JP3617715B2 - レンズ鏡胴 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学機器用レンズ鏡胴に関し、特にマウント位置変更機構を備えたレンズ鏡胴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばビデオカメラ用レンズ鏡胴においては、光学機器本体に装着されるマウント部材に対して光軸方向に移動可能な鏡胴本体の光軸周りの取付け角度位置を変更可能に構成することが要求される。
【0003】
そこで、このようなマウント位置変更機構を備えたレンズ鏡胴では、マウント部材に対する鏡胴本体の異なる回転位置のそれぞれにおいて締結可能なクラッチ機構が設けられている。このクラッチ機構は、弾性部材の弾発力によって締結されてマウント部材に対する鏡胴本体の回転規制を行なうとともに、鏡胴本体を上記弾性部材の弾発力に抗して光軸に沿って前方に移動させる操作により締結が解除されて、鏡胴本体を回転可能にし、マウント部材に対する鏡胴本体の取付け角度位置を変更できるように構成されている。
【0004】
このため、従来のこの種レンズ鏡胴では、マウント部材に対して回転および光軸方向に移動可能で、かつ光軸に沿って移動可能な継環と呼ばれる中間部材が、マウント部材と鏡胴本体との間に介装されて、この継環とマウント部材との間に上記クラッチ機構が設けられるとともに、このクラッチ機構の締結状態で鏡胴本体を光軸方向に直進させる案内機構(直進キー)が上記継環と鏡胴本体との間に設けられる。
【0005】
さらに、マウント部材に対して鏡胴本体を光軸方向に移動させて合焦操作を行なうフォーカスリングが上記継環と鏡胴本体との間に介装され、上記弾性部材が、鏡胴本体およびフォーカスリングを介して継環をマウント部材に向かって弾性的に押圧して上記クラッチ機構を締結するように構成されている(実開平4−18814号参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のようなマウント位置変更機構を備えた従来のレンズ鏡胴では、継環のような中間部材がマウント部材と鏡胴本体との間に介装され、この継環とマウント部材との間にクラッチ機構が設けられ、かつクラッチ機構の締結時に鏡胴本体を光軸方向に直進させる案内機構が継環と鏡胴本体との間に設けられているため、構造が複雑になり、部品点数も多くなるという問題があった。
【0007】
また、上記弾性部材の弾発力によって上記クラッチ機構の締結力を得ているため、長年の使用によって弾性部材の弾発力が弱まった場合に、所要のクラッチ締結力が得られなくなるという問題もあった。
【0008】
上述の事情に鑑み、本発明の第1の目的は、構造を簡潔にして部品点数を減らすことを可能にしたマウント位置変更機構を備えたレンズ鏡胴を提供することにある。
【0009】
本発明の第2の目的は、上記クラッチ機構の締結力を弾性部材の弾発力によらずに得ることができるレンズ鏡胴を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によるレンズ鏡胴は、光学機器本体に装着されるマウント部材と、光軸の周りで回転可能に、かつ光軸方向に移動可能に設けられた鏡胴本体と、マウント部材と鏡胴本体との間に設けられた弾性部材と、マウント部材に対する鏡胴本体の異なる回転位置のそれぞれにおいて締結可能であり、この締結によって鏡胴本体の回転規制を行ない、かつ鏡胴本体を弾性部材の弾発力に抗して光軸に沿って前方に移動させる操作によって締結解除可能なクラッチ機構とを備えた構成において、上記クラッチ機構が、マウント部材と前記鏡胴本体との間に設けられ、かつこのクラッチ機構が、その締結時に鏡胴本体を光軸方向に直進させる案内機能を備えてなることを特徴とするものである。
【0011】
その場合、鏡胴本体がマウント部材の内側に同軸的に設けられ、このマウント部材の内周面と鏡胴本体の外周面との間に、互いに係合して鏡胴本体の回転規制を行ない、かつ係合状態で光軸方向に相互摺動可能な凹部および凸部が形成されることにより、案内機能を備えたクラッチ機構を構成することができる。
【0012】
さらに具体的には、マウント部材の内周面または鏡胴本体の外周面の一方に、光軸方向に延びる複数本の凹溝が案内溝として形成され、マウント部材の内周面または鏡胴本体の外周面の他方に、上記凹溝に選択的に係入しかつ凹溝内を光軸方向に摺動可能な凸部が形成されることにより、案内機能を備えたクラッチ機構を構成することができる。
【0013】
また、鏡胴本体をマウント部材に対して光軸方向に移動させて合焦操作を行なうフォーカスリングがマウント部材と鏡胴本体との間に回転可能に介装され、このフォーカスリングとマウント部材との間に、上記弾性部材の弾発力によって互いに接触する回転摺動面が形成された構成とすることができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、上記クラッチ機構が、マウント部材と前記鏡胴本体との間に設けられ、かつその締結時に鏡胴本体を光軸方向に直進させる案内機能を備えているため、従来のようにマウント部材と鏡胴本体との間に継環のような中間部材を介装させる必要がなくなる。したがって、構造が簡潔になり、部品点数を減らすことができる。
【0015】
また、マウント部材の内周面と鏡胴本体の外周面との間に、互いに係合して鏡胴本体の回転規制を行ない、かつ係合状態で光軸方向に相互摺動可能な凹部および凸部が形成されてクラッチ機構を構成していることにより、クラッチ機構の締結力を弾性部材の弾発力によらずに凸部と凹部との係合のみによって得ることができるから、常に強力かつ安定したクラッチ締結力を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0017】
図1は、本発明によるレンズ鏡胴の一実施の形態の要部を光軸を含む垂直面で切断して示す部分的縦断面図、図2は図1のII−II 線に沿った断面図である。
【0018】
図において、このレンズ鏡胴は、カメラ本体にマウントネジ1aにより装着されるマウント部材1と、マウント部材1の内側に同軸的に設けられて、マウント部材1に対して光軸方向および光軸周りの回転方向に移動可能な鏡胴本体2と、マウント部材1と鏡胴本体2との間に回転可能に介装されて、その回転により鏡胴本体をマウント部材に対して光軸方向に移動させて合焦操作を行なうフォーカスリング3と、マウント部材1と鏡胴本体2との間に介装されて鏡胴本体2を後方(図1の右方)へ付勢する弾性部材4と、鏡胴本体2内に収容されたレンズ群5等により構成されている。
【0019】
マウント部材1の内周面には、図2からも明らかなように、マウント部材1を貫通して光軸方向に延びる16本の凹溝1bが等角度間隔(22.5°)を保って形成され、鏡胴本体2の外周面には、上記凹溝1bに前方端(図1の左端)から所定距離係入しかつ凹溝1b内を光軸方向に摺動可能な少なくとも4個の凸部2aが90°間隔に形成されて、ドグクラッチ形式のクラッチ機構6を構成している。したがって、このクラッチ機構6は、22.5°の整数倍の任意の相互角度位置で締結可能であり、これによって、鏡胴本体2のマウント部材1に対する取付け角度位置を22.5°の整数倍の任意の角度位置に変更することができる。
【0020】
なお、鏡胴本体2の外周面に設けられる凸部2aの数は、マウント部材1の内周面に設けられる凹溝1bの数(16個)と同数にまで増やすことができる。
【0021】
そして、このクラッチ機構6は、弾性部材4の弾発力によって締結方向に付勢され、かつ常時は締結位置に保持されて、鏡胴本体2の回転規制を行なうとともに、鏡胴本体2の光軸方向への直進のみを許容する案内機構をも構成している。そして、鏡胴本体2を弾性部材4の弾発力に抗して光軸に沿って前方に移動させる操作によって、クラッチ機構6の締結状態が解除され、鏡胴本体2が回転可能となる。
【0022】
フォーカスリング3は、このフォーカスリング3の内周面と鏡胴本体2の外周面との間に形成されたヘリコイドネジ7によって螺合しており、このフォーカスリング3は、弾性部材4の弾発力が鏡胴本体2およびヘリコイドネジ7を介して加えられる弾性部材4の弾発力によって、マウント部材1に向かって後方へ押圧され、フォーカスリング3の後面とマウント部材1の前面との間に回転摺動面8が形成されている。
【0023】
したがって、フォーカスリング3とマウント部材1とが弾性部材4の弾発力によって回転摺動面8を介して密着した状態でクラッチ機構6が締結状態に保持されている。
【0024】
そして、上記フォーカスリング3を回動すると、締結状態にあるクラッチ機構6によって回転規制されている鏡胴本体2が光軸方向に移動して合焦操作がなされるが、その際に、クラッチ機構6の一方の部材を構成している鏡胴本体2の凸部2aが、クラッチ機構6の他方の部材を構成しているマウント部材1の凹溝1bに案内されて光軸方向に凹溝1b内を摺動することにより、鏡胴本体2が光軸方向に直進するように構成されている。
【0025】
なお、マウント部材1の凹溝1bに対する鏡胴本体2の凸部2aの係入距離は、鏡胴本体2が合焦にために最大限前方に移動した場合であっても、十分なクラッチ締結力が得られるように設定されている。
【0026】
以上の説明から明らかなように、本実施の形態においては、クラッチ機構6が鏡胴本体2を光軸方向に直進させる案内機能を備えた構成を有するから、従来のようにマウント部材1と鏡胴本体2との間に継環のような中間部材を介装させる必要がなくなり、部品点数を減らすことができる。
【0027】
また、本実施の形態においては、クラッチ機構6が弾性部材4の弾発力によって締結方向に付勢されかつ締結位置に保持されるようになっているが、クラッチ機構6の締結力は、弾性部材4の弾発力ではなく、鏡胴本体2の凸部2aと、マウント部材1の光軸方向に延びる凹溝1bとの係合のみによって得ているから、常に強力かつ安定したクラッチ締結力を得ることができる。
【0028】
また、フォーカスリング3とマウント部材1との間に、弾性部材4の弾発力によって互いに接触する回転摺動面8が形成されていることにより、フォーカスリング3のより平滑な操作が期待できる。
【0029】
なお、本実施の形態においては、マウント部材1側に光軸方向に延びる凹溝1bが案内溝として形成され、この凹溝1bに係入する凸部2aが鏡胴本体2側に形成されているが、これとは反対に、鏡胴本体2側に凹溝を設け、マウント部材1側に凸部を設けた構成とすることも可能である。
【0030】
さらに、凸部側を光軸方向に延長して案内突条とし、これに光軸方向の長さが短い凹部を係合させた構成とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ鏡胴の一実施の形態の要部を光軸を含む垂直面で切断して示す部分的縦断面図
【図2】図1のII−II 線に沿った断面図
【符号の説明】
1 マウント部材
1a マウントネジ
1b 凹溝
2 鏡胴本体
2a 凸部
3 フォーカスリング
4 弾性部材
5 レンズ群
6 クラッチ機構
7 ヘリコイドネジ
8 回転摺動面

Claims (4)

  1. 光学機器本体に装着されるマウント部材と、光軸の周りで回転可能に、かつ光軸方向に移動可能に設けられた鏡胴本体と、前記マウント部材と前記鏡胴本体との間に設けられた弾性部材と、前記マウント部材に対する前記鏡胴本体の異なる回転位置のそれぞれにおいて締結可能であり、該締結によって前記鏡胴本体の回転規制を行ない、かつ該鏡胴本体を前記弾性部材の弾発力に抗して光軸に沿って前方に移動させる操作によって締結解除可能なクラッチ機構とを備えてなるレンズ鏡胴において、
    前記クラッチ機構が、前記マウント部材と前記鏡胴本体との間に設けられ、かつその締結時に前記鏡胴本体を光軸方向に直進させる案内機能を備えてなることを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記鏡胴本体が前記マウント部材の内側に同軸的に設けられ、該マウント部材の内周面と前記鏡胴本体の外周面との間に、互いに係合して前記鏡胴本体の回転規制を行ない、かつ係合状態で光軸方向に相互摺動可能な凹部および凸部が形成されて、前記クラッチ機構を構成してなることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記マウント部材の内周面または鏡胴本体の外周面の一方に、光軸方向に延びる複数本の凹溝が案内溝として形成され、マウント部材の内周面または鏡胴本体の外周面の他方に、上記凹溝に選択的に係入しかつ凹溝内を光軸方向に摺動可能な凸部が形成されて、前記クラッチ機構を構成してなることを特徴とする請求項2記載のレンズ鏡胴。
  4. 前記鏡胴本体を前記マウント部材に対して光軸方向に移動させて合焦操作を行なうフォーカスリングが前記マウント部材と前記鏡胴本体との間に回転可能に介装され、該フォーカスリングと前記マウント部材との間に、前記弾性部材の弾発力によって互いに接触する回転摺動面が形成されてなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のレンズ鏡胴。
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