JP3620820B2 - 動画像記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、録画した映像を再生、巻き戻し、早送り可能な動画像記録再生装置に関し、特に、映像のシーンチェンジ単位で巻き戻し、早送り可能な動画像記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
動画像記録再生装置の普及に伴い、家庭においては録画された動画に対して再生、巻き戻し、早送り等の操作を行う機会が多くなっている。なお、本明細書において「動画像記録再生装置」とは、テレビ放送信号を記録・再生するビデオデッキや、運動会などの様子を撮影、再生できるビデオカメラをいう。
【0003】
録画された動画に対する操作の例として、録画されたゴルフの試合の放送を見る場合について説明する。試合中にゴルファーがショットを行い、そのショットによってボールがグリーンの上に乗ったとする。このとき、ユーザがもう一度ゴルファーがボールを打つ映像を見たいと思った場合には、巻き戻しボタンを押して、ゴルファーがボールを打つ最初のシーンまで巻き戻した後、巻き戻しを停止して停止位置から再生するという操作が求められる。しかし、この操作はユーザが画面あるいはカウンターの表示を見ながら感覚的に行っているため、ゴルファーがボールを打つ最初のシーンから正確に再生を行うことは困難である。そのため、巻き戻しを停止した位置と、ゴルファーがボールを打つ最初のシーンとの間には、少なくとも数秒程度の時間差が生じるため、余分な映像が入ったり、必要な映像を飛ばしてしまうことがしばしば起こり得る。
【0004】
この問題を回避するためにシーンチェンジを検出し、検出されたシーンチェンジを単位として自動的に巻き戻しや早送りをする動画像編集装置が考案されている。まず、動画像編集装置がシーンチェンジを検出する方法については、現在様々な方法が実例として開示されている。例えば、特開平6−153146号公報(「動画像のシーンチェンジ検出装置および検出装置」)には、画面を複数の領域に分割し、それぞれの領域について画像間の相関値と動きベクトルを求め、また、画面内の色について画像間の相関を求め、色の相関と動きの相関の結果からシーンチェンジ検出を行う方法が開示されている。また、特開平2−184181号公報(「動画像編集装置」)には、シーンチェンジを検出した後、検出した多数のシーンチェンジの記録媒体への記録位置を取得し、その記録位置の情報を元に、停止、巻き戻し、早送りなどの操作をシーンチェンジ単位に行うことを実現する例が開示されている。特開平2−184181号公報において、ユーザはこの装置に対して、「冒頭送り」、「冒頭巻き戻し」又は「冒頭停止」の命令を動画再生時に入力手段から入力する。ユーザが「冒頭送り」の命令を入力すると、今見ているシーンよりも1つ進んだシーンの冒頭まで早送りをして停止する。ユーザが「冒頭巻き戻し」の命令を入力すると、今見ているシーンよりも一つ前のシーンの冒頭まで巻き戻しをして停止する。ユーザが「冒頭停止」の命令を入力すると、今見ているシーンよりも1つ進んだシーンの冒頭まで再生を続けてその後停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の装置においては、ユーザが2シーン前のシーンの冒頭から再生しようとした場合に、「冒頭巻き戻し」の命令を2回続けて入力しなければならない。具体的には、まず1回目の「冒頭巻き戻し」の命令により1シーン前の冒頭に戻り、次にもう一度「冒頭巻き戻し」の命令を入力することによりユーザが望んでいた2シーン前の冒頭シーンに戻ることになる。これでは、ユーザは同じ操作を2回も続けて行わなければならないため、所望のシーンを見るための操作回数が増え、操作が複雑なものとなる。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑み、シーンチェンジ単位で巻き戻し、早送り可能な動画像記録再生装置において、所望のシーンを見るための操作回数を少なくし、所望のシーンを見るための操作を単純にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の動画像記録再生装置は、記録された動画信号を再生する再生部と、前記動画信号のシーンチェンジ位置を記憶するシーンチェンジ位置記録部と、ユーザの操作によって、再生命令と、シーンスキップ指示と、シーンチェンジ単位のシーン数とが入力可能である入力部と、前記再生部によって再生中の動画信号のシーン位置を格納する再生シーン位置格納部と、前記再生シーン位置格納部に格納されたシーン位置と、前記シーンチェンジ位置記録部にて記録されたシーンチェンジ位置とに基づいて、該シーン位置に対して最も近接した第1のシーンチェンジ位置、および、該第1のシーンチェンジ位置に基づいて前記入力部から入力されたシーン数に対応する第2のシーンチェンジ位置を算出する算出部とを有する制御部とを備え、該制御部は、前記再生部による動画信号の再生中に、前記入力部から前記シーン数が入力されて、前記シーンスキップ指示がされた場合に、前記再生部が再生する動画信号の再生位置を前記算出部によって求められた第2のシーンチェンジ位置に変更し、前記再生部による動画信号の再生中に、前記入力部から前記シーンスキップ指示のみがされた場合に、前記再生部が再生する動画信号の再生位置を前記算出部にて算出される第1のシーンチェンジ位置に変更することを特徴し、これにより上記目的が達成される。
【0008】
前記入力部から再生命令が入力されない操作アイドル時間を計測するアイドル時間計測部をさらに備え、前記制御部が前記入力部から入力される前記シーン数に基づいて動画信号の再生位置を変更する場合に、前記アイドル時間計測部によって計測される前記操作アイドル時間が所定の値以上になるまで前記再生部による再生位置を1つの前記シーンチェンジ位置に固定してもよい。
【0009】
前記入力部から再生命令が入力されない操作アイドル時間を計測するアイドル時間計測部をさらに備え、前記制御部が前記入力部から入力される前記シーン数に基づいて動画信号の再生位置を変更する場合に、前記アイドル時間計測部によって計測される前記操作アイドル時間が所定の値以上になるまで前記再生部が1つの前記シーンチェンジ位置から前記動画信号を再生してもよい。
【0010】
前記入力部から再生命令が入力されない操作アイドル時間を計測するアイドル時間計測部をさらに備え、前記制御部が前記入力部から入力される前記シーン数に基づいて動画信号の再生位置を変更する場合に、前記アイドル時間計測部によって計測される前記操作アイドル時間が所定の値以上になるまで、前記再生部が1つの前記シーンチェンジ位置から前記動画信号をコマ送りしてもよい。
【0012】
前記動画像記録再生装置は、前記動画信号を取得する動画信号取得部と、前記動画信号を記録する動画信号記録部と、前記動画信号からシーンチェンジ位置を検出するシーンチェンジ認識部とをさらに備え、前記シーンチェンジ認識部は、前記動画信号取得部が前記動画信号を取得する時、または、前記動画信号記録部が前記動画信号を記録する時に、前記シーンチェンジ位置を検出し、前記シーンチェンジ位置記憶部に記憶させてもよい。
【0013】
前記シーンチェンジ検出部は、2つの前記シーンチェンジ位置間の差が所定の値以上であるか否かを判断する判断部を含み、前記判断部が前記2つのシーンチェンジ位置間の差が所定の値以上でないと判断した場合には、前記2つのシーンチェンジのうちの一方を検出しなくてもよい。
【0014】
前記動画信号は、MPEG圧縮符号化されて記録されており、前記シーンチェンジ検出部は、GOPの数により前記2つのシーンチェンジ位置間の差を規定してもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
はじめに、本発明の概要を説明する。
【0016】
本発明は、上述した「冒頭巻き戻し」「冒頭早送り」に以下の機能を付加し、また、「ステップ巻き戻し」「ステップ早送り」の操作を付け加える。
【0017】
まず、「冒頭巻き戻し」については、ユーザが「冒頭巻き戻し」の命令を入力すると、1つ前のシーンチェンジ部分で一定時間(2〜3秒)だけ一時停止(又は再生又はコマ送り)する。ここで、ユーザが再生などの操作を行わなければ、続けてそれより1つ前のシーンチェンジの部分まで巻き戻しをし、再び一定時間一時停止(又は再生又はコマ送り)をする。ここで、ユーザが再生などの操作を行わなければ、以下この操作を繰り返す。
【0018】
次に、「冒頭早送り」については、ユーザが「冒頭早送り」の命令を入力すると、1つ後のシーンチェンジ部分で一定時間(2〜3秒)一時停止(又は再生又はコマ送り)する。ここで、ユーザが再生などの操作を行わなければ、続けてそれより1つ後のシーンチェンジの部分まで早送りをし、再び一定時間一時停止(又は再生又はコマ送り)をする。ここで、ユーザが再生などの操作を行わなければ、以下この操作を繰り返す。
【0019】
次に、「ステップ巻き戻し」とは、ユーザが現在見ているシーンよりも何シーン前のシーンを見たいか入力すると、1回の操作によりそのシーンの冒頭まで巻き戻されて再生が行われる。例えば、現在見ているシーンよりも5シーン前のシーンを見たい場合には、「5シーン前まで巻き戻しをせよ」という命令を装置に与えることにより、5シーン前の冒頭から再生することができる。
【0020】
最後に、「ステップ早送り」とは、ユーザが現在見ているシーンよりも何シーン先のシーンを見たいか入力すると、1回の操作によりそのシーンの冒頭まで早送りがされて再生が行われる。例えば、現在見ているシーンよりも5シーン先のシーンを見たい場合には、「5シーン先まで早送りをせよ」という命令を装置に与えることにより、5シーン先の冒頭から再生することができる。
【0021】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0022】
以下に説明する実施の形態は、テレビで放送されている動画像をMPEGフォーマットで記憶手段に記憶し、記憶された映像に対して再生、巻き戻し、早送りを行うことが可能なデジタル動画像記録再生装置の例である。しかし、本発明は、テレビ放送をMPEGフォーマットで記憶し、再生する例に限らず、他のフォーマットで記憶することや、テレビ放送だけに限らず家庭ビデオで撮影した動画像を再生、巻き戻し、早送りする装置にも適用できる。
【0023】
図1は、本発明の動画像記録再生装置12の全体を示す。動画像記録再生装置12は外観的な構成要素として、再生画像を表示させる表示装置11と、ユーザが選択することにより装置内に各種の命令を送る各操作ボタン213〜221とを備えている。表示装置11は、テレビのモニターやパソコンのディスプレイ等である。操作ボタン213〜221は、本実施の形態においては動画像記録再生装置12上に配置されているが、これらの操作ボタンは動画像記録再生装置12から分離されたリモコンに別途付いていてもよく、また表示部分がタッチパネル式となっている表示装置11に付いていてもよい。
【0024】
各操作ボタンの機能は次の通りである。再生ボタン213は、動画像の再生命令を送るためのボタンである。停止ボタン214は、動画像の再生の停止命令を送るためのボタンである。シーン巻き戻しボタン215は、シーンチェンジ単位の巻き戻し命令を送るためのボタンである。シーン早送りボタン216は、シーンチェンジ単位の早送り命令を送るためのボタンである。シーン回数指定ボタン217は、ユーザがシーン巻き戻しボタン215又はシーン早送りボタン216と共に選択することにより、複数シーンチェンジ単位での巻き戻し、または早送り命令を送るためのボタンである。シーン回数指定ボタン217は、何シーン巻き戻し又は早送りするかを指定するボタンである。そのため、シーン回数指定ボタン217は、図1に示すように0から9までのテンキーにより構成されており、1以上の数字が入力できる入力手段となっている。
【0025】
電源ONボタン218は、電源のON/OFFを制御するためのボタンである。録画開始指示ボタン219は、現在放送中の放送番組を記憶装置に記憶する命令を送るためのボタンである。チャンネル切り替えボタン220は、チャンネルの切り替えを行う命令を送るためのボタンである。録画終了指示ボタン221は、番組を記憶装置に記憶するのを終了させる命令を送るためのボタンである。
【0026】
図2は、動画像記録再生装置12の構成を示す。動画像記録再生装置12は、上述した表示装置11と、各種操作ボタンを備えている入力装置21と、各装置の演算をつかさどる中央処理装置22と、電波として送られてきた放送映像を読みこむ映像読み込み装置25と、映像読み込み装置25によって読み込まれた映像を記憶装置26に記憶する録画装置24と、録画装置24によって記憶装置26に記憶された映像のシーンチェンジを認識するシーンチェンジ認識装置23と、シーンチェンジ単位での早送りや巻き戻しを制御するシーンチェンジ制御手段27と、記憶装置に記憶された映像を再生する機能を有する再生手段30と、時間を計る機能を有する時間計測手段28とを備えている。
【0027】
ここで、動画像記録再生装置12の各構成要素について簡単に説明する。入力装置21が備えている操作ボタンは、上述した操作ボタン213〜221である。シーンチェンジ認識装置23は、映像読み込み時、映像記憶時、早送り/巻き戻し処理時等のいずれかの時点でシーンチェンジを認識する。映像読み込み装置25は、例えば映像を入力するカメラや、映像を受信するアンテナとテレビチューナのセット等である。記録装置26は、映像読み込み装置25によって読み込まれた映像を記憶する録画映像記憶手段261と、GOP(Group of Picture)番号を記憶するシーンチェンジGOP番号記憶手段262とを備えている。ここで、GOPとは、通常0.5秒程度の映像をグループ化したものであり、数フレームの符号化されたピクチャー(画面)からなる単位をいう。記録装置26は、例えばハードディスクドライブ、ビデオデッキ又はDVDドライブ等である。シーンチェンジ制御手段27は、早送りを制御する早送り制御手段271と、巻き戻しを制御する巻き戻し制御手段272とを備えている。時間計測手段28は、操作ボタンへの入力検出から、次の操作ボタンへの入力検出までの時間を計測する。なお、動画像記録再生装置12の各構成要素の詳細な機能については後述する。
【0028】
以下、簡単に入力装置21への入力による動画像記録再生装置12の処理動作を説明する。シーン巻き戻しボタン215が押されると、現在再生している映像がシーンチェンジ単位で巻き戻される。また、シーン早送りボタン216が押されると、現在再生している映像がシーンチェンジ単位で早送りされる。例えば、画像再生中にユーザがシーン巻き戻しボタン215を押したとすると、現在見ているシーンよりも1つ前のシーンの冒頭フレームが一時停止の状態で数秒表示される。冒頭フレームが一時停止の状態で数秒表示される代わりに、現在見ているシーンよりも1つ前のシーンの冒頭から数秒再生されてもよい。この数秒の間にユーザが再生ボタン213を選択しなければ、さらに1つ前のシーンの冒頭フレームが数秒表示され、あるいはシーンの冒頭が数秒再生される。この数秒の間にユーザが再生ボタンを押さなければこれらの操作の繰り返しが行われる。
【0029】
シーン回数指定ボタン217によりシーン数を指定し、シーン巻き戻しボタン215又はシーン早送りボタン216を押すと、1シーンごとの巻き戻し又は早送りでなく、一度に数シーンの巻き戻し又は早送りが実現される。例えば、ユーザがシーン回数指定ボタン217のテンキーで3を選択し、その後シーン巻き戻しボタン215を選択したとすると、現在見ているシーンよりも3シーン前の冒頭からの再生が始まる。
【0030】
図3は、動画像記録再生装置12のスタートアップ時の処理を示すフローチャートである。以下、図3を参照して、動画像記録再生装置12のスタートアップ時のフローについて説明する。
【0031】
(ステップS1)
初期設定としてKに1を代入する。Kは巻き戻し又は早送りを行うシーン数を示す変数である。初期状態においてはKの値は1となっているが、ステップS6について後述するように、ユーザがシーン回数指定ボタン217によりKの値を設定すると、Kにはユーザが設定した回数に応じた値がセットされる。
【0032】
(ステップS2)
次に、再生ボタンが押されたか否かを判定する。再生ボタンが押されなければステップS3に進み、再生ボタンが押されればステップS4に進む。
【0033】
(ステップS3)
次に、録画開始ボタンが押されたか否かを判定する。録画開始ボタンが押されなければステップS2に戻り、録画開始ボタンが押されればステップS7に進む。ステップS2、S3により、再生ボタン及び録画開始ボタンのうちのいずれのボタンが押されたかを監視する。
【0034】
(ステップS4)
ステップS2において再生ボタンが押されたことが認識されると、再生手段30を起動し、録画映像記憶手段261に記憶された映像が再生される。
【0035】
(ステップS5)
次に、ユーザがシーン回数指定ボタン217を選択したことを認識する。シーン回数指定ボタン217が選択されればステップS6に進み、シーン回数指定ボタン217が選択されなければステップS9に進む。
【0036】
(ステップS6)
シーン回数指定ボタン217により指定された回数を変数Kにセットする。その後、ステップS9に進む。
【0037】
(ステップS7)
録画装置24が起動され、映像読み込み装置25を介して、現在放送中の番組が受信され、録画映像記憶手段261に記億される。本実施の形態においては、映像はMPEG形式で記録される。そのため、録画装置24は、録画する映像をMPEGフォーマットに準拠した形に符号化して記憶する働きをもっている。MPEGフォーマットについては後述する。
【0038】
(ステップS8)
次に、ユーザが録画終了指示ボタン221を選択したことを認識すると、録画が終了し、ステップS2に戻る。録画終了指示ボタン221が選択されるまでは、ステップS8が繰り返される。
【0039】
(ステップS9)
ステップS9においては、図8に示す▲1▼から始まる処理を行う。図8に示す処理については後述する。
【0040】
図4は、映像を記録するためのMPEGフォーマットを示す。図4を参照して、MPEGフォーマットについて簡単に説明する。
【0041】
MPEGフォーマットに符号化するとは、放送されてきた映像をそのままの形で記憶させるのではなく、何らかの圧縮操作を施して図4に示すフォーマットで記憶させることである。すなわち、MPEG形式で記憶された映像は、図4に示すように複数のGOPから構成される。ここで、それぞれのGOPには最初から数えて第何番目のGOPであるかが区別できるように番号が付けてあるとする。Iピクチャはフレーム内符号化画像を、Bピクチャは双方向予測符号化画像を、Pピクチャはフレーム間順方向予測符号化画像を表す。なお、Iピクチャはイントラピクチャ、PピクチャおよびBピクチャは非イントラピクチャである。
【0042】
次に、シーンチェンジ認識装置23について説明する。シーンチェンジ認識装置23は、録画映像記億手段261に記億されたMPEG形式の画像から、各GOPに含まれているIピクチャーを検索していき、シーンチェンジが行われたIピクチャーを抽出し、抽出したIピクチャーを含むGOP番号をシーンチェンジGOP番号記憶手段262に記憶していく装置である。ここで、シーンチェンジが行われる画像位置の差を時間により規定せずにGOPにより規定するのは、1つのGOP内の映像は、シーンチェンジがあまり存在しない比較的連続的な映像なっている場合が多いため、GOPにより規定した方が処理面等の効率が良いからである。
【0043】
図5は、シーンチェンジGOP番号記億手段262のフォーマットを示す。シーンチェンジGOP番号記億手段262は、図5に示すようなフォーマットとなっており、シーン番号とそのシーンが開始する開始GOPの番号が記憶されている。シーン番号は1から始まる。
【0044】
図6は、録画映像記憶手段261に記憶されている、第22番目、第23番目、第24番目のGOPに含まれる各ピクチャーから構成されるフレーム映像を並べたものである。図6に示すように、録画映像記憶手段261中に記憶されている映像が野球の映像であると仮定する。第22番目、第23番目のGOPはバッターがボールを打つシーンを表し、第24番目のGOPはバッターが打ったボールが飛んでいくシーンを表している。図6より明らかであるように、第23番目のGOPに含まれる各ピクチャーから構成されるフレームと、第24番目のGOPに含まれる各ピクチャーから構成されるフレームとの間でシーンチェンジが起こっている。シーンチェンジ認識装置23は、シーンチェンジが起こっていることを起動後に検出する装置である。
【0045】
なお、シーンチェンジの検出方法としては、上述した特開平6−153146号公報記載の方法や、特願平11−84902号に記載の方法等が使用され得る。特願平11−84902号には、連続映像を表す入力されたMPEG映像情報のGOP構造を保持したまま、間欠映像情報に変換するデータ変換装置におけるカット検出方法及びイベント検出方法が開示されている。
【0046】
図7は、シーンチェンジ認識装置23の処理を示すフローチャートである。図7を参照して、シーンチェンジ認識装置23の処理について説明する。
【0047】
(ステップS101)
シーンチェンジ認識装置23を起動する。起動するタイミングは、ユーザが録画終了指示ボタン221を選択し、放送番組を記憶し終わった直後でもよいし、録画が終了してある一定の時間が経過した直後でもよい。
【0048】
(ステップS102)
起動されたシーンチェンジ認識装置23は、シーンチェンジGOP番号記憶手段262にシーン番号1、開始GOP番号1をセットする。
【0049】
(ステップS103)
シーンチェンジ認識装置23は、変数Eに2をセットし、変数gに1をセットし、変数Sにg+30をセットする。
【0050】
(ステップS104)
シーンチェンジ認識装置23は、録画映像記憶手段261から第g番目のGOPのIピクチャーを読み込む。
【0051】
(ステップS105)
シーンチェンジ認識装置23は、録画映像記憶手段261から第S番目のGOPのIピクチャーを読み込む。
【0052】
(ステップS106)
シーンチェンジ認識装置23は、ステップS104、S105において読み込んだ第g番目のGOPのIピクチャーと、第S番目のGOPのIピクチャーとの差を変数Aにセットする。なお、差の検出方法であるが、1つの例として、従来の技術として上述した特開平6−153146号公報に記載されているように、Iピクチャーで表される画面を複数の領域に分割し、それぞれの領域について画像間の相関値と動きベクトルを求め、また、画面内の色について画像間の相関を求め、色の相関と動きの相関の結果から差を求める方法がある。
【0053】
(ステップS107)
ステップS106でセットした変数Aの値がある一定値以上ならばステップS108に進み、Aの値が一定値未満ならばステップS112へ進む。
【0054】
(ステップS112)
Sを1つインクリメントし、ステップS105へ進む。
【0055】
(ステップS108)
シーンチェンジGOP番号記憶手段262に、第E番目のシーンチェンジGOP番号としてSをセットする。
【0056】
(ステップS109)
変数Eを1つインクリメントする。
【0057】
(ステップS110)
変数gにSをセットする。
【0058】
(ステップS111)
変数Sにg+30をセットし、ステップS104に戻る。
【0059】
上記のフローをまとめると、シーンチェンジ認識装置23は、まず第1番目のGOPのIピクチャーと第31番目のGOPのIピクチャーを読み込み、この2つのIピクチャーの差を変数Aにセットする。ステップS107において、2つのIピクチャーの差が一定値以上ならば、第31番目のGOPのIピクチャーをシーンチェンジフレームとして、シーンチェンジGOP番号記億手段262に書き込む。2つのピクチャーの差がある一定値以上で無ければ、次には第1番目のGOPのIピクチャーと第32番目のGOPのIピクチャーを比べて、これらの2つのピクチャーの差をAにセットする。次にAが有る一定値以上ならば、第32番目のGOPのIピクチャーをシーンチェンジフレームとしてシーンチェンジGOP番号記憶手段262に書き込む、という処理を行っている。
【0060】
もし、第31番目のGOPのIピクチャーがシーンチェンジフレームとして登録されたら、今度は第31番目のGOPのIピクチャーと第61番目(31+30=61)のGOPのIピクチャーを比較して処理を繰り返す、という処理を行う。
【0061】
上記のフローのポイントは、
(1)シーンチェンジフレーム間のGOPの数は30個以上である。
(2)30個以上離れているGOPのIピクチャーを比較し、それらの差がある一定値以上離れていればシーンチェンジをしたと見なす
ということである。すなわち、シーンチェンジフレームとして検出されたIピクチャーを含むGOPを、常に30個のGOP以上進んだGOPのIピクチャーと比較して差を求め、この差が一定値以上であればシーンチェンジフレームとみなしている。このように処理を行う理由は、1つのGOPはおよそ0.5秒程度の映像をグループ化したものなので、30個のGOP以上離れたGOPのIピクチャーを検出することにより、シーンチェンジ間の秒数は少なくとも15秒(30×0.5=15)以上となるからである。もし、シーンチェンジ間の最小時間をもう少し小さくしたいのであれば30より少ない数のGOP間で差を検出すればよい。
【0062】
また、Aがある一定値以上であればシーンチェンジフレームと見なすという処理におけるAの値については、Aの値を非常に大きくすれば少々画面が変化したぐらいではシーンチェンジと見なさないし、逆にAの値を非常に小さくすれば画面が少し変化しただけでもシーンチェンジをしたと見なすことができる。そのため、Aの値はシーンチェンジ認識装置23がどのような精度でシーンチェンジを検出したいかに依存している。
【0063】
以上の処理結果として、図5に示すようなシーンチェンジGOP番号記億手段中にデータベースが作成される。
【0064】
図8は、シーンチェンジ制御手段27の処理を示すフローチャートである。次にシーンチェンジ制御手段27の処理フローについて図8を用いて説明する。なお、この処理は図3に示すステップS9の▲1▼に相当する部分である。図8に示す処理は、図3のステップ4、5,6に続く処理であるため、図8の処理が行われる時には再生手段は起動しており、変数Kには1もしくは図3のステップS6で設定したシーンスキップ回数が代入されているものとする。
【0065】
(ステップS200)
シーン巻き戻しボタン、シーン早送りボタン又は停止ボタンが選択されたことを認識する。(a)シーン巻き戻しボタンが選択されたことを認識すればステップS201に進み、(b)シーン早送りボタンが選択されたことを認識すればステップS211に進み、(c)停止ボタンが選択されたことを認識すればステップS219に進む。
【0066】
まず、(a)の処理について説明する。
【0067】
(ステップS201)
ステップS200においてシーン巻き戻しボタンが選択されたことが認識されれば、巻き戻し制御手段272が起動される。起動された巻き戻し制御手段は、ボタンが選択された時点で再生中のGOP番号を変数Cに格納する。
【0068】
(ステップS202)
次に、巻き戻し制御手段272は、シーンチェンジGOP番号記憶手段262を参照し、C番目のGOPが含まれているシーン番号を変数mにセットする。
【0069】
(ステップS203)
次に、巻き戻し制御手段272は、変数mに(m−K)をセットする。
【0070】
(ステップS204)
次に、巻き戻し制御手段272は、シーンチェンジGOP番号記憶手段262を参照し、第mシーンの開始GOP番号をNにセットする。
【0071】
(ステップS205)
次に、Kが1であればステップS207に進み、Kが1でなければステップS206に進む。ステップS206については後述する。
【0072】
(ステップS207)
第N番目のGOPのIピクチャーを、静止画像として表示手段11により表示する。
【0073】
(ステップS208)
ステップS207において表示している第N番目のGOPのIピクチャーを静止画像として表示している間に、再生ボタンが選択されたことを認識すればステップS206に進み、認識しなければステップS209に進む。
【0074】
(ステップS209)
時間計測手段28によりタイムオーバーと判断されれば、静止画像として表示している第N番目のGOPのIピクチャーの表示を終了し、ステップS201に戻る。なお、ステップS201に戻ったとき、現在再生中のGOP番号を変数Cに代入するとあるが、この場合にはタイムオーバーの前まで表示していた第N番目のGOPのIピクチャーを含むGOPの番号であるNをCに代入する。
【0075】
次に、(b)の処理について説明する。
【0076】
(ステップS211)
ステップS200において、シーン早送りボタンが選択されたことを認識すると、早送り制御手段271が起動される。起動された早送り制御手段271は、ボタンが選択された時点で再生中のGOP番号を変数Cに格納する。
【0077】
(ステップS212)
次に、早送り制御手段271は、シーンチェンジGOP番号記憶手段262を参照し、C番目のGOPが含まれているシーン番号を変数mにセットする。
【0078】
(ステップS213)
次に、早送り制御手段271は、変数mに(m+K)をセットする。
【0079】
(ステップS214)
次に、早送り制御手段271は、シーンチェンジGOP番号記憶手段262を参照し、第mシーンの開始GOP番号をNにセットする。
【0080】
(ステップS215)
次に、Kが1であればステップS216に進み、Kが1でなければステップS206に進む。
【0081】
(ステップS216)
第N番目のGOPのIピクチャーを静止画像として表示手段11により表示する。
【0082】
(ステップS217)
ステップS216において表示している第N番目のGOPのIピクチャーを静止画像として表示している間に、再生ボタンが選択されたことを認識すればステップS206に進み、認識しなければステップS218に進む。
【0083】
(ステップS218)
時間計測手段28によってタイムオーバーと判断されれば静止画像として表示している第N番目のGOPのIピクチャーの表示を終了し、ステップS211に戻る。なお、ステップS211に戻ったとき、現在再生中のGOP番号を変数Cに代入するとあるが、この場合にはタイムオーバーの前まで表示していた第N番目のGOPのIピクチャーを含むGOPの番号であるNをCに代入する。
【0084】
次に、ステップS206以下の処理について説明する。
【0085】
(ステップS206)
第N番目のGOPから再生し、ステップS210に進む。
【0086】
(ステップS210)
Kに1をセットして、処理を終了する。終了後は、図3で示す(d)に進む。
【0087】
最後に、(c)の処理について説明する。
【0088】
(ステップS219)
ステップ200において停止ボタンが選択されたことが認識されれば、現在再生している映像を停止するための再生停止処理をして終了する。終了後は、図3に示す(e)に進む。
【0089】
以上の処理を行うことにより、
(1)1シーンの早送り(又は巻き戻し)を行って、シーン開始部分の画像を静止画として数秒間表示し、その間にユーザが再生ボタンを押さなければ、再度1シーン単位で早送り(又は巻き戻し)を行うこと
(2)ユーザが指定したシーン回数だけ早送り(又は巻き戻し)を行い、そこから自動的に再生を行うこと
が実現できる。
【0090】
図8の処理フローにおいては、ステップS207、S216を見れば分かるように、1シーンの早送り(又は巻き戻し)を行って、シーン開始部分の画像を静止画像として数秒間表示することとしている。図8におけるように画像を静止画像として数秒間表示するのではなく、シーン開始部分から数秒間再生するように変更したものが、図9の処理フローである。
【0091】
図9は、シーンチェンジ制御手段27の別の処理を示すフローチャートである。図9の処理フローは図8の処理フローのステップS207,S216の部分を変更したのみである。具体的には、図9においてはステップS307、S316において、第N番目のGOPから始まる映像を動画として再生処理表示する点が変更されている。ステップS307、S316以外の処理は、図8の処理と同じである。
【0092】
上述の実施の形態において、1シーンの早送り(又は巻き戻し)を行って、シーン開始部分の画像を静止画像として表示したり、再生処理表示をする以外にコマ送り表示することも可能である。この場合、通常再生処理とコマ送りのいずれを行うかについては、再生手段30に再生方法を指示して制御することにより行う。なお、MPEG圧縮符号におけるコマ送りは、Iピクチャー単位での表示となるのが一般的であるが、概念としては、通常再生より再生速度が遅いもの(静止を除く)の全てを含む。
【0093】
上記の実施の形態においては、動画像をMPEGフォーマットで記憶、再生等する場合について説明した。しかし、本発明は、MPEGフォーマットにより記憶されるデジタル動画像に限られず、アナログ/デジタルを問わず各種のフォーマットにより記憶される動画像に適用できる。
【0094】
なお、シーンチェンジ認識装置23によるシーンチェンジ検出のタイミングは、動画像の受信、入力又は録画のタイミングであっても、早送り又は巻き戻しのタイミングであってもよい。動画像の受信、入力又は録画のタイミングにシーンチェンジ検出を行う場合には、再生(早送り/巻き戻し)時には記録されたシーンチェンジ位置情報を利用することができるため、停止位置の変更が高速処理できる。特に、デジタル化された動画データの場合は、単にポインタ(変数)値を変更するだけであるため、処理時間をほぼ0とすることが可能となり、本発明を特に有効に適用できる。
【0095】
また、シーンチェンジ認識装置23は、比較対象画像に対して、一定以上の位置(フレーム数又は時間)の差がなければ、シーンチェンジと見なさなくてもよい。この場合には、シーンチェンジ認識装置23は、比較元動画信号と比較先動画信号との画像位置の差が規定値以上か否かを判断する手段を備えている。これにより、例えば、前に一時停止した場所から1秒後の位置で停止してしまうような、一定値以内の早送り/巻き戻しの一時停止が抑止される。これは、シーンチェンジ単位での一時停止付きの早送り/巻き戻し機能において、すぐに一時停止することがユーザにとって無意味だからである。
【0096】
なお、本明細書においては、「巻き戻し」、「早送り」という用語を使用しているが、これらの用語は、デジタル方式で記録された動画像についての「前スキップ」、「後スキップ」にそれぞれ相当する。しかし、本明細書における「巻き戻し」、「早送り」は、再生位置の変更処理を途中の過程を見せずに行う「スキップ」であっても、再生位置の変更処理を途中の過程を表示して行う「巻き戻し」、「早送り」であってもよい。MPEGフォーマットにより記憶されるデジタル動画像の途中の過程の表示は、例えばIピクチャーのみを表示することにより行われる。
【0097】
【発明の効果】
本発明によれば、所望のシーンを見るための操作回数が少なく、所望のシーンを見るための操作が単純である、シーンチェンジ単位で巻き戻し、早送り可能な動画像記録再生装置が提供される。
【0098】
また、本発明によれば、動画像の受信、入力又は録画のタイミングにシーンチェンジ検出を行うことにより、動画像記録再生装置におけるシーンチェンジ単位での巻き戻し、早送りを高速処理することができる。
【0099】
さらに、本発明によれば、比較対象画像に対して、一定以上の位置の差がなければ、シーンチェンジと見なさないことにより、ユーザによって無意味な一定値以内の早送り/巻き戻しの一時停止が抑止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画像記録再生装置の全体を示す図である。
【図2】本発明の動画像記録再生装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の動画像記録再生装置のスタートアップ時の処理フローを示す図である。
【図4】映像を記録するためのMPEGフォーマットを示す図である。
【図5】本発明の動画像記録再生装置が備えているシーンチェンジGOP番号記億手段のフォーマットを示す図である。
【図6】本発明の動画像記録再生装置が備えている録画映像記憶手段に記憶されている映像を示す図である。
【図7】本発明の動画像記録再生装置が備えているシーンチェンジ認識装置の処理フローを示す図である。
【図8】本発明の動画像記録再生装置が備えているシーンチェンジ制御手段の処理フローを示す図である。
【図9】本発明の動画像記録再生装置が備えているシーンチェンジ制御手段の別の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
11 表示装置
12 動画像記録再生装置
21 入力装置
22 中央処理装置
23 シーンチェンジ認識装置
24 録画装置
25 映像読み込み装置
26 記録装置
27 シーンチェンジ制御手段
28 時間計測手段
30 再生手段
213 再生ボタン
214 停止ボタン
215 シーン巻き戻しボタン
216 シーン早送りボタン
217 シーン回数指定ボタン
218 電源ONボタン
219 録画開始指示ボタン
220 チャンネル切り替えボタン
221 録画指示終了ボタン
Claims (7)
- 記録された動画信号を再生する再生部と、
前記動画信号のシーンチェンジ位置を記憶するシーンチェンジ位置記録部と、
ユーザの操作によって、再生命令と、シーンスキップ指示と、シーンチェンジ単位のシーン数とが入力可能である入力部と、
前記再生部によって再生中の動画信号のシーン位置を格納する再生シーン位置格納部と、前記再生シーン位置格納部に格納されたシーン位置と、前記シーンチェンジ位置記録部にて記録されたシーンチェンジ位置とに基づいて、該シーン位置に対して最も近接した第1のシーンチェンジ位置、および、該第1のシーンチェンジ位置に基づいて前記入力部から入力されたシーン数に対応する第2のシーンチェンジ位置を算出する算出部とを有する制御部とを備え、
該制御部は、前記再生部による動画信号の再生中に、前記入力部から前記シーン数が入力されて、前記シーンスキップ指示がされた場合に、前記再生部が再生する動画信号の再生位置を前記算出部によって求められた第2のシーンチェンジ位置に変更し、前記再生部による動画信号の再生中に、前記入力部から前記シーンスキップ指示のみがされた場合に、前記再生部が再生する動画信号の再生位置を前記算出部にて算出される第1のシーンチェンジ位置に変更することを特徴とする動画像記録再生装置。 - 前記入力部から再生命令が入力されない操作アイドル時間を計測するアイドル時間計測部をさらに備え、
前記制御部が前記入力部から入力される前記シーン数に基づいて動画信号の再生位置を変更する場合に、前記アイドル時間計測部によって計測される前記操作アイドル時間が所定の値以上になるまで前記再生部による再生位置を1つの前記シーンチェンジ位置に固定する、
請求項1に記載の動画像記録再生装置。 - 前記入力部から再生命令が入力されない操作アイドル時間を計測するアイドル時間計測部をさらに備え、
前記制御部が前記入力部から入力される前記シーン数に基づいて動画信号の再生位置を変更する場合に、前記アイドル時間計測部によって計測される前記操作アイドル時間が所定の値以上になるまで前記再生部が1つの前記シーンチェンジ位置から前記動画信号を再生する、
請求項1に記載の動画像記録再生装置。 - 前記入力部から再生命令が入力されない操作アイドル時間を計測するアイドル時間計測部をさらに備え、
前記制御部が前記入力部から入力される前記シーン数に基づいて動画信号の再生位置を変更する場合に、前記アイドル時間計測部によって計測される前記操作アイドル時間が所定の値以上になるまで、前記再生部が1つの前記シーンチェンジ位置から前記動画信号をコマ送りする、
請求項1に記載の動画像記録再生装置。 - 前記動画信号を取得する動画信号取得部と、
前記動画信号を記録する動画信号記録部と、
前記動画信号からシーンチェンジ位置を検出するシーンチェンジ認識部とをさらに備え、
前記シーンチェンジ認識部は、前記動画信号取得部が前記動画信号を取得する時、または、前記動画信号記録部が前記動画信号を記録する時に、前記シーンチェンジ位置を検出し、前記シーンチェンジ位置記憶部に記憶させる、
請求項1から4のいずれかに記載の動画像記録再生装置。 - 前記シーンチェンジ認識部は、2つの前記シーンチェンジ位置間の差が所定の値以上であるか否かを判断する判断部を含み、
前記判断部が前記2つのシーンチェンジ位置間の差が所定の値以上でないと判断した場合には、前記2つのシーンチェンジのうちの一方を検出しない、
請求項5に記載の動画像記録再生装置。 - 前記動画信号は、MPEG圧縮符号化されて記録されており、
前記シーンチェンジ検出部は、GOPの数により前記2つのシーンチェンジ位置間の差を規定する、請求項6に記載の動画像記録再生装置。
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