JP3626809B2 - 医療機器用流体流量制御機構およびこれを組み込んだ保育器 - Google Patents

医療機器用流体流量制御機構およびこれを組み込んだ保育器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保育器などの医療機器において複数の流体(例えば、酸素と空気)の流量をそれぞれ制御することができる医療機器用流体流量制御機構に関し、さらに、このような医療機器用流体流量制御機構を組み込んだ保育器に関する。
【0002】
【従来の技術】
未熟児などの虚弱なまたは病弱な新生児に対して制御された環境を与える保育器は、従来から、温度、湿度、酸素含有量などが調節された空気を上記新生児に供給するための調節空気供給装置を備えている。また、この種の調節空気供給装置は、保育器が設置される場所(例えば、産婦人科病院の病室)の空気(以下、「外気」という)や必要に応じて酸素ボンベからの酸素(以下、「供給酸素」という)を適当な割合で保育器のフード内に供給するために、従来から、保育器の基台に設けられた流体流量制御機構を備えている。
【0003】
図15〜図17は、このような従来の保育器用流体流量制御機構の一例(以下、「第1の従来例」という)を示すものある。なお、この図15〜図17においては、流体流量制御機構は、保育器のフィルタ取り付け機構に組み込まれた状態で示されているので、以下において、流体流量制御機構のみでなく、フィルタ取り付け機構も、図15〜図17を参照して説明する。
【0004】
図15〜図17に示すフィルタ取り付け機構において、その上部に新生児ささえ(図示せず)を有する基台1の背面壁部3には、その底板部4の外周囲に沿って段部6が長方形状(すなわち、ロ字状)に形成されかつ上記底板部4に小孔から成る気体通過用開口5を有する箱蓋形のフィルタ収納ケース7が左右一対のねじ9、11により上記底板部4においてねじ込み固定されている。なお、基台1には、その上部に設けられた新生児ささえ上に休んでいる新生児を囲うように、透明なフード(図示せず)が装架されている。そして、基台1は、通常は、保育器を載置するための載置台(図示せず)上に配置される。また、基台1の背面壁部3には、フィルタ収納ケース7の気体通過用開口5に対応して小孔から成る気体通過用開口8が設けられている。
【0005】
上記ねじ9、11の先端部はフィルタ収納ケース7の底板部4からこのフィルタ収納ケース7内に突出しており、これらのねじ9、11が不織布パッドなどから成るエアフィルタ13の左右一対のネジ挿通孔15、17に挿通されることにより、このエアフィルタ13はそのほゞ長方形の外周囲附近を上記段部6に当接させた状態でフィルタ収納ケース7に収納されている。また、フィルタ収納ケース7の内周部には、箱形のフィルタカバー19の外周部が嵌合しているので、エアフィルタ13の外周囲附近は、このフィルタカバー19の先端部を屈曲させることにより上記段部6に向かって形成した押圧部19aによって、上記段部6に向って押圧されている。
【0006】
フィルタカバー19には、その先端部に袋ナット部23a、25aがそれぞれ設けられた左右一対の締め付け具23、25が回転自在に取り付けられ、これら一対の締付け具23、25を手でねじ込み方向に回転させることにより、ねじ9、11の先端部は袋ナット部23a、25aにそれぞれねじ込み固定されている。したがって、フィルタカバー19は、エアフィルタ13の弾性反発力に抗してフィルタ収納ケース7に嵌合固定されているから、エアフィルタ13の外周囲附近は、フィルタカバー19の押圧部19aによりフィルタ収納ケース7の底板部4の段部6に押し付け固定されている。このために、フィルタカバー19の前面板部19bとエアフィルタ13との間にフィルタ前室29が形成され、また、エアフィルタ13とフィルタ収納ケース7の底板部4との間にフィルタ後室30が形成されている。
【0007】
フィルタカバー19には、このフィルタカバー19の前面板部19bに設けられた気体導入穴27から外気および供給酸素をフィルタ前室29に導入するための流体流量制御機構31が設けられている。そして、この流体流量制御機構31は、図17(A)および(B)に明示するように、フィルタカバー19の前面板部19bに取付け固定されたブロック状の機構本体35を備え、この機構本体35は、フィルタカバー19の前面板部19bの気体導入口27に対応して設けられた外気導入口33を有している。また、この機構本体35には、酸素ボンベ(図示せず)からの供給酸素を供給する酸素供給用パイプ37の先端部を接続するための接続用パイプ39が取り付け固定され、この酸素供給用パイプ37は、この接続用パイプ39を通して外気導入口33と連通している。さらに、機構本体35には、外気用弁体41がその軸部41aにおいて前後進可能に取付けられ、この外気用弁体41は、コイルスプリング43によりその後進位置に向って付勢されているので、外気導入口33は、弁座に相当するその前端部を外気用弁体41により閉塞され得るようになっている。
【0008】
気体導入制御機構31には、不使用時を含む常時には、マーカーパネル45が装着されている。なお、このマーカーパネル45は、ほゞ平板形状であって、その下端部に切り込み45aを有し、その裏面中央部に短い水平板部45bが突設され、この水平板部45bには、係合孔47が形成されている。
【0009】
流体流量制御機構31が組み込まれた図15〜図17に示すフィルタ取り付け機構を通常の使用状態で使用するときには、図17(A)に示すように、予め、マーカーパネル45の下端部を流体流量制御機構31の機構本体35と外気用弁体41との間に差し込んで、切り込み部45aに外気用弁体41の軸部41aを嵌合させるとともに、機構本体35に設けた突出部35aを係合孔47に嵌合させておく。なお、この通常の使用状態においては、外気用弁体41が前進して外気導入口33の前端部から離れているので、この外気導入口33は、フィルタ前室29を外部と連通させている。
【0010】
したがって、基台1内に設けられた調節空気供給装置の空気循環用ファン(図示せず)を回転駆動すれば、外気は外気導入口33および気体導入穴27をそれぞれ通ってフィルタ前室29に導入される。また、酸素ボンベ(図示せず)のバルブを必要に応じて適当量開放すれば、この酸素ボンベからの供給酸素は、酸素供給用パイプ37および接続用パイプ39を通して外気導入口33内へ導かれて、上述の外気とともにフィルタ前室29に導入される。この結果、このバルブの開放量に応じて適当量の供給酸素が富化された外気がフィルタ前室29からエアフィルタ13、フィルタ後室30および気体通過用開口5、8をそれぞれ通って空気循環用ファン(図示せず)に向って移動するので、この外気はエアフィルタ13により浄化される。
【0011】
しかし、図17(A)に示す通常使用状態においては、酸素ボンベのバルブを最大限開放して酸素ボンベから供給される供給酸素の流量を例えば15L(リットル)/分としても、外気が外気導入口33および気体導入穴27をそれぞれ通ってフィルタ前室29に流入する。したがって、保育器のフード内の気体(すなわち、供給酸素が富化された外気)の酸素濃度をそれほど高くすることができず、この酸素濃度は、図17(A)に示す場合において、供給酸素の流量を15L/分としても、たかだか40%程度である。
【0012】
一方、新生児さゝえ上に休んでいる新生児の体に異常が生じた場合などのように、保育器のフード内に多量の酸素を供給する必要があるときが生じる。このような新生児の異常での使用状態で使用するときは、酸素ボンベのバルブを充分開放すると共に、マーカーパネル45を流体流量制御機構31の機構本体35から取り外すようにする。この場合、コイルスプリング43の付勢力により外気用弁体41が後進するので、図17(B)に示すように、この外気用弁体41により外気導入口33の前端部が閉塞される。このために、フィルタ前室29への外気の導入が遮断されるので、上述の供給酸素のみをフィルタ前室29に導入することができる。
【0013】
図18は、既述のような従来の保育器用流体流量制御機構の別の一例(以下、「第2の従来例」という)を示すものである。なお、図18においては、流体流量制御機構は保育器のフィルタ取り付け機構に隣接して設けられた状態で示されているので、以下において、流体流量制御機構のみでなく、フィルタ取り付け機構も、図18を参照して説明する。また、図18に示す第2の従来例において、図15〜図17に示す第1の従来例と共通の部分については、共通の符号を付してその説明を省略する。
【0014】
図18に示す流体流量制御機構31において、その上部に新生児さゝえ(図示せず)有する基台1の背面壁部3には、酸素ボンベ(図示せず)からの供給酸素を供給する酸素供給用パイプ37の先端部を接続するための接続用パイプ39が外方に突出するように取り付け固定されている。そして、上記背面壁部3の内側に設けられた第1の内部空間52には、上記接続用パイプ39と軸心方向が一致するように、シリコンゴムなどの弾性材料から成るじゃばら形導管51がその前板部51aを背面壁部3に取付け固定されることにより配置されている。また、基台1内には、背面壁部3にほゞ平行に仕切り板部53が設けられ、この仕切り板部53には、上記接続用パイプ39と軸心方向が一致するように、円錐台形の空気導入穴27が設けられている。さらに、じゃばら形導管51の後板部51bには、接続用パイプ39と軸心方向が一致するように、空気導入穴27とほゞ同形(すなわち、円錐台形)の突出部51cが一体に形成され、また、この突出部51cの中心には、酸素流出口55が設けられている。そして、じゃばら形導管51の後板部51bと仕切り板部53との間には、接続用パイプ39と軸心方向が一致するように、コイルスプリング43が介装されている。
【0015】
基台1の仕切り板部53の内側に設けられた第2の内部空間54には、この仕切り板部53とほゞ平行にエアフィルタ13が配置されている。そして、このエアフィルタ13と仕切り板部29との間にフィルタ前室29が形成され、また、このエアフィルタ13のさらに内側には、フィルタ後室30が形成されている。
【0016】
図18に示す流体流量制御機構31およびフィルタ取付け機構を通常の使用状態で使用するときには、図18(A)に示す状態において、基台1に設けられた調節空気供給装置の空気循環用ファン(図示せず)を回転駆動すればよい。この場合、基台1の背面壁部3などに形成された外気導入口(図示せず)から基台1の第1の内部空間52内に導入された外気は、じゃばら形導管51の外周囲側方から気体導入穴27を通ってフィルタ前室29に導入される。
【0017】
また、酸素ボンベ(図示せず)のバルブを必要に応じて適当量開放すれば、この酸素ボンベからの供給酸素は、酸素供給用パイプ37および接続用パイプ39を通してじゃばら形導管51の内部に導入される。そして、このじゃばら形導管51の内部に導入された供給酸素は、酸素流出口55から第1の内部空間52の一部および気体導入穴27をそれぞれ通ってフィルタ前室29に導入される。この場合、じゃばら形導管51の後板部51bは、バルブの開放量に応じてじゃばら形導管51の内部に導入された供給酸素の圧力により、コイルスプリング43の付勢力に抗して後方(図18の左方)に往動しようとするので、じゃばら形導管51が伸張して突出部51cが気体導入穴27に接近する。したがって、じゃばら形導管51の外周囲側方からフィルタ前室29に導入される第1の内部空間52内の外気の流量は、この接近の程度に応じて次第に減少する。
【0018】
この結果、バルブの開放量に応じて適当量の供給酸素が富化された外気がフィルタ前室29からエアフィルタ13およびフィルタ後室30をそれぞれ通って空気循環用ファン(図示せず)に向かって移動するので、この外気はエアフィルタ13により浄化される。
【0019】
一方、新生児の異常での使用状態で使用するときには、酸素ボンベのバルブを充分に開放するようにする。この場合、多量の供給酸素がじゃばら形導管51の内部に導入されるので、このじゃばら形導管51の後板部51bは、この供給酸素の圧力によりコイルスプリング43の附勢力に抗してさらに後方に往動し、このために、突出部51cが気体導入穴27に嵌合して両者の間が密着する。したがって、じゃばら形導管51の外周囲とフィルタ前室29との間が非連通状態になるので、じゃばら形導管51の外周囲側方からフィルタ前室29へ外気が導入されなくなり、このために、上述の供給酸素のみをフィルタ前室29に導入することができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図15〜17に示す第1の従来例の流体流量制御機構31の場合、図17(A)に示す通常使用状態から図17(B)に示す新生児の異常での使用状態に切り換えるには、酸素ボンベのバルブを充分に開放するだけではなく、マーカーパネル45を流体流量制御機構31の機構本体35から取り外す必要がある。また、これとは逆に、新生児の異常での使用状態から通常使用状態に切り換えるには、酸素ボンべのバルブを或る程度または完全に閉塞するだけでなく、マーカーパネル45を上記機構本体35に取り付ける必要がある。さらに、新生児の異常での使用状態において酸素ボンベ内の酸素がなくなったときには、外気導入口33が予め閉塞されているために、供給酸素も外気もフィルタ前室29に導入されなくなる。しかも、新生児の異常での使用状態においては、酸素ボンベからの酸素の流量に対する保育器のフード内の気体(すなわち、供給酸素が富化された外気)の酸素濃度は、外気導入口33が閉塞されているために、図19における折線Aに示すように、その立上りが必要以上に早くて微調整が困難である。
【0021】
一方、図18に示す第2の従来例の流体流量制御機構31の場合、シリコンゴムなどの弾性材料から成るじゃばら形導管51が必要であり、また、このじゃばら形導管51が供給酸素の流量に応じて伸縮する必要があるために、じゃばら形導管51の伸縮動作が製品毎にばら付きかつ円滑に行われ難いから故障し易く、しかも、長期間使用するとじゃばら形導管51が損傷する恐れがある。また、じゃばら形導管51は、供給酸素の流量が増大するにつれてコイルスプリング43の附勢力に抗して伸張する必要があるが、供給酸素の流量に対するじゃばら形導管51の伸張量の立上りが遅いために、酸素ボンベからの酸素の流量に対する保育器のフード内の気体の酸素濃度は、図19における折線Bに示すように、その立ち上りが遅くて全体としての直線性が悪いものである。さらに、じゃばら形導管51内の供給酸素の一部が酸素流出口55から気体導入口27へと向かわないでじゃばら形導管51の外周囲へと漏れ出し易いために、供給酸素が浪費される恐れがある。
【0022】
本発明は、上述のような問題点を解決するために発明されたものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明による医療機器用流体流量制御機構は、筒形ケースとこの筒形ケース内を往復動し得る作動部材とを備え、上記筒形ケースは、第1の流体を上記筒形ケース内に導入する第1の導入口と、第2の流体を上記筒形ケース内に導入する第2の導入口と、上記第1の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第1の流体をこの筒形ケース内から外部に流出させる第1の流出口と、上記第2の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第2の流体をこの筒形ケース内から外部に流出させる第2の流出口とを有し、上記作動部材は、上記第2の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第2の流体の圧力の大きさを検知してこの作動部材を往動させる圧力検知部と、上記第1の導入口に対する上記第1の流出口の開口量を上記作動部材の往動量が大きくなるのに応じて減少させる弁体とを有し、上記第2の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第2の流体は、上記第2の流出口から外部に流出するとともに、上記第1の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第1の流体は、上記第2の流体の導入割合が増加するのに応じて上記第1の流出口の開口量が減少するにつれてその流出割合が減少するように、上記第1の流出口から外部に流出するように構成されている。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を保育器に適用してフィルタ取り付け機構に組み込んだ医療機器用流体流量制御機構の一実施例を図1〜図14を参照しつつ説明する。なお、図1〜図14に示す実施例において、図15〜図17に示す第1の従来例および図18に示す第2の従来例と共通の部分については、共通の符号を付してその説明を省略する。
【0025】
図1〜図3に示すフィルタ取り付け機構は、基台1の背面壁部3に形成されたほゞ直方体形状の気体導入制御空間61を有している。そして、この制御空間61の上壁部には、U字状係止部62が取り付け固定され、その左右両側壁部には、上記制御空間61の前方側において左右一対の軸支部材64a、64bがそれぞれ回動自在に取付けられている。
【0026】
気体導入制御空間61はヒンジ式開閉ドア63の収納空間を構成するものであって、この気体導入制御空間61には、この制御空間61とほゞ同じ大きさでほゞ直方体形状のヒンジ式開閉ドア63が収納配置されている。そして、この開閉ドア63は、前記左右一対の軸支部材64a、64bにより気体導入制御空間61の左右両側壁部にそれぞれ回動自在に軸支されている。したがって、開閉ドア63は、左右一対の軸支部材64a、64bを支点として図1〜図3に示す閉位置から開位置へと前方(図3の右方)に往回動することができるとともに、これとは逆方向に復回動することができる。
【0027】
開閉ドア63の前面の上部中央やゝ右寄りには、凹部65が形成され、この凹部65の左右両側壁部には、操作レバー67が支軸69により回動自在に軸支されて取り付けられている。そして、操作レバー67の弾性係止部67aと基台1のU字状係止部62とからヒンジ式開閉ドア63の閉位置でのロック機構が構成されていて、弾性係止部67aは、U字状係止部62に弾性的にかつ選択的に係止し得るようになっている。
【0028】
開閉ドア63の前面の下部には、左右一対の外気導入口71a、71bが形成されている。また、この開閉ドア63の前方開口には、透明窓板73が取り付け固定され、その後方開口74に臨むように図3に示すホルダ付きフィルタ75が着脱自在に取り付けられている。したがって、このホルダ付きフィルタ75に取り付けられているエアフィルタの汚れの程度をこの透明窓板73を通して外部から目視することができる。
【0029】
開閉ドア63の左側壁部には、図1および図3に明示するように、気体供給用バルブ機構を構成する流体流量制御機構77が取付けられている。そして、この制御機構77は、図4および図5に明示するように、その上端に外気導入口79を有しかつ酸素供給用パイプ81の基端部が接続された接続用パイプ83をその下端附近に有する筒形ケース85と、この酸素供給用パイプ81を通して供給される供給酸素の圧力の大きさに応じて上下方向に往復動する作動部材87とを備えている。また、この作動部材87は、上記供給酸素の圧力が加わることにより上昇するピストン部材から構成された圧力検知板部89と、この圧力検知板部89の上下方向の位置に応じて上記外気導入口79の開口率を変化させることにより外気の導入量を調節する外気用弁体91と、この外気用弁体91を圧力検知板部89に連結している弁棒93と、この弁棒93に設けられたスプリング受け95とを有している。そして、このスプリング受け95と圧力検知板部89との間にコイルスプリング43が介在している。
【0030】
筒形ケース85は、前記外気導入口79を有する弁座部材97がその上端に取付け固定されたケース本体99と、このケース本体99の下部にその上部が嵌合されて取付け固定され多数の内側酸素流出孔101が上下方向に沿って一列に形成されたシリンダ部103と、このシリンダ部103の下部にその上部が嵌合されて取付け固定されその下端附近に前記接続用パイプ83が設けられた酸素導入管部105とを有している。また、ケース本体99には、弁棒93を軸心方向に往復動し得るように軸支するスラスト軸受け107がそのくびれ部109に設けられ、このスラスト軸受け107およびくびれ部109によりその内部空間が上下に2分割されて上部空間110および下部空間111がそれぞれ形成されている。そして、ケース本体99には、この上部空間110に臨むように1個の外気流出孔113が設けられ、また、この下部空間111に臨むように1個の外側酸素流出孔115が設けられている。したがって、シリンダ部103に設けられた多数の内側酸素流出孔101は、下部空間111を介してこの外側酸素流出孔115とそれぞれ連通している。このために、シリンダ部103は、肉薄の径小部103aをその上部に有し、この径小部103aに内側酸素流出孔101が形成されている。
【0031】
外気導入口79および外側酸素流出孔115は、図4に明示するように、それぞれ円形であり、また、多数の内側酸素流出孔101もそれぞれ円形の小孔から成っている。これに対し、外気流出孔113は、図4に明示するように、その上部がほゞ二等辺三角形であり、また、その下部がほゞ円形であり、これらの二等辺三角形と円形とが互いに接するように組み合せられた逆涙滴形状(すなわち、涙滴または液滴を上下逆にした形状)となっている。
【0032】
シリンダ部103のシリンダ孔116の下端には、不織布パッドなどから成る酸素フィルタ117が設けられている。そして、ケース本体99のくびれ部109は、作動部材87の最大下降位置(すなわち、最大復動位置)において圧力検知板部89がこの酸素フィルタ117に当接しないように、外気用弁体91の下限ストッパとして機能する。なお、上記外気導入口79に導入される外気としては、開閉ドア63の前面に形成された一対の外気導入口71a、71bからこの開閉ドア63の内部に流入する外気が用いられる。
【0033】
開閉ドア63の左側壁部には、筒形ケース85に導入された外気および供給酸素をフィルタ前室29にそれぞれ送り込む外気導入口119および酸素導入口121が筒形ケース85の外気流出孔113および外側酸素流出孔115にそれぞれ対応してかつこれらとほゞ同形で設けられている。また、開閉ドア63の前部左側の下方には、図2に明示するように、カップ状の凹部123が設けられ、この凹部123の底面には、酸素供給用パイプ81の先端部が接続された接続用パイプ39が取付け固定されている。そして、酸素ボンベ(図示せず)からの供給酸素を供給する外部の酸素供給用パイプ(図示せず)の先端部をこの接続用パイプ39に接続し得るようになっている。また、この接続用パイプ39の先端は、図3に明示するように、開閉ドア63の前面とほゞ面一になっているので、この接続用パイプ39に何物かが引っかゝって邪魔になる恐れはない。
【0034】
流体流量制御機構77が組み込まれた図1〜図5に示すフィルタ取り付け機構を通常の使用状態で使用するときには、基台1内に設けられた調節空気供給装置の空気循環用ファン(図示せず)を回転駆動させるとともに、酸素ボンベ(図示せず)のバルブを必要に応じて適当量開放すればよい。このようにすれば、酸素ボンベからの供給酸素がこのバルブの開放量に応じて外部の酸素供給用パイプ(図示せず)、外部の接続用パイプ39、内部の酸素供給用パイプ81および内部の接続用パイプ83をそれぞれ通して流体流量制御機構77の筒形ケース85の酸素導入管部105内に導入される。また、外気がこの供給酸素の導入量に応じて(たゞし、供給酸素と外気との導入量の大小関係は互いに逆でほゞ反比例の関係になる)その外気導入口79から筒形ケース85のケース本体99の上部空間110内に導入される。そして、この導入された供給酸素は内側酸素流出孔101、外側酸素流出孔115および酸素導入口121をそれぞれ通ってフィルタ前室29に導入され、また、上記導入された外気は外気流出孔113および外気導入口119をそれぞれ通ってフィルタ前室29に導入されるので、これらの供給酸素および外気はこゝで混合される。この結果、必要に応じて適当量の酸素が富化された外気がフィルタ前室29からホルダ付きフィルタ75のエアフィルタおよびフィルタ後室(図示せず)をそれぞれ通って空気循環用ファン(図示せず)に向って移動するので、この外気は上記エアフィルタにより浄化される。
【0035】
一方、新生児の異常での使用状態で使用するときには、筒形ケース85の酸素導入管部105への供給酸素の導入量を一定値よりも大きくすればよい。この場合、流体流量制御機構77の外気用弁体91が外気導入口79を完全に閉塞するので、上述の供給酸素のみをフィルタ前室29に導入することができる。
【0036】
また、ホルダ付きフィルタ75のエアフィルタを取り替えたいときには、図1〜図3の状態において操作レバー67に指を係合させてからこの操作レバー67を支軸69を支点として前方へ回動させればよい。この場合、操作レバー67の弾性係止部67aがU字状係止部62に対する弾性的係止を解除するので、操作レバー67を手で握ってヒンジ式開閉ドア63全体を軸支部材64a,64bを支点として前方へ回動させることができる。
【0037】
次に、流体流量制御機構77の動作の詳細を図5〜図14および図19を参照しつゝ具体的に説明する。
(1)筒形ケース85の酸素導入管部105内への供給酸素の流量(以下、「供給酸素流量」という)が0L/分のときには、図5に示すように、外気用弁体91が筒形ケース85のケース本体99のくびれ部109に当接している。したがって、外気導入口79および外気流出孔113は図14(A)に示すようにそれぞれ全開し、また、シリンダ部103の内側酸素流出孔101は圧力検知板部89により酸素導入管部105の内部とは隔離されている。このために、フィルタ前室29に供給される気体(以下、「供給気体」という)は、外気19.2L/分で供給酸素0L/分である。
(2)供給酸素流量を1L/分にすると、この供給酸素の圧力が圧力検知板部89に加わるので、図6に示すように、作動部材87が上昇する。そして、この圧力検知板部89が一番下の内側酸素流出孔101を酸素導入管部105の内部と連通させるとともに、図14(B)に示すように、外気流出孔113はその上部の二等辺三角形部分のみが外気導入口79に対して開放された状態になる。したがって、供給気体は外気14.3L/分で供給酸素1L/分である。
(3)供給酸素流量を2L/分、3L/分、4L/分、5L/分および6L/分に順次増加すると、作動部材87は図7、図8、図9、図10および図11に示すように順次往動する。そして、圧力検知板部89が一番下、下から2番目、下から3番目および下から4番目の内側酸素流出孔101を酸素導入管部105の内部と順次連通させるとともに、図14(C)、図14(D)、図14(E)、図14(F)および図14(G)に示すように、外気流出孔113の二等辺三角形部分を外気導入口79に対して次第に閉塞する。したがって、供給気体は、外気8.3L/分で供給酸素2L/分、外気5.6L/分で供給酸素3L/分、外気2.5L/分で供給酸素4L/分、外気0.7L/分で供給酸素5L/分および外気ほゞゼロL/分で供給酸素6L/分と順次切り換わる。
(4)供給酸素流量を7L/分および8L/分とさらに増加すると、作動部材87は図12および図13に示すようにさらに往動するので、ついにはこの作動部材87の外気用弁体91は、図14(H)の状態を経て、図14(I)に示すように弁座部材97に密着して、外気導入口79を完全に閉塞する。そして、圧力検知板89は下から1番目〜5番目の内側酸素流出孔101を酸素導入管部105の内部と連通させる。したがって、供給気体は、外気ゼロL/分で供給酸素7L/分および外気ゼロL/分で供給酸素8L/分にそれぞれなる。そして、供給酸素流量をさらに増加しても、供給気体はこの増加した量の供給酸素のみとなる。
【0038】
上述の流体流量制御機構77によれば、上記(1)項(4)項に記載したようにして供給気体中の酸素と外気との割合を供給酸素の量に応じて変化させることができ、この両者の変化はほゞ反比例の関係にあるから、図19の折線Cに示すように、供給酸素流量に対する保育器のフード内の気体の酸素濃度を約20%〜約90%までほゞ直線的に変化させることができる。
【0039】
なお、上述の実施例においては、本発明による流体流量制御機構を保育器に適用したが、保育器以外の医療機器にも適用することができる。
【0040】
また、上述の実施例においては、外気の流量と供給酸素の流量とを制御するようにしたが、それ以外の気体、ミストを含む気体、その他の任意の複数の流体の流量を制御するのに適用することもできる。
【0041】
また、上述の実施例においては、作動部材87が全往動長のうちの約60%往動したときに内側酸素流出孔101が酸素導入管部105の内部に対して初めて開放されるようにしたが、誤動作を防止する観点から、好ましくは30〜80%、さらに好ましくは45〜70%往動したときに内側酸素流出孔101が酸素導入管部105の内部に対して初めて開放されるのが好ましい。
【0042】
また、上述の実施例においては、小孔から成る多数の内側酸素流出孔101を作動部材87の軸心方向に沿って一列に形成するようにした。しかし、軸心方向に対して或る程度傾斜した方向に沿って一列に形成してもよい。また、圧力検知板部89の往動量が大きくなるにつれて酸素導入管部105の内部に対する開口量が増大するように、上記内側酸素流出孔101が単一のスリット状開孔から形成されていてもよく、このスリット状開孔は作動部材87の軸心方向に沿ってまたはこの軸心方向に対して或る程度傾斜して延びていてよい。
【0043】
また、上述の実施例においては、内部の接続用パイプ83とは別に外部の接続用パイプ39を設けたが、内部の接続用パイプ83に外部の接続用パイプ39を兼用させてこの内部の接続用パイプ83を図3に示す外部の接続用パイプ39の位置に配することにより、この外部の接続用パイプ39および内部の酸素供給用パイプ81をそれぞれ省略してもよい。
【0044】
さらに、上述の実施例においては、供給酸素を筒形ケース85内から外部に流出させる流出口として、多数の内側酸素流出孔101と1個の外側酸素流出孔115とを設けたが、シリンダ部103をケース本体99と一体に構成してケース本体99に多数の酸素流出孔101を設けることにより、外側酸素流出孔115を省略することもできる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、第2の流体の筒形ケース内への導入量の増加の程度に応じて第1の流体の筒形ケース内への導入量が自動的に減少するから、第2の流体の筒形ケース内への導入量に対する第1の流体の筒形ケース内への導入量の制御が容易であり、また、第2の流体がなくなってしまってこの第2の流体を導入し得なくなっても、第1の流体がある限り、この第1の流体を筒形ケース内に充分に導入することができる。
【0046】
また、基本的には、筒形ケースとこの筒形ケース内を往復動し得る作動部材とから構成したから、構造が簡単で動作が確実で故障し難く、しかも、耐久性に富んでいる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を保育器に適用してフィルタ取り付け機構に組み込んだ医療機器用流体流量制御機構の一実施例におけるフィルタ取り付け機構の正面図である。
【図2】図1に示すフィルタ取り付け機構の斜視図である。
【図3】図1のIII−III線の断面図である。
【図4】図3に示す流体流量制御機構の斜視図である。
【図5】供給酸素流量0L/分における図4のV−V線の断面図である。
【図6】供給酸素流量1L/分における図5と同様の図である。
【図7】供給酸素流量2L/分における図5と同様の図である。
【図8】供給酸素流量3L/分における図5と同様の図である。
【図9】供給酸素流量4L/分における図5と同様の図である。
【図10】供給酸素流量5L/分における図5と同様の図である。
【図11】供給酸素流量6L/分における図5と同様の図である。
【図12】供給酸素流量7L/分における図5と同様の図である。
【図13】供給酸素流量8L/分における図5と同様の図である。
【図14】図4に示す流体流量制御機構の外気導出口の開閉状態を示す外気導出口附近の正面図であって、(A)〜(I)は、図5〜図13の供給酸素流量の状態にそれぞれ対応している。
【図15】保育器のフィルタ取り付け機構に組み込まれた流体流量制御機構の第1の従来例におけるフィルタ取り付け機構の分解斜視図である。
【図16】図15に示すフィルタ取り付け機構の中央横断面図である。
【図17】(A)は通常の使用状態における図16のXVII−XVII線の断面図であり、(B)は新生児の異常での使用状態における(A)と同様の図である。
【図18】(A)は保育器のフィルタ取り付け機構に隣接して設けられた流体流量制御機構の第2の従来例を示す流体流量制御機構附近の通常の使用状態における横断面図であり、(B)は新生児の異常での使用状態における(A)と同様の図である。
【図19】図1〜図14に示す本発明の一実施例、図15〜図17に示す第1の従来例および図18に示す第2の従来例における供給酸素流量に対する酸素濃度の関係を示す線図である。

Claims (4)

  1. 筒形ケースとこの筒形ケース内を往復動し得る作動部材とを備え、
    上記筒形ケースは、第1の流体を上記筒形ケース内に導入する第1の導入口と、第2の流体を上記筒形ケース内に導入する第2の導入口と、上記第1の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第1の流体をこの筒形ケース内から外部に流出させる第1の流出口と、上記第2の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第2の流体をこの筒形ケース内から外部に流出させる第2の流出口とを有し、
    上記作動部材は、上記第2の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第2の流体の圧力の大きさを検知してこの作動部材を往動させる圧力検知部と、上記第1の導入口に対する上記第1の流出口の開口量を上記作動部材の往動量が大きくなるのに応じて減少させる弁体とを有し、
    上記第2の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第2の流体は、上記第2の流出口から外部に流出するとともに、上記第1の導入口から上記筒形ケース内に導入される上記第1の流体は、上記第2の流体の導入割合が増加するのに応じて上記第1の流出口の開口量が減少するにつれてその流出割合が減少するように、上記第1の流出口から外部に流出するように構成された医療機器用流体流量制御機構。
  2. 上記第1の流出口は、上記弁体が上記作動部材の往動量と反比例した関係よりもさらに大きな割合で上記第1の流出口の上記開口量を減少させ得るように、上記第1の導入口側がほゞ三角形状に構成された請求項1に記載の医療機器用流体流量制御機構。
  3. 上記第2の流出口は、上記圧力検知部の往動量が大きくなるにつれて上記第2の導入口に対する開口量が増大するように構成された請求項1または2に記載の医療機器用流体流量制御機構。
  4. 保育器基台に請求項1〜3のいずれかに記載の医療機器用流体流量制御機構が組み込まれている保育器。
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