JP3625960B2 - フィルム包装体の製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状フィルムを連続して供給しながらこのフィルムを筒状に形成し且つフィルムの重畳部を溶着してフィルム筒体を形成し、このフィルム筒体内にクリーム、チョコレート、飴などの食品、シリコンなどのコーキング剤、接着剤、その他の比較的低粘性の流体または液体を充填するフィルム包装体の充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6はいわゆる砲弾型のフィルム包装体を示す正面図である。
このフィルム包装体は、塩化ビニリデン系などの帯状の包装フィルム1が円筒状に成形され、その縁部どうしの重畳部が溶着されて溶着線2が形成されてフィルム筒体が形成され、このフィルム筒体の内部に内容物が充填された後に、両端部が絞られ、アルミニウムワイヤなどのクリップ材3で締め付けられて結紮されている。
この種の砲弾型のフィルム包装体はソーセージやチーズなどを内容物とするもとしてよく知られているが、最近では、この種のフィルム包装体に、業務用のクリーム、チョコレートまたは飴などのように比較的粘性の低い液体状の食品、シリコンなどの密封用コーキング剤、または接着剤などを充填することがある。これらを内容物とするフィルム包装体は、ソーセージやチーズを内容物とするものに比較して全体が大きく、例えば直径が100〜120mm、長さが250〜450mm、重量が2〜5kg程度である。
【0003】
図3はこの種の砲弾型のフィルム包装体の製造装置を示している。
帯状の包装フィルム1は、フィルム原反1Aから引き出され、ガイドロール4aと4bに案内されて成形部材5に送られる。この成形部材5は、内容物を充填する充填ノズル6の外周に設けられ、成形部材5によって、包装フィルム1が充填ノズル6を囲む筒形状となるようにフォーミングされ、下方に位置する送りローラ7aと7bとにより一定の速度で下向きに連続して送り出される。成形部材5では、包装フィルム1が筒状に成形されるとともに縁部どうしが重ね合わされるが、このフィルム縁部どうしの重畳部は、成形部材5の下方に設けられた溶着電極8aと8bとで高周波溶着され、フィルム筒体1aが形成される。
【0004】
前記送りローラ7aと7bとで連続的に送り出されるフィルム筒体1a内に定量ポンプ9から内容物が供給され、内容物は充填ノズル6の下端の充填口6aからフィルム筒体1aの内部に連続供給される。
送りローラ7aと7bの下方には、扱き機構10が設けられ、扱き機構10内の一対の扱きローラ10aと10bとにより、内容物が充填されたフィルム筒体1aが間欠的に扱かれ、フィルム筒体1aのフィルムが偏平状態に密着して偏平部1bが形成される。
【0005】
扱き機構10の下方には密閉機構11が設けられている。この密閉機構11は、昇降動作するものであり、その下降動作においてフィルム筒体1aの下降速度と一致したときに、前記偏平部1bが絞られて結紮される。この密閉機構11には、前記偏平部1bを集束して絞る集束板12a,12aおよび12b,12bと、集束された部分の2箇所を図6に示すクリップ材3で結紮する結紮金型13a,13bおよび14a,14bと、クリップ材3による2箇所の結紮部の中間を切断する切断部材15とが設けられている。結紮部の中間が切断部材15で切断されると、図6に示す砲弾型のフィルム包装体が完成する。
【0006】
図4は、図3に示す充填ノズル6の部分を拡大して示す図3のIV矢視の正面図である。
充填ノズル6の外周には、前記溶着電極8aを支持する支持筒8cが固定され、この支持筒8cの上端部に上部サイズリング8dが一体に形成されている。前記支持筒8cの下方にて充填ノズル6の外周に固定された支持筒16の下端には、下部サイズリング16aが一体に設けられている。上部サイズリング8dと下部サイズリング16aは同一の直径であり、溶着電極8aと8bとでフィルム縁部が溶着されたフィルム筒体1aの内径寸法は、このサイズリング8dと16aの外径によって決められる。
【0007】
さらに下部サイズリング16aと充填口6aとの間には可動リング17が設けられている。この可動リング17はその軸穴の内周面に嵌着されたOリング18を介して充填ノズル6の外周面にて軸方向へ摺動自在とされている。可動リング17の下部にはフランジ部17aが一体に形成されており、その外周部がフィルム筒体1aの内面に摺接する摺接部17bとなっている。通常は、この摺接部17bの直径が前記各サイズリング8dおよび16aの直径すなわちフィルム筒体1aの内径寸法よりもわずかに大きく形成されている。
充填ノズル6から充填される内容物が、クリームやチョコレートなどの比較的粘性の低い流体または液体の場合、扱きローラ10aと10bとで扱かれた偏平部1bが密閉機構11まで下降して結紮動作が完了するまで前記扱きローラ10aと10bとの圧接が継続される。
【0008】
すなわち、扱きローラ10aと10bとでフィルム筒体1aが扱かれ続けている間に、密閉機構11の集束板12a,12aおよび12b,12bにより偏平部1bが集束されて、結紮金型13a,13bおよび14a,14bによりアルミニウムワイヤなどのクリップ材3が2箇所に締め付けられて結紮が行われ、その後に2箇所の結紮部の中間が切断部材15により分離されて図6に示す砲弾型のフィルム包装体が完成する。この結紮動作の直後に扱きローラ10aと10bが互いに離れ、下端がクリップ材3により密閉されている偏平部1b内に内容物が落下して充填される。さらにこの内容物が充填されたフィルムが所定長さ下方へ移動した後に、再度扱きローラ10aと10bによりフィルム筒体1aが扱かれて、前記の結紮・密閉動作および切断動作が行われ、これが繰返えされる。
【0009】
前記のように扱きローラ10aと10bによりフィルム筒体1aが扱かれている間も、包装フィルム1は前記フィルム送りローラ7aと7bの定速回転力および前記扱きローラ10aと10bの回転力により連続的に送り続けられ、また定量ポンプ9から一定流量で内容物が供給され続ける。したがって、扱きローラ10aと10bとでフィルム筒体1aが扱かれている間、扱きローラ10a,10bの上方に供給される内容物は、図4に示すように、充填ノズル6の外周面とフィルム筒体1aとの間を上昇し、この内容物により可動リング17が上方へ押し上げられる。そして、扱きローラ10aと10bが互いに離れ、偏平部1b内に内容物が落下するときに、充填ノズル6の周囲の内容物の下降とともに可動リング17が下降するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、充填ノズル6の外周に摺動自在な可動リング17が設けられているため、扱きローラ10aと10bとがフィルム筒体1aを偏平状態に扱いているときに、フィルム筒体1a内の内容物が可動リング17の下面に密着して可動リング17が押し上げられ、可動リング17の下側に位置する空気が可動リング17の上に押し出されるようになっている。
しかし、図5に示した可動リング17を用いたものでは、フィルム筒体1a内に内容物と共に空気が混入しやすく、図6に示す形状の砲弾型のフィルム包装体の内部においてフィルムの内面と内容物との間に、細かな気泡が混入し、包装体の外観を損ねるという問題点がある。このような問題点が生じる原因としては以下のことが考えられる。
【0011】
(1)扱きローラ10aと10bとが離れ、偏平部1b内に内容物が落下するときに、内容物の上面に密着している可動リング17が充填ノズル6に沿ってまたフィルム筒体1aの内面を摺動して下降するが、このときに、可動リング17の下面の圧力が低下し、特に可動リング17のフランジ部17aの下面の外周部分の圧力Pが低下しやすい。しかも、従来の可動リング17のフランジ部17aの外周部分は断面が円形であり、摺接部17bとフィルムの内面とがフィルム筒体1aの円周方向に延びる線で接触しているだけであるため、前記低圧力Pにより、フランジ部17aの上方に位置する空気が、摺接部17bとフィルムとの間を通過してフランジ部17aの下方へ移行しやすい。
【0012】
(2)可動リング17の内面は1本のOリング18を介して充填ノズル6の外周面を摺動しているため、充填ノズル6の外周面に対する可動リング17の摺動が不安定であり、扱きローラ10aと10bが離れ、内容物が下降するときに、可動リング17の下降時の抵抗が比較的大きくなり、可動リング17の下降動作が滑らかになりにくい。そのため、可動リング17が下降するときに、可動リング17の下面の前記圧力Pが低下しやすく、よってフランジ部17aよりも上の空気が可動リング17の下面に引き込まれやすい。
【0013】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、可動リングの形状を改善し、さらに可動リングと充填ノズルとの摺動特性を安定させて、可動リングの下面に空気が混入しにくくし、製造された包装体の内部に気泡が介在するのを防止できるようにしたフィルム包装体の製造装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下端に充填口を有する内容物の充填ノズルと、連続的に供給される帯状フィルムを前記充填ノズルを囲む筒状に成形する成形部材と、筒状に成形された帯状フィルムの重畳部を溶着してフィルム筒体とする溶着手段と、前記充填口から内容物が充填された前記フィルム筒体を前記充填ノズルの下方に向けて送る送り手段と、内容物が充填されたフィルム筒体を間欠的に扱く扱き部材と、フィルム筒体の扱きが与えられた部分を密閉する密閉機構とが設けられたフィルム包装体の製造装置において、前記フィルム筒体の内面に摺接し且つ前記扱き動作に応じて充填ノズルの外周を軸方向へ摺動する可動リングが設けられ、前記可動リングの外周には、充填ノズルの軸を中心とした円筒面で且つ軸方向へ所定長を有してフィルム筒体の内面に摺接する摺接面と、この摺接面の上端から軸中心に向かう湾曲面とが形成されており、前記可動リングの前記充填口側となる下面には、上方に向かうにしたがって開口直径が徐々に小さくなる傾斜内面を有する凹部が形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
また、可動リングの中心に形成された軸穴には、充填ノズルの外周面を摺動する低摩擦材料の摺動リングが嵌着されており、この摺動リングは充填ノズルの軸方向に間隔を開けて一対設けられていることが好ましい。
この場合、前記摺動リングが、フッ素樹脂あるいは表面にフッ素樹脂がコーティングされた材料で形成されているものとして構成することが好ましい。
【0017】
本発明のフィルム包装体の製造装置では、扱き部材による扱き動作および扱きの開放動作により生じる充填ノズルの外側での内容物の上下動に合わせて、可動リングが充填ノズルの外周面をその軸方向へ上下に摺動する。この可動リングの外周面には、充填ノズルの軸方向へ所定の長さを有する円筒面状の摺接面が形成されているため、この摺接面とフィルム筒体の内面との摺接面積が図5に示した従来のものに比較して広くなり、可動リングとフィルム筒体の内面との密着性が良くなる。
【0018】
さらに図2に示すように、可動リングの外周では、前記円筒面状の摺接面の上端から軸中心へ向かう湾曲面が形成されている。よって、扱き部材による扱きが開放されて内容物が下降し、この内容物の下降速度がフィルムの下方への送り速度よりも速くなり、この内容物の下降に追従して可動リングが充填ノズルを摺動して下方へ移動するときに、速い速度で下降する可動リングに対して相対的に上方へ移動しているフィルムが可動リングの直上位置にて筒内の内方へ変形しようとする。このとき、内側へ変形しようとするフィルムが前記湾曲面に沿うようになり、可動リングとフィルム内面の密着性がさらに良くなり、可動リングの上方の空気が可動リングの下面に引き込まれにくくなる。
【0019】
また、可動リングの下面に凹部を形成し、この凹部に傾斜内面を形成することにより、図5に示す低圧力Pとなる部分に可動リングの下端部分が下向きに存在することになり、可動リングの下面の周囲の低圧力Pとなる領域を減少させることができる。
【0020】
さらに、可動リングの軸穴には、充填ノズルの軸方向に間隔を開けた一対の摺動リングが設けられ、この一対の摺動リングを介して可動リングが充填ノズルの外周面を摺動するため、充填ノズルの外面での可動リングの摺動が滑らかになる。よって内容物が下降するときに、可動リングがこれに追従しやすくなって、可動リングの下の圧力が低下しにくくなり、可動リングの上方の空気が可動リングの下部の内容物内に混入しにくくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は本発明のフィルム包装体の製造装置の上方の部分を示す部分斜視図、図2は可動リングが設けられている部分を示す拡大断面図である。
図1に示すフィルム包装体の製造装置は、図3に示したものと基本的な構造が同じである。この製造装置により、図6に示すように直径が100〜120mm、長さが250〜450mm、重量が2〜5kgの砲弾型のフィルム包装体が連続して製造される。このフィルム包装体の内容物は、業務用のクリーム、チョコレートまたは飴などのように比較的粘性の低い液体状の食品、シリコンなどの密封用コーキング剤、または接着剤、あるいはその他の流体または液体である。
【0022】
図1に示した包装装置では、フィルム原反1Aから引き出された帯状の包装フィルム1がガイドロール4aと4bとに案内されて成形部材5に至る。成形部材5は充填ノズル6の外周に設けられて支持板5c,5cにより固定されている。成形部材5の内部に設けられている充填ノズル6は、図3に示すように、上端が内容物を充填する定量ポンプ9に連結され、下端には充填口6aが開口している。
前記成形部材5は、ステンレススチールなどの金属板により筒状に形成されたものであり、成形部材5の一方の縁部5aと他方の縁部5bとが隙間を有して重ねられている。図1に示すように、ガイドロール4bを経た帯状の包装フィルム1は、成形部材5の上縁部から内面側へ反転され、このとき成形部材5の縁部5aと5bとにより、包装フィルム1の縁部どうしが重ねられる。
【0023】
成形部材5の下方には、支持筒8cが充填ノズル6の外周に固定されて設けられており、この支持筒8cの外面に高周波による溶着電極8aが設けられ、またこの溶着電極8aに圧接する相手側の高周波電極8bが設けられて、溶着電極8aと8bとで溶着手段が構成されている。前記成形部材5により円筒状に成形された包装フィルム1は、送り手段を構成する送りローラ7aと7bとで挟まれ、この送りローラ7aと7bの定速回転力さらには図3に示す扱きローラ10aと10bの回転力により連続的に下向きに送り出される。この下向きに送り出されるフィルムの縁部どうしの重畳部が前記溶着電極8aと8bで高周波溶着される。よって、溶着電極8aと8bを通過すると、フィルムの縁部どうしの重畳部に溶着線2が連続して形成され、包装フィルム1が溶着線2により溶着された状態のフィルム筒体1aとなる。
【0024】
前記支持筒8cの上端には上部サイズリング8dが一体的に形成されている。前記支持筒8cの下方では、充填ノズル6の外周面に支持筒16が固定され、この支持筒16の下端に下部サイズリング16aが一体に形成されている。上部サイズリング8dと下部サイズリング16aは、互いに同一の直径であり、両サイズリング8dと16aによりフィルム筒体1aの内径が決められる。
そして、前記下部サイズリング16aの下方には、充填ノズル6の外周面を摺動して充填ノズル6の軸方向へ移動可能な可動リング21が設けられている。
【0025】
充填ノズル6の充填口6aの下方に設けられた前記送りローラ7aと7bは、フィルム筒体1aを挟持し且つ一定の速度で回転駆動されており、この送りローラ7aと7bの回転力さらには扱きローラ10aと10bの定速回転力により、フィルム筒体1aは一定の速度で連続して図示下方へ送られる。
図3に示したように、送りローラ7a,7bの下方には、扱き機構10が設けられ、この扱き機構10には、内容物が充填されたフィルム筒体1aを間欠的に扱いて偏平部1bを形成する一対の扱きローラ(扱き部材)10a,10bが設けられている。
【0026】
さらに下方には密閉機構11が設けられている。この密閉機構11は、フィルム筒体1aの下方への連続的な送り合わせて昇降動作を繰返すものである。密閉機構11には、集束板12a,12a、および12b,12bが設けられ、密閉機構11の下降速度がフィルム筒体1aの下降速度に一致するときに、集束板12a,12aおよび12b,12bにより偏平部1bが集束させられる。さらに結紮金型13a,13bおよび14a,14bによって、アルミニウムワイヤなどのクリップ材3が締め付けられ、集束板で集束された部分が2箇所でクリップされて結紮される。さらに、前記2箇所の結紮部の中間が切断部材15により切断され、図6に示すような砲弾型のフィルム包装体が完成する。
【0027】
図2に示すように、本発明での可動リング21は、ステンレススチールなどの金属で形成された保持リング22を有している。この保持リング22の内面には、上方から下方へ向けて軸穴22aが形成され、軸穴22aの図示下端には内方に突出する段差部22bが形成されている。保持リング22の外周面では、下端から外周方向へ突出する鍔状の位置決め段差部22cが形成されている。また保持リング22の上部外周面には雄ねじ部22dが切削されて形成されている。
保持リング22の内面の軸穴22aには、摺動リング24a,スペーサ23,摺動リング24bが順に挿入されている。摺動リング24aと24bは、フッ素樹脂(テフロン)などの低摩擦材料により形成され、または表面に前記低摩擦材料がコーティングされたものである。またスペーサ23はステンレススチールにより形成されている。
【0028】
保持リング22の外周には摺接リング25が取付けられている。この摺接リング25は全体がフッ素樹脂(テフロン)などの低摩擦材料により形成され、あるいは表面にフッ素樹脂などの低摩擦材料がコーティングされたものである。摺接リング25の中心穴25aは、前記保持リング22の外周面に隙間なく嵌着され、摺接リング25の内面の下部に形成された段差凹部25bが保持リング22の前記位置決め段差部22cに嵌着されて、保持リング22の外周に摺接リング25が位置決めされている。
【0029】
保持リング22の上端には締め付けリング26が締結される。締め付けリング26の内周面には雌ねじ部26aが形成され、上端の内周には充填ノズル6の外形よりも大きめの逃げ穴26bが形成されている。保持リング22の上端の雄ねじ部22dに締め付けリング26の雌ねじ部26aが締め付けられることにより、保持リング22の内周に、摺動リング24a、スペーサ23および摺動リング24bが保持され、また保持リング22の外周に摺接リング25が保持されて固定される。
【0030】
摺接リング25の外周面には、可動リング21および充填ノズル6の軸を中心とした円筒面となる摺接面25cが形成されている。図2に示すように、可動リング21および充填ノズル6の軸を含む縦断面では、前記摺接面25cは、前記軸と平行である。この摺接面25cを形成している円筒面の直径は、前記両サイズリング8dおよび16aの直径(フィルム筒体1aの内径寸法にほぼ等しい)Dに対して3%程度大きく形成されている。前記直径Dは100mmから120mm程度であり、このとき摺接面25cの軸方向への長さ寸法Lは、5mm以上であることが好ましく、さらに好ましくは7mm以上である。摺接面25cの長さ寸法Lを5mm以上に設定すると、可動リング21が下降する際に、摺接面25cとフィルム内面との密着性が良好になり、可動リング21の上方の空気が摺接面25cとフィルムとの間に引き込まれなくなる。
【0031】
また、摺接リング25の外面には、前記摺接面25cの上端から軸中心方向へ向かう緩い湾曲面25dが形成されている。図2に示す充填ノズル6の軸を含む縦断面図で見た場合、前記湾曲面25dは、摺接面25cの上端に連続する円弧形状であり、前記摺接面25cはこの円弧の接線方向に延びている。したがって、摺接面25cと湾曲面25dとは段差や角部を有することなく連続した面となっている。図2に示す縦断面図での湾曲面25dの曲率半径は10mm以上であることが好ましく、さらに好ましくは15mm以上である。曲率半径を10mm以上にすることにより、可動リング21が下降するときに摺接面25cの直上を移動するフィルムが湾曲面25dに密着しやすくなる。
また可動リング21の下面には、上方に向けて凹部25eが形成されている。この凹部25eは、摺接リング25の下面が削り取られることにより形成されている。この凹部25eは内径が上方に向かうにしたがって徐々に小さくなっており、図2に示す縦断面図で見たときに、凹部25eの内壁面は傾斜内面25fとなっている。
【0032】
次に、上記フィルム包装体の製造装置の動作を説明する。
帯状の包装フィルム1は、成形部材5により筒状に成形され、溶着電極8aと8bとで溶着されてフィルム筒体1aとなり、このフィルム筒体1aは送りローラ7aと7bの回転力により一定の速度で図示下方へ連続的に送り出される。そして、充填ノズル6の充填口6aからフィルム筒体1a内へ内容物が連続的に充填される。
内容物が充填されたフィルム筒体1aが扱きローラ10aと10bとで扱かれると、内容物が押し上げられてフィルムどうしが密着した偏平部1bとなり、この偏平部1bが下方の密閉機構11に送られるが、この間、扱きローラ10aと10bは密接したまま回転して、フィルム筒体1aに対する扱きが継続する。そして昇降動作する密閉機構11の集束板12a,12aおよび12b,12bにより偏平部1bが集束され、さらに金型13a,13bと金型14a,14bとで、クリップ材3が2箇所で締め付けられて結紮される。そして、2箇所の結紮部の中間が切断部材15により切断される。
【0033】
この結紮動作の後に、扱きローラ10aと10bが互いに離れ、それまで扱きローラ10aと10bとで堰止められていた内容物が下方へ落下し、下端がクリップ材3で結紮されている偏平部1b内に内容物が充填される。その後の所定時間経過後に、扱きローラ10aと10bが再度フィルム筒体1aを加圧して偏平部1bが形成され、密閉機構11により偏平部1bに対する集束と結紮および切断動作が行われる。これを繰返すことにより、図6に示す砲弾型のフィルム包装体が連続して製造される。
【0034】
扱きローラ10aと10bによりフィルム筒体1aが扱かれて偏平部1bが形成されると、その後に充填ノズル6から供給される内容物が充填ノズル6の外面とフィルム筒体1aとの間を上昇し、図2に示すように可動リング21が内容物により押し上げられる。すなわち、可動リング21の下面に、クリームやチョコレートなどの液状の内容物が密着し、この内容物で可動リング21が押し上げられるが、このとき可動リング21の軸穴22a内では一対の摺動リング24aと24bが充填ノズル6の外周を隙間なく摺動する。よって内容物と可動リング21の下面との間に存在する空気は、摺接面25cとフィルムとの間から可動リング21の上方へ押し上げられる。
【0035】
次に、扱きローラ10aと10bが離れると、扱きローラ10a,10bの上方に位置していた内容物が偏平部1bの内部に落下するが、このときの内容物の落下速度はフィルム筒体1aの下方への送り速度よりも速くなる。このときの充填ノズル6の周囲に位置する内容物の落下に追従して、可動リング21が充填ノズル6の外周面を摺動して下降する。
本発明では、図2に示す形状および構造の可動リング21を用いることにより、可動リングの下降の際に、フィルム筒体1a内の内容物に空気が混入しにくくなる。
【0036】
まず、可動リング21の摺接リング25の外周に形成された摺接面25cは円筒面であり、この円筒面は、軸方向へ5mm以上さらに好ましくは7mm以上の長さ寸法Lを有しているため、摺接面25とフィルム内面との摺接面積が広くなっている。したがって、可動リング21が下降するときに、可動リング21の上方の空気が、摺接面25cとフィルム筒体1aの内面との間から可動リング21より下方へ引き込まれにくくなる。
【0037】
また、扱きローラ10aと10bとが離れ、内容物が落下するときに可動リング21がこれに追従し、フィルムの下方への送り速度よりもさらに速い速度で下降する。このとき、摺接面25cの直上の(イ)部の圧力が瞬間的に低下し、摺接面25cの直上の包装フィルム1が内方へ変形しようとする。ただし、摺接面25cの上端にはこれに連続する湾曲面25dが形成されているため、可動リング21が下降するときに(イ)部にて内側へ変形しようとする包装フィルム1が湾曲面25dに密着しやすくなる。湾曲面25dに沿ってフィルムが内側へ変形するため、可動リング21と包装フィルムとの密着性がさらに向上し、これによっても、可動リング21の上方の空気が摺接リング25の外周とフィルム筒体1aとの間から下方へ引き込まれにくくなる。
【0038】
また、可動リング21は軸方向に間隔を開けて設けられた一対の摺動リング24aと24bを介して充填ノズル6の外周面を摺動するため、摺動動作が安定し、可動リング21の下降動作が滑らかになる。よって、内容物の下降に合わせて可動リング21がスムーズに下降するようになり、可動リング21の下面の圧力が低下しにくくなる。
さらに、図5に示した従来の可動リング17が使用されたものでは、内容物と可動リング17が下降するとき、可動リング17の下面の周囲部分の圧力Pが低下しやすい。これに対し、図2に示す可動リング21では、下面から上向きに径が徐々に小さくなる凹部25eが形成されているため、図5の可動リング17において内容物に接触する面(ロ)が、図2の可動リング21では凹部25eの上内面(ハ)に相当していることになる。よって図2に示す可動リング21では、図5における可動リング17の下面の周囲の低圧力Pになる部分に摺接リング25の肉部(ニ)が存在することになって、可動リング21の下面の外周部分の(ホ)の部分に、図5に示すような低圧力Pが生じにくくなる。
【0039】
このように、可動リング21の下面の圧力が低下しにくい構造であり、また前記のように可動リング21がスムーズに下降できる構造であるため、可動リング21よりも上方の空気が可動リング21の下方へ引き込まれにくくなる。
以上から内容物に空気が混入しにくくなり、製造されたフィルム包装体内に内容物とともに気泡が存在するようなことがなくなる。特に、フィルム包装体のフィルム内表面と内容物との間に細かな気泡が混入し、包装体の外観を損ねるという問題が解消される。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明では、比較的粘性が低い粘性流体または液体状の内容物が充填されるフィルム包装体の製造装置において、可動リングの形状を改善し、また可動リングの摺動性を向上させることにより、内容物に気泡が介在するのを有効に防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルム包装体の製造装置の一部を示す斜視図、
【図2】図1に示す製造装置に設けられる可動リングを示す断面図、
【図3】フィルム包装体の製造装置の全体構造を示す正面図、
【図4】従来の製造装置の充填ノズル部分を示す図3のIV矢視の正面図、
【図5】図4に示す可動リングの構造を示す拡大断面図、
【図6】砲弾型のフィルム包装体を示す正面図、
【符号の説明】
1 包装フィルム
1a フィルム筒体
1b 偏平部
2 溶着線
3 クリップ材
5 成形部材
6 充填ノズル
6a 充填口
7a,7b 送りローラ
8a,8b 溶着電極
10 扱き機構
10a,10b 扱きローラ(扱き部材)
11 密閉機構
21 可動リング
22 保持リング
23 スペーサ
24a,24b 摺動リング
25 摺接リング
25c 摺接面
25d 湾曲面
25e 凹部
25f 傾斜内面
26 締め付けリング

Claims (3)

  1. 下端に充填口を有する内容物の充填ノズルと、連続的に供給される帯状フィルムを前記充填ノズルを囲む筒状に成形する成形部材と、筒状に成形された帯状フィルムの重畳部を溶着してフィルム筒体とする溶着手段と、前記充填口から内容物が充填された前記フィルム筒体を前記充填ノズルの下方に向けて送る送り手段と、内容物が充填されたフィルム筒体を間欠的に扱く扱き部材と、フィルム筒体の扱きが与えられた部分を密閉する密閉機構とが設けられたフィルム包装体の製造装置において、前記フィルム筒体の内面に摺接し且つ前記扱き動作に応じて充填ノズルの外周を軸方向へ摺動する可動リングが設けられ、前記可動リングの外周には、充填ノズルの軸を中心とした円筒面で且つ軸方向へ所定長を有してフィルム筒体の内面に摺接する摺接面と、この摺接面の上端から軸中心に向かう湾曲面とが形成されており、前記可動リングの前記充填口側となる下面には、上方に向かうにしたがって開口直径が徐々に小さくなる傾斜内面を有する凹部が形成されていることを特徴とするフィルム包装体の製造装置。
  2. 可動リングの中心に形成された軸穴には、充填ノズルの外周面を摺動する低摩擦材料の摺動リングが嵌着されており、この摺動リングは充填ノズルの軸方向に間隔を開けて一対設けられている請求項1記載のフィルム包装体の製造装置。
  3. 前記摺動リングが、フッ素樹脂あるいは表面にフッ素樹脂がコーティングされた材料で形成されている請求項2記載のフィルム包装体の製造装置。
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