JP3611039B2 - 待機電力回路 - Google Patents
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Description
この発明は、スイッチ素子にMOSFET(以後、FETと記す)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を使用した待機電力回路に関する。
従来回路でのトランスを使用した交流電源回路では、待機電力は次の2つの部分に分類できることが多い。本発明回路では、▲1▼のみを待機電力として論じる。
▲1▼商用電源である交流100V(日本の場合)を電源とし、トランスにて変換した電圧を整流・平滑して直流5V〜15V程度にした電源を補助電源にする回路がよく使用されるが、トランスを使用すれば励磁電流が流れるのでその電流は待機電力になる。ここではこの待機電力を「補助電源制御用待機電力」とする。従来回路での待機電力の大部分は、この電力である。
▲2▼補助電源から制御回路に電流が流れて制御回路は動作するが、その電流は待機電力になる。ここではこの待機電力を「制御回路用待機電力」とする。この待機電力は待機回路の設計者の仕事に属するので、ここでは論じない。
「制御回路用待機電力」は、待機中はあまり電流が流れず信号が来たときに電流が流れて制御回路を動作させる回路と、マイコンを使用している回路のように待機中はクロック信号を発生させていつも電流が流れる回路がある。
待機電力の分類は、回路が違えば必ずしもこのように明確に分類はできないことがある。この発明回路の第1図〜第3図で、「補助電源制御用待機電力」に相当する部分は電池Bの電力であり、「制御回路用待機電力」に相当する部分は制御回路の電力そのままであるが、ダイオードD3と抵抗器RとFETQ3の電力は従来回路に単純には置き換えられない。しかし、この電力は制御回路の電流に比例するのでここでは「制御回路用待機電力」に含める。なお、回路を電源に接続した瞬間にコンデンサCへの充電電流によりダイオードD3と抵抗器RとFETQ3で電力は発生するが、小さい電力なのでここでは無視する。
記載される一部の用語を説明する。
電源から負荷回路に電力を供給する回路のメインスイッチ回路を主電源スイッチ回路とし、待機時の主電源スイッチ回路のオン動作またはオフ動作をオン/オフと記し、主電源スイッチ回路を制御する制御回路の電源を補助電源とする。
待機時とは、主電源スイッチ回路がオフで補助電源のみがオンの状態である。
スイッチ素子は主電源スイッチ回路の主要半導体素子で、MOSFETまたはIGBTとそのMOSFETとIGBTの関連ダイオードである。
FETのしきい値電圧とは、ドレイン電流をカットオフするときのゲート・ソース間電圧である。一般的には測定上の理由からドレイン電流が1mAのときのゲート・ソース間電圧であるが、本文ではドレイン電流を完全にカットオフするときのゲート・ソース間電圧とする。IGBT使用時も同じ考えである。
スイッチ回路とはオン/オフ動作であるスイッチ動作を行う回路であり、スイッチ回路の接点端子とはスイッチ接点の外部接続用端子に相当する端子である。
実施例に示すFETは特に説明がない限りNチャンネルMOSFETであるが、簡単な回路変更でPチャンネルMOSFETも使用可能である。
スイッチ素子をFETに代えてIGBTを使用する時は、FETのドレインとソースとゲートは各々IGBTのコレクタとエミッタとゲートに置き換え、必要に応じてフライホイールダイオードをIGBTのコレクタとエミッタに接続する。
制御回路出力の反転またはデジタル回路出力の反転とはハイ→ロウ動作またはロウ→ハイ動作であり、主電源スイッチ回路の反転とはオン→オフ動作またはオフ→オン動作である。
説明文の中の各端子の電位は各回路の0点を基準にする。0点はスイッチ素子がMOSFETではソースであり、IGBTではエミッタである。
背景技術
従来の待機電力回路は、第4図に示すような回路を使用することが多かった。
第4図の回路を説明する。交流電源ACに、リレーコイルRCにより動作するリレー接点RSと負荷回路RL(負荷は単純な負荷の時もあるが、回路を負荷として扱うこともあるので、本文では負荷回路とした)を直列接続する。また、交流電源ACには絶縁トランスTRの1次巻線を接続し、絶縁トランスTRの2次巻線電圧を整流・平滑回路RHで直流にした電圧を補助電源EHとして制御回路SGの電源端子に接続するとともに、その補助電源EHの両端子間にリレーコイルRCとNPNトランジスタQ6の直列回路を接続する。制御回路SGの出力OPは抵抗器(図では省略)を介してトランジスタQ6のベースに接続する。
第4図の動作を説明する。絶縁トランスTRの1次巻線に交流電源ACを印加し、絶縁トランスTRの2次巻線電圧を整流・平滑した直流電圧を補助電源EHとして制御回路SGの電源端子に印加している。テレビ等では、リモコンで変調発光された赤外線等を制御回路SG内の受光素子で受光するが、受光素子が受光する度にSG出力はハイとロウに切り替わる。制御回路SGの出力OPがハイのときはトランジスタQ6にベース電流が流れてトランジスタQ6はオンになるのでリレーコイルRCに電流が流れ、リレー接点RSを動作させて負荷回路RLをオンにする。最近は、リレーに代えてトライアックを使用する回路が多い。
第4図の回路での待機時には、制御回路SGの信号処理にCMOS等を使用すれば消費電力は非常に小さくなるが、使用されている絶縁トランスTRの励磁電流のため数ワットの待機電力が常時消費され、絶縁トランスTRを小型化するほど励磁電流の低減が難しいという問題がある。このような待機電力を必要とする回路は、各家庭の電気製品や各企業の自動化機械等に採用されてその電力の総量は莫大で、国内の家庭用電気製品だけでも大型発電機が数箇分に相当し、全世界で大きな環境問題を引き起こしている。また、電気製品自体や自動化機械も待機回路のために絶縁トランスTRを使用しているので、大型、大重量、高価になるという問題がある。さらにリレー接点RSが動作中は、リレーコイルRCに数10mAの電流が流れ、しかも接点寿命は半導体製品に比較して格段に短いという問題もある。また、トライアックを使用する回路では、動作中は駆動電流が必要であり、オン電圧も高いため主電源スイッチ回路で消費する電力も大きいという難点がある。本発明は、このような問題の解決する回路を、小型、軽量、安価に提供することである。
発明の開示
交流電源回路で説明する。この回路は、ゲート同士とソース同士を各々接続した第1と第2のFETの逆直列回路に交流電源と負荷回路を直列接続する。ここで第1と第2のFETのソースを0点とし、交流電源の黒点側をa点とする。a点と0点間に、0点側よりコンデンサと第3のFETと抵抗器とa点側をアノードにしたダイオードを直列接続すると同時に、0点と第3のFETのゲート間に0点側を負にして電池を接続する。この回路は、0点を基準にして第3のFETのゲート電圧である電池電圧と第3のFETのしきい値電圧の差の電圧がコンデンサに充電され、コンデンサ電圧が補助電源として制御回路の電源端子に印加され、制御回路出力は第1と第2のFETのゲート・ソース(0点)間に印加されて両FETを制御する。第1と第2のFETが主電源スイッチ回路のスイッチ素子であり、両FETがオンになれば交流電源と負荷回路が接続され、両FETがオフになれば交流電源と負荷回路が切断されて待機状態になる。第3のFETはコンデンサの充電用である。この回路は、基本的には電池電流のみが「補助電源制御用待機電力」になるが、第3のFETのゲートには電圧は印加されるが電流は流れないので「補助電源制御用待機電力」は実質的には0になる。この回路は、補助電源より制御回路へ電流が流れて補助電源電圧が降下すれば、第3のFETのゲート・ソース間電圧がしきい値電圧より大きくなり、第3のFETはオンになってコンデンサである補助電源に充電電流が流れて補助電源電圧を上昇させる。電池電圧と補助電源電圧の差が第3のFETのしきい値電圧に達すれば第3のFETはオフになって補助電源への電流の流入は止まる。この回路は、必要なときに必要な電流が補助電源に流れ、無駄な電流は流れない回路である。また、小型、軽量、安価な回路を実現しているので、待機電力の省電力化と同時に回路自体も非常に安価で、しかもコンパクトな回路になっている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の交流電源用回路図で、主電源スイッチ回路のスイッチ素子に2つのFETを用いた待機電力回路図である。
第2図はこの発明の第2の交流電源用回路図で、4つのダイオードと主電源スイッチ回路のスイッチ素子に1つのFETを用いた待機電力回路図である。
第3図はこの発明の直流電源用回路図で、主電源スイッチ回路のスイッチ素子に1つのFETを用いた待機電力回路図である。
第4図は従来の技術に係わる交流電源用回路図で、主電源スイッチ回路にリレーを用い、補助電源に絶縁トランスを用いた待機電力回路図である。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説明するために、添付の図面により説明する。
第1図は、この発明の請求の範囲1に係わる第1の実施例である。
この回路は、FETQ1とQ2のゲート同士とソース同士を各々接続した逆直列回路を、交流電源ACと負荷回路RLに直列接続する。以後の説明上、FETQ1とQ2のソース同士を0点とし、交流電源ACの黒点側をa点とし、交流電源ACの非黒点側をb点とし、FETQ2のドレインと負荷回路RLの接続点をc点とする。a点と0点間に0点側より、コンデンサCとFETQ3と抵抗器Rとアノードをa点側にしたダイオードD3を直列接続すると同時に、0点とFETQ3のゲート間に0点側を負にして電池Bを接続する。FETQ3の向きは、ドレインはa点側でソースは0点側である。この回路は、電池Bの電圧とFETQ3のしきい値電圧の差の電圧がコンデンサCに充電され、その電圧が補助電源EHとして制御回路SGの電源端子に接続され、制御回路SGの出力OPはFETQ1とQ2のゲートと0点に接続されている。FETQ1とQ2はスイッチ回路を構成するスイッチ素子でその両ドレインは主電源スイッチ回路の接点端子であり、FETQ3はコンデンサCの充電用である。FETQ1とQ2の寄生ダイオードであるフライホイールダイオードはそれぞれダイオードD1とD2とする。
第1図の動作を説明する。0点とFETQ3のゲート間にFETQ3のしきい値電圧以上の電圧を有する電池Bが接続されていればFETQ3はオンとなる。そのとき、交流電源ACの黒点側が正になればACの電流は、交流電源AC−ダイオードD3−抵抗器R−FETQ3−コンデンサC−ダイオードD1−交流電源ACと流れてコンデンサCを充電し、その電圧は「コンデンサCの電圧=FETQ3のゲート電圧(電池Bの電圧)−FETQ3のしきい値電圧」になる。コンデンサCの電圧は補助電源EHとして制御回路SGの電源端子に印加され、制御回路SGの出力OPはFETQ1とQ2のゲート同士・0点間に印加される。制御回路SGの出力OPがハイならばFETQ1とQ2はオンになって負荷回路RLに電流が流れ、出力OPがロウならばFETQ1とQ2はオフになるので負荷回路RLには電流は流れない待機状態になる。FETQ1とQ2がオンで交流電源ACの黒点側が正であれば負荷回路RLを流れる電流は、交流電源AC−負荷回路RL−FETQ2−ダイオードD1−交流電源ACと流れ、黒点側が負のときの電流は、交流電源AC−FETQ1−ダイオードD2−負荷回路RL−交流電源ACと流れて、負荷回路RLは動作する。なお、スイッチ素子であるFETがオンのときは寄生ダイオードに電流が流れるが、電流は先ずFETのソースからドレインのチャンネル部材を流れ、そのオン電圧が寄生ダイオードの立ち上がり電圧以上になったときに寄生ダイオードにも流れる。この回路のFETQ1とQ2は主電源スイッチ回路のスイッチ素子である。制御回路SGの例として、制御回路SGがT−F/F(T−フリップフロップ)で構成され、制御回路SGに信号が来る度に制御回路SGの出力OPがハイ/ロウと反転する回路にすれば、信号が来る度にFETQ1とQ2はオン/オフして負荷回路RLはオン/オフする回路になる。FETQ1とQ2は、外部信号によりオン/オフする回路にしてもよく、時計等のような内部信号でオン/オフする回路にしてもよい。この回路は、コンデンサCより制御回路SGへ電流が流れてコンデンサ電圧が降下すれば、FETQ3のゲート・ソース間電圧がしきい値電圧より大きくなり、FETQ3はオンになってコンデンサCに充電電流が流れてコンデンサCの電圧を上昇させる。電池Bの電圧とコンデンサCの電圧の差がFETQ3のしきい値電圧に達すれば、FETQ3はオフになってコンデンサCへの電流の流入は止まる。この回路は、コンデンサCの電圧である補助電源電圧は、自動的に制御される回路である。
FETQ3のゲートとQ3の他の端子は絶縁されているので電池Bの電流は実質的には0であり、「補助電源制御用待機電力」は実質的には0になる。なお、交流電源ACにコンセントを接続した瞬間のコンデンサCへの充電電流によるダイオードD3と抵抗器RとFETQ3での消費電力は小さいので無視し、「制御回路用待機電力」は設計により異なるので、前述のようにここでは論じない。
この回路は、コンデンサCの電圧は電池Bの電圧で決まり、制御回路SGの瞬時電流はコンデンサCで対応し、抵抗器Rは制御回路SGの平均電流による。
コンデンサCに代えて二次電池を使用してもよい。
負荷回路RLがトランスを使用した回路ならば、巻線電圧のピーク値を待機時のコンデンサCの電圧より少し高目にした巻線をトランスに追加し、巻線の一方の端子を0端子に接続し、巻線の別の端子をダイオードを介してコンデンサCの+端子に接続すれば、トランスの動作中は巻線からコンデンサCへの電流を供給する回路になるので、巻線損失は増えても抵抗器Rでの損失はなくなり、全体の損失は小さくなることが多い。ダイオードの向きは、アノードを巻線側にする。
電池Bに代えてダイオードD3のカソードと0点間に2つの抵抗器を直列接続した接続点の電圧をFETQ3のゲート電圧にしてもよい。そのときのゲート電圧は脈流電圧になるが、そのピーク電圧によりコンデンサCへの充電電圧が決まる。なお、そのとき使用する抵抗器は数十MΩ等の超高抵抗でも使用できる。2つの抵抗器を使用するときの0点側の抵抗器をツェナーダイオードにしてもよい。FETQ3のゲート電圧を可変にすれば、コンデンサCの電圧も可変にできる。
ダイオードD3で整流した電圧を平滑するために、ダイオードD3のカソードと0点間にコンデンサを接続してもよい。
ダイオードD3とFETQ3間に接続されている抵抗器Rを、FETQ3とコンデンサC間に接続してもよい。
FETQ1とQ2をIGBTに置き換えるときは寄生ダイオードに相当するダイオードを接続する必要があるが、FETQ3をIGBTに置き換えるときはダイオードを接続する必要はない。
第2図は、この発明の請求の範囲1に係わる第2の実施例である。
この回路は、第1図のb点とc点間にダイオードD4とD6のカソード同士を接続した逆直列回路と、ダイオードD5とD7のアノード同士を接続した逆直列回路を並列接続し、ダイオードD4とD6のカソードにFETQ4のドレインを接続して、ダイオードD5とD7のアノードにFETQ4のソースを接続する。この回路の0点はFETQ4のソースである。a点と0点間に0点側より、コンデンサCとFETQ3と抵抗器Rとa点側をアノードにしたダイオードD3を直列接続し、0点とFETQ3のゲート間に0点を負にして電池Bを接続する。この回路は、FETQ4が主電源スイッチ回路のスイッチ素子でドレインとソースが接点端子であり、FETQ3はコンデンサCの充電用である。充電されたコンデンサCの電圧が補助電源EHになり、補助電源EHを制御回路SGの電源端子に接続し、制御回路SGの出力OPはFETQ4のゲートと0点に接続する。
第2図の動作を説明する。電池BによりFETQ3はオンなるが、そのとき交流電源ACの黒点側が正になればACの電流は、交流電源AC−ダイオードD3−抵抗器R−FETQ3−コンデンサC−ダイオードD5−交流電源ACと流れてコンデンサCを充電する。コンデンサCの電圧は補助電源EHとして制御回路SGの電源端子に印加され、制御回路SGの出力OPがハイならばFETQ4はオンになるので負荷回路RLに電流が流れ、出力OPがロウならばFETQ4はオフになるので負荷回路RLには電流は流れない待機状態になる。FETQ4がオンで交流電源ACの黒点側が正であれば負荷回路RLを流れる電流は、交流電源AC−負荷回路RL−ダイオードD6−FETQ4−ダイオードD5−交流電源ACと流れ、黒点側が負のときの電流は、交流電源AC−ダイオードD4−FETQ4−ダイオードD7−負荷回路RL−交流電源ACと流れて、負荷回路RLは動作する。その他のことは、第1図に準じる。
FETQ3とQ4をIGBTに置き換える時は、IGBTにダイオードを接続する必要はない。第2図の負荷回路RLは交流回路用であるが負荷回路RLが直流でも動作する回路であれば、負荷回路RLをダイオードD4とD6のカソードとFETQ4のドレイン間に接続してもよい。その回路を利用すれば、負荷回路RLとFETの複数の直列回路を複数の制御回路出力で制御できる。そのときは、ダイオードD4とD6のカソードとダイオードD5とD7のアノード間にコンデンサを接続してもよい。
第3図は、この発明の請求の範囲2に係わる実施例である。
この回路は、直流電源Eの正端子をa点として負荷回路RLを接続し、b点でもあり0点でもある直流電源Eの負端子にFETQ5のソースを接続し、負荷回路RLの別の端子とFETQ5のドレインを接続する。a点と0点間に0点側より、コンデンサCとFETQ3と抵抗器Rを直列接続し、0点とFETQ3のゲート間に0点を負にして電池Bを接続する。この回路は、FETQ5が主電源スイッチ回路のスイッチ素子でドレインとソースが接点端子であり、FETQ3はコンデンサCの充電用である。充電されたコンデンサCの電圧が補助電源EHになり、補助電源EHを制御回路SGの電源端子に接続し、制御回路SGの出力OPはFETQ5のゲートと0点に接続する。
第3図の動作を説明する。電池BによりFETQ3はオンになるので、電源Eの電流は、電源E−抵抗器R−FETQ3−コンデンサC−電源Eと流れてコンデンサCを充電する。充電されたコンデンサCの電圧は補助電源EHとして制御回路SGの電源端子に印加され、制御回路SGの出力OPがハイならばFETQ5はオンになって負荷回路RLに電流が流れ、出力OPがロウならばFETQ5はオフになるので負荷回路RLには電流は流れない待機状態になる。FETQ5がオンになれば負荷回路RLを流れる電流は、直流電源E−負荷回路RL−FETQ5−直流電源Eと流れて負荷回路RLは動作する。直流電源Eは交流電源を整流・平滑した電源でも電池でもよい。その他のことは、第1図に準じる。
FETQ3とQ5をIGBTに置き換える時は、IGBTにダイオードを接続する必要はない。
この回路は、負荷回路RLとFETの複数の直列回路を複数の制御回路出力で制御できる。
産業上の利用可能性
従来の待機電力回路はトランスを使用することが多いため、その励磁電流による待機電力の省電力化には限界があった。この発明の補助電源制御用待機電力回路は従来と全く違った発想で大型、大重量、高価なトランスを使用せず、電池の電圧を0点とFETのゲート間に接続し、電池電圧とFETのしきい値電圧の差の電圧をコンデンサに充電させ、充電されたコンデンサ電圧を補助電源として制御回路の電源にし、制御回路の出力のハイ/ロウでスイッチ素子であるFETをオン/オフする回路である。そのため、「補助電源制御用待機電力」は電池のリーク程度の電力で実質的に0であり、制御回路で消費した補助電源の待機中の電力も自動的に補充を行う回路である。しかも小型、軽量、安価な回路を実現しているので、待機電力の省電力化と同時に回路自体も非常に安価で、しかもコンパクトな回路である。これからは、世界中の家庭用電化製品や産業用機械等で待機電力を必要とする機器の使用がさらに増加する。地球規模での環境破壊が問題になっている現在、地球温暖化防止のためにもこの発明回路のような大幅な待機電力省電力化回路は世界中の要望である。
Claims (2)
- (補正後)交流電源と負荷回路と次のA群から選択された1つの主電源スイッチ回路を実質的に直列接続した回路に次のB群から選択された1つの回路を接続し、B群記載の充電されたコンデンサまたは二次電池を、待機時の主電源スイッチ回路の導通を制御する制御回路の電源とする待機電力回路。
A群
a.ゲート同士とソース同士を各々接続した2つのMOSFETのゲート同士・ソース同士間に制御回路出力を印加し、前記MOSFETの2つのドレインをスイッチ回路の接点端子とする主電源スイッチ回路。
b.ゲート同士とエミッタ同士を各々接続した2つのIGBTのゲート同士・エミッタ同士間に制御回路出力を印加し、各々のIGBTのコレクタとエミッタ間にフライホイールダイオードを接続して、前記IGBTの2つのコレクタをスイッチ回路の接点端子とする主電源スイッチ回路。
c.カソード同士を接続した2つのダイオードの逆直列回路とアノード同士を接続した2つのダイオードの逆直列回路を並列接続し、MOSFETがオンのときのみ前記ダイオードのカソード同士からアノード同士に電流が流れるようにカソード同士とアノード同士にMOSFETのドレインとソースを接続して、MOSFETのゲート・ソース間に制御回路出力を印加し、前記2組の逆直列ダイオードの両端同士を各々接続した2つの端子をスイッチ回路の接点端子とする主電源スイッチ回路。
d.カソード同士を接続した2つのダイオードの逆直列回路とアノード同士を接続した2つのダイオードの逆直列回路を並列接続し、IGBTがオンのときのみ前記ダイオードのカソード同士からアノード同士に電流が流れるようにカソード同士とアノード同士にIGBTのコレクタとエミッタを接続して、IGBTのゲート・エミッタ間に制御回路出力を印加し、前記2組の逆直列ダイオードの両端同士を各々接続した2つの端子をスイッチ回路の接点端子とする主電源スイッチ回路。
B群
a.A群記載のMOSFETまたはIGBTがNチャンネルMOSFETまたはNチャンネルIGBTのときは、0点である前記MOSFETのソースまたはIGBTのエミッタに一方の端子を接続したコンデンサまたは二次電池とA群記載とは別のNチャンネルMOSFETまたはNチャンネルIGBTを実質的に直列接続し、その直列回路に交流電源の電流ルートの一箇所より整流器を介して電圧を印加すると同時に、0点と前記別のMOSFETのゲートまたはIGBTのゲート間にゲート側を正にした直流電圧または脈流電圧を印加し、印加した直流電圧または脈流電圧と前記別のMOSFETのしきい値電圧またはIGBTのしきい値電圧との差の電圧を、前記コンデンサまたは二次電池に充電させる回路。
b.A群記載のMOSFETまたはIGBTがPチャンネルMOSFETまたはPチャンネルIGBTのときは、0点である前記MOSFETのソースまたはIGBTのエミッタに一方の端子を接続したコンデンサまたは二次電池とA群記載とは別のPチャンネルMOSFETまたはPチャンネルIGBTを実質的に直列接続し、その直列回路に交流電源の電流ルートの一箇所より整流器を介して電圧を印加すると同時に、0点と前記別のMOSFETのゲートまたはIGBTのゲート間にゲート側を負にした直流電圧または脈流電圧を印加し、印加した直流電圧または脈流電圧と前記別のMOSFETのしきい値電圧またはIGBTのしきい値電圧との差の電圧を、前記コンデンサまたは二次電池に充電させる回路。 - (補正後)直流電源と負荷回路と次のA群から選択された1つの主電源スイッチ回路を実質的に直列接続した回路に次のB群から選択された1つの回路を接続し、B群記載の充電されたコンデンサまたは二次電池を、待機時の主電源スイッチ回路の導通を制御する制御回路の電源とする待機電力回路。
A群
a.ゲート・ソース間に制御回路出力を印加したMOSFETの、ドレインとソースをスイッチ回路の接点端子とする主電源スイッチ回路。
b.ゲート・エミッタ間に制御回路出力を印加したIGBTの、コレクタとエミッタをスイッチ回路の接点端子とする主電源スイッチ回路。
B群
a.A群記載のMOSFETまたはIGBTがNチャンネルMOSFETまたはNチャンネルIGBTのときは、0点である前記MOSFETのソースまたはIGBTのエミッタに電源負端子を接続すると同時に、0点に一方の端子を接続したコンデンサまたは二次電池とA群記載とは別のNチャンネルMOSFETまたはNチャンネルIGBTを実質的に直列接続し、その直列回路に電源電圧を印加すると同時に、0点と前記別のMOSFETのゲートまたはIGBTのゲート間にゲート側を正にした直流電圧を印加し、印加した直流電圧と前記別のMOSFETのしきい値電圧またはIGBTのしきい値電圧との差の電圧を、前記コンデンサまたは二次電池に充電させる回路。
b.A群記載のMOSFETまたはIGBTがPチャンネルMOSFETまたはPチャンネルIGBTのときは、0点である前記MOSFETのソースまたはIGBTのエミッタに電源正端子を接続すると同時に、0点に一方の端子を接続したコンデンサまたは二次電池とA群記載とは別のPチャンネルMOSFETまたはPチャンネルIGBTを実質的に直列接続し、その直列回路に電源電圧を印加すると同時に、0点と前記別のMOSFETのゲートまたはIGBTのゲート間にゲート側を負にした直流電圧を印加し、印加した直流電圧と前記別のMOSFETのしきい値電圧またはIGBTのしきい値電圧との差の電圧を、前記コンデンサまたは二次電池に充電させる回路。
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