JP3607944B2 - 透明導電基板 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本願発明は、酸化亜鉛(ZnO)よりなる透明導電性基板、該基板を用いる発光素子及び該基板を製造する技術に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来技術においては、可視光を透過する大きな禁制帯幅の透明な結晶としては、高抵抗のものしか得られておらず、現在使用されているガラス基板、サファイア基板等の透明基板は、共に導電性がない。このため、発光素子等においては、基板表面にITOなどの透明導電膜をつけて、図2のような表面から正負それぞれの電極を設ける構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、可視光透過が本来の目的である透明導電膜においては、表面電極は、発光部から外部へ放射される光の透過率を減少させる原因となり、LED発光素子や、太陽電池などにおいては、大きな光の損失になっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
オゾンを用いる酸化亜鉛高速成長技術の発明により、低抵抗であり、可視光を透過する禁制帯幅の大きな酸化亜鉛透明結晶が得られるようになった。
そして、導電性のある透明な上記酸化亜鉛基板を用いることにより、図2のような裏面電極構造が可能となり、発光素子や太陽電池の光損失を低減することができる。
本願発明による酸化亜鉛基板は、透明導電膜を絶縁性の透明基板に蒸着した基板ではなく、最初から導電性の透明基板であるので、裏面電極が作成可能であり、発光素子及び太陽電池等のデバイスの特性を向上させることが可能である。
【0005】
本願発明の透明導電基板(Transparent Conductive Substrate;TCS)を用いることにより、裏面電極が作成可能となることで、エッチングなどのデバイス作製プロセスが減少し、高い生産効率が得られる。
【0006】
【実施例】
図3に透明導電基板の作製法の例を示す。
基板としては、サファイアa面基板を用い、作製中は、真空圧1×10−5Torr、温度300℃の状態で、オゾンを気体で4×10−5Torrのフラックスで照射した。オゾンの注入速度は、蒸発する液体オゾンの蒸気圧でコントロールされ、作製中の蒸気圧は97Kの液体オゾンの温度で0.44Torrであった。Znは、クヌーセンセル(Kセル)と呼ばれる熱昇華型分子線源より供給される。その後、最低でも1時間で1マイクロメートル以上の厚みの酸化亜鉛が形成される。
ここではサファイアa面基板を用いて酸化亜鉛高速成長を行っているが、作製される酸化亜鉛層はc軸に配向しているため、劈開により基板と分離することが可能である。
【0007】
第1図のような素子を作製する場合、現在は、MBE法により、酸化亜鉛基板の上にn型の酸化亜鉛及びi型の酸化亜鉛のII−VI族層を作製しているが、今後、より簡便なスピン塗布法によりII−VI族層を作製されることが期待できる。それは、酸化亜鉛基板の上にn型の酸化亜鉛及びi型の酸化亜鉛をスピン塗布しII−VI族層を作製するものである。その次に、GaNをMOCVDにより積層する。その後、GaNをp型にするためにアニールをし、正負の電極の取り付ける。
オゾンによる酸化亜鉛の高速成長を用いることにより、透明で導電性のある層を作製し、基板と切り離して新しい基板とする。
この基板作製技術は、窒化物半導体ではHVPE法を用いて使用されているが、酸化亜鉛系半導体には、HVPEに相当する高速成長法が従来なく、優れた導電性を示すにもかかわらず、基板作製が困難であった。
【0008】
【発明の効果】
オゾンを付加することにより、低抵抗であり、可視光を透過する禁制帯幅の大きな酸化亜鉛透明結晶が得ることができる。
そして、この透明導電性の酸化亜鉛基板を用いることにより、図1のような裏面電極構造が可能となり、発光素子や太陽電池の光損失を低減することができる。
また、本願発明に係る酸化亜鉛透明導電基板を用いることにより、裏面電極が作成可能となることで、エッチングなどのデバイス作製プロセスが減少し、高い生産効率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の短波長発光素子の斜視図
【図2】透明導電基板を用いた短波長発光素子の斜視図
【図3】本願発明に係る透明導電基板の製造法を説明する図
【符号の説明】
1 p型層
2 n型層
3 活性層
4 アノード
5 カソード
6 基板
Claims (6)
- 酸化亜鉛層を形成する方法において、基板上に亜鉛及び液体オゾンを蒸発させた気体オゾンを導入することにより行うことを特徴とする酸化亜鉛層の形成方法。
- 基板上に亜鉛及び液体オゾンを蒸発させた気体オゾンを導入することにより、基板上に酸化亜鉛の層の形成し、その後、該基板及び酸化亜鉛層を分離することにより酸化亜鉛基板を作成する方法。
- 基板上に亜鉛及び液体オゾンを蒸発させた気体オゾンを導入することにより、基板上に形成された酸化亜鉛層。
- 基板上に亜鉛及び液体オゾンを蒸発させた気体オゾンを導入することにより、基板上に酸化亜鉛の層の形成し、その後、該基板及び酸化亜鉛層を分離することにより得られた酸化亜鉛基板。
- 上記酸化亜鉛基板にIII族の不純物を添加した請求項4記載の酸化亜鉛基板。
- 請求項4又は請求項5記載の酸化亜鉛基板を用いて形成した発光素子。
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JP2001044019A JP3607944B2 (ja) | 2001-02-20 | 2001-02-20 | 透明導電基板 |
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WO2011065611A1 (ko) * | 2009-11-30 | 2011-06-03 | 경상대학교산학협력단 | 태양전지 및 태양전지 제조방법 |
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2001
- 2001-02-20 JP JP2001044019A patent/JP3607944B2/ja not_active Expired - Lifetime
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