JP3614884B2 - 画像符号化装置及び画像符号化方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、デジタル輝度信号に対する高能率符号化器を用いた画像符号化装置及び画像符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下に、図5を参照して、従来の画像圧縮符号化装置を説明する。入力端子1からアナログ輝度信号をA/D変換器2に供給してA/D変換(量子化)して、時間軸上に順次配された複数の離散的画素データからなるデジタル輝度信号を得る。
【0003】
A/D変換器1からのデジタル輝度信号を時系列変換器3に供給して、画面毎に、画面の水平方向及び垂直方向に所定個数、例えば、8×8個ずつマトリクス状に配された画素データからなる複数のブロック信号に細分化する如く時系列変換して、ブロック化デジタル輝度信号を得る。
【0004】
時系列変換器3よりのブロック化デジタル輝度信号を、2次元離散コサイン変換器(2次元DCT回路)4に供給して、8×8個の画素データ(画素値▲1▼)からなるブロック信号毎に変換符号化されて、変換係数データ(変換係数▲2▼)が出力される。
【0005】
2次元DCT回路4よりの変換係数データは、量子化器(再量子化器)5に供給されて、量子化(再量子化)された後、その量子化された変換係数データは可変長符号化器(VLC符号化回路)5に供給されて可変長符号化される。量子化器5における各変換係数▲2▼は量子化レベル決定回路6によって決定された量子化レベルによって割り算される。この量子化レベル決定回路6では、例えば、デジタル輝度信号のフレーム単位で均一の量子化レベルを決定する。
【0006】
量子化器5よりの量子化された変換係数データは、可変長符号化器5に供給されて可変長符号化される。可変長符号化器7よりの可変長符号化された変換係数データはパッキング回路(バッファリング回路)8に供給されて、例えば、10DCTブロック(8×8個の画素データに対する変換係数データを1DCTブロックと称する)で係数のデータ量が一定になるようにデータ量の調整が行われると共に、量子化レベル決定回路6よりのその10DCTブロック毎の量子化レベルのテーブルの選択情報データ等が付加された後、送信部9に供給される。
【0007】
送信部9はエラー訂正符号化回路、変調回路等を備え、パッキング回路8から出力された可変長符号化された変換係数データがエラー訂正符号化回路によってエラー訂正符号化されると共に、そのエラー訂正符号化・VLC符号化変換係数データは、10DCTブロック毎の量子化レベルのテーブルの選択情報データ等と共に、伝送路(磁気ヘッド−磁気テープ系−磁気ヘッド)に適した変調方式によって変調されると共に、伝送路に適した伝送レートを以て伝送路に出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、ブロック化デジタル輝度信号を構成するブロック信号のうち、輝度レベルが極端に低いブロック信号及び極端に高いブロック信号を量子化すると、量子化による歪みが見え難い。従って、ブロック化デジタル輝度信号を、フレーム単位で均一に量子化すると、視覚劣化感度が高いブロック信号に対してより保護することになり、無駄が生じる。このため、本来保護しなければならないブロック信号を保護していないことになる。
【0009】
かかる点に鑑み、本発明は、デジタル輝度信号に対する画像圧縮符号化装置において、局所的な量子化の無駄を省き、画像全体の画質の向上を図ることのできる画像圧縮符号化装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、カラー画像信号に対して符号化を行う符号化手段と、カラー画像信号から、モニタに対応したガンマ特性を除去するガンマ処理手段と、ガンマ処理手段でガンマ特性の除去されたカラー画像信号に基づいて、カラー画像信号に対応する輝度信号の視覚特性を補正する補正手段と、補正手段の出力信号に基づいて量子化レベルを決定する量子化レベル決定手段と、符号化手段の出力に対して、量子化レベル決定手段で決定された量子化レベルで量子化を行う量子化手段とを備えることを特徴とする画像符号化装置である。
【0011】
第2の本発明は、カラー画像信号に対して符号化し、カラー画像信号から、モニタに対応したガンマ特性を除去するガンマ処理を行い、ガンマ処理でガンマ特性の除去されたカラー画像信号に基づいて、カラー画像信号に対応する輝度信号の視覚特性を補正し、補正された出力信号に基づいて量子化レベルを決定し、符号化された出力に対して、量子化レベル決定手段で決定された量子化レベルで量子化を行うことを特徴とする画像符号化方法である。
【0015】
【作用】
上述せる第1の本発明によれば、量子化レベル決定回路6によって決定する量子化レベルを、基準量子化レベルを、輝度信号のレベル値に対する視覚特性値に応じて補正し、その補正された量子化レベルを量子器5に供給して、高能率符号化器4よりの符号化係数を、その量子化レベルで割り算する。
【0016】
【実施例】
以下に、図1を参照して、本発明をカメラ一体型のデジタルVTRに適用した実施例の画像圧縮符号化装置(デジタルVTRの記録系に設けられる)を説明する。入力端子1からアナログコンポーネントカラー画像信号をA/D変換器2に供給してA/D変換(量子化)して、時間軸上に順次配された複数の離散的コンポーネントカラー画素データからなるデジタルコンポーネントカラー画像信号を得る。
【0017】
A/D変換器1からのデジタルコンポーネントカラー画像信号、即ちデジタル輝度信号並びにデジタル赤色差及び青色差信号を時系列変換器3に供給して、それぞれ画面毎に、画面の水平方向及び垂直方向に所定個数、例えば、8×8個ずつマトリクス状に配された画素データからなる複数のブロック信号に細分化する如く時系列変換して、ブロック化デジタル輝度信号並びにブロック化デジタル赤色差及び青色差信号を得る。
【0018】
時系列変換器3よりのブロック化デジタル輝度信号を、2次元離散コサイン変換器(2次元DCT回路)4に供給して、8×8個の画素データ(画素値▲1▼)からなるブロック信号毎に変換符号化されて、変換係数データ(変換係数▲2▼)が出力される。
【0019】
2次元DCT回路4よりの変換係数データは、量子化器(再量子化器)5に供給されて、量子化レベル決定回路6よりの量子化レベルによって割り算されることによって、量子化(再量子化)された後、その量子化された変換係数データは可変長符号化器(VLC符号化回路)5に供給されて可変長符号化される。
【0020】
時系列変換器3よりのブロック化デジタル輝度信号、ブロック化デジタル赤色差信号及びブロック化デジタル青色差信号が、ブロック(ブロック信号)毎の画素データ値の平均算出回路11に供給されて、各ブロック信号における輝度画素データの平均値データY、赤色差画素データの平均値データCr及び青色差画素データの平均値データCb▲4▼がそれぞれ算出される。この平均値データY、Cr、Cb▲4▼は、ガンマ特性回路12に供給されて、その内部に設けられたマトリクス回路によって逆マトリクス変換されて、赤画素データ、緑画素データ及び青画素データの各色信号の平均値データR、G、Bが算出され、更に、これらの平均値が、モニタ(CRT)のガンマ値γに応じて1/γ乗されると共に、その各色信号の平均値データに、NTSC方式に応じた係数が掛けられて、その1次結合からなる修正輝度信号Y▲5▼が、次式の如く得られる。
【0021】
【数1】
【0022】
次に、図2を参照して、モニタのガンマ特性による修正輝度信号について説明する。先ず、図2(A)を参照して、カメラから赤、緑及び青信号が得られる場合の通常のガンマ特性の流れについて説明する。(1) に示すカメラからの赤、緑及び青信号R、G、Bをガンマ補正して、(2) のガンマ補正された赤、緑及び青信号R、G、Bを得、これらガンマ補正された赤、緑及び青信号R、G、Bを符号化(マトリクス変換)して、(3) の輝度、赤色差及び青色差信号Y、Cr 、Cb を得る。そして、この輝度、赤色差及び青色差信号Y、Cr 、Cb を復号化(逆マトリクス変換)して、(4) の赤、緑及び青信号R、G、Bを得、これをモニタ(CRT)に供給し、これにより人間の目にはモニタ(CRT)のガンマ特性を受けて(5) の形となり、(6) の輝度信号として感じられる。
【0023】
次に、図2(B)を参照して、カメラからモノクローム信号が得られる場合の通常のガンマ特性の流れについて説明する。この場合は、赤、緑及び青信号R、G、Bは、R=G=B=aとなる。(7) に示すカメラからの赤、緑及び青信号a、a、aをガンマ補正して、(8) のガンマ補正された赤、緑及び青信号a、a、aを得、これらガンマ補正された赤、緑及び青信号a、a、aを符号化(マトリクス変換)して、(9) の輝度、赤色差及び青色差信号a、0、0を得る。そして、この輝度、赤色差及び青色差信号a、0、0を復号化(逆マトリクス変換)して、(10)の赤、緑及び青信号a、a、aを得、これをモニタ(CRT)に供給し、これにより人間の目にはモニタ(CRT)のガンマ特性を受けて(5) の形となり、(6) の輝度信号として感じられる。この場合は、カメラの撮像光の値がそのまま輝度値として目に感じられる。
【0024】
ところで、図2(A)の(3) に対応する図2(B)の(9) では、Cr =Cb =0となるが、カメラからの信号がモノクロームでない場合は、図2(A)の(3) 及び図2(B)の(9) 対応する図2(C)の(13)では、輝度信号Yがaの1/γ乗で、赤及び青色差信号Cr 、Cb が共にCr ≠0、Cb ≠0となるため、図2(A)の(6) 及び図2(B)の(12)に対応する(14)では、目に感じる輝度信号Yは、赤及び青色差信号Cr 、Cb の影響を受け、Y=b(≠a)となり、これが上述の修正輝度信号となる。ここで、aはモニタのガンマ特性を考慮しない輝度信号であり、bはモニタのガンマ特性を考慮した輝度信号である。
【0025】
このガンマ特性回路12よりの修正輝度信号▲5▼を、輝度信号の視覚特性回路13に供給して、図3に示される輝度信号の視覚特性曲線に従った視覚特性値(相対量子化レベル)▲6▼を得る。図3において、横軸は修正輝度信号の輝度値(輝度レベル)(8ビットの場合は、0、1〜255の値をとる)、縦軸は視覚感度(相対値)(値が大きくなる程歪みが見え難く、値が小さくなる程歪みが見易くなる)を示す。視覚感度は、輝度値が80.00で最低となり、輝度値が80.00より大きくなるにつれて略直線的に大きくなると共に、輝度値80.00より小さくなるにつれて急激に大きくなる特性を呈している。
【0026】
因みに、視覚特性値αは、補正関数をWA (Y)とするとき、次式のように表され、又、その補正関数WA (Y)は更に次の式のように表わされる。
【0027】
【数2】
α=1/{dWA (Y)/dY}
【0028】
【数3】
【0029】
但し、
Y:輝度値
0≦Y≦1かつ0≦WA (Y)≦1
CR:輝度コントラスト比(Bmax /B0 )
(Bmax :輝度値Yを1としたときに得られる最大輝度、
B0 :室内光や、フレヤ等による最低輝度)
【0030】
次に、数3がどのようにして得られたかを説明する。ランダム雑音や正弦波に対する視感度は、近似的にウエーバ(Weber)の法則に従うことが知られている。従って、次式が成り立つ。
【0031】
【数4】
logB=k1・WA (Y)+k2
【0032】
但し、
B:輝度
k1、k2 : 定数
WA (Y):輝度補正関数
また、陰極線管(CRT)にテレビ信号をYを加えた際に得られる管面輝度Bは一般に次式のように表される。
【0033】
【数5】
【0034】
但し、
k3:比例定数
γ:CRTのガンマ値
B0 :室内光やフレヤ等による最低輝度で与えられる。
そして、0≦Y≦1、0≦WA (Y)≦1としたとき、上述の数4及び数5の式から、上述の数3の補正関数の式が得られる。
【0035】
以上は、電子情報通信学会論文誌‘87/11 Vol.J70−A No.11の論文である「輝度・空間周波数視覚特性を考慮した画質評価法」の1661頁による。
【0036】
そして、この輝度の視覚特性回路13よりの視覚特性値▲6▼(=α)を、量子化レベル決定回路6に供給する。この量子化レベル決定回路6では、基準量子化レベルであるフレーム単位の均一量子化レベル(これをqとする)にブロック信号毎の視覚特性値(これをαとする)を掛けたものαqを新たな量子化レベルQとして量子化器5に供給して、2次離散コサイン変換器4よりの各変換係数を、Q(=αq)で割り算するようにする。
【0037】
基準量子化レベルは、1又は画面上で隣接する複数のブロック信号毎の均一なレベルでも良く、又、ブロック信号に対応する変換係数毎のレベルでも良い。
【0038】
量子化器5よりの量子化された変換係数データは、可変長符号化器5に供給されて可変長符号化される。可変長符号化器7よりの可変長符号化された変換係数データはパッキング回路(バッファリング回路)8に供給されて、例えば、10DCTブロック(8×8個の画素データに対する変換係数データを1DCTブロックと称する)で係数のデータ量が一定になるようにデータ量の調整が行われると共に、量子化レベル決定回路6よりのその10DCTブロック毎の量子化レベルQ(=αq)のテーブルの選択情報データ等が付加された後、送信部9に供給される。
【0039】
送信部9はエラー訂正符号化回路、変調回路等を備え、パッキング回路8から出力された可変長符号化された変換係数データが、エラー訂正符号化回路によってエラー訂正符号化されると共に、そのエラー訂正符号化・VLC符号化変換係数データは、10DCTブロック毎の量子化レベルのテーブルの選択情報データ等と共に、伝送路(磁気ヘッド−磁気テープ系−磁気ヘッド)に適した変調方式によって変調されると共に、伝送路に適した伝送レートを以て伝送路に出力される。
【0040】
次に、図4を参照して、実施例の画像圧縮符号化装置に対応する画像圧縮復号化装置(デジタルVTRの再生系に設けられる)を説明する。図1の画像圧縮符号化装置の送信部9によって伝送路(磁気ヘッド−磁気テープ系−磁気ヘッド)に伝送された被変調エラー訂正符号化・可変長符号化変換係数データ及び10DCTブロック毎の量子化レベルQ(=αq)のテーブルの選択情報データの被変調信号等が、その伝送路から受信部17に供給されて、それぞれ復調されると共に、その復調されて得られたがエラー訂正符号化・可変長符号化変換係数データがエラー訂正され、そのエラー訂正された可変長符号化変換係数データ、エラー訂正し得なかった可変長符号化変換係数エラーデータ及びこれに付されたエラーフラグ並びに10DCTブロック毎の量子化テーブルの選択情報データ(量子化レベル▲3▼)がデパッキング回路18に供給される。
【0041】
デパッキング回路18では、受信部17よりの出力データから、エラー訂正された可変長符号化変換係数データ、可変長符号化変換係数エラーデータ、エラーフラグ、10DCTブロック毎の量子化テーブルの選択情報データ等が分離される。その内、エラー訂正された可変長符号化変換係数データ及び可変長符号化変換係数エラーデータは可変長復号化器19に供給され、エラーフラグはエラー修整回路22に供給され、量子化テーブルの選択情報データは後述する逆量子化器20に供給される。
【0042】
可変長復号化器19よりのエラー訂正された変換係数データ及び変換係数エラーデータは、逆量子化器20に供給されて、量子化テーブルの選択情報データに基づいて逆量子化された後、2次元離散コサイン逆変換器(2次元IDCT回路)21に供給される。
【0043】
2次元IDCT回路21では、変換係数データが逆変換されてブロック化デジタル輝度信号が得られ、これがエラー修整回路22に供給されて、エラー修整される。
【0044】
エラー修整回路22よりのエラー修整されたブロック化デジタル輝度信号は、時系列逆変換器23に供給されて、時間軸上に順次配された複数の画素データからなるデジタル輝度信号に逆変換され、このデジタル輝度信号がD/A変換器29に供給されてアナログ信号に変換されて、出力端子25にそのアナログ輝度信号が出力される。
【0045】
上述の実施例の画像圧縮符号化装置の回路4は離散コサイン変換回路に限られるものではなく、直交変換回路等の変換符号化回路、予測符号化回路、ベクトル量子化回路、エントロピー符号化回路等の高能率符号化回路であれば良く、それに応じて画像圧縮復号化装置の回路21は、直交逆変換回路等の変換復号化回路、予測復号化回路、ベクトル逆量子化回路、エントロピー復号化回路等の高能率復号化回路を用いることになる。
【0046】
実施例の画像符号化装置によれば、カラー画像信号に対して符号化を行う符号化手段と、カラー画像信号から、モニタに対応したガンマ特性を除去するガンマ処理手段と、ガンマ処理手段でガンマ特性の除去されたカラー画像信号に基づいて、カラー画像信号に対応する輝度信号の視覚特性を補正する補正手段と、補正手段の出力信号に基づいて量子化レベルを決定する量子化レベル決定手段と、符号化手段の出力に対して、量子化レベル決定手段で決定された量子化レベルで量子化を行う量子化手段とを備えたものであるので、局所的な量子化の無駄を省き、画像全体の画質の向上を図ることができる。
【0047】
実施例の画像符号化方法によれば、カラー画像信号に対して符号化し、カラー画像信号から、モニタに対応したガンマ特性を除去するガンマ処理を行い、ガンマ処理でガンマ特性の除去されたカラー画像信号に基づいて、カラー画像信号に対応する輝度信号の視覚特性を補正し、補正された出力信号に基づいて量子化レベルを決定し、符号化された出力に対して、量子化レベル決定手段で決定された量子化レベルで量子化を行うことにより、局所的な量子化の無駄を省き、画像全体の画質の向上を図ることができる。
【0052】
【発明の効果】
第1の本発明によれば、カラー画像信号に対して符号化を行う符号化手段と、カラー画像信号から、モニタに対応したガンマ特性を除去するガンマ処理手段と、ガンマ処理手段でガンマ特性の除去されたカラー画像信号に基づいて、カラー画像信号に対応する輝度信号の視覚特性を補正する補正手段と、補正手段の出力信号に基づいて量子化レベルを決定する量子化レベル決定手段と、符号化手段の出力に対して、量子化レベル決定手段で決定された量子化レベルで量子化を行う量子化手段とを備えたものであるので、局所的な量子化の無駄を省き、画像全体の画質の向上を図ることのできる画像符号化装置を得ることができる。
【0053】
第2の本発明によれば、カラー画像信号に対して符号化し、カラー画像信号から、モニタに対応したガンマ特性を除去するガンマ処理を行い、ガンマ処理でガンマ特性の除去されたカラー画像信号に基づいて、カラー画像信号に対応する輝度信号の視覚特性を補正し、補正された出力信号に基づいて量子化レベルを決定し、符号化された出力に対して、量子化レベル決定手段で決定された量子化レベルで量子化を行うことにより、局所的な量子化の無駄を省き、画像全体の画質の向上を図ることのできる画像符号化方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像圧縮符号化装置を示すブロック線図
【図2】モニタのガンマ特性による修正輝度信号の説明図
【図3】輝度信号の視覚特性を示す特性曲線図
【図4】実施例の画像圧縮符号化装置に対応する画像圧縮復号化装置を示すブロック線図
【図5】従来例の画像圧縮符号化装置を示すブロック線図
【符号の説明】
2 A/D変換器
3 時系列変換器
4 2次元離散コサイン変換器(高能率符号化器)
5 量子化器
6 量子化レベル決定回路
7 可変長符号化器
8 パッキング回路
9 送信器
11 ブロック毎の画素データ
12 ガンマ特性回路
13 輝度信号の視覚特性回路
Claims (2)
- カラー画像信号に対して符号化を行う符号化手段と、
上記カラー画像信号から、モニタに対応したガンマ特性を除去するガンマ処理手段と、
上記ガンマ処理手段でガンマ特性の除去されたカラー画像信号に基づいて、上記カラー画像信号に対応する輝度信号の視覚特性を補正する補正手段と、
上記補正手段の出力信号に基づいて量子化レベルを決定する量子化レベル決定手段と、
上記符号化手段の出力に対して、上記量子化レベル決定手段で決定された量子化レベルで量子化を行う量子化手段と
を備えることを特徴とする画像符号化装置。 - カラー画像信号に対して符号化し、
上記カラー画像信号から、モニタに対応したガンマ特性を除去するガンマ処理を行い、
上記ガンマ処理でガンマ特性の除去されたカラー画像信号に基づいて、上記カラー画像信号に対応する輝度信号の視覚特性を補正し、
上記補正された出力信号に基づいて量子化レベルを決定し、
上記符号化された出力に対して、上記量子化レベル決定手段で決定された量子化レベルで量子化を行う
ことを特徴とする画像符号化方法。
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JPH07284101A JPH07284101A (ja) | 1995-10-27 |
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