JP3624095B2 - 転写装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、両端に導電性の回転軸を有する導電性ローラによりバイアスの印加を行う転写装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において、導電性ローラから転写バイアスを印加して像担持体に形成されたトナー像を転写材に転写するようにした転写装置を具備するものが既に知られている。この種の転写装置は、導電性ローラに電圧を印加する電圧印加装置を用いる必要がある。この電圧印加装置の一例として、特許第2640756号公報には導電性ローラを導電性樹脂の軸受により支持し、その軸受に接して導電性ローラを像担持体に向けて付勢する付勢部材を介して電圧を印加することが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記電圧印加装置を用いた転写装置では導電性ローラと軸受との摺動部に削れ等の劣化が起きる。そして、その摺動部が劣化すると、摺動抵抗が大きくなり、導電性ローラの回転に滑らかさを欠き、安定した電圧印加が行われないという問題があった。特に、中間転写方式を用いたカラー複写機における上転写装置のように転写部の圧力を大きくするため、導電性ローラの付勢力を大きくするため付勢力を大きく設定した装置は上記劣化が起こり易かった。
さらに、上記電圧印加手段では転写バイアスの絶縁についての言及がなく、転写バイアスがリークする危険があった。
【0004】
本発明は、上記した従来の事情に鑑み、軸受摺動部の劣化の防止し、しかも転写バイアスのリークを防止することができる転写装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、両端に導電性の回転軸を有する導電性ローラによりバイアスの印加を行う転写装置において、前記導電性ローラの回転軸を支持する導電性の転がり軸受と、該転がり軸受を介して前記導電性ローラを像担持体に接離する方向へ移動可能に案内する案内手段と、前記転がり軸受に接して当該軸受を像担持体へ近づける方向に付勢する導電性の付勢手段と、該付勢手段および前記転がり軸受を介して前記導電性ローラに電圧を印加する電圧印加手段とを有し、前記案内手段は前記転がり軸受を支持するとともに絶縁性を有する材料より構成された案内移動体を具備することを特徴としている。
【0006】
なお、本発明は、前記案内手段が、前記案内移動体と、該案内移動体を案内する案内枠体とからなり、その案内移動体と案内枠体とがともに絶縁性を有する材料から構成されていると、効果的である。
【0007】
さらに、本発明は、前記案内移動体には、前記付勢手段の一端側をガイドして前記転がり軸受に導くための切り欠き部が形成されていると、効果的である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る転写装置の一例を示す断面説明図である。
【0009】
符号1は、無端ベルト状の像担持体としての中間転写ベルトであり、該中間転写ベルト1は対向ローラ2を含む図示していない複数のローラに巻き掛けられ、その中の1つのローラが駆動ローラであって、該駆動ローラによって矢印A方向に走行される。この中間転写ベルト1には、そのほぼ全幅に亘って導電性の転写ローラ3が圧接されている。
【0010】
転写ローラ3には、その両端に導電性の回転軸4が一体に設けられており、その回転軸4には導電性の転がり軸受5が装着されている。転がり軸受5は、案内移動体としてのスライダ6が圧入されており、スライダ6は案内枠体7に図において上下方向に移動可能に嵌装されている。すなわち、スライダ6は転写ローラ3が中間転写ベルト1に接離する方向にスライド移動可能に装着されている。したがって、スライダ6は対向ローラ2と転写ローラ3との中心点を結ぶ直線に沿って移動可能にするので、該直線が傾けばスライダ6の移動方向も同方向に傾けられる。なお、導電性ローラ3を転がり軸受5を介して支持することにより、上記した導電性ローラと軸受との摺動部に削れ等の劣化が起きる等の問題を解消することができる。また、本例ではスライダ6と案内枠体7とで案内手段を構成している。
【0011】
このスライダ6には、その下部に切り欠き部8が形成され、この切り欠き部8はスライダ6の下面から転がり軸受5の外周面に達している。そして、この切り欠き部8を通るようにしてそれぞれ端部が案内枠体7の底面と軸受5外周面とに圧接される付勢手段としての金属製のスプリング9が嵌挿されている。本例のスプリング9は、圧縮コイルばねであり、上記切り欠き部8はそのスプリング9の径より僅かに大きい径の孔に形成されている。この切り欠き部8によりスプリング9のずれ等を防止し、スプリング9の作用方向を、転写ローラ3が対向ローラ2圧接する方向にガイドすることができる。
【0012】
電源10による転写バイアスは、上記スプリング9、転がり軸受5を介して転写ローラ3に印加される。これは、スプリング9および転がり軸受5が導電性材料からなることにより可能にしている。
【0013】
また、上記スライダ6は絶縁性を有する材料より構成され、本例では絶縁樹脂材料から作られている。このスライダ6における絶縁樹脂材料としての好ましいものはポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール樹脂等があげられる。特に、ポリアセタール樹脂であると、摺動性がきわめて良好であるので好ましいと言える。このように、スライダ6を絶縁性材料で構成することにより、転写バイアスのリークを防止することができる。
【0014】
ところで、スライダ6を摺動性の良好なポリアセタール樹脂とした場合、該樹脂は難燃性が落ちるので、リーク等に起因して燃える恐れがあり、その点が問題になることが考えられる。そこで、スライダ6を摺動性の良好なポリアセタール樹脂で構成した場合には、案内枠体7も絶縁性材料で構成する。この構成によりリークを確実に防ぐことができるので、それに起因するスライダ6の燃焼を防止することができ、ポリアセタール樹脂からなるスライダ6の使用が可能となる。なお、この場合の案内枠体7としては適宜絶縁材料が使用でき、例えばABS樹脂等であっても良い。
【0015】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、各種改変できるものである。
例えば、像担体は中間転写ベルトに限らず、感光体でもよくその形態もベルトに限らずドラム状のものであっても良い。
【0016】
【発明の効果】
請求項1の構成によれば、転がり軸受を使用するので摺動による劣化を防止できるとともに、転写バイアスのリークを防止することができる。
【0017】
請求項2の構成によれば、案内移動体を難燃性の落ちる絶縁材料で構成しても、リークによる燃焼の危険を回避することができる。
請求項3の構成によれば、案内移動体によって付勢手段をガイドすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る転写装置の一例を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 中間転写ベルト
3 導電性ローラ
4 導電性ローラの回転軸
5 転がり軸受
6 スライダ
7 案内枠体
8 切り欠き部
9 スプリング
10 バイアス電源
Claims (3)
- 両端に導電性の回転軸を有する導電性ローラによりバイアスの印加を行う転写装置において、
前記導電性ローラの回転軸を支持する導電性の転がり軸受と、該転がり軸受を介して前記導電性ローラを像担持体に接離する方向へ移動可能に案内する案内手段と、前記転がり軸受に接して当該軸受を像担持体へ近づける方向に付勢する導電性の付勢手段と、該付勢手段および前記転がり軸受を介して前記導電性ローラに電圧を印加する電圧印加手段とを有し、前記案内手段は前記転がり軸受を支持するとともに絶縁性を有する材料より構成された案内移動体を具備することを特徴とする転写装置。 - 前記案内手段が、前記案内移動体と、該案内移動体を案内する案内枠体とからなり、その案内移動体と案内枠体とがともに絶縁性を有する材料から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の転写装置。
- 前記案内移動体には、前記付勢手段の一端側をガイドして前記転がり軸受に導くための切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の転写装置。
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JP16252498A JP3624095B2 (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 転写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16252498A JP3624095B2 (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 転写装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11352808A JPH11352808A (ja) | 1999-12-24 |
JP3624095B2 true JP3624095B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=15756267
Family Applications (1)
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JP16252498A Expired - Lifetime JP3624095B2 (ja) | 1998-06-10 | 1998-06-10 | 転写装置 |
Country Status (1)
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-
1998
- 1998-06-10 JP JP16252498A patent/JP3624095B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH11352808A (ja) | 1999-12-24 |
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