JP3610611B2 - 水熱源空気調和装置及びその検査方法 - Google Patents

水熱源空気調和装置及びその検査方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、水熱源ユニットから供給される水を熱源とし、熱交換ユニットにおいて、水と冷媒との間で熱交換を行って冷媒を凝縮或いは蒸発させることにより室内の空気調和を行う水熱源空気調和装置に係り、特に、熱交換ユニットの水漏れなどの検査時における作業性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平6−341721号公報に開示されるような空気調和装置の一例として水を熱源に利用したものが知られている。この種の空気調和装置では、室外に設置されたボイラ及びクーリングタワー等から成る水熱源ユニットと、室内に設置された熱交換ユニットとが水配管によって接続されている一方、室内に設置された室内機と、圧縮機や減圧機構等を備えて成る冷凍機ユニットとが冷媒配管によって接続されている。そして、上記熱交換ユニットでは水熱源ユニットから供給された水と冷媒配管を流れる冷媒との間で熱交換が行われるようになっている。
【0003】
このような構成により、冷房運転時には、水熱源ユニットのクーリングタワーからの冷水及び冷凍機ユニットの圧縮機からの吐出冷媒が共に熱交換ユニットに供給され、この両者間で熱交換を行って冷媒を凝縮させた後、該冷媒を室内機に向って供給し、この室内機において蒸発させる。一方、暖房運転時には、水熱源ユニットのボイラからの温水及び圧縮機から吐出されて室内機で凝縮された液冷媒が共に熱交換ユニットに供給され、この両者間で熱交換を行って冷媒を蒸発させた後、該冷媒を圧縮機に回収するようになっている。
【0004】
また、従来より、この種の空気調和装置にあっては、一般に熱交換ユニットと冷凍機ユニットとは、同一のケーシング内に収容されて熱源機として構成されている。また、この熱源機の設置スペースの縮小化を図る場合、熱交換ユニットの水の流れ方向の上流端及び下流端から延びる接続管を鉛直方向に配置してケーシング上面から上側に突出させるようにすれば、配管の延長方向を変更する場合に、ケーシング上側空間を利用して行うことができる。つまり、このような配管構造によれば、接続管をケーシング側面から水平方向に突出させる場合のようにケーシング側方に配管を曲げるためのスペースが必要になって設置スペースが大きくなってしまうといったことがなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような熱源機において、その製作工程の最終段階では、熱交換ユニットに対して水漏れや耐圧に関する検査が行われる。この検査は、熱交換ユニットに対し接続管から検査用の水を供給することにより行われる。
【0006】
しかしながら、上述したように接続管をケーシング上面から上側に突出させた熱源機にあっては、この検査時に検査用の水を供給するためのホースをケーシング上面側から接続管に対して接続せねばならず、熱源機の高さ寸法が大きい場合(例えば2m程度である場合)に、その接続作業が煩雑になってしまう。
【0007】
更に、この検査が終了すると、接続管から熱交換ユニットに向って空気を圧送して熱交換ユニット及び接続管から検査用の水を抜き取る動作が行われるが、上述したように、この接続管が鉛直方向に延びている場合には、全ての水を完全に抜き取ることが難しく、配管に水が残った場合には、その内部で細菌が発生したり配管が腐食したりするといった不具合を招いてしまう。
【0008】
本発明は、この点に鑑みてなされたものであって、上述したように接続管が鉛直方向に延びてケーシング上面から突出された水熱源空気調和装置の熱源機に対し、熱交換ユニットの検査時に、検査用ホースの接続作業性の向上を図り、且つ検査終了後の水の排出動作を良好に行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、鉛直方向に配置された接続管に対し、検査用の液体を供給する配管を水平方向から接続可能とする接続部を設けた。
【0010】
具体的に、請求項1記載の発明は、図1及び図2に示すように、室内に設置された利用側ユニット(6) と、該利用側ユニット(6) との間で冷媒を循環させる冷媒循環ユニット(8) と、所定温度の水を生成する水熱源手段(3) と、該水熱源手段(3) に給排水管(12)により接続され、水熱源手段(3) から受けた水と、冷媒循環ユニット(8) 及び利用側ユニット(6) の間を循環する冷媒との間で熱交換させ、該冷媒を凝縮或いは蒸発させて空調運転を行わせる熱交換ユニット(9) とを備えた水熱源空気調和装置を前提としている。そして、上記熱交換ユニット(9) をケーシング(14)内に収容させ、上記給排水管(12)をケーシング(14)の上面に貫通させると共に、該給排水管(12)にケーシング(14)内において鉛直方向に延びる鉛直部(16,17) を備えさせる。また、上記鉛直部(16,17) に、熱交換ユニット(9) の検査時に開放されて、熱交換ユニット(9) に対して検査用の液体を給排する一方、空調運転時に閉塞される水平方向の検査用接続管(25,26) を突設させた構成としている。
【0011】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の水熱源空気調和装置において、鉛直部(16,17) に、水熱源手段(3) から受けた水を熱交換ユニット(9) に供給する水入口管(16)と、上記熱交換ユニット(9) から導出された水を水熱源手段(3) に向って排出する水排出管(17)とを備えさせ、検査用接続管(25,26) を、上記水入口管(16)及び水排出管(17)の夫々に突設させた構成としている。
【0012】
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の水熱源空気調和装置において、水入口管(16)及び水排出管(17)の夫々に突設された検査用接続管(25,26) のうち一方を、配管(16,17) の下端部に配置させた構成としている。
【0013】
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の水熱源空気調和装置において、水入口管(16)或いは水排出管(17)の下端部に配置されている検査用接続管(26)に、水熱源手段(3) から熱交換ユニット(9) に供給された水を排出する際に開放されるドレン排出部(26a) を設けた構成としている。
【0014】
請求項5記載の発明は、上記請求項3記載の水熱源空気調和装置における熱交換ユニット(9) の検査方法であって、水入口管(16)或いは水排出管(17)の上部に配置されている検査用接続管(25)から熱交換ユニット(9) に向って検査用の液体を供給する一方、下端部に配置されている検査用接続管(26)から検査用の液体を排出して、熱交換ユニット(9) の液漏れを検査し、その後、上記上部に配置されている検査用接続管(25)から熱交換ユニット(9) に向って空気を圧送する一方、上記下端部に配置されている検査用接続管(26)から検査用の液体を排出するようにしている。
【0015】
【作用】
上記の構成により、本発明では以下に述べるような作用が得られる。請求項1記載の発明では、空気調和装置の運転時には、水熱源手段(3) から熱交換ユニット(9) に供給された所定温度の水と、冷媒循環ユニット(8) と利用側ユニット(6) との間で循環する冷媒とが熱交換ユニット(9) において熱交換され、これにより、冷媒が凝縮或いは蒸発し、熱交換ユニット(9) と利用側ユニット(6) との間で熱移動が行われて室内の空気調和が行われる。そして、このような水熱源空気調和装置において、熱交換ユニット(9) の検査時には、水平方向に延びている検査用接続管(25,26) に対して検査用の液体を供給するための配管を接続し、これから供給される液体により検査が行われる。つまり、この配管の接続作業が水平方向から行え作業性が良好である。また、検査の終了後に検査用の液体を排出する際、この液体は検査用接続管(25,26) から抜取られることになる。つまり、この液体の排出方向は水平方向であるので、比較的容易に配管内部に液体を残すことなく排出することが可能となる。
【0016】
請求項2記載の発明では、検査時に熱交換ユニット(9) に供給される液体は、検査用接続管(25)から水入口管(16)を経て熱交換ユニット(9) に導入される一方、この熱交換ユニット(9) から排出される液体は、水排出管(17)から検査用接続管(26)に抜き出されることになり、液体を熱交換ユニット(9) に流通させながら検査を行うことができる。
【0017】
請求項3記載の発明では、例えば検査終了後の液体の抜取り時にあっては、配管(16,17) の下端部に配置されている検査用接続管(25,26) を開放することで、液体の自重により該液体が排出されることになり、液体の排出作業が簡略化できる。
【0018】
請求項4記載の発明では、熱交換ユニット(9) のメンテナンス時などにおいて、該熱交換ユニット(9) 内部の水を抜取る際には、検査用接続管(26)に設けられているドレン排出部(26a) を開放することで容易に抜取ることができる。
【0019】
請求項5記載の発明の方法では、検査終了後に、上部に配置されている検査用接続管(25)から熱交換ユニット(9) に向って空気を圧送することにより、下端部に配置されている検査用接続管(26)から容易且つ確実に液体を抜取ることができる。
【0020】
【実施例】
次に、本発明の実施例を図面に基いて説明する。図1は、本例に係る水熱源空気調和装置のシステム図を示している。この図1に示すように、水熱源空気調和装置は、室外(ビルの屋上等)に配置されたボイラ(1) 及びクーリングタワー(2) から成る水熱源手段としての水熱源ユニット(3) と、複数の室内に夫々設置された複数台の熱源機(4,4, …) とが天井裏空間等を延びる水配管(5) によって夫々接続されており、また、各熱源機(4,4, …) が利用側ユニットとしての複数台の室内機(6,6, …) に対して天井裏空間を延びる冷媒配管(7) によって夫々接続された構成となっている。
【0021】
上記熱源機(4) は、図2に示すように、圧縮機(8a,8a) や膨張弁(8b)等を有して成る冷媒循環ユニットとしての冷凍機ユニット(8) と、水と冷媒との間で熱交換を行い、空調運転状態に応じて冷媒を凝縮或いは蒸発させる熱交換器(10)及び補助熱交換器(11)を有する熱交換ユニット(9) とを備えている。
【0022】
つまり、ボイラ(1) 及びクーリングタワー(2) と熱交換ユニット(9) の熱交換器(10)及び補助熱交換器(11)とが、水供給管(5a)及び水回収管(5b)の2本の配管で成る上記水配管(5) によって熱源としての水の循環が可能に夫々接続されており、各冷凍機ユニット(8,8, …) と室内機(6,6, …) とが、冷媒配管(7) により冷媒の循環が可能に夫々接続されている。
【0023】
また、各室内機(6,6, …) は、個々において冷房運転と暖房運転とが切換え可能な所謂冷暖フリーに構成されており、このため、図2に示すように、熱源機(4) からは、液配管(7a)、吸入ガス配管(7b)及び吐出ガス配管(7c)で成る上記冷媒配管(7) が各室内機(6,6, …) に向って延びている。尚、図2における(7a’) は液配管(7a)の接続部、(7b’) は吸入ガス配管(7b)の接続部、(7c’) は吐出ガス配管(7c)の接続部である。そして、上記ボイラ(1) は、全室内機(6,6, …) が暖房運転状態であるとき或いはその一部が冷房運転であって全室内機(6,6, …)の熱の収支が暖房要求であるときにのみ駆動して温水を熱交換ユニット(9) の各熱交換器(10,11) に供給するようになっている。一方、上記クーリングタワー(2) は、全室内機(6,6, …) が冷房運転状態であるとき或いはその一部が暖房運転であって全室内機(6,6, …) の熱の収支が冷房要求であるときにのみ駆動して冷水を熱交換ユニット(9) の各熱交換器(10,11) に供給するようになっている。つまり、熱交換器(10,11) が蒸発器として機能する場合にはボイラ(1) から温水が、凝縮器として機能する場合にはクーリングタワー(2) から冷水が夫々水供給管(5a)によって各熱交換器(10,11) に供給される構成である。そして、冷房運転状態である室内機(6) に対しては、液配管(7a)から液冷媒が室内機(6) に供給され、この液冷媒が室内機(6) 内の熱交換器において蒸発し、吸入ガス配管(7b)により冷凍機ユニット(8) に戻る一方、暖房運転状態である室内機(6) に対しては、吐出ガス配管(7c)からガス冷媒が室内機(6) に供給され、このガス冷媒が室内機(6) 内の熱交換器において凝縮し、液配管(7a)により冷凍機ユニット(8) に戻る冷媒循環状態とされて、各室内機(6,6, …) 個々において個別に冷房運転と暖房運転とが行える構成となっている。
【0024】
次に、上記熱源機(4) の内部構成について説明する。図2〜図4に示すように、熱源機(4) は、複数枚の板材が組付けられて成るケーシング(14)の内部が仕切板(14a) によって上下2空間(A,B) に仕切られており、下側の空間(B) に冷凍機ユニット(8) が、上側の空間(A) に熱交換ユニット(9) が夫々収容されている。
【0025】
また、上記ケーシング(14)の上面を構成する天板(14b) には、配管等を取出すための図示しない複数の開口が形成されている。そして、上記冷媒配管(7) は、この天板(14b) に形成された開口に挿通されて室内機(6) 側に延びている。
【0026】
また、熱交換ユニット(9) を構成する熱交換器(10)は、図5〜図7に示すように、螺旋状に形成された複数パス(本例のものは4パス)の第1〜第4の熱交換管(10a,10b,10c,10d) が上下方向に重ね合わされて成り、この各熱交換管(10a,10b,10c,10d) 同士は締付バンド(15)によって一体的に締結されている。また、熱交換器(10)及び補助熱交換器(11)の各熱交換管(10a〜10d,11a)は、二重管で形成されていて、その中央側の通路(10e,11b) には水が、外側の通路(10f,11c) には冷媒が夫々流されるようになっており、この両流体間で管壁を介して熱交換が行われる構成である。これにより、水と冷媒と間において高い熱交換率が得られ、効率の良い空調運転を行うことができるようになっている。更に、上述したように螺旋状に形成された各熱交換管(10a〜10d,11a)は、その下端部が水の流通の上流側であって上端部が水の流通の下流側となっている。つまり、図5及び図7に矢印で示すように、水は各熱交換管(10a〜10d,11a)の下端部から夫々流入され、上端部から流出される構成となっている。尚、図2及び図3における(S) はスイッチボックスである。
【0027】
次に、この各熱交換器(10,11) に対して水を給排水する配管構造について説明する。ケーシング(14)内の上側空間(A) には、該空間(A) 内を上下方向に延びる3本の配管(16,17,18)が備えられている。これらは、一端が水供給管(5a)に接続されて熱交換器(10)及び補助熱交換器(11)に対して水を導入する水入口ヘッダ(16)と、熱交換器(10)から導出された水を収集する水出口ヘッダ(17)と、一端が水回収管(5b)に接続されて水出口ヘッダ(17)の水及び補助熱交換器(11)から回収された水を水回収管(5b)に導出する水出口管(18)とから成る。そして、図2の如く、水入口ヘッダ(16)及び水出口管(18)の各上端部はケーシング(14)の天板(14b) を貫通して水供給管(5a)及び水回収管(5b)に夫々接続されている。つまり、この各管(16,18) はケーシング(14)の上面を貫通している。
【0028】
これらの各配管(16,17,18)の構成を詳細に説明すると、図2に示すように、水入口ヘッダ(16)は、給排水管(12)の鉛直部を構成する水入口管であって、熱交換器(10)の各熱交換管(10a〜10d)の上流側端部に対向して上下方向に延び、その上端部がケーシング天板(14b) の上側に、下端部が仕切板(14a) の上側に夫々位置されている。また、この水入口ヘッダ(16)は、図5及び図7の如く、その上下方向の4箇所において熱交換器(10)の各熱交換管(10a〜10d)の上流側が接続され、該熱交換管(10a〜10d)の内側の水流通路(10e) に連通されて、該通路(10e) に水を供給するようになっている。
【0029】
また、水出口ヘッダ(17)は、給排水管(12)の鉛直部を構成する水排出管であって、熱交換器(10)の各熱交換管(10a〜10d)の下流側端部に対向して上下方向に延び、その上端部が、最上部に位置する第1熱交換管(10a) よりも僅かに上側に、下端部が上記水入口ヘッダ(16)の下端部に対向して仕切板(14a) の上側に夫々位置されている。また、この水出口ヘッダ(17)の上端部及び下端部は共に閉塞されている。そして、この水出口ヘッダ(17)は、その上下方向の4箇所において熱交換器(10)の各熱交換管(10a〜10d)の下流側が接続され、該熱交換管(10a〜10d)の内側の水流通路(10e) に連通されて、該通路(10e) から水を導出するようになっている。
【0030】
また、水出口管(18)は、図3及び図7に示すように、上記水入口ヘッダ(16)の配設位置に対して、熱源機(4) の前面(図3における右側面)及び側面(図3における下側面)に近接する位置で、且つ上記水出口ヘッダ(17)に対してケーシング前面(図2における手前側面)の延長方向(図3の上下方向)に対向した位置で鉛直方向に延びている。つまり、この水出口管(18)と水入口ヘッダ(16)とはケーシング(14)の各縦壁(14c,14c) の延長方向に対して傾斜した方向で対向されている。また、この水出口管(18)は、上記水入口ヘッダ(16)と同様に、上端部がケーシング天板(14b) の上側に位置されている一方、下端部が、最下部に位置する第4熱交換管(10d) よりも僅かに上側に位置されている(図2及び図5参照)。そして、この水出口管(18)の最下部は水平方向に延びる連絡管(19)によって上記水出口ヘッダ(17)の上下方向の中間部に接続されており、この水出口ヘッダ(17)内の水を回収して水回収管(5b)に導出するようになっている。以上が、各配管(16,17,18)と熱交換器(10)との接続状態である。このような構成により、上記水入口ヘッダ(16)、水出口ヘッダ(17)、水出口管(18)、そして、これに接続する水供給管(5a)、水回収管(5b)によって給排水管(12)が構成されている。
【0031】
このような配管構成であるために、熱交換器(10)に水が流通する際には、水供給管(5a)から水入口ヘッダ(16)に流入された水が、各熱交換管(10a,10b,10c,10d) に分流され、冷媒との間で熱交換を行った後、水出口ヘッダ(17)で合流され、更に、その後、連絡管(19)を経て水出口管(18)の最下部から該水出口管(18)内を上方に向って流通して水回収管(5b)に流出されるようになっている。つまり、各熱交換管(10a,10b,10c,10d) から導出された水を一旦水出口ヘッダ(17)に収集した後、水出口管(18)により排出することにより、各熱交換管(10a,10b,10c,10d) を流れる水の圧力損失を略均等にして水の循環を行うことができ、各熱交換管(10a,10b,10c,10d) での水の流速を均一にして夫々に十分な能力を得ることができる構成となっている。
【0032】
また、これら各配管(16,17,18)の細部について説明すると、先ず、図2、図7〜図9の如く、水入口ヘッダ(16)及び水出口管(18)の上端部におけるケーシング(14)内部に位置する部分の複数箇所(本例では4箇所)に配管接続部(16a,16a, …),(18a,18a, …) が設けられている。この配管接続部(16a,16a, …),(18a,18a, …) は、ケーシング(14)の各縦壁(14c,14c, …) に向って延びる比較的寸法の短い接続管(16b,16b, …),(18b,18b, …) が水平方向の四方に延びており、この接続管(16b,16b, …),(18b,18b, …) の内部と水入口ヘッダ(16)及び水出口管(18)の内部とが夫々連通されている。そして、この各接続管(16b,16b, …),(18b,18b, …) には閉塞プラグ(P1,P1, …),(P2,P2,…) が夫々装着されており、上述したように、水配管(5) をケーシング(14)の天板(14b) 側から接続する如く水入口ヘッダ(16)及び水出口管(18)の上端部に水供給管(5a)及び水回収管(5b)が夫々接続されている状態では、各閉塞プラグ(P1,P1, …),(P2,P2,…) を装着状態のままとして接続管(16b,16b, …),(18b,18b, …) から水が漏れ出ないようになっている。一方、ケーシング(14)の側面から水配管(5) を接続する要求が生じた場合には、各管(16b,16b, …),(18b,18b, …) の1箇所の閉塞プラグ(P1,P2) を夫々取り外し、これによって開放された接続管(16b,18b) に対し、水配管(5) を、ケーシング(14)側面を貫通させて接続させる。この際には、水入口ヘッダ(16)及び水出口管(18)の上端部を図示しない閉塞プラグによって閉塞することになる。また、この各接続管(16b,16b, …),(18b,18b, …) に対向するケーシング(14)の縦壁(14c,14c…) には、図示しないノック孔が形成されており、上述したようにケーシング(14)の側面から水配管(5) を接続する際に、水配管(5) を挿通するための開口が容易に形成できるようになっている。更に、上述したように、水出口管(18)と水入口ヘッダ(16)とがケーシング(14)の各縦壁(14c,14c) の延長方向に対して傾斜した方向で対向されているために、ケーシング(14)側面を貫通させる水配管(5) が水出口管(18)或いは水入口ヘッダ(16)に干渉して接続の邪魔になるといったことがない。つまり、水供給管(5a)を水入口ヘッダ(16)に、水回収管(5b)を水出口管(18)に夫々接続する際に、水供給管(5a)が水出口管(18)に干渉して水入口ヘッダ(16)への接続に支障を来したり、水回収管(5b)が水入口ヘッダ(16)に干渉して水出口管(18)への接続に支障を来したりするといった状況が回避される。尚、各接続管(16b,16b, …),(18b,18b, …) の配設位置は、図8及び図9の如く、4本の接続管のうち一対同士が互いに同一高さ位置に設定されている。つまり、一対の接続管に対して他の一対の接続管の高さ位置は異なっており、水入口ヘッダ(16)及び水出口管(18)の強度が局部的に低下することを回避している。
【0033】
また、この水出口ヘッダ(17)において、最下部に位置する第4熱交換管(10d) の下流側端部の接続部分に対向して、凍結防止用の温度スイッチ(30)を取付けるための取付け管(31)が突設されている。つまり、この取付け管(31)の突設位置は、上記水出口管(18)の下端部よりも下側に位置されていることになる。このため、この取付け管(31)に対して温度スイッチ(30)を取付ける際の作業としては、図5における左側から取付け管(31)に温度スイッチ(30)を差し込み、図10に示すように該スイッチ先端のセンサ部(30a) を第4熱交換管(10d) の水流通路(10e) 内部に位置させる。つまり、この差し込み方向には水出口管(18)等の障害物が存在せず、この取付け作業が簡単に行えるようになっている。尚、この図10における(30b) は取付け管(31)に嵌込まれた外側ホルダ、(30c) は該外側ホルダ(30b) に螺着され、上記センサ部(30a) を保持する内側ホルダ、(30d) はセンサ部(30a) で検出された第4熱交換管(10d) の水流通路(10e) 内部の温度信号を送信する送信線であり、センサ部(30a) によって第4熱交換管(10d) の水流通路(10e) 内部が凍結温度になっていることが検出されると所定の融解動作を行うようになっている。
【0034】
次に、各配管(16,17,18)と補助熱交換器(11)との接続状態について説明する。図9に示すように、水入口ヘッダ(16)の下端部は水平方向に延びる補助熱交換器用水入口管(20)に接続されている。この補助熱交換器用水入口管(20)は、その両端部が円板状の鏡板(20a,20a) によって夫々閉塞されており、その外周面の一部が上記水出口ヘッダ(17)の下端部に非連通状態で連結されている。つまり、この補助熱交換器用水入口管(20)は、水入口ヘッダ(16)との間での水の流通が可能であり、水出口ヘッダ(17)との間では水が流通されない構成となっている。
【0035】
また、この補助熱交換器用水入口管(20)の長手方向中央部よりも僅かに水出口ヘッダ(17)寄りには、上下方向に延びる補助熱交換器用水入口ヘッダ(21)が接続されており、これが補助熱交換器(11)の内側の水流通路(11b) に連通されて、該通路(11b) に水を供給するようになっている。一方、上記水出口管(18)の上下方向中央部よりも僅かに上側には水平方向に延びる補助熱交換器用水出口管(22)が接続されている。この補助熱交換器用水出口管(22)は、その一端が水入口ヘッダ(16)の外周面に非連通状態で連結されている。つまり、この補助熱交換器用水出口管(22)は、水出口管(18)との間での水の流通が可能であり、水入口ヘッダ(16)との間では水が流通されない構成となっている。
【0036】
また、この補助熱交換器用水出口管(22)の長手方向中央部よりも僅かに水入口ヘッダ(16)寄りには、上下方向に延びる補助熱交換器用水出口ヘッダ(23)が接続されており、これが補助熱交換器(11)の内側の水流通路(11b) に連通されて、該通路(11b) から水を回収して水出口管(18)に排出するようになっている。
【0037】
このような配管構造により、補助熱交換器(11)に水が流通する際には、水供給管(5a)から水入口ヘッダ(16)に流入された水の一部が、該水入口ヘッダ(16)の下端部から補助熱交換器用水入口管(20)に導入され、補助熱交換器用水入口ヘッダ(21)を経て補助熱交換器(11)に流入される。そして、この水は、補助熱交換器(11)内部において冷媒との間で熱交換を行った後、補助熱交換器用水出口ヘッダ(23)から補助熱交換器用水出口管(22)を通って水出口管(18)に流れ込み、該水出口管(18)内を上方に向って流通して水回収管(5b)に流出されるようになっている。
【0038】
そして、本例の特徴とする構成について説明すると、図5及び図6の如く、水入口ヘッダ(16)及び水出口ヘッダ(17)には、熱交換器(10)及び補助熱交換器(11)に対して水漏れなどの検査を行う際に使用する検査用接続管(25,26) が設けられている。具体的には、水入口ヘッダ(16)の上端部近傍位置で図6において左側に突出する比較的寸法の短い入口側検査用接続管(25)と、水出口ヘッダ(17)の下端部近傍位置で図5において左側に突出する比較的寸法の長い出口側検査用接続管(26)とが設けられている。
【0039】
そして、本熱源機(4) の製造工程の最終段階においては、熱交換器(10)及び補助熱交換器(11)に対して検査が行われることになるが、この際の動作としては、上記各接続管(25,26) に対して水平方向から検査用配管(27,28) が接続され(図3、図5及び図6参照)、該検査用配管(27,28) から熱交換器(10)及び補助熱交換器(11)に水が供給されて配管割れの有無の検査や耐圧試験が行われる。具体的には、入口側検査用接続管(25)に繋る上側の検査用配管(27)から水入口ヘッダ(16)に検査用の水が供給され、この水は、各熱交換器(10,11) の水流通路(10e,11b) を経た後、水出口ヘッダ(17)に収集され、出口側検査用接続管(26)から下側の検査用配管(28)に回収される。このように、本検査にあっては、水を各熱交換器(10,11) に流通させながら行うことができるので、装置の実際の運転状態と同様にして検査することができ、検査の信頼性の高いものとなっている。
【0040】
そして、このようにして検査が行われた後は、検査用配管(27,28) から圧縮空気が供給されて水が抜き取られ、各検査用接続管(25,26) に閉塞プラグ(P3,P3) が装着されることになる。具体的には、上側の検査用配管(27)から水入口ヘッダ(16)に向って圧縮空気が圧送され、これによって水入口ヘッダ(16)、各熱交換器(10,11) 及び水出口ヘッダ(17)内の水が出口側検査用接続管(26)から下側の検査用配管(28)に排出されることになる。
【0041】
尚、出口側検査用接続管(26)の下部には、装置のメンテナンス時などに各配管(16,17,18)及び熱交換器(10,11) に残った水を排出するためのドレン排出部としてのドレン管(26a) が設けられており、通常状態では、ドレンプラグ(P4)によって閉鎖されている。つまり、この出口側検査用接続管(26)は、検査時に検査用の水を抜取る機能とメンテナンス時に水を排出する機能とを兼ね備えている。
【0042】
次に、ケーシング(14)の下側空間(B) に収容された冷凍機ユニット(8) について説明する。図2及び図4に示すように、冷凍機ユニット(8) は、冷媒配管(7) に対して並列接続された2台の圧縮機(8a,8a) を備えており、各圧縮機(8a,8a) の吐出管(8c),(8c) がオイルセパレータ(8d)を介して弁機構(8e)に接続されている。この弁機構(8e)は、各室内機(6,6, …) の運転状態に応じて、圧縮機(8a,8a) から吐出されたガス冷媒の供給経路を切換えるものである。つまり、冷房運転状態の室内機(6) に対しては、このガス冷媒を各熱交換器(10,11) に流した後、凝縮された液冷媒を液配管(7a)より室内機(6) に供給する一方、暖房運転状態の室内機(6) に対しては、ガス冷媒を吐出ガス配管(7c)より室内機(6) に供給した後、液配管(7a)より回収して各熱交換器(10,11) に流すようになっている。尚、図2及び図4における(8f)は四路切換弁、(8g)はアキュムレータ、(8h)はレシーバである。
【0043】
次に、このように構成された水熱源空気調和装置の運転動作について説明する。先ず、暖房運転時には、ボイラ(1) が駆動されて、温水が、水供給管(5a)及び水入口ヘッダ(16)を経て熱交換ユニット(9) の各熱交換器(10,11) に供給される。詳しくは、熱交換器(10)の各熱交換管(10a〜10d)に対しては水入口ヘッダ(16)より温水が分流され、補助熱交換器(11)に対しては水入口ヘッダ(16)から補助熱交換器用水入口管(20)及び補助熱交換器用水入口ヘッダ(21)を経て温水が導入される。一方、冷凍機ユニット(8) の圧縮機(8a,8a) から吐出されたガス冷媒は、室内機(6) で凝縮されて液化した後、各熱交換器(10,11) に供給される。そして、この各熱交換器(10,11) において温水と冷媒との間で熱交換が行われ、これによって蒸発した冷媒は圧縮機(8a,8a) に回収される。また、熱交換器(10)から導出された水は水出口ヘッダ(17)及び連絡管(19)を経て水出口管(18)に、補助熱交換器(11)から導出された水は補助熱交換器用水出口ヘッダ(23)及び補助熱交換器用水出口管(22)を経て水出口管(18)に夫々導出され、水回収管(5b)によりボイラ(1) に回収される。このような水及び冷媒の循環動作により、室内機(6) に安定的な暖房運転を行わせることができ、特に、外気温度が低い状況であっても良好な室内暖房が行われる。
【0044】
一方、冷房運転時には、クーリングタワー(2) が駆動され、冷水が、上述した暖房運転時の温水の流れと同様に水熱源ユニット(3) と熱交換ユニット(9) との間で循環される。また、冷凍機ユニット(8) の圧縮機(8a,8a) から吐出されたガス冷媒は、各熱交換器(10,11) に供給され、冷水との間で熱交換を行って凝縮されて液化した後、室内機(6) において蒸発し、圧縮機(8a,8a) に回収される。このような水及び冷媒の循環動作により、冷房運転時にあっても室内機(6) に安定的な冷房運転を行わせることができ、特に、外気温度が高い状況であっても良好な室内冷房が行われる。
【0045】
以上説明してきたように、本例の熱源機(4) にあっては、各熱交換器(10,11) の検査時に、検査のための配管(27,28) を水平方向から装着することができるので、給排水管(12)が鉛直方向に延びてケーシング(14)の天板(14b) から突出された水熱源空気調和装置の熱源機(4) において、その高さ寸法が大きい場合であっても、配管(27,28) の接続作業を容易に行うことができ、熱源機(4) の設置スペースの縮小化を図りながら検査作業性を良好に確保することができる。また、検査終了後の検査用の水の抜取り作業にあっても、該水を水平方向から抜取ることができるので、この検査用の水を迅速且つ確実に抜取ることができ、鉛直方向上側に水を抜取る場合のように配管に水が残ることによる配管内部での細菌の発生や配管の腐食が回避でき、装置寿命の延長化を図ることもできる。
【0046】
尚、本例では、各検査用接続管(25,26) のうち出口側検査用接続管(26)のみを配管の下端部に設けるようにしたが、各検査用接続管(25,26) を共に配管の下端部に設けてもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載の発明によれば、給排水管が鉛直方向に延びてケーシングの上面を貫通する水熱源空気調和装置に対し、給排水管の鉛直部に、熱交換ユニットの検査時に開放されて、熱交換ユニットに対して検査用の液体を給排する一方、空調運転時に閉塞される水平方向の検査用接続管を突設させたために、熱交換ユニットの検査時に、検査のための配管を水平方向から装着することができ、この検査の作業性を良好にできる。つまり、装置の高さ寸法が大きい場合であっても、配管の接続作業を容易に行うことができ、給排水管を鉛直方向に設けたことによる装置の設置スペースの縮小化を図りながら検査作業性を良好に確保することができる。また、検査終了後の検査用の液体の抜取り作業にあっても、水平方向から抜取ることができるので、この検査用の液体を迅速且つ確実に抜取ることができ、鉛直方向上側に液体を抜取る場合のように配管に液体が残ることによる配管内部での細菌の発生や配管の腐食が回避でき、装置寿命の延長化を図ることもでき、装置の実用性及び信頼性の向上を図ることができる。
【0048】
請求項2記載の発明によれば、検査用接続管を、水入口管及び水排出管の夫々に突設させたことにより、液体を熱交換ユニットに流通させながら検査を行うことができるので、装置の実際の運転状態と同様にして検査することができ、検査の信頼性の向上を図ることができる。
【0049】
請求項3記載の発明によれば、検査用接続管のうち一方を、各管の下端部に配置させたために、この検査用接続管を開放することで、液体の自重により該液体を熱交換ユニットから排出することができ、液体の排出作業の簡略化が図れ、該液体の排出も確実に行えるので、配管内部での細菌の発生や配管の腐食の回避をより確実に行うことができる。
【0050】
請求項4記載の発明によれば、配管の下端部に配置されている検査用接続管にドレン排出部を設けたことにより、熱交換ユニットのメンテナンス時などにおいて、該熱交換ユニット内部の水を容易に抜取ることができ、この検査用接続管に、検査時に検査用液体を抜取る機能とメンテナンス時に水を排出する機能とを兼ね備えさせることができる。
【0051】
請求項5記載の発明の方法によれば、検査終了後に、上部に配置されている検査用接続管から圧送される空気により、下端部に配置されている検査用接続管から容易且つ確実に液体を抜取ることができ、これにより、配管内部の液体を完全に排出することが可能になって、配管内部での細菌の発生や配管の腐食の回避を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る水熱源空気調和装置のシステム図である。
【図2】熱源機の内部構成を示す図である。
【図3】熱交換ユニット及びそれに繋る配管を示す平面図である。
【図4】冷凍機ユニットの平面図である。
【図5】熱交換ユニット及びそれに繋る配管を示す図である。
【図6】図5におけるVI矢視図である。
【図7】図5におけるVII 矢視図である。
【図8】熱交換器を省略した図5相当図である。
【図9】図8におけるIX矢視図である。
【図10】凍結防止用の温度スイッチの装着状態を示す図である。
【符号の説明】
(3) 水熱源ユニット(水熱源手段)
(6) 室内機(利用側ユニット)
(8) 冷凍機ユニット(冷媒循環ユニット)
(9) 熱交換ユニット
(12) 給排水管
(14) ケーシング
(16) 水入口ヘッダ(鉛直部、水入口管)
(17) 水出口ヘッダ(鉛直部、水排出管)
(25) 入口側検査用接続管
(26) 出口側検査用接続管
(26a) ドレン管(ドレン排出部)

Claims (5)

  1. 室内に設置された利用側ユニット(6) と、
    該利用側ユニット(6) との間で冷媒を循環させる冷媒循環ユニット(8) と、
    所定温度の水を生成する水熱源手段(3) と、
    該水熱源手段(3) に給排水管(12)により接続され、水熱源手段(3) から受けた水と、冷媒循環ユニット(8) 及び利用側ユニット(6) の間を循環する冷媒との間で熱交換させ、該冷媒を凝縮或いは蒸発させて空調運転を行わせる熱交換ユニット(9) とを備えた水熱源空気調和装置において、
    上記熱交換ユニット(9) はケーシング(14)内に収容され、
    上記給排水管(12)はケーシング(14)の上面を貫通していると共に該ケーシング(14)内において鉛直方向に延びる鉛直部(16,17) を備えており、
    上記鉛直部(16,17) には、熱交換ユニット(9) の検査時に開放されて、熱交換ユニット(9) に対して検査用の液体を給排する一方、空調運転時に閉塞される水平方向の検査用接続管(25,26) が突設されていることを特徴とする水熱源空気調和装置。
  2. 鉛直部(16,17) は、水熱源手段(3) から受けた水を熱交換ユニット(9) に供給する水入口管(16)と、上記熱交換ユニット(9) から導出された水を水熱源手段(3) に向って排出する水排出管(17)とを備えており、
    検査用接続管(25,26) は、上記水入口管(16)及び水排出管(17)の夫々に突設されていることを特徴とする請求項1記載の水熱源空気調和装置。
  3. 水入口管(16)及び水排出管(17)の夫々に突設された検査用接続管(25,26) のうち一方は、配管(16,17) の下端部に配置されていることを特徴とする請求項2記載の水熱源空気調和装置。
  4. 水入口管(16)或いは水排出管(17)の下端部に配置されている検査用接続管(26)には、水熱源手段(3) から熱交換ユニット(9) に供給された水を排出する際に開放されるドレン排出部(26a) が設けられていることを特徴とする請求項3記載の水熱源空気調和装置。
  5. 上記請求項3記載の水熱源空気調和装置における熱交換ユニット(9) の検査方法であって、
    水入口管(16)或いは水排出管(17)の上部に配置されている検査用接続管(25)から熱交換ユニット(9) に向って検査用の液体を供給する一方、下端部に配置されている検査用接続管(26)から検査用の液体を排出して、熱交換ユニット(9) の液漏れを検査し、
    その後、上記上部に配置されている検査用接続管(25)から熱交換ユニット(9) に向って空気を圧送する一方、上記下端部に配置されている検査用接続管(26)から検査用の液体を排出することを特徴とする水熱源空気調和装置の検査方法。
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