JP3624396B2 - 主軸装置及びころがり軸受の予圧方法 - Google Patents

主軸装置及びころがり軸受の予圧方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3624396B2
JP3624396B2 JP07103599A JP7103599A JP3624396B2 JP 3624396 B2 JP3624396 B2 JP 3624396B2 JP 07103599 A JP07103599 A JP 07103599A JP 7103599 A JP7103599 A JP 7103599A JP 3624396 B2 JP3624396 B2 JP 3624396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
hydraulic
preload
hydraulic chamber
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP07103599A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000263363A (ja
Inventor
直弘 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Machine Techno Co Ltd
Original Assignee
Niigata Machine Techno Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Machine Techno Co Ltd filed Critical Niigata Machine Techno Co Ltd
Priority to JP07103599A priority Critical patent/JP3624396B2/ja
Publication of JP2000263363A publication Critical patent/JP2000263363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3624396B2 publication Critical patent/JP3624396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械の主軸等のころがり軸受に予圧をかけることができる主軸装置及びろがり軸受の予圧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、ハウジング61内に、主軸62をタンデム配置の前後2組のころがり軸受63,64で回転自在に支持した工作機械の主軸装置においては、一般に、ころがり軸受63,64の外輪の間にそれらに予圧を付加して間座65を組み込むことが行われている。
【0003】
この予圧方式はシンプルであるが、図6のように、高速回転で軸受予圧が急上昇して焼付きに至るため(予圧A曲線)、回転数nB まで運転するには組込み時に停止時予圧PA が与えられず、組込み時に予圧が抜けてガタになる予圧PB の予圧B曲線を取らなければならない。このため、低速回転時に主軸剛性がなく、切削能力が劣ってしまうことになる。
【0004】
そこで、実公平4−53457号公報と特許第2528236号公報において、次のような主軸装置が提案されている。
【0005】
(実公平4−53457号公報)
この主軸装置は、図7に示すように、ハウジング61内に、主軸62を、前後2組のころがり軸受63,64で回転自在に支持した主軸装置であって、ころがり軸受63の外輪に嵌着されてハウジング61の後端部に主軸62の軸方向に移動自在に嵌挿された可動スリーブ部材66と、ハウジング61に形成された油圧室Rr内に軸方向に移動自在に装入され、介在部材67を介して可動スリーブ部材66を後側(図7で右側)に移動させてころがり軸受63の外輪に予圧をかけるピストン部材68と、可動スリーブ部材66を後側に付勢してころがり軸受63の外輪に予圧をかける予圧ばね69と、介在部材67を介してピストン部材68を前側に押し戻す戻しばね70とを備え、図8に示すように、主軸62の低速回転時には、油圧回路(図示せず)から油圧室Rrに作動油を供給してピストン部材68と予圧ばね69とで可動スリーブ部材66を後側に押して定位置予圧を行い、また高速回転時には、予圧ばね69のみで可動スリーブ部材66を押して定圧予圧を行うことができる構造となっている。
【0006】
(特許第2528236号公報)
この主軸装置は、図9に示すように、ハウジング61内に、主軸62を、前後2組のころがり軸受63(前側のころがり軸受は図示されていない。)で回転自在に支持した主軸装置であって、ころがり軸受63の外輪に嵌着されてハウジング61の後端部に主軸62の軸方向に移動自在に嵌挿された可動スリーブ部材66と、油圧室Rs,Rt内に軸方向に移動自在に装入され、可動スリーブ部材66を後側(図9で右側)に移動させてころがり軸受63の外輪に予圧をかけるピストン部材68と、ハウジング61に取り付けられ、可動スリーブ部材66とピストン部材68の移動量を制限する調整部材72とを備え、図10のように、定位置予圧を3段に切り換え、低速時の予圧を高めて焼付き限界内に推移させることができるようになっている。
符号73は、油圧室Rs,Rtに作動油を供給する油圧回路であり、油圧ポンプ74を主体とする。
なお、図9において、δ1 はころがり軸受63の初期隙間(初期隙間の総和)、δ2 は調整部材72と可動スリーブ部材66の間に形成される隙間、δ3 は調整部材72とピストン部材68の間に形成される隙間である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の主軸装置には次のような問題点がある。
(実公平4−53457号公報)
(イ) 定圧予圧量を定位置予圧における停止時予圧量よりも大きくすることができない。
(ロ) 定位置予圧量は予め製作設定する必要がある。
(ハ) 高速(定圧予圧)と低速(定位置予圧)の2段しか切り換えられない。
【0008】
(特許第2528236号公報)
(ニ) 全域定位置予圧方式であるため、回転数を高くするほど高速回転側の予圧設定「予圧C曲線」になるが、組込み時に予圧抜けする量が増える。
(ホ) 高速回転設定で回転指令を与えると、低速回転時に予圧抜けしているため、加速・減速時にころがり軸受63のボールがスリップを起こして発熱を生じたり、回転がガタつくなどの現象を生じる。
(ヘ) 高速回転側では停止時に予圧抜けで主軸62がガタつき、振れ精度がでない。
(ト) 予圧を高めた後に、予圧を下げる操作を行っても可動スリーブ部材66のOリングが抵抗となり動きが悪い。
(チ) 予圧切換えの段数を多くするほど組込みスペースが長く必要になる。
【0009】
また、いずれかの主軸装置も、油圧ポンプ74(図9)で作動油を油圧室に供給する構造となっているが、油流量が非常に少なく、油圧の圧力調整弁では、油の流れがある程度生じないと圧力が変化しにくいため、幾つかの圧力調整弁をセットして切り換えて圧力制御することになり、連続可変にできない。
【0010】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、定圧予圧量を定位置予圧における停止時予圧量よりも大きく設定することができる主軸装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、可動スリーブ部材や後側ピストン部材を固定して定位置予圧を行うことができるころがり軸受の予圧方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ハウジング内に、主軸が、前側と後側のころがり軸受で回転自在に支持された主軸装置において、上記後側のころがり軸受の外輪に嵌着されるとともに、上記ハウジングとの間に戻し用油圧室を形成して上記ハウジングに主軸の軸方向に移動自在に嵌挿され、上記戻し用油圧室に供給された作動油の加圧により前側に、作動油の脱圧により後側にそれぞれ移動可能とされた可動スリーブ部材と、予圧用後側油圧室を有し、上記可動スリーブ部材の前端部に一体に固定された押圧部材と、上記予圧用後側油圧室内に軸方向に移動自在に装入され、該予圧用後側油圧室の後側に供給された作動油の加圧により前側に、作動油の脱圧により後側にそれぞれ移動可能とされた後側ピストン部材と、予圧用前側油圧室を有し、該予圧用前側油圧室を上記予圧用後側油圧室に向き合わせてハウジングに一体に固定された固定スリーブ部材と、上記予圧用前側油圧室内に軸方向に移動自在に装入され、該予圧用前側油圧室の前側に供給された作動油の加圧により後側に、作動油の脱圧により前側にそれぞれ移動可能とされた前側ピストン部材と、上記固定スリーブ部材の後端部に設けられ、上記前側ピストン部材の後側への所定以上の移動を阻止する前側ストッパ部材と、上記後側ピストン部材と前側ピストン部材との間及び上記押圧部材と固定スリーブ部材との間に軸方向に移動自在に設けられ、上記前側ピストン部材が後側に移動されたとき、該前側ピストン部材によって後側に移動されて前記押圧部材を後側に押圧し、上記後側ピストン部材が前側に移動されたとき、上記固定スリーブ部材に押し付けられて後側ピストン部材を停止させる中間部材と、上記押圧部材と前側ストッパ部材の部分にそれらの間隔が大きくなるように付勢して設けられた予圧ばねとを具備した構成とした。
【0012】
この手段では、戻し用油圧室と予圧用後側油圧室とを脱圧状態にして予圧用前側油圧室に作動油を充分大きな圧力で供給すると、前側ピストン部材がストッパ部材に突き当たるまで中間部材を介して押圧部材を後側に押圧し、後側ころがり軸受に予圧を付加する(定位置予圧)。
【0013】
また、予圧用前側油圧室を脱圧にした状態で、戻し用油圧室と予圧用後側油圧室とに油通路をそれぞれ通じて作動油を供給すると、後側ピストン部材が前側に移動して中間部材を固定スリーブ部材に押し付ける。後側ピストン部材の油圧力を戻し用油圧室の油圧力よりも大きくした場合、両油圧力の差圧に予圧ばねの力を加えた力が後側ころがり軸受の外輪に予圧となって付加される。この状態で両油通路を閉じると、油通路と油圧室内に封入された作動油の非圧縮性により、可動スリーブ部材と後側ピストン部材とが固定されるので、定位置予圧となる。
上記において、予圧用後側油圧室の油圧力を相対的に低くし、後側ころがり軸受の外輪の変位力よりも小さくすると、予圧ばねによる定圧予圧となる。
【0014】
なお、前側ピストン部材等の「前側」は、通常、工具が装着される主軸の先端側であり、「後側」はその反対側であるが、絶対的なものではなく、見る方向によって変わるので、上記の逆に解釈することもできる。
【0015】
上記の主軸装置において、戻し用油圧室の受圧面積よりも予圧用後側油圧室の受圧面積を大きくすることができる(請求項2)。
この構成では、戻し用油圧室と予圧用後側油圧室に同一圧力の作動油を供給した場合、戻し用油圧室と予圧用後側油圧室の受圧面積差に対応した力が働いて予圧を高める。したがって、戻し用油圧室と予圧用後側油圧室の油圧回路を同一にすることが可能となる。
【0016】
また、請求項1又は2記載の主軸装置において、油圧室に作動油を供給する油圧回路を、空圧源と、該空圧源の空気圧を油圧に変換して作動油を油管路を通じて油圧室に供給するエアオイルブースタと、上記空圧源に上記エアオイルブースタを連絡した空気管路に設けられ、空圧源によるエアオイルブースタの加圧と脱圧を切り換える電磁方向切換弁とを具備した構成とすることができる(請求項3)。
【0017】
上記の手段では、電磁方向切換弁を加圧状態にすると、空圧源の空気圧によってエアオイルブースタが作動し、作動油を油圧室に供給する。また、電磁方向切換弁を脱圧に切り換えると、エアオイルブースタの脱圧によって油圧室が脱圧状態となる。エアオイルブースタは、空気の受圧面積と作動油の加圧面積の差により、空気源から与えられた空気圧を油圧に変換(通常は増圧)するが、作動油の使用流量が微量(例えば、0.005〜1.5cc)でも圧力を確実に調整できるため、無段階の連続的な圧力調整を可能とする上、油圧室の圧力が異常に上昇したような場合、空気のクッション作用によって上昇圧力を吸収する。
【0018】
請求項1又は2記載の主軸装置において、戻し用油圧室と予圧用後側油圧室に作動油を供給する油圧回路を、空圧源と、該空圧源の空気圧を油圧に変換して作動油を油管路を通じて上記油圧室に供給するエアオイルブースタと、上記空圧源に上記エアオイルブースタを連絡した空気管路に設けられ、空圧源によるエアオイルブースタの加圧と脱圧を切り換える電磁方向切換弁とを具備した油圧回路とし、予圧用前側油圧室に作動油を供給する油圧回路を、油圧源の油管路に減圧弁と電磁方向切換弁が設けられた油圧回路とした構成とすることができる(請求項4)。
【0019】
この構成では、エアオイルブースタから戻し用油圧室と予圧用後側油圧室に作動油を供給し、また予圧用前側油圧室に油圧ポンプ等の油圧源から作動油を供給して請求項1又は2記載の主軸装置を作動させる。
【0020】
請求項3又は4記載の主軸装置において、空気管路に電空レギュレータをが設けることが好ましい(請求項5)。
この構成では、電空レギュレータは、NC装置等からの電圧式や電流式等の外部指令によって作動し、空気圧を調整して油圧室の作動油圧力を制御する。この場合、使用空気流量が少なくても確実に圧力が調整されるので、圧力制御が連続して迅速にかつ容易にできるようになる。
【0021】
また、油管路に電磁比例流量制御弁を設けることが好ましい(請求項6)。
この構成では、電磁比例流量制御弁で作動油の流量を制御する。この場合、通常は、電磁比例流量制御弁を開くことにより、作動油の流量を多くして短時間で作動油を油圧室に供給し、その後は、電磁比例流量制御弁を絞って作動油の流動抵抗を大きくすることにより、例えば、断続切削力のピークが油圧力により大きくなった時に生じる主軸の振動を軽減させる。主軸の振動量と周波数は切削条件によって異なるため、電磁比例流量制御弁の開度を幾つか設定して使い分けることで減衰特性を変えて最良の切削を選定できる。
【0022】
また、油管路にノンリーク形切換弁を設けることが好ましい(請求項7)。
この構成では、ノンリーク形切換弁で油管路を開閉する。油管路を閉じて、例えば、可動スリーブ部材を固定することにより、工具交換時における主軸の変位を抑えてガタつきを防ぐことが可能になる。
【0023】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の主軸装置におけるころがり軸受の予圧方法であって、エアオイルブースタから作動油を油管路を通じて油圧室に供給した後、ノンリーク形切換弁を閉じて定位置予圧を行う構成とした。この手段では、主軸ユニットを組立後に自由に予圧設定を換えることができ、従来と違って、定位置予圧量を機械構造的に予め製作設定する必要がなくなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1ないし図4は本発明の実施の形態を示すもので、符号1は主軸装置である。主軸装置1は、ハウジング3と、主軸4と、ころがり軸受5,6と、可動スリーブ部材7と、押圧部材8と、後側ピストン部材9と、固定スリーブ部材12と、前側ピストン部材13と、前側ストッパ部材14と、中間部材16と、予圧ばね17と、モータ18とを具備し、油圧回路19,20(図3)によってころがり軸受に予圧を付加することができるようになっている。
【0025】
ハウジング3は、油通路3a,3b,3cを有する。主軸4は、ハウジング3内に、タンデム配置の2組のころがり軸受5,6によって周方向に回転自在に支持されている。可動スリーブ部材7は、円筒形状とされており、後側(図1で右側)の一対のころがり軸受5の外輪に嵌着されるとともに、上記ハウジング3との間に円環状の戻し用油圧室Raを形成してハウジング3に主軸4の軸方向に移動自在に嵌挿されている。戻し用油圧室Raは、ハウジング3の油通路3aに直接連通されている。可動スリーブ部材7には、ハウジング3の油通路3bに連通する油通路7aが形成されている。
【0026】
押圧部材8は円環状とされ、可動スリーブ部材7の前端部に多数のボルト11a(図1には1本しか示されていない。)で一体に固定されている。押圧部材8には、円環状の予圧用後側油圧室Rbと、該予圧用後側油圧室Rbの後側を可動スリーブ部材7の油通路7aに連通させる油通路8aと、ころがり軸受5の外輪を押圧する押圧部8bとが設けられている。予圧用後側油圧室Rbには、円環状の後側ピストン部材9が主軸4の軸方向に移動自在に液密に装入されている。
【0027】
固定スリーブ部材12は円筒形状に形成され、前側の一対のころがり軸受6の外輪に嵌着されてハウジング3に一体に固定されている。固定スリーブ部材12には、円環状の予圧用前側油圧室Rcと、該予圧用前側油圧室Rcの前側をハウジング3の油通路3cに連通させる油通路12aが設けられている。予圧用前側油圧室Rcには、円環状の前側ピストン部材13がこれも主軸4の軸方向に移動自在に液密に装入されている。また、固定スリーブ部材12の後端部には前側ストッパ部材14が押圧部材8に向き合わせて多数のボルト11c(図1には1本しか示されていない。)で一体に固定され、前側ピストン部材13の後側への所定以上の移動を阻止している。
【0028】
中間部材16は円環状に形成され、後側ピストン部材9と前側ピストン部材13との間及び押圧部材8と固定スリーブ部材12との間に前側ストッパ部材14に案内されて主軸4の軸方向に移動自在に設けられている。また、予圧ばね17は、押圧部材8と前側ストッパ部材14との間にそれらの間隔が大きくなるように付勢して、すなわち、上記押圧部材8を後側に付勢して設けられている。予圧ばね17には、コイルばねや板ばね等が、主軸4と同心状に、或いは所定の角度間隔で配置して用いられる。なお、戻し用油圧室Raの受圧面積A1 よりも予圧用後側油圧室Rbの受圧面積A2 が大きく設定されている。
【0029】
モータ18は主軸4を回転させるものであり、ステータ18aによって回転させられるロータ18bのロータスリーブに主軸4を嵌挿して、ハウジング3内のころがり軸受5と軸受21との間に設けられている。符号22は固定スリーブ部材12の前端面に一体に固定された押え部材、23は可動スリーブ部材7の動きを良くしているボールガイドである。
【0030】
油圧回路19は、戻し用油圧室Raと予圧用後側油圧室Rbに作動油をそれぞれ供給するものであり、空圧源25と、エアオイルブースタ26と、電空レギュレータ(電磁空圧レギュレータ)27と、一対の電磁方向切換弁28と、一対の電磁比例流量制御弁29と、一対のノンリーク形切換弁(電磁切換弁)30と、一対の圧力センサ31とを有する。
【0031】
空圧源25はコンプレッサ等から成る。エアオイルブースタ26は、受圧面積の大きい空圧シリンダ26aに加圧面積の小さい油圧シリンダ26bを一体に連結して成り、受圧面積と加圧面積の差により、与えられた空気圧を油圧に変換・増圧するもので、空圧シリンダ26aを空気源25に空気管路33で接続して設けられている。電空レギュレータ27は、NC装置等の制御装置(図示せず)からの電圧式又は電流式の外部指令にしたがって空気圧を調整するものであり、空気管路33に設けられている。
【0032】
電磁方向切換弁28は、励磁状態で空気管路33を空圧シリンダ26aのボトム側空気室に連絡するとともに、空圧シリンダ26aのロッド側空気室を大気に開放してエアオイルブースタ26を作動させ、また、消磁状態で空圧シリンダ26aのロッド側空気室に空気管路33を連絡するとともに、ボトム側空気室を大気に開放してエアオイルブースタ26を脱圧状態にするもので、空気管路33の分岐管33a,33bにそれぞれ設けられている。
【0033】
各電磁比例流量制御弁29と各ノンリーク形切換弁30及び各圧力センサ31は、エアオイルブースタ26の油圧シリンダ26bにそれぞれ接続された油管路34,35に、上流側から下流側に上記の順でそれぞれ設けられている。各ノンリーク形切換弁30は、油管路34,35をそれぞれ開閉するものである。圧力センサ31の出力信号は、前記制御装置に入力され、電空レギュレータ27のフィードバック制御に利用されるようになっている。油管路34はハウジング3の油通路3aに接続され、他の油管路35はハウジング3の油通路3bに接続されている。
【0034】
油圧回路20は、予圧用前側油圧室Rcに作動油を提供するものであり、油圧ポンプ等の油圧源37の油管路38に、減圧弁39と電磁方向切換弁40を設けて成る。油管路38は、ハウジング3の油通路3cに接続されている。
【0035】
減圧弁39には、前記油圧室Rcの受圧面積A3 に作用する油圧を予め設定する。この設定圧力は、主軸4への逆スラスト力(主軸4が前側に引き抜かれる向きの力)に充分耐えうる圧力とされる。例を挙げると、
許容逆スラスト力 Fa=10000N
なら、
油圧力P1 =(Fa/A3 )×1.5〜2 として、
A3 =50cm
なら、
P1 =300〜400N/cm(3〜4Mpa)
となる。
一般に油圧源37は、5Mpa以上なので減圧弁39で圧力を下げる。油圧室Rcに流れる作動油量が少なく、可変にしても圧力追従が悪いので、減圧弁39の設定圧力は1種類に固定するのが普通である。
【0036】
電磁方向切換弁40は、ソレノイドaが励磁されると、油管路38の油圧源37側を閉じるとともに、油通路3c側を油タンク41に接続して予圧用前側油圧室Rcを脱圧状態にし、またソレノイドbが励磁されると(ソレノイドaは消磁)、油管路38を開いて作動油を予圧用前側油圧室Rcに供給し、更に両ソレノイドa,bが消磁された中立位置で油管路38を閉じるようになっている。
【0037】
次に、上記の構成とされた主軸装置の作用を説明する。
図2は、油圧回路19の分岐管33a,33bの両電磁方向切換弁28のソレノイドをそれぞれ消磁して戻し用油圧室Raと予圧用後側油圧室Rbとをそれぞれ脱圧するとともに、油圧回路20の電磁方向切換弁40のソレノイドbを励磁して予圧用前側油圧室Rcに充分に高圧の作動油を供給した状態を示す。
【0038】
この場合は、前側ピストン部材13が前側ストッパ部材14に突き当たるまで中間部材16を介して後側ピストン部材9と押圧部材8を後側に押圧し、該押圧部材8と一体の可動スリーブ部材7を後側に押圧し、これにより、可動スリーブ部材7に嵌着させた後側ころがり軸受5の外輪が後側に押圧されることとなり、後側ころがり軸受5に予圧を付加する。この時の予圧は定位置予圧となる(図4の予圧A曲線)。
【0039】
図1は、主軸4の回転停止時に予圧量がPB になるように電空レギュレータ27に指令を出力し、油圧回路19の分岐管33a,33bの両電磁方向切換弁28のソレノイドをそれぞれ励磁して作動油を戻し用油圧室Raと予圧用後側油圧室Rbとにそれぞれ供給し、油圧回路20の電磁方向切換弁40のソレノイドaを励磁して予圧用前側油圧室Rcを脱圧にした状態を示す。
【0040】
この場合は、後側ピストン部材9が前側に移動して中間部材16を固定スリーブ部材12に押し付け、後側に反力を生じさせる。この反力(油圧力)は、前述のように、戻し用油圧室Raと予圧用後側油圧室Rbの受圧面積A1 ,A2 が A1 <A2 に設定されている関係から戻し用油圧室Raの油圧力よりも大きいので、後側ころがり軸受5には、戻し用油圧室Raの油圧力と予圧用後側油圧室Rbの油圧力の差圧に予圧ばね17の付勢力を加えた力が予圧として作用することになる。この状態で油圧回路19の両ノンリーク形切換弁30を作動させて油管路34,35をそれぞれ閉じると、油管路34,35と油通路3a,7a及び油圧室Ra,Rb内の作動油の非圧縮性により、可動スリーブ部材7と後側ピストン部材9とが固定されるので、予圧は、作動油による定位置予圧となる(図4の予圧B曲線)。
この際、両圧力センサ31の検出圧力をモニターし、両油圧室Ra,Rbの圧力差から予圧変化を割り出して設定内を維持するようにノンリーク形切換弁30を制御する。
【0041】
上記において、電空レギュレータ27に指令を出力して空気圧を低下させることにより、戻し用油圧室Raと後側油圧室Rbの両油圧力の差圧を、後側ころがり軸受5の外輪の変位力よりも小さくすると、予圧ばね17の付勢力が直接予圧に働くようになり、定圧予圧となる(図4の予圧C曲線)。
この定圧予圧の場合、前述のように、戻し用油圧室Raと予圧用後側油圧室Rbの両油圧力の差圧が、予圧ばね17の付勢力に重畳されるので、その時の予圧量PC (図4)は、定位置予圧の停止時予圧量PA(予圧ばね17の付勢力のみの予圧量)も常に大きくなる。したがって、高速回転時において充分な主軸剛性が得られる。
【0042】
空気圧を設定するエアオイルブースタ26は、リリーフ弁の機能を持つため、流量が極めて少ない場合でも圧力制御が可能になる。
【0043】
図4の予圧C曲線の後半は、主軸4の回転数と設定予圧のテーブルに従い電空レギュレータ27に指令を与えて空気圧を変え、主軸4の回転上昇に伴って油圧力、軸受予圧の上限を徐々に下げたものである。高速回転で高い予圧を維持すると、軸受寿命が低下するが、上記のように制御することによって寿命を延ばすことができる。
【0044】
電磁比例流量制御弁29は、通常、油圧室Ra,Rbへの作動油の供給時には全開状態とし、供給終了後は、適宜に絞って作動油の流動抵抗を大きくする。この結果、作動油の供給時間が短くなって素早い予圧切換えが可能になり、また、切削力の変動に起因する主軸4の変位が減衰されるようになる。
【0045】
予圧を下げたり解除したりする場合は、必要があれば、予圧用の両油圧室Rb,Rcを脱圧状態にして、戻し用油圧室Raに作動油を供給し、可動スリーブ部材7を前側に変位させる。
なお、上記の予圧操作は基本的なもので、これ以外の方法でも予圧を付加することが可能である。
【0046】
図3の油圧回路19は、空気管路33を2つに分岐し、空圧源25と電空レギュレータ27を2つの系に共用させた構造となっているが、空気管路33を分岐しない単独構造とすることも、また空気管路33を3つに分岐してその三系統に空圧源25と電空レギュレータ27を共用させることができる。前者の単独構造の場合は、1〜3個の油圧回路19を油通路3a,3b,3cの任意の1以上に接続することができる。この場合、油圧回路19に接続されないで残された油通路には、油圧回路20を接続する。後者の場合は、すべての油通路3a,3b,3cに油圧回路19の油管路を接続することは言うまでもない。空気管路33を複数に分岐した油圧回路19において、空圧源25のみを全系統に共用させ、電空レギュレータ27は各系に設けたり、或いは一部の系のみに共用されるなどの構成とすることができる。上記のすべてにおいて、油圧回路19,20の一方又は両方を、例えば、ノンリーク形切換弁30を省くなど、種々変更することができる。
【0047】
また、油圧室Ra,Rb,Rcの受圧面積A1 ,A2 ,A3 の大小関係は、図のものに限らず任意であり、油圧回路19,20の構成や油圧室Ra,Rb,Rcに対する接続構成等によってこれらも種々変更される。なお、作動油が非圧縮性があるといっても完全ではないため、ノンリーク形切換弁30や電磁比例流量制御弁29は油圧室の近傍に設置し、伸縮性のない配管部品で接合する必要がある。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、次の効果を期待することができる。
(a) 定圧予圧量を、定位置予圧における停止時予圧量よりも大きく設定することができる。したがって、剛性が不足になりがちな定圧予圧主軸に対して、予圧を大きく設定することで剛性を高めることができる。
(b) 通常の定位置予圧と、作動油の非圧縮性を利用した定位置予圧、及び定圧予圧の3段に切り換えることができる。
(c) 常に予圧ばね17が作用しているため、定位置予圧設定における停止や低回転での予圧抜けを生じることはない。
(d) 予圧を下げる時に、可動スリーブ部材7の外周に設けられたOリングの抵抗を考慮して戻し用油圧室Raに油圧を与えることにより、可動スリーブ部材7を予圧減少方向に確実に変位させることができる。
【0049】
請求項1記載の主軸装置において、戻し用油圧室の受圧面積よりも予圧用後側油圧室の受圧面積を大きく設定すると、戻し用油圧室と予圧用後側油圧室の油圧回路を同一にして両油圧室の油圧力の差圧を予圧に利用することができるようになるので、油圧回路の簡略化が可能になる上、制御が容易になる。したがって製造コストを低減することができる。
【0050】
また、請求項1又は2記載の主軸装置において、油圧室に作動油を供給する油圧回路が、空圧源と、該空圧源の空気圧を油圧に変換して作動油を油管路を通じて油圧室に供給するエアオイルブースタと、上記空圧源に上記エアオイルブースタを連絡した空気管路に設けられ、空圧源によるエアオイルブースタの加圧と脱圧を切り換える電磁方向切換弁とを具備した構成とすると、エアオイルブースタは、作動油の使用流量が微量でも圧力を確実に調整できるため、無段階の連続的な圧力調整ができるようになり、予圧の制御性が向上する。また、エアオイルブースタは、油圧室の圧力が異常に上昇したような場合、空気のクッション作用によって上昇圧力を吸収するので、異常な圧力上昇に起因する弊害を低減することができる。
【0051】
また、請求項1又は2記載の主軸装置において、戻し用油圧室と予圧用後側油圧室に作動油を供給する油圧回路が、空圧源と、該空圧源の空気圧を油圧に変換して作動油を油管路を通じて上記油圧室に供給するエアオイルブースタと、上記空圧源に上記エアオイルブースタを連絡した空気管路に設けられ、空圧源によるエアオイルブースタの加圧と脱圧を切り換える電磁方向切換弁とを具備した構成とした場合は、油圧回路を総合的に最も簡単にすることができ、製造コストを一層低減することが可能となる。
【0052】
請求項3又は4記載の主軸装置において、空気管路に電空レギュレータを設けると、電空レギュレータは、使用空気流量が少なくても確実に圧力を調整できるので、圧力制御を連続して迅速かつ容易にできるようになり、予圧の制御性が一層向上する。また、定圧予圧時の予圧量を連続的に可変でき、ころがり軸受に対して中速回転域での高剛性化と高速回転域での長寿化を図ることができる。
【0053】
また、油管路に電磁比例流量制御弁を設けた場合は、電磁比例流量制御弁を開くことで作動油を短時間に油圧室に供給し、その後、電磁比例流量制御弁を絞ることで作動油の流動抵抗を大きくして主軸の振動を軽減させることができる。主軸の振動量と周波数は切削条件によって異なるが、電磁比例流量制御弁の開度を幾つか設定して使い分けることにより減衰特性を変えて最良の切削を選定できる。
【0054】
また、油管路にノンリーク形切換弁を設けると、油管路を閉じることにより、非圧縮性の作動油による定位置予圧が可能となる。
【0055】
請求項8記載の発明によれば、主軸ユニットを組立後に自由に予圧設定を変えることができ、従来と違って、定位置予圧量を機械構造的に予め製作設定する必要がなくなる。したがって、主軸の作動状態に適合した定位置予圧を簡単に付加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る主軸装置の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1の主軸装置において、戻し用油圧室と予圧用後側油圧室を脱圧し、予圧用前側油圧室に作動油を供給した状態を示す主要部の断面図である。
【図3】図1の主軸装置の油圧回路の一例を示す図である。
【図4】図1の主軸装置の、回転数と予圧の関係を示す図である。
【図5】従来の主軸装置の主要部の断面図である。
【図6】図5の主軸装置の、回転数と予圧の関係を示す図である。
【図7】従来の他の主軸装置の主要部の断面図である。
【図8】図7の主軸装置の、回転数と予圧の関係を示す図である。
【図9】従来の別の主軸装置の主要部の断面図である。
【図10】図9の主軸装置の、回転数と予圧の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 主軸装置 3 ハウジング
3a,3b,3c 油通路 4 主軸
5 ころがり軸受 7 可動スリーブ部材
8 押圧部材 9 後側ピストン部材
12 固定スリーブ部材 13 前側ピストン部材
14 前側ストッパ部材 16 中間部材
17 予圧ばね 19,20 油圧回路
25 空圧源 26 エアオイルブースタ
26a 空圧シリンダ 26b 油圧シリンダ
27 電空レギュレータ 28,40 電磁方向切換弁
29 電磁比例流量制御弁 30 ノンリーク形切換弁
31 圧力センサ 33 空気管路
33a,33b 分岐管 34,35,38 油管路
37 油圧源 39 減圧弁

Claims (8)

  1. ハウジング内に、主軸が、前側と後側のころがり軸受で回転自在に支持された主軸装置において、
    上記後側のころがり軸受の外輪に嵌着されるとともに、上記ハウジングとの間に戻し用油圧室を形成して上記ハウジングに主軸の軸方向に移動自在に嵌挿され、上記戻し用油圧室に供給された作動油の加圧により前側に、作動油の脱圧により後側にそれぞれ移動可能とされた可動スリーブ部材と、
    予圧用後側油圧室を有し、上記可動スリーブ部材の前端部に一体に固定された押圧部材と、
    上記予圧用後側油圧室内に軸方向に移動自在に装入され、該予圧用後側油圧室の後側に供給された作動油の加圧により前側に、作動油の脱圧により後側にそれぞれ移動可能とされた後側ピストン部材と、
    予圧用前側油圧室を有し、該予圧用前側油圧室を上記予圧用後側油圧室に向き合わせてハウジングに一体に固定された固定スリーブ部材と、
    上記予圧用前側油圧室内に軸方向に移動自在に装入され、該予圧用前側油圧室の前側に供給された作動油の加圧により後側に、作動油の脱圧により前側にそれぞれ移動可能とされた前側ピストン部材と、
    上記固定スリーブ部材の後端部に設けられ、上記前側ピストン部材の後側への所定以上の移動を阻止する前側ストッパ部材と、
    上記後側ピストン部材と前側ピストン部材との間及び上記押圧部材と固定スリーブ部材との間に軸方向に移動自在に設けられ、上記前側ピストン部材が後側に移動されたとき、該前側ピストン部材によって後側に移動されて前記押圧部材を後側に押圧し、上記後側ピストン部材が前側に移動されたとき、上記固定スリーブ部材に押し付けられて後側ピストン部材を停止させる中間部材と、
    上記押圧部材と前側ストッパ部材の部分にそれらの間隔が大きくなるように付勢して設けられた予圧ばねとを具備したことを特徴とする主軸装置。
  2. 戻し用油圧室の受圧面積よりも予圧用後側油圧室の受圧面積が大きくされたことを特徴とする請求項1記載の主軸装置。
  3. 請求項1又は2記載の主軸装置において、
    油圧室に作動油を供給する油圧回路が、
    空圧源と、
    該空圧源の空気圧を油圧に変換して作動油を油管路を通じて油圧室に供給するエアオイルブースタと、
    上記空圧源に上記エアオイルブースタを連絡した空気管路に設けられ、空圧源によるエアオイルブースタの加圧と脱圧を切り換える電磁方向切換弁とを具備したことを特徴とする主軸装置。
  4. 請求項1又は2記載の主軸装置において、
    戻し用油圧室と予圧用後側油圧室に作動油を供給する油圧回路が、
    空圧源と、
    該空圧源の空気圧を油圧に変換して作動油を油管路を通じて上記油圧室に供給するエアオイルブースタと、
    上記空圧源に上記エアオイルブースタを連絡した空気管路に設けられ、空圧源によるエアオイルブースタの加圧と脱圧を切り換える電磁方向切換弁とを具備した油圧回路とされ、
    予圧用前側油圧室に作動油を供給する油圧回路が、油圧源の油管路に減圧弁と電磁方向切換弁が設けられた油圧回路とされたことを特徴とする主軸装置。
  5. 空気管路に電空レギュレータが設けられたことを特徴とする請求項3又は4記載の主軸装置。
  6. 油管路に電磁比例流量制御弁が設けられたことを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1つに記載の主軸装置。
  7. 油管路にノンリーク形切換弁が設けられたことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1つに記載の主軸装置。
  8. 請求項7記載の主軸装置におけるころがり軸受の予圧方法であって、
    エアオイルブースタから作動油を油管路を通じて油圧室に供給した後、ノンリーク形切換弁を閉じて定位置予圧を行うことを特徴とするころがり軸受の予圧方法。
JP07103599A 1999-03-16 1999-03-16 主軸装置及びころがり軸受の予圧方法 Expired - Lifetime JP3624396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07103599A JP3624396B2 (ja) 1999-03-16 1999-03-16 主軸装置及びころがり軸受の予圧方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07103599A JP3624396B2 (ja) 1999-03-16 1999-03-16 主軸装置及びころがり軸受の予圧方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000263363A JP2000263363A (ja) 2000-09-26
JP3624396B2 true JP3624396B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=13448878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07103599A Expired - Lifetime JP3624396B2 (ja) 1999-03-16 1999-03-16 主軸装置及びころがり軸受の予圧方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3624396B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101961792A (zh) * 2009-07-21 2011-02-02 株式会社捷太格特 主轴装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1293971C (zh) * 2004-08-09 2007-01-10 湖南大学 滑动轴承式电主轴
KR101053460B1 (ko) * 2009-02-03 2011-08-03 (주) 카스윈 미세유압을 이용한 공작기계 스핀들 베어링의 자동예압조절장치
KR101728684B1 (ko) * 2016-02-29 2017-05-10 티파테크 주식회사 스핀들 베어링의 2단 정압 예압장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101961792A (zh) * 2009-07-21 2011-02-02 株式会社捷太格特 主轴装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000263363A (ja) 2000-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101542813B1 (ko) 압력 방출 밸브
TWI436850B (zh) Rotary impedance devices for spindle drives in work machines
JP2018533692A (ja) 油圧ポンプ制御システム
KR101118073B1 (ko) 압력 이송 밸브
US7717128B2 (en) Pressure balanced three-way valve for motion control
US7955202B2 (en) Hydraulically controlled cone disc continuously-variable transmission
US4132506A (en) Pressure and volume-flow control for variable pump
JP4547674B2 (ja) 真空調圧システム
JP2006177557A (ja) パワーアシスト形のペダル操作装置を備えたクラッチのための緊急解除機構を有する液圧管路
JP4629636B2 (ja) 流体送給機構における回転シール機構およびロータリジョイント
JP3613753B2 (ja) 主軸装置及びころがり軸受の予圧方法
JP3624396B2 (ja) 主軸装置及びころがり軸受の予圧方法
JP7320613B2 (ja) パイロット圧力室内の圧力流体の圧力を制御又は調節するための圧力調整弁及びそのような圧力調整弁を有する装置
JP2001504927A (ja) 障害時固定式ゼロドリフトアクチュエータ
US9664189B2 (en) Hydrostatic piston engine having a brake device
JP2000263364A (ja) 主軸装置
JP2011251385A (ja) 予圧可変式スピンドル
JP2008238297A (ja) 主軸装置
JP4712701B2 (ja) 液圧変動器制御装置
JP6248144B2 (ja) ポンプ装置
JPS5917005A (ja) すべり弁の作動装置
JP7408494B2 (ja) 蒸気タービン弁異常監視システム、蒸気タービン弁駆動装置、蒸気タービン弁装置および蒸気タービンプラント
JP7304423B2 (ja) パイロット圧力室内の圧力流体の圧力を制御又は調節するための圧力調整弁及びそのような圧力調整弁を有する装置
CN113286961B (zh) 用于控制或调节先导压力室中压缩流体的压力的压力调节阀及具有其的装置
EP0045206A1 (en) Control valve

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040521

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091210

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101210

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term