JP3615822B2 - スートブロワ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、石炭焚ボイラの排煙脱硫装置のガス・ガスヒータやエコノマイザ等、熱交換器に適用されるスートブロワに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の移動式スートブロワの一例を示す縦断面図である。この図に示すように、熱交換器(1)の幅全体にスチームまたは圧縮空気を噴射して煤塵を除去するために、先端に噴射ノズル(21)を有するブローパイプ(22)の後端部からスチームまたは圧縮空気を供給し、その基端部に設けられた回転装置(23)でブローパイプ(22)を回転しながら矢印の方向に往復移動させる。このためにスートブロワ装置全体の長さが熱交換器幅の約2倍となり、したがってその設置場所として据付架構(25)が必要となる。なお、図中(24)は軸受である。
【0003】
また、小型の熱交換器に対しては、図7に示すような定置式スートブロワを用いる。これは熱交換器(1)の全幅にブローパイプ(22)を置いて、これを回転させながら熱交換器全面にスチームまたは圧縮空気を噴射し、煤塵を除去するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
1) 熱交換器の大型化に伴い、移動式スートブロワの移動幅も増大してくるが、従来の移動式スートブロワ装置では全長が長くなり、設置架構も広く必要となる。また、ブローパイプが長くなるのでノズルの撓みが大きくなり、ノズル通過面積を大きくする必要もある。
【0005】
2) 定着式スートブロワ装置でも、ノズル全長が長くなるために噴射するスチームまたは圧縮空気の流量が増大し、ユーティリティ設備は大容量を必要とする。
【0006】
3) スチームを噴射媒体とする場合は、排ガス温度がスチーム温度よりも低い時、ブローパイプ内でドレンが生じるので、熱交換器表面にミストが付着するとともに、排ガス中のダストを固着することがある。その場合熱交換器の長期安定運転ができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記従来の課題を解決するために、長手方向の軸線のまわりに回転可能で、横断面が複数の流路に仕切られているとともに、長手方向も上記と同数に区分され、上記各流路には上記区分のいずれか一において噴射孔が設けられたブローパイプと、上記ブローパイプの基端部に設けられ、同ブローパイプの軸線のまわりに回転可能で、かつ同ブローパイプの複数の流路のうち一のみに噴射媒体を供給できるバルブプレートと、上記ブローパイプおよび上記バルブプレートとをそれぞれ別個に回転させる手段とを具えたことを特徴とするスートブロワ装置を提案するものである。
【0008】
【作用】
本発明は前記構成を有し、ブローパイプの横断面が複数の流路に仕切られ、各流路はそれぞれ長手方向の一部区分のみに噴射孔を有するので、バルブプレートにより一つの流路のみに噴射媒体を供給すれば、長手方向の一部区分の煤塵のみが除去される。噴射媒体が供給される流路をバルブプレートにより切替えて、噴射される長手方向区分を順次ずらせてゆけば、少ない噴射媒体流量で長手方向全体を除塵することができる。
【0009】
【実施例】
図1は本発明の一実施例を示す縦断面図、図2は図1のII−II横断面図、図3は図1の III−III 横断面図である。
【0010】
図中(1)は熱交換器であって、その全幅がA,B,C,Dに4分割されている。(2)は長手方向の軸線のまわりに回転可能なブローパイプであって、横断面が図2に示されるように4つの流路(2a),(2b),(2c),(2d)に仕切られており、長手方向も4つの区分A,B,C,Dに区分され、上記各流路(2a),(2b),(2c),(2d)にそれぞれ上記区分A,B,C,Dにおいて噴射孔(7)が設けられている。(5)はバルブプレートであって、上記ブローパイプ(2)の基端部に設けられ、同ブローパイプの軸線のまわりに回転可能で、かつ図3に示される開口(5a)を有し、同ブローパイプの複数の流路(2a),(2b),(2c),(2d)のうち一つのみに噴射媒体(スチームまたは圧縮空気)を供給できるようになっている。(4)は上記ブローパイプ(2)を回転させる回転装置、(6)は上記バルブプレート(5)を回転させるモータである。また、ブローパイプ(2)は両端で支持されているが、軸受(3)は熱膨脹による伸びを吸収できるように考慮されている。
【0011】
このような構造のスートブロワ装置にスチームまたは圧縮空気等の噴射媒体を供給し、ブローパイプ(2)を回転しつつ熱交換器(1)の内部に噴射媒体を噴射して、煤塵を吹きとばし除去するのであるが、その作動手順を図5により説明する。
【0012】
まずブローパイプ(2)の4つの流路の一つ、例えば(2a)に図5(i)のとおりバルブプレート(5)の開口(5a)を合致させることにより、この流路(2a)に噴射媒体を供給する。そしてブローパイプ(2)とバルブプレート(5)とを、図5(ii)〜(v) のように同一速度で1回転させる。これにより、熱交換器(1)の区分Aに対して噴射が行なわれ、煤塵が除去される。
【0013】
次にブローパイプ(2)を止め、図5(vi)のようにバルブプレート(5)を1/4回転させて開口(5a)を流路(2b)に合わせ、この流路(2b)に噴射媒体を供給する。そしてブローパイプ(2)とバルブプレート(5)を同一速度で回転させて、熱交換器の区分Bの煤塵を除去する(図5(vii))。以下同様にして、区分C,Dを除塵する。なお、運転に先立って、ホットエヤを送って暖機し、スチームを送気した時にドレン化して煤塵が固化することのないようにする。
【0014】
本実施例において、ブローパイプ(2)から噴出するスチームまたは圧縮空気の量は、一度の噴射範囲が1/4になっているから、全体に一度に噴射する場合に比し1/4の量となる。したがってユーティリティ設備容量も1/4ですむ。この分割数に関しては、熱交換器の大きさやボイラへの影響度等から決定されるが、通常3〜4分割がよい。
【0015】
次に図4は本発明の他の実施例におけるブローパイプの横断面図である。前記第1の実施例においては、1本のブローパイプ(2)の内部が、長手方向に沿う仕切板により4つの流路に仕切られていたが、本実施例では、4本の管を束ねて一体のブローパイプとするものである。作用・効果については、前記実施例と同様である。
【0016】
【発明の効果】
本発明の定置式回転スートブロワ装置によれば、次の効果が得られる。
【0017】
1) ブローパイプを熱交換器の全幅に対し複数分割して、その分割区分ごとにスチームまたは圧縮空気噴射することにより、流量を数分の一に軽減でき、ユーティリティ系統のコスト低減に寄与する。
【0018】
2) 定置式として両端を支持することにより、長尺が可能となり、従来のような先端ノズル撓みを考慮する必要がなくなる。
【0019】
3) 定置式としたので、スートブロワ用架構が不要となりコストが低減される。
【0020】
4) 熱交換器の全幅を一度に噴射しないので、煤塵突変が数分の一に減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図2は図1のII−II横断面図である。
【図3】図3は図1の III−III 横断面図である。
【図4】図4は本発明の他の実施例におけるブローパイプの横断面図である。
【図5】図5は前記実施例の作動手順を示す図である。
【図6】図6は従来のスートブロワ装置の一例を示す図である。
【図7】図7は従来のスートブロワ装置の他の例を示す図である。
【符号の説明】
(1) 熱交換器
(2) ブローパイプ
(2a),(2b),(2c),(2d) 流路
(3) 軸受
(4) 回転装置
(5) バルブプレート
(5a) 開口
(6) モータ
(7) 噴射孔
(21) ノズル
(22) ブローパイプ
(23) 回転装置
(24) 軸受
(25) スートブロワ架構

Claims (1)

  1. 長手方向の軸線のまわりに回転可能で、横断面が複数の流路に仕切られているとともに、長手方向も上記と同数に区分され、上記各流路には上記区分のいずれか一において噴射孔が設けられたブローパイプと、上記ブローパイプの基端部に設けられ、同ブローパイプの軸線のまわりに回転可能で、かつ同ブローパイプの複数の流路のうち一のみに噴射媒体を供給できるバルブプレートと、上記ブローパイプおよび上記バルブプレートとをそれぞれ別個に回転させる手段とを具えたことを特徴とするスートブロワ装置。
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