JP3620723B2 - 鉄筋のコンクリート被り厚計測方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、RC構造物における鉄筋のコンクリート被り厚を計測する方法及び装置に関し、特にコンクリート打設前に最外周鉄筋と型枠との間隔を計測する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンクリート剥離事故を防止する手法の一つとして鉄筋のコンクリート被り厚の管理が挙げられる。
従来、施工後の既設RC部材に対しての被り厚計測に関しては、電磁波等を用いた手法により行われていたが、事故防止の観点及び管理の有効性からは、施工時における計測、管理が望ましい。
また、被り厚の管理と共に、完成品質に影響する配筋状況についても、設計値にしたがっていることの確認のニーズがある。
被り厚が薄いと、厚い場合に比べ最外周鉄筋周辺のコンクリートの中性化が早く進むため、鉄筋が錆びる原因となる。また、厚すぎると無筋部分が多くなるため、RC部材強度が落ちる。そのため、被り厚は規格により所定の範囲の値に管理されねばならない。
一般に被り厚は40mm程度であるが、被り厚の管理上、20mm程度まで計測可能とする必要がある。
【0003】
特公平4−18772号公報では、スリップフォーム工法における施工精度測定装置として、地上のレーザ発信器と構造物上位に設けた光波距離計によって所定位置からの角変位と平面変位とを求める提案がされている。この装置は、高所における構造物の精度を特にスリップフォーム型枠中心点の水平方向の角度変位を計測できる。
しかしながら、20mm程度のコンクリート被りの空隙内に収まり、しかも空隙内全域について型枠と鉄筋との距離を精度良く計測することはできない。
【0004】
また、特開2000−314624号公報では、スリップフォーム工法における測量システムと工法として、塔状構造物の基盤上に設置した複数のレーザ発光手段とこれらの鉛直線方向にスリップフォーム型枠に取り付けた受光手段とによって、型枠の複数の位置を1人で自動計測し型枠の修正作業を容易に行うことにより施工精度の向上を図るようにしている。
しかしながら、このシステムと工法は、高所における型枠の位置の自動計測と修正にかかわるもので、やはり被り厚の管理をすることはできない。
【0005】
上記のように、スリップフォーム工法に関する先行諸技術には窓枠等の壁変化部の位置を精度よく施工させるための技術は多いが、鉄筋のコンクリート被り厚を施工前に計測し自動処理することはできない。
【0006】
特開昭60−213809号公報では、配筋検査装置として、構造物の床等を鉄筋コンクリートで打設する際に、配筋された鉄筋上を往復運動させるそり上に、基点となる鉄筋からのそりの移動距離を測定するロータリエンコーダと他の鉄筋を検知するタッチセンサを設けて鉄筋のピッチ及び径を正確に検査する技術を開示している。
しかしながら、この技術は被り厚の管理をすることはできない。
【0007】
また、特開平4−269271号公報では、型鉄筋の被り厚保持具として、外壁用型枠上端の外型枠と内型枠とにわたって複数のレール材を掛け渡し、レール材の側面をスライドするカーソル付きの縦筋保持具で被り厚を確保する技術を開示している。
この保持具は、縦筋を保持し所定位置に置くことが簡単にできるが、目視に頼ることや、測定位置をかえるごとに保持具を設置しなおす必要がある等の欠点がある。
【0008】
特開2000−121322号公報では、レーザ測定器として、2分割して、90度偏向させる偏向ビームスプリッタを通したビームを、2個の反射手段で反射させて生じる干渉縞から精度のよい測長をする技術を開示している。
しかしながら、この技術も、被り厚の管理をすることはできない。
【0009】
また、特開平7−190714号公報では、干渉計として、偏向プリズムと波長板等を組み合わせ2つの面の間を通る光路を有する干渉計により、面間隔を精度よく測定する技術を開示している。
しかしながら、やはり被り厚の管理をすることはできない。
【0010】
なお、図17に示すように、レーザ光軸Raを蒸着ミラーやプリズムMで90度曲げて管Tの内径等を計測する技術は公知であるが、20mm程度の小間隔距離の計測には不適で、特に鉄筋構造物の被り厚を計測する技術への適用はなされていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたもので、RC構造物の鉄筋の被り厚を所定値に管理するための鉄筋のコンクリート被り厚計測、及び鉄筋の配筋状態を計測確認するための方法及び装置の提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、鉄筋と型枠との間に形成されるコンクリート被り厚をコンクリート打設前に計測するための鉄筋のコンクリート被り厚計測方法において、音又は光等の計測媒体の射出面が相対するように配置した第1および第2の非接触式変位計とそれらの第1および第2の非接触式変位計の中間部に計測媒体が屈曲するように配置された両面反射鏡とよりなる変位計本体を準備し、第1および第2の非接触式変位計の射出面からの計測媒体を両面反射鏡で反射させてそれぞれ型枠および鉄筋方向に屈曲させ、前記鉄筋と型枠との間でその変位計本体を移動させ、変位計本体の出力信号が演算ユニットで処理されて被り厚の極小値を求めるようになっている。
【0013】
上記によって、第1と第2の非接触式変位計で計測した測長信号を演算処理して表示する。
【0014】
又本発明によれば、鉄筋と型枠との間に形成されるコンクリート被り厚をコンクリート打設前に計測するための鉄筋のコンクリート被り厚計測装置において、音又は光等の計測媒体の射出面が相対するように配置した第1および第2の非接触式変位計とそれらの第1および第2の非接触式変位計の中間部に前記射出面からの計測媒体が屈曲するように配置された両面反射鏡とよりなる変位計本体を備え、前記両面反射鏡は第1の非接触式変位計からの計測媒体を型枠方向に屈曲させ、第2の非接触式変位計からの計測媒体を鉄筋方向に屈曲させるものであり、そして前記変位計本体を前記鉄筋と型枠との間で移動させる移動手段を有し、さらに前記第1および第2の非接触式変位計の出力を受信し演算して被り厚の極小値を求める演算ユニットを備えている。
【0015】
上記の変位計本体の移動は、変位計本体に取り付けたワイヤやロッドで行われる。本体に車輪または滑り部材等を取り付けてもよい。また、変位計本体へ動力を組み込んでの自走式としてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の鉄筋のコンクリート被り厚計測装置1の全体構成を示し、図2及び図3は、ここで使用される変位計本体10の構成を示している。変位計本体10内部の第1と第2の非接触式変位計には内蔵レーザ変位計11及び12を用い、計測媒体であるレーザ光の射出面を相対して配設し、両面反射鏡14による屈曲角は90度に設定している。そして、移動手段としては、変位計本体10をワイヤ21で吊り下げて上下させている。また、演算ユニット30は外部ユニットとして変位計本体10の外部に設置している。なお、本実施形態のように、被り厚に加え変位計本体10の計測位置もあわせて計測し、被り厚評価に加えることもできる。
【0017】
図1において、装置全体を符号1で示す鉄筋のコンクリート被り厚計測装置は、最外周に設置された鉄筋Brと型枠Kの間を自在に移動して被り厚を計測する変位計本体10と、変位計本体10に固定された移動手段の車輪10w(図13参照)またはそり10s(図14参照)と、変位計本体10に連結されたワイヤ21と、変位計本体10からの信号を受信して被り厚を算出して求め表示する演算ユニット30とで概略構成されている。
なお、図1では変位計本体10をワイヤ21で保持しているが、後記のようにロッド等の棒状材で保持してもよい。
【0018】
変位計本体10は、詳細を示す図2及び図3において、薄型の第1の内蔵レーザ変位計11及び第2の内蔵レーザ変位計12と、板状の両面反射鏡14と、それらを固定する板状の固定部材16とで主要部が構成されている。
【0019】
第1及び第2の内蔵レーザ変位計11及び12は、公知の測長機能を有し、発光及び反射光受光は演算ユニット30の制御下で作動するよう構成され、それぞれのレーザ射出面11aと12aとが相対するように配置されている。
図1における出力信号線L1及びL2は、第1及び第2の内蔵レーザ変位計11及び12による測長の変位信号を演算ユニット30に送信するよう連結されている。
【0020】
両面反射鏡14(図2及び図3参照)は、平板状の両面が蒸着等による反射材で形成され、図2及び図3において、片面は第1の内蔵レーザ変位計11からのレーザ光R1を90度屈曲させて型枠K方向に進光させ、他面は第2の内蔵レーザ変位計12からのレーザ光R2を90度屈曲させて鉄筋Br方向に進光させるよう配置されている。
なお、両面反射鏡14は2枚の片面反射鏡の非反射面を貼り合せて作成してもよい。
【0021】
固定部材16は、第1及び第2の内蔵レーザ変位計11及び12と、両面反射鏡14とを、所定の位置に固定させ、移動用のワイヤ21あるいはロッドとの連結ができるよう構成されている。
【0022】
ワイヤ21は、図1における変位計本体10を上下に移動させるよう取り付けられ、その他端部はエンコーダ23を介して図示のない上下作動装置に連結されている。
【0023】
エンコーダ23は、変位計本体10の上下動をワイヤ21の上下移動量として検知するよう設けられている。そして、出力信号線L3によって演算ユニット30に連結されている。
【0024】
演算ユニット30は、変位計本体10の出力信号(内蔵レーザ変位計による測長の変位信号)を受信してその受信信号から被り厚として算出し、表示する機能を有して構成されている。
【0025】
アンプ34及び36は、それぞれ第1及び第2の内蔵レーザ変位計11または12に出力信号線L1またはL2で連結され、変位信号を処理容易な電流あるいは電圧に増幅させて表示ユニット32に送信するように設けられている。
【0026】
表示ユニット32は、アンプ34及び36からの信号をA/D変換する機能、デジタル数値の数値表示機能、データの補正機能、及びエンコーダ23出力データから変位計本体10の移動距離への変換機能等を有して構成されている。
【0027】
電源としてのバッテリー38は、アンプ34及び36と表示ユニット32に作動電力を送電するよう設けられている。図1中のL7、L8及びL9は電力線である。
【0028】
図4は、変位計本体10を型枠Kの垂直面と鉄筋との間に挿入して、被り厚を計測する状態の一実施形態を示している。
【0029】
図示しない最外周の鉄筋に面対する型枠Kの垂直な壁面Kaに、変位計本体10が移動手段である車輪10w、10wで密接され、壁面Kaに平行で上下方向に取り付けられた管26Aをガイドとして上下動自在に取り付けられている。
【0030】
変位計本体10は、図2及び図3で示した第1の内蔵レーザ変位計11の出力信号線L1と第2の内蔵レーザ変位計12の出力信号線L2とが、それぞれ演算ユニット30に連通されている。
【0031】
管26Aは、ホルダ27によって、型枠Kの上部に、ウインチ28の台座となっているL材28cに保持されている。本実施形態においては、管26Aは、長さ1.5mの管5本を、図5に示すように、ねじScによって連結して、着脱作業を容易にするよう構成されている。
【0032】
L材28cの下方に、コ字状の緊締装置29の上部が配置され、棒状ハンドル29aによって型枠Kに緊締されている。
【0033】
L材28cの上部に手巻きウインチ28が装着され、ハンドル28aでドラム28bを回転させるよう構成されている。
【0034】
ドラム28bには、ワイヤ21Aが巻きつけられ、そのワイヤ21Aは管26Aに沿って変位計本体10に連結されている。
ドラム28bには、エンコーダ等の測長器が装着され、その出力信号線L3が変位計本体10の表示ユニット32に連通されている。
【0035】
上記構成にもとづく鉄筋のコンクリート被り厚計測装置1の作用を、前出の各図に加えて図6及び図7をも参照しながら説明する。
【0036】
図4において、まず、型枠Kと明示のない最外周の鉄筋との間に、ウインチ28のドラム28bからワイヤ21Aで吊られた変位計本体10が配置される。変位計本体10は、測定すべき位置に管26Aをガイドとして配置される。
【0037】
図6は、変位計本体10の移動方向を横軸にして被り厚を計測する状況を示している。第1の内蔵レーザ変位計11のレーザ射出面11aから発光されたレーザ光線R1は両面反射鏡14で直角に屈曲してレーザ光線R1aとなって型枠K方向に進光する。同様に、第2の内蔵レーザ変位計12のレーザ射出面12aから発光されたレーザ光線R2は両面反射鏡14で直角に屈曲してレーザ光線R2aとなって鉄筋Br方向に進光する。
【0038】
図中のaL1は光線R2aの進行距離であり、aL2は光線R1aの進行距離であって、ALは被り厚を示している。この状態で変位計本体10を型枠Kに沿って移動させ、被り厚を計測する。
【0039】
変位計本体10の移動毎に、計測位置Pの信号とその点における内蔵レーザ変位計の測長信号とが演算ユニット30に送信され、データ処理がされて表示される。
【0040】
図7は、横軸を計測位置P、縦軸を被り厚AL、で表示した被り厚線ALLを示している。被り厚線ALLは、横軸Pを右に進むにつれてほぼU字状に変化し、同図においては計測位置P1、P2、P3及びP4においてそれぞれ被り厚ALの極小値となる点C1、C2、C3及びC4を形成する。
【0041】
たとえば、計測位置P1の前後では、それまでほぼ一定な被り厚(もしくは計測範囲外としての一定出力)ALがD1で不連続に急減少し、この区域の最小点でもある極小点C1で被り厚AL1となる。極小点C1を経過後は被り厚ALが増加して、D2で不連続にほぼ一定な被り厚ALにもどる。
【0042】
この極小点C1、C2、C3、・・・のそれぞれの被り厚AL1、AL2、AL3、・・が、所定値であれば、型枠Kの配置位置が正常である。
また、被り厚AL1、AL2、AL3、・・・が、大きくばらついていれば、被り厚ALに対する配筋状態が不良であり、P1、P2、P3、P4、・・・間の距離が所定値に対して不等であれば計測方向の配筋が不良であると判断できる。
【0043】
図8及び図9は、被り厚の計測位置Pを測定する手段を示している。図8では、変位計本体10を取り付けたワイヤ21の上部を滑車に設けたロータリー式のエンコーダ23に連結し、ワイヤ21の移動距離を測定するようにしている。図9では、変位計本体10に一端を固定したロッド22に刻んだ目盛り22dにより、移動距離を測定するようにしている。この場合の測定は、差動トランスでもリニアー式エンコーダによってでもよい。
ロッド22を取り付けた変位計本体10の移動は、上下移動のほか特に水平移動が容易である。
また、図10のように、型枠Kの上面に水平移動可能な台車39を設置し、その台車39に一端を変位計本体10に固定したロッド22を垂直移動可能に保持させることで、二次元的に変位計本体10を移動させ、その計測位置を測定可能としてもよい。
【0044】
図11及び図12は、変位計本体10の移動をロッドまたはワイヤでガイドする手段を示している。図11では、ガイドロッド26に遊嵌するリング10aを変位計本体10に取り付けて、安定な移動をさせるようにしている。移動は、ワイヤ21Aによって行う。
図12では、変位計本体10Aの内部がガイドワイヤ21B外周を滑動するよう構成して、安定な移動をさせるようにしている。移動は、ワイヤ21Aによって行う。
【0045】
図13〜図16は、変位計本体10の移動手段に関する形態を示している。図13では、型枠Kの壁面Kaに沿って移動させる手段として、前記図4のように、車輪10wを変位計本体10に取り付け、転動によって滑らかな移動をさせるようにしている。図14では、滑り部材としてそり10Sを変位計本体10に取り付け、滑動によって滑らかな移動をさせるようにしている。
【0046】
図15及び図16は、型枠Kへの変位計本体10の密接状態確保を示している。図15では、変位計本体10に取り付けた磁石10mによって金属製の型枠Kの壁面Kaに吸着(図15中のFで表現)させるようにしている。また、図16では、水平状に設置された型枠Kで、変位計本体10は重力Gによって壁面Kaに密接されている。
【0047】
なお、図15及び図16に示す密接状態では、変位計本体10を構成する2つの内蔵レーザ変位計の内の1つ、例えば図6における第1の内蔵レーザ変位計11による型枠Kとの距離aL2は、常時設計寸法に一定しているので測定が不要になる。
【0048】
なお、本実施形態の説明では、変位計本体10に内蔵する非接触式変位計にレーザ変位計を用いたが、他の非接触式変位計、例えば超音波式変位計を用いてもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明の作用効果を、以下に列記する。
(1) 薄型の非接触式変位計を相対させ、板状の両面反射鏡を介装させた本発明の変位計本体によって、従来計測不能であった20mm程度の被り厚隙間を計測することが可能となった。
(2) 反射鏡を両面反射材で形成し、両面のそれぞれに非接触式変位計を配置したので、従来の(例えば、図17に示す)変位計のように2段重ねによることなく、部材間隔が測定可能になった。
(3) 上記変位計本体のワイヤ吊り下げまたは、ロッドによる送り出しによって、長尺な柱や梁の全面にわたって被り厚の計測や配筋状況の確認ができるようになった。
(4) 変位計の被り厚計測出力信号と計測位置の信号とを演算する演算ユニットの装着により、被り厚と配筋測定が同時にかつ自動化され、計測時間が短縮された。
(5) 上記によって、広範囲なRC施工における被り厚の精度向上と配筋精度向上がなされ、より一層確実な施工の品質確保ができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鉄筋のコンクリート被り厚計測装置の一実施形態の全体構成図。
【図2】図1の変位計本体を示す斜視図。
【図3】図2の変位計本体の側面図。
【図4】図1〜図3で示す変位計本体を型枠に上下方向に沿わせた状態を示す側面図。
【図5】図4中のガイド用管の形状を示す斜視図。
【図6】変位計本体の作動を示す側面図。
【図7】被り厚の計測図。
【図8】ワイヤで吊った変位計本体の計測位置をエンコーダで測定する状態を示す図。
【図9】ロッドで吊った変位計本体の計測位置をロッドに刻んだ目盛りで測定する状態を示す図。
【図10】枠体上面の台車にロッドで吊った変位計本体を保持し二次元的に移動可能にして測定する状態を示す図。
【図11】変位計本体をガイドロッドで移動可能に保持した実施状態を示す図。
【図12】内部を貫通するガイドワイヤで変位計本体を移動可能に保持した実施状態を示す図。
【図13】変位計本体を車輪で型枠に押圧転動させて上下に移動させる実施状態を示す図。
【図14】変位計本体をそりで型枠に押圧滑動させて上下に移動させる実施状態を示す図。
【図15】図13の変位計本体に磁石を付けて型枠垂直面に押圧させる状態を示す説明図。
【図16】そり付きの変位計本体が型枠水平面に重力で押圧する状態を示す説明図。
【図17】従来のレーザ変位センサ
【符号の説明】
Br・・鉄筋
K・・・型枠
L1、L2、L3、L4、L5・・出力信号線
L7、L8、L9・・電力線
10、10A・・変位計本体
10w・・車輪
10s・・そり
11、12・・第1、第2の非接触式(内蔵レーザ)変位計
14・・両面反射鏡
21、21A・・ワイヤ
23・・エンコーダ
30・・演算ユニット
32・・表示ユニット
34、36・・第1、第2のアンプ
38・・電源(バッテリー)
Claims (2)
- 鉄筋と型枠との間に形成されるコンクリート被り厚をコンクリート打設前に計測するための鉄筋のコンクリート被り厚計測方法において、音又は光等の計測媒体の射出面が相対するように配置した第1および第2の非接触式変位計とそれらの第1および第2の非接触式変位計の中間部に計測媒体が屈曲するように配置された両面反射鏡とよりなる変位計本体を準備し、第1および第2の非接触式変位計の射出面からの計測媒体を両面反射鏡で反射させてそれぞれ型枠および鉄筋方向に屈曲させ、前記鉄筋と型枠との間でその変位計本体を移動させ、変位計本体の出力信号が演算ユニットで処理されて被り厚の極小値を求めることを特徴とする鉄筋のコンクリート被り厚計測方法。
- 鉄筋と型枠との間に形成されるコンクリート被り厚をコンクリート打設前に計測するための鉄筋のコンクリート被り厚計測装置において、音又は光等の計測媒体の射出面が相対するように配置した第1および第2の非接触式変位計とそれらの第1および第2の非接触式変位計の中間部に前記射出面からの計測媒体が屈曲するように配置された両面反射鏡とよりなる変位計本体を備え、前記両面反射鏡は第1の非接触式変位計からの計測媒体を型枠方向に屈曲させ、第2の非接触式変位計からの計測媒体を鉄筋方向に屈曲させるものであり、そして前記変位計本体を前記鉄筋と型枠との間で移動させる移動手段を有し、さらに前記第1および第2の非接触式変位計の出力を受信し演算して被り厚の極小値を求める演算ユニットを備えることを特徴とする鉄筋のコンクリート被り厚計測装置。
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