、
ついでその側面6aについては内側の塗布具17aによ
り塗布して、これらの剥離部分6a、6bを補修する。
【0019】なお、この補修作業中、一方の塗布具17
から垂れた塗料が基体13の表面を伝って流れ出したよ
うな場合には、他方のストッパシャフト14の間に形成
した溝18がこの塗料の流れを抑えて、ストッパシャフ
ト14内への流入を阻止し、これらの動作は、車体の他
側の底面リブ状フレームにも同様に行って、必要な補修
を完了する。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ロボ
ットアームに取付けられ、かつ軸心を一方に偏したアー
ムの先端側面に塗布具を取りつけた塗布機構と、塗料の
吐出ガンと塗布具を受け入れる筒状の塗布具受けを同一
軸心上に配置した塗料供給機構とによって塗装面の補修
装置を構成したので、加熱しながら塗装を行わなければ
ならないような塗料を使用する場合であっても、加熱手
段を塗料供給機構側に配設することによって、この種の
塗布機構を必要的に小型化することを可能にするととも
に、アームの軸心を一方に偏よらせたことにより、補修
面の向きや補修個所の狭隘さの如何に拘りなく、必要と
する補修面に塗料を確実に、しかも自動的に塗布してそ
の補修を行なうことができる。
【0021】しかも、このアームの先端両側に塗布具を
設けるようにした場合には、アームのバランスをよくす
ることができるとともに、適宜両側の塗布具を使用する
ことによって、ロボットアームの動きをより単純化させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗料の供給状態での本発明の一実施例を示す装
置の側面図である。
【図2】同上装置における塗布機構を示した斜視図であ
る。
【図3】塗布機構の要部を示した断面図である。
【図4】(a)、(b)は2WDの車体底面の塗装面剥
離の原因と、その補修の状態を示した説明図である。
【図5】(a)、(b)は4WDの車体底面の塗装面剥
離の原因と、その補修の状態を示した説明図である。
【符号の説明】
10 塗布機構 11 アーム 17a、17b 塗布具 20 塗料供給機構 22 塗料吐出ガン 25 塗布具受け

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットアームの先端に取付けられ、か
    つ補修すべき部分の近傍と干渉しないよう軸心を一方に
    偏らせたアームの先端側面に吸収材よりなる塗布具を取
    付けた塗布機構と、 上記塗布機構の近傍に配置され、かつ一側に塗料の吐出
    ガンを、他側に上記塗布具を受け入れる筒状の受け部材
    をそれぞれ同一軸心上に配設した塗料供給機構と、より
    なる塗装面の補修装置。
  2. 【請求項2】 上記塗布具を上記アームの先端両側に取
    付けたことを特徴とする請求項1記載の塗装面の補修装
    置。
  3. 【請求項3】 一面に設けた上記塗布具と他面に設けた
    上記塗布具との間に、塗料の流れを抑える溝を設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の塗装面の補修装
    置。
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CN115155865A (zh) * 2022-07-04 2022-10-11 新兴河北工程技术有限公司 一种适用于球墨铸管自动补漆的装置及方法
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