JP3609998B2 - ローラチェーンの固定部材およびチェーン式伝動機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械等に適用される所謂チェーン式の伝動機構に適したローラチェーンの固定部材およびチェーン式伝動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、工作機械等においては、回転可能に支持されたワーク保持用のテーブル(あるいはドラム等)の周囲に伝動用ローラチェーン(以下、チェーンと略す)を巻回した状態で固定し、このチェーンにモータ駆動のスプロケットを噛合させて前記モータの作動により前記テーブルを回転駆動することが一般に行われている。
【0003】
上記のような所謂チェーン式の伝動機構では、動力を適切に伝達するためにチェーンをテーブルに対して弛みなく、かつ蛇行なく固定することが要求される。そのため、一般には、アタッチメント付きチェーン、すなわちボルトによる固定部分を有するリンクプレート(アタッチメント)をリンクに組込んだチェーンを使用し、前記アタッチメントをボルトでテーブルに固定することによりテーブルに対してチェーンをその長手方向の複数箇所で固定することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、アタッチメントにおけるボルトの固定部分は、リンクプレートに舌片状の部分を形成し、この舌片状の部分にボルト孔を形成しただけの構成であるため強度的に十分なものとはいえず、大きな動力を伝達する場合や、テーブルを長期に亘って駆動していると、ボルトで固定した舌片状の部分が変形する等してチェーンに弛みが生じ、スプロケットとチェーンの噛み合いが悪化する場合がある。
【0005】
そこで、リンク毎、あるいは2〜4リンク毎といった狭い間隔でアタッチメントを組付けたチェーンを使用し、これによりチェーンの固定強度を高めることが行われているが、この場合には、アタッチメントの増設によりチェーン自体が高価になるばかりか、テーブルにリンク固定用の多数のねじ孔を加工する必要があり、またチェーンの固定に多数のボルトを必要とすることとなる。そのため、工作機械等の製作コストが高くなるという問題がある。
【0006】
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであって、上記のようなチェーン式の伝動機構として、強度的に有利で、しかも安価な伝動機構を構築できるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の固定部材は、伝動用ローラチェーンのピンリンクに対して脱着可能に装着されて該ローラチェーンを被固定部に固定する部材であって、互いに平行な一対のプレート部と、このプレート部同士を連結するブロック状の連結部とを備えた断面コ字型の形状を有し、前記各プレート部にピンリンクの各リンクプレートに嵌合する嵌合部を備えるとともに、前記連結部にボルト等による固定用の貫通孔を備え、各プレート部の間にピンリンクを介装することによりピンリンクに対して装着され、この装着状態において各プレート部がピンリンクに嵌合して各プレート部材とピンリンクとの相対変位を阻止するように構成されているものである(請求項1)。
【0008】
この固定部材によると、ピンリンクを各プレート部の間に介装することによりローラチェーンに固定部材を装着し、この状態で固定用の貫通孔を用いて固定部材をボルト止めすれば、各ピンリンクと各リンクプレートとが嵌合して相互に変位不能な状態となっているので、チェーンを被固定部に対して固定することができる。このような固定状態においては、固定用リンクのボルト止め部分、つまり連結部が強度的に有利なブロック状の形状となっているため、チェーンに大きな荷重が作用等した場合でもチェーンを頑丈に固定することができる。
【0009】
なお、このような固定部材においては、全体を前記貫通孔の軸方向であって前記各プレート部を分離する複数の部分に分割可能に構成するのが好ましい(請求項2)。
【0010】
このようにすれば、固定部材の装着に際して各プレート部とリンクプレートを容易に嵌合させることができるようになる。また、各分割片を一体化した状態で貫通孔にボルトを通して被固定部に螺着すれば、各分割片を共通のボルトで固定(共締め)することができ合理的な構成となる。
【0011】
なお、このような固定部材は、例えば、可動部及び固定部の一方側に伝動用ローラチェーンを固定するとともに、他方側に前記ローラチェーンに噛合するスプロケットを回転可能に設け、このスプロケットの回転に伴い前記可動部を移動させるようにした、所謂チェーン式伝動機構において最適である。つまりローラチェーンの少なくとも一つのピンリンクに対して請求項1又は2記載の固定部材を装着し、該固定部材の貫通孔にボルトを挿通して該ボルトを可動部又は固定部に螺合装着することによってローラチェーンを可動部又は固定部に対して固定するようにすれば(請求項3)、チェーンを可動部又は固定部に対して頑丈に固定することができる。
【0012】
なお、この場合、可動部又は固定部にチェーン固定用の凹部を形成し、固定部材をこの凹部に嵌め込んだ状態で固定するようにすれば(請求項4)、固定部材が確実に位置決めされることとなり、チェーンをより頑丈に固定することができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0014】
図1及び図2は、本発明の適用例である工作機械の一部を概略的に示している。この工作機械10において、符号12はワークを保持するための円形のテーブルを示している。このテーブル12は、その下面(裏面)中央に支持軸14を有しており、この支持軸14がベアリング16等を介して基台1上に支持されることにより基台1に対して回転可能に支持され、以下のようなチェーン式の伝動機構により回転駆動されるようになっている。
【0015】
チェーン式の伝動機構は、これらの図に示すようにテーブル12に固定される無端状の伝動用ローラチェーン20(以下、単にチェーン20という)と、このチェーン20に噛合し、前記基台1に固定されたモータ2の出力軸に減速機等を介して連結されるスプロケット3とを有しており、モータ2の回転駆動力をスプロケット3及びチェーン20を介してテーブル12に伝達することによってテーブル12を回転駆動するように構成されている。
【0016】
前記チェーン20は、図3に示すように、基本的にはローラリンク22及びピンリンク24を交互に配列し、隣設されるリンク22,24同士をピン25で連結した一般的な伝動用ローラチェーンの構成を有しているが、同図に示すようにピンリンク24の一つとして固定用リンク26が連結された構成となっており、この点で一般的な伝動用ローラチェーンと構成が異なっている。
【0017】
固定用リンク26は、同図及び図5に示すように、一対のリンクプレート28aと、これらのプレート同士を連結する連結部28bとを有した断面コ字型の形状を有しており、例えば切削加工、あるいは鋳造等により全体が一体に形成されている。特に、連結部28bは同図に示すように縦横(図5において縦横)に十分な厚みを有するブロック状に構成されており、ここにリンクプレート28aの配列方向(図5では上下方向)に貫通する一対のボルト孔34(固定用の貫通孔)が穿設されている。また、各リンクプレート28aには、図示を省略しているが一対の連結用孔が形成されている。そして、隣設されるローラリンク22が両リンクプレート28aの間に介装された状態で固定用リンク26の一方側のリンクプレート28aの外側から各連結用孔にボルト30がそれぞれ挿入され、これらのボルト30に対して固定用リンク26の他方側のリンクプレート28aの外側からナット32がそれぞれ螺着されることにより、隣設されるローラリンク22と前期固定用リンク26とが連結されている。なお、固定用リンク26と各ローラリンク22との連結は、他のリンク同士の連結と同様にピン25を用いて行ってもよい。なお、図3中、符号22a及び24aは、ローラリンク22およびリンクプレート24aのリンクプレートを示している。
【0018】
前記チェーン20は、図1及び図2に示すように、テーブル12の下面に形成された円形のボス状取付部12aに巻回されて無端状に連結された状態で前記固定用リンク26を介して取付部12aに固定され、さらに脱落防止用の支持板36により下方から支えられることにより、テーブル12(取付部12a)の周囲に弛みなく、また蛇行することなく取付けられている。
【0019】
固定用リンク26は、取付部12aの周方向一箇所に設けられた固定用凹部13に嵌め込まれ、上記ボルト孔34を通じて固定用リンク26の下側からこの固定用凹部13に形成されたねじ孔にボルト36が螺着されることにより固定されている。なお、固定用凹部13は、略固定用リンク26の輪郭に対応して形成されており、これによって固定用リンク26がテーブル12に対して位置決めされ、チェーン20に作用する引張り荷重に対して固定用リンク26が簡単にずれることがない様にされている。
【0020】
支持板36は、薄板状の部材で、図6に示すように取付部12aの下面にボルト38で固定されており、チェーン20を下側から支えてテーブル12からチェーン20が脱落するのを防止するようになっている。なお、支持板36は、当実施形態では、図2に示すように前記固定用リンク26を基点として周方向に等間隔で5箇所設けられている。
【0021】
以上のように構成された工作機械10によると、前記モータ2が作動してスプロケット3が回転すると、その回転がチェーン20を介してテーブル12に伝達され、これによってテーブル12が回転駆動されることとなる。
【0022】
このようなテーブル12の駆動において、チェーン20の固定部分、つまり固定用リンク26には、スプロケット3からチェーン20に回転力が伝達される際に例えば周方向に引張り荷重が作用することとなるが、固定用リンク26のボルト止め部分である上記連結部28bは、上述したようにブロック状に形成された強度的に有利な形状となっているため容易に変形することがなく、しかも、固定用リンク26がテーブル12に形成された固定用凹部13に嵌め込まれた状態で固定されているためテーブル12に対して固定用リンク26が容易にずれることがない。そのため、少ない固定箇所(当実施形態では一箇所)でチェーン20を頑丈に固定することができる。
【0023】
従って、リンク毎、あるいは2〜4リンク毎といった狭い間隔でアタッチメントを組付けたチェーンを使用する従来の装置と同様に、チェーンの弛み等を長期に亘って防止するという効果を得ながらも、構造的にはチェーン20自体が安価で、テーブル12側の加工も少なくて済み、さらにチェーン20を固定するためのボルトも少なくて済むため、工作機械10を従来に比べて安価に提供することができるという効果がある。
【0024】
なお、この実施形態のチェーン20では、固定用リンク26を一つだけ組込んでいるが(すなわち、チェーン20の固定箇所が一箇所であるが)、固定用リンク26の数は、チェーン20の長さや作用する荷重等に応じて複数個設けるようにしてもよい。このようにチェーン20を複数箇所で固定するようにすれば、チェーン20をテーブル12に対してより頑丈に固定することが可能となる。
【0025】
また、上記実施形態では、ピンリンク24の一つとして固定用リンク26を設けているが、例えば、ローラリンク22の一つとして固定用リンク26を設けるようにしてもよい。つまり、ローラリンク22のリンクプレート22aに相当する一対のリンクプレートと、これらを連結するブロック状の連結部分を備えた固定用リンク26を構成してもよい。
【0026】
さらに、上記の固定用リンク26では、ボルト孔34がリンクプレート28aの配列方向に貫通して設けられているが、ボルト孔34は、例えば、両リンクプレート28aの間であって、リンクプレート28aの配列方向と直行する方向(図5の左右方向)に貫通するものであってもよい。なお、この場合、固定用リンク26をチェーン20に組込んだ状態ではボルト挿入に際してローラリンク22等が邪魔になるため、固定用リンク26をチェーン20から分離した単独の状態で取付部12aに固定しておき、後からチェーン20(ローラリンク22)を固定用リンク26に連結するようにすればよい。
【0027】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0028】
なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の工作機械においてチェーン及びその固定構造が異なるものであるため、第1の実施形態と共通の部材については同一符号を付して説明を省略し、以下に相違点についてのみ詳しく説明することとする。
【0029】
図7及び図8は、工作機械の要部、すなわちテーブル12(取付部12a)へのチェーン20の固定部分を示している。第2の実施形態では、チェーン20として通常のチェーン、すなわちリンクとしてローラリンク22及びピンリンク24のみを有し上記固定用リンク26を備えていないチェーン20が使用されており、このチェーン20が固定部材40によってテーブル12に固定されている。
【0030】
固定部材40は、分離可能な3点の部品から構成されており、具体的には、テーブル12のピンリンク24に嵌合装着される一対のプレート部材42(プレート部)と、これらプレート部材42の間に介在して両プレート部材42を連結するブロック状のスペーサ43(連結部)とから構成されている。
【0031】
プレート部材42には、チェーン20のピンリンク24に対応する(外嵌可能な)細長の貫通孔42a(長孔42aという;嵌合部)と、一対のボルト孔42bとが並べて形成されており、一方スペーサ43には、プレート部材42の前記ボルト孔42bに対応する一対のボルト孔43bが形成されている。
【0032】
そして、チェーン20がテーブル12の上記ボス状取付部12aに無端状に巻回された状態で、その周方向における複数箇所が固定部材40を介して取付部12aに固定されることによりチェーン20がテーブル12に固定されている。
【0033】
固定部材40によるチェーン20の固定は次のようにして行われている。すなわち、プレート部材42の長孔42aにピンリンク24のリンクプレート24aが嵌入されることによって各プレート部材42がチェーン20の外側(図8では上下両側)からピンリンク24に外嵌装着される。そして、両プレート部材42の間にスペーサ43が介入され、プレート部材42のボルト孔42bとスペーサ43のボルト孔43bとに亘ってボルト36が挿入され、該ボルト36が取付部12aに形成されたねじ孔に螺着されることにより各プレート部材42及びスペーサ43が取付部12aに共締めされている。これによりチェーン20が固定部材40を介してテーブル12に固定されている。なお、テーブル12の取付部12aには、その周方向に所定の間隔で固定部材40の輪郭を有する固定用凹部13が形成されており、各固定部材40はこの固定用凹部13に嵌め込まれた状態でテーブル12に固定されている。
【0034】
以上のような第2の実施形態の工作機械10によると、チェーン20は固定部材40によってテーブル12に固定されているが、上記のようにピンリンク24のリンクプレート24aが固定部材40のプレート部材42の長孔42aに嵌入された状態で固定部材40がチェーン20に装着されていることにより、チェーン20に引張り荷重が作用してもチェーン20が固定部材40から容易に離脱することがなく、また、固定部材40のボルト止め部分(すなわちスペーサ43等の部分)は、上述したようにブロック状に形成されて強度的に有利な形状となっているため容易に変形することがない。そのため、この実施形態においても、第1の実施形態と同様に、チェーン20を少ない固定箇所で頑丈に固定することができるという効果がある。
【0035】
しかも、この第2の実施形態では、チェーン20として通常の伝動用ローラチェーンを使用するので、特殊なチェーンを使用する場合に比べて製作コストを抑えることができ、これにより工作機械10をより安価に提供することが可能となるという効果もある。
【0036】
なお、この実施形態では、固定部材40が3分割構造とされ、各プレート部材42及びスペーサ43をボルト45により共締めするように構成されているが、例えば一方側のプレート部材42とスペーサ43とを一体構成とした2分割構造としてもよく、要するに固定部材40の具体的な形状や、その分割形態等は、被固定位置等との関係で適宜選定するようにすればよい。
【0037】
また、固定部材40は全体が一体に形成されているものであってもよい。例えば、各プレート部材42に長孔42aに通じる切り欠きを形成する等、ピンリンク24に固定部材40を分割することなくそのまま装着できるような形状的工夫を持たせることにより固定部材40の全体を一体に形成することができる。
【0038】
なお、以上説明した第1及び第2の実施形態は、本発明をテーブル12(可動部)を回転駆動するためのチェーン式伝動機構に適用した例について説明したが、勿論、本発明は、可動部を直線的に移動させるようなチェーン式伝動機構にも適用可能である。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るローラチェーンの固定部材によると、ピンリンクを各プレート部の間に介装することによりローラチェーンに固定部材を装着し、この状態で固定用の貫通孔を用いて固定部材をボルト止めすれば、各ピンリンクと各リンクプレートとが嵌合して相互に変位不能な状態となっているので、チェーンを被固定部に対して固定することができる。このような固定状態においては、固定用リンクのボルト止め部分、つまり連結部が強度的に有利なブロック状の形状となっているため、チェーンに大きな荷重が作用等した場合でもチェーンを頑丈に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される工作機械(第1の実施の形態)を示す断面図である。
【図2】工作機械に組み込まれているチェーン式伝動機構を示す図1のA−A断面図である。
【図3】チェーン式伝動機構に適用される伝動用ローラチェーンを示す斜視概略図である。
【図4】チェーンの固定部分を示す図2中符号Bで示す部分の拡大図である。
【図5】チェーンの固定部分を示す図4のC−C断面図である。
【図6】チェーンの支持部分を示す図2のD−D断面図である。
【図7】本発明が適用される工作機械(第2の実施の形態)に組み込まれているチェーン式伝動機構のチェーンの固定部分を示す要部平面図である。
【図8】チェーンの固定部分を示す図7のE−E断面図である。
【符号の説明】
1 基台
2 モータ
3 スプロケット
10 工作機械
12 テーブル
20 チェーン
22 ローラリンク
24 ピンリンク
25 ピン
26 固定用リンク
28a リンクプレート
28b 連結部(連結部分)
34 ボルト孔
Claims (4)
- 伝動用ローラチェーンのピンリンクに対して脱着可能に装着されて該ローラチェーンを被固定部に固定する部材であって、
互いに平行な一対のプレート部と、このプレート部同士を連結するブロック状の連結部とを備えた断面コ字型の形状を有し、各プレート部に前記ピンリンクの各リンクプレートに嵌合する嵌合部が設けられるとともに、前記連結部にボルト等による固定用の貫通孔が設けられ、各プレート部の間にピンリンクを介装することによりピンリンクに対して装着され、この装着状態において、各プレート部がピンリンクに嵌合して各プレート部材とピンリンクとの相対変位を阻止するように構成されていることを特徴とするローラチェーンの固定部材。 - 請求項1記載のローラチェーンの固定部材において、
全体が前記貫通孔の軸方向であって前記各プレート部を分離する複数の部分に分割可能に構成されていることを特徴とするローラチェーンの固定部材。 - 可動部及び固定部の一方側に伝動用ローラチェーンが固定されるとともに、他方側に前記ローラチェーンに噛合するスプロケットが回転可能に設けられ、このスプロケットの回転に伴い前記可動部が移動するように構成されるチェーン式伝動機構において、
前記ローラチェーンの少なくとも一つのピンリンクに対して請求項1又は2記載のローラチェーンの固定部材が装着され、該固定部材の貫通孔にボルトが挿通されて該ボルトが可動部又は固定部に螺合装着されることにより前記ローラチェーンが可動部又は固定部に対して固定されていることを特徴とするチェーン式伝動機構。 - 請求項3記載のチェーン式伝動機構において、
前記可動部又は固定部にチェーン固定用の凹部が形成され、前記固定部材がこの凹部に嵌め込まれた状態で可動部又は固定部に固定されていることを特徴とするチェーン式伝動機構。
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