JP3613625B2 - 浴室の出入口構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、浴室の出入口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
従来、浴室の出入口の床面段差を小さくするために洗い場面と略面一状にドア枠を建付けた構成の浴室においては、洗い場面側からドア枠側へ流れ出る湯水を排水するために大径の排水口が必要となり、例えば特開平10−205237号公報に開示されているように、浴室の底面を構成する防水パンの外側に別途排水溝を形成させるとか、また逆に、内側に向かって排水溝を形成させたりしており、別途排水用の溝を外側へ出っ張らせる等して設ける必要があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、別途排水用の溝を設けることなく、ドア枠の溝を利用して良好な排水能力が確保できる浴室の出入口構造を提供せんことを目的とし、その第1の要旨は、防水パンの洗い場面と略面一状にドア枠を建付け、該ドア枠の溝で集水できるように構成してなる浴室の出入口構造において、前記ドア枠の下方の防水パンのドア枠設置面に下方より排水金具を取り付け、前記ドア枠の溝から流下する水を該排水金具を通し排水するように構成したことである。
また、第2の要旨は、前記排水金具の上面側には長穴状または連穴状の排水口が設けられ、該排水口に対応した開口が前記防水パンに形成されていることである。
【0004】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、浴室の概略断面構成図であり、図において、浴室の底面は浴槽側防水パン1と洗い場側防水パン4が連結されて構成されており、浴槽側防水パン1の浴槽設置面1a上には浴槽3が設置され、浴槽設置面1aの底側には、浴槽からの排水を排水するための排水トラップ2が設けられたものとなっており、浴槽設置面1aの右端側は上方へ立ち上がった立上壁部1bとなって、この立上壁部1bの上端に連結部1cが形成され、この連結部1cと洗い場側防水パン4の連結部4bが連結されて浴室の底面が形成されるものであり、洗い場側防水パン4の洗い場面4aの出入口側には、洗い場面4aと略面一状にドア枠5が建付けられており、このドア枠5のレール溝5aを利用して、前記洗い場面4a側からドア枠5側へ流出する湯水をこのレール溝5aで溜めて、レール溝5aから下方へ流下させることができるように構成されており、このドア枠5が建付けられる洗い場側防水パン4には図3の拡大図で示すように、洗い場面4aから垂下状に落とし込み片4cが一体形成されており、落とし込み片4cの下端で水平状に外側へ延びるドア枠設置面4dが一体形成され、さらにドア枠設置面4dの外側で立ち上げて水返し片4eが一体形成されたものとなっており、ドア枠設置面4d上に前記ドア枠5が建付けられるものであり、このドア枠設置面4dには下方側より排水金具6が取り付けられて、この排水金具6に対し配管10が接続され、配管10は洗い場面4aの底側を水平状に前記浴槽側防水パン1側へ向かって延出され、浴槽側防水パン1の立上壁部1bに設けた貫通金具11により貫通して、さらに浴槽設置面1a上で延びるフレキシブル配管12に接続され、フレキシブル配管12の先端が前記排水トラップ2の上方に配置されたものとなっている。
【0005】
前記排水金具6をさらに詳しく説明すると、排水金具6は図2の分解図で示すような構造となっており、排水金具6には、前記配管10を接続するための接続突管部6aが一体形成されており、また、上面側にはフランジ部6bが形成され、このフランジ部6bには、フランジ部6bを洗い場側防水パン4のドア枠設置面4dにビスを介し固定するためのビス孔6cが形成され、また、フランジ部6bには内周に雌ネジを形成した2個の排水口6d,6dが連穴状に開口形成されたものとなっている。このそれぞれの排水口6dに対し排水口ネジ管7を螺合させることができ、排水口ネジ管7は、上端にフランジ7aを有し、外周に雄ネジ部7bを有する管状に形成されており、その外周に平パッキン8を嵌め込み、また、防水パンのドア枠設置面4dの底側より三角パッキン9を嵌め込んで、ドア枠設置面4dに予め前記排水口6d,6dと対応する位置に貫通形成されている開口Kに排水口ネジ管7を通し、排水口6dに排水口ネジ管7を締め付けることにより、図3の断面拡大図で示すように、平パッキン8と三角パッキン9が防水パンのドア枠設置面4dの上面及び下面に当接して、ドア枠設置面4dに貫通形成されている開口Kを水密状に塞ぐことができ、水漏れを確実に塞ぐことができるものとなる。
【0006】
このように防水パンのドア枠5の載置されるドア枠載置面4dの下方側に排水金具6を取り付けて、ドア枠5のレール溝5aで集水した水をレール溝5aから流下させて、前記排水口ネジ管7を通し排水金具6内に溜めて、配管10を通しフレキシブル配管12から、浴槽設置面1aに設けられている排水トラップ2の上方で排水させ、排水トラップ2を通し外部へ良好に排水することができるものとなる。そのため、ドア枠5のレール溝5aを集水用の樋代わりに利用でき、排水金具6には2個の排水口6d,6dが連穴状に形成されているため、この2個の排水口を通し十分な排水能力で排水が可能となる。また、この2個の排水口6d,6dに対応させて、予め洗い場側防水パン4のドア枠設置面4dに開口Kを形成させておく必要があるが、2個の開口Kのみを形成させておけば良く、この開口Kは平パッキン8と三角パッキン9により確実に閉塞して水漏れを確実に防ぐことができるものとなる。このようにドア枠5のレール溝5aで集水して排水できるため、従来のように外側へ出っ張った排水溝を設ける必要がなく、そのため建物の躯体側との干渉がなく、躯体内への防水パンの設置が容易なものとなる。
【0007】
次に、図4及び図5は第2実施例を示すものであり、前記図2の排水金具6に代えて図4に分解図で示すような排水金具16を用いるものであり、図4の排水金具16は、前記配管10を接続するための接続突管部16aを備えており、また、排水金具16の上面側には水平状にフランジ部16bが形成され、このフランジ部16bの中央部に長穴状の排水口16dが開口されており、この排水口16dの周囲側のフランジ部16bにはビス19をネジ込むためのネジ孔16e,16e,16e,16eが4個形成され、また、フランジ部16bの外周側には一段低く凹んで水平溝16cがコの字状に一体形成されたものとなっている。
【0008】
また、フランジ部16bの端縁には一体状に立ち上げられて嵌合立片16fが形成され、この嵌合立片16fの両端側は一段凹ませて前記水平溝16cと連続状をなす縦溝16gとなっている。
この縦溝16g及び水平溝16cに嵌合する形状に形成されたスポンジパッキン17は、前記水平溝16cに嵌め込まれるコの字状のコの字状水平片17aと、その両端側で立ち上がり縦溝16gに嵌め込まれる立片17b,17bで構成されている。
また、前記排水口16dに整合される排水口18aを有するパッキン18は、前記4個のネジ孔16e,16e,16e,16eに整合する位置にビスを通すビス孔18b,18b,18b,18bが形成されており、それぞれビス孔18bにビス19を通して、前記ネジ孔16eにビス19をネジ込んでパッキン18が取り付け可能となっている。
【0009】
この図4のような排水金具16は、図5の状態で洗い場側防水パン4に取り付けられるものであり、洗い場側防水パン4には、予め前記排水口16dと整合する位置に整合する大きさの開口Kが形成され、また、前記嵌合立片16fが嵌め込まれる寸法の切欠部Cが水返し片4eに形成されるものであり、開口Kに整合させて下面側よりドア枠設置面4dの下面にフランジ部16bを当接させ、かつ切欠部Cに嵌合立片16fを嵌合させて排水金具16を配置させ、この状態ではスポンジパッキン17がフランジ部16bと防水パンのドア枠設置面4dの下面間に配置され、かつ水返し片4eの外面と嵌合立片16fの縦溝16g間にスポンジパッキン17が介装されることとなり、さらにドア枠設置面4dの上面側よりパッキン18が配置されて、それぞれビス19をフランジ部16b側へネジ込むことにより、パッキン18とフランジ部16bでドア枠設置面4dを挟み付けた状態で、強固かつ水密状に排水金具16が洗い場側防水パン4に取り付けられるものとなる。
【0010】
このようにして排水金具16をドア枠設置面4dに取り付けた後に、ドア枠設置面4d上にドア枠5が洗い場面4aと略面一状に建付けられるものである。
このような構造においても、ドア枠5のレール溝5aで集水して下方側へ流下させ、開口Kを通し排水金具16で良好に排水を受けて、配管10を通し、浴槽側防水パン1の浴槽設置面1aに設けられた排水トラップ2側に排水することができ、十分な排水能力が確保できるものとなる。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、防水パンの洗い場面と略面一状にドア枠を建付け、該ドア枠の溝で集水できるように構成してなる浴室の出入口構造において、前記ドア枠の下方の防水パンのドア枠設置面に下方より排水金具を取り付け、前記ドア枠の溝から流下する水を該排水金具を通し排水するように構成したことにより、ドア枠の溝を利用して良好に集水して、防水パンに取り付けられた排水金具を通し良好な排水能力を確保して排水することができ、従来のように別の排水溝を設ける必要がなく、そのため防水パンが従来のように外側などへ出っ張ることなく、躯体に干渉することなく良好に設置することができるものとなる。
【0012】
また、前記排水金具の上面側には長穴状または連穴状の排水口が設けられ、該排水口に対応した開口が前記防水パンに形成されていることにより、排水金具を取り付けるために防水パンには長穴状または連穴状の排水口を開口させるのみで良く、大きな切欠を形成させる必要がないため水密性を確保しやすく、水漏れを良好に防ぐことができるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防水パンの洗い場面に面一状にドア枠を取り付けた状態の概略断面構成図である。
【図2】第1実施例の排水金具の分解図である。
【図3】図2の排水金具の取付状態を示す要部拡大断面図である。
【図4】第2実施例の排水金具の分解図である。
【図5】図4の排水金具を防水パンに取り付けた状態の斜視構成図である。
【符号の説明】
1 浴槽側防水パン
1a 浴槽設置面
1b 立上壁部
2 排水トラップ
3 浴槽
4 洗い場側防水パン
4a 洗い場面
4c 落とし込み片
4d ドア枠設置面
4e 水返し片
5 ドア枠
5a レール溝
6 排水金具
6a 接続突管部
6b フランジ部
6d 排水口
7 排水口ネジ管
7a フランジ
7b 雄ネジ部
8 平パッキン
9 三角パッキン
10 配管
11 貫通金具
12 フレキシブル配管
16 排水金具
16a 接続突管部
16b フランジ部
16c 水平溝
16d 排水口
16e ネジ孔
16f 嵌合立片
16g 縦溝
17 スポンジパッキン
18 パッキン
19 ビス
K 開口
C 切欠部
Claims (2)
- 防水パンの洗い場面と略面一状にドア枠を建付け、該ドア枠の溝で集水できるように構成してなる浴室の出入口構造において、前記ドア枠の下方の防水パンのドア枠設置面に下方より排水金具を取り付け、前記ドア枠の溝から流下する水を該排水金具を通し排水するように構成したことを特徴とする浴室の出入口構造。
- 前記排水金具の上面側には長穴状または連穴状の排水口が設けられ、該排水口に対応した開口が前記防水パンに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴室の出入口構造。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP08013799A JP3613625B2 (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 浴室の出入口構造 |
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