JP3613843B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3613843B2 JP3613843B2 JP16181695A JP16181695A JP3613843B2 JP 3613843 B2 JP3613843 B2 JP 3613843B2 JP 16181695 A JP16181695 A JP 16181695A JP 16181695 A JP16181695 A JP 16181695A JP 3613843 B2 JP3613843 B2 JP 3613843B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- hose holder
- drain
- fan case
- drain port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、モータで回転駆動される回転ドラム内で衣類を乾燥させる衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の衣類乾燥機は図4および図5に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図に示すように、ボデー1は、内部に衣類を撹拌する回転ドラム2を回転自在に設け、回転ドラム2内に複数のバッフル3を固着している。両翼ファン(凝縮手段)4は、回転ドラム2の後部に回転自在に設け、冷却風5と循環風6とを熱交換させるとともに、熱源となるヒータ7、バッフル3を通して回転ドラム2内に循環風6を循環させるように構成している。ファンケース8は、両翼ファン4とラビリンス構成をなし、ボデー1に保持している。
【0004】
排水口9は、ファンケース8に設け、ファンケース8内で回転ドラム2内の衣類から発生した蒸気を両翼ファン4による熱交換で凝縮した水滴を排水する。モータ10は、回転ドラム2と両翼ファン4とを駆動する。ホースホルダー11は、排水ホース12の内部に挿入嵌合し、外周方向より排水ホース12を押さえ、同時に弾性爪部13をボデー1に嵌合して、排水ホース12をボデー1に保持するようにしている。パッキング14は、スポンジ状に形成し、排水口9外周部に貼り付け、ホースホルダー11と排水口9とをシールするようにしている。
【0005】
上記構成において動作を説明すると、モータ10が回転し、回転ドラム2および両翼ファン4が回転すると、循環風6および冷却風5が発生し、循環風6はヒータ7により加熱されて熱風となり、回転ドラム2内に導入され衣類15と熱交換した後、再び両翼ファン4に戻るという循環を繰り返す。さらに、高温多湿となった循環風6は両翼ファン4のブレードにより冷却風5と熱交換されて凝縮し、凝縮水は排水口9より排出される。
【0006】
ホースホルダー11は弾性爪部13によりボデー1に爪嵌合にて着脱自在な構成のため、着脱ストロークに要する距離をファンケース8の排水口9との間に有しており、パッキング14はこの間を埋めるとともに、圧縮変形によりホースホルダー11の着脱時の動きに対応する。
【0007】
また、ファンケース8はボデー1のフランジ面にねじ固定する構成であり、排水口9の先端部は組立またはメンテナンス上、ボデー1の下面のフランジ上端より高く、また凝縮水を流すため、両翼ファン4を収設するファンケース8の下端より低く設定している。このため、省スペース化されたボデー1の高さにおいてはフランジ上端からファンケース8の下端までの距離は必然的に狭くなり、ホースホルダー11との嵌合により、蒸気漏れやファンケース8のホースホルダー11に対する上下のずれを吸収する充分な長さの排水口9の筒部の構成は困難となる。また、排水口9の筒部構成のための両翼ファン4の縮小化は熱交換性能低下のため困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の乾燥機では、ファンケース8とホースホルダー11は、それぞれボデー1に取り付けられており、ファンケース8とホースホルダー11が直接嵌合する構成となっていないため、排水口9とホースホルダー11の間で上下方向の間隔が大きく、中心位置がずれ、または各々が平行になるよう取り付けられていない場合があり、このとき、必然的にパッキング14のシール性が弱まり、凝縮水および蒸気が排水口9とホースホルダー11の隙間から外に流れ出るという問題を有していた。
【0009】
本発明は上記課題を解決するもので、排水口とホースホルダーとの間のシール性を向上させ、品質を向上することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、ボデー内に回転自在に配設した回転ドラムと、前記回転ドラム内の衣類から発生した高温多湿の空気を外部低温空気と熱交換させかつ除湿された空気を再度回転ドラムに循環させる両翼ファンと、前記両翼ファンを収納するファンケースと、熱交換による凝縮水を排出するため前記ファンケースの下部外壁に設けた排水口と、前記排水口にホースホルダーを介して接続した排水ホースとを備え、前記ホースホルダーの下端に設けた弾性爪部を前記ボデーに着脱自在に係止して前記排水ホースを接続し、前記ホースホルダーの上端に弾性を持つパッキングを係着し、前記パッキングは前記排水口が位置する前記ファンケースの下部外壁に密接し前記排水口を水密的に包囲するように圧接させるとともに前記排水口との位置ずれや傾斜を吸収するための蛇腹部を備えた構成としたことを課題解決手段としている。
【0011】
【作用】
本発明は上記した課題解決手段により、ホースホルダーの下端に設けた弾性爪部をボデーに着脱自在に係止して排水ホースを接続し、ホースホルダーの上端に弾性を持つパッキングを係着し、このパッキングは排水口が位置するファンケースの下部外壁に密接し排水口を水密的に包囲するように圧接させるとともに排水口との位置ずれや傾斜を吸収するための蛇腹部を備えた構成としているので、ホースホルダーに対するファンケースの排水口の上下のずれ、中心ずれまたは傾斜設置に対し、凝縮水および湿気に対するシール性を確保することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図1から図3を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0013】
図に示すように、ホースホルダー16は、パイプ部17に排水ホース12を挿嵌し、開いた略円形状18を閉じることで、排水ホース12を外周方向より保持し、弾性爪部19によりボデー1に嵌合保持し、排水ホース12をボデー1に固定するようにしている。パッキング20は、排水口9とホースホルダー16との間を密閉するもので、ゴムなどの弾性体で形成し、ホースホルダー16に外側に開いたすり鉢状の受け口21の先端を包み込むよう取り付け、排水口9の接触面に対し蛇腹部22を形成し、排水口9の平面部23に水密的に圧接している。なお、2点鎖線はパッキング20の自然状態を示している。
【0014】
上記構成において作用を説明すると、ホースホルダー16は、開いた略円形状18を閉じることで、ホースホルダー16のパイプ部17にて挿入嵌合する排水ホース12を外周方向より保持することができ、弾性爪部19によりボデー1に嵌合保持して排水ホース12をボデー1に固定することができる。
【0015】
一方、パッキング20は、ホースホルダー16の受け口21の先端を包み込むようにホースホルダー16に取り付け、排水口9とホースホルダー16との間を密閉する。このとき、ホースホルダー16はパッキング20との嵌合側にて先端を外側に開いたすり鉢状の形状としているので、パッキング20がホースホルダー16から外れるのを防止することができる。
【0016】
また、パッキング20は、排水口9の接触面に対し蛇腹部22とすることで、ホースホルダー16に対するファンケース8の上下方向および各々の中心位置のずれに対してシール性を確保することができる。同様にホースホルダー16に対して、排水口9およびその外周面が傾斜した場合においても、安定したシール性を確保することができる。
【0017】
さらに、パッキング20が蛇腹部22で上下方向の弾性を有しているため、ボデー1へのホースホルダー16の取り付け時にパッキング20を圧迫することがなく、ファンケース8の排水口9とホースホルダー16の隙間が狭い場合においても容易に取り付けることができる。
【0018】
また、排水ホース12、ホースホルダー16およびパッキング20をそれぞれ嵌合させることにより一体構成とすることができ、この取扱いが容易となる。また、従来例のパッキングを廃止することができ、この取り付け工数を削減することができる。なお、パッキング20は、従来例のパッキングと併用してもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ボデー内に回転自在に配設した回転ドラムと、前記回転ドラム内の衣類から発生した高温多湿の空気を外部低温空気と熱交換させかつ除湿された空気を再度回転ドラムに循環させる両翼ファンと、前記両翼ファンを収納するファンケースと、熱交換による凝縮水を排出するため前記ファンケースの下部外壁に設けた排水口と、前記排水口にホースホルダーを介して接続した排水ホースとを備え、前記ホースホルダーの下端に設けた弾性爪部を前記ボデーに着脱自在に係止して前記排水ホースを接続し、前記ホースホルダーの上端に弾性を持つパッキングを係着し、前記パッキングは前記排水口が位置する前記ファンケースの下部外壁に密接し前記排水口を水密的に包囲するように圧接させるとともに前記排水口との位置ずれや傾斜を吸収するための蛇腹部を備えた構成としたから、ホースホルダーに対する排水口の上下、中心ずれまたは傾斜設置に対して水滴および湿気のシール性を確保することができ、品質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の衣類乾燥機の排水ホースの取付状態を示す断面図
【図2】同衣類乾燥機の縦断面図
【図3】同衣類乾燥機の要部拡大分解斜視図
【図4】従来の衣類乾燥機の縦断面図
【図5】同衣類乾燥機の要部拡大断面図
【符号の説明】
1 ボデー
2 回転ドラム
4 両翼ファン(凝縮手段)
9 排水口
12 排水ホース
16 ホースホルダー
19 弾性爪部
20 パッキング
22 蛇腹部
Claims (1)
- ボデー内に回転自在に配設した回転ドラムと、前記回転ドラム内の衣類から発生した高温多湿の空気を外部低温空気と熱交換させかつ除湿された空気を再度回転ドラムに循環させる両翼ファンと、前記両翼ファンを収納するファンケースと、熱交換による凝縮水を排出するため前記ファンケースの下部外壁に設けた排水口と、前記排水口にホースホルダーを介して接続した排水ホースとを備え、前記ホースホルダーの下端に設けた弾性爪部を前記ボデーに着脱自在に係止して前記排水ホースを接続し、前記ホースホルダーの上端に弾性を持つパッキングを係着し、前記パッキングは前記排水口が位置する前記ファンケースの下部外壁に密接し前記排水口を水密的に包囲するように圧接させるとともに前記排水口との位置ずれや傾斜を吸収するための蛇腹部を備えた構成とした衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16181695A JP3613843B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16181695A JP3613843B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 衣類乾燥機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0910486A JPH0910486A (ja) | 1997-01-14 |
JP3613843B2 true JP3613843B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=15742462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16181695A Expired - Fee Related JP3613843B2 (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3613843B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101366274B1 (ko) * | 2007-08-03 | 2014-02-20 | 엘지전자 주식회사 | 의류처리장치 및 팬어셈블리 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16181695A patent/JP3613843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0910486A (ja) | 1997-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2167720B1 (en) | Washing machine and dryer | |
CN101037839B (zh) | 滚筒式洗涤机 | |
JP6295424B2 (ja) | 洗濯乾燥機 | |
CN116005423A (zh) | 干衣设备 | |
JP3920302B1 (ja) | 衣類乾燥装置 | |
JP2007135958A (ja) | 衣類乾燥装置 | |
JP3613843B2 (ja) | 衣類乾燥機 | |
CN101177864B (zh) | 滚筒式洗衣干燥机 | |
WO2014020847A1 (ja) | 衣類乾燥機 | |
JP2006175275A (ja) | 洗濯乾燥機 | |
CN115928393A (zh) | 干衣设备 | |
CN116163126A (zh) | 干衣设备 | |
JP3815366B2 (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP4013693B2 (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JPH06114196A (ja) | 衣類乾燥機 | |
CN217083164U (zh) | 一种白芷烘干装置 | |
CN216124411U (zh) | 外桶盖及洗鞋机 | |
CN215864373U (zh) | 一种控温烘干装置 | |
CN211739257U (zh) | 风门切换装置及新风取暖器 | |
CN218880374U (zh) | 干衣设备 | |
JP2008301941A (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JP4016700B2 (ja) | 洗濯乾燥機 | |
JPH0238709Y2 (ja) | ||
JPH10113499A (ja) | 衣類乾燥機及びシステム | |
JPH05317586A (ja) | 衣類乾燥機の糸屑捕集装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041012 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041025 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111112 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121112 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |