JP3401189B2 - 光アド・ドロップ装置 - Google Patents

光アド・ドロップ装置

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JP3401189B2 JP18883098A JP18883098A JP3401189B2 JP 3401189 B2 JP3401189 B2 JP 3401189B2 JP 18883098 A JP18883098 A JP 18883098A JP 18883098 A JP18883098 A JP 18883098A JP 3401189 B2 JP3401189 B2 JP 3401189B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重伝送シス
テムのノードにおいて、伝送される波長多重光信号から
特定の波長の光信号を分離および挿入する光アド・ドロ
ップ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】波長多重光信号から所定の波長の光信号
を挿入・分離(アド・ドロップ)する装置として、所定
の波長の光信号を反射するファイバグレーティングを光
サーキュレータで挟んだ構成のものが知られている。こ
の構成例を図7に示す(参考文献:SUBOPTICS '97, pp.
530-535)。 【0003】ここでは、波長λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4 の
光信号を多重化した波長多重光信号から、波長λ1 ,λ
4の光信号を分離・挿入するものとする。光伝送路2を
伝搬してきた波長多重光信号は、光サーキュレータ3の
第1ポートから第2ポートに通過し、縦続に接続された
ファイバグレーティング9−1,9−4に入力される。
ファイバグレーティング9−1は波長λ1 の光信号を反
射し、ファイバグレーティング9−4は波長λ4 の光信
号を反射する特性をもつ。したがって、波長λ1 ,λ4
の光信号は、ファイバグレーティング9−1,9−4で
反射され、光サーキュレータ3の第2ポートから第3ポ
ートに通過し、ローカル網20に分離される。一方、波
長λ2 ,λ3 の光信号は、ファイバグレーティング9−
1,9−4を透過し、光サーキュレータ4の第2ポート
から第3ポートに通過し、光伝送路5に送出される。 【0004】ローカル網20から出力された波長λ1 ,
λ4の光信号は、光サーキュレータ4の第1ポートから
第2ポートに通過し、ファイバグレーティング9−4,
9−1に入力され、反射する。反射した波長λ1 ,λ4
の光信号は、透過する波長λ2 ,λ3 の光信号とともに
光サーキュレータ4の第2ポートから第3ポートに通過
し、光伝送路5に送出される。 【0005】このような構成により、ファイバグレーテ
ィング9−1,9−4における反射波長の光信号をロー
カル網20へ分離し、またローカル網20から挿入され
る光信号を光伝送路に波長多重することができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示す
従来の光アド・ドロップ装置は、分離・挿入する光信号
の波長が光サーキュレータ間に配置されたファイバグレ
ーティングの反射特性によって固定化されている。この
ため、需要の変化や障害等の理由で分離・挿入する光信
号の波長を変える必要が生じた場合には、ファイバグレ
ーティング自体を交換する必要があり、容易かつ柔軟に
対応できない問題があった。 【0007】本発明は、分離・挿入する光信号の波長を
任意に選択することができる光アド・ドロップ装置を提
供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】図1および図2は、本発
の光アド・ドロップ装置の基本構成を示す。 【0009】本発明の光アド・ドロップ装置は、外部か
らの制御により反射する波長と透過する波長を任意の組
み合わせで設定できる光回路1と、その両側に第2ポー
トが接続される2つの光サーキュレータ3,4とにより
構成される。ここでは、光伝送路2,5間で波長λ1 ,
λ2 ,λ3 ,λ4 の波長多重光信号を入出力し、ローカ
ル網20との間で波長λ1 ,λ4 の光信号を分離・挿入
するものとして説明する。 【0010】図1では、光回路1で反射する光の波長を
λ1 ,λ4 とし、他の波長λ2 ,λ3 の光を透過するも
のとする。このとき、光伝送路2に接続される光サーキ
ュレータ3の第1ポートを波長多重光信号の入力ポート
とし、ローカル網20に接続される第3ポートを波長λ
1 ,λ4 の光信号を分離する出力ポートとする。また、
ローカル網20に接続される光サーキュレータ4の第1
ポートを波長λ1 ,λ4 の光信号を挿入する入力ポート
とし、光伝送路5に接続される第3ポートを波長多重光
信号の出力ポートとする。 【0011】これにより、光伝送路2から入力される波
長多重光信号は、光サーキュレータ3の第1ポートから
第2ポートに通過して光回路1に入力され、波長λ1 ,
λ4の光信号が光回路1で反射して光サーキュレータ3
の第2ポートに戻り、第3ポートからローカル網20に
分離される。また、波長多重光信号のうちの波長λ2,
λ3 の光信号は光回路1を透過し、光サーキュレータ4
の第2ポートから第3ポートに通過して光伝送路5に送
出される。また、ローカル網20から送出された波長λ
1 ,λ4 の光信号は、光サーキュレータ4の第1ポート
から第2ポートに通過して光回路1に入力され、さらに
光回路1で反射して光サーキュレータ4の第2ポートに
戻り、光回路1を透過した波長λ2 ,λ3 の光信号とと
もに第3ポートから光伝送路5に送出される。 【0012】図2では、光回路1で反射する光の波長を
λ2 ,λ3 とし、他の波長λ1 ,λ4 の光を透過するも
のとする。このとき、光伝送路2に接続される光サーキ
ュレータ3の第1ポートを波長多重光信号の入力ポート
とし、光伝送路5に接続される第3ポートを波長多重光
信号の出力ポートとする。また、光サーキュレータ4の
第1ポートおよび第3ポートをローカル網20に接続
し、その第1ポートを波長λ1 ,λ4 の光信号を挿入す
る入力ポートとし、第3ポートを波長λ1 ,λ4の光信
号を分離する出力ポートとする。 【0013】これにより、光伝送路2から入力される波
長多重光信号は、光サーキュレータ3の第1ポートから
第2ポートに通過して光回路1に入力され、波長λ1 ,
λ4の光信号が光回路1を透過し、光サーキュレータ4
の第2ポートから第3ポートに通過してローカル網20
に分離される。また、波長多重光信号のうちの波長λ2
,λ3 の光信号が光回路1で反射して光サーキュレー
タ3の第2ポートに戻り、第3ポートから光伝送路5に
送出される。また、ローカル網20から送出された波長
λ1 ,λ4 の光信号は、光サーキュレータ4の第1ポー
トから第2ポートに通過して光回路1に入力され、さら
に光回路1を透過して光サーキュレータ3第2ポートか
ら第3ポートに通過し、光回路1で反射した波長λ2 ,
λ3 の光信号とともに第3ポートから光伝送路5に送出
される。 【0014】本発明の光アド・ドロップ装置に用いられ
る光回路は、複数個(例えば、波長多重光信号の波長多
重数+1個)の2×2光スイッチを光導波路を介して縦
続に接続し、各2×2光スイッチを接続する2本の光導
波路のうちの各一方の光導波路に、各光導波路ごとにそ
れぞれ異なる波長の光を反射し、他の波長の光を透過す
る光反射手段を備えた構成である。このような光回路で
は、各2×2光スイッチの状態(バー状態またはクロス
状)を独立に制御することにより、光回路の入出力経路
に挿入される光反射手段を任意に選択できるので、反射
する波長と透過する波長を任意の組み合わせで設定する
ことができる。 【0015】 【発明の実施の形態】(第1の実施形態) 図3は、本発明の光アド・ドロップ装置の第1の実施形
態を示す。なお、本実施形態は、図1の基本構成に対応
する参考例である。ここでも、光伝送路2,5間で波長
λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4 の波長多重光信号を入出力し、
ローカル網(図面では省略)との間で波長λ1 ,λ4 の
光信号を分離・挿入するものとして説明する。 【0016】本実施形態の光回路1は、5個の2×2光
スイッチ6−1〜6−5が、光導波路7−j,8−j
(j=1,2,3,4)を介して縦続に接続され、さら
に光導波路7−jにそれぞれ異なる波長の光を反射する
手段としてファイバグレーティング9−jを接続した構
成である。ファイバグレーティング9−jは、波長λj
の光を反射し、他の波長の光を透過する特性を有する。
2×2光スイッチ6−1〜6−5は、それぞれ外部から
の制御により独立に、第1ポートおよび第2ポートの光
をそれぞれ第3ポートおよび第4ポートに接続するバー
状態または第4ポートおよび第3ポートに接続するクロ
ス状態のいずれかに設定される。このような光スイッチ
としては、例えばメカニカル光スイッチや、電気光学効
果を利用したマッハツェンダ干渉計型光スイッチなどを
利用することができる。 【0017】図3(a) は、光サーキュレータ3の第2ポ
ートと2×2光スイッチ6−1の第1ポートを接続し、
光サーキュレータ4の第2ポートと2×2光スイッチ6
−5の第3ポートを接続し、2×2光スイッチ6−1,
6−3,6−5をバー状態、2×2光スイッチ6−2,
6−4をクロス状態に設定したものである。図3(b)
は、光サーキュレータ3の第2ポートと2×2光スイッ
チ6−1の第2ポートを接続し、光サーキュレータ4の
第2ポートと2×2光スイッチ6−5の第4ポートを接
続し、2×2光スイッチ6−3をバー状態、2×2光ス
イッチ6−1,6−2,6−4,6−5をクロス状態に
設定したものである。 【0018】いずれの場合でも、光回路1の入出力経路
にファイバグレーティング9−1,9−4を挿入し、フ
ァイバグレーティング9−2,9−3を迂回する状態に
なり、波長λ1 ,λ4 の光が反射し、波長λ2 ,λ3 の
光が透過するように設定される。すなわち、光伝送路2
から光サーキュレータ3を介して光回路1に入力される
波長多重光信号のうち、波長λ1 ,λ4 の光信号は光回
路1で反射して光サーキュレータ3の第2ポートに戻
り、第3ポートからローカル網に分離され、波長λ2 ,
λ3 の光信号は光回路1を透過する。また、ローカル網
から光サーキュレータ4を介して光回路1に入力される
波長λ1 ,λ4 の光信号は、光回路1で反射して光サー
キュレータ4の第2ポートに戻り、光回路1を透過した
波長λ2 ,λ3 の光信号とともに第3ポートから光伝送
路5に送出される。 【0019】なお、図3(a),(b) の他に、光サーキュレ
ータ3,4の各第2ポートを、2×2光スイッチ6−1
の第1ポートおよび2×2光スイッチ6−5の第4ポー
トに接続する構成、2×2光スイッチ6−1の第2ポー
トおよび2×2光スイッチ6−5の第3ポートに接続す
る構成としても同様の設定が可能である。それぞれの構
成に合わせて各2×2光スイッチを制御することによ
り、反射する波長と透過する波長の組み合わせを任意に
設定することができる。 【0020】(第2の実施形態) 図4は、本発明の光アド・ドロップ装置の第2の実施形
態を示す。なお、本実施形態は、図2の基本構成に対応
する参考例である。ここでも、光伝送路2,5間で波長
λ1 ,λ2 ,λ3 ,λ4 の波長多重光信号を入出力し、
ローカル網(図面では省略)との間で波長λ1 ,λ4 の
光信号を分離・挿入するものとして説明する。また、本
実施形態における光回路1の構成は、図3に示す第1の
実施形態のものと同様である。 【0021】図4(a) は、光サーキュレータ3の第2ポ
ートと2×2光スイッチ6−1の第1ポートを接続し、
光サーキュレータ4の第2ポートと2×2光スイッチ6
−5の第3ポートを接続し、2×2光スイッチ6−3を
バー状態、2×2光スイッチ6−1,6−2,6−4,
6−5をクロス状態に設定したものである。図4(b)
は、光サーキュレータ3の第2ポートと2×2光スイッ
チ6−1の第2ポートを接続し、光サーキュレータ4の
第2ポートと2×2光スイッチ6−5の第4ポートを接
続し、2×2光スイッチ6−1,6−3,6−5をバー
状態、2×2光スイッチ6−2,6−4をクロス状態に
設定したものである。 【0022】いずれの場合でも、光回路1の入出力経路
にファイバグレーティング9−2,9−3を挿入し、フ
ァイバグレーティング9−1,9−4を迂回する状態に
なり、波長λ2 ,λ3 の光が反射し、波長λ1 ,λ4 の
光が透過するようになる。すなわち、光伝送路2から光
サーキュレータ3を介して光回路1に入力される波長多
重光信号のうち、波長λ1 ,λ4 の光信号は光回路1を
透過して光サーキュレータ4の第2ポートに入力され、
第3ポートからローカル網に分離され、波長λ2 ,λ3
の光信号は光回路1で反射する。また、ローカル網から
光サーキュレータ4を介して光回路1に入力される波長
λ1 ,λ4 の光信号は、光回路1を透過して光サーキュ
レータ3の第2ポートに入力され、光回路1で反射した
波長λ2,λ3 の光信号とともに第3ポートから光伝送
路5に送出される。 【0023】なお、図4(a),(b) の他に、光サーキュレ
ータ3,4の各第2ポートを、2×2光スイッチ6−1
の第1ポートおよび2×2光スイッチ6−5の第4ポー
トに接続する構成、2×2光スイッチ6−1の第2ポー
トおよび2×2光スイッチ6−5の第3ポートに接続す
る構成としても同様の設定が可能である。それぞれの構
成に合わせて各2×2光スイッチを制御することによ
り、反射する波長と透過する波長の組み合わせを任意に
設定することができる。 【0024】ところで、図3および図4の構成は、波長
λ1 〜λ4 の光信号から分離・挿入する光信号を2×2
光スイッチの制御によって任意に選択するものである
が、2×2光スイッチとファイバグレーティングの数に
応じて分離・挿入する波長数を容易に拡張することがで
きる。ただし、波長多重光信号の波長多重数をN、その
内の分離・挿入の対象となる波長数をnとすると、図3
の構成における光回路1は、n個のファイバグレーティ
ングと(n+1)個の2×2光スイッチの組み合わせに
より実現される。例えば、図3のように4個のファイバ
グレーティングを用いた場合には、N波長のうちのファ
イバグレーティングの反射波長で決まる4波長の光信号
を任意の組み合わせで分離・挿入することができる。す
なわち、波長多重数Nが増えても、分離・挿入する波長
が特定の波長に限られている場合には、光回路1を構成
するファイバグレーティングおよび2×2光スイッチを
変更する必要はない。 【0025】一方、図4の構成における光回路1の場合
には、分離・挿入の対象となる波長数nにかかわりな
く、N個のファイバグレーティングと(N+1)個の2
×2光スイッチが必要になる。例えば、図4のように4
個のファイバグレーティングを用いた場合には、波長多
重数4までの光信号について任意の組み合わせで分離・
挿入することができる。すなわち、分離・挿入する波長
に変更がなくても、波長多重数Nが増えた場合には、そ
の波長多重数Nに応じて光回路1を構成するファイバグ
レーティングおよび2×2光スイッチを増やす必要があ
る。 【0026】(第3の実施形態) 図5は、本発明の光アド・ドロップ装置の第3の実施形
態を示す。 【0027】図3(a) と図4(b) 、または図3(b) と図
4(a) に示す光回路1の2×2光スイッチの設定状態は
同じである。したがって、両者を組み合わせて1つの光
回路に2系統の光伝送路を収容することにより、両光伝
送路に対して同じ波長の光信号を分離・挿入する光アド
・ドロップ装置を構成することができる。ここで、2系
統の光伝送路とは、例えば下りの光伝送路と上りの光伝
送路である。図5に示す第3の実施形態の構成は、図3
(a) と図4(b) の構成を組み合わせたものであり、下り
の伝送系を構成するものに「d」を付し、上りの伝送系
を構成するものに「u」を付して区別する。 【0028】本構成では、光サーキュレータ3d ,5d
間にファイバグレーティング9−1,9−4が挿入さ
れ、光サーキュレータ3u ,5u 間にファイバグレーテ
ィング9−2,9−3が挿入され、互いに相補関係にな
っている。 【0029】すなわち、下りの光伝送路2d から光サー
キュレータ3d を介して光回路1に入力される波長多重
光信号のうち、波長λ1 ,λ4 の光信号は光回路1で反
射して光サーキュレータ3d の第2ポートに戻り、第3
ポートからローカル網に分離され、波長λ2 ,λ3 の光
信号は光回路1を透過する。また、ローカル網から光サ
ーキュレータ4d を介して光回路1に入力される波長λ
1 ,λ4 の光信号は、光回路1で反射して光サーキュレ
ータ4d の第2ポートに戻り、光回路1を透過した波長
λ2 ,λ3 の光信号とともに第3ポートから下りの光伝
送路5d に送出される。 【0030】一方、上りの光伝送路2u から光サーキュ
レータ3u を介して光回路1に入力される波長多重光信
号のうち、波長λ1 ,λ4 の光信号は光回路1を透過し
て光サーキュレータ4u の第2ポートに入力され、第3
ポートからローカル網に分離され、波長λ2 ,λ3 の光
信号は光回路1で反射する。また、ローカル網から光サ
ーキュレータ4u を介して光回路1に入力される波長λ
1 ,λ4 の光信号は、光回路1を透過して光サーキュレ
ータ3u の第2ポートに入力され、光回路1で反射した
波長λ2 ,λ3 の光信号とともに第3ポートから上りの
光伝送路5u に送出される。 【0031】なお、図5の構成において、光サーキュレ
ータ4d の第2ポートを2×2光スイッチ6−5の第4
ポートに接続し、光サーキュレータ4u の第2ポートを
2×2光スイッチ6−5の第3ポートに接続するように
してもよい。ただし、その場合には、2×2光スイッチ
6−5はクロス状態に設定する。 【0032】(第4の実施形態) 図6は、本発明の光アド・ドロップ装置の第4の実施形
態を示す。 【0033】第3の実施形態の構成では、上りの光伝送
路2u ,5u を光サーキュレータ3u を介して光回路1
の2×2光スイッチ6−1に接続し、分離・挿入する波
長λ1 ,λ4 の光信号を光サーキュレータ4u を介して
光回路1の2×2光スイッチ6−5に接続しているが、
第4の実施形態はこれは逆接続したものである。すなわ
ち、上りの光伝送路2u ,5u を光サーキュレータ3u
を介して光回路1の2×2光スイッチ6−5に接続し、
分離・挿入する波長λ1 ,λ4 の光信号を光サーキュレ
ータ4u を介して光回路1の2×2光スイッチ6−1に
接続する。光アド・ドロップ装置としての動作は、第3
の実施形態と第4の実施形態はまったく同じである。 【0034】なお、図6の構成において、光サーキュレ
ータ4d の第2ポートを2×2光スイッチ6−5の第4
ポートに接続し、光サーキュレータ3u の第2ポートを
2×2光スイッチ6−5の第3ポートに接続するように
してもよい。ただし、その場合には、2×2光スイッチ
6−5はクロス状態に設定する。 【0035】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の光アド・
ドロップ装置は、外部からの制御により反射する波長と
透過する波長を任意の組み合わせで設定できる光回路を
用いることにより、分離・挿入する光信号の波長を任意
に選択することができる。これにより、波長多重伝送シ
ステムにおいて、需要の変化や障害等による分離・挿入
光信号の波長変更にも容易かつ柔軟に対応することがで
きる。 【0036】また、2×2光スイッチと所定の波長の光
を反射し他の波長の光を透過する光反射手段とを縦続に
接続し、外部から各2×2光スイッチの状態(バー状態
またはクロス状態)を独立に制御することにより、入出
力経路に挿入される光反射手段を任意に選択することが
できる。これにより、反射する波長と透過する波長を任
意の組み合わせで設定することができる光回路を構成す
ることができる。 【0037】また、2×2光スイッチを用いた光回路に
形成される2経路の反射波長と透過波長の相補性を利用
し、1つの光回路に2系統の光伝送路を収容することに
より、2系統の光伝送路に対して同じ波長の光信号を分
離・挿入する光アド・ドロップ装置を構成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の光アド・ドロップ装置の基本構成を示
すブロック図。 【図2】本発明の光アド・ドロップ装置の基本構成を示
すブロック図。 【図3】本発明の光アド・ドロップ装置の第1の実施形
態(参考例)を示すブロック図。 【図4】本発明の光アド・ドロップ装置の第2の実施形
態(参考例)を示すブロック図。 【図5】本発明の光アド・ドロップ装置の第3の実施形
を示すブロック図。 【図6】本発明の光アド・ドロップ装置の第4の実施形
を示すブロック図。 【図7】従来の光アド・ドロップ装置の構成例を示すブ
ロック図。 【符号の説明】 1 光回路 2,5 光伝送路 3,4 光サーキュレータ 6 2×2光スイッチ 7,8 光導波路 9 ファイバグレーティング 20 ローカル網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−329815(JP,A) 特開 平10−23479(JP,A) 国際公開97/37446(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 3/52 H04Q 11/00 - 11/04 H04Q 10/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 2×2光スイッチと所定の波長の光を反
    射し他の波長の光を透過する光反射手段とを介して、第
    1ポートと第2ポートとの間および第3ポートと第4ポ
    ートとの間に2つの経路を形成し、2×2光スイッチの
    制御により2つの経路に挿入される光反射手段を選択し
    て各経路における反射波長および透過波長を相補的に設
    定し、第1経路の反射波長および第2経路の透過波長を
    各経路における分離・挿入波長とする光回路と、 第1の波長多重光信号を前記光回路の第1ポートから第
    1経路に入力するとともに、この第1の波長多重光信号
    のうち第1経路で反射して第1ポートに戻る第1経路の
    分離波長の光信号を出力する第1の光サーキュレータ
    と、 前記第1経路の挿入波長の光信号を第2ポートから第1
    経路に入力するとともに、第1経路で反射して第2ポー
    トに戻る第1経路の挿入波長の光信号と、前記第1の波
    長多重光信号のうち第2ポートに透過する光信号とを出
    力する第2の光サーキュレータと、 第2の波長多重光信号を前記光回路の第3ポートから第
    2経路に入力するとともに、この第2の波長多重光信号
    のうち第2経路で反射して第3ポートに戻る波長の光信
    号と、第4ポートから入力して第3ポートに透過する第
    2経路の挿入波長の光信号とを出力する第3の光サーキ
    ュレータと、 前記第2経路の挿入波長の光信号を第4ポートから第2
    経路に入力するとともに、前記第2の波長多重光信号の
    うち第4ポートに透過する前記第2経路の分離波長の光
    信号を出力する第4の光サーキュレータと備えたことを
    特徴とする光アド・ドロップ装置。
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