JP3622600B2 - 電気集塵装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気中の浮遊粒子である塵埃を捕捉する電気集塵装置の集塵エレメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に電気集塵装置の集塵エレメントは、空気中の浮遊粒子である塵埃をコロナ放電によって帯電させるイオン化部(帯電部)と、帯電された塵埃をクーロン力で集塵板に付着させるコレクタ部(集塵部)とで構成する。例えば、図12は従来の集塵エレメントを示す全体構成図である。図12において、1は複数の平行に配置された平板状の対向電極、2はこの対向電極1の間に配置された線状の放電電極であり、この対向電極1と放電電極2とからイオン化部3が構成される。4は複数の平行に配置された平板状の集塵電極、5はこの集塵電極4の間に配置された平板状の高圧電極である。このような平板状の集塵電極4と平板状の高圧電極5を交互に所定間隔を置いて配置させることでコレクタ部6が構成される。7はイオン化部3およびコレクタ部6に直流の高電圧を供給する直流電源である。
【0003】
次に、図12を参照しながら電気集塵装置の集塵エレメントの動作について説明する。塵埃を含んだ汚染空気は、送風機(図示せず)の吸引力によってイオン化部3を図中の矢印の方向に向かって通過する。この通常の塵埃あるいは導電性粒子を含んだ塵埃(図12中のA)がイオン化部3を通過する際に、イオン化部3によって生じるコロナ放電によって正に帯電される。この正に帯電された塵埃(図12中のB)は、コレクタ部6へ向かい、高圧電極5のクーロン力により負状態(アース状態)の平板状の集塵電極4に付着する。こうした塵埃の吸着メカニズムにより、コレクタ部6を通過した空気の清浄度は高くなる。
【0004】
しかし、このような構成を有する集塵エレメントにおいて、導電性粒子を含んだ塵埃がイオン化部3やコレクタ部6を通過した際に、あるいはこれらの各電極の表面に付着したときに電極間に過剰な電流が流れてスパーク放電を起こすことがある。このために不快な雑音・光などを発生するとともに、塵埃の捕集効率が低下するという問題点があった。
【0005】
こうした電極間でのスパークの発生を防止すべく、例えば特開平6−296898号公報に開示されている電気集塵エレメントが提案されている。この電気集塵エレメントは、図12に示すコレクタ部6の高圧電極5を体積固有抵抗で10乃至1013Ωcmの半絶縁性樹脂により一体成形したものである。この半絶縁性樹脂により、導電性粒子を含んだ塵埃がコレクタ部6を通過した場合でも、スパークの発生を防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電気集塵エレメントは、コレクタ部を構成する高圧電極に、電荷移動量を低減させる半絶縁性樹脂を用い、電極間でのスパークの発生を防止している。しかし、その半絶縁性から、高圧電極の表面電位は給電部を基点として、この基点(図13の高圧電極の右端)から遠ざかるに応じて低減し、電界強度が低下する。このために、例えば図13に示す高圧電極の左端では表面電位が最も低くなるため電界強度が低下し、捕集性能が低下する。従って、コレクタ部全体としても塵埃に対する捕集性能の低下あるいは捕集ムラを生じるという問題点があった。
【0007】
この発明は、前述のような問題点を解決するためになされたもので、塵埃の捕集効率を高く確保して良好に空気清浄し、コレクタ部における電極間でのスパークの発生を防止する電気集塵エレメントを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、放電電極と対向電極との間でコロナ放電を生じさせて空気中の塵埃を帯電するイオン化部と、このイオン化部で帯電された塵埃を集塵する集塵電極と高圧電極とを交互に所定間隔を置いて配設して成るコレクタ部とを具備した電気集塵装置であって、
コレクタ部の高圧電極に直流電圧を供給する給電部の給電位置及び構造を工夫し、前記高圧電極は半絶縁性樹脂で形成され、この高圧電極の表面電位分布を前記コレクタ部を通過する空気の風速分布に略一致させ、高圧電極の中心部が表面電位が一番高く、両端に進むにつれて表面電位を低下させたものである。
【0009】
また、本発明は、放電電極と対向電極との間でコロナ放電を生じさせて空気中の塵埃を帯電するイオン化部と、このイオン化部で帯電された塵埃を集塵する集塵電極と高圧電極とを交互に所定間隔を置いて配設して成るコレクタ部とを具備した電気集塵装置であって、
コレクタ部の高圧電極に直流電圧を供給する給電部の給電位置及び構造を工夫し、前記高圧電極は半絶縁性樹脂で形成され、この高圧電極へ電圧を供給する給電部を前記コレクタ部を通過する空気の風速が最大となる部位に設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係わる電気集塵エレメントのコレクタ部の斜視図、図2はコレクタ部の高圧電極ユニットの斜視図、図3はコレクタ部の集塵電極ユニットの斜視図、図4は電気集塵エレメントの断面構成略図である。図1〜図4において、従来例と同一の符号は同一又は相当部分を示す。また、図1〜図3は風下側から観た図である。
【0015】
図1〜3において、4は平行に複数配列された平板状の集塵電極、5は集塵電極4と交互に所定間隔をおいて複数配列された平板状の高圧電極である。この集塵電極4は導電性を持った材料、例えば金属や樹脂に導電性の高い導電塗料を被覆したもので構成され、高圧電極5は体積固有抵抗で10乃至1013Ωcmの半絶縁性樹脂により一体成形されている。
この複数平行に配列された平板状の高圧電極5の風下側の両端は、絶縁性樹脂または半絶縁性樹脂で構成される棒状の支持部8に固着等することで平行に配列支持されている。また、高圧電極5の風下側中央部には金属で構成される棒状の給電部9が設けられ、高圧電極5に直流電源7から給電される直流の高電圧を供給する。この給電部9の表面は、集塵電極4との間で発生する火花放電を防止するため、高圧電極5を成形するのと同じ半絶縁性樹脂で風上側が被覆されている。
一方、複数平行に配列された板状の集塵電極4の同じく風下側の両端及び中央部には凹部が形成され、集塵電極4と高圧電極5を重ね合わせて交互に配列した場合に支持部8及び給電部9と集塵電極4とが接触しない構成になっている。
【0016】
この複数配列した高圧電極5と、この高圧電極5の両端を支持する支持部8と、高圧電極5に直流高電圧を供給する給電部9と、から高圧電極ユニット10が構成され、集塵電極4を複数配列してその両端を板状体で固定することで集塵ユニット11を構成している。この高圧電極ユニット10及び集塵電極ユニット11を絶縁性の外枠部材12に嵌め込むとコレクタ部6が形成される。
【0017】
次に、前述の様に構成された実施の形態1における電気集塵エレメントの動作について図1と図4を併用して説明する。本実施の形態の電気集塵エレメントは、従来と同様にイオン化部3とコレクタ部6から構成され、このコレクタ部6の後方には、送風機(図示せず)が設けられており、この送風機の駆動によって、その吸引力により塵埃を含む空気流が図4に示す矢印の方向に発生する。また、電気集塵装置の電源(図示せず)をONすると、イオン化部3の放電電極2とコレクタ部6の高圧電極5に高圧電源7から数kVの直流高電圧を印加する。
【0018】
このとき、空気流中の通常の塵埃あるいは導電性粒子を含んだ塵埃(図4中のA)は送風機の駆動によってイオン化部3を通過する際に、イオン化部3で生じるコロナ放電によって正に帯電される。この正に帯電された塵埃(図4中のB)は、コレクタ部6へ向かい、高圧電極5のクーロン力により負状態(アース状態)の平板状の集塵電極4に付着する。こうした従来同様の塵埃の吸着メカニズムにより、コレクタ部6を通過した空気の清浄度は高くなる。
【0019】
ここで、図5は高圧電極5に給電部9を介して高電圧を印可したときの表面電位分布と、高圧電極5を通過する空気の風速分布図を示す。高圧電極5は半絶縁性樹脂で形成されているため、その半絶縁性より直接直流電圧を供給する給電部9から遠ざかるにつれて表面電位が低下する。従って、高圧電極5の中心部に給電部9を設けた場合、図5に示すように、高圧電極5の中心部が表面電位が一番高く両端に進むにつれて表面電位は低下し、山状の表面電位分布となる。また、風速についても、一般的には外枠部材12による圧力損失の影響の一番少ない中心部が風速が最も速くなり、単位時間当たりに通過する塵埃の量も最も多くなる。
【0020】
ここで捕集効率と表面電位及び風速との関係では、表面電位が低い場所は電界強度も弱くなるため捕集効率が低くなり、風速が速い所も単位時間当たりに通過する塵埃の量が多くなるために捕集効率が低くなる。従って、本実施形態では、風速が速く単位時間当たりに通過する塵埃の量が多い部分の表面電位を最も高くし、全体としても高圧電極5の表面電位分布を風速分布に略一致させているために、集塵ムラをなくすることができ、全体としての捕集効率を上げることができる。
【0021】
上記の構成を有する集塵エレメントであり、高圧電極面での電界強度の大きさの分布を、風速分布に略一致させているので、ほぼ均一に捕集性能を維持させることができ、集塵ムラのない集塵エレメントを提供することができる。また、高圧電極5を半絶縁性樹脂で成形しているため、イオン化部3からコレクタ部6に流入される塵埃の中に導電性粒子が含まれた場合でも、コレクタ部6の電極間や給電部9近傍からのスパークを防止して不快な音や光などの発生を抑えることができる。
【0022】
本実施の形態では、棒状の給電部9の半絶縁性樹脂での被覆を風上側の表面にしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、より集塵電極4との間での火花放電の発生を防止して安全性を高めるために、棒状の給電部9の全体の表面を半絶縁性樹脂で被覆してもよく、また、給電部9自体を半絶縁性樹脂で成形しても良い。
【0023】
また、本実施の形態では、高圧電極5の中央部に棒状の給電部9を配置したが、本発明はこれに限定されるものではなく、送風機(図示せず)の送風方法や風路の形状等により、風速分布が変わる場合には、その風速分布に合わせて棒状の給電部9を配置する位置を変更して、風速分布と高圧電極5の表面電位分布を略一致させる様にしても良い。
【0024】
実施の形態2.
図6は本発明の実施の形態2に係わる電気集塵エレメントのコレクタ部の斜視図、図7はコレクタ部の高圧電極ユニットの斜視図、図8はコレクタ部の集塵電極ユニットの斜視図である。図6〜図8において、実施形態1と同一の符号は同一又は相当部分を示す。また、図6〜図8は風下側から観た図である。
【0025】
図6〜8において、4は平行に複数配列された平板状の集塵電極、5は集塵電極4と交互に所定間隔をおいて複数配列された平板状の高圧電極である。この集塵電極4は導電性を持った材料で構成され、中心部には棒状の給電部9が貫通するための円形の穴が空いている。高圧電極5は半絶縁性樹脂により一体成形され、中央部には集塵電極4と同様に棒状の給電部9が貫通するための穴が空いている。この高圧電極5に空けられた穴は、集塵電極4に空いている穴よりも小さく、棒状の給電部9の径と略同一に形成されており、貫通後給電部9と高圧電極5とを電気的接続するために固着等されるものである。また、集塵電極4に空けられている穴径は給電部9の径よりも十分大きく、複数平行に配列された集塵電極4の風下側の両端には凹部が形成されているため、集塵電極4と高圧電極5を交互に配列した場合に支持部8及び給電部9と集塵電極4とが接触しないようになっている。
【0026】
また、棒状の支持部8は絶縁性樹脂または半絶縁性樹脂で構成され、棒状の給電部9は高圧電極5を成形する半絶縁性樹脂で表面全体を被覆されている。従って、高圧電極ユニット10及び集塵電極ユニット11を外枠部材12に嵌め込んで、コレクタ部6を形成しても支持部8及び給電部9と集塵電極4とが接触せず、集塵電極4との間で火花放電の発生を防止できる。
【0027】
前述の様に構成された実施の形態2における電気集塵エレメントの基本的動作は、実施の形態1で説明したものと同様であるので説明は省略する。ここで、図9に高圧電極5に給電部9を介して高電圧を印加したときの表面電位分布を示す。図9において、板状の高圧電極5の表面電位分布は板の上下方向及び左右方向で示されている。高圧電極5は半絶縁性樹脂で形成されているため、その半絶縁性より、実施の形態1と同様に給電部9から遠ざかるに従って表面電位が低下する。
【0028】
従って、高圧電極5の中心部に給電部9を設けた場合、図9に示すように左右方向及び上下方向ともに、高圧電極5の中心部が表面電位が一番高く、上下または左右端に進むにつれて表面電位は低下し、山状の表面電位分布となる。また、風速分布は実施の形態1で説明したのと同様であるため、風速が速く単位時間当たりに通過する塵埃の量が多い部分の表面電位を高くでき、高圧電極5の表面電位分布と風速分布とが略一致するため、集塵ムラをなくすることができ、全体としての集塵効率を上げることができる。
【0029】
上記の構成を有する集塵エレメントであるため、給電部9の一点給電で高圧電極5の全面を高電位に保つとともに、高圧電極5表面での電界強度の大きさの分布を、風速分布に略一致させることで、ほぼ均一に捕集性能を維持させることができ、集塵ムラのない集塵エレメントを提供することができる。
【0030】
実施の形態3.
図10は本発明の実施の形態3に係わる電気集塵エレメントのコレクタ部の高圧電極ユニットの斜視図である。図10において、実施形態1と同一の符号は同一又は相当部分を示す。
図10において、8は複数枚配列された一番外側の高圧電極5を支持する短棒状の支持部で、絶縁性樹脂または半絶縁性樹脂で構成されている。
【0031】
実施の形態1では、複数配列された平板状の高圧電極5全ての風下側両端に棒状の支持部8を固着等して高圧電極5を平行支持している。一方、本実施の形態では、短棒状の支持部8は複数配列された内の一番外側に配置された高圧電極5にのみ固着等で接続され、短棒状の支持部8を外枠部材12凹部等に設置することによって高圧電極ユニット10は外枠部材12に固定される。また、複数配列された高圧電極5は、全て棒状の給電部9で固定支持され、その極間距離は均一に保たれている。従って、実施の形態1の様に棒状の支持部8と集塵電極4が接触しないように集塵電極4の両端に凹部を形成する必要がなく、簡単な構造とすることができ生産性が向上する。また、実施の形態1と較べて棒状の支持部8を小さくすることで、空気流に対して圧力損失が生じる部分を低減することができ、集塵可能な面積が大きくなるので、更に集塵効率を上げることができる。
【0032】
上記の構成を有する集塵エレメントであるため、集塵可能な面積を大きくすることで、更に集塵効率を上げることができる。また、集塵極4の凹部形成という工程を省略して簡単な構造とすることができるため、生産性の高い集塵エレメントを提供することができる。
【0033】
実施の形態4.
図11は本発明の実施の形態4に係わる電気集塵エレメントのコレクタ部の斜視図である。図11において、実施形態1と同一の符号は同一又は相当部分を示す。
【0034】
実施の形態3では、短棒状の支持部8を複数配列された両端の高圧電極5に固着等で接続し、高圧電極ユニット10を外枠部材12に固定しているが、本実施の形態ではこの支持部8を省略して給電部9と支持部8を一体化し、棒状の給電部9のみで、複数配列された高圧電極5を平行支持するとともに高圧電極ユニット10を外枠部材12に固定する。これによって、支持部8を設ける必要がないため、実施の形態3で説明した構成より更に構造を簡単にすることができる。
【0035】
上記の構成を有する集塵エレメントであるため、集塵可能な面積を大きくすることで、更に集塵効率を上げることができる。また、集塵極4の凹部形成という工程を省略して簡単な構造とすることができるため、生産性の高い集塵エレメントを提供することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上の発明から明らかなように本発明に係わる電気集塵装置は、放電電極と対向電極との間でコロナ放電を生じさせて空気中の塵埃を帯電するイオン化部と、このイオン化部で帯電された塵埃を集塵する集塵電極と高圧電極とを交互に所定間隔を置いて配設して成るコレクタ部とを具備した電気集塵装置であって、
前記高圧電極は半絶縁性樹脂で形成され、この高圧電極の表面電位分布を前記コレクタ部を通過する空気の風速分布に略一致させ、高圧電極の中心部が表面電位が一番高く、両端に進むにつれて表面電位を低下させたものである。この結果、塵埃の捕集ムラなく捕集効率を高く確保して良好に空気清浄し、コレクタ部における電極間でのスパークの発生を防止する電気集塵エレメントを提供することができる。
【0037】
また、本発明に係わる電気集塵装置は、放電電極と対向電極との間でコロナ放電を生じさせて空気中の塵埃を帯電するイオン化部と、このイオン化部で帯電された塵埃を集塵する集塵電極と高圧電極とを交互に所定間隔を置いて配設して成るコレクタ部とを具備した電気集塵装置であって、
前記高圧電極は半絶縁性樹脂で形成され、この高圧電極へ電圧を供給する給電部を前記コレクタ部を通過する空気の風速が最大となる部位に設けたものである。この結果、塵埃の捕集ムラなく捕集効率を高く確保して良好に空気清浄し、コレクタ部における電極間でのスパークの発生を防止する電気集塵エレメントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の構成を示す電気集塵エレメントのコレクタ部の構成を風下から観た斜視図である。
【図2】この発明の実施形態1の構成を示す電気集塵エレメントのコレクタ部の高圧電極ユニットの構成を風下から観た斜視図である。
【図3】この発明の実施形態1の構成を示す電気集塵エレメントのコレクタ部の集塵電極ユニットの構成を風下から観た斜視図である。
【図4】この発明の実施形態1の構成を示す電気集塵エレメントの断面構成略図である。
【図5】この発明の実施形態1の構成を示す電気集塵エレメントの高圧電極の表面電位分布及び風速分布図である。
【図6】この発明の実施形態2の構成を示す電気集塵エレメントのコレクタ部の構成を風下から観た斜視図である。
【図7】この発明の実施形態2の構成を示す電気集塵エレメントのコレクタ部の高圧電極ユニットの構成を風下から観た斜視図である。
【図8】この発明の実施形態2の構成を示す電気集塵エレメントのコレクタ部の集塵電極ユニットの構成を風下から観た斜視図である。
【図9】この発明の実施形態2の構成を示す電気集塵エレメントの高圧電極の表面電位分布及び風速分布図である。
【図10】この発明の実施形態3の構成を示す電気集塵エレメントのコレクタ部の高圧電極ユニットの構成を風下から観た斜視図である。
【図11】この発明の実施形態4の構成を示す電気集塵エレメントのコレクタ部の高圧電極ユニットの構成を風下から観た斜視図である。
【図12】従来の電気集塵エレメントの断面構成略図である。
【図13】従来の電気集塵エレメントの高圧電極の表面電位分布図である。
【符号の説明】
1 対向電極、 2 放電電極、 3 イオン化部、 4 集塵電極、 5 高圧電極、 6 コレクタ部、 7 直流電源、 8 支持部、 9 給電部、
10 高圧電極ユニット、 11 集塵電極ユニット、 12 外枠部材。

Claims (2)

  1. 放電電極と対向電極との間でコロナ放電を生じさせて空気中の塵埃を帯電するイオン化部と、このイオン化部で帯電された塵埃を集塵する集塵電極と高圧電極とを交互に所定間隔を置いて配設して成るコレクタ部とを具備した電気集塵装置であって、
    前記高圧電極は半絶縁性樹脂で形成され、この高圧電極の表面電位分布を前記コレクタ部を通過する空気の風速分布に略一致させ、高圧電極の中心部が表面電位が一番高く、両端に進むにつれて表面電位を低下させたことを特徴とする電気集塵装置。
  2. 放電電極と対向電極との間でコロナ放電を生じさせて空気中の塵埃を帯電するイオン化部と、このイオン化部で帯電された塵埃を集塵する集塵電極と高圧電極とを交互に所定間隔を置いて配設して成るコレクタ部とを具備した電気集塵装置であって、
    前記高圧電極は半絶縁性樹脂で形成され、この高圧電極へ電圧を供給する給電部を前記コレクタ部を通過する空気の風速が最大となる部位に設けたことを特徴とする電気集塵装置。
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