JP3621095B2 - 17α−ジヒドロエキレニンのコレステロールを低下させるための使用 - Google Patents

17α−ジヒドロエキレニンのコレステロールを低下させるための使用 Download PDF

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Description

発明の背景
本発明は、コレステロールおよび血中脂質レベルを低下させ、さらに高コレステロール血症、高脂血症、心臓血管系疾患(CVD)、動脈硬化症、および末梢血管疾患を予防するための17α−ジヒドロエキレニンの使用方法に関する。本発明はまた、17α−ジヒドロエキレニンの医薬としての使用、さらに17α−ジヒドロエキレニン含有医薬組成物への使用についての初めての提示に関する。
冠状動脈疾患(CVDの原発形)は、今日合衆国における主要な死因で、年間550,000人を越える。脳血管系疾患は、合衆国では第三の主な死因である。冠状動脈疾患および脳血管系疾患の原因は、両方共動脈硬化である。その症状のために、動脈硬化は100万人以上の心臓発作の主要原因(毎年約400,000人)となっている。動脈硬化症に付随する高い罹患率と死亡率に加え、動脈硬化症は、逸失賃金、逸失生産性および医療費として、毎年合衆国経済に800億ドルを越える負担を与えている(R.Lecy,Am.Heart J.110:1116(1985))。高コレステロール血症と初期動脈硬化症との因果関係が実質的な証拠によって明らかにされた。血漿コレステロールのレベルが高いほど、以後の心臓発作の危険性が高まる(D.Steinberg,JAMA 264:3047(1991);Lipid Research Clinics Program,JAMA 251:351(1984);B.Rifkind,Am.J.Cardiol.54:30C(1984))。
動脈硬化症に至る一連の事象の中で、最初の事象は、頚動脈、冠状動脈および脳動脈、並びに大動脈における「脂肪線」(fatty streak)の形成であると考えられている。これらの病変部は、内膜層内の平滑筋細胞およびマクロファージで主に認められるコレステロールおよびコレステリルエステルの脂肪蓄積を含む(R.Ross,New Eng.J.Med.295:369(1977))。血管平滑筋細胞の遊走と増殖は、最初の脂質の蓄積に続く動脈硬化症の発症に重要な役割を果たす。正常な環境下では、動脈壁の細胞は、おそらくはその特異的細胞外マトリックスとの接触の結果として、厳しいネガティブ制御下にあり非増殖静止状態にあるようにみえる。この細胞周囲の細胞外マトリックスの露出および、おそらくは該マトリックスの完全性の崩壊をもたらす内皮の剥離または損傷は、1)循環性単球の動員とマクロファージへの分化、2)マクロファージ内および平滑筋細胞内の脂質の蓄積(R.Ross,New Eng.J.Med.314:488(1986))、3)収縮性の静止状態から遊走性増殖形への平滑筋表現形の移行(J.A.Manderson Arterio 9:289(1989))、4)形質転換平滑筋細胞の内側層から病巣下の内膜層への最終的遊走(A.W.Clowes,Circ.Res.56:139(1985))、さらに5)動脈管腔の閉塞を生じる内膜の平滑筋層のその後の大量増殖をもたらす(A.W.Clowes J.Cardiovas.Pharm.14(付録6):S12(1989))。
動脈硬化症が進行している個々人において、いくつかの危険因子が同定された。少なくとも1つの危険因子をもつ人の方が、危険因子をもたない人よりも動脈硬化の発症の危険性ははるかに大きい。多くの危険因子をもつ人はさらに感受性が高い。この危険因子には、高脂血症、(高コレステロール血症および/または高トリグリセリド血症)、高血糖症、糖尿病、高血圧、肥満、喫煙、家族性高リポ蛋白血症、および加齢が含まれる。これらの因子のうちで、血清コレステロールレベルの上昇は、動脈硬化の発症または進行をもたらす最も重要な原因因子の1つであることは、十分に立証されている。
閉経期および閉経後の女性は、冠状動脈心臓疾患発症の危険性をもつ高齢者の特定群の1つである。1950年代以来、閉経前の女性は、冠状動脈心臓疾患から保護されていることが観察されてきた。これらの発見によって、高脂質食を与えられた動物にエストロゲンを投与すれば、食事性冠状動脈硬化を予防できるということを明らかにする動物実験が推し進められた(E.Barrett−Connor JAMA 265:(1991))。エストロゲンが冠状動物心臓疾患を予防すると考えられるメカニズムの1つは、異化作用の増加および、肝臓による胆管への低密度リポ蛋白(LDL)粒子の分泌の誘発を介する血漿総コレステロール(TPC)の低下によるものである。このLDL異化作用および分泌の増加は、17α−エチニルエストラジオールを薬理学的に大量に投与されたラットで示されたように(Y−S.Chao,J.Biol.Chem.254:11360(1979):P.T.Kovanen J.Biol.Chem.254:11367(1979);E.E.T.Windler,J.Biol.Chem.255:10464(1980))、肝臓中の低密度リポ蛋白レセプタのエストロゲン依存性増加の結果かもしれない。閉経後エストロゲン置換療法(ERT)を受けた女性は、動脈硬化関連冠状動脈心臓疾患の危険性が50−70%減少することによって利益を受けることが示された(M.L.Stampfer,N.Engl.J.Med.313:1044(1985))。エストロゲン治療を受けた女性は治療を受けなかった更年期の女性に較べて、CVDの死亡率は63%低く、心筋梗塞の死亡率は2.3から2.7倍も低い。
閉経後の女性に対するERTの利益は相当なものであるが、一方、無競合ERT(プロジェスチンを併用しないエストロゲン療法)の使用と子宮内膜過形成(したがって、内膜癌の危険性が増加)との間の関連性が立証された(W.H.Utian,Obstet.Gynecol.Surv.32:193(1977);ACOG Technical Bulletin,93:1(1986);C.B.Hammond,Fertil.Steril.37:5(1982);M.I.Whitehead,Am.J.Obstet.Gynecol.142:791(1982);R.D.Gambrell,South Med.J.71:1280(1978);T.W.McDonald,Am.J.Obstet.Gynecol.127:572(1977))。ERTの利益を維持しながら、ERTによって生じる子宮内膜腺癌の危険性を減少または完全に排除するために、各エストロゲンサイクルの最後の10−14日にエストロゲンと同時にプロジェスチンを投与できることが示された(M.I.Whitehead,J.R.Soc.Med.72:322(1979);M.I.Whitehead,Semin.Reprod,Endocrin.1:41(1983);E.Barrett−Connor,Annu.Rev.Med.43:239(1992))。
妊娠雌馬の尿から17α−ジヒドロエキレニンの分離が1956年に報告された(W.L.Glen,Nature 177:753(1956))。17α−ジヒドロエキレニンスルフェートは、プレマリン(Premarin)共役エストロゲン(PremarinはWyeth−Ayerstの登録商標)の1重量%の成分であるが、これは閉経後の女性にERTとして普通に処方される薬剤である。種々のエストロゲンが、閉経期の血管運動症状、尿ゴナドトロピンレベル、血漿脂質およびリポ蛋白代謝並びに肝グロブリン合成に対して、子宮反応と比較して差別的な作用を有するか否かを決定するために、これら種々のエストロゲンの相対的エストロゲン活性についていくつかの報告が為された。17α−ジヒドロエキレニンは、ラットモデルにおいて子宮重量または腟細胞の成熟に実質的に刺激作用を与えず、さらに、閉経後の女性の尿ゴナドトロピンを抑制しないということが、2つの研究によって示された。エストロゲン活性はゼロないし極くわずかである(Howardら、Arch Int.Med.128:229(1971);Ster,Maturitas 4:333(1982))。いずれの実験も17α−ジヒドロエキレニンをコレステロール低下に用いることを提案しなかった。
発明の詳細な説明
本発明は、その必要がある哺乳類でコレステロールを減少させる方法を提供するが、この方法は、コレステロールを低下させる効果をもつ量の17α−ジヒドロエキレニンまたはその哺乳類の代謝共役物(医薬的に許容できるその塩を含む)をその必要のある哺乳類に投与することを含む。この化合物はいずれの経路、特に経口、非経口、経皮的に、または直腸経由、腟内、鼻腔内、気管内に投与できる。本発明はまた、感受性哺乳類で高コレステロール血症および高脂血症を予防する方法をも提供する。さらに、本発明はまた、高脂血症哺乳類の血中脂質レベルを低下させる方法を提供する。減少させる特定の脂質には、トリグリセリド、コレステロール、LDLおよびその組み合わせが含まれる。17α−ジヒドロエキレニンのコレステロールを低下させる能力の強さによって、本発明はさらに、心臓血管疾患、動脈硬化、末梢血管障害を予防する方法を提供する。さらに、本発明は、上記の症状を治療または予防する医薬組成物を提供するが、この組成物は、17α−ジヒドロエキレニンまたはその哺乳類代謝共役物(医薬的に許容できるその塩を含む)の有効量を、医薬担体と組み合わせてまたは結合させて含む。本発明はまた、17α−ジヒドロエキレニン、その哺乳類代謝共役物および医薬的に許容できるその塩から選ばれる化合物を医薬として使用するために提供する。
本発明は、コレステロールレベルが上昇した雄および雌の哺乳類のコレステロールを低下させ、さらに、そのような状態に感受性をもつ哺乳類の高コレステロール血症および高脂血症を予防するために有用である。特に、感受性哺乳類には、コレステロールレベル上昇の家族歴をもつ哺乳類、閉経期もしくは閉経後の雌、手術によりもしくは化学的に誘発されたエストロゲン欠乏の雌、高齢者、高血糖や糖尿、高血圧、肥満の症状をもつ者、および喫煙者が含まれるが、これらに限られるものではない。コレステロールレベル上昇の進行の危険性に対して感受性を有する他の哺乳類集団は、当業者には明白であろう。
哺乳類の代謝共役物は、17α−ジヒドロエキレニンの硫酸塩およびグルクロニドで、この場合、17α−ジヒドロエキレニンは1−また2−共役物の形態であってもよい。さらに、インビボで17α−ジヒドロエキレニンまたはその共役物を形成するいずれの17α−ジヒドロエキレニン誘導体も、上記の症状を予防または治療することおいて有用であると考えられる。
17α−ジヒドロエキレニンは市販されており、その共役物も市販されているが、また標準的な化学的方法によって調製することもできる。
17α−ジヒドロエキレニンのコレステロール低下の能力は、卵巣摘出ラットのコレステロールレベルに対する17α−ジヒドロエキレニンの作用を測定する標準的インビボ薬理試験法で立証された。子宮の重量とトリグリセリドレベルも測定された。エストロンスルフェート、17α−エストラジオールスルフェートおよびプレマリン共役エストロゲンもまた、比較のために測定された。エストロンスルフェートは、17α−ジヒドロエキレニンスルフェートよりも約25倍高いエストロゲン作用をもつ。使用方法および得られた結果は下記で簡単に述べる。
9週令のフィッシャー(Fischer)344ラットの処女雌に、単独飼育檻で餌と飲み水を自由に与えた。このラットを12時間照明、12時間消灯サイクルに置き、体重を毎週測定した。ラットを次のように5つの処置群に分け、それぞれ非処置(コントロール)、17α−ジヒドロエキレニンスルフェート、プレマリン共役エストロゲン、エストロンスルフェート、および17α−エストラジオールスルフェートを与えた。単独飼育の環境に順応させた後、全部のラットをケタミン(100mg/kg筋注)とキシラジン(12mg/kg筋注)で麻酔し、血漿総コレステロール測定のために眼洞静脈穿刺によって採血した(B.J.Auerbach,J.Lipid Res.30:738−42(1990))。この麻酔の間に、全部のラットに卵巣摘出を実施した。処置前コレステロールレベルは、溶血のために測定することができなかった。各群に120日間所定の処置を実施し、その後、血漿総コレステロールレベルを測定し、さらに子宮重量を求めた。以下の表は得られた結果を示す。
Figure 0003621095
表1で示したように、標準的薬理試験で得られた結果は、17α−ジヒドロエキレニンはコレステロールレベルを低下させるために有用であることを示している。血漿総コレステロールレベルは、調べた全ての投与量レベルの17α−ジヒドロエキレニンによる処置後顕著に(p<0.01)減少した。この結果は、17α−ジヒドロエキレニンはエストロゲン活性を欠いていることから予期に反するものである。子宮重量は、17α−ジヒドロエキレニンによる処置後、有意には増加しなかったが、これはエストロゲン活性を欠いていることを確認させるものであった。血漿コレステロールレベルもまた、既にコレステロールレベルを効果的に減少させることが示されていたエストロゲン治療(プレマリン共役エストロゲン、エストロンスルフェートおよび17α−エストラジオールスルフェート)(R.Ross,Am.J.Obstet.Gynecol.160:1301(1989);E.Barrett−Connor,JAMA 261:2095(1989);R.Lobo,Obstet.Gynecol.75:18S(1990))の場合よりも、17−αジヒドロエキレニンによってはるかに減少した。
17α−ジヒドロエキレニンのコレステロール低下能力はまた、トリグリセリドレベル、総コレステロールレベル、HDLレベルおよび動脈硬化誘導性LDL/VLDLサブフラクションレベルを測定する、3種の標準的薬理試験でも示された。これらの試験ではより短期間の薬物投与(4日間)を用い、正常雄ラットと卵巣摘出雌ラットの両方で17−αジヒドロエキレニンを調べた。上記で用いた方法との違いおよび得られた結果は下記に述べる。
下記の結果は、薬剤を添加したラット用通常餌を4日間与えた4−6週令の卵巣摘出スプラーグドーリ(Sprague−Dawlay)ラットで得られた。各群8匹のラットを非処置(コントロール)、または17α−ジヒドロエキレニンスルフェートもしくは17α−エストラジオールスルフェートで処置した。このラットに任意に飼料をとらせ、5日めに殺処分した。薬剤は1日1回チューブによる給餌によって投与された。5日目には餌は与えなかった。血漿を採取し、脂質レベルはオートアナライザーで求めた。
Figure 0003621095
以下の結果は、薬剤を添加したラット用通常餌を4日間与えた4−6週令の正常雄スプラーグドーリーラットで得られた。各群8匹のラットを非処置(コントロール群)、または17α−ジヒドロエキレニンスルフェートもしくは17α−エストラジオールスルフェートで処置した。このラットに任意に飼料をとらせ、5日めに殺処分した。薬剤は1日1回チューブによる給餌によって4日間投与された。5日目には餌は与えなかった。血漿を採取し、脂質レベルはオートアナライザーで求めた。
Figure 0003621095
表2および表3に示したように、17α−ジヒドロエキレニンは総コレステロールレベルを低下させ、さらにまた雌雄のラットともに動脈硬化誘導LDL/VLDLコレステロールサブフラクションレベルも低下させた。
以下の結果は、薬剤を添加したラット用通常餌を4日間与えた卵巣摘出ラットで得られた。各群8匹のラットを非処置(コントロール群)、または17α−ジヒドロエキレニンスルフェートもしくは17α−エストラジオールスルフェートで処置した。このラットに任意に飼料をとらせ、5日めに殺処分した。被検化合物は餌に混合されたので、下表に示した投与量は1日の概算投与量を示している。5日目には餌は与えなかった。血漿を採取し、脂質レベルはオートアナライザーで求めた。
Figure 0003621095
表4に示したように、17α−ジヒドロエキレニンは、顕著に(p<0.05)トリグリセリドレベル、総コレステロールレベル、HDLレベル、およびLDL/VLDLレベルを低下させた。総コレステロールおよびLDL/VLDLレベルにおけるこの劇的な減少を考察すれば、ラットは高HDL種であるので、HDLレベルもまた減少したことは驚くにあたらない。向子宮作用は認められなかった。さらに、このコレステロール低下作用は、17α−ジヒドロエキレニンを1日1回投与する(表2および表3)よりも1日を通して投与した(表4)方がはるかに強かった。各投与レベル群に投与した17α−ジヒドロエキレニンの総量は同じであったが、これは、1日の間に何度も少量を投与した方が、1日1回投与よりより望ましい結果を生じる可能性を示している。
これらインビボの標準的薬理試験の結果は、17α−ジヒドロエキレニンのコレステロール低下能力を明らかにした。得られた結果を基にすると、17α−ジヒドロエキレニンは、その必要がある哺乳類のコレステロールレベルを低下させるために、さらに感受性動物の高コレステロール血症および高脂血症を防止するために有用である。コレステロールを低下させる17α−ジヒドロエキレニンの能力によって、17α−ジヒドロエキレニンはまた心臓血管系疾患、動脈硬化症、および末梢血管系疾患の予防にも有用である。
本発明で述べたように17α−ジヒドロエキレニンを用いる場合は、経口投与用形態、例えば錠剤、カプセルなどに製剤化することができる。17α−ジヒドロエキレニンは単独で投与するか、または慣用的な担体、例えばステアリン酸マグネシウム、微晶質セルロース、タルク、砂糖、乳糖、デキストリン、でん粉、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低融点ワックス、ココアバターなどと組み合わせて投与することができる。希釈剤、香料、溶解剤、安定剤、潤滑剤、懸濁剤、結合剤、錠剤分解剤などを用いることができる。17α−ジヒドロエキレニンは、他の担体と共に、または単独でカプセル化することができる。いずれの場合においても、当該組成物(固体および液体)中の活性成分の割合によって、経口投与に際し所望の活性がそれに付与される。17α−ジヒドロエキレニンはまた非経口的に注射することができるが、その場合には、該溶液を等張にするために他の溶質、例えば十分な食塩またはグルコースを含む無菌溶液の形で用いられる。
17α−ジヒドロエキレニンはまた慣用的な座薬の形で直腸に投与することができる。鼻腔内または気管内吸入又は注入による投与には、17α−ジヒドロエキレニンは水溶液もしくは部分的水溶液とするか、または粉末化エアロゾルとし、続いてエアロゾルの形で利用することができる。17α−ジヒドロエキレニンはまた、活性成分および活性成分に対して不活性で皮膚に有毒でない担体を含む経皮用パッチを使用して経皮的に投与し、薬剤が皮膚から全身的に吸収され血流中に送られることを可能にすることもできる。この担体はいずれの形態、例えばクリームおよび軟膏、ペースト、ジェル並びに閉鎖性デバイスでもよい。クリームおよび軟膏は、油中水滴または水中油滴型のいずれかである粘稠な液体またはまたは半固形乳濁液でもよい。活性成分を含む鉱油もしくは親水性鉱油中に分散された吸収性粉末からなるペーストもまた適切である。活性成分を血流中に遊離させるために、種々の閉鎖性デバイス、例えば、活性成分を担体と共にもしくは単独で含む貯留部分を覆う半透膜、または活性成分を含むマトリックスを用いることができる。他の閉鎖性デバイスは文献に記載されている。
必要な投与量は、用いた具体的な組成物、投与経路、現在の症状の重篤度および処置される患者個々人により変動する。標準的な薬理試験で得られた結果に基づいて、活性化合物の提案される1日の投与量は、0.1μg/kg〜100mg/kg、好ましくは1μg/kg〜50mg/kg、より好ましくは5μg/kg〜25mg/kgの間であろう。治療は一般にその化合物の至適投与量より少ない投薬量で開始されるであろう。その後、その環境下で得られる最適な効果に達するまで、投与量を増加させる。経口、非経口、鼻腔内または気管内投与用の正確な投薬量は、治療を受ける個々の患者に対する経験を基に投与にあたる医師によって決定されるであろう。一般に、17α−ジヒドロエキレニンは、有効な結果を生じ有害な副作用を生じない濃度で投与されるのがもっとも望ましく、さらに、1日1回の通常投薬もしくは持続的遊離投薬を行うか、または所望の場合は、投薬量を1日の中で適切な回数に分けてもよい。
上記の製剤および投与量は、哺乳類の代謝共役物の形で投与される場合にも応用できる。その化合物は医薬的に許容できる塩の形でもよい。表に示した実験で用いた17α−ジヒドロエキレニンスルフェートはナトリウム塩である。
本発明は、17α−ジヒドロエキレニンが従来の共役エストロゲン生成物であるプレマリン(登録商標)の微量成分として存在する場合は、医薬として17α−ジヒドロエキレニンを含まない。本発明は、好ましくは17α−ジヒドロエキレニンまたはその代謝物(その塩を含む)を医薬的に有用ないずれかのエストロゲンの主要な成分とすることを意図する。好ましくは、エストロンもしくはその共役形(その塩を含む)は存在しない。有利には、17α−ジヒドロエキレニンもしくはその代謝物(塩を含む)が唯一の薬剤であろう。

Claims (17)

  1. 有効量の17α−ジヒドロエキレニンまたはその哺乳類代謝共役物(医薬的に許容できるその塩を含む)を、医薬的担体と組み合わせもしくは付随させて含むコレステロールレベルを低下または予防するために有用な医薬組成物。
  2. 17α−ジヒドロエキレニン、その哺乳類代謝共役物、又はその医薬的に許容される塩から選択される前記化合物が、実質的にはその唯一の活性成分である、請求の範囲第1項に記載の医薬組成物。
  3. 有効量の17α−ジヒドロエキレニンスルフェートを含む、請求の範囲第1項または第2項に記載の医薬組成物。
  4. 脂質低下に有効な量の17α−ジヒドロエキレニンまたはその哺乳類代謝共役物(その医薬的に許容できる塩を含む)を医薬担体と組み合わせもしくは付随させて含む、心臓血管系疾患、動脈硬化症、または末梢血管疾患を予防するために有用な医薬組成物。
  5. 17α−ジヒドロエキレニン、その哺乳類代謝共役物、又はそれらの医薬的に許容される塩から選択される前記化合物が、実質的にその唯一の活性成分である、請求の範囲第4項に記載の医薬組成物。
  6. 17α−ジヒドロエキレニンスルフェートを含む請求の範囲第4項または第5項に記載の医薬組成物。
  7. 17α−ジヒドロエキレニン、その哺乳類代謝共役物およびそれらの医薬的に許容できる塩から選ばれる化合物を医薬担体と組み合わせもしくは付随させることを含む、医薬組成物の調製方法。
  8. 前記選択された化合物が実質的にその唯一の活性成分である、請求の範囲第項に記載の方法。
  9. 前記選択された化合物が17α−ジヒドロエキレニンスルフェートである、請求の範囲第項または第項に記載の方法。
  10. コレステロールレベル低下用医薬を調製するための、17α−ジヒドロエキレニンまたはその哺乳類代謝共役物(その医薬的に許容できる塩を含む)の使用。
  11. 高コレステロール血症予防用医薬を調製するための、17α−ジヒドロエキレニンまたはその哺乳類代謝共役物(その医薬的に許容できる塩を含む)の使用。
  12. 脂質レベル低下用医薬を調製するための、17α−ジヒドロエキレニンまたはその哺乳類代謝共役物(その医薬的に許容できる塩を含む)の使用。
  13. 該脂質が、トリグリセリド、コレステロール、LDLおよびその組み合わせから選ばれる、請求の範囲第12項に記載の使用。
  14. 高脂血症予防用医薬を調製するための、17α−ジヒドロエキレニンまたはその哺乳類代謝共役物(その医薬的に許容できる塩を含む)の使用。
  15. 心臓血管系疾患、動脈硬化症、または末梢血管疾患を予防するための医薬を調製するための、17α−ジヒドロエキレニンまたはその哺乳類代謝共役物(その医薬的に許容できる塩を含む)の使用。
  16. 17α−ジヒドロエキレニン、その哺乳類代謝共役物、又はそれらの医薬的に許容される塩から選択される前記化合物が、実質的にその医薬の唯一の活性成分である、請求の範囲第10項から第15項のいずれか1項に記載の使用。
  17. 該用いられる化合物が17α−ジヒドロエキレニンスルフェートである、請求の範囲第10項から第16項のいずれか1項に記載の使用。
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