JP2923230B2 - 蒸気冷却燃焼器 - Google Patents

蒸気冷却燃焼器

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JP2923230B2
JP2923230B2 JP14607495A JP14607495A JP2923230B2 JP 2923230 B2 JP2923230 B2 JP 2923230B2 JP 14607495 A JP14607495 A JP 14607495A JP 14607495 A JP14607495 A JP 14607495A JP 2923230 B2 JP2923230 B2 JP 2923230B2
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cooling
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達男 石黒
満 稲田
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンの燃焼器
等の蒸気冷却燃焼器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスタービンの蒸気冷却燃焼器で
は、図4に示すように、冷却蒸気11を同方向に均一に
供給するために、燃焼器本体2の内壁3と外壁4との間
に冷却蒸気の供給流路5aを燃焼器の軸方向に多数本削
り出して形成していた。
【0003】また、図6に示すように、燃焼器本体2の
前部と後部にある前記供給流路5aの両端には、蒸気の
供給と回収のためにマニホールド7a,8aが設けられ
ている。燃焼器本体2の下流側の燃焼器の尾筒10につ
いても、同様な構造の供給流路5aと供給マニホールド
7b、回収マニホールド8bが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の蒸気冷却
燃焼器では、多数本の溝状の供給流路を削り出して加工
するために多くの時間を費していた。また、図5に示す
ように、供給流路の位置関係によって、冷却能力が燃焼
器本体の周方向において相違することとなって供給流路
と同供給流路間の壁部分との間に温度ムラが生じこの温
度ムラによって燃焼器にひずみが発生する可能性があっ
た。
【0005】さらに、図6に示すように、冷却蒸気は供
給流路を一方向に流れるため、必然的に供給マニホール
ドと回収マニホールドを、冷却流路の両端といった異っ
た位置に設けざるを得ない。このために、燃焼器内の配
置に自由度が少なかった。また燃焼器本体2の下流端近
傍には、尾筒10との接続部が必要であるため冷却蒸気
供給不可能領域12が存在し、不都合であった。
【0006】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる蒸気冷却燃焼器を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷却媒体とし
て冷却蒸気を用いる蒸気冷却燃焼器において、内壁と外
壁とに頂点が接触するように配置された波板によって内
壁と外壁との間に交互に互いに逆方向に冷却蒸気が流れ
る供給流路と回収流路をそれぞれ複数個形成すると共
に、前記供給流路への冷却蒸気の供給マニホールドと前
記回収流路からの冷却蒸気の回収マニホールドを隣接し
て1個所に設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、冷却蒸気の供給流路と回収流路を
形成する波板を用いているので、従来溝の削り出し加工
に費していた時間を大巾に削減することができ、さらに
蒸気が燃焼器の内壁と外壁の壁面に多く接することにな
るために、冷却能力のムラが低減される。
【0009】また、波板を用いて複数の供給流路と複数
の回収流路を形成し、これらの供給流路と回収流路内を
冷却蒸気を逆方向に流しているので、冷却蒸気の供給マ
ニホールドと回収マニホールドを隣接して1個所に設置
することができる。これにより、ガスタービン内の燃焼
器の配置に自由度を持たせることが可能となる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を、図1ないし図3によっ
て説明する。
【0011】燃焼器本体2の内壁3と外壁4との間に波
板1を配し、波板1の頂点を内壁3と外壁4に接触させ
て断面が正弦状をなし燃焼器本体2の軸方向に延びる冷
却用の水蒸気(冷却蒸気)の供給流路5と回収流路6が
交互にそれぞれ複数個設けられている。前記供給流路5
は、内壁3に接する波板1の隣接する2個の頂点とその
間にある外壁4に接する波板1の1個の頂点との間に内
壁側に形成され、回収流路6は、内壁3に接する波板1
の1個の頂点とその両側において外壁4に接する波板1
の隣接する2個の頂点の間に外壁側に形成されている。
【0012】燃焼器本体2の上流端には、図3(c)に
示すように、前記供給流路5に冷却蒸気を供給する供給
マニホールド7と前記回収流路6から冷却蒸気を回収す
る回収マニホールド8が隣接して設けられている。
【0013】燃焼器本体2の下流端には、図3(b)に
示すように、供給流路5からの冷却蒸気を180°方向
転換させて回収流路6へ流入させる密閉空間を形成する
幅Sをもつ連絡通路9が設けられている。従って、図1
中矢印に示すように、供給流路5内を流れる冷却蒸気と
回収流路6内を流れる冷却蒸気は、逆方向に流れること
となる。なお、図1ないし図3中、矢印は冷却蒸気の流
れる方向を示す。
【0014】以上のように構成された本実施例では、温
度が低い冷却蒸気は、供給マニホールド7から複数の供
給流路5へ供給され、内壁3を効果的に冷却しながら燃
焼器本体2の下流側端部に達し、ここで図3(b)に示
すように、幅Sを持つ密閉空間である連絡通路9で18
0°方向転換して回収流路6に流入し、外壁4を冷却し
ながら上流側へ流れ回収マニホールド8から回収され
る。
【0015】波板1によって内壁3と外壁4との間に冷
却蒸気の供給流路5と回収流路6が形成されていて、供
給流路5と回収流路6が以上のように往復流路を形成し
ているので、図3(c)に示すように、供給マニホール
ド7と回収マニホールド8を隣接して1個所に設置する
ことができ、従来例として図6に示すような尾筒10と
の接続部分に生じる冷却蒸気供給不可能領域12を避け
ることができる。
【0016】また、本実施例では、波板1によって冷却
蒸気の供給流路5と回収流路6が形成されているので、
冷却蒸気が燃焼器本体2の内壁3と外壁4に多く接する
ことになるために、図2に示すように、冷却能力を燃焼
器本体2の周方向においてほぼ均一にすることができ、
冷却能力のムラを低減することができる。
【0017】なお、前記実施例は、燃焼器本体に前記の
蒸気冷却構造を設けているが、本発明は燃焼器の尾筒に
も適用することができる。
【0018】また、供給流路と回収流路の断面形は、前
記正弦形の外に、三角形、台形などにすることができ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は、特許請求の範囲に記載された
構成を有しており、波板によって構成される冷却蒸気の
流路では燃焼器壁面との接触面積を大きくとることがで
き、その結果、冷却能力のムラを小さくすることができ
る。
【0020】また、供給マニホールドと回収マニホール
ドを隣接して1個所に配置しているために、燃焼器の配
置の自由度を増大することができる。
【0021】更に、波板によって燃焼器の内壁と外壁と
の間に冷却蒸気の流路を形成しているために、その製作
が容易であり、また製作に要する費用を低廉にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の冷却蒸気の流路の斜視図で
ある。
【図2】同実施例の冷却蒸気の流路の効果説明図であ
る。
【図3】図3(a)実施例の全体を示す概略図、図3
(b)と図3(c)はそれぞれ図3(a)のA部とB部
の拡大図である。
【図4】従来の蒸気冷却燃焼器の冷却蒸気の流路の斜視
図である。
【図5】同従来の蒸気冷却燃焼器の冷却蒸気の流路の効
果説明図である。
【図6】同従来の蒸気冷却燃焼器の全体を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1 波板 2 燃焼器本体 3 内壁 4 外壁 5 供給流路 6 回収流路 7 供給マニホールド 8 回収マニホールド 9 連絡通路 10 尾筒 11 冷却蒸気 12 冷却蒸気供給不可能領域
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23R 3/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却媒体として冷却蒸気を用いる蒸気冷
    却燃焼器において、内壁と外壁とに頂点が接触するよう
    に配置された波板によって内壁と外壁との間に交互に互
    いに逆方向に冷却蒸気が流れる供給流路と回収流路をそ
    れぞれ複数個形成すると共に、前記供給流路への冷却蒸
    気の供給マニホールドと前記回収流路からの冷却蒸気の
    回収マニホールドを隣接して1個所に設けたことを特徴
    とする蒸気冷却燃焼器。
JP14607495A 1995-06-13 1995-06-13 蒸気冷却燃焼器 Expired - Fee Related JP2923230B2 (ja)

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JP3110338B2 (ja) * 1997-02-12 2000-11-20 東北電力株式会社 燃焼器の蒸気による冷却構造
JP3202636B2 (ja) * 1997-02-12 2001-08-27 東北電力株式会社 蒸気冷却燃焼器の冷却壁構造
JP5484707B2 (ja) * 2008-10-10 2014-05-07 三菱重工業株式会社 燃焼器およびガスタービン
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