JP3610909B2 - ディスクトレイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、CD−ROMなどのディスクを使用して情報の記録/再生を行なうディスク装置へディスクの搬入搬出を行なうディスクトレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD−ROM等のディスクを使用して情報の記録/再生を行なうディスク装置にディスクを搬入搬出する方法で、近年一般に使用されている方法としては、大別して4種類の方法がある。
【0003】
以下に、その4種類の方法について説明する。図6は、第1の方法によるディスク装置を示す斜視図である。1は装置本体を示し、1aは装置本体1に回転可能に設けられたディスク受けであり、1bはディスク3へ情報の記録再生を行なう情報記録再生手段である。2は蓋であり、この蓋2は支点2aにより装置本体1に回動可能に支持されている。2bは蓋2に回動可能に支持されたディスククランパである。
【0004】
前記蓋2は通常状態で2点鎖線で示すように閉位置2cにあり、使用者がディスク3をディスク装置に配置するためには、蓋2を閉位置2cから図示の開位置まで回動させる。その後、ディスク3をディスク受け1aの上、すなわち、情報記録再生位置3aに載置し、蓋2を再度閉位置2cまで回動させる。これにより、ディスク3はディスク受け1aとディスククランパ2bに挟持され、以上でディスクの配置が終了し、ディスク3が回転して情報記録再生手段1bにより情報の記録再生が行なわれる。
【0005】
図7は、第2の方法によるディスク装置を示す斜視図である。1は装置本体を示し、1dは装置本体1に設けられたディスクの挿入口を示す。4はカートリッジを示し、3はカートリッジ4の内部に収納されたディスクを示す。使用者はディスク3をカートリッジ4に装填し、カートリッジ4を挿入口1dから装置本体1に挿入する。ある一定位置までカートリッジ4を装置本体1に挿入すると、装置内部の装着機構が動作して、カートリッジ4を装置本体1の内部に装着し、かつ、カートリッジ4に設けられたシャッターを開放して、ディスク3を情報の記録再生位置3aに配置させる。
【0006】
図8は、第3の方法によるディスク装置を示す斜視図である。1は装置本体を示し、5はディスク3を載置するためのトレイを示し、トレイ5は装置本体1に対して摺動可能に設けられている。このトレイ5の表面にはディスク3を載置するためにディスク3の外形より大きい直径を有する略円筒形の少なくとも一部を側面に持つディスク収納凹部5aが設けられている。
【0007】
以下にその動作を説明すると、トレイ5は通常状態で装置本体1の内部に収納されている。使用者がディスク3をディスク装置に配置するためには、ディスクの搬出機構を動作させトレイ5を図示の位置まで引き出し、トレイ5に設けられたディスク収納凹部5aにディスク3を載置した後、ディスクの搬入機構を動作させる事により、トレイ5を再び装置本体1の内部に収納し、ディスク3を装置本体1内部の情報の記録再生位置3aに配置させる。
【0008】
図9は、第4の方法によるディスク装置を示す斜視図である。6は装置外装を示し、6aは装置外装に設けられた開口部を示す。1は装置本体を示し、1aは装置本体1に回転可能に設けられたディスク受けであり、1bはディスクの情報の記録再生を行なう情報記録再生手段を示す。装置本体1は開口部6aを通じて装置外装6に対して摺動可能に支持されており、ディスクの載置及び離脱を行なう図示の開位置と、装置外装6の内部に収納されてディスクの情報の記録再生を行なう閉位置の2つの位置で保持される。
【0009】
以下にその動作を説明すると、装置本体1は通常状態で装置外装6の内部に収納された閉位置にある。使用者がディスク3をディスク装置に配置するためには、装置本体1の搬出機構を動作させ、装置本体1を閉位置から図示の開位置まで摺動させる。その後ディスク3をディスク受け1aの上、すなわち情報記録再生位置3aに載置し、装置本体1の搬入機構を動作させ装置本体1を装置外装6内部の閉位置まで摺動させる。これにより、ディスク3はディスク受け1aと装置外装に回転可能に支持されたディスククランパ(図示せず)に挟持され、ディスク受け1aが回転する事によりディスク3が回転し、情報記録再生手段1bにより情報の記録再生が行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ディスク装置においては、一般にディスク情報面を水平にして記録再生することが一般的であるが、ディスク情報面が略垂直になるような姿勢(以後、「縦置き」と略す)に装置を設置するのが好都合な場合がある。この場合上述の4種類の方法では以下の問題点を有する。
【0011】
第1及び第4の方法では、ディスク3をディスク受け1aに載置した段階で、ディスク3がディスク受け1aから外れてしまいディスクの装着が出来ない。
【0012】
次に、第2の方法は、ディスク装置を縦置きに設置する事が可能である。しかしこの方法では、カートリッジ4という別部品が必要な事、カートリッジ4にディスク3を装填する動作が必要な事、カートリッジ4に設けられているシャッターの開放機構等ディスク配置のための機構が複雑になる事などの問題点を有する。また、第3の方法では、ディスク3をトレイ5のディスク収納凹部5aに載置した段階で、ディスク3がディスク収納凹部5aから外れてしまいディスクの装着が出来ない。
【0013】
本発明は、上述の第3の方法であるトレイを使用したディスク装置において、縦置きでの設置が可能なディスクトレイ装置を提供する事を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明のデイスクトレイ装置は、トレイの表面に形成されたディスクを載置するためのディスク収納凹部の側面の一部にディスク支持部材を設け、そのディスク支持部材は、少なくともその一部がディスク収納凹部の略円筒形の側面からディスクの中心の向きに突出した第一の状態と、突出しない第二の状態とを選択的に取りえるように構成されており、前記トレイの表面が垂直に位置するとき、前記第一の状態にあるディスク支持部材は、前記ディスク収納凹部に載置されたディスクの前記ディスク収納凹部からの脱落を阻止するが、上方からは前記ディスク収納凹部に挿入可能に、前記ディスク収納凹部外周の下半分の円弧上の少なくとも一部に配置されていることを特徴とする。
また本発明は、載置すべきディスクの直径より大なる直径の開口を有するディスク収納凹部が表面に形成されたトレイと、そのトレイを、ディスクを前記ディスク収納凹部に載置可能な第一の位置とトレイ上のディスクに情報を記録/再生可能な第二の位置との間を移動可能に装置本体に支持する手段と、前記ディスク収納凹部にその直径方向より突出した第一の状態とディスク収納凹部に突出しない第二の状態とが選択的に取りえるように前記トレイ上に配置されたディスク支持部材とを有し、前記トレイの表面が垂直に位置するとき、前記第一の状態にあるディスク支持部材は、前記ディスク収納凹部に載置されたディスクの前記ディスク収納凹部からの脱落を阻止するが、上方からは前記ディスク収納凹部に挿入可能に、前記ディスク収納凹部外周の下半分の円弧上の少なくとも一部に配置されていることを特徴とする。
また本発明は、前記トレイを第一の位置から第二の位置へ移動せしめたとき、そのトレイの移動に連動して、前記ディスク支持部材は第一の状態のまま前記トレイ表面から離反する方向に自動的に変移することを特徴とする。
また本発明は、内部に、ディスクに回転を伝えるディスク受け及び情報記録再生手段を有するディスク装置本体と、ディスクが載置されるディスク収納凹部を有すると共に前記ディスク収納凹部にディスクを載置可能な第一の位置とディスクに情報を記録/再生可能な第二の位置との間を移動可能に設けたトレイと、を有するディスク装置において、前記トレイはデイスクの直径より大きい内径と前記ディスクの厚さより深い深さとを有するディスク収納凹部と、前記ディスク収納凹部の外周側から前記ディスク収納凹部の中心方向に突出した前記ディスク収納凹部の底面に略平行な少なくとも一つのディスク支持部材とを有し、前記ディスク装置を縦置きに設置したときにも、少なくとも前記ディスク収納凹部から前記ディスクの挿抜を可能とするよう、前記ディスク収納凹部の底部と前記ディスク支持部材との間に前記ディスクが動くことのできる隙間を設けたことを特徴とする。
また、本発明は内部に、ディスクに回転を伝えるディスク受け及び情報記録再生手段を有するディスク装置本体と、ディスクが載置されるディスク収納凹部を有すると共に前記ディスク収納凹部にディスクを載置可能な第一の位置とディスクに情報を記録/再生可能な第二の位置との間を移動可能に設けたトレイと、を有するディスク装置において、前記トレイはデイスクの直径より大きい内径と前記ディスクの厚さより深い深さとを有するディスク収納凹部と、前記ディスク収納凹部の外周側から前記ディスク収納凹部の中心方向に突出した前記ディスク収納凹部の底面に略平行なディスク支持部材とを前記ディスク収納凹部外周の下半分の円弧状の少なくとも一部に有し、前記ディスク装置を縦置きに設置したときにも、少なくとも前記ディスク収納凹部から前記ディスクの挿抜を可能とするよう、前記ディスク収納凹部の底部と前記ディスク支持部材との間に前記ディスクが動くことのできる隙間を設けたことを特徴とする。
また本発明は、ディスク装置に載置すべきディスクの直径より大なる直径の開口を有するディスク収納凹部が表面に形成されたトレイと、そのトレイを、ディスクを前記ディスク収納凹部に載置可能な第一の位置とトレイ上のディスクに情報を記録/再生可能な第二の位置との間を移動可能に装置本体に支持する手段と、前記ディスク収納凹部にその中心方向へ突出した第一の状態とディスク収納凹部に突出しない第二の状態とが選択的に取りえるように前記トレイ上に配置されたディスク支持部材とを有する構成とし、この第一の状態では前記ディスク装置を縦置きに設置したときにも、少なくとも前記ディスク収納凹部から前記ディスクの挿抜を可能とするよう、前記ディスク収納凹部の底部と前記ディスク支持部材との間に前記ディスクが動くことのできる隙間を設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】
上記の構成において、装置を縦置きに設置した場合は、ディスク支持部材をディスク収納凹部側面から突出した位置に配置させ、ディスクをこのディスク支持部材とディスク収納凹部との間で支持する事により、ディスクのトレイからの落下を防止する。また、ディスク情報面が略水平になる姿勢(以下、「横置き」と略す)に装置を設置した場合は、ディスク支持部材をディスク収納凹部に突出しないように退避させ、使用者がディスクをディスク収納凹部の上方から載置または上方へ離脱させる行為を阻害しない。
【0016】
【実施例】
以下に、本発明の一実施例について,図面とともに説明する。図1,図2は本発明の一実施例を示し、図1はトレイが装置本体から引き出されて使用者がディスクをトレイに載置できる状態のディスク装置を、装置の上方から見た一部切欠平面図を示し、図2は図1に図示したA−A断面を装置の右側からみた断面図を示す。11は装置外装を示し、図1ではその断面を示している。11aは装置外装11に設けられた開口部を示す。12は装置外装11に固定されたシャーシを示す。
【0017】
13は可動板であり、前記シャーシ12に形成された長方形状の透孔12aの端部に支軸12bにより回転可能に取付けられており、図示のない駆動装置により図2の点線に示す動作位置13eと実線で示す位置との間を移動可能に構成されている。13bはディスクを担持するディスク受けを示し、13cはディスク受け13bを回転させるために可動板13に固定されたモータを示し、このモータ13cの回転軸はディスク受け13bに固定されている。13dはディスクに情報を記録,またはディスクから情報を再生するための情報記録再生手段を示し、駆動手段(図示せず)により可動板13上を摺動する事によりディスク上の任意のトラックに対して情報の記録再生を行なう。
【0018】
14はトレイを示し、14aはディスクを載置するためにトレイ14の表面に形成されたディスク収納凹部を示す。このディスク収納凹部14aはディスクの外形より大きい直径を有する略円筒形側面14b、ディスクを支持する底面14cから成る。14dはディスク収納凹部14aの底面14cに設けられた開口であり、この開口14dを介して記録再生時には前記デイスク受け13bおよび情報記録再生手段13dがデイスク17と対向するように構成されている。
【0019】
14e及び14fは、それぞれ前記ディスク収納凹部14aの外周に形成された支持部材取付用開口を示し、後述の支持部材15,16が取付けられている。
【0020】
トレイ14は装置外装11及びシャーシ12に対して摺動可能に設けられており、可動板13の回動と関連した手順で摺動し、図1,図2に図示されているディスクの載置離脱を行なう位置と、ディスクの情報の記録再生を行なうために装置外装11の内部に収納された位置(図示せず)の2つの位置で保持される。
【0021】
15,16はディスク支持部材であり、それぞれ前記支持部材取付用開口14e,14fに支点15a,16aにより、図2に点線で示す動作位置15d,16dまで回動可能に支持されている。そして、このディスク支持部材15,16は弾性体(図示せず)により常時図2に図示の実線の位置に押圧保持されている。
【0022】
また、このディスク支持部材15,16は、図4に最も明瞭に示されるように基台部15kとその基台部15k上に摺動可能に取付けられた支持片15cより構成されており、前記支持片15cの先端が前記ディスク収納凹部14aに突出した第一の状態と、図5に示すように前記支持片15cの先端が前記ディスク収納凹部14aに突出しない第二の状態との間を選択的に移動可能に構成されている。そして、前述の第一の状態のときには、支持片15cに形成された係合凹部15gが基台部15kに形成された係合突起15fと係合してその状態を保持するように構成され、前述の第二の状態のときには、支持片15cに形成された係合凹部15hが基台部15kに形成された係合突起15fと係合してその状態を保持するように構成されている。なお、ディスク支持部材16も、このディスク支持部材15と同様な構成になっている。
【0023】
以上のように構成されたディスク装置について、以下にその動作を説明する。この実施例のディスク装置を縦置きで使用する場合、ディスク装置の右側面を上方にした姿勢で設置しなければならない。以後は上記の縦置き姿勢における動作を説明する。また、通常状態ではトレイ14は装置外装11の内部に収納されているが、トレイ14が図1,図2に図示されたディスクの載置離脱を行なう位置まで引き出された時点からの動作を説明する。
【0024】
トレイ14が引き出された状態では、ディスク支持部材15,16は図2に図示の位置に保持されている。使用者はディスク17をディスク装置の右側、すなわち縦置きした装置の上方からトレイ14のディスク収納凹部14aに載置する。この時ディスク17はディスク収納凹部14aの略円筒形側面14bによりトレイ14のほぼ中央に保持されるとともに、ディスク収納凹部14aの底面14cと支持片15c,16cとの間に支持される事により、トレイ14からの外れが防止される。次に使用者はディスク17の情報記録再生位置への装着手段を起動する。ディスク17の装着動作は、最初にトレイ14が装置外装11の内部に向かって摺動し、ディスク17の中心孔17aがディスク受け13bのほぼ真上に来る位置にディスク17を配置する。
【0025】
この時ディスク支持部材15,16は、その基台部15kに形成された突状部15bが図3に示すようにカム部12c,12d(図3には図示なし)に当接して弾性力に抗して動作位置15d,16dまで回動して保持される。次に可動板13が支軸12bを中心に図2に図示の位置から図2の動作位置13eまで回動し保持される。
【0026】
この時、ディスク受け13bはトレイ14の開口14dを通り、ディスク17の中心孔17aと係合してディスク17をトレイ14のディスク収納凹部14aからの接触から離脱させ図2の動作位置13fまで移動し、ディスククランパ12bとともにディスク17を挟持する事により、ディスク17を図2の情報記録再生位置17bに保持する。同時に情報記録再生手段13dもトレイ14の開口14dを通って情報記録再生位置にあるディスク17と適正な距離を保つための位置、すなわち図2の動作位置13gまで移動する。以上で装着動作が終了し、モータ13cの回転によってディスク17は情報記録再生位置17bで回転し、情報記録再生手段13dによりディスクに情報を記録またはディスクから情報の再生を行なう。この時のディスク支持部材15,16の状態を図3に示す。このディスク支持部材15の回動により、ディスク17の回転時における面振れ、偏心に対する余裕を確保している。
【0027】
ディスクの排出動作は、装着動作と逆の手順で行なわれる。排出手段が起動すると、最初に可動板13が動作位置13eから図2に図示の位置まで回動する。この回動にともない、ディスク受け13b、情報記録再生手段13dも動作位置13f,13gから図2に図示の位置まで戻る。この時、情報記録再生位置17bに支持されていたディスク17はディスク受け13bとディスククランパ12bとによる挟持から解除される。次にトレイ14が前方に摺動を開始する。摺動にともなってディスク支持部材15,16の突状部15b,16bはシャーシ12のカム12c,12dによる押圧が解除され、ディスク支持部材15,16は弾性体(図示せず)により動作位置15d,16dから図2に図示の位置まで戻る。
【0028】
さらにトレイ14は図1,図2に図示の位置まで摺動して停止する。最後に使用者が、トレイ14からディスク17を取り出す事により、排出動作は終了する。
【0029】
次に、ディスク装置の横置き姿勢での使用に対する対応を、ディスク支持部材15,16の構成とともに説明する。図4,図5はディスク支持部材15の詳細図を示しており、図4,図5において、ディスク装置を横置きで設置した場合、図4の状態では使用者はディスクをトレイ14に載置するためにディスク17を斜めから装着しなければならず、操作の容易さに欠ける。この対策のためディスク装置を横置きに設置した場合、使用者は支持片15cの先端部を図4における左の向きに、係合突部15fが係合凹部15hと係合する位置まで摺動させる。この時の状態が図5の状態になる。図5の状態では支持片15cの先端部はトレイ14の略円筒形側面14bとほぼ同じ位置になる。この図5の状態であれば、使用者がディスクをトレイ14に載置または離脱させるときに、トレイの真上からの載置離脱が可能となり操作性を損ねない。なお、再びディスク装置を縦置きで使用する場合は、支持片15cの後方に設けられた切り欠き部15iに爪、あるいは先端の鋭利なものを当てて、支持片15cを図4の位置まで再び摺動させる。
【0030】
【発明の効果】
本発明の上記の構成によれば、トレイ方式のディスク装置において、少量の部品を装置に追加する事でディスク装置を縦置きと横置きとに兼用できる。また、トレイ方式であるので、カートリッジ等を必要とせず、さらに横置きでの使用では、従来のトレイ機構における操作性を損ねない。
加えて、ディスク装置を縦置きに設置したとき、ディスク支持部材は、トレイからディスクの外れを防止し、ディスク収納凹部からディスクの挿抜を容易にし、ディスクの情報記録再生位置ではディスク収納納凹部の中心方向へ突出した状態のままトレイ表面から離反することにより、ディスクの回転時における面振れ、偏心に対する余裕を確保できる
【0031】
尚、上記の実施例ではディスク受け等を有する可動板が移動してディスクの装着を行なう装置について説明したため、ディスク支持部材が装着動作に連動してディスクから退避するよう移動する手段を必要とした。しかし、例えば可動板がシャーシとほぼ一体を成し、ディスク受けが上昇する代わりにトレイのディスク収納凹部の底面が下降する事によりディスクの装着がなされる形態の装置に対しては、必ずしもディスク支持部材がトレイに対して可動である必要はなく、支持部のみがトレイに対してディスクの半径方向に摺動する構成だけで目的は達せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディスクトレイ装置の一部切欠平面図
【図2】図1のA−A線における右側から見た側断面図
【図3】同実施例のディスク装着後の側断面図
【図4】(a)同実施例を縦置きで使用する場合の要部を示す上面図
(b)同要部の側断面図
【図5】(a)同実施例を横置きで使用する場合の要部を示す上面図
(b)同要部の側断面図
【図6】従来のディスクトレイ装置の一例における斜視図
【図7】従来のディスクトレイ装置の他の一例における斜視図
【図8】従来のディスクトレイ装置の更に他の一例における斜視図
【図9】従来のディスクトレイ装置の更に他の一例における斜視図
【符号の説明】
11 装置外装
12 シャーシ
12c,12d カム
13 可動板
13b ディスク受け
13d 情報記録再生手段
14 トレイ
14a ディスク収納凹部
14b 略円筒形側面
14c 底面
14e,14f 取付用開口
15,16 ディスク支持部材
15a,16a 支点
15b,16b 突状部
15c,16c 支持片

Claims (2)

  1. 内部に、ディスクに回転を伝えるディスク受け及び情報記録再生手段を有するディスク装置本体と、ディスクが載置されるディスク収納凹部を有すると共に前記ディスク収納凹部にディスクを載置可能な第一の位置とディスクに情報を記録/再生可能な第二の位置との間を移動可能に設けたトレイと、を有するディスク装置において、前記トレイはディスクの直径より大きい内径と前記ディスクの厚さより深い深さとを有するディスク収納凹部と、前記ディスク収納凹部の外周側から前記ディスク収納凹部の中心方向に突出した前記ディスク収納凹部の底面に略平行な少なくとも一つのディスク支持部材とを有し、前記ディスク装置を縦置きに設置したときにも、少なくとも前記ディスク収納凹部から前記ディスクの挿抜を可能とするよう、前記ディスク収納凹部の底部と前記ディスク支持部材との間に前記ディスクが動くことのできる隙間を設け、前記トレイを前記第一の位置から前記第二の位置へ移動せしめたとき、そのトレイの移動に連動して、前記ディスク支持部材は前記ディスク収納納凹部の中心方向へ突出した状態のまま前記トレイ表面から離反する方向に変移させる手段を有することを特徴とするディスク装置。
  2. 内部に、ディスクに回転を伝えるディスク受け及び情報記録再生手段を有するディスク装置本体と、ディスクが載置されるディスク収納凹部を有すると共に前記ディスク収納凹部にディスクを載置可能な第一の位置とディスクに情報を記録/再生可能な第二の位置との間を移動可能に設けたトレイと、を有するディスク装置において、前記トレイはディスクの直径より大きい内径と前記ディスクの厚さより深い深さとを有するディスク収納凹部と、前記ディスク収納凹部の外周側から前記ディスク収納凹部の中心方向に突出した前記ディスク収納凹部の底面に略平行な少なくとも一つのディスク支持部材とを有し、前記ディスク装置を縦置きに設置したときにも、少なくとも前記ディスク収納凹部から前記ディスクの挿抜を可能とするよう、前記ディスク収納凹部の底部と前記ディスク支持部材との間に前記ディスクが動くことのできる隙間を設け、前記トレイを前記第一の位置から前記第二の位置へ移動せしめたとき、そのトレイの移動に連動して、前記ディスク支持部材は前記ディスク収納納凹部にその中心方向へ突出した状態のまま前記トレイ表面から離反する方向に変移させる手段としてディスク支持部材に突状部を設け、さらに前記トレイが前記第二の位置にある時に前記突状部と当接する位置にカムを設けたことを特徴とするディスク装置。
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