JP3622942B2 - 配線ダクト用プラグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井等に敷設された配線ダクトに機械的に結合されるとともに電気的に接続される配線ダクト用プラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、天井等に敷設される配線ダクト内に導電ラインを設けておき、配線ダクトに結合されるプラグを通して照明負荷のような負荷に給電するようにした配線装置が提供されている。この種の配線装置に用いる配線ダクトは、断面が矩形状であって下面に長手方向に沿った開口を有している。つまり、下向きに開放された断面コ字状の部分における両開口縁からそれぞれ内鍔片が突設され、両内鍔片の先端縁間が開口になっている。また、配線ダクトの内側面には内鍔片を除く各片にそれぞれ導電ラインが設けられる。両側片に設けられた一対の導電ラインは電源ライン(電圧線および接地線)であり、上片に設けられた導電ラインはアースラインになる。
【0003】
プラグは配線ダクトの開口に挿入される差込部を有し、差込部には内鍔片に係止されて落下を防止する連結体と、導電ラインに接触することによって導電ラインに電気的に接続される集電子とが設けられる。この種の配線装置は、たとえばスポットライトのような灯具への給電に用いられ、灯具に一端部が結合されているアームの他端をプラグに結合することによって灯具を吊下することができる。つまり、プラグと灯具とによって照明器具を構成することができる。したがって、配線ダクトの敷設されている範囲内で灯具の位置を自由に調節することができ、美術館や博物館あるいは商店などで要求される照明位置の調節が可能になるのである。
【0004】
ところで、この種の配線装置に用いるプラグには各種形状のものが提案されており、たとえば集電子および連結体を配線ダクトの長手方向に一致させた状態で差込部を配線ダクトの開口に挿入した後、集電子および連結体が配線ダクトの長手方向に直交する方向に向くようにプラグを回転させるという手順で、プラグを配線ダクトに結合するものがある(特開昭58−140983号公報)。また、プラグを回転させるのではなくレバーの操作により集電子および連結体のみを回転させるようにしたものもある(特開昭57−49181号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来構成では、配線ダクトに対して集電子を電気的に接続することと連結体を機械的に結合することとを同時に行なっているから、たとえばプラグに結合した灯具のランプを交換しようとすれば、集電子が配線ダクトに電気的に接続された状態で行なうか、連結体を配線ダクトから外した状態で行なうことになる。集電子が配線ダクトに接続された状態ではランプ交換時に感電のおそれがあり、連結体を配線ダクトから外すと元の位置に戻すのが面倒である。
【0006】
この種の問題を解決するには、集電子の接続と連結体の結合とを各別に行なうことが考えられる。しかしながら、ランプ交換時に連結体の機械的な結合を解除して集電子を配線ダクトに電気的に接続したままにするような誤操作があると、ランプ交換時の感電を確実に防止するという目的が達成できないだけでなく、連結体が配線ダクトに結合されていないことによって落下の危険が生じる。
【0007】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、連結体を配線ダクトに結合しておくことにより結合強度を確保しながらも、配線ダクトに対する集電子の接続状態を解除することができるようにした配線ダクト用プラグを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、配線ダクトの一面に長手方向に沿って形成された開口を通して配線ダクト内に挿入される差込部を備えた器体と、差込部に設けられ配線ダクト内に設けた導電ラインに電気的に接続される位置と電気的接続を解除する位置との間で移動可能な集電子と、差込部に設けられ配線ダクトに機械的に結合されて器体を配線ダクトに対して抜け止めする位置と機械的結合を解除する位置との間で移動可能な連結体と、集電子を移動させるように操作される電気接続操作部と、連結体を移動させるように操作される機械結合操作部と、機械的結合および電気的接続を行なうときには機械結合操作部の操作後に電気接続操作部の操作を可能とし機械的結合および電気的接続の解除時には電気接続操作部の操作後に機械結合操作部の操作を可能とする操作順序規制装置と、器体に保持されており集電子が導電ラインに電気的に接続されているときに集電子に弾接するとともに集電子が導電ラインから電気的に切り離されているときに集電子との接触が解除される刷子部が形成された電極板とを備えるものである。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記操作順序規制装置が、電気接続操作部に連動する第1のカムと、機械結合操作部に連動するとともにカム面が第1のカムのカム面に対向するように配置された第2のカムと、第1のカムと第2のカムとのカム面間で両カム面を結ぶ方向に直進移動可能に配置されるスライド片とを備えるものである。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記スライド片が、第1のカム面と第2のカム面とにそれぞれ接触する第1の押圧子および第2の押圧子と、各押圧子を第1のカム面と第2のカム面とにそれぞれ当接させる押圧ばねとを備え、第1のカム面には電気的接続時に第1の押圧子に接触する位置と電気的接続の解除時に第1の押圧子に接触する位置との間に第2のカム面側に突出する第1のクリック突部が形成され、第2のカム面には機械的結合時に第2の押圧子に接触する位置と機械的結合の解除時に第2の押圧子に接触する位置との間に第1のカム面側に突出する第2のクリック突部が形成されているものである。
【0011】
請求項4の発明は、請求項2または請求項3の発明において、電気接続操作部が第1のカムと一体であって器体に設けた第1の回転軸に第1のカムが軸着され、機械結合操作部が第2のカムと一体であって器体に設けた第2の回転軸に第2のカムが軸着され、機械結合操作部における力点から第1の回転軸までの距離とスライドレバーが当接する第1のカム面から第1の回転軸までの最大距離との比が、電気接続操作部における力点から第2の回転軸までの距離とスライドレバーが当接する第2のカム面から第2の回転軸までの最大距離との比よりも小さく設定されているものである。
【0012】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、機械結合操作部は器体に設けた回転軸を回転中心とし、前記回転軸は器体を配線ダクトに取り付けた状態で配線ダクトの開口の開口面に直交していて、機械結合操作部が機械的結合時に配線ダクトの長手方向における器体の一端から突出し機械的結合の解除時に器体の側面から突出する形状に形成され、配線ダクトの長手方向に沿った器体の中心線上であって機械結合操作部が側面から突出する部位の器体の幅寸法の2分の1よりも大きい距離だけ器体の外側面から離れた位置に前記回転軸が位置するものである。
【0013】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、配線ダクトに対する器体の取付向きを規制するように配線ダクトの幅方向の一側と器体とに互いに噛合する逆組防止部が形成され、電気接続操作部および機械結合操作部は、電気的接続の解除時と機械的結合の解除時とに配線ダクトの幅方向における器体の側面のうち前記逆組防止部を設けている一側に突出するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に実施の形態を図面に基づいて説明する。また、以下では図12,図13に示すように、プラグAに灯具Bを取り付けて照明器具を構成した例を示す。プラグAを取り付ける配線ダクト70は、以下のように構成されている。配線ダクト70のダクト本体71は、断面矩形状に形成されるとともに下面に略全長に亙る開口72を備えている。つまり、下向きに開放された断面コ字状の部材の両脚片の先端部からそれぞれ中央片と平行に内鍔片73を延設し、両内鍔片73の先端縁間が開口72となるように形成されている。また、一方の脚片の先端部は内鍔片73よりも下方に突出して後述する逆組防止片74を形成している。ダクト本体71における各脚片の中間部には、中央片と平行に支持突片75が突設され、支持突片75の先端面には一方を電圧線、他方を接地線とした導電ライン76が露出する。また、中央片の内側面にも導電ライン79(図10参照)が設けられ、この導電ライン79はアースラインとなる。内鍔片73と支持突片75との間にはレール溝77が形成される。上述の構造を有する配線ダクト70は、中央片を天井面に当接させた形でねじのような固定具を用いて固定される。以下では、配線ダクト70の長手方向を前後方向、幅方向を左右方向とする。
【0015】
プラグAの器体1は、図1および図2に示すように、合成樹脂成形品である左右の半ボディ11,12を組立ねじ13により結合したボディ10と、ボディ10の下面側に覆着される合成樹脂成形品のカバー20とにより構成される。両半ボディ11,12の対向面において、一方の半ボディ11には複数本の位置合わせピン11aが突設され、他方の半ボディ12には各位置合わせピン11aが挿入される位置合わせ穴(図示せず)が形成される。したがって、位置合わせピン11aを位置合わせ穴に挿入することにより、両半ボディ11,12の位置決めがなされる。
【0016】
ボディ10は水平断面が長円状である本体部14と、本体部14の上面に突設され本体部14よりも左右の幅寸法を小さく形成した差込部15とを一体に備える。差込部15の幅寸法は配線ダクト70の開口72に挿入可能となるように設定されている。また、本体部14の下面には一対の連結台16a,16bが一体に突設されている。組立ねじ13はタッピングねじであって、差込部15の前後端部の2箇所と各連結台16a,16bとを結合する。
【0017】
カバー20は、ボディ10の本体部14の外周と略連続する水平断面長円状の浅カバー部20aと、浅カバー部20aの一部から下方に突出する水平断面長円状の深カバー部20bとを連続一体に形成したものであって、浅カバー部20aの上面が開放されており、浅カバー20aの上縁がボディ10の下面に当接する形でボディ10にカバー20が結合される。また、ボディ10の下面周部には段差(図示せず)が形成され、カバー20の上面周部に形成された段差(図示せず)と噛合することによってボディ10とカバー20とが位置決めされる。深カバー部20bの下壁の中央部には灯具Bに設けたアーム78(図12、図13参照)を差し込むための導入孔(図示せず)が形成されている。また、深カバー部20bの両側面にはそれぞれ透孔21が形成されている。両透孔21の開口面に直交する直線は互いにずれて位置する。
【0018】
プラグAは配線ダクト70に機械的に結合する機能と電気的に接続する機能とを備えており、本発明では両機能が各別の部材によって実現されている点に一つの特徴を有している。すなわち、ボディ10は機械結合装置30と電気接続装置40とを保持している。
【0019】
機械結合装置30は、図3に示すように、下方に開放されたコ字状に板金を折曲して形成した固定板31を備え、固定板31の中央片には軸ねじ(図示せず)を用いて回転軸32が軸支される。回転軸32の上端部には配線ダクト70への機械的結合を行なう連結体としての連結板33が固定され、また回転軸32の下端部には機械結合操作部としての結合操作レバー34を連続一体に備えるカム35が固定される。連結板33は一つの内角を略45度に設定した平行四辺形状に形成され、中心部が回転軸32に対して回転しないように固定される。また、カム35は略円形であって周面をカム面35aとしており、カム面35aには回転中心を挟んで結合操作レバー34の延設部位の反対側に位置する第1凹部35bと、上から見て第1凹部35bから左回りに略45度離れて位置する第2凹部35cとが形成されている。第1凹部35bは第2凹部35cよりも深く設定されている。つまり、カム35の回転中心から第1凹部35bの底までの距離d1(図6参照)は、カム35の回転中心から第2凹部35cの底までの距離d2よりも小さくなるように設定される。第1凹部35bと第2凹部35cとの間にはクリック突部35dが形成されている。また、連結操作レバー34の長手方向は連結板33の短辺の延長方向に略一致させてある。
【0020】
ボディ10の内部は各半ボディ11,12の内側面に設けた仕切壁17a,17bによりおおよそ上下3段に分離されている。上段は差込部15に対応しており、差込部15における前後2箇所には左右に貫通した格納孔36,46が形成される。連結板33は一方の格納孔36に対応する位置に配置され、カム35は下段に配置される。また、仕切壁17a,17bには回転軸32を受ける弧状の凹所となった軸受部37a,37bが形成され、差込部15の上壁には回転軸32の先端部を受ける軸受部38が形成される。ボディ10の下壁には固定板31に対応する部位に切欠部39が形成され、この切欠部39を通して固定板31の両脚片がボディ10から下方に突出し、ボディ10において切欠部39に対応する部位の内側面には、固定板31の両脚片に設けた固定孔31aに係合する固定突起(図示せず)が形成される。つまり、固定突起と固定孔31aとが係合することにより固定板31がボディ10に対して位置固定される。固定板31の両脚片には取付ねじ80(図12,図13参照)が挿通される取付孔31bも形成される。取付ねじ80は、カバー20に設けた透孔21、および固定板31の取付孔31bに挿通され、アーム78の上端部に設けた軸受台(図示せず)に螺合し、カバー20およびアーム78を固定板31に固定する機能を有する。両取付孔31bの開口面に直交する直線は互いにずれて位置し、固定板31に対してアーム78が取付ねじ80を中心として回転することがないようにしてある。また、アーム78は軸受台によって上下方向の軸周りに回転可能になっている。
【0021】
仕切壁17a,17bにより分離した下段に対応する部位のボディ10の側壁には、連結操作レバー34が挿通されるとともに連結操作レバー34が回転軸32を中心として略45度の範囲で移動可能となるように形成したレバー挿通孔18が形成される。しかして、連結操作レバー34は前後方向にほぼ一致する位置と、上から見て右回りに略45度回転した位置との間で往復移動が可能になっている。ここに、回転軸32は上述のように上下方向に配置され、ボディ10の前後方向に沿った中心線上に位置し、かつボディ10の前後方向の中心線上におけるボディ10の一端からの距離が、ボディ10の左右方向の幅寸法の2分の1よりも大きく設定されている。したがって、連結操作レバー34が前後方向の中心線にほぼ一致する一方の位置であるときのボディ10からの突出量P1(図8 (a))は、連結操作レバー34が他方の位置であるときのボディ10からの突出量P2(図8 (b))よりも小さくなる(P1<P2)。つまり、後述するように、連結板33を格納孔36に収納した状態では連結操作レバー34のボディ10からの突出量を大きくして連結操作レバー34に力を加えやすくし、連結板33を格納孔36から突出させた状態では連結操作レバー34のボディ10からの突出量を小さくすることで連結操作レバー34が目立たないのである。
【0022】
一方、電気接続装置40は、図4に示すように、回転軸42を有し、回転軸42の上端部には配線ダクト70への電気的接続を行なう一対の集電子43の上端部が露出する。また回転軸42の下端部には電気接続操作部としての接続操作レバー44を連続一体に備えるカム45が固定される。集電子43は上端部が逆L字状に折曲され、集電子43の下端部は回転軸42の上下方向の中間部に露出する。回転軸42には集電子43の下方において集電子43の先端部と同じ向きに突出する連結片42aが連続一体に設けられ、回転軸42において連結片42aよりも上には両集電子43を絶縁する絶縁壁42bが突設される。機械結合装置30および電気接続装置40をボディ10に取り付けた状態では、連結片42aは連結板33と同じ高さ位置に設けられる。回転軸42の内部には回転軸42に対して上下方向に移動可能であって上方への抜け止めがなされているアースピン41が挿通される。
【0023】
カム45は略円形であって周面をカム面45aとしており、カム面45aには回転中心を挟んで接続操作レバー44の延設部位の反対側に位置する第1凹部45bと、上から見て第1凹部45bから右回りに略90度離れて位置する第2凹部45cとが形成されている。第1凹部45bは第2凹部45cよりも浅く設定されている。つまり、カム45の回転中心から第1凹部45bの底までの距離d3(図6参照)は、カム45の回転中心から第2凹部45cの底までの距離d4よりも大きくなるように設定される。第1凹部45bと第2凹部45cとの間にはクリック突部45dが形成される。また、接続操作レバー44の長手方向は連結片42aの突出方向に略直交させてある。
【0024】
集電子43および連結片42aはボディ10の差込部15に形成した格納孔46に対応する位置に配置され、カム45は下段に配置される。また、回転軸42の中間部に露出する集電子43の下端部は中段に位置する。仕切壁17a,17bには回転軸42を受ける弧状の凹所となった軸受部47a,47bが形成され、差込部15の上壁には回転軸42の先端部である絶縁壁42bを受ける軸受部48が形成される。さらに軸受部48の上壁にはアースピン41の上端部を挿通する挿通孔48aが形成される。回転軸42の下端はボディ10の下段の下壁により支承され、アースピン41の下端部はこの下壁に設けた貫通孔48bに挿通される。電気接続装置40の配置される部位に対応するボディ10の下端部には接地板収納溝49が形成される。
【0025】
接地板収納溝49には弾性および導電性を有する板金よりなる接地板51が収納される。接地板51の一端部はアースピン41の下端が上面に当接可能となる位置に配置される。ここで、接地板51にアースピン41が接触する部位では、接地板収納溝49の上下幅が接地板51の厚み寸法よりも大きく形成されており、アースピン41が下方に移動すると接地板51が撓み、アースピン41に上向きの復帰力が作用するようにしてある。また、接地板51の他端部は上記一端部よりも下方に位置しており、ボディ10の下面側に露出して端子部51aになる。端子部51aには端子ねじ(図示せず)が螺合し、灯具Bからアーム78内を通して導入された外部電線を端子ねじを用いて接続するようになっている。
【0026】
各半ボディ11,12にはそれぞれ弾性および導電性を有する板金よりなる電極板52,53が保持される。各電極板52,53の上端部には厚み方向においてU字状に曲成された刷子部52a,53aが形成され、刷子部52a,53aの先端部は、回転軸42の上下方向の中間部に露出する集電子43の下端部に弾接可能になっている。電極板52,53の下端部は各半ボディ11,12の内側面に沿って延長されボディ10の下面から露出して端子部52b,53bを形成する。端子部52b,53bには端子ねじ(図示せず)が螺合し、灯具Bからアーム78内を通して導入された外部電線を端子ねじを用いて接続するようになっている。また、電極板52,53は各半ボディ11,12の下部に設けた保持溝54に一部が挿入されて位置固定がなされる。
【0027】
仕切壁17a,17bにより分離した下段に対応する部位のボディ10の側壁には、接続操作レバー44が挿通されるとともに接続操作レバー44が回転軸42を中心として略90度の範囲で移動可能となるように形成したレバー挿通孔19が形成される。しかして、接続操作レバー44は前後方向にほぼ一致する位置と、上から見て左回りに略90度回転した位置との間で往復移動が可能になっている。ここに、回転軸42は上述のように上下方向に配置され、ボディ10の前後方向に沿った中心線上に位置し、かつボディ10の前後方向の中心線上におけるボディ10の一端からの距離が、ボディ10の左右方向の幅寸法の2分の1程度に設定されている。
【0028】
両カム35,45は上述のようにボディ10の下段に収納されており、両カム35,45の間にはスライド片60が配設される。スライド片60は、図5に示すように、一対の押圧子61,62を伸縮可能に結合し、かつ両押圧子61,62間に押圧ばね63を介装した構成を有する。一方の押圧子61の両側部にはスライド脚64が突設され、スライド脚64の先端部に設けたフック64aが、他方の押圧子62に設けたスライド孔65に係合される。この構成によって、両押圧子61,62は伸縮自在に結合され、かつ両押圧子61,62が外れないようにフック64aによる抜け止めがなされる。また、押圧ばね63は圧縮ばねであって両押圧子61,62を引き離す向きに付勢する。各押圧子61,62の先端部にはカム35,45のカム面35a,45aに当接する押突起61a,62aが突設される。
【0029】
両カム35,45およびスライド片60は、結合操作レバー34と接続操作レバー44との操作順序を規制するように機能する。図6、図7を用いて操作順序を規制する動作について説明する。図6 (a)、図7 (a)は、連結板33と集電子43とがともに格納孔36,46に収納されている状態を示し、このとき連結操作レバー34はボディ10の前後方向(図6の左右方向)に対して45度の角度に位置し、接続操作レバー44はボディ10の前後方向に対して90度の角度に位置する。このとき、カム35のカム面35aにおける第2凹部35cに押突起61aが係合し、カム45のカム面45aにおける第2凹部45cに押突起61aが係合する。ここで、カム35,45の回転中心から各クリック突部35d,45dの先端面までの距離をr1,r2とする。
【0030】
図6 (a)の位置では、両押圧子61,62間の距離をg1とするときに、r1−d2<g1<r2−d4の関係になる。つまり、接続操作レバー44を図の右回りに回転させようとしてもクリック突部45dを越える前に両押圧子61,62が互いに接触して接続操作レバー44の回転を阻止し、結果的に接続操作レバー44を回転させることができない。これに対して、結合操作レバー34を左回りに回転させると、距離g1の範囲でクリック突部35dを越えることができるから、結合操作レバー34を図6 (b)、図7 (b)の位置まで回転させることができる。このときクリック突部35dを越えることでクリック感が付与され、確実に操作されたという感触を得ることができる。
【0031】
また、押圧子61の先端部の押突起61aが第1凹部35bに入ると、押圧ばね63のばね力によって押突起61aが第1凹部35bの底に追い込まれるから、結合操作レバー34が途中位置で停止することがない。この動作は結合操作レバー34の回転向きによらず同様であり、また接続操作レバー44についても同様である。要するに、結合操作レバー34および接続操作レバー44はそれぞれ2位置だけに位置することができ、途中の位置に位置することがないようにしてある。
【0032】
上述のように結合操作レバー34を図6 (b)、図7 (b)の位置まで回転させると、連結板33の両側部が格納孔36を出て差込部15の両側面に突出する。図6 (b)の位置では押圧子61が第1凹部35bに対応し、押圧子62が第2凹部45cに対応するから、押圧子61,62の間の距離g2が図6 (a)よりも大きくなる。ここに、r1−d4<g2という関係が得られるように構成してあり、したがって、図6 (b)の状態では接続操作レバー44を右回りに図6(c)の位置まで回転させることが可能になる。つまり、集電子43が格納孔46から出て差込部15の両側面に突出する。
【0033】
図6 (c)の状態では、押圧子61はカム35の第1凹部35bに対応し、押圧子62はかむ45の第1凹部45bに対応する。ここで、押圧子61,62の距離をg3とすれば、r2−d3<g3<r1−d1の関係に設定してある。つまり、図6 (c)の位置では結合操作レバー34を右回りに回転させようとしてもクリック突部34dを乗り越えることができず、接続操作レバー44を左回りに回転させる操作のみが可能になる。
【0034】
以上説明したように、差込部15から連結板33や集電子43を突出させる際には結合操作レバー34の操作後に接続操作レバー44の操作が許可される。また、差込部15から連結板33および集電子43が突出している状態からこれらを格納孔36,46に収納する際には接続操作レバー44の操作後に結合操作レバー34の操作が許可されるのである。つまり上述のように操作順序を規定しておくことによって、図9、図10に示すように、配線ダクト70に結合したときには、連結片33による機械的結合の後に集電子33による電気的接続がなされることになり、落下しないように確実に取り付けたことを確認した後に電気的接続を行なうことができる。逆に、配線ダクト70から外すときには、電気的に切り離した状態で機械的結合を解除することができ、感電のおそれがほとんどなく作業時の安全性が高くなる。
【0035】
また、配線ダクト70に取り付けた状態で結合操作レバー30の位置を変えずに接続操作レバー40のみを操作することによって、電気的接続のみを入切することが可能であるから、ランプの交換作業などにおいて電気的接続のみを解除して作業すれば、感電の可能性をなくして安全にランプを交換することができる。ここに、上述の説明から明らかなように、接続操作レバー44を操作することにより、集電子43を格納孔46に収納した状態では、電極板52,53の刷子部52a,53aと集電子43との接触も解除されるから、配線ダクト70とランプとの間の電路を2箇所で遮断することになり、より一層安全性が高くなる。
【0036】
さらに、カム35の回転中心から結合操作レバー34の操作部位までの距離をs1(図6参照)とし、カム45の回転中心から接続操作レバー44の操作部位までの距離をs2とするときに、s1/r1<s2/r2の関係となるように設定してある。このことによって、結合操作レバー34のほうが接続操作レバー44よりも操作力が大きくなり、配線ダクト70に対する機械的結合は解除されにくく、電気的接続の入切は比較的小さい力で行なうことができることになる。
【0037】
ところで、上述のように配線ダクト70の一側には逆組防止片74が下向きに突設されており、この逆組防止片74によって器体1を配線ダクト70に取り付ける向きが規定されている。つまり、ボディ10の本体部14の上面の一側縁には逆組防止片74と噛合するように逆組防止部としての逆組防止溝81が形成されている。したがって、配線ダクト70とボディ10との左右が逆転していると、配線ダクト70に対してボディ10が傾き、結合操作レバー30を操作しようとしても連結板33が内鍔片73に当たることでレール溝77に導入されず、配線ダクト70にボディ10を固定することができなくなる。このようにして配線ダクト70に対するボディ10の向きが規定されるのであって、たとえば電圧線と接地線との極性を規定しておくことで、作業時の感電に対する安全性を一層高めることができる。
【0038】
また、図11に示すように、結合操作レバー34および接続操作レバー44の移動範囲は、逆組防止溝81が形成されている側面側に偏らせてあり、このことによって、逆組防止片74と逆組防止溝81との位置を目視して位置合わせを容易にし、かつ位置合わせを行なった後に、同じ側から結合操作レバー34および接続操作レバー44を操作することができて、配線ダクト70への結合操作の作業性がよいものである。とくに、結合操作レバー34および接続操作レバー44の操作側で逆組防止片74を視認することになるから、逆組防止片74の見える側に結合操作レバー34および接続操作レバー44を向けて作業することで配線ダクト70への組み付け方向が確認しやすくなる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1の発明は、配線ダクトの一面に長手方向に沿って形成された開口を通して配線ダクト内に挿入される差込部を備えた器体と、差込部に設けられ配線ダクト内に設けた導電ラインに電気的に接続される位置と電気的接続を解除する位置との間で移動可能な集電子と、差込部に設けられ配線ダクトに機械的に結合されて器体を配線ダクトに対して抜け止めする位置と機械的結合を解除する位置との間で移動可能な連結体と、集電子を移動させるように操作される電気接続操作部と、連結体を移動させるように操作される機械結合操作部と、機械的結合および電気的接続を行なうときには機械結合操作部の操作後に電気接続操作部の操作を可能とし機械的結合および電気的接続の解除時には電気接続操作部の操作後に機械結合操作部の操作を可能とする操作順序規制装置と、器体に保持されており集電子が導電ラインに電気的に接続されているときに集電子に弾接するとともに集電子が導電ラインから電気的に切り離されているときに集電子との接触が解除される刷子部が形成された電極板とを備えるものであり、配線ダクトに機械的に結合した後でなければ電気的に接続することができないから、不完全な取付状態で通電されることがなく、誤接続や短絡の可能性を低減することができるとともに、電気的な接続状態の安定化につながる。また、電気的に接続された状態では機械的結合状態が確保されているから、落下の危険を確実に回避することができ、しかも、配線ダクトに結合した状態で通電の入切を行なうことが可能になる。たとえば、器体に灯具を取り付けているときに、電気接続操作部を操作して通電を切れば、配線ダクトから器体を取り外すことなく灯具への通電を遮断した状態でランプ交換を安全に行なうことができる。加えて、集電子と導電ラインとの接続を電気的解除した状態では、電極板の刷子部と集電子との接触も解除されるから、配線ダクトと電極板との間を2箇所で遮断することになり、安全性が高くなるという利点を有する。
【0040】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記操作順序規制装置が、電気接続操作部に連動する第1のカムと、機械結合操作部に連動するとともにカム面が第1のカムのカム面に対向するように配置された第2のカムと、第1のカムと第2のカムとのカム面間で両カム面を結ぶ方向に直進移動可能に配置されるスライド片とを備えるものであり、2個のカムとスライド片とによって電気接続操作部と機械結合操作部との操作順序を規制しているから、摩擦力の作用する部位が少なく磨耗による性能劣化が少ないものであり、長寿命化につながるという利点がある。
【0041】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記スライド片が、第1のカム面と第2のカム面とにそれぞれ接触する第1の押圧子および第2の押圧子と、各押圧子を第1のカム面と第2のカム面とにそれぞれ当接させる押圧ばねとを備え、第1のカム面には電気的接続時に第1の押圧子に接触する位置と電気的接続の解除時に第1の押圧子に接触する位置との間に第2のカム面側に突出する第1のクリック突部が形成され、第2のカム面には機械的結合時に第2の押圧子に接触する位置と機械的結合の解除時に第2の押圧子に接触する位置との間に第1のカム面側に突出する第2のクリック突部が形成されているものであり、スライド片を第1のカムと第2のカムとに常時接触させておくことによってスライド片のがたつきが防止される。しかも、押圧ばねとクリック突部とにより電気接続操作部や機械結合操作部の操作時にクリック感が生じ、電気的接続や機械的結合が確実に行なわれているという安心感が得られる。
【0042】
請求項4の発明は、請求項2または請求項3の発明において、電気接続操作部が第1のカムと一体であって器体に設けた第1の回転軸に第1のカムが軸着され、機械結合操作部が第2のカムと一体であって器体に設けた第2の回転軸に第2のカムが軸着され、機械結合操作部における力点から第1の回転軸までの距離とスライドレバーが当接する第1のカム面から第1の回転軸までの最大距離との比が、電気接続操作部における力点から第2の回転軸までの距離とスライドレバーが当接する第2のカム面から第2の回転軸までの最大距離との比よりも小さく設定されているものであり、機械結合操作部の係合状態を解除するのに必要な力が大きくなるから、機械結合操作部が不用意に操作されて配線ダクトから脱落するのを防止することができる。しかも、電気接続操作部は比較的小さい操作力で操作することができるから、操作性がよいものである。
【0043】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、機械結合操作部は器体に設けた回転軸を回転中心とし、前記回転軸は器体を配線ダクトに取り付けた状態で配線ダクトの開口の開口面に直交していて、機械結合操作部が機械的結合時に配線ダクトの長手方向における器体の一端から突出し機械的結合の解除時に器体の側面から突出する形状に形成され、配線ダクトの長手方向に沿った器体の中心線上であって機械結合操作部が側面から突出する部位の器体の幅寸法の2分の1よりも大きい距離だけ器体の外側面から離れた位置に前記回転軸が位置するものであり、機械的結合が解除されているときには機械結合操作部が器体から大きく突出することによって操作が容易になり、機械的結合がなされているときには配線ダクトに沿った方向に突出するとともに突出量が小さくなるから、見栄えよく取り付けることができる。
【0044】
請求項6の発明は、請求項1の発明において、配線ダクトに対する器体の取付向きを規制するように配線ダクトの幅方向の一側と器体とに互いに噛合する逆組防止部が形成され、電気接続操作部および機械結合操作部は、電気的接続の解除時と機械的結合の解除時とに配線ダクトの幅方向における器体の側面のうち前記逆組防止部を設けている一側に突出するものであり、逆組防止部により配線ダクトと器体との極性を誤ることがなく、しかも、電気接続操作部および機械結合操作部が逆組防止部と同じ側に突出するから、逆組防止部を目視しながら位置合わせを行なった後に、そのままの位置で電気接続操作部および機械結合操作部を操作することができ、配線ダクトへの取付作業が容易になる。また、逆組防止部の位置を目視で確認してから、電気接続操作部や機械結合操作部を操作するから、逆組状態で無理に操作することによる変形や破損も防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上に用いる機械結合装置を示す斜視図である。
【図4】同上に用いる電気接続装置を示す斜視図である。
【図5】同上に用いる機械結合装置、電気接続装置、スライド片の関係を示す斜視図である。
【図6】同上の要部の動作説明図である。
【図7】同上の要部の動作説明図である。
【図8】同上の要部の動作説明図である。
【図9】同上の要部の動作説明図である。
【図10】同上の要部の動作説明図である。
【図11】同上の斜視図である。
【図12】同上の使用状態を示す側面図である。
【図13】同上の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 器体
15 差込部
32 回転軸
33 連結板
34 接続操作レバー
35 カム
35a カム面
35d クリック突部
42 回転軸
43 集電子
44 結合操作レバー
45 カム
45a カム面
45d クリック突部
60 スライド片
61 押圧子
62 押圧子
63 押圧ばね
70 配線ダクト
72 開口
74 逆組防止片
76 導電ライン
79 導電ライン
81 逆組防止溝

Claims (6)

  1. 配線ダクトの一面に長手方向に沿って形成された開口を通して配線ダクト内に挿入される差込部を備えた器体と、差込部に設けられ配線ダクト内に設けた導電ラインに電気的に接続される位置と電気的接続を解除する位置との間で移動可能な集電子と、差込部に設けられ配線ダクトに機械的に結合されて器体を配線ダクトに対して抜け止めする位置と機械的結合を解除する位置との間で移動可能な連結体と、集電子を移動させるように操作される電気接続操作部と、連結体を移動させるように操作される機械結合操作部と、機械的結合および電気的接続を行なうときには機械結合操作部の操作後に電気接続操作部の操作を可能とし機械的結合および電気的接続の解除時には電気接続操作部の操作後に機械結合操作部の操作を可能とする操作順序規制装置と、器体に保持されており集電子が導電ラインに電気的に接続されているときに集電子に弾接するとともに集電子が導電ラインから電気的に切り離されているときに集電子との接触が解除される刷子部が形成された電極板とを備えることを特徴とする配線ダクト用プラグ。
  2. 前記操作順序規制装置は、電気接続操作部に連動する第1のカムと、機械結合操作部に連動するとともにカム面が第1のカムのカム面に対向するように配置された第2のカムと、第1のカムと第2のカムとのカム面間で両カム面を結ぶ方向に直進移動可能に配置されるスライド片とを備えることを特徴とする請求項1記載の配線ダクト用プラグ。
  3. 前記スライド片は、第1のカム面と第2のカム面とにそれぞれ接触する第1の押圧子および第2の押圧子と、各押圧子を第1のカム面と第2のカム面とにそれぞれ当接させる押圧ばねとを備え、第1のカム面には電気的接続時に第1の押圧子に接触する位置と電気的接続の解除時に第1の押圧子に接触する位置との間に第2のカム面側に突出する第1のクリック突部が形成され、第2のカム面には機械的結合時に第2の押圧子に接触する位置と機械的結合の解除時に第2の押圧子に接触する位置との間に第1のカム面側に突出する第2のクリック突部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の配線ダクト用プラグ。
  4. 電気接続操作部は第1のカムと一体であって器体に設けた第1の回転軸に第1のカムが軸着され、機械結合操作部は第2のカムと一体であって器体に設けた第2の回転軸に第2のカムが軸着され、機械結合操作部における力点から第1の回転軸までの距離とスライドレバーが当接する第1のカム面から第1の回転軸までの最大距離との比は、電気接続操作部における力点から第2の回転軸までの距離とスライドレバーが当接する第2のカム面から第2の回転軸までの最大距離との比よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の配線ダクト用プラグ。
  5. 機械結合操作部は器体に設けた回転軸を回転中心とし、前記回転軸は器体を配線ダクトに取り付けた状態で配線ダクトの開口の開口面に直交していて、機械結合操作部は機械的結合時に配線ダクトの長手方向における器体の一端から突出し機械的結合の解除時に器体の側面から突出する形状に形成され、配線ダクトの長手方向に沿った器体の中心線上であって機械結合操作部が側面から突出する部位の器体の幅寸法の2分の1よりも大きい距離だけ器体の外側面から離れた位置に前記回転軸が位置することを特徴とする請求項1記載の配線ダクト用プラグ。
  6. 配線ダクトに対する器体の取付向きを規制するように配線ダクトの幅方向の一側と器体とに互いに噛合する逆組防止部が形成され、電気接続操作部および機械結合操作部は、電気的接続の解除時と機械的結合の解除時とに配線ダクトの幅方向における器体の側面のうち前記逆組防止部を設けている一側に突出することを特徴とする請求項1記載の配線ダクト用プラグ。
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