JPH07284101A - 画像圧縮符号化装置 - Google Patents

画像圧縮符号化装置

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JPH07284101A
JPH07284101A JP7353894A JP7353894A JPH07284101A JP H07284101 A JPH07284101 A JP H07284101A JP 7353894 A JP7353894 A JP 7353894A JP 7353894 A JP7353894 A JP 7353894A JP H07284101 A JPH07284101 A JP H07284101A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル輝度信号に対する画像圧縮符号化装
置において、局所的な量子化の無駄を省き、画像全体の
画質の向上を図ることのできる画像圧縮符号化装置を提
案する。 【構成】 入力デジタル輝度信号を、画面毎に、画面の
水平方向及び垂直方向にそれぞれ所定個数ずつマトリク
ス状に配された画素データからなる複数のブロック信号
に細分化して、ブロック化デジタル輝度信号を得る時系
列変換器3と、その時系列変換器3よりのブロック化デ
ジタル輝度信号を符号化して符号化係数を得る高能率符
号化器4と、量子化レベル決定回路6と、高能率符号化
器4よりの符号化係数を、量子化レベル決定回路6によ
って決定された量子化レベルを以て、量子化する量子化
器5とを有する画像圧縮符号化装置において、量子化レ
ベル決定回路6によって決定する量子化レベルは、基準
量子化レベルが、輝度信号のレベル値に対する視覚特性
値に応じて補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル輝度信号に対
する高能率符号化器を用いた画像圧縮符号化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以下に、図5を参照して、従来の画像圧
縮符号化装置を説明する。入力端子1からアナログ輝度
信号をA/D変換器2に供給してA/D変換(量子化)
して、時間軸上に順次配された複数の離散的画素データ
からなるデジタル輝度信号を得る。
【0003】A/D変換器1からのデジタル輝度信号を
時系列変換器3に供給して、画面毎に、画面の水平方向
及び垂直方向に所定個数、例えば、8×8個ずつマトリ
クス状に配された画素データからなる複数のブロック信
号に細分化する如く時系列変換して、ブロック化デジタ
ル輝度信号を得る。
【0004】時系列変換器3よりのブロック化デジタル
輝度信号を、2次元離散コサイン変換器(2次元DCT
回路)4に供給して、8×8個の画素データ(画素値
)からなるブロック信号毎に変換符号化されて、変換
係数データ(変換係数)が出力される。
【0005】2次元DCT回路4よりの変換係数データ
は、量子化器(再量子化器)5に供給されて、量子化
(再量子化)された後、その量子化された変換係数デー
タは可変長符号化器(VLC符号化回路)5に供給され
て可変長符号化される。量子化器5における各変換係数
は量子化レベル決定回路6によって決定された量子化
レベルによって割り算される。この量子化レベル決定回
路6では、例えば、デジタル輝度信号のフレーム単位で
均一の量子化レベルを決定する。
【0006】量子化器5よりの量子化された変換係数デ
ータは、可変長符号化器5に供給されて可変長符号化さ
れる。可変長符号化器7よりの可変長符号化された変換
係数データはパッキング回路(バッファリング回路)8
に供給されて、例えば、10DCTブロック(8×8個
の画素データに対する変換係数データを1DCTブロッ
クと称する)で係数のデータ量が一定になるようにデー
タ量の調整が行われると共に、量子化レベル決定回路6
よりのその10DCTブロック毎の量子化レベルのテー
ブルの選択情報データ等が付加された後、送信部9に供
給される。
【0007】送信部9はエラー訂正符号化回路、変調回
路等を備え、パッキング回路8から出力された可変長符
号化された変換係数データがエラー訂正符号化回路によ
ってエラー訂正符号化されると共に、そのエラー訂正符
号化・VLC符号化変換係数データは、10DCTブロ
ック毎の量子化レベルのテーブルの選択情報データ等と
共に、伝送路(磁気ヘッド−磁気テープ系−磁気ヘッ
ド)に適した変調方式によって変調されると共に、伝送
路に適した伝送レートを以て伝送路に出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、ブ
ロック化デジタル輝度信号を構成するブロック信号のう
ち、輝度レベルが極端に低いブロック信号及び極端に高
いブロック信号を量子化すると、量子化による歪みが見
え難い。従って、ブロック化デジタル輝度信号を、フレ
ーム単位で均一に量子化すると、視覚劣化感度が高いブ
ロック信号に対してより保護することになり、無駄が生
じる。このため、本来保護しなければならないブロック
信号を保護していないことになる。
【0009】かかる点に鑑み、本発明は、デジタル輝度
信号に対する画像圧縮符号化装置において、局所的な量
子化の無駄を省き、画像全体の画質の向上を図ることの
できる画像圧縮符号化装置を提案しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、入力デ
ジタル輝度信号を、画面毎に、画面の水平方向及び垂直
方向にそれぞれ所定個数ずつマトリクス状に配された画
素データからなる複数のブロック信号に細分化して、ブ
ロック化デジタル輝度信号を得る時系列変換器3と、そ
の時系列変換器3よりのブロック化デジタル輝度信号を
符号化して符号化係数を得る高能率符号化器4と、量子
化レベル決定回路6と、高能率符号化器4よりの符号化
係数を、量子化レベル決定回路6によって決定された量
子化レベルを以て、量子化する量子化器5とを有する画
像圧縮符号化装置において、量子化レベル決定回路6に
よって決定する量子化レベルは、基準量子化レベルが、
輝度信号のレベル値に対する視覚特性値に応じて補正さ
れたものであることを特徴とする画像圧縮符号化装置で
ある。
【0011】第2の本発明は、第1の本発明において、
量子化レベル決定回路6によって決定する量子化レベル
は、基準量子化レベルが、ブロック化デジタル輝度信号
の1又は画面上で隣接する複数のブロック信号毎の輝度
信号のレベル値の代表値に対する視覚特性値に応じて補
正されたものであることを特徴とする画像圧縮符号化装
置である。
【0012】第3の本発明は、第2の本発明において、
ブロック化デジタル輝度信号の1又は画面上で隣接する
複数のブロック信号毎の輝度信号のレベル値の代表値
は、ブロック化デジタル輝度信号の1又は画面上で隣接
する複数のブロック信号の各画素データの輝度レベルの
平均値であることを特徴とする画像圧縮符号化装置であ
る。
【0013】第4の本発明は、第2又は第3の本発明に
おいて、基準量子化レベルは、ブロック化デジタル輝度
信号の各ブロック信号の符号化係数毎のレベルであるこ
とを特徴とする画像圧縮符号化装置である。第5の本発
明は、第2又は第3の本発明において、基準量子化レベ
ルは、ブロック化デジタル輝度信号のブロック信号毎又
はフレーム毎に均一なレベルであることを特徴とする画
像圧縮符号化装置である。
【0014】第6の本発明は、第1〜第5の本発明のい
ずれか1つにおいて、輝度信号のレベル値は、それぞれ
ガンマ補正された赤信号、緑信号及び青信号のレベル値
のテレビジョン標準方式に応じた一次結合からなること
を特徴とする画像圧縮符号化装置である。
【0015】
【作用】上述せる第1の本発明によれば、量子化レベル
決定回路6によって決定する量子化レベルを、基準量子
化レベルを、輝度信号のレベル値に対する視覚特性値に
応じて補正し、その補正された量子化レベルを量子器5
に供給して、高能率符号化器4よりの符号化係数を、そ
の量子化レベルで割り算する。
【0016】
【実施例】以下に、図1を参照して、本発明をカメラ一
体型のデジタルVTRに適用した実施例の画像圧縮符号
化装置(デジタルVTRの記録系に設けられる)を説明
する。入力端子1からアナログコンポーネントカラー画
像信号をA/D変換器2に供給してA/D変換(量子
化)して、時間軸上に順次配された複数の離散的コンポ
ーネントカラー画素データからなるデジタルコンポーネ
ントカラー画像信号を得る。
【0017】A/D変換器1からのデジタルコンポーネ
ントカラー画像信号、即ちデジタル輝度信号並びにデジ
タル赤色差及び青色差信号を時系列変換器3に供給し
て、それぞれ画面毎に、画面の水平方向及び垂直方向に
所定個数、例えば、8×8個ずつマトリクス状に配され
た画素データからなる複数のブロック信号に細分化する
如く時系列変換して、ブロック化デジタル輝度信号並び
にブロック化デジタル赤色差及び青色差信号を得る。
【0018】時系列変換器3よりのブロック化デジタル
輝度信号を、2次元離散コサイン変換器(2次元DCT
回路)4に供給して、8×8個の画素データ(画素値
)からなるブロック信号毎に変換符号化されて、変換
係数データ(変換係数)が出力される。
【0019】2次元DCT回路4よりの変換係数データ
は、量子化器(再量子化器)5に供給されて、量子化レ
ベル決定回路6よりの量子化レベルによって割り算され
ることによって、量子化(再量子化)された後、その量
子化された変換係数データは可変長符号化器(VLC符
号化回路)5に供給されて可変長符号化される。
【0020】時系列変換器3よりのブロック化デジタル
輝度信号、ブロック化デジタル赤色差信号及びブロック
化デジタル青色差信号が、ブロック(ブロック信号)毎
の画素データ値の平均算出回路11に供給されて、各ブ
ロック信号における輝度画素データの平均値データY、
赤色差画素データの平均値データCr及び青色差画素デ
ータの平均値データCbがそれぞれ算出される。この
平均値データY、Cr、Cbは、ガンマ特性回路12
に供給されて、その内部に設けられたマトリクス回路に
よって逆マトリクス変換されて、赤画素データ、緑画素
データ及び青画素データの各色信号の平均値データR、
G、Bが算出され、更に、これらの平均値が、モニタ
(CRT)のガンマ値γに応じて1/γ乗されると共
に、その各色信号の平均値データに、NTSC方式に応
じた係数が掛けられて、その1次結合からなる修正輝度
信号Yが、次式の如く得られる。
【0021】
【数1】
【0022】次に、図2を参照して、モニタのガンマ特
性による修正輝度信号について説明する。先ず、図2
(A)を参照して、カメラから赤、緑及び青信号が得ら
れる場合の通常のガンマ特性の流れについて説明する。
(1) に示すカメラからの赤、緑及び青信号R、G、Bを
ガンマ補正して、(2) のガンマ補正された赤、緑及び青
信号R、G、Bを得、これらガンマ補正された赤、緑及
び青信号R、G、Bを符号化(マトリクス変換)して、
(3) の輝度、赤色差及び青色差信号Y、Cr 、Cb を得
る。そして、この輝度、赤色差及び青色差信号Y、Cr
、Cb を復号化(逆マトリクス変換)して、(4) の
赤、緑及び青信号R、G、Bを得、これをモニタ(CR
T)に供給し、これにより人間の目にはモニタ(CR
T)のガンマ特性を受けて(5) の形となり、(6) の輝度
信号として感じられる。
【0023】次に、図2(B)を参照して、カメラから
モノクローム信号が得られる場合の通常のガンマ特性の
流れについて説明する。この場合は、赤、緑及び青信号
R、G、Bは、R=G=B=aとなる。(7) に示すカメ
ラからの赤、緑及び青信号a、a、aをガンマ補正し
て、(8) のガンマ補正された赤、緑及び青信号a、a、
aを得、これらガンマ補正された赤、緑及び青信号a、
a、aを符号化(マトリクス変換)して、(9) の輝度、
赤色差及び青色差信号a、0、0を得る。そして、この
輝度、赤色差及び青色差信号a、0、0を復号化(逆マ
トリクス変換)して、(10)の赤、緑及び青信号a、a、
aを得、これをモニタ(CRT)に供給し、これにより
人間の目にはモニタ(CRT)のガンマ特性を受けて
(5) の形となり、(6) の輝度信号として感じられる。こ
の場合は、カメラの撮像光の値がそのまま輝度値として
目に感じられる。
【0024】ところで、図2(A)の(3) に対応する図
2(B)の(9) では、Cr =Cb =0となるが、カメラ
からの信号がモノクロームでない場合は、図2(A)の
(3)及び図2(B)の(9) 対応する図2(C)の(13)で
は、輝度信号Yがaの1/γ乗で、赤及び青色差信号C
r 、Cb が共にCr ≠0、Cb ≠0となるため、図2
(A)の(6) 及び図2(B)の(12)に対応する(14)で
は、目に感じる輝度信号Yは、赤及び青色差信号Cr 、
Cb の影響を受け、Y=b(≠a)となり、これが上述
の修正輝度信号となる。ここで、aはモニタのガンマ特
性を考慮しない輝度信号であり、bはモニタのガンマ特
性を考慮した輝度信号である。
【0025】このガンマ特性回路12よりの修正輝度信
号を、輝度信号の視覚特性回路13に供給して、図3
に示される輝度信号の視覚特性曲線に従った視覚特性値
(相対量子化レベル)を得る。図3において、横軸は
修正輝度信号の輝度値(輝度レベル)(8ビットの場合
は、0、1〜255の値をとる)、横軸は視覚感度(相
対値)(値が大きくなる程歪みが見え難く、値が小さく
なる程歪みが見易くなる)を示す。視覚感度は、輝度値
が80.00で最低となり、輝度値が80.00より大
きくなるにつれて略直線的に大きくなると共に、輝度値
80.00より小さくなるにつれて急激に大きくなる特
性を呈している。
【0026】因みに、視覚特性値αは、補正関数をWA
(Y)とするとき、次式のように表され、又、その補正
関数WA (Y)は更に次の式のように表わされる。
【0027】
【数2】α=1/{dWA (Y)/dY}
【0028】
【数3】
【0029】但し、 Y:輝度値 0≦Y≦1かつ0≦WA (Y)≦1 CR:輝度コントラスト比(Bmax /B0 ) (Bmax :輝度値Yを1としたときに得られる最大輝
度、 B0 :室内光や、フレヤ等による最低輝度)
【0030】次に、数3がどのようにして得られたかを
説明する。ランダム雑音や正弦波に対する視感度は、近
似的にウエーバ(Weber)の法則に従うことが知られてい
る。従って、次式が成り立つ。
【0031】
【数4】logB=k1・WA (Y)+k2
【0032】但し、 B:輝度 k1、k2 : 定数 WA (Y):輝度補正関数 また、陰極線管(CRT)にテレビ信号をYを加えた際
に得られる管面輝度Bは一般に次式のように表される。
【0033】
【数5】
【0034】但し、 k3:比例定数 γ:CRTのガンマ値 B0 :室内光やフレヤ等による最低輝度で与えられる。 そして、0≦Y≦1、0≦WA (Y)≦1としたとき、
上述の数4及び数5の式から、上述の数3の補正関数の
式が得られる。
【0035】以上は、電子情報通信学会論文誌‘87/
11 Vol.J70−A No.11の論文である「輝度
・空間周波数視覚特性を考慮した画質評価法」の166
1頁による。
【0036】そして、この輝度の視覚特性回路13より
の視覚特性値(=α)を、量子化レベル決定回路6に
供給する。この量子化レベル決定回路6では、基準量子
化レベルであるフレーム単位の均一量子化レベル(これ
をqとする)にブロック信号毎の視覚特性値(これをα
とする)を掛けたものαqを新たな量子化レベルQとし
て量子化器5に供給して、2次離散コサイン変換器4よ
りの各変換係数を、Q(=αq)で割り算するようにす
る。
【0037】基準量子化レベルは、1又は画面上で隣接
する複数のブロック信号毎の均一なレベルでも良く、
又、ブロック信号に対応する変化係数毎のレベルでも良
い。
【0038】量子化器5よりの量子化された変換係数デ
ータは、可変長符号化器5に供給されて可変長符号化さ
れる。可変長符号化器7よりの可変長符号化された変換
係数データはパッキング回路(バッファリング回路)8
に供給されて、例えば、10DCTブロック(8×8個
の画素データに対する変換係数データを1DCTブロッ
クと称する)で係数のデータ量が一定になるようにデー
タ量の調整が行われると共に、量子化レベル決定回路6
よりのその10DCTブロック毎の量子化レベルQ(=
αq)のテーブルの選択情報データ等が付加された後、
送信部9に供給される。
【0039】送信部9はエラー訂正符号化回路、変調回
路等を備え、パッキング回路8から出力された可変長符
号化された変換係数データが、エラー訂正符号化回路に
よってエラー訂正符号化されると共に、そのエラー訂正
符号化・VLC符号化変換係数データは、10DCTブ
ロック毎の量子化レベルのテーブルの選択情報データ等
と共に、伝送路(磁気ヘッド−磁気テープ系−磁気ヘッ
ド)に適した変調方式によって変調されると共に、伝送
路に適した伝送レートを以て伝送路に出力される。
【0040】次に、図4を参照して、実施例の画像圧縮
符号化装置に対応する画像圧縮復号化装置(デジタルV
TRの再生系に設けられる)を説明する。図1の画像圧
縮符号化装置の送信部9によって伝送路(磁気ヘッド−
磁気テープ系−磁気ヘッド)に伝送された被変調エラー
訂正符号化・可変長符号化変換係数データ及び10DC
Tブロック毎の量子化レベルQ(=αq)のテーブルの
選択情報データの被変調信号等が、その伝送路から受信
部17に供給されて、それぞれ復調されると共に、その
復調されて得られたがエラー訂正符号化・可変長符号化
変換係数データがエラー訂正され、そのエラー訂正され
た可変長符号化変換係数データ、エラー訂正し得なかっ
た可変長符号化変換係数エラーデータ及びこれに付され
たエラーフラグ並びに10DCTブロック毎の量子化テ
ーブルの選択情報データ(量子化レベル)がデパッキ
ング回路18に供給される。
【0041】デパッキング回路18では、受信部17よ
りの出力データから、エラー訂正された可変長符号化変
換係数データ、可変長符号化変換係数エラーデータ、エ
ラーフラグ、10DCTブロック毎の量子化テーブルの
選択情報データ等が分離される。その内、エラー訂正さ
れた可変長符号化変換係数データ及び可変長符号化変換
係数エラーデータは可変長復号化器19に供給され、エ
ラーフラグはエラー修整回路22に供給され、量子化テ
ーブルの選択情報データは後述する逆量子化器20に供
給される。
【0042】可変長復号化器19よりのエラー訂正され
た変換係数データ及び変換係数エラーデータは、逆量子
化器20に供給されて、量子化テーブルの選択情報デー
タに基づいて逆量子化された後、2次元離散コサイン逆
変換器(2次元IDCT回路)21に供給される。
【0043】2次元IDCT回路21では、変換係数デ
ータが逆変換されてブロック化デジタル輝度信号が得ら
れ、これがエラー修整回路22に供給されて、エラー修
整される。
【0044】エラー修整回路22よりのエラー修整され
たブロック化デジタル輝度信号は、時系列逆変換器23
に供給されて、時間軸上に順次配された複数の画素デー
タからなるデジタル輝度信号に逆変換され、このデジタ
ル輝度信号がD/A変換器29に供給されてアナログ信
号に変換されて、出力端子25にそのアナログ輝度信号
が出力される。
【0045】上述の実施例の画像圧縮符号化装置の回路
4は離散コサイン変換回路に限られるものではなく、直
交変換回路等の変換符号化回路、予測符号化回路、ベク
トル量子化回路、エントロピー符号化回路等の高能率符
号化回路であれば良く、それに応じて画像圧縮復号化装
置の回路21は、直交逆変換回路等の変換復号化回路、
予測復号化回路、ベクトル逆量子化回路、エントロピー
復号化回路等の高能率復号化回路を用いることになる。
【0046】実施例の第1の画像圧縮符号化装置によれ
ば、入力デジタル輝度信号を、画面毎に、画面の水平方
向及び垂直方向にそれぞれ所定個数ずつマトリクス状に
配された画素データからなる複数のブロック信号に細分
化して、ブロック化デジタル輝度信号を得る時系列変換
器3と、その時系列変換器3よりのブロック化デジタル
輝度信号を符号化して符号化係数を得る高能率符号化器
4と、量子化レベル決定回路6と、高能率符号化器4よ
りの符号化係数を、量子化レベル決定回路6によって決
定された量子化レベルを以て、量子化する量子化器5と
を有する画像圧縮符号化装置において、量子化レベル決
定回路6によって決定する量子化レベルは、基準量子化
レベルが、輝度信号のレベル値に対する視覚特性値に応
じて補正されたものであるので、局所的な量子化の無駄
を省き、画像全体の画質の向上を図ることのできる画像
圧縮符号化装置を得ることができる。
【0047】実施例の第2の画像圧縮符号化装置によれ
ば、実施例の第1の画像圧縮符号化装置において、量子
化レベル決定回路6によって決定する量子化レベルは、
基準量子化レベルが、ブロック化デジタル輝度信号の1
又は画面上で隣接する複数のブロック信号毎の輝度信号
のレベル値の代表値に対する視覚特性値に応じて補正さ
れたものであるので、実施例の第1の画像圧縮符号化装
置と同様の効果が得られる。
【0048】実施例の第3の画像圧縮符号化装置によれ
ば、実施例の第2の画像圧縮符号化装置において、ブロ
ック化デジタル輝度信号の1又は画面上で隣接する複数
のブロック信号毎の輝度信号のレベル値の代表値は、ブ
ロック化デジタル輝度信号の1又は画面上で隣接する複
数のブロック信号の各画素データの輝度レベル値の平均
値であるので、実施例の第3の画像圧縮符号化装置と同
様の効果が得られる。
【0049】実施例の第4の画像圧縮符号化装置によれ
ば、実施例の第2又は実施例の第3の画像圧縮符号化装
置において、基準量子化レベルは、ブロック化デジタル
輝度信号の各ブロック信号の符号化係数毎のレベルであ
るので、実施例1の画像符号化装置と同様の効果が得ら
れる。
【0050】実施例の第5の画像圧縮符号化装置によれ
ば、実施例の第2又は実施例の第3の画像圧縮符号化装
置において、基準量子化レベルは、ブロック化デジタル
輝度信号のブロック信号毎又はフレーム毎に均一なレベ
ルであるので、実施例の第1の画像圧縮符号化装置と同
様な効果が得られる。
【0051】実施例の第6の画像圧縮符号化装置によれ
ば、第1〜第5の本発明のいずれか1つにおいて、輝度
信号のレベル値は、それぞれガンマ補正された赤信号、
緑信号及び青信号のレベル値のテレビジョン標準方式に
応じた一次結合からなるようにしたので、局所的な量子
化の無駄を省き、画像全体の画質の一層の向上を図るこ
とのできる画像圧縮符号化装置を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】第1の本発明によれば、入力デジタル輝
度信号を、画面毎に、画面の水平方向及び垂直方向にそ
れぞれ所定個数ずつマトリクス状に配された画素データ
からなる複数のブロック信号に細分化して、ブロック化
デジタル輝度信号を得る時系列変換回路と、その時系列
変換回路よりのブロック化デジタル輝度信号を符号化し
て符号化係数を得る高能率符号化器と、量子化レベル決
定回路と、高能率符号化器よりの符号化係数を、量子化
レベル決定回路によって決定された量子化レベルを以
て、量子化する量子化器とを有する画像圧縮符号化装置
において、量子化レベル決定回路によって決定する量子
化レベルは、基準量子化レベルが、輝度信号のレベル値
に対する視覚特性値に応じて補正されるようにしたの
で、局所的な量子化の無駄を省き、画像全体の画質の向
上を図ることのできる画像圧縮符号化装置を得ることが
できる。
【0053】第2の本発明によれば、第1の本発明にお
いて、量子化レベル決定回路によって決定する量子化レ
ベルは、基準量子化レベルが、ブロック化デジタル輝度
信号の1又は画面上で隣接する複数のブロック信号毎の
輝度信号のレベル値の代表値に対する視覚特性値に応じ
て補正されたようにしたので、第1の本発明と同様の効
果が得られる。
【0054】第3の本発明によれば、第2の本発明にお
いて、ブロック化デジタル輝度信号の1又は画面上で隣
接する複数のブロック信号毎の輝度信号のレベル値の代
表値は、ブロック化デジタル輝度信号の1又は画面上で
隣接する複数のブロック信号の各画素データの輝度レベ
ル値の平均値であるようにしたので、第1の本発明と同
様の効果が得られる。
【0055】第4の本発明によれば、第2又は第3の本
発明において、基準量子化レベルは、ブロック化デジタ
ル輝度信号の各ブロック信号の符号化係数毎のレベルで
あるようにしたので、第1の本発明と同様の効果が得ら
れる。
【0056】第5の本発明によれば、第2又は第3の本
発明において、基準量子化レベルは、ブロック化デジタ
ル輝度信号のブロック信号毎又はフレーム毎に均一なレ
ベルであるようにしたので、第1の本発明と同様の効果
が得られる。
【0057】第6の本発明によれば、第1〜第5の本発
明のいずれか1つにおいて、輝度信号のレベル値は、そ
れぞれガンマ補正された赤信号、緑信号及び青信号のレ
ベル値のテレビジョン標準方式に応じた一次結合からな
るようにしたので、局所的な量子化の無駄を省き、画像
全体の画質の一層の向上を図ることのできる画像圧縮符
号化装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像圧縮符号化装置を示すブ
ロック線図
【図2】モニタのガンマ特性による修正輝度信号の説明
【図3】輝度信号の視覚特性を示す特性曲線図
【図4】実施例の画像圧縮符号化装置に対応する画像圧
縮復号化装置を示すブロック線図
【図5】従来例の画像圧縮符号化装置を示すブロック線
【符号の説明】
2 A/D変換器 3 時系列変換器 4 2次元離散コサイン変換器(高能率符号化器) 5 量子化器 6 量子化レベル決定回路 7 可変長符号化器 8 パッキング回路 9 送信器 11 ブロック毎の画素データ 12 ガンマ特性回路 13 輝度信号の視覚特性回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力デジタル輝度信号を、画面毎に、画
    面の水平方向及び垂直方向にそれぞれ所定個数ずつマト
    リクス状に配された画素データからなる複数のブロック
    信号に細分化して、ブロック化デジタル輝度信号を得る
    時系列変換器と、該時系列変換器よりのブロック化デジ
    タル輝度信号を符号化して符号化係数を得る高能率符号
    化器と、量子化レベル決定回路と、上記高能率符号化器
    よりの符号化係数を、上記量子化レベル決定回路によっ
    て決定された量子化レベルを以て、量子化する量子化器
    とを有する画像圧縮符号化装置において、 上記量子化レベル決定回路によって決定する量子化レベ
    ルは、基準量子化レベルが、輝度信号のレベル値に対す
    る視覚特性値に応じて補正されたものであることを特徴
    とする画像圧縮符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像圧縮符号化装置に
    おいて、 上記量子化レベル決定回路によって決定する量子化レベ
    ルは、上記基準量子化レベルが、上記ブロック化デジタ
    ル輝度信号の1又は画面上で隣接する複数のブロック信
    号毎の輝度信号のレベル値の代表値に対する視覚特性値
    に応じて補正されたものであることを特徴とする画像圧
    縮符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像圧縮符号化装置に
    おいて、 上記ブロック化デジタル輝度信号の1又は画面上で隣接
    する複数のブロック信号毎の輝度信号のレベル値の代表
    値は、上記ブロック化デジタル輝度信号の1又は画面上
    で隣接する複数のブロック信号の各画素データの輝度レ
    ベル値の平均値であることを特徴とする画像圧縮符号化
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の画像圧縮符号化
    装置において、 上記基準量子化レベルは、上記ブロック化デジタル輝度
    信号の各ブロック信号の符号化係数毎のレベルであるこ
    とを特徴とする画像圧縮符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3に記載の画像圧縮符号化
    装置において、 上記基準量子化レベルは、上記ブロック化デジタル輝度
    信号のブロック信号毎又はフレーム毎に均一なレベルで
    あることを特徴とする画像圧縮符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の内のいずれか1つの請求
    項に記載の画像圧縮符号化装置において、 上記輝度信号のレベル値は、それぞれガンマ補正された
    赤信号、緑信号及び青信号のレベル値のテレビジョン標
    準方式に応じた一次結合からなることを特徴とする画像
    圧縮符号化装置。
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