JP3607907B2 - 段状設置具及び室外機の設置工法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立が容易でかつ狭スペースにおいて室外機を垂直方向段状に容易に載置することができる段状設置具及び設置工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
室内機と室外機とからなるいわゆるセパレートタイプの空気温度調整装置(以下、エアコンという)は、室内機を構造物の内部に、室外機を構造物の外部に設置する。室外機は、例えば構造物が一般住宅の場合、特に地面上において設置スペースに余裕のない場合は上下段状に積み重ねて設置する場合がある。
【0003】
上記したように室外機を地面上で上下2段に設置する際に用いる段状設置具としては、例えば4本の垂直材と、8本の水平材と、4本の取付腕材とからなるものが知られている。
【0004】
4本の垂直材は、地面に垂直状でかつ平面視長方形状に配置する。8本の水平材は、4本ずつで室外機を設置するための上段、下段の各々の棚部を構成する。水平材は、4本の垂直材間に該垂直材と結合されて設けられる。4本の取付腕材は、室外機を載置するためのものであり、上段、下段の棚部において各々2本ずつ用いられる。取付腕材は、2本の対向する水平材間に架けられる。
【0005】
上記構成の段状設置具は、4本の垂直材における下部と上部に、それぞれ4本の水平材と取付腕材とで形成される上段と下段の棚部が構成され、この上段と下段の棚部に室外機がそれぞれ載置される。なお、上段の棚部は、4本の垂直材の上部であっても上端であってもよく、取付腕材は、対向する水平材間において長辺の水平材間に架けてもよいし、短辺の水平材間に架けてもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の段状設置具は、組み立てるのに手間がかかるといった問題があった。すなわち、従来の段状設置具は、例えば4本の垂直材を立設するには、隣り合う垂直材の水平方向の移動を禁止すべく上段又は下段の4本の水平材が必要となる。このとき、1本の水平材に1本の垂直材を結合する順序でなければ、4本の垂直材を立設することができず、組み立てに非常に時間がかかるのである。
【0007】
また、従来の段状設置具は、室外機を下段の棚部に挿入して載置するには、上段の棚部の構成前又は組み立てが完了した後のいずれにおいても、4本の水平材の短辺側からの挿入はこの短辺側における垂直材の間隔が狭いので非常に困難であり、実際には4本の水平材の長辺側から挿入するが、やはり4本の垂直材が邪魔になって挿入が困難である。また、全体を組み立てた後であれば、上記に加えてさらに上段の棚部が邪魔になって室外機を下段の棚部に挿入しにくい。
【0008】
また、昨今の住宅事情では隣り合う住宅とのスペースが十分ではない場合が多く、住宅間の狭スペースに室外機を段状に設置しようとして従来の段状設置具を用いた場合、4本の水平材のうち長辺側が住宅の壁面に接するように配置する。このとき、従来の段状設置具は、上記したように実際には4本の水平材のうち長辺側から室外機を挿入しようとしても、隣の住宅とのスペースが狭いため、室外機を下段の棚部へ挿入して載置することが困難であった。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、組立が容易でかつ狭スペースにおいて下段の棚部に室外機を容易に載置することができる段状設置具及び室外機の設置工法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、互いに直交した両端面で水平材を結合すると共に垂直方向の対向する両端面に形成された穴により下段の棚部に立設する垂直材を結合する結合部材と、最下段に位置する棚部を構成する際に用いる結合部材の、垂直材を結合した面とは反対の面に設けられる脚部と、を備え、脚部及び下段の棚部を垂直材とは別に組み立てることができるようにしたのである。
【0011】
このようにすることで、脚部上に下段の棚部を構成した状態で、かつ垂直材を立設する前の状態において、該下段の棚部に室外機を載置することができるから、垂直材が邪魔になることない。また、下段の棚部に室外機を載置した後において、垂直材を立設し、上段の棚部を構成するといった組み立て作業は、既に基礎となる脚部と最下段の棚部とによって垂直材の位置が決定されているので非常に簡便となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の段状設置具は、垂直方向段状に構成された棚部に空気温度調整装置の室外機を設置する段状設置具において、下段の棚部に立設して垂直に配置する垂直材と、室外機を載置する棚部を構成するために水平に配置する水平材と、互いに直交した両端面で水平材を結合すると共に垂直方向の対向する両端面に形成された穴により垂直材を結合する結合部材と、最下段に位置する棚部を構成する際に用いる結合部材の、垂直材を結合した面とは反対の面に設けられる脚部と、を備えたものである。
【0013】
上記によれば、本発明の段状設置具は、特に結合部材を用いて最下段の棚部を垂直材を立設することとは別に構成することができる。つまり従来は、垂直材を立設するときに同時に下段の棚部を構成しなければならず、特に垂直材の立設に手間がかかった。それに対し、本発明の段状設置具は、垂直材と脚部とが別部材とされ、かつ結合部材により下段の棚部及び脚部とを構成した後に、つまり地面上に基礎となる脚部と下段の棚部とを配置した状態で垂直材を立設するから、非常に簡便に組み立てることができる。
【0014】
そして、本発明の段状設置具は、本発明の室外機の設置工法を用いて室外機を設置することによって最良の効果を得ることができる。すなわち本発明の室外機の設置工法は、結合部材の垂直方向の対向する両端面のうちの一方の端面に脚部を設け、この脚部を設けた結合部材に対して水平材を結合して最下段の棚部を構成し、最下段の棚部に室外機を載置した後、脚部を設けた結合部材の他方の端面に垂直材を結合し、その後、垂直材の上部にて上段の棚部を構成し、上段の棚部に室外機を載置するものである。
【0015】
上記によれば、脚部及び下段の棚部を垂直材とは別体で設けることで、垂直材を立設する前に垂直材が邪魔になることなく、下段の棚部における住宅の壁面に隣接していない水平方向のどの方向からでも該下段の棚部へ室外機を容易に挿入して載置することができる。
【0016】
また、下段の棚部を組み立てて、室外機を載置した後に、垂直材を立設し、上段の棚部を組み立てるようにしているので、垂直材は既に組み立てられた下部の棚部において安定状態にある係合部材に対して確実かつ容易に立設することができ、その結果、上段の棚部も容易に構成することができる。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明の段状設置具と本発明の室外機の設置工法の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の段状設置具の分解斜視図を示す。図2〜図6は、本発明の段状設置具を用いた本発明の室外機の設置工法を説明するための図である。
【0018】
1は、エアコンの室外機Pを地面に垂直方向段状に設置する段状設置具であり、次のように構成されている。2は、垂直に配置する垂直材であり、本実施例では例えば平面視長方形の後述する上段の棚部3Bを構成するために、下段の棚部3Aの四隅に立設すべく4本用いる。垂直材2は、本実施例ではアルミ製としているため、その耐荷重強度を向上させると共にさらなる軽量化を図るために断面を1/4円弧状の筒状体としている。
【0019】
3は、室外機Pを載置する例えば本実施例では上下2段の棚部3B,3Aを構成するために水平に配置する水平材である。水平材3は、長辺水平材3aと短辺水平材3bとからなり、本実施例ではそれぞれアルミ製とすると共に断面L字状としている。なお、以下、長辺水平材3aと短辺水平材3bとを総称するときは、単に水平材3と記す。水平材3の断面L字状の角部内側には、後述する取付材6の端部を載置して案内し、任意位置で取り付けるための案内取付部3Cが形成されている。
【0020】
4は、垂直材2及び後述する脚部5をその対向する水平両端面において結合し、また、水平材3を互いに直交した垂直両端面において結合する結合部材である。結合部材4は、上記したように垂直材2及び後述する脚部5とを結合するために、対向する水平両端面には1/4円弧状の穴4Aが、一方、上記したように水平材3を結合するために、直交した垂直両端面にはL字状の穴4Bが、それぞれ形成されている。
【0021】
また、結合部材4は、本実施例では軽量化のためにプラスチックを用いているが、当該結合部材4を設ける箇所には荷重が集中することが予想されるのでアルミ製とすることが望ましい。このように、段状設置具1は、結合部材4に垂直材2及び水平材3の断面形状に応じた穴4A,4Bを形成しているので、ボルトやナットなどを必要としないで確実な結合が可能となり、また、ボルトやナットなどを必要としないので組み立てが非常に簡便となる。
【0022】
なお、結合部材4は、その内部においてが穴4A,4Bからの挿入空間が共通とされており、本実施例では垂直材2及び脚部5が水平材3で面当たりすることにより穴4Aに過剰に挿入されたりすることがないようになっている。結合部材4は、前記構成の他に例えば穴4A,4Bからの挿入空間を別々に形成し、それぞれ異なる挿入空間に垂直材2及び脚部5、長辺水平材3a及び短辺水平材3bを挿入するようにしてもよい。
【0023】
5は、最下段に位置する棚部3Aを構成する際に用いられ、結合部材4の、垂直材2を結合する穴4A(垂直材2を設ける面とは反対面の穴4A)に結合される脚部である。この脚部5は、本実施例では例えば穴4Aと結合可能な1/4円弧状の中実筒状の結合部5Aと、下部に形成され、地面に設置される接地部5Bとを有する。
【0024】
さらに、脚部5は、これら結合部5Aと接地部5Bとの間において、該接地部5Bと一体に形成され、結合部5Aの接地部5B側の端面に形成された螺子部(不図示)に対して螺進退移動が可能な調整部5Cが形成されている。すなわち、この調整部5Cにより、段状設置具1は、室外機Pを設置しようとする同一平面が均一的に水平ではない場合に高さ調整を行うことができる。
【0025】
6は、前記水平材3における対向する長辺水平材3a,3a間又は短辺水平材3b,3b間に架けられ、室外機Pを棚部3A,3Bに取り付ける取付材である。この取付材6は、例えば断面コ字状の開放両端部を互いに対向するように折り曲げた断面C字状のされ、この開放両端部を突き合わせた隙間にレール6Aが形成されている。
【0026】
このレール6Aには、一端がレール6A内部で該レール6Aと係合し、かつ他端が室外機Pの底面の取付部(不図示)に取り付け可能なように螺子状とすると共に該レール6Aから突出した取付部材6Bが設けられている。この取付部材6Bは、レール6Aの内部で一端が係合し、該レール6Aに案内されて取付材6の長手方向に移動可能とされている。そして、取付部材6Bの螺子状の部分には、室外機Pの振動等を緩衝する緩衝部材6aを螺入している。
【0027】
上記構成の段状設置具1を用いて室外機Pを上段と下段の2段状に設置するには以下のように行う。すなわち、例えばまず、4つの結合部材4の垂直方向の対向する両端面のうちの一方の端面に形成された穴4Aに脚部5をそれぞれ設ける。そして、脚部5を設けた4つのうちの2つの結合部材4において、互いに直交する垂直両端面の一方の穴4Bに長辺水平材3aを、他方の穴4Bに短辺水平材3bを結合する。この後、残りの2つの結合部材4に対して、いま水平材3を結合した2つの結合部材4を結合して下段の棚部3Aを構成する。
【0028】
続いて、例えば本実施例では対向する長辺水平材3a,3a間における案内取付部3Cに室外機Pの底面に形成された取付部の間隔となるように2本の取付材6を予め所定間隔で架けると共に、取付材6における取付部材6Bを、室外機Pの下面の取付部の間隔に応じてレール6Aで移動させて予め調整しておく(図2参照)。
【0029】
本実施例では案内取付部3Cと取付材6とは特段結合するようにしていないが、取付材6におけるレール6Aが形成された側と反対の面に螺子孔を形成し、一方、案内取付部3Cの長さ方向全域又は所定間隔を存して複数の長孔を形成し、これらの孔に棚部3Aの下面側からボルトを螺入するようにしてもよい。このようにすれば、水平材3が軽量化されると共に、室外機Pの取付が強固となる。
【0030】
上記の後、脚部5における調整部5Cによって下段の棚部3Aの水平状態を調整しておく。このように、室外機Pを載置する前に予め水平調整をすることで、水平調整自体が容易であると共に、後に下段及び上段の棚部3A,3Bに室外機P,Pを載置する際に、安定した状態で作業が行える。
【0031】
本発明の設置工法では、上記の後に、すなわち下段の棚部3Aが組み立てられた後に、垂直材2を立設する前に室外機Pを下段に設置する(図3参照)。いま、室外機Pを下段の棚部3Aに設置する際、垂直材2が未だ存在しないから住宅間において長辺水平材3a側のスペースが狭ければ短辺水平材3b側から、短辺水平材3b側のスペースが狭ければ長辺水平材3a側から、室外機Pを棚部3Aに挿入し、載置すればよい。
【0032】
従来は、本発明における垂直材2が脚部5を兼ねた1部材とされていたので、下段の棚部3Aを構成した際には、既に垂直材2が存在することとなり、室外機Pを下段の棚部3Aに載置するには、垂直材2が非常に邪魔となると共に、通常は長辺水平材3a側からしか下段の棚部3Aに挿入し、載置することができなかった。
【0033】
それに対し、本発明の段状設置具1及び設置工法は、垂直材2と脚部5とが別部材とされると共に、垂直材2を要しないで独立して先に脚部5と共に下段の棚部3Aのみを構成するから、室外機Pを下段の棚部3Aに広いスペース側から容易に設置することができる。また、垂直材2が邪魔にならないので、下段の棚部3Aの広いスペースにおいて該下段3Aに載置した室外機Pの配管接続を容易に行うことができる。
【0034】
上記の後、例えば下段の棚部3Aを構成するために用いた4つの結合部材4の脚部5を取り付けた側とは反対の面に、垂直材2を結合する(図4参照)。その後、下段の棚部3Aと同様に、4個の結合部材4、2個の長辺水平材3a、2個の短辺部材3bを用いて上段の棚部3Bを構成し、2個の取付材6を長辺水平材3aに架けると共に取付材6における取付部材6Bをレール6Aに沿って移動させて調整しておく。
【0035】
そして、結合部材4の対向する水平面における下面側の穴4Aに、既に立設された垂直材2をそれぞれ結合し、本実施例では、上下段2段としているので、上段の棚部3Bを構成する際に用いた結合部材4の対向する水平面における上面側の穴4Aは開放状態としておく(図5参照)。
【0036】
なお、上中下段の3段状に設置する場合は、上記で開放状態とした結合部材4の対向する水平面における上面側の穴4Aに垂直材2を結合して、さらに上段の棚部3Bを構成する。また、先に上段の棚部3Bを構成し、上段の棚部3Bの下面に垂直材2を結合した後に、この上段の棚部3Bと一体化された垂直材2を下段の棚部3Aにおける結合部材4に結合するようにしてもよい。
【0037】
上段の棚部3Bが構成された後、室外機Pを上段の棚部3Bに載置する(図6参照)。このように、本発明の設置工法では、特に設置スペースに余裕のない場合、垂直材2を立設する前に下段の棚部3Aに室外機Pを載置するので、このときに該垂直材2が邪魔になることがなく、また、広いスペース側であれば長辺水平材3a側、短辺水平材3b側、いずれの方向からでも室外機Pを下段の棚部3Aに挿入し、載置することができる。
【0038】
この結果、室外機Pを設置完了するまでに要する時間は、結合部材4を使用することで段状設置具1の組み立てに要する螺子やボルト箇所を少なくできるので短時間で組み立てることができ、また、下段の棚部3Aへ室外機Pを簡単に載置することができると共に、その際に下段の棚部3Aに載置する室外機Pの配管も垂直材2が邪魔になることなく行えるから、従来に較べて大幅に短縮される。
【0039】
なお、段状設置具1は、例えば上記した設置工法における図2の段階、すなわち下段の棚部3Aを予め工場で組み立てた状態で出荷するようにすれば、現場での作業はさらに短縮することができ、また、棚部3A,3Bのみを工場で組み立てた状態で出荷すればより一層現場での作業時間を短縮することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明の段状設置具は、互いに直交した両端面で水平材を結合すると共に垂直方向の対向する両端面に形成された穴により下段の棚部に立設する垂直材を結合する結合部材と、最下段に位置する棚部を構成する際に用いる結合部材の、垂直材を結合した面とは反対の面に設けられる脚部と、を備えたので、垂直材を用いることなく垂直材を立設することとは別に独立して最下段の棚部を構成することができ、従って、簡便に組み立てることができる。
【0041】
本発明の室外機の設置工法は、結合部材の垂直方向の対向する両端面のうちの一方の端面に脚部を設け、この脚部を設けた結合部材に対して水平材を結合して最下段の棚部を構成し、最下段の棚部に室外機を載置した後、脚部を設けた結合部材の他方の端面に垂直材を結合し、その後、垂直材の上部にて上段の棚部を構成し、上段の棚部に室外機を載置するので、垂直材を立設する前に下段の棚部と脚部とを組み立てることができ、また、垂直材が邪魔になることなく、下段の棚部における住宅の壁面に隣接していない水平方向のどの方向からでも該下段の棚部へ室外機を容易に挿入して載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の段状設置具の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の室外機の設置工法を手順において脚部と下段の棚部とを構成した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の室外機の設置工法を手順において下段の棚部に室外機を設置した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の室外機の設置工法を手順において垂直材を立設した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の室外機の設置工法を手順において上段の棚部を構成した状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の室外機の設置工法を手順において上段の棚部に室外機を設置した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 段状設置具
2 垂直材
3 水平材
3A (下段の)棚部
3B (上段の)棚部
3a 長辺水平材
3b 短辺水平材
4 結合部材
5 脚部
6 取付材
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立が容易でかつ狭スペースにおいて室外機を垂直方向段状に容易に載置することができる段状設置具及び設置工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
室内機と室外機とからなるいわゆるセパレートタイプの空気温度調整装置(以下、エアコンという)は、室内機を構造物の内部に、室外機を構造物の外部に設置する。室外機は、例えば構造物が一般住宅の場合、特に地面上において設置スペースに余裕のない場合は上下段状に積み重ねて設置する場合がある。
【0003】
上記したように室外機を地面上で上下2段に設置する際に用いる段状設置具としては、例えば4本の垂直材と、8本の水平材と、4本の取付腕材とからなるものが知られている。
【0004】
4本の垂直材は、地面に垂直状でかつ平面視長方形状に配置する。8本の水平材は、4本ずつで室外機を設置するための上段、下段の各々の棚部を構成する。水平材は、4本の垂直材間に該垂直材と結合されて設けられる。4本の取付腕材は、室外機を載置するためのものであり、上段、下段の棚部において各々2本ずつ用いられる。取付腕材は、2本の対向する水平材間に架けられる。
【0005】
上記構成の段状設置具は、4本の垂直材における下部と上部に、それぞれ4本の水平材と取付腕材とで形成される上段と下段の棚部が構成され、この上段と下段の棚部に室外機がそれぞれ載置される。なお、上段の棚部は、4本の垂直材の上部であっても上端であってもよく、取付腕材は、対向する水平材間において長辺の水平材間に架けてもよいし、短辺の水平材間に架けてもよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の段状設置具は、組み立てるのに手間がかかるといった問題があった。すなわち、従来の段状設置具は、例えば4本の垂直材を立設するには、隣り合う垂直材の水平方向の移動を禁止すべく上段又は下段の4本の水平材が必要となる。このとき、1本の水平材に1本の垂直材を結合する順序でなければ、4本の垂直材を立設することができず、組み立てに非常に時間がかかるのである。
【0007】
また、従来の段状設置具は、室外機を下段の棚部に挿入して載置するには、上段の棚部の構成前又は組み立てが完了した後のいずれにおいても、4本の水平材の短辺側からの挿入はこの短辺側における垂直材の間隔が狭いので非常に困難であり、実際には4本の水平材の長辺側から挿入するが、やはり4本の垂直材が邪魔になって挿入が困難である。また、全体を組み立てた後であれば、上記に加えてさらに上段の棚部が邪魔になって室外機を下段の棚部に挿入しにくい。
【0008】
また、昨今の住宅事情では隣り合う住宅とのスペースが十分ではない場合が多く、住宅間の狭スペースに室外機を段状に設置しようとして従来の段状設置具を用いた場合、4本の水平材のうち長辺側が住宅の壁面に接するように配置する。このとき、従来の段状設置具は、上記したように実際には4本の水平材のうち長辺側から室外機を挿入しようとしても、隣の住宅とのスペースが狭いため、室外機を下段の棚部へ挿入して載置することが困難であった。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、組立が容易でかつ狭スペースにおいて下段の棚部に室外機を容易に載置することができる段状設置具及び室外機の設置工法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、互いに直交した両端面で水平材を結合すると共に垂直方向の対向する両端面に形成された穴により下段の棚部に立設する垂直材を結合する結合部材と、最下段に位置する棚部を構成する際に用いる結合部材の、垂直材を結合した面とは反対の面に設けられる脚部と、を備え、脚部及び下段の棚部を垂直材とは別に組み立てることができるようにしたのである。
【0011】
このようにすることで、脚部上に下段の棚部を構成した状態で、かつ垂直材を立設する前の状態において、該下段の棚部に室外機を載置することができるから、垂直材が邪魔になることない。また、下段の棚部に室外機を載置した後において、垂直材を立設し、上段の棚部を構成するといった組み立て作業は、既に基礎となる脚部と最下段の棚部とによって垂直材の位置が決定されているので非常に簡便となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の段状設置具は、垂直方向段状に構成された棚部に空気温度調整装置の室外機を設置する段状設置具において、下段の棚部に立設して垂直に配置する垂直材と、室外機を載置する棚部を構成するために水平に配置する水平材と、互いに直交した両端面で水平材を結合すると共に垂直方向の対向する両端面に形成された穴により垂直材を結合する結合部材と、最下段に位置する棚部を構成する際に用いる結合部材の、垂直材を結合した面とは反対の面に設けられる脚部と、を備えたものである。
【0013】
上記によれば、本発明の段状設置具は、特に結合部材を用いて最下段の棚部を垂直材を立設することとは別に構成することができる。つまり従来は、垂直材を立設するときに同時に下段の棚部を構成しなければならず、特に垂直材の立設に手間がかかった。それに対し、本発明の段状設置具は、垂直材と脚部とが別部材とされ、かつ結合部材により下段の棚部及び脚部とを構成した後に、つまり地面上に基礎となる脚部と下段の棚部とを配置した状態で垂直材を立設するから、非常に簡便に組み立てることができる。
【0014】
そして、本発明の段状設置具は、本発明の室外機の設置工法を用いて室外機を設置することによって最良の効果を得ることができる。すなわち本発明の室外機の設置工法は、結合部材の垂直方向の対向する両端面のうちの一方の端面に脚部を設け、この脚部を設けた結合部材に対して水平材を結合して最下段の棚部を構成し、最下段の棚部に室外機を載置した後、脚部を設けた結合部材の他方の端面に垂直材を結合し、その後、垂直材の上部にて上段の棚部を構成し、上段の棚部に室外機を載置するものである。
【0015】
上記によれば、脚部及び下段の棚部を垂直材とは別体で設けることで、垂直材を立設する前に垂直材が邪魔になることなく、下段の棚部における住宅の壁面に隣接していない水平方向のどの方向からでも該下段の棚部へ室外機を容易に挿入して載置することができる。
【0016】
また、下段の棚部を組み立てて、室外機を載置した後に、垂直材を立設し、上段の棚部を組み立てるようにしているので、垂直材は既に組み立てられた下部の棚部において安定状態にある係合部材に対して確実かつ容易に立設することができ、その結果、上段の棚部も容易に構成することができる。
【0017】
【実施例】
以下に、本発明の段状設置具と本発明の室外機の設置工法の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の段状設置具の分解斜視図を示す。図2〜図6は、本発明の段状設置具を用いた本発明の室外機の設置工法を説明するための図である。
【0018】
1は、エアコンの室外機Pを地面に垂直方向段状に設置する段状設置具であり、次のように構成されている。2は、垂直に配置する垂直材であり、本実施例では例えば平面視長方形の後述する上段の棚部3Bを構成するために、下段の棚部3Aの四隅に立設すべく4本用いる。垂直材2は、本実施例ではアルミ製としているため、その耐荷重強度を向上させると共にさらなる軽量化を図るために断面を1/4円弧状の筒状体としている。
【0019】
3は、室外機Pを載置する例えば本実施例では上下2段の棚部3B,3Aを構成するために水平に配置する水平材である。水平材3は、長辺水平材3aと短辺水平材3bとからなり、本実施例ではそれぞれアルミ製とすると共に断面L字状としている。なお、以下、長辺水平材3aと短辺水平材3bとを総称するときは、単に水平材3と記す。水平材3の断面L字状の角部内側には、後述する取付材6の端部を載置して案内し、任意位置で取り付けるための案内取付部3Cが形成されている。
【0020】
4は、垂直材2及び後述する脚部5をその対向する水平両端面において結合し、また、水平材3を互いに直交した垂直両端面において結合する結合部材である。結合部材4は、上記したように垂直材2及び後述する脚部5とを結合するために、対向する水平両端面には1/4円弧状の穴4Aが、一方、上記したように水平材3を結合するために、直交した垂直両端面にはL字状の穴4Bが、それぞれ形成されている。
【0021】
また、結合部材4は、本実施例では軽量化のためにプラスチックを用いているが、当該結合部材4を設ける箇所には荷重が集中することが予想されるのでアルミ製とすることが望ましい。このように、段状設置具1は、結合部材4に垂直材2及び水平材3の断面形状に応じた穴4A,4Bを形成しているので、ボルトやナットなどを必要としないで確実な結合が可能となり、また、ボルトやナットなどを必要としないので組み立てが非常に簡便となる。
【0022】
なお、結合部材4は、その内部においてが穴4A,4Bからの挿入空間が共通とされており、本実施例では垂直材2及び脚部5が水平材3で面当たりすることにより穴4Aに過剰に挿入されたりすることがないようになっている。結合部材4は、前記構成の他に例えば穴4A,4Bからの挿入空間を別々に形成し、それぞれ異なる挿入空間に垂直材2及び脚部5、長辺水平材3a及び短辺水平材3bを挿入するようにしてもよい。
【0023】
5は、最下段に位置する棚部3Aを構成する際に用いられ、結合部材4の、垂直材2を結合する穴4A(垂直材2を設ける面とは反対面の穴4A)に結合される脚部である。この脚部5は、本実施例では例えば穴4Aと結合可能な1/4円弧状の中実筒状の結合部5Aと、下部に形成され、地面に設置される接地部5Bとを有する。
【0024】
さらに、脚部5は、これら結合部5Aと接地部5Bとの間において、該接地部5Bと一体に形成され、結合部5Aの接地部5B側の端面に形成された螺子部(不図示)に対して螺進退移動が可能な調整部5Cが形成されている。すなわち、この調整部5Cにより、段状設置具1は、室外機Pを設置しようとする同一平面が均一的に水平ではない場合に高さ調整を行うことができる。
【0025】
6は、前記水平材3における対向する長辺水平材3a,3a間又は短辺水平材3b,3b間に架けられ、室外機Pを棚部3A,3Bに取り付ける取付材である。この取付材6は、例えば断面コ字状の開放両端部を互いに対向するように折り曲げた断面C字状のされ、この開放両端部を突き合わせた隙間にレール6Aが形成されている。
【0026】
このレール6Aには、一端がレール6A内部で該レール6Aと係合し、かつ他端が室外機Pの底面の取付部(不図示)に取り付け可能なように螺子状とすると共に該レール6Aから突出した取付部材6Bが設けられている。この取付部材6Bは、レール6Aの内部で一端が係合し、該レール6Aに案内されて取付材6の長手方向に移動可能とされている。そして、取付部材6Bの螺子状の部分には、室外機Pの振動等を緩衝する緩衝部材6aを螺入している。
【0027】
上記構成の段状設置具1を用いて室外機Pを上段と下段の2段状に設置するには以下のように行う。すなわち、例えばまず、4つの結合部材4の垂直方向の対向する両端面のうちの一方の端面に形成された穴4Aに脚部5をそれぞれ設ける。そして、脚部5を設けた4つのうちの2つの結合部材4において、互いに直交する垂直両端面の一方の穴4Bに長辺水平材3aを、他方の穴4Bに短辺水平材3bを結合する。この後、残りの2つの結合部材4に対して、いま水平材3を結合した2つの結合部材4を結合して下段の棚部3Aを構成する。
【0028】
続いて、例えば本実施例では対向する長辺水平材3a,3a間における案内取付部3Cに室外機Pの底面に形成された取付部の間隔となるように2本の取付材6を予め所定間隔で架けると共に、取付材6における取付部材6Bを、室外機Pの下面の取付部の間隔に応じてレール6Aで移動させて予め調整しておく(図2参照)。
【0029】
本実施例では案内取付部3Cと取付材6とは特段結合するようにしていないが、取付材6におけるレール6Aが形成された側と反対の面に螺子孔を形成し、一方、案内取付部3Cの長さ方向全域又は所定間隔を存して複数の長孔を形成し、これらの孔に棚部3Aの下面側からボルトを螺入するようにしてもよい。このようにすれば、水平材3が軽量化されると共に、室外機Pの取付が強固となる。
【0030】
上記の後、脚部5における調整部5Cによって下段の棚部3Aの水平状態を調整しておく。このように、室外機Pを載置する前に予め水平調整をすることで、水平調整自体が容易であると共に、後に下段及び上段の棚部3A,3Bに室外機P,Pを載置する際に、安定した状態で作業が行える。
【0031】
本発明の設置工法では、上記の後に、すなわち下段の棚部3Aが組み立てられた後に、垂直材2を立設する前に室外機Pを下段に設置する(図3参照)。いま、室外機Pを下段の棚部3Aに設置する際、垂直材2が未だ存在しないから住宅間において長辺水平材3a側のスペースが狭ければ短辺水平材3b側から、短辺水平材3b側のスペースが狭ければ長辺水平材3a側から、室外機Pを棚部3Aに挿入し、載置すればよい。
【0032】
従来は、本発明における垂直材2が脚部5を兼ねた1部材とされていたので、下段の棚部3Aを構成した際には、既に垂直材2が存在することとなり、室外機Pを下段の棚部3Aに載置するには、垂直材2が非常に邪魔となると共に、通常は長辺水平材3a側からしか下段の棚部3Aに挿入し、載置することができなかった。
【0033】
それに対し、本発明の段状設置具1及び設置工法は、垂直材2と脚部5とが別部材とされると共に、垂直材2を要しないで独立して先に脚部5と共に下段の棚部3Aのみを構成するから、室外機Pを下段の棚部3Aに広いスペース側から容易に設置することができる。また、垂直材2が邪魔にならないので、下段の棚部3Aの広いスペースにおいて該下段3Aに載置した室外機Pの配管接続を容易に行うことができる。
【0034】
上記の後、例えば下段の棚部3Aを構成するために用いた4つの結合部材4の脚部5を取り付けた側とは反対の面に、垂直材2を結合する(図4参照)。その後、下段の棚部3Aと同様に、4個の結合部材4、2個の長辺水平材3a、2個の短辺部材3bを用いて上段の棚部3Bを構成し、2個の取付材6を長辺水平材3aに架けると共に取付材6における取付部材6Bをレール6Aに沿って移動させて調整しておく。
【0035】
そして、結合部材4の対向する水平面における下面側の穴4Aに、既に立設された垂直材2をそれぞれ結合し、本実施例では、上下段2段としているので、上段の棚部3Bを構成する際に用いた結合部材4の対向する水平面における上面側の穴4Aは開放状態としておく(図5参照)。
【0036】
なお、上中下段の3段状に設置する場合は、上記で開放状態とした結合部材4の対向する水平面における上面側の穴4Aに垂直材2を結合して、さらに上段の棚部3Bを構成する。また、先に上段の棚部3Bを構成し、上段の棚部3Bの下面に垂直材2を結合した後に、この上段の棚部3Bと一体化された垂直材2を下段の棚部3Aにおける結合部材4に結合するようにしてもよい。
【0037】
上段の棚部3Bが構成された後、室外機Pを上段の棚部3Bに載置する(図6参照)。このように、本発明の設置工法では、特に設置スペースに余裕のない場合、垂直材2を立設する前に下段の棚部3Aに室外機Pを載置するので、このときに該垂直材2が邪魔になることがなく、また、広いスペース側であれば長辺水平材3a側、短辺水平材3b側、いずれの方向からでも室外機Pを下段の棚部3Aに挿入し、載置することができる。
【0038】
この結果、室外機Pを設置完了するまでに要する時間は、結合部材4を使用することで段状設置具1の組み立てに要する螺子やボルト箇所を少なくできるので短時間で組み立てることができ、また、下段の棚部3Aへ室外機Pを簡単に載置することができると共に、その際に下段の棚部3Aに載置する室外機Pの配管も垂直材2が邪魔になることなく行えるから、従来に較べて大幅に短縮される。
【0039】
なお、段状設置具1は、例えば上記した設置工法における図2の段階、すなわち下段の棚部3Aを予め工場で組み立てた状態で出荷するようにすれば、現場での作業はさらに短縮することができ、また、棚部3A,3Bのみを工場で組み立てた状態で出荷すればより一層現場での作業時間を短縮することができる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明の段状設置具は、互いに直交した両端面で水平材を結合すると共に垂直方向の対向する両端面に形成された穴により下段の棚部に立設する垂直材を結合する結合部材と、最下段に位置する棚部を構成する際に用いる結合部材の、垂直材を結合した面とは反対の面に設けられる脚部と、を備えたので、垂直材を用いることなく垂直材を立設することとは別に独立して最下段の棚部を構成することができ、従って、簡便に組み立てることができる。
【0041】
本発明の室外機の設置工法は、結合部材の垂直方向の対向する両端面のうちの一方の端面に脚部を設け、この脚部を設けた結合部材に対して水平材を結合して最下段の棚部を構成し、最下段の棚部に室外機を載置した後、脚部を設けた結合部材の他方の端面に垂直材を結合し、その後、垂直材の上部にて上段の棚部を構成し、上段の棚部に室外機を載置するので、垂直材を立設する前に下段の棚部と脚部とを組み立てることができ、また、垂直材が邪魔になることなく、下段の棚部における住宅の壁面に隣接していない水平方向のどの方向からでも該下段の棚部へ室外機を容易に挿入して載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の段状設置具の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の室外機の設置工法を手順において脚部と下段の棚部とを構成した状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の室外機の設置工法を手順において下段の棚部に室外機を設置した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の室外機の設置工法を手順において垂直材を立設した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の室外機の設置工法を手順において上段の棚部を構成した状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の室外機の設置工法を手順において上段の棚部に室外機を設置した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 段状設置具
2 垂直材
3 水平材
3A (下段の)棚部
3B (上段の)棚部
3a 長辺水平材
3b 短辺水平材
4 結合部材
5 脚部
6 取付材
Claims (2)
- 垂直方向段状に構成された棚部に空気温度調整装置の室外機を設置する段状設置具において、下段の棚部に立設して垂直に配置する垂直材と、室外機を載置する棚部を構成するために水平に配置する水平材と、互いに直交した両端面で前記水平材を結合すると共に垂直方向の対向する両端面に形成された穴により前記垂直材を結合する結合部材と、最下段に位置する棚部を構成する際に用いる前記結合部材の、前記垂直材を結合した面とは反対の面に設けられる脚部と、を備えたことを特徴とする段状設置具。
- 請求項1記載の段状設置具を用いた室外機の設置工法において、結合部材の垂直方向の対向する両端面のうちの一方の端面に脚部を設け、この脚部を設けた前記結合部材に対して水平材を結合して最下段の棚部を構成し、最下段の棚部に室外機を載置した後、脚部を設けた前記結合部材の他方の端面に垂直材を結合し、その後、垂直材の上部にて上段の棚部を構成し、上段の棚部に室外機を載置することを特徴とする室外機の設置工法。
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