JP3621088B2 - カバー体付自転車装置 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、カバー体付自転車装置に関する。
発明の背景
従来の技術
従来、自転車に雨よけ等のフードを設けたものとして、運転者の上部のみを覆うフードを設けた自転車(特開平11−59552)、或いは、運転部のみを覆うフードを取り外し可能に設けた自転車(特開昭50−41243)等が知られている。
発明が解決しようとする課題
しかし、自転車全体を覆うカバー体を設けたカバー体付自転車装置は無く、運転者の上部のみを覆うフードでは、運転者の側面方向を覆っていないため、横からの雨や風を防ぐことができない。
また、運転部を覆うカバーはカバー全体を着脱して自転車に乗り降りするため、自転車への乗り降りが困難であるという問題があった。
発明の開示
そこで、本発明は上記課題を解決するために、請求項1に記載のように、自転車本体のフレームに自転車のほぼ全体を覆うカバー体を固定して設けたカバー体付自転車装置において、自転車のほぼ全体を覆うカバー体に、乗降可能な開閉構造体として天井部及び側面部を含んでカバー体の後部に重なるように回転して開口可能な回転カバー体を設けてなるカバー体付自転車装置を提供しようとするものである。
本発明によれば、自転車のほぼ全体を覆うカバー体により、降雨、寒風、砂塵、その他の悪天候、悪環境の場所においても、接触するのが望ましくない悪条件を避けて移動走行を可能にすることができる一方、好天気の場合には、カバー体天井部を開放して直接に快適な外の風景を楽しみ、外気を呼吸し触れることができると共に、屋外ばかりでなく室内において健康維持や電池の充電のために自転車を停止して漕ぐときには、カバー体を開放しておくことができ、また、開いた回転カバー体により容易に自転車装置に乗り降りすることができる。
また、本発明は、請求項2に記載のように、請求項1に記載のカバー体付自転車装置において、前記回転カバー体が、複数の回転カバー部からなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、複数の回転カバー部により、回転カバー体の回転開放調整を容易にし、且つ重ねて折り畳むことにより開放面積を大きくすることができる。
また、本発明は、請求項3に記載のように、請求項2に記載のカバー体付自転車装置であって、前記回転カバー体が、回転カバー上部と、該回転カバー上部に重なる回転カバー中部と、該回転カバー中部に重なる回転カバー下部とからなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、回転カバー体を上中下に重なる回転カバー部の3部分に展開し折り畳むことができる。
また、本発明は、請求項4に記載のように、請求項2又は3に記載のカバー体付自転車装置において、前記回転カバー体に、前記回転カバー上部、回転カバー中部、回転カバー下部を回転自在に支持する回転カバー軸部を設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、回転カバー体を回転カバー軸部を中心に回転操作することができる。
また、本発明は、請求項5に記載のように、請求項2乃至4のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、前記固定カバー体の後部に前記回転カバー体を収納する収納部を設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、回転カバー体を、開放時に固定カバー体の後部に小嵩に収納して置くことができる。
また、本発明は、請求項6に記載のように、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、前記複数の回転カバー部の間に連動手段を設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、連動手段により複数の回転カバー部を一個所の開閉操作により連動して開閉することができる。
また、本発明は、請求項7に記載のように、請求項6に記載のカバー体付自転車装置において、前記連動手段が、前記回転カバー上部の開閉方向の一端に突出して前記回転カバー中部と当接するように設けた連動突起部と、前記回転カバー中部の開閉方向の一端に突出して前記回転カバー上部と当接するように設けた連動突起部と、前記回転カバー中部の開閉方向の他端に突出して前記回転カバー下部と当接するように設けた連動突起部と、前記回転カバー下部の開閉方向の一端に突出して前記回転カバー中部と当接する連動突起部等とからなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明の連動手段によれば、回転カバー体を、回転カバー上部を持って開くと、回転カバー中部、回転カバー下部の順に開放することができると共に、回転カバー体上部を持って閉じるときも、回転カバー中部、回転カバー下部の順に閉じることができる。
また、本発明は、請求項8に記載のように、請求項2乃至7のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、前記連動突起部にパッキン部材を設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、回転カバー体の連動突起部に設けたパッキン部材により、連結部の密封性を高めることができると共に、連動時の連動突起同士の衝突を緩衝し、且つ、回転カバー部間に当接することによって摩擦抵抗により回転カバー部を任意の開き位置で停止することができる。
また、本発明は、請求項9に記載のように、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、回転カバー体を前後方向にスライド自在に設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、回転カバー体を後方にスライドすることにより、側面の開放面積を大小調整することができると共に、自転車への乗り降りを容易にすることができる。
また、本発明は、請求項10に記載のように、請求項9に記載のカバー体付自転車装置において、回転カバー体を、自転車に固定した固定カバー体にスライド可能に設けたスライドカバー体に設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、走行中等に天候や気温や周囲の風景等に対応して回転カバー体を開閉し、カバー体内の環境を調整することができると共に、スライドカバー体をスライドすることによって、回転カバー体の開放面積を増大することができ、健康用足漕ぎ時や修理に役立つのみならず、回転カバー体による開放部分からの自転車への乗降を容易にすることができる。
また、本発明は、請求項11に記載のように、請求項10に記載のカバー体付自転車装置において、スライドカバー体を固定カバー体の後半部に設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、固定カバー体後部のスライドカバー体をスライドすることによって、自転車装置の運転には支障なく回転カバー体やスライドカバー体の開閉が可能である。
また、本発明は、請求項12に記載のように、請求項10又は11に記載のカバー体付自転車装置において、スライドカバー体又は固定カバー体の一方にスライドレール部を設けると共に、他方にガイドローラを設けてスライド自在に構成してなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、スライドレール部とガイドローラによって簡単な構造でスライドカバー体を固定カバー体に対して円滑にスライドすることができると共に、ガイドローラ等にブレーキ装置を付与することによって任意のスライド位置で停止することも可能である。
また、本発明は、請求項13に記載のように、請求項12に記載のカバー体付自転車装置において、スライドレール部の端部にストッパー部を設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、スライドレール部の端部に設けたストッパー部によってスライドカバー体をスライド両端部や途中のスライド位置で停止することができる。
また、本発明は、請求項14に記載のように、請求項10乃至13のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、スライドカバー体を固定カバー体に着脱可能に設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、スライドカバー体を固定カバー体から離脱して自転車装置を利用することができると共に、修繕や修理を行うことができる。
また、本発明は、請求項15に記載のように、請求項12、13又は14に記載のカバー体付自転車装置において、スライドレール部をガイドローラに着脱してスライドカバー体を固定カバー体に着脱可能に設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、スライドレール部をガイドローラに容易且つ確実に着脱する機構により、スライドカバー体を固定カバー体に容易且つ確実に着脱することができる。
また、本発明は、請求項16に記載のように、請求項1乃至15のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、カバー体の天井部に太陽電池を設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、カバー体の天井部に設けた太陽電池により発電することができ、ライトを点灯し蓄電池に蓄電することができる。
また、本発明は、請求項17に記載のように、カバー体にフロントライトを設けてなる請求項1乃至16のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置を提供するものであり、夜間に走向することができる。
また、本発明は、請求項18に記載のように、カバー体の窓にワイパーを設けてなる請求項1乃至17のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置を提供するものであり、雨天においても走向することができる。
また、本発明は、請求項19に記載のように、カバー体の後部に後部ライトを設けてなる請求項1乃至18のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置を提供するものであり、夜間に後方から接近する車両等にその存在を明示することができる。
また、本発明は、請求項20に記載のように、請求項1乃至19のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、自転車本体が三輪以上の車輪を備えることからなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、三輪以上の車輪により自転車本体が転倒することがなく、安定して走行することができる。
また、本発明は、請求項21に記載のように、請求項1乃至20のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、自転車本体、カバー体又はカバー体取付フレームが走行に伴って充電可能な電池を具備することからなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、走行に伴って電池に充電できると共に、電池を自転車本体、カバー体又はカバー体取付フレームに選択的に装備することができる。
また、本発明は、請求項22に記載のように、請求項1乃至21に記載のカバー体付自転車装置において、自転車本体、カバー体又はカバー体取付フレームに、足こぎに伴って回転する車輪を回転自在に支持する停止スタンドを設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、室内等において停車中に、停止スタンドによって支持した車輪を足こぎによって回転して、運動することができると共に、停止スタンドを自転車本体、カバー体又はカバー体取付フレームに選択的に装備することができる。
また、本発明は、請求項23に記載のように、請求項1乃至22に記載のカバー体付自転車装置において、カバー体に自転車装置修理用の開閉蓋部を設けてなるカバー体付自転車装置を提供するものである。
本発明によれば、カバー体に設けた開閉蓋部を開けることによって自転車装置の修理を容易に行うことができる。
実施例
図1乃至図5に図示する実施例に基づいて、開閉構造体が回転カバー体からなるカバー体付自転車装置について説明する。
図において、210は自転車本体1のほぼ全体を覆うカバー体で、カバー体210の前部と後部下部は固定カバー体211として自転車本体201と一体に設けてあり、後部上部は回転カバー体212として回転可能に設けてある。回転カバー体212は、図2及び図5に記載のように利用者Uを覆う天井部及び側面部を含み、図1及び図4に記載のようにカバー体の後部に重なるように回転して開口する。
自転車本体201は、概略的に示した座席部分202、駆動関係203,204,205,206,207、前後の車輪208,209を除いて、図では省略してあり、座席部分202の利用者Uが駆動輪203を足踏ペダルを介して漕ぐと、伝動チェーン204等を介して中継輪205が回転し、伝動チェーン206等を介して被駆動輪207が回転し、後輪209が駆動するように構成してある。
実施例の場合、自転車本体201は操舵用の1個の前輪208と2個の後輪209の三輪車からなる。
また、213は回転カバー体212が開放時に重なりあう後部カバー体で、固定カバー体211と一体に構成することもできるが、回転カバー体212と一体に固定カバー体211から取り外すことができるように構成することも可能である。
また、固定カバー体211及び後部カバー体213と回転カバー体212との接合部は、風雨避けに密封するように凹凸又は重ね合わせに密着するように構成することができると共に、着脱式の開閉具や開閉操作取っ手を設けることも可能である。
実施例の場合、カバー体210は、透明、半透明又は不透明な合成樹脂板等からなり、比較的柔軟な合成樹脂板等からなる場合は、骨格を形成するカバー体取付フレームに取り付けることによりカバー体210を強化すると共に、自転車本体201と一体なフレーム構造又は骨組みにより自転車本体201に一体に固定することができる。
また、カバー体210を強化プラスチック等で形成した場合には、カバー体210自体により形状を保持し、自転車本体201に固定するように構成することもできるが、逆に、カバー体210が柔軟な合成樹脂シートからなる場合は、骨格を形成する骨組によりカバー体210の形状を保持すると共に、骨組により自転車本体201のカバー体取付フレームに一体に固定するように構成することができる。
また、カバー体210を紫外線遮断性の素材で構成することにより、人体に有害な紫外線等を遮断することができる。
回転カバー体212は、図4及び図5に記載のように、回転支持軸214を中心に、図4の回転位置と図5の閉鎖位置との間で回転可能に構成してあり、好天気の場合には、回転カバー体212を開放して直接に快適な外の風景を眺め外気を呼吸し触れることができると共に、室内において健康維持や電池の充電のために自転車を停止して漕ぐときには、カバー体天井部を開放しておくことができる一方、悪天候、悪環境の場所においては、回転カバー体212を閉じて自転車のほぼ全体を覆うカバー体210により、接触するのが望ましくない悪条件を避けて移動走行を可能にすることができる。
回転支持軸214は後部カバー体213に一体に固定して設けた円形の回転軸受孔215に回転自在に嵌合して設けてあり、図1乃至図3に記載の実施例の場合、回転支持軸214はD字形状からなる。
また、回転軸受孔215には後方に向かって、孔径を細めたスライド部216が一体に設けてあり、回転支持軸214が回転カバー体212と共に一体に開放位置に回転した位置において、図3に破線で示したように、スライド軸受部216にスライド自在に嵌合し得るように構成してある。従って、図示の実施例では、回転カバー体212は回転支持軸214と共に約60回転する構成であるが、30乃至90以上等の任意の回転角度に設定可能である。
この実施例によれば、回転カバー体212を後方にスライドすることにより、天井部及び側面の開放面積を、図2に記載のように、前後して大小調整することができると共に、広く後方にスライドすることによって自転車への乗り降りを容易にすることができる。
図示の実施例の場合、図3に記載のように、スライド軸受部216は回転軸受孔215に対して段部217を介して上方に設けてあり、回転カバー体212を回転操作後に回転支持軸214を持ち上げるようにしないと簡単にスライド軸受部216側に移動しないように構成して位置決め停止手段としてある。
なお、スライド軸受部216の後端部218にも段部217と同様に段部を介して回転支持軸214の位置決め停止用の凹部を設けることができる。
219は回転カバー体212及び回転支持軸214を一体に回転し、一体にスライドさせることができる円形の操作部材である。
また、回転カバー体212を単独若しくは後部カバー体213と一体に取り外し可能に設けて、好天気の場合等に、回転カバー体を取り外して外の風景を眺め外気を呼吸し触れることができると共に、室内において健康維持や電池の充電のために自転車を停止して漕ぐときには、回転カバー体を取り外しておくことができるように構成することができる。
その他、カバー体210には、取っ手、サイド窓220、フロント窓221、天井窓222、後方窓223、サイドミラー、ワイパー、夜間照明用のフロントライト224、反射機能付き後部ライト225等を設けることができる。
また、図では省略したが、足踏式のペダルで駆動される駆動輪203、中継輪205又は被駆動輪207に駆動モーター、発電機と足漕ぎにより充電可能な電池が設けてあると共に、電池や電気回路部品、配線等は、カバー体取付フレームや固定カバー体211に設けることが可能である。
また、図では省略したが、自転車本体201、車体骨組、固定カバー体211又はカバー体取付フレーム等に、足こぎに伴って回転する車輪を回転自在に支持する停止スタンドを設けて、室内等において停車中に、停止スタンドによって支持した車輪を足こぎによって回転して、運動することができると共に、停止スタンドを自転車本体、回転カバー体又はカバー体取付フレームに選択的に装備することができる。
次に、図6乃至図10に図示する他の実施例に基づいて、開閉構造体がスライドカバー体に設けた回転カバー体からなるカバー体付自転車装置について説明する。
図において、310は自転車本体301のほぼ全体を覆うカバー体で、カバー体310の前部と後部下部は固定カバー体311として自転車本体301と一体に設けてあり、後部上部はスライドカバー体313として図8に記載のように後方にスライド可能に設けてある。
回転カバー体312はスライドカバー体313に回転支軸314と一体に回転可能に設けてあり、図9に記載のように、操作取っ手319により回転操作可能に設けてある。
回転支軸314はスライドカバー体313に一体に固定して設けた円形の回転軸受孔315に回転自在に嵌合して設けてある。
自転車本体301は、概略的に示した座席部分302、駆動部303、被駆動部307、前後の車輪308,309を除いて、図では省略してあり、座席部分302の利用者Uが駆動部303を足踏ペダルを介して漕ぐと、伝動チェーン等を介して被駆動部307が回転し、後輪309が駆動するように構成してある。
実施例の場合、自転車本体301は操舵用の1個の前輪308と2個の後輪309の三輪車からなる。
スライドカバー体313は、その内側に、図6又は図10に記載のように、ほぼ水平方向にスライドレール部316を一体に具備すると共に、固定カバー体311には、前記スライドレール部316をスライド自在に案内するガイドローラ305、306が適宜に設けてある。
317はスライドレール部316の端部に設けたストッパー部で、図8に記載のように、スライド限界でガイドローラ305に当接するように構成してある。また、ガイドローラ305,306又はストッパー部の支持部に、被退構造又は伸縮構造等の離脱手段を設けることによって、ストッパー部317がガイドローラ305,306を乗り越え可能にして、スライドカバー体313を固定カバー体311から離脱可能、且つ、装着可能に構成することも可能である。
また、固定カバー体311及びスライドカバー体313と回転カバー体312との接合部は、風雨避けに密封するように凹凸又は重ね合わせに密着するように構成することができると共に、スライド用に開閉具や開閉操作取っ手を設けることも可能である。
実施例の場合、カバー体310は、透明、半透明又は不透明な合成樹脂板等からなり、比較的柔軟な合成樹脂板等からなる場合は、骨格を形成するカバー体取付フレームに取り付けることによりカバー体310を強化すると共に、自転車本体301と一体なフレーム構造又は骨組みにより自転車本体301に一体に固定することができる。
また、回転カバー体312を単独若しくはスライドカバー体313と一体に開放可能に設けて、好天気の場合等に、外の風景を眺め外気を呼吸し触れることができると共に、室内において健康維持や電池の充電のために自転車を停止して漕ぐときには、スライドカバー体と共に取り外しておくことができる。
その他、カバー体310には、取っ手、サイド窓320、フロント窓321、天井窓322、後方窓323、サイドミラー、ワイパー、夜間照明用のフロントライト324、反射機能付き後部ライト325等を設けることができる。
次に、図11乃至図15に図示する他の実施例に基づいて、開閉構造体が複数個の回転カバー体からなるカバー体付自転車装置について説明する。
本実施例のカバー体付自転車装置401は、図11又は図12に示すように3輪又は4輪の自転車本体と、該自転車本体のほぼ全体を覆うカバー体405とからなり、前記カバー体405は、窓406、407、408を設けたカバー体前部402と、窓409を設けたカバー体後部404と、その中間にあってカバー回転軸部415を中心に扇状に開閉する回転カバー体403とからなる。
実施例の場合、回転カバー体403は、窓410を有する回転カバー上部411と、該回転カバー上部411の内側に重なり、窓412を設けた回転カバー中部413と、該回転カバー中部413の内側に重なる回転カバー下部414とからなり、前記カバー回転軸部415を中心にしてカバー体後部404側に回転するように構成してある。
また、カバー回転軸部415は、図14に示すように、装置本体の内側から回転カバー下部414、回転カバー中部413、回転カバー上部411の順に接して並んだ回転カバー体403を、回転軸416により、回転カバー上部411の外側に設けた外側押え板417と、回転カバー下部414の内側に設けた内側押え板418により挟み、固定ネジ419で固定してカバー体405の中央部に支持するように構成してある。
また、前記回転カバー上部411、回転カバー中部413、回転カバー下部414には、図15に示すように回転カバー体403の開閉時に用いる連動手段を設けてある。
この連動手段は、前記回転カバー上部411の開閉方向両端の下方に突出して設けた連動突起部420、421と、前記回転カバー中部413の開閉方向一端の上方に突出して設けた連動突起部422と、前記回転カバー中部413の開閉方向他端の下方に突起して設けた連動突起部423,424と、前記回転カバー下部414の開閉方向一端の上方に突起して設けた連動突起部425とからなる。
開放された回転カバー体403を閉じるときは、カバー体後部の収納部426に収納された回転カバー上部411を把持して前方に回転させると、その連動突起部421が回転カバー中部413の連動突起部422に当接して、回転カバー中部413を前方に押して閉じ方向に回転させ、次いで、回転カバー中部413の連動突起24が回転カバー下部414の連動突起部425に当接して回転カバー下部414を前方に押して回転させ、回転カバー上部411がカバー体前部402に接して一体となった状態で回転カバー体403が閉じることとなる。
このとき、図15に記載のように、回転カバー中部413及び回転カバー下部414の上向きの連動突起部422,425の内側に、係合パッキン部材427,428を設けて、その上方の回転カバー上部411、回転カバー中部413の内側面に適宜に密着させることにより、回転カバー体403は一体に係止されて、閉じ状態を維持するように構成してある。
また、回転カバー体403を開くときは、回転カバー上部411を把持して後方に回転させると開き、連動突起部420が連動突起部422に当接して回転カバー中部413を伴って開き、連動突起部423が連動突起部425に当接すると、回転カバー下部414を伴って閉じることとなる。
この開閉操作の途中において、重なり合う回転カバー体の接触力により、或いは、係合パッキン部材427,428の接触抵抗等により、回転カバー体を任意の開き位置で固定しておくことが可能である。
また、430は本装置の前輪で、431は後輪であり、432はヘッドライトである。
【図面の簡単な説明】
図1 本発明に係るカバー体付自転車装置の一実施例を示す概略側面図。
図2 その要部の概略説明図。
図3 その要部の概略拡大説明図。
図4 その要部の一使用態様を示す概略説明図。
図5 その要部の他の使用態様を示す概略説明図。
図6 本発明装置の他の一実施例の要部を示す概略側面説明図。
図7 その一使用態様を示す概略側面説明図。
図8 その他の一使用態様を示す概略側面説明図。
図9 その要部の概略縦断正面説明図。
図10 その要部の概略縦断平面説明図。
図11 本発明装置の他の一実施例の概略側面説明図。
図12 その一使用態様を示す概略側面説明図。
図13 その要部の概略縦断正面説明図。
図14 その要部の概略拡大縦断面説明図。
図15 その要部の概略説明図。
【符号の説明】
201,301,401 自転車本体(車体)
210,310,405 カバー体
211,311 固定カバー体
212,312、403 回転カバー体
313 スライドカバー体
411 回転カバー上部
413 回転カバー中部
414 回転カバー下部

Claims (23)

  1. 自転車本体のフレームに自転車のほぼ全体を覆うカバー体を固定して設けたカバー体付自転車装置において、自転車のほぼ全体を覆うカバー体に、乗降可能な開閉構造体として天井部及び側面部を含んでカバー体の後部に重なるように回転して開口可能な回転カバー体を設けてなるカバー体付自転車装置。
  2. 請求項1に記載のカバー体付自転車装置において、前記回転カバー体が、複数の回転カバー部からなるカバー体付自転車装置。
  3. 請求項2に記載のカバー体付自転車装置であって、前記回転カバー体が、回転カバー上部と、該回転カバー上部に重なる回転カバー中部と、該回転カバー中部に重なる回転カバー下部とからなるカバー体付自転車装置。
  4. 請求項2又は3に記載のカバー体付自転車装置において、前記カバー体に、前記回転カバー上部、回転カバー中部、回転カバー下部を回転自在に支持する回転カバー軸部を設けてなるカバー体付自転車装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、前記カバー体の後部に前記回転カバー体を収納する収納部を設けてなるカバー体付自転車装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、前記複数の回転カバー部の間に連動手段を設けてなるカバー体付自転車装置。
  7. 請求項6に記載のカバー体付自転車装置において、前記連動手段が、前記回転カバー上部の開閉方向の一端に突出して前記回転カバー中部と当接するように設けた連動突起部と、前記回転カバー中部の開閉方向の一端に突出して前記回転カバー上部と当接するように設けた連動突起部と、前記回転カバー中部の開閉方向の他端に突出して前記回転カバー下部と当接するように設けた連動突起部と、前記回転カバー下部の開閉方向の一端に突出して前記回転カバー中部と当接する連動突起部等とからなるカバー体付自転車装置。
  8. 請求項2乃至7のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、前記連動突起部にパッキン部材を設けてなるカバー体付自転車装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、回転カバー体を前後方向にスライド自在に設けてなるカバー体付自転車装置。
  10. 請求項9に記載のカバー体付自転車装置において、回転カバー体を、自転車に固定した固定カバー体にスライド可能に設けたスライドカバー体に設けてなるカバー体付自転車装置。
  11. 請求項10に記載のカバー体付自転車装置において、スライドカバー体を固定カバー体の後半部に設けてなるカバー体付自転車装置。
  12. 請求項10又は11に記載のカバー体付自転車装置において、スライドカバー体又は固定カバー体の一方にスライドレール部を設けると共に、他方にガイドローラを設けてスライド自在に構成してなるカバー体付自転車装置。
  13. 請求項12に記載のカバー体付自転車装置において、スライドレール部の端部にストッパー部を設けてなるカバー体付自転車装置。
  14. 請求項10乃至13のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、スライドカバー体を固定カバー体に着脱可能に設けてなるカバー体付自転車装置。
  15. 請求項12、13又は14に記載のカバー体付自転車装置において、スライドレール部をガイドローラに着脱してスライドカバー体を固定カバー体に着脱可能に設けてなるカバー体付自転車装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、カバー体に太陽電池を設けてなるカバー体付自転車装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、カバー体にフロントライトを設けてなるカバー体付自転車装置。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、カバー体の窓にワイパーを設けてなるカバー体付自転車装置。
  19. 請求項1乃至18のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、カバー体の後部に後部ライトを設けてなるカバー体付自転車装置。
  20. 請求項1乃至19のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、自転車本体が三輪以上の車輪を備える車からなるカバー体付自転車装置。
  21. 請求項1乃至20のいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、自転車本体、着脱カバー体又はカバー体取付フレームが走行に伴って充電可能な電池を具備することからなるカバー体付自転車装置。
  22. 請求項1乃至21にのいずれか1項に記載のカバー体付自転車装置において、自転車本体、カバー体又はカバー体取付フレームに、足こぎに伴って回転する車輪を回転自在に支持する停止スタンドを設けてなるカバー体付自転車装置。
  23. 請求項1乃至22に記載の記載のカバー体付自転車装置において、カバー体に自転車装置修理用の開閉蓋部を設けてなるカバー体付自転車装置。
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