JP3624242B2 - 光分岐挿入伝送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信網に用いる光挿入伝送装置に関し、特に、光配線の変更を行うことなしに、所望のチャネルを分岐挿入することが可能な光挿入伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の光分岐挿入装置の構成例と、そのパッケージ実装について説明する。
図8は、光分岐挿入装置に用いる光分岐挿入手段の構成と光送受信手段との接続を示している。図8中、20は1入力2出力の光スイッチ、21は2入力1出力の光スイッチ、22は光分岐挿入手段、23は光送受信手段である。光分岐挿入手段22の入力は光スイッチ20と接続され、光スイッチ20の1出力は光スイッチ21の1つの入力に接続されている。光スイッチ20の他方の出力は光送受信手段23の光受信手段に接続され、光スイッチ21の他方の入力は光送受信手段23の光送信手段に接続されている。光スイッチ21の出力は光分岐挿入手段22の出力となっている。
なお、従来から、1つもしくは複数の光分岐挿入手段を1パッケージとして実装することが行われていた。
以下では、従来例をタイプ1からタイプ3の3つに分類して説明する。
【0003】
タイプ1としたものは、図9に示すような、1つの光分岐挿入手段を1パッケージとして実装した、32チャネルの光分岐挿入装置の従来例である。光分岐挿入装置は、光分波手段(図中、DEMUX)1と、光分岐挿入手段2−1から2−32と、光合波手段(図中、MUX)3と、光送受信手段(図1の構成例では省略されている)からなる。
波長多重された信号を光分波手段1により波長毎に分離し、各々のうち所望の信号のみを光分岐挿入手段2により分岐挿入する。そして、再び光合波手段3により合波して送信する。
【0004】
タイプ1の実装例について説明する。
通常、光伝送装置は複数のパッケージに分割されて実装されている。そして、そのパッケージをユニット枠に挿入し、さらに複数のユニット枠を架に収納する。光伝送装置は1つないし複数の架から構成されている。パッケージ間の光配線は、光ファイバコードまたはそれに準じた方法により行われている。
タイプ1の場合の実装例について説明する。
図9は、上のユニット枠にチャネル毎の光分岐挿入手段をパッケージ化(合計32パッケージ)して実装し、下のユニット枠には光送受信手段をパッケージ化して実装した(合計6パッケージ)例である。
【0005】
ユニット間を光配線で接続する場合、所望のチャネルに対応した光送受信手段を所望のパッケージに個別に接続する必要がある。
また、多くの場合、光送受信手段は1つの信号光波長に対応するものであり、多種類の光送受信手段を準備する必要があった。また、配線は分岐挿入チャネル構成に応じて個別に対応することが必要であり、しかも複雑であった。また、装置を通過するだけのチャネルにも分岐挿入するためのスイッチを準備しなければならず、それに応じてパッケージに光コネクタを実装することが必須であるために、それがパッケージ全体の体積を増す原因となっていた。
【0006】
次に、タイプ2の従来例について説明する。
図10において、4は光分波手段、5は複数の光分岐挿入手段を1つのパッケージに実装した光分岐挿入アレイパッケージ、6は光合波手段である。機能はタイプ1と同等であるが、実装パッケージ数を減少するために光分岐挿入手段をアレイ化して実装している。例えば、図10の例では、4チャネルを1パッケージに実装しているので、32チャネルのシステムでは8パッケージ必要である。この例でも、パッケージ数は少なくなるものの、光配線,パッケージ実装体積,光送受信手段の種類数については、タイプ1と同等の課題を残している。
【0007】
次に、タイプ3の従来例について説明する。
図11において、7は光分波手段、8はアレイ化分岐挿入手段もしくはアレイ化信号通過手段、9は光合波手段である。この例では、光分岐挿入が必要なチャネルの分だけアレイ化分岐挿入手段(図中:fで示している、図10も同様)を準備し、通過するチャネルについては通過チャネル用パッケージ(図中:rで示している)を準備する構成である。
図8には、光分岐挿入手段を示しているが、通過チャネル用のパッケージは、手段内の2つの光スイッチを省略したパッケージとなる。通常、光分岐挿入手段を実装したパッケージには信号監視、光信号レベル調整などの機能が合わせて実装されているので、通過信号用のパッケージには光を分岐挿入する以外の機能の部分については実装されることになる。
【0008】
但し、これらの機能が他のパッケージで実現されている場合には、通過信号用のパッケージには特に必要ではないので、光ファイバコードだけで代用できる。この例の場合には、光配線の複雑さ、光送受信手段の種類数については緩和されないものの、パッケージ実装体積を増す要因である不要な光コネクタや不要な光分岐挿入手段を少なく抑えることで、少体積化を実現することができる(パッケージ実装図ではそのように示されていないが)。ただし、タイプ3の場合、装置の導入時に予め設定したチャネルの分岐挿入のみが可能となる点が、他2つの従来例に対して劣る点である。ただしこの点は光分岐挿入装置の利用形態を考えれば頻繁にネットワークの構成を変更しない限り、致命的な欠陥とはならない。
【0009】
前述の光送受信手段の種類数については、送信光源として可変波長光源を利用することで解決可能であるが、現状では広い可変範囲(例えば本実施例では32チャネルを前提にしているが、その全ての波長を出力可能なもの)を持つ可変波長光源の価格,信頼性を鑑みるに、現実的な解決方法とはならない。しかしながら、限定された可変範囲(例えば、32チャネルのうち数チャネルの波長の出力が可能なもの)の可変波長光源を利用するならば、パッケージ種数を減らすことも可能である。
【0010】
なお、上記従来技術に関しては、例えば、RAJIV RAMASWAMI等による”Optical Networks A Ppactical Perspective ”(ISBN 1−55860−445−6,Morgan Kaufmann Publishers Inc.、1998)のP−333の記載を参考にすることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図12と図13を用いて発明の解決すべき課題について説明する。
図12は、チャネル(CH)1〜3の3つの波長のうちCH1のみが分岐挿入可能な光分岐挿入装置である。図12並びに図13において、50は光分波手段、51−1は分岐挿入スイッチ、51−2と51−3は信号通過手段、52は光合波手段である。光分波手段50、光合波手段52としてAWG(Arrayed Waveguide Grating)を用いるとし、そのAWGが光分波手段50、光合波手段52の両方に用いるものが、例えば、図14に示す通りの特性を持つとする。
【0012】
図12の例では、光分波手段50の入力として入力ポート1を用い、出力としてAWGの出力ポート1から3を、出力ポート1からCH1、同2からCH2、同3からCH3を出力する。CH1は分岐挿入手段51−1に入力され、分岐挿入が行われる。CH2とCH3は、信号通過手段51−2,51−3のそれぞれに入力され、信号通過手段の処理が行われた後に出力される。CH1は光合波手段52の入力ポート1に、CH2は同2に、CH3は同3に入力され、合波されて出力ポート1から出力される。
【0013】
なお、図12は、CH1を分岐挿入する構成例であったが、図13ではCH3を分岐挿入する構成に変更した場合を示している。各々のパッケージの挿入位置を変更しないとすると、光配線を変更して図13に示す通りに配線すればよい。しかしながら、光配線を変更することによって分岐挿入可能なチャネルの変更を行う方法は、チャネル数が多い場合には煩雑であった。
【0014】
本発明の目的は、従来の技術における上述のような問題を解消し、光配線の変更を行うことなしに、所望のチャネルを分岐挿入することが可能な光挿入伝送装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の光分岐挿入伝送装置は、波長多重された光信号を波長によって分離する周期性を有する光分波手段と、前記光分波手段により分離されたそれぞれの光信号のうち分岐挿入が必要なチャネルについて分岐挿入を選択的に行う光分岐挿入手段と、通過するチャネルについて信号を通過させる信号通過手段と、前記光分岐挿入手段ならびに前記信号通過手段からの光信号を波長多重する周期性をもつ光合波手段を有する光分岐挿入伝送装置であって、
少なくとも前記光分波手段として、入出力特性に、所定数毎の周期性を有する光分波手段を用い、
前記光分波手段の入力側に1入力で複数出力を持つ前段光スイッチの各出力ポートを接続するとともに、前記光分波手段並びに前記光合波手段として、
(a−b+1+d)mod d=c
但し、左辺=0の場合には、c=32とする。
また、a:出力ポート番号
b:入力ポート番号
c:信号波長
d:フィルターの周期
なる関係を有する特性または該特性のもののポート番号の付け替えを行った特性を有するものを用いることを特徴とする。
【0016】
また、本発明に係る光分岐挿入伝送装置は、波長多重された光信号を波長によって分離する周期性を有する光分波手段と、前記光分波手段により分離されたそれぞれの光信号のうち分岐挿入が必要なチャネルについて分岐挿入を選択的に行う光分岐挿入手段と、通過するチャネルについて信号を通過させる信号通過手段と、前記光分岐挿入手段ならびに前記信号通過手段からの光信号を波長多重する周期性を持つ光合波手段を有する光分岐挿入伝送装置であって、
少なくとも前記光分波手段として、入出力特性に、所定数毎の周期性を有する光分波手段を用い、
前記光分波手段の入力側に1入力で複数出力を持つ前段光スイッチの各出力ポートを接続するとともに、前記光分波手段として、
(a−b+1+d)mod d=c
但し、左辺=0の場合には、c=32とする。
また、a:出力ポート番号
b:入力ポート番号
c:信号波長
d:フィルターの周期
なる関係を有する特性または該特性のもののポート番号の付け替えを行った特性を有するものを用い、前記光合波手段として光カプラを用いることを特徴とする。
【0017】
また、本発明に係る光分岐挿入伝送装置は、前記光合波手段の出力側に、複数入力1出力の後段光スイッチの各入力ポートを接続することを特徴とする。
【0018】
以下、図1,図2を用いて、課題を解決する方法について述べる。
図12,図13と同様に、CH1からCH3までの3波長を多重された信号から、CH1,CH3を分岐挿入する例を示す。図12,図13に示した例では、光配線の変更が必須であったが、本構成例では配線を変更することなく、光スイッチの設定変更を行うのみで、所望の信号を分岐挿入できる。
図1,図2において60は1入力3出力の光スイッチ、61は周期性を持つ光分波手段、62−1は光分岐挿入手段、62−2,62−3は信号通過手段、63は周期性を持つ光合波手段、64は3入力1出力の光スイッチである。
【0019】
周期性をもつ光合波手段63並びに周期性を有する光分波手段61の入出力特性は、たとえば、図14に示す通りである。以下、動作を説明する。
図1、図2において、波長多重された信号が入力される。光スイッチ60の出力ポート1は光分波手段61の入力ポート1に、同60の出力ポート2は61の入力ポート2に、同60の出力ポート3は61の入力ポート3に、それぞれ接続されている。光分波手段61の出力ポート1は光分岐挿入手段62−1を経由して、光合波手段63の入力ポート1に接続され、出力ポート2は信号通過手段62−2を経由して、光合波手段63の入力ポート2に接続され、出力ポート3は信号通過手段62−3を経由して、光合波手段63の入力ポート3に接続されている。
【0020】
また、光合波手段63の出力ポート1は光スイッチ64の入力ポート1に、出力ポート2は光スイッチ64の入力ポート2に、出力ポート3は光スイッチ64の入力ポート3に接続されている。光スイッチ64の出力ポートからは、所望のチャネルを分岐挿入された後の信号を出力される。
図1の例では、CH1を分岐挿入するために光スイッチ60は出力ポート1、光スイッチ64は入力ポート1をそれぞれ選択している。また、図2の例ではCH3を分岐挿入するために光スイッチ60は出力ポート3、光スイッチ64は入力ポート3をそれぞれ選択している。
【0021】
本発明においては、このように、光スイッチ60,64を挿入し、周期性を有する光合分波手段を用いることで、従来では煩雑であった光配線の変更を行うことなく、所望のチャネルを分岐挿入することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す好適実施例に基づいて、詳細に説明する。
【0023】
〔実施例1〕
本実施例では、従来例での説明に合わせ、チャネル数32、4つの分岐手段をアレイ化した場合について説明する。
図3に示す実施例で、10は1入力8出力の光スイッチ、11は周期的特性を有する光分波手段、12はアレイ化分岐挿入手段、13は周期的特性を有する光合波手段、14は8入力1出力の光スイッチである。11の周期的特性を有する光分波手段、並びに13の周期的特性を有する光合波手段は、前述のAWGを用いることで実現可能である。
【0024】
図4に、周期的特性を有する光合波手段もしくは光分波手段の入出力特性の一例を示す。図4に示す例は、所定の入力ポートと所定の出力ポートを通過できる信号波長を示している。例えば、入力ポート5番から波長16を入力した場合は、出力ポートの20番に出力されるというように解釈する。本実施例では、光分波手段11、光合波手段13のそれぞれが、図4の入出力特性に従うとする。光スイッチ10の8つの出力を、周期性のある分波手段11の1,5,9,13,17,21,25,29番の入力ポートに接続する。この接続は4ポートおきであれば、どのように接続してもよい。
【0025】
周期的特性のある光分波手段11の出力には、アレイ化分岐挿入手段、アレイ化信号通過手段のいずれかが接続される。また、アレイ化分岐挿入手段、アレイ化信号通過手段の出力には、周期的特性を有する光合波手段13の入力ポートが接続される(このとき、光分波手段のポートa(aは1から32の整数)は分岐挿入手段、通過手段を通じて光合波手段の入力ポートaに接続されること)。周期性を有する光合波手段13の出力ポート1,5,9,13,17,21,25,29(この接続は、光スイッチ10と光分波手段11との間の接続と同じポート番号のものを接続すること)を、光スイッチ14に接続する。このように接続された場合、光スイッチ10と14は、同じポート番号を選択するよう制御する。
【0026】
このように光回路を構成した場合の動作について説明する。
波長多重された信号が光スイッチ10に入力され、光スイッチ10で選択された周期性のある光分波手段11に入力される。光分波手段11では、それぞれの単一波長の信号に分波され、分岐挿入手段12−1もしくは信号通過手段12−2,12−3に送られる。分岐挿入手段では、分岐挿入されるか通過するかの設定に従って処理され、信号通過手段では光信号を光合波手段に送る。光合波手段13では、入力された全ての信号を1つの出力ポートに出力する。光スイッチ14では、光合波手段23の出力のうち、信号が出力されるポートを選択、出力する。
【0027】
〔実施例2−1〕
実施例1を一般化する。周期的特性を有する光分波手段,周期的特性を有する光合波手段のポート数をj(jは整数)、アレイ化する分岐挿入手段の数をi(iはlからjまでの整数で、jの約数)とする。
図5に、本実施例の構成図を示す。図5で、20はl入力k(=j/i)出力の光スイッチ、21は周期的特性を有する光分波手段(ポート数j)、22はアレイ化(アレイ化されていなくてもよい)光分岐手段もしくはアレイ化(アレイ化されていなくてもよい)信号通過手段、23は周期的特性を有する光合波手段(ポート数j)、24はk入力l出力の光スイッチである。
【0028】
光スイッチ20の出力と光分波手段21の入力ポートp+m×i(mは0以上k−1以下のk個の整数、pは1以上i以下の任意の1つの整数)番のk個のポートに接続される。光分波手段21の出力ポートn番には、(アレイ化)分岐導入手段、もしくは信号通過手段を通じて光合波手段23の入力ポートn番に接続される。光合波手段23のこの出力ポートp+m×i(mは0以上k−1以下の整数)番のそれぞれは、k入力1出力の光スイッチ24の入力ポートに接続される。本実施例の場合、入力側の光スイッチ20と出力側の光スイッチ24とが同一ポート番号を選択することで、光分岐挿入回路を構成できる。
【0029】
〔実施例2−2〕
実施例2−1において、光合波手段以降は全ての信号を集めて出力する機能を提供すればよいので、光カプラで合波する実施例について説明する。
周期的特性を有する光分波手段、周期的特性を有する光合波手段のポート数をj(jは整数)、アレイ化する分岐挿入手段の数をi(iは1からjまでの整数で、jの約数)とする。
【0030】
図6で、30は1入力k(=j/i)出力の光スイッチ、31は周期的特性を有する光分波手段(ポート数i)、32はアレイ化(アレイ化されていなくてもよい)光分岐手段もしくはアレイ化(アレイ化されていなくてもよい)信号通過手段、33は光合波手段(光カプラなど)である。
光スイッチ30の出力は、光分岐手段31の入力ポートp+m×i(mは0以上k−1以下k個の整数、pは1以上i以下の任意の1つの整数)番のk個のポートに接続される。光分波手段31の出力ポートn番には、(アレイ化)分岐挿入手段、もしくは信号通過手段を通じて光合波手段33の入力ポートに接続される。
【0031】
〔実施例2−3〕
実施例1の配線方法を変更することで、以下の通りの構成が可能となる。光スイッチの選択状態にもよるが、実施例1の配線方法では、波長1〜4の光信号が分岐挿入手段に、波長5〜32の光信号が信号通過手段に接続されている。配線方法を修正することで、例えば、波長1,9,17,25のように等間隔に分岐挿入されるべき信号を選択することができる。一般には、光合分波器の周期性(j周期)を用いて、i,i+1,・・・i+j+k(iは1以上j未満の整数、jは整数、kは0以上の整数)番目の波長を持つ光信号を分岐挿入手段に接続し、それ以外を信号通過手段に接続する場合(チャネル構成1)と、+m×i(pは1以上j未満の整数、mは整数、iは0以上の整数)番目の波長を持つ光信号を分岐挿入手段に接続し、その他の信号を信号通過手段に接続する場合(チャネル構成2)が考えられる。
【0032】
〔実施例3〕
実施例1並びに2に挙げられた分岐挿入装置の構成をとる場合において、限定された可変範囲を持つ可変長光源を備えた光送信装置を用いる場合についての実施例を説明する。
図7において、40は実施例1並びに2に示したと同じ光分岐挿入装置、41は光信号受信手段、42は限定された可変範囲を持つ可変波長光源を備えた光信号送信手段である。
【0033】
波長多重された光信号は光分岐挿入装置40に入力され、分波された後、必要なチャネルのみが分岐挿入手段により分岐されて光信号受信手段41で受信される。挿入すべき光信号は光信号送信手段42にて生成され、前記分岐挿入手段により挿入され、光分岐挿入回路40によって他の光信号と波長多重され、出力される。限定された可変範囲を持つ可変波長光源を備えた光送信手段42は、i,i+1,・・・i+j+k(iは1以上j未満の整数、jは整数、kは0以上の整数)番目の波長を持つ信号を送信することが可能であるか、もしくはp+m×i(pはm未満の整数、mは整数、iは0以上の整数)番目の波長を持つ光信号を出力可能なものを用いる。
【0034】
上記実施例によれば、下記の効果を得ることができる。すなわち、従来の光分岐挿入装置では、その装置で分岐挿入を行うチャネルに応じて装置構成を変更する必要があり、その装置実装、光配線は複雑になるという問題があった。本発明では、周期性を有する光合分波手段と、その前後に配置された光スイッチによって、合分波特性をシフトさせることにより固定のパッケージ位置に、分岐挿入手段並びに信号通過手段を配置することを可能にし、あわせて、従来複雑であった光配線を固定的に配線することを可能にしたので、光配線を簡単化することが可能となる。
【0035】
また、従来においては、可変波長光源を備えた送信光源を用いても、構成変更するには光配線を変更することが必須であったが、本発明によれば制限付きであるものの、光配線を変更することなく構成変更を可能にする光分岐挿入装置を提供することができる。但し、構成変更の制限については、光分岐挿入装置を用いた通信網の構成変更を頻繁に行わないものならば、欠陥になることはない。
【0036】
実施例3で挙げた可変波長光源を用いる例では、光分岐挿入回路と光送受信手段との間の光配線を簡略化でき、また、固定の波長の送信光源を用いる場合で、固定光配線を用いる際には、光送受信手段のパッケージ挿入位置が限定されてしまうが、実施例3の場合には位置の依存性は小さくなる。
なお、上記実施例はいずれも本発明の一例を示すものであり、本発明はこれらに限定されるべきものではない。
【0037】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、光配線の変更を行うことなしに、所望のチャネルを分岐挿入することが可能な光挿入伝送装置を実現できるという顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光分岐挿入装置による分岐挿入の処理例を示す図である。
【図2】本発明の光分岐挿入装置による分岐挿入変更の処理例を示す図である。
【図3】実施例1の構成例を示す図である。
【図4】周期性を有する光分波手段の入出力特性例を示す図である。
【図5】実施例2の構成例を示す図である。
【図6】実施例2−3の構成例を示す図す図である。
【図7】実施例3の構成例を示す図である。
【図8】光分岐挿入手段と光送受信手段の接続例を示す図である。
【図9】従来の光分岐挿入装置構成例を示す図(その1)である。
【図10】従来の光分岐挿入装置構成例を示す図(その2)である。
【図11】従来の光分岐挿入装置構成例を示す図(その3)である。
【図12】従来の光分岐挿入装置による分岐挿入の処理例を示す図である。
【図13】従来の光分岐挿入装置による分岐挿入変更の処理例を示す図である。
【図14】周期性を有する光分波手段の入出力特性例を示す図である。
【符号の説明】
10 1入力8出力の光スイッチ
11 周期的特性を有する光分波手段
12 アレイ化分岐挿入手段
13 周期的特性を有する合波手段
14 8入力1出力の光スイッチ
20 1入力2出力の光スイッチ
21 2入力1出力の光スイッチ
22 光分岐挿入手段
23 光送受信手段
24 k入力l出力の光スイッチ
30 l入力k(=j/i)出力の光スイッチ
31 周期的特性を有する分波手段(ポート数j)
32 アレイ化(アレイ化されていなくてもよい)分岐挿入手段もしくはアレイ化(アレイ化されていなくてもよい)信号通過手段
33 光合成手段
40 光分岐挿入回路
41 光信号受信手段
42 可変波長光源を備えた光信号送信手段
60 1入力3出力の光スイッチ
61 周期性を有する光分波手段
62−1 光分岐挿入手段
62−2,62−3 信号通過手段
63 周期性を有する光合波手段
64 3入力1出力の光スイッチ

Claims (9)

  1. 波長多重された光信号を波長によって分離する周期性を有する光分波手段と、前記光分波手段により分離されたそれぞれの光信号のうち分岐挿入が必要なチャネルについて分岐挿入を選択的に行う光分岐挿入手段と、通過するチャネルについて信号を通過させる信号通過手段と、前記光分岐挿入手段ならびに前記信号通過手段からの光信号を波長多重する周期性をもつ光合波手段を有する光分岐挿入伝送装置であって、
    少なくとも前記光分波手段として、入出力特性に、所定数毎の周期性を有する光分波手段を用い、
    前記光分波手段の入力側に1入力で複数出力を持つ前段光スイッチの各出力ポートを接続するとともに、前記光分波手段並びに前記光合波手段として、
    (a−b+1+d)mod d=c
    但し、左辺=0の場合には、c=32とする。
    また、a:出力ポート番号
    b:入力ポート番号
    c:信号波長
    d:フィルターの周期
    なる関係を有する特性または該特性のもののポート番号の付け替えを行った特性を有するものを用いることを特徴とする光分岐挿入伝送装置。
  2. 波長多重された光信号を波長によって分離する周期性を有する光分波手段と、前記光分波手段により分離されたそれぞれの光信号のうち分岐挿入が必要なチャネルについて分岐挿入を選択的に行う光分岐挿入手段と、通過するチャネルについて信号を通過させる信号通過手段と、前記光分岐挿入手段ならびに前記信号通過手段からの光信号を波長多重する周期性を持つ光合波手段を有する光分岐挿入伝送装置であって、
    少なくとも前記光分波手段として、入出力特性に、所定数毎の周期性を有する光分波手段を用い、
    前記光分波手段の入力側に1入力で複数出力を持つ前段光スイッチの各出力ポートを接続するとともに、前記光分波手段として、
    (a−b+1+d)mod d=c
    但し、左辺=0の場合には、c=32とする。
    また、a:出力ポート番号
    b:入力ポート番号
    c:信号波長
    d:フィルターの周期
    なる関係を有する特性または該特性のもののポート番号の付け替えを行った特性を有するものを用い、前記光合波手段として光カプラを用いることを特徴とする光分岐挿入伝送装置。
  3. 請求項1に記載の光分岐挿入伝送装置において、
    前記光合波手段の出力側に、複数入力1出力の後段光スイッチの各入力ポートを接続することを特徴とする光分岐挿入伝送装置。
  4. 請求項1に記載の光分岐挿入伝送装置において、
    m(mは1以上の整数)を入出力特性に周期性を有する前記光分波手段の入力ポート数、および前記光合波手段の出力ポート数、n(nは2以上の整数)を前記前段光スイッチの出力ポート数もしくは前記後段光スイッチの入力ポート数とするとき、
    0+i×j、1+i×j、2+i×j、・・・(i−1)+i×j、(但しi,jは整数、iはmの約数、jは0以上の整数)番目の波長を持つi個の光信号の分岐挿入並びに通過の選択が可能となり、前記光スイッチの接続状態の変更によりその特性を変更可能であり、また、その他の光信号については通過のみが可能であることを特徴とする光分岐挿入伝送装置。
  5. 請求項1に記載の光分岐挿入伝送装置において、
    m(mは1以上の整数)を入出力特性に周期性を有する前記光分波手段の入力ポート数および光合波手段の出力ポート数、n(nは2以上の整数)を前記前段光スイッチの出力ポート数もしくは前記後段光スイッチの入力ポート数とするとき、
    p+i×0、p+i×1、p+i×2、・・・p+i×(m−1)、(但しp,iは整数、pは0以上m未満の整数)番目の波長を持つm個の光信号の分岐挿入並びに通過の選択が可能となり、前記光スイッチの接続状態の変更によりその特性を変更可能であり、また、その他の光信号については通過のみが可能であることを特徴とする光分岐挿入伝送装置。
  6. 請求項2に記載の光分岐挿入伝送装置において、
    m(mは1以上の整数)を入出力特性に周期性を有する前記光合波手段の入力ポート数および前記光合波手段の出力ポート数、n(nは2以上の整数)を前記光スイッチの出力ポート数とするとき、
    0+i×j、1+i×j、2+i×j、・・・(i−1)+i×j、(但しi,jは整数、iはmの約数、jは0以上の整数)番目の波長を持つi個の光信号の分岐挿入並びに通過の選択が可能となり、前記光スイッチの接続状態の変更によりその特性を変更可能であり、また、その他の光信号については通過のみが可能であることを特徴とする光分岐挿入伝送装置。
  7. 請求項2に記載の光分岐挿入伝送装置において、
    m(mは1以上の整数)を入出力特性に周期性を有する前記光合波手段の入力ポート数および前記光合波手段の出力ポート数、n(nは2以上の整数)を前記光スイッチの出力ポート数とするとき、
    p+i×0、p+i×1、p+i×2、・・・p+i×(m−1)、(但しp,iは整数、pは0以上m未満の整数)番目の波長を持つm個の光信号の分岐挿入並びに通過の選択が可能となり、前記光スイッチの接続状態の変更によりその特性を変更可能であり、また、その他の光信号については通過のみが可能であることを特徴とする光分岐挿入伝送装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光分岐挿入伝送装置において、
    前記光分岐挿入装置において、光信号送信手段として可変波長光源を用いることを特徴とする光分岐挿入伝送装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光分岐挿入伝送装置において、
    前記光分波手段として、AWGを用いることを特徴とする光分岐挿入伝送装置。
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