JP3612998B2 - 高周波装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン電波等を受信する高周波装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の高周波装置について説明する。従来の高周波装置は高周波信号が入力される入力端子と、この入力端子に入力された信号が供給される高周波増幅回路と、この高周波増幅回路の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力には局部発振回路の出力が供給される混合回路と、この混合回路の出力が供給される中間周波数増幅回路と、この中間周波数増幅回路の出力が供給される出力端子と、前記局部発振回路に接続されたPLL回路と、このPLL回路にデータを入力するデータ入力端子と、これらの回路に電源を供給する電源端子とで構成されていた。
【0003】
そして、これらの回路はプリント基板に装着されると共にこのプリント基板を図5に示すような略四角形をした金属製のケース1に収納されていた。このケース1の一方の縦側面2に入力端子3が装着されていた。この入力端子3は大形状をしたF型接栓か或いは大形状をしたフォノ型コネクタが用いられていた。そして、この縦側面2に隣接した横側面4にはピン形状のデータ入力端子5や電源端子6や出力端子7が設けられ、入力端子3を除くこれらの端子は親プリント基板に直接ディップ半田付けされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の構成では、入力端子3として大形状のコネクタを使用していたので、このコネクタの大きさに制約されて薄型の高周波装置を提供することは困難であった。
【0005】
そこで本発明は、この問題を解決するもので薄型化された高周波装置を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の高周波装置は、ケースの一方の面に一括してディップ半田付けできるリード線形状をした入力端子と、データ入力端子と、電源端子と、出力端子とを夫々設け、前記ケースの一方の側面近傍に前記入力端子を設けるとともに前記ケースの他方の側面近傍に前記出力端子を設け、これらの端子は親プリント基板に直接ディップ半田付けできるようにしたものである。
【0007】
これにより、薄型化された高周波装置を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、50MHz以上の高周波信号が入力される入力端子と、この入力端子に入力された信号が供給される高周波増幅回路と、この高周波増幅回路の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力には局部発振回路の出力が供給される混合回路と、この混合回路の出力が供給される中間周波数増幅回路と、この中間周波数増幅回路の出力が供給される出力端子と、前記局部発振回路に接続されたPLL回路と、このPLL回路にデータを入力するデータ入力端子と、これらの回路に電源を供給する電源端子と、これらの回路をプリント基板に装着すると共にこのプリント基板を収納する略四角形をした金属製のケースとを備え、前記ケースの一方の面に一括してディップ半田付けできるリード線形状をした前記入力端子と、前記データ入力端子と、前記電源端子と、前記出力端子とを夫々設け、前記ケースの一方の側面近傍に前記入力端子を設けるとともに前記ケースの他方の側面近傍に前記出力端子を設け、これらの端子は親プリント基板に直接ディップ半田付けできる高周波装置であり、入力端子として大形状のコネクタを用いることなく、他のデータ入力端子や電源端子や出力端子と同一のリード線形状の端子を使用するので、高周波装置の薄型化が図れる。
【0009】
また、これらの端子は同一面に設けられると共に、親プリント基板に直接ディップ半田付け可能に設けられているので、従来のように高周波コネクタを装着したケーブルを別工程で装着する必要はなく、これらの工程は同一工程でディップ半田付けできるので、この高周波装置を用いた装置の生産性を向上させることができる。
【0010】
更に、親プリント基板に直接ディップ半田付けすることができるので、特に振動に対する信頼性が増す。
【0011】
更に又、大型のコネクタが不要であるので、軽量化と低価格化が図れる。
【0012】
また、ケースの一方の側面近傍に入力端子を設けるとともに前記ケースの他方の側面近傍に出力端子を設けているので、高周波装置の入力信号と出力信号との間が離れることになり、両信号間の影響が少なくなる。
【0013】
請求項2に記載の発明のケースは親プリント基板に対して縦型装着する請求項1に記載の高周波装置であり、親プリント基板に対して縦型に装着することができるので、親プリント基板の実装密度が向上する。
【0014】
請求項3に記載の発明は、ケースの下側面に入力端子と、データ入力端子と、電源端子と、出力端子とを装着すると共に、前記ケースの下側面に隣接する両縦側面を延在して親プリント基板に装着する脚を設けた請求項1に記載の高周波装置であり、これらの端子の両端は、脚と下側面とで高周波的にシールドされることになり、これらの端子は高周波的に外部から守られることになる。
【0015】
請求項4に記載の発明は、入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と局部発振回路の同調電圧入力との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項3に記載の高周波装置であり、入力端子に局部発振回路の同調電圧を重畳させているので、直接外部から高周波装置の選局を行うことができ、検査効率を高めることができる。また、同調電圧を導出する端子が不要であるので、小型化を図ると共に低価格化が実現できる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より細くした請求項4に記載の高周波装置であり、配線が細いので、装置の小型化が図れる。
【0017】
請求項6に記載の発明の第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項4に記載の高周波装置であり、簡単な回路で第1の信号分離手段と第2の信号分離手段が実現できる。
【0018】
請求項7に記載の発明は、入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と少なくとも前記高周波増幅回路に供給される電源との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項3に記載の高周波装置であり、入力端子から電源を供給することができるので、電源を供給する端子が不要となり、高周波装置の小型化を図ると共に低価格化が実現できる。
【0019】
請求項8に記載の発明の第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より太くした請求項7に記載の高周波装置であり、電源パターンが太くなっているので直流抵抗が少なく、パターンによる電圧降下が少ないとともに、無駄な電力を消費しない。
【0020】
請求項9に記載の発明の第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項7に記載の高周波装置であり、簡単な回路で第1の信号分離手段と第2の信号分離手段が実現できる。
【0021】
請求項10に記載の発明は、ケースは親プリント基板に対して伏型装着する請求項1に記載の高周波装置であり、プリント基板に対して伏型であるので、電子部品を実装した後の親プリント基板の厚みを薄くすることができ、親プリント基板を積層収納した装置が実 現できる。
【0022】
請求項11に記載の発明は、入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と局部発振回路の同調電圧入力との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項10に記載の高周波装置であり、入力端子に局部発振回路の同調電圧を重畳させているので、直接外部から高周波装置の選局を行うことができ、検査効率を高めることができる。また、同調電圧を導出する端子が不要であるので、小型化を図ると共に低価格化が実現できる。
【0023】
請求項12に記載の発明は、第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より細くした請求項11に記載の高周波装置であり、配線が細いので、装置の小型化が図れる。
【0024】
請求項13に記載の発明は、第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項11に記載の高周波装置であり、簡単な回路で第1の信号分離手段と第2の信号分離手段が実現できる。
【0025】
請求項14に記載の発明は、入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と少なくとも前記高周波増幅回路に供給される電源との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項10に記載の高周波装置であり、入力端子から電源を供給することができるので、電源を供給する端子が不要となり、高周波装置の小型化を図ると共に低価格化が実現できる。
【0026】
請求項15に記載の発明は、第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より太くした請求項14に記載の高周波装置であり、電源パターンが太くなっているので直流抵抗が少なく、パターンによる電圧降下が少ないとともに、無駄な電力を消費しない。
【0027】
請求項16に記載の発明は、第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項14に記載の高周波装置であり、簡単な回路で第1の信号分離手段と第2の信号分離手段が実現できる。
【0028】
請求項17に記載の発明は、50MHz以上の高周波信号が入力される入力端子と、この入力端子に入力された信号が供給される高周波増幅回路と、この高周波増幅回路の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力には局部発振回路の出力が供給される混合回路と、この混合回路の出力が供給される中間周波数増幅回路と、この中間周波数増幅回路の出力が供給される出力端子と、前記局部発振回路に接続されたPLL回路と、このPLL回路にデータを入力するデータ入力端子と、これらの回路に電源を供給する電源端子と、これらの回路を四角形状のプリント基板に装着すると共に、このプリント基板に被せられた金属製のケースとを備え、前記プリント基板の一方の側面に少なくとも前記入力端子を設けるとともに、前記一方の側面と異なる側面に前記出力端子を設け、これらの端子は親プリント基板に直接リフロー半田付けできる面実装可能な高周波装置であり、入力端子として大形状のコネクタを用いることなく、出力端子と同じようにプリント基板の側面に設けられているので、高周波装置の薄型化が図れる。
【0029】
また、入力端子や出力端子は、リフロー半田付けができるので、半田付け品質の良い装 置が実現できる。また、小型化が実現できる。
【0030】
更に、プリント基板の一方の側面に入力端子を設けるとともに、この側面と異なる側面に出力端子を設けているので、高周波装置の入力信号と出力信号との間が離れることになり、両信号間の影響が少なくなる。
【0031】
請求項18に記載の発明は、入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と局部発振回路の同調電圧入力との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項17に記載の高周波装置であり、入力端子に局部発振回路の同調電圧を重畳させているので、直接外部から高周波装置の選局を行なうことができ、検査効率を高めることができる。また、同調電圧を導出する端子が不要であるので、小型化を図ると共に低価格化が実現できる。
【0032】
請求項19に記載の発明は、第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より細くした請求項18に記載の高周波装置であり、配線が細いので、装置の小型化が図れる。
【0033】
請求項20に記載の発明は、第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項18に記載の高周波装置であり、簡単な回路で第1の信号分離手段と第2の信号分離手段が実現できる。
【0034】
請求項21に記載の発明は、入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と少なくとも前記高周波増幅回路に供給される電源との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項17に記載の高周波装置であり、入力端子から電源を供給することができるので、電源を供給する端子が不要となり、高周波装置の小型化を図ると共に低価格化が実現できる。
【0035】
請求項22に記載の発明は、第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より太くした請求項21に記載の高周波装置であり、パターンが太くなっているので直流抵抗が少なく、パターンによる電圧降下が少ないとともに、無駄な電力を消費しない。
【0036】
請求項23に記載の発明は、第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項21に記載の高周波装置であり、簡単な回路で第1の信号分離手段と第2の信号分離手段が実現できる。
【0037】
以下、図面に従って本発明の実施の形態を説明する。
【0038】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における高周波装置のブロック図である。図1において、本実施の形態による高周波装置は、高周波信号が入力される入力端子11と、この入力端子11に接続された第1の信号分離手段12と、この第1の信号分離手段12の出力に接続された入力回路13と、この入力回路13の出力に接続された高周波増幅回路14と、この高周波増幅回路14の出力に接続された段間同調回路15と、この段間同調回路15の出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力には局部発振回路16の出力が接続された混合回路17と、この混合回路17の出力が接続された中間周波数増幅回路18と、この中間周波数増幅回路18の出力が接続された出力端子19と、前記局部発振回路 16に接続されたPLL回路20と、このPLL回路20にデータを入力するデータ入力端子21と、これらの回路に電源を供給する電源端子22とで構成されている。電源端子22には、PLL回路20に供給される5V電源、増幅回路14や18等に供給される9V電源、局部発振回路16の同調電圧として供給される30V電源がある。また、PLL回路20に接続されるデータ入力端子21にはデータ信号やクロック信号やイネーブル信号がある。また、このPLL回路20からはロック検出信号が端子に接続されている。
【0039】
また、第1の信号分離手段12は入力端子11に入力される略50MHz以上の高周波信号を損失なく通過させると共に、直流信号の通過を阻止するものであり、本実施の形態では10PFのコンデンサを用いている。23は入力端子11と局部発振回路16の同調電圧入力との間に接続された第2の信号分離手段であり、前記高周波信号の通過を阻止すると共に直流信号を通過させるものであり、本実施の形態では、5μHのインダクタンスを使用している。この第2の信号分離手段23の入力や出力のパターン配線は、同調電圧を供給するときはなるべく細くすることが小型化する点で望ましい。また、電源供給に用いるときはインピーダンスを下げるためなるべく太くすることが望ましい。本実施の形態では、少なくとも高周波信号の配線パターンと比較して、これよりも細く、或いは太くすることにしている。
【0040】
これらの回路はプリント基板(図示せず)に装着して、図2に示すように金属製のケース30に収納されている。このケース30は略長方形のフレーム(枠体)31と、このフレーム31の表と裏にそれぞれ被せられたカバー32とで構成されている。このフレーム31の両方の縦側板33は下方に延在させて親プリント基板(図示せず)に装着する脚34が設けられている。そしてこの一方の脚34近傍の横側板35に入力端子11が設けられると共に他方の脚34の近傍に出力端子19が設けられている。このように入力端子11と出力端子19を離して配置することにより、入力と出力との間の混信が防げる。そしてこの入力端子11と出力端子19との間に電源端子22やデータ入力端子21が同一側面上に設けられている。これらの端子は全てリード線タイプのものであり、一括して親プリント基板にディップ半田付けすることができる。
【0041】
また、脚34と横側板35でこれらの端子を囲っているので、外部と電磁的に隔離することができる。
【0042】
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2による高周波装置のケース40である。尚、電気回路に関しては実施の形態1と同様である。これらの回路はプリント基板(図示せず)に装着して、図3に示すように金属製のケース40に収納されている。このケース40は略長方形のフレーム(枠体)41と、このフレーム41の表と裏にそれぞれ被せられたカバー42とで構成されている。このフレーム41から下方に延在させて親プリント基板(図示せず)に装着する脚44が設けられている。そしてこの一方の脚44近傍の横側板に入力端子11が設けられると共に他方の脚44の近傍に出力端子19が設けられている。このように配置することにより、入力と出力との間の距離が離れることになり混信が防げる。そしてこの入力端子11と出力端子19との間に電源端子22やデータ入力端子21が同一側面上に設けられている。これらの端子は全てリード線タイプのものであり、一括して親プリント基板にディップ半田付けすることができる。
【0043】
また、これらの端子は下カバー42に設けられた楕円状のスリット45から外部へ導出されている。
【0044】
(実施の形態3)
図4は、実施の形態3による面実装部品とした高周波装置50である。尚、電気回路に関しては実施の形態1と同様である。これらの回路はプリント基板51に装着されて、図4に示すように金属製のケース52が被せられている。このプリント基板51は略正方形をしており、その側面には端子を設けてリフロー半田付けを可能にしている。プリント基板51の一方の側面には入力端子11や電源端子22が設けられており、他方の側面にはPLL回路20のデータ入力端子21や出力端子19が設けられている。ここでもやはり入力端子11と出力端子19とは対角線上に設け、その距離を離している。
【0045】
なお、53は隣接した側面に設けられたグランド端子であり、このグランド端子53で入力端子11と出力端子19とを高周波的に分離している。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ケースの一方の面に一括してディップ半田付けできるリード線形状をした入力端子と、データ入力端子と、電源端子と、出力端子とを夫々設け、前記ケースの一方の側面近傍に前記入力端子を設けるとともに前記ケースの他方の側面近傍に前記出力端子を設け、これらの端子は親プリント基板に直接ディップ半田付けできるようにしたものである。従って、入力端子として大形状のコネクタを用いることなく、他のデータ入力端子や電源端子や出力端子と同一のリード線形状の端子を使用するので、高周波装置の薄型化が図れる。
【0047】
また、これらの端子は同一面に設けられると共に、親プリント基板に直接同時ディップ半田付け可能に設けられているので、従来のように高周波コネクタを装着したケーブルを別工程で装着する必要はなく、これらの端子は同一工程でディップ半田付けできるので、この高周波装置を用いた装置の生産性を向上させることができる。
【0048】
更に、親プリント基板に直接ディップ半田付けすることができるので、特に振動に対する信頼性が増す。
【0049】
更に又、大型のコネクタが不要であるので、軽量化と低価格化が図れる。
【0050】
また、ケースの一方の側面近傍に入力端子を設けるとともに前記ケースの他方の側面近傍に出力端子を設けているので、高周波装置の入力信号と出力信号との間が離れることになり、両信号間の影響が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による高周波装置のブロック図
【図2】(a)は同ケースに収納された高周波装置の正面図
(b)は同側面図
【図3】(a)は実施の形態2によるケースに収納された高周波装置の正面図
(b)は同側面図
【図4】(a)は実施の形態3による高周波装置の裏面図
(b)は同側面図
【図5】(a)は従来の高周波装置の正面図
(b)は同側面図
【符号の説明】
11 入力端子
12 第1の信号分離手段
14 高周波増幅回路
16 局部発振回路
17 混合回路
18 中間周波数増幅回路
19 出力端子
20 PLL回路
21 データ入力端子
22 電源端子
23 第2の信号分離手段
30 ケース
31 フレーム
33 縦側板
34 脚
Claims (23)
- 50MHz以上の高周波信号が入力される入力端子と、この入力端子に入力された信号が供給される高周波増幅回路と、この高周波増幅回路の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力には局部発振回路の出力が供給される混合回路と、この混合回路の出力が供給される中間周波数増幅回路と、この中間周波数増幅回路の出力が供給される出力端子と、前記局部発振回路に接続されたPLL回路と、このPLL回路にデータを入力するデータ入力端子と、これらの回路に電源を供給する電源端子と、これらの回路をプリント基板に装着すると共にこのプリント基板を収納する略四角形をした金属製のケースとを備え、前記ケースの一方の面に一括してディップ半田付けできるリード線形状をした前記入力端子と、前記データ入力端子と、前記電源端子と、前記出力端子とを夫々設け、前記ケースの一方の側面近傍に前記入力端子を設けるとともに前記ケースの他方の側面近傍に前記出力端子を設け、これらの端子は親プリント基板に直接ディップ半田付けできる高周波装置。
- ケースは親プリント基板に対して縦型装着する請求項1に記載の高周波装置。
- ケースの下側面に入力端子と、データ入力端子と、電源端子と、出力端子とを装着すると共に、前記ケースの下側面に隣接する両縦側面を延在して親プリント基板に装着する脚を設けた請求項1に記載の高周波装置。
- 入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と局部発振回路の同調電圧入力との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項3に記載の高周波装置。
- 第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より細くした請求項4に記載の高周波装置。
- 第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項4に記載の高周波装置。
- 入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と少なくとも前記高周波増幅回路に供給される電源との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項3に記載の高周波装置。
- 第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より太くした請求項7に記載の高周波装置。
- 第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項7に記載の高周波装置。
- ケースは親プリント基板に対して伏型装着する請求項1に記載の高周波装置。
- 入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と局部発振回路の同調電圧入力との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項10に記載の高周波装置。
- 第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より細くした請求項11に記載の高周波装置。
- 第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項11に記載の高周波装置。
- 入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と 、前記入力端子と少なくとも前記高周波増幅回路に供給される電源との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項10に記載の高周波装置。
- 第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より太くした請求項14に記載の高周波装置。
- 第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項14に記載の高周波装置。
- 50MHz以上の高周波信号が入力される入力端子と、この入力端子に入力された信号が供給される高周波増幅回路と、この高周波増幅回路の出力が一方の入力に供給されるとともに他方の入力には局部発振回路の出力が供給される混合回路と、この混合回路の出力が供給される中間周波数増幅回路と、この中間周波数増幅回路の出力が供給される出力端子と、前記局部発振回路に接続されたPLL回路と、このPLL回路にデータを入力するデータ入力端子と、これらの回路に電源を供給する電源端子と、これらの回路を四角形状のプリント基板に装着すると共に、このプリント基板に被せられた金属製のケースとを備え、前記プリント基板の一方の側面に少なくとも前記入力端子を設けるとともに、前記一方の側面と異なる側面に前記出力端子を設け、これらの端子は親プリント基板に直接リフロー半田付けできる面実装可能な高周波装置。
- 入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と局部発振回路の同調電圧入力との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項17に記載の高周波装置。
- 第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より細くした請求項18に記載の高周波装置。
- 第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項18に記載の高周波装置。
- 入力端子と高周波増幅回路との間に設けられた第1の信号分離手段と、前記入力端子と少なくとも前記高周波増幅回路に供給される電源との間に設けられた第2の信号分離手段とを設け、前記第1の信号分離手段は前記入力端子に入力された高周波信号成分を通過させると共に直流成分の通過を阻止し、前記第2の信号分離手段は直流成分を通過させると共に高周波成分の通過を阻止する請求項17に記載の高周波装置。
- 第2の信号分離手段の配線は、高周波信号が伝達される配線より太くした請求項21に記載の高周波装置。
- 第1の信号分離手段は、略10PFのコンデンサを用いると共に、第2の信号分離手段は略5μHのインダクタンスを用いた請求項21に記載の高周波装置。
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