JP3612414B2

JP3612414B2 - Detergent composition for clothing

Info

Publication number: JP3612414B2
Application number: JP32072597A
Authority: JP
Inventors: 和久早川; 鷹久神田; 良彦天野; 清荒梅
Original assignee: Shin Etsu Chemical Co Ltd
Current assignee: Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date: 1997-11-21
Filing date: 1997-11-21
Publication date: 2005-01-19
Anticipated expiration: 2017-11-21
Also published as: JPH11152494A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、木綿類を中心とする衣類に付着した汚れを効果的に落とす衣類用洗剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
家庭洗濯物の汚れの９割を占めるとされる木綿衣類の汚れは、落としにくく、従来は洗濯洗剤の組成物として、▲１▼汚れと繊維表面に対して界面活性剤やビルダーを作用させて汚れ成分を繊維からひき放す、▲２▼汚れを界面活性剤、ビルダーで分散、可溶化する、▲３▼汚れ成分をプロテアーゼなどの酵素で化学的に分解する、▲４▼着色成分を漂白剤等で漂白する、▲５▼繊維表面に蛍光染料等を吸着させて漂白する、▲６▼洗浄に有効に作用する成分が多価の金属イオンによって沈殿してしまうのを特定のキレート剤で防止する等の作用のある組成物が使用されている。
【０００３】
しかしながら、これらの組成物のみでは、充分な洗濯性能が得られないとして、木綿繊維のセルロースの分子の一部を加水分解するセルラーゼを添加することで、木綿繊維に封じ込められた汚れを繊維の外に放出せしめ、洗浄力を強化する方法が特開昭５７−１４５１９７号公報，特開昭６１−４７８００号公報等に記載されている。
これらの特許には、セルラーゼの作用により繊維の外に放出された汚れ成分の再付着防止剤としてカルボキシメチルセルロースが好適として記載されているが、その作用は充分ではない。
【０００４】
しかしながら、これらのセルラーゼはセルロースに作用してセルロース分子を加水分解する作用を有しており、あまりにその活性が強いと洗濯のたびにセルロース分子よりなる木綿繊維を損傷し、繊維の強度を低下せしめる問題点がある。これらの活性の程度を制御する方法として添加量で制限することが考えられるが、実際にこれらセルラーゼを添加した洗濯組成物を使用する者にとっては、適度な量を正確に洗濯作業において使用することは煩雑であり、実行しにくく実用的ではない。そこで一般にはセルロースの結晶性部分には作用せず非結晶部に作用するエンドタイプのセルラーゼが利用されている。
しかしながら、これらエンドタイプのセルラーゼの多くは洗剤に添加する界面活性剤成分によりアルカリ性となると作用が失活してしまう。
このことから、アルカリ中でもセルロースを分解する活性のあるものとして、特公平３−６０３５７号公報にはアルカリ中で作用するセルラーゼが有効であることが記載されている。しかしながら、これらのセルラーゼは特定の由来菌株からの生産が必要で容易に利用しづらい問題点があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記事情に対して、本発明の目的は、使用中の繊維の強度低下が少なく、使用に際して十分汚れ成分の再付着防止効果を発揮し、かつアルカリ中でもセルラーゼが失活せず、衣類に付着した汚れを効果的に落とすことのできる衣類用洗剤組成物を提供することにある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題点を解決すべく、本発明者らは、鋭意検討した結果、衣類の洗濯用洗剤に添加するセルラーゼとしてエンドタイプ型のセルラーゼをメチルセルロースと併用添加使用することを特徴とする衣類用洗剤組成物が有効であることを見い出し本発明を完成した。
【０００７】
一般的なエンドタイプ型のセルラーゼはＰＨ９以上のアルカリ性の洗剤水溶液中では酵素の安定性が低下してしまう。しかしながら、メチルセルロースを添加することでセルロース繊維に対する酵素活性はアルカリ性の領域下でその活性がさらに向上することがわかっている。また、メチルセルロース以外のカルボキシメチルセルロースの添加においては、その活性は低下する傾向を示すことがわかっている。
一方、メチルセルロース類は汚れの再付着防止剤として有用であることが、Ｆ．ＪＣａｒｒｉｏｒ，Ｆｉｔｅ，Ｔｅｓｓａｓａ／Ｓｐａｉｎ，ＴｅｎｓｉｄｅＳｕｒｔ．Ｄｅｆ．４０７，２７，（１９９０）６等の文献において報じられており、とりわけ特開平８−１２９９７号公報ではポリエステル繊維に対する汚れの再付着防止剤としての機能が高いと開示されている。
【０００８】
メチルセルロースは、カルボキシルメチルセルロースなどの親水性の高いセルロースエーテルに比べて疎水性であり、このためポリエステル等の疎水性界面への吸着性が高く、ポリエステル繊維によく吸着して、汚れの再付着を防止するとされていた。一方、カルボキシメチルセルロース等の親水性のセルロースエーテルはメチルセルロースに比べて親水性の高い木綿繊維によく吸着して、再付着防止効果が高いとされていた。しかし、本発明者らが鋭意検討したところ、メチルセルロースの作用は、木綿類の再付着防止剤としても充分有用であり、カルボキシメチルセルロースと大差ないことが判明した。
【０００９】
再付着防止剤としてメチルセルロースを使用しうることは前述の文献及び特開平８−１２９９７号公報等に記載されており、高分子化合物をセルラーゼと併用使用することは特開平５７−１４５１９７号公報に記載されているが、本発明にあるようにメチルセルロースとエンドタイプ型のセルラーゼを併用使用する旨の記載は従来なく、本発明によって初めて開示されるものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる衣類用洗剤組成物では、セルラーゼとしてエンドタイプ型のセルラーゼをメチルセルロースと併用添加使用する。
エンドタイプ型のセルラーゼは、セルロースをエンド型に加水分解する酵素であり、高等植物、菌類、細菌、軟体動物等に由来する酵素を用いることができる。例えば、本発明で使用するエンドタイプのセルラーゼとしては、Ｉｒｐｅｘｌａｃｔｅｕｓ起源のエンドタイプのセルラーゼ、Ｔｒｉｃｈｏｄｅｒｍａｒｅｅｓｅｉ起源のエンドタイプセルラーゼ、Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓｎｉｇｅｒ起源のエンドタイプセルラーゼ等が使用できる。
【００１１】
また、本発明で使用するメチルセルロースとは、セルロースをメトキシル基で置換したセルロースエーテルである。さらに、メトキシル基に加えてヒドロキシプロポキシル基、ヒドロキシエトキシル基、ヒドロキシブチル基等のうちの少なくとも一種のヒドロキシアルキル基によって置換されたものであって水溶性のものであれば、いずれも使用できる。このようなメチルセルロースとして、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース等を挙げることができる。なお、このようなメチルセルロースは、一種又は二種以上のものを使用することができる。
これらの置換基の置換度としては、一般にメトキシル平均置換度（ＤＳ）とヒドロキシアルキル基分子の平均置換度（ＭＳ）の和で１．２以上のものが水溶性となる点で好ましい。
【００１２】
セルロースエーテルの分子量としては、特に限定しないが、再付着防止剤として作用するに、少なくとも１，０００以上の分子量を有していることが好ましい。
製品としては、信越化学工業（株）製ＳＭタイプ（メチルセルロース）、９０ＳＨ（ヒドロキシプロピルメチルセルロース）、６５ＳＨ（ヒドロキシプロピルメチルセルロース）、６０ＳＨ（ヒドロキシプロピルメチルセルロース）、ＳＥＢ（ヒドロキシエチルメチルセルロース）、ＳＮＢ（ヒドロキシエチルメチルセルロース）等で、２％水溶液の２０℃粘度で３ｍＰａ・ｓから１００，０００ｍＰａ・ｓのものが使用できるが、特に１５〜４，０００ｍＰａ・ｓのものが好ましい。
【００１３】
本発明にかかる衣類用洗剤組成物は、粉末洗剤、液体洗剤等各種形態のものに適用できる。
本発明で使用するエンド型のセルラーゼとメチルセルロースの使用量としては、洗剤組成物に対してあまり多く入れても経済的でなく少なく入れても効果が少ないことからいずれの量も洗濯水溶液に対して０．１〜０．２％程度が好ましい。
【００１４】
本発明にかかる衣類用洗剤組成物には、上記セルラーゼとメチルセルロース以外の成分も本発明の効果が阻害されない範囲で、先行する特開昭５７−１４５１９７号公報等に記載されたような以下に例示する成分を配合できる。
（１）界面活性剤
直鎖又は分枝鎖のアルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルキルエーテル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、オレインスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸塩、アミノ酸界面活性剤、リン酸エステル系活性剤等を挙げることができる。これらは一種又は二種以上のものを使用することができる。
（２）二価又は多価イオン捕捉剤
アルミノケイ酸塩等の各種アルカリ金属塩、アルカノールアミン塩等のビルダー成分を挙げることができる。これらは一種又は二種以上のものを使用することができる。
【００１５】
（３）アルカリ剤又は無機電解質
ケイ酸塩、炭酸塩、硫酸塩、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等を挙げることができる。これらは一種又は二種以上のものを使用することができる。
（４）漂白剤
過炭酸ソーダ、過ホウ酸ソーダ、硫酸ナトリウム過酸化水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付加体等を挙げることができる。これらは一種又は二種以上のものを使用することができる。
【００１６】
（５）酵素
セルラーゼ以外の酵素を配合することができる。ヒドラーゼ類が好適であり、プロテアーゼ、エステラーゼ、カルボヒドラーゼ、ヌクレアーゼ等を挙げることができる。これらは一種又は二種以上のものを使用することができる。
（６）青味付剤及び蛍光染料
アントラキノン系色素を挙げることができる。これらは一種又は二種以上のものを使用することができる。
（７）ケーキング防止剤
粉末組成物の場合のケーキングを防止するために配合する。パラトルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩、酢酸塩、スルホコハク酸塩、タルク、微粉末シリカ、粘土、カルシウムシリケート、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム等を挙げることができる。これらは一種又は二種以上のものを使用することができる。
【００１７】
（８）金属キレート剤、金属沈澱化剤
セルラーゼ活性を阻害する因子となる金属類をいんぺいするための成分である。ケイ酸マグネシウム、硫酸マグネシウム等を挙げることができる。これらは一種又は二種以上のものを使用することができる。
（９）セルラーゼ活性剤
キシロース等の単糖類等、セルラーゼの活性を高めるために配合する。一種又は二種以上のものを使用することができる。
【００１８】
（１０）酸化防止剤
第三ブチルヒドロキシトルエン等を挙げることができる。
（１１）可溶化剤
エタノール等の低級アルコール、低級アルキルベンゼンスルホン酸塩、グリコール類、アセチルベンゼンスルホン酸塩、アセトアミド類、ピリジンカルボン酸アミド類、安息香酸塩、尿素等を挙げることができる。これらは一種又は二種以上のものを使用することができる。
【００１９】
（１２）メチルセルロース以外の高分子としてポリエチレンオキサイド等、特開昭５７−１４５１９７号公報記載の高分子や特開昭６１−４７８０号公報記載のカチオン性高分子の添加も、本発明の効果を阻害しない範囲で添加は差し支えない。
具体的には、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸又はその塩、ポリビニルピロリドン、カチオン性でんぷん、カチオン化ヒドロキシエチルセルロースを挙げることができる。
（１３）配合要領
使用するエンド型セルラーゼの失活を防ぐために、セルラーゼと他の成分との直接接触を避けるべく、成分によってはコーテイングを施すこと等を行う。
【００２０】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を挙げる。なお、本明細書中において、特にことわりのない限り、％は重量％を表す。
表１に示す組成物で衣料用の洗濯組成物を調製し、調製した溶液３００ｍｌを３００ｍｌのビーカーに入れ、日本洗濯協会より販売されており、ＪＩＳＣ９６０６−１９９３「電気洗濯機」の洗浄力試験用汚染布として指定されている２０番手綿カナキン湿式人工汚染布を４ｃｍ角に切った布を一枚入れ、２０℃下で直径４ｃｍの攪拌羽のついた攪拌機で３００ｒｐｍにて２０分攪拌した後、布をとりだしそのまま１０分ほど３００ｍｌビーカー内の水中で同様に攪拌してすすぎを行い、８０℃で１時間乾燥した後、ＪＩＳのＺ８９３０で定義される白色度Ｗ（Ｌ）をスガ試験機社のカラーコンピータにより測定し、その値を表１に示した。白色度Ｗ（Ｌ）は１００に値が近いほど汚れが落ちて白くなっていることを示す。使用した洗剤組成物溶液のｐＨは１２であった。
【００２１】
また、乾燥した布を再び同じ洗剤組成物溶液に入れ同様の洗濯操作を３０回繰り返した後、布を４ｃｍ×１ｃｍに切断し、引っ張り強度を島津ＤＳＳ１０−ＴＳ型オートグラフにて引っ張り速度１０ｍｍ／分で測定し、洗濯前の布で測定した強度に対する比を表１に示した。
【００２２】
【表１】

＊信越化学工業製メトローズ
▲１▼Ａｓｐｅｒｇｉｌｌｕｓｎｉｇｅｒ由来のセルラーゼ（新日本化学工業（株）製商品名
ＳｕｍｉｚｙｍｅＡｃ）
▲２▼Ｉｒｐｅｘｌａｃｔｅｕｓ由来のセルラーゼ（協和発酵（株）社商品名Ｄｒｉｓｅｒａｓｅ）
【００２３】
表１に示すように、本発明にかかる実施例１から３は、白色度及び強度比のいずれにおいても良好な結果を示した。比較例１は、メチルセルロースの添加がなく、白色度において劣っていた。比較例２は、エキソタイプのセルラーゼを使用したが、強度比が好ましくなかった。比較例３は、セルラーゼを欠いており、白色度が劣っていた。比較例４は、メチルセルロースを欠き、エキソタイプのセルラーゼを使用したが、比較例２に比べてもさらに強度比が劣っていた。
表１により本発明の効果は明らかである。
【００２４】
【発明の効果】
上記したところから明かなように、使用中の繊維の強度低下が少なく、使用に際して十分汚れ成分の再付着防止効果を発揮し、かつアルカリ中でもセルラーゼが失活せず、衣類に付着した汚れを効果的に落とすことのできる衣類用洗剤組成物が提供される。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a detergent composition for clothes that effectively removes dirt adhered to clothes mainly of cotton.
[0002]
[Prior art]
The dirt of cotton clothing, which is said to account for 90% of the dirt of household laundry, is difficult to remove. Conventionally, as a detergent composition, (1) surfactants and builders are applied to the dirt and the fiber surface. 2) Disperse the soil components from the fibers, 2) Disperse and solubilize the soil with a surfactant and builder, 3) Chemically decompose the soil components with an enzyme such as protease, and 4) Bleach the colored components. Bleaching, etc., (5) Fluorescent dyes etc. are adsorbed on the fiber surface and bleaching, (6) A specific chelating agent prevents the components that act effectively on washing from being precipitated by polyvalent metal ions A composition having an effect such as that used is used.
[0003]
However, these compositions alone do not provide sufficient washing performance. Therefore, by adding a cellulase that hydrolyzes some of the cellulose molecules of the cotton fibers, the dirt contained in the cotton fibers is removed from the fibers. JP-A-57-145197, JP-A-61-47800, and the like describe a method for releasing the resin and enhancing the detergency.
In these patents, carboxymethylcellulose is described as a suitable anti-redeposition agent for soil components released from the fibers by the action of cellulase, but the action is not sufficient.
[0004]
However, these cellulases have a function of hydrolyzing cellulose molecules by acting on cellulose. If the activity is too strong, cotton fibers made of cellulose molecules are damaged every time washing is performed, and the strength of the fibers is reduced. There is a problem. As a method of controlling the degree of these activities, it is conceivable to limit the amount by addition amount, but for those who actually use a laundry composition to which these cellulases are added, an appropriate amount must be used accurately in the washing operation. Is cumbersome, difficult to implement and impractical. Therefore, in general, an endo-type cellulase that does not act on the crystalline part of cellulose but acts on the non-crystalline part is used.
However, many of these end-type cellulases are deactivated when they become alkaline due to the surfactant component added to the detergent.
From this, it is described in Japanese Patent Publication No. 3-60357 that cellulase acting in an alkali is effective as having an activity of decomposing cellulose even in an alkali. However, these cellulases have a problem that they are difficult to use because they need to be produced from a specific strain.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above circumstances, the object of the present invention is to reduce the strength of the fiber during use, exhibit the effect of preventing the reattachment of dirt components during use, and the cellulase does not deactivate even in alkali and adheres to clothing. An object of the present invention is to provide a laundry detergent composition that can effectively remove dirt.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In order to solve the above problems, the present inventors have intensively studied. As a cellulase to be added to laundry detergent for clothing, an end-type cellulase is used in combination with methylcellulose. The present invention was completed by finding that the object was effective.
[0007]
In general end-type cellulase, the stability of the enzyme is lowered in an alkaline detergent solution having a pH of 9 or more. However, it has been found that the enzyme activity on cellulose fibers is further improved in the alkaline region by adding methylcellulose. Moreover, in addition of carboxymethylcellulose other than methylcellulose, it turns out that the activity shows the tendency to fall.
On the other hand, methyl celluloses are useful as anti-redeposition agents for soils. J Carrier, Fite, Tessasa / Spain, Tenside Surt. Def. No. 407, 27, (1990) 6, etc., and in particular, Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-12997 discloses that the function as an anti-redeposition agent for stains on polyester fibers is high.
[0008]
Methylcellulose is more hydrophobic than highly hydrophilic cellulose ethers such as carboxymethylcellulose. Therefore, it is highly adsorbed to hydrophobic interfaces such as polyester, and adsorbs well to polyester fibers to prevent reattachment of dirt. It was supposed to be. On the other hand, hydrophilic cellulose ethers such as carboxymethylcellulose are well adsorbed to cotton fibers having higher hydrophilicity than methylcellulose, and are considered to have a high anti-reattachment effect. However, as a result of intensive studies by the present inventors, it has been found that the action of methylcellulose is sufficiently useful as an anti-redeposition agent for cotton and is not significantly different from carboxymethylcellulose.
[0009]
The fact that methylcellulose can be used as an anti-redeposition agent is described in the above-mentioned document and Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-12997, and the use of a polymer compound in combination with cellulase is described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-145197. However, as described in the present invention, there is no description that methylcellulose and end-type cellulase are used in combination, and this is the first disclosure of the present invention.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the laundry detergent composition according to the present invention, an end-type cellulase is used as a cellulase in combination with methylcellulose.
The end-type cellulase is an enzyme that hydrolyzes cellulose into an endo-type, and enzymes derived from higher plants, fungi, bacteria, mollusks and the like can be used. For example, as an end-type cellulase used in the present invention, an end-type cellulase originating from Irpex lacteus, an end-type cellulase originating from Trichoderma reesei, an end-type cellulase originating from Aspergillus niger, or the like can be used.
[0011]
Moreover, the methylcellulose used by this invention is the cellulose ether which substituted the cellulose with the methoxyl group. Further, any one that is substituted with at least one hydroxyalkyl group of hydroxypropoxyl group, hydroxyethoxyl group, hydroxybutyl group and the like in addition to the methoxyl group can be used. Examples of such methylcellulose include methylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose, and hydroxyethylmethylcellulose. In addition, such a methyl cellulose can use 1 type, or 2 or more types.
As the degree of substitution of these substituents, in general, the sum of the methoxyl average degree of substitution (DS) and the average degree of substitution (MS) of the hydroxyalkyl group molecule is preferably 1.2 or more in view of water solubility.
[0012]
The molecular weight of the cellulose ether is not particularly limited, but it preferably has a molecular weight of at least 1,000 or more in order to act as an anti-redeposition agent.
As products, Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. SM type (methylcellulose), 90SH (hydroxypropylmethylcellulose), 65SH (hydroxypropylmethylcellulose), 60SH (hydroxypropylmethylcellulose), SEB (hydroxyethylmethylcellulose), SNB (hydroxyethylmethylcellulose) ) And the like, and those having a viscosity of 2% aqueous solution at 20 ° C. of 3 mPa · s to 100,000 mPa · s can be used, and those of 15 to 4,000 mPa · s are particularly preferable.
[0013]
The laundry detergent composition according to the present invention can be applied to various forms such as powder detergents and liquid detergents.
The amounts of endo-type cellulase and methylcellulose used in the present invention are not economical even if they are added in a large amount to the detergent composition. About 0.1 to 0.2% is preferable.
[0014]
Examples of the detergent composition for clothes according to the present invention include those described in the preceding JP-A-57-145197, etc., as long as the components other than the cellulase and methylcellulose are not inhibited by the present invention. Ingredients can be blended.
(1) Surfactant linear or branched alkylbenzene sulfonate, alkyl or alkyl ether sulfate, alkenyl sulfate, olein sulfonate, saturated or unsaturated fatty acid salt, amino acid surfactant, phosphate ester An activator etc. can be mentioned. These can use 1 type, or 2 or more types.
(2) Builder components such as various alkali metal salts such as divalent or polyvalent ion scavenger aluminosilicate, alkanolamine salts and the like can be mentioned. These can use 1 type, or 2 or more types.
[0015]
(3) Alkaline agent or inorganic electrolyte silicate, carbonate, sulfate, triethanolamine, diethanolamine, monoethanolamine, triisopropanolamine and the like can be mentioned. These can use 1 type, or 2 or more types.
(4) Bleaching agent sodium percarbonate, sodium perborate, sodium sulfate hydrogen peroxide adduct, sodium chloride hydrogen peroxide adduct and the like. These can use 1 type, or 2 or more types.
[0016]
(5) Enzymes other than the enzyme cellulase can be blended. Hydrases are preferred, and examples include proteases, esterases, carbohydrases, and nucleases. These can use 1 type, or 2 or more types.
(6) Bluing agents and fluorescent dye anthraquinone dyes can be mentioned. These can use 1 type, or 2 or more types.
(7) Anti-caking agent It mix | blends in order to prevent caking in the case of a powder composition. Examples include paratoluene sulfonate, xylene sulfonate, acetate, sulfosuccinate, talc, fine powder silica, clay, calcium silicate, calcium carbonate, and magnesium oxide. These can use 1 type, or 2 or more types.
[0017]
(8) Metal chelating agent, metal precipitating agent A component for impregnating metals that are factors that inhibit cellulase activity. Examples thereof include magnesium silicate and magnesium sulfate. These can use 1 type, or 2 or more types.
(9) Cellulase active agent A monosaccharide such as xylose is added to increase the activity of cellulase. One type or two or more types can be used.
[0018]
(10) An antioxidant such as tert-butylhydroxytoluene can be used.
(11) Solubilizers Lower alcohols such as ethanol, lower alkylbenzene sulfonates, glycols, acetylbenzene sulfonates, acetamides, pyridinecarboxylic acid amides, benzoates, ureas and the like can be mentioned. These can use 1 type, or 2 or more types.
[0019]
(12) Addition of a polymer other than methylcellulose, such as polyethylene oxide, a polymer described in JP-A-57-145197, or a cationic polymer described in JP-A-61-4780 also inhibits the effects of the present invention. Addition is acceptable as long as it is not.
Specific examples include carboxymethyl cellulose, polyvinyl alcohol, polyacrylic acid or a salt thereof, polyvinyl pyrrolidone, cationic starch, and cationized hydroxyethyl cellulose.
(13) Blending procedure In order to prevent inactivation of the endo-type cellulase used, depending on the component, a coating is performed to avoid direct contact between the cellulase and other components.
[0020]
【Example】
Examples of the present invention will be given below. In the present specification, “%” represents “% by weight” unless otherwise specified.
A laundry composition for clothing was prepared with the composition shown in Table 1, 300 ml of the prepared solution was put in a 300 ml beaker and sold by the Japan Laundry Association, and the detergency test of JIS C 9606-1993 “Electric Washing Machine” After putting a piece of 4cm square of 20th cotton kanakin wet artificially contaminated cloth, which is designated as a contaminated cloth for use, and stirring at 300rpm for 20 minutes with a stirrer with 4cm diameter stirring blades at 20 ℃ After removing the cloth and rinsing in water in a 300 ml beaker for about 10 minutes in the same manner, and drying at 80 ° C. for 1 hour, the whiteness W (L) defined by JIS Z8930 was measured. The values are shown in Table 1. The whiteness W (L) indicates that the closer the value is to 100, the whiter the dirt is. The pH of the detergent composition solution used was 12.
[0021]
Moreover, after putting the dry cloth in the same detergent composition solution again and repeating the same washing operation 30 times, the cloth was cut into 4 cm × 1 cm, and the tensile strength was 10 mm / s in the Shimadzu DSS10-TS type autograph. The ratio to the strength measured in minutes and measured on the fabric before washing is shown in Table 1.
[0022]
[Table 1]

* Metrozu (1) manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Cellulase derived from Aspergillus niger (trade name Sumizyme Ac manufactured by Shin Nippon Chemical Industry Co., Ltd.)
(2) Cellulase derived from Irpex lacteus (Kyowa Hakko Co., Ltd., trade name Drisease)
[0023]
As shown in Table 1, Examples 1 to 3 according to the present invention showed good results in both whiteness and intensity ratio. Comparative Example 1 was inferior in whiteness without the addition of methylcellulose. Comparative Example 2 used exotype cellulase, but the intensity ratio was not preferable. Comparative Example 3 lacked cellulase and was inferior in whiteness. Comparative Example 4 lacked methylcellulose and used exo-type cellulase, but the strength ratio was still inferior to Comparative Example 2.
Table 1 clearly shows the effect of the present invention.
[0024]
【The invention's effect】
As is clear from the above, there is little decrease in the strength of the fiber during use, it exhibits the effect of preventing the reattachment of dirt components during use, and cellulase is not deactivated even in alkali, and dirt attached to clothing is effective. A garment detergent composition is provided that can be applied to the skin.

Claims

A detergent composition for clothes, wherein an end-type cellulase is used in combination with methylcellulose as the cellulase.