JP3611398B2 - 波付き同軸ケーブルの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部導体がリング状や螺旋状に波付けされた波付き同軸ケーブルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の波付き同軸ケーブルには、たとえば図3に示すように、いわゆるリングコルゲート銅管型同軸ケーブルaと称されるものがある。
【0003】
この同軸ケーブルaは、共に銅製の内部導体bと外部導体cとの間に、発泡ポリエチレンなどの高発泡絶縁材料でできた絶縁材dが介在され、さらに、外部導体cの周りにはポリエチレンなどでできた保護層eが形成されている。そして、内部導体bは、直円筒状または直円柱状をしており、また、外部導体cは、径方に向けてリング状に均一に拡径、縮径されることで、軸方向に沿って所定ピッチpで滑らかに凹凸を繰り返えす波付き形状に成形されている。
【0004】
ところで、従来、このような波付き同軸ケーブルaを製造する場合には、まず、内部導体bの周りに絶縁材dを被せてなるコアgを供給するとともに、これに並行して銅テープなどのテープ材tを供給し、成形ダイスによってコアgの周りにテープ材tを管状に被覆成形した後、このテープ材tの突き合わせ部分tをアーク溶接hなどによって溶接し、次に、波付け機によってこのテープ材tを波付けして外部導体cとし、最後にこの外部導体cの周りに保護層eを被覆する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の波付き同軸ケーブルaには、各種のサイズのものがあるが、特に、外部導体cの外径が13mm以下のような細径のものを製造する場合には、テープ材tの突き合わせ部分を溶接する際に、その溶接熱によってコアgを構成する絶縁材dが溶融してテープ材tに融着するという不都合が起こる。
【0006】
すなわち、図4に示すように、コアgの周りにテープ材tを管状に被覆成形したときには、コアgとテープ材tとの間には若干の隙間iがあって重力の影響でコアgが下方に垂れて絶縁材dがテープ材tの内周に接触している。この状態で、テープ材tの上部の突き合わせ部分tを溶接したときには、テープ材tの熱容量が小さいために、その溶接熱がテープ材tの下方部分に短時間の内に伝わって絶縁材dが溶融し、その結果テープ材tの内周面に融着する。
【0007】
そして、テープ材tに絶縁材dが一旦融着すると、次の波付け工程において、その融着部分dによってテープ材tを波付け成形する場合の変形が拘束されることになって正常な波付けができず、波付けの偏形やピッチpの乱れが生じて不良になる。
【0008】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、テープ材を溶接する際の絶縁材の融着を確実に防止して、次のテープ材の波付けを安定して行えるようにして、常に良好な波付き同軸ケーブルが製造できるようにすることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、内部導体の周りに絶縁材を被せてなるコアとともに、テープ材を供給してコアの周りにテープ材を管状に被覆成形した後、このテープ材の突き合わせ部分を溶接し、次に、このテープ材をリング状や螺旋状に波付けして外部導体とする波付き同軸ケーブルの製造方法において、前記テープ材の溶接工程と波付け工程との間に冷却工程を設けて、前記テープ材を溶接直後に冷却しており、前記冷却工程では、外水槽とこの外水槽の内部に配置された内水槽とに、テープ材被覆溶接状態のコアを挿通させて引き出しながら、前記テープ材に前記内水槽上部から冷却水を滴下させることにより当該テープ材を冷却しており、かつ、前記内水槽から漏水して前記外水槽に貯留する冷却水を循環ポンプで吸い上げてクーラで再冷却したうえで、内水槽挿通中のテープ材被覆溶接状態のコアに再滴下させている。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、波付き同軸ケーブルとして図3に示したリングコルゲート銅管型同軸ケーブルを製造する場合の本発明の実施形態の工程を示す説明図である。
【0011】
同図において、1は管成形機、2は溶接機、3は冷却装置、4は波付け機である。
【0012】
管成形機1は、図示しない成形ダイスによって内部導体の周りに絶縁材を被せてなるコアgの周りに銅テープなどのテープ材tを管状に被覆成形するためのものであり、また、溶接機2は、成形ダイス1によって管状に成形されたテープ材tの突き合わせ部分tをアーク溶接などによって溶接するものである。
【0013】
冷却装置3は、溶接機2で溶接された直後のテープ材tを冷却するためのもので、溶接機2に近接して配置されており、たとえば図2に示すような構成となっている。すなわち、この冷却装置3は、外水槽3aの内部に内水槽3bが配置されるとともに、外水槽3aの前後にはガイドローラ3cが設けられており、これらのガイドローラ3cによって案内された溶接後のテープ材tが両水槽3a,3bに挿通されて外部に引き出されるようになっている。また、外水槽3aの底部には循環配管3dの一端が接続され、この循環配管3dの他端はクーラ3eおよび循環ポンプ3fを介して内水槽3bの上部に開口されており、内水槽3bから漏水して外水槽3aに溜まった水がクーラ3eで冷却された後、循環ポンプ3fで吸い上げられて内水槽3bの上部から溶接後のテープ材tの上にシャワーとして落下されるようになっている。
【0014】
波付け機4は、テープ材tを径方に向けてリング状に均一に拡径、縮径することで、軸方向に沿って所定ピッチpで滑らかに凹凸を繰り返えす波付き形状に成形するものである。
【0015】
次に、このリングコルゲート銅管型同軸ケーブルを製造する方法を工程順に説明する。
【0016】
まず、管成形機1に対して、内部導体bの周りに絶縁材dを被せてなるコアgを供給するとともに、これに並行して銅テープなどのテープ材tを供給する。そして、管成形機1の成形ダイスによってコアgの周りにテープ材tを管状に被覆成形する。
【0017】
次いで、溶接機2でテープ材tの突き合わせ部分tをアーク溶接し、引き続いて、冷却装置3で溶接直後のテープ材tを冷却する。すなわち、溶接直後のテープ材tをガイドローラ3cで外水槽3aから内水槽3b内に導いてテープ材tの上にシャワーを落下させることにより、テープ材tを短時間の内に冷却する。これにより、テープ材tの溶接熱がその下方部分に伝わって絶縁材dがテープ材tの内周面に融着することが確実に防止される。
【0018】
冷却装置3で冷却された後のテープ材tは、次の波付け機4によって波付けされて外部導体cとなり、最後にこの外部導体cの周りに保護層eが被覆される。
【0019】
なお、上記の実施形態では、外部導体cがリング状に波付けされたリングコルゲート銅管型同軸ケーブルaを製造する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、たとえば外部導体が螺旋状に波付けされた同軸ケーブルを製造する場合にも、本発明を適用することができる。
【0020】
また、この実施形態では、冷却水を循環しつつ、溶接後のテープ材tの上にシャワーとして落下するようにしているが、単にテープ材tの上から冷却水を滝状にかけて垂れ流し状態にしてもよく、また、シャワーも複数箇所でなく一カ所のみ設けてもよい。さらに、冷却水でなく空気を吹き付けて冷却を行うようにすることもできる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、テープ材を溶接する際の絶縁材の融着を確実に防止できるため、次のテープ材の波付けを安定して行うことができる。その結果、たとえ細物のものであっても、常に良好な波付け同軸ケーブルを製造することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る波付き同軸ケーブルの製造方法を示す説明図である。
【図2】同製造方法に使用する冷却装置の構成図である。
【図3】波付き同軸ケーブルの一例を示す斜視図である。
【図4】従来の波付き同軸ケーブルを製造する場合に、テープ材を溶接する際の絶縁材の融着発生状況を説明するためのケーブル断面図である。
【符号の説明】
1…管成形機、2…溶接機、3…冷却装置、4…波付き機、a…波付き同軸ケーブル、b…内部導体、c…外部導体、d…絶縁材、g…コア、t…テープ材。t…突き合わせ部分、d…融着部分。

Claims (1)

  1. 内部導体の周りに絶縁材を被せてなるコアとともに、テープ材を供給してコアの周りにテープ材を管状に被覆成形した後、このテープ材の突き合わせ部分を溶接し、次に、このテープ材をリング状や螺旋状に波付けして外部導体とする波付き同軸ケーブルの製造方法において、
    前記テープ材の溶接工程と波付け工程との間に冷却工程を設けて、前記テープ材を溶接直後に冷却しており、
    前記冷却工程では、外水槽とこの外水槽の内部に配置された内水槽とに、テープ材被覆溶接状態のコアを挿通させて引き出しながら、前記テープ材に前記内水槽上部から冷却水を滴下させることにより当該テープ材を冷却しており、
    かつ、前記内水槽から漏水して前記外水槽に貯留する冷却水を循環ポンプで吸い上げてクーラで再冷却したうえで、内水槽挿通中のテープ材被覆溶接状態のコアに再滴下させる、
    ことを特徴とする波付き同軸ケーブルの製造方法。
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