JP3606243B2 - 車両内外間通信システム及び車内通信装置 - Google Patents

車両内外間通信システム及び車内通信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車内LAN等の車内通信回線と、インターネット等の車外通信回線との間での情報の送受信を可能とするシステム、特に、車外通信装置からの要求に対してダイアグ情報等の車載機器に関する情報を送受信する車両内外間通信システム、及び該システムに用いる車内通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車を販売するディーラ等にて、自動車を販売した後、6ヶ月目,12ヶ月目など、定期的に自動車を点検するサービスが行われている。定期点検では、対象となる自動車を点検スペースへ持ち込み、エンジンECU(ECU:Electronic Control Unit ),ステアリングの舵角を検出する舵角センサ等の車載機器に夫々テスタを接続して点検を行っている。また、車載機器のなかには該車載機器を診断する際に参考となるダイアグ情報等の情報を蓄積するためのメモリを備えるものもあり、これらの情報を出力して点検することもできる。更に、定期点検の際に訪れるドライバに対し、普段の走行状態に基づいて自動車の不具合等に関して気づいた点をヒアリングし、該ヒアリングの内容も参考にして点検を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述した点検の方法では、定期点検を行う前に得られる情報としては、ドライバに対して行うヒアリングの内容のみであり、車載機器に不具合が生じている場合であっても、不具合を有する箇所を予め正確に特定することは困難である。従って、実際には正常に動作している車載機器に関しても点検を行う必要があるため、点検作業が煩瑣であると共に比較的長時間を費やしてしまうという問題がある。
【0004】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、自動車等の車両の外部環境に構築されたインターネット等の車外通信回線に接続された車外通信装置からの要求に応じ、車両の内部環境に構築されたLAN等の車内通信回線での通信を制御する車内通信装置から情報を送信することにより、車載機器が蓄積する情報、例えば車載機器を診断する際に参考となるダイアグ情報をディーラ等へ送信し、点検前に予め車載機器の動作状態を把握可能な車外及び車内間の情報通信環境を構築することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を提供することを目的とする。
【0005】
また車内通信装置は、車載機器に関するダイアグ情報等の車載機器情報を取得して車外通信装置へ送信することにより、ディーラ等は車両の点検前に予め車載機器の動作状態等に関する情報を得、不具合の存否、不具合が存在する箇所、及び不具合の種類等に関して把握することができ、車両の点検を効率的に行うことができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、車内通信装置は、車載機器が起動していない場合に、車外通信装置から送信された要求情報を記憶し、エンジンの始動等により車載機器が起動した後の所定時点に、車内通信回線を介して車載機器情報を取得し、取得した車載機器情報を車外通信装置へ送信することにより、要求情報を受信した場合に車載機器情報を取得すべく車載機器を全て起動することがなく、最低限の電力消費で車外通信装置からの要求に対応し、車両に搭載されたバッテリの電力消費を低減することができ、また、車載機器が起動していないために車載機器情報を直ちに取得して送信することができない場合であっても、車外通信装置はその後幾度も要求情報を送信する必要がなく、後に車載機器が起動したときに車載機器情報を取得し、車外通信装置からの要求に応答することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、車内通信装置は、要求情報を記憶しておく場合には、要求情報を記憶する旨の情報を車外通信装置へ送信することにより、車外通信装置は、対象となる車両が要求に対して直ちに応答できる状態であるか、後に応答する状態であるかを把握することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
また、車内通信装置は、車載モニタなどの情報出力装置と、タッチパネル方式液晶ディスプレイなどの情報入力装置とに通信可能に接続されており、車内通信装置が、車外通信装置から受信した要求情報を記憶している場合は、前記情報出力装置にその旨を出力し、また、情報入力装置により入力された情報に基づいて要求情報に応じるか否かを決定することにより、ドライバが一時的に車両から離れている間などに車外通信装置からの要求があった場合、車両へ戻ったドライバは情報出力装置の出力からその旨を確認することができ、また、要求の内容によって該要求に応じるか否かをドライバが選択して不必要な要求に対する応答を拒否するなど、要求に対する応答に関してドライバが選択することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、記憶した要求情報を車載機器へ送信する前記所定時点として、車両の電源が投入されたとき、例えば、IG(IGnition)キーがACC( ACCessory)に位置したときとすることにより、車載機器が起動した場合に車外通信装置からの要求に応答することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、前記所定時点として、車両のエンジンが駆動したときとすることにより、駆動するエンジンによる発電によってバッテリが充電状態にあるときに、車外通信装置からの要求に応答することができ、バッテリの消費を低減することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
更に、車内通信装置は、車外通信装置から送信された信号に基づいて起動する、例えば、前記信号をトリガとして車内通信装置が起動することにより、車両のエンジンが停止していて車載機器が通電されておらず、車載機器が起動していない場合であっても、車外通信装置から送信された信号により車内通信装置は起動することができ、車外通信装置からの要求を記憶してその旨を報せるなど、要求に対応することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る車両内外間通信システムは、車内通信回線を介する通信を制御する車内通信装置と、車外通信回線に接続された車外通信装置との間にて情報の送受信を行う車両内外間通信システムにおいて、前記車外通信装置は、前記車内通信装置に対し、前記車外通信回線を介して情報の送信を要求する要求情報を送信する手段を備え、前記車内通信装置は、前記要求情報を受信する手段と、受信した要求情報に応じて前記車内通信回線を介して情報を取得する情報取得手段と、取得した情報を前記車外通信回線を介して前記車外通信装置へ送信する手段とを備え、前記車内通信回線を介して前記車内通信装置との間にて通信可能に接続された車載機器を備え、前記情報取得手段は、車載機器が起動しているか否かを判別する手段と、起動していないと判別した場合に前記要求情報を記憶する手段と、前記車載機器が起動した後に、記憶された要求情報に応じて前記車内通信回線を介して前記車載機器に関する車載機器情報を取得する手段とを有することを特徴とする。
【0015】
発明に係る車両内外間通信システムは、第発明に係る車両内外間通信システムにおいて、前記車内通信装置は、車両の電源が投入された旨の電源投入信号を受け付ける手段を備え、前記情報取得手段は、前記車載機器が起動した後、前記電源投入信号を受け付けた時点で、車載機器情報を取得するよう構成してあることを特徴とする。
【0016】
発明に係る車両内外間通信システムは、第発明に係る車両内外間通信システムにおいて、前記車内通信装置は、車両のエンジンが駆動している状況を表すエンジン駆動信号を受け付ける手段を備え、前記情報取得手段は、前記車載機器が起動した後、前記エンジン駆動信号を受け付けた時点で、車載機器情報を取得するよう構成してあることを特徴とする。
【0017】
発明に係る車両内外間通信システムは、第乃至第発明の何れかに係る車両内外間通信システムにおいて、前記車内通信装置は、要求情報を記憶しておく場合に、前記車外通信回線を介して前記車外通信装置へ、要求情報を記憶する旨を示す情報を送信する手段を備えることを特徴とする。
【0018】
発明に係る車両内外間通信システムは、第乃至第発明の何れかに係る車両内外間通信システムにおいて、情報を出力するための情報出力装置と、情報の入力を受け付けるための情報入力装置とを更に備え、前記情報出力装置は、前記車内通信装置が要求情報を記憶している旨を示す情報を出力する手段を備え、前記情報入力装置は、要求情報に応じるか否かを示す情報の入力を受け付ける手段を備え、前記車内通信装置は、前記情報入力装置が受け付けた情報に基づき、前記車外通信回線を介して前記車外通信装置へ車載機器情報を送信する手段を備えることを特徴とする。
【0019】
発明に係る車両内外間通信システムは、第1乃至第発明の何れかに係る車両内外間通信システムにおいて、前記車内通信装置は、前記車外通信装置から送信された信号に基づいて起動する起動手段を備えることを特徴とする。
【0020】
発明に係る車内通信装置は、車両内部の通信回線である車内通信回線を介する通信を制御する車内通信装置において、車両外部から送信された、情報の送信を要求する要求情報を受信する手段と、受信した要求情報に応じて前記車内通信回線を介して情報を取得する情報取得手段と、取得した情報を前記車両外部へ送信する手段とを備え、前記情報取得手段は、車載機器が起動しているか否かを判別する手段と、起動していないと判別した場合に前記要求情報を記憶する手段と、前記車載機器が起動した後に、前記要求情報に応じて前記車内通信回線を介して前記車両に搭載された車載機器に関する車載機器情報を取得する手段とを有することを特徴とする。
【0023】
発明に係る車内通信装置は、第発明に係る車内通信装置において、車両の電源が投入された旨の電源投入信号を受け付ける手段を備え、前記情報取得手段は、前記車載機器が起動した後、前記電源投入信号を受け付けた時点で、車載機器情報を取得するよう構成してあることを特徴とする。
【0024】
発明に係る車内通信装置は、第発明に係る車内通信装置において、車両のエンジンが駆動している状況を表すエンジン駆動信号を受け付ける手段を備え、前記情報取得手段は、前記車載機器が起動した後、前記エンジン駆動信号を受け付けた時点で、車載機器情報を取得するよう構成してあることを特徴とする。
【0025】
10発明に係る車内通信装置は、第乃至第発明の何れかに係る車内通信装置において、要求情報を記憶しておく場合に、要求情報を記憶する旨を示す情報を車両外部へ送信する手段を備えることを特徴とする。
【0026】
11発明に係る車内通信装置は、第乃至第10発明の何れかに係る車内通信装置において、情報を出力するための情報出力装置、及び情報の入力を受け付けるための情報入力装置との間にて通信可能に接続する手段と、要求情報を記憶している旨を示す情報を前記情報出力装置にて出力させるべく送信する手段と、前記情報入力装置を用いて要求情報に応じるか否かに関して入力された情報を受信する手段と、受信した情報に基づき、車載機器情報を車両外部へ送信する手段とを備えることを特徴とする。
【0027】
12発明に係る車内通信装置は、第乃至第11発明の何れかに係る車内通信装置において、車両外部から送信された信号に基づいて起動する起動手段を備えることを特徴とする。
【0028】
第1発明及び第発明による場合は、車外通信装置は車内通信装置に対し、車外通信回線を介して要求情報を送信し、車内通信装置は受信した要求情報に応じて車内通信回線を介して情報を取得すると共に前記車外通信装置へ情報を送信するため、車両が搭載する車載機器が蓄積するダイアグ情報等の各種情報を車外通信回線に接続された通信機器を有するディーラ等へ送信し、車両の点検前に予め車載機器の動作状態を把握可能である車外と車内との間の情報通信環境を構築することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0029】
また、車外通信装置からの要求情報に応じて取得する情報を、車両が搭載する車載機器に関する車載機器情報とするため、該車載機器情報に基づいてディーラ等は、車両の点検前に予め車載機器の不具合の存否、不具合が存在する箇所、不具合の種類等に関して把握することができ、車両の点検を行う際には効率的に行うことができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0030】
さらに、車載機器が起動していない場合に車内通信装置は要求情報を記憶しておき、車載機器が起動した後の所定時点に要求情報に対応した車載機器情報を取得するため、要求情報を受信した場合に車載機器情報を取得すべく車載機器を全て起動することがなく、最低限の電力消費で車外通信装置からの要求に対応し、車両に搭載されたバッテリの電力消費を低減することができ、また、車載機器が起動していないために車載機器情報を直ちに取得して送信することができない場合であっても、車外通信装置はその後幾度も要求情報を送信する必要がなく、後に車載機器が起動したときに車載機器情報を取得し、車外通信装置からの要求に応答することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0031】
発明及び第発明による場合は、車両の電源が投入された旨の電源投入信号に基づいて車載機器情報の取得を行うため、車載機器が起動した場合に車外通信装置からの要求に応答することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0032】
発明及び第発明による場合は、車両のエンジンが駆動している状況を表すエンジン駆動信号に基づいて車載機器情報の取得を行うため、駆動するエンジンによる発電によってバッテリが充電状態にあるときに、車外通信装置からの要求に応答することができ、バッテリの消費を低減することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0033】
第4発明及び第10発明による場合は、要求情報を記憶しておく場合には車内通信装置から車外通信装置へその旨を通知するため、車外通信装置は、対象となる車両が要求に対して直ちに応答できる状態であるか、後に応答する状態であるかを把握することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0034】
発明及び第1発明による場合は、要求情報を記憶している旨を情報出力装置にて出力し、情報入力装置を用いて入力された情報に基づき、要求に応じるか否かを決定するため、ドライバが一時的に車両から離れている間などに車外通信装置からの要求があった場合、車両へ戻ったドライバは情報出力装置の出力からその旨を確認することができ、また、要求の内容によって該要求に応じるか否かをドライバが選択して不必要な要求に対する応答を拒否するなど、要求に対する応答に関してドライバが選択することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0035】
発明及び第1発明による場合は、車内通信装置が車外通信装置から送信された信号に基づいて起動するため、車両のエンジンが停止していて車載機器が通電されておらず、車載機器が起動していない場合であっても、車外通信装置から送信された信号により車内通信装置は起動することができ、車外通信装置からの要求を記憶してその旨を報せるなど、要求に対応することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る車両内外間通信システムの本実施の形態における構成を示す模式図である。図中Cは車両であり、該車両Cには、エンジンの動作を制御するエンジンECU41,急ブレーキ等によりタイヤがロックされるのを防ぐABS(Antilock Brake System )の制御装置であるABSECU42,ステアリングの舵角を検出する舵角センサ43,タイヤの空気圧を検出するDWS(Deflation Wheel Sensor)44,カーナビゲーションシステムにて用いるタッチパネル式液晶ディスプレイなどのモニタ45等の各種車載機器が備えられており、該車載機器は、車内LAN等からなる車内通信回線N1に接続されている。
【0037】
該車内通信回線N1の例としては、前記モニタ45の他、オーディオ等、比較的高速通信を必要とする車載機器にはIEEE1394等の高速バス規格を採用し、パワーウィンドウ,ワイパ等、比較的低速通信でも支障がない車載機器にはCAN(Control Area Network)等の低速バス規格を採用すればよい。
【0038】
また、車両Cには、専用回線,インターネット等の車外の通信回線である車外通信回線N2に接続可能な携帯電話3を備えており、該携帯電話3は、データを送受信する際の通信プロトコル変換及びデータ中のノイズ除去等を行う接続装置2に、有線又は Bluetooth等の無線により接続され、該接続装置2はまた、前記車内通信回線N1を介して各種車載機器との通信を制御するゲートウェイ機能を有する本発明に係る車内通信装置1に接続されている。
【0039】
更に、前記車外通信回線N2は、ディーラ50に備えられたパーソナルコンピュータ等からなる車外通信装置5に接続されており、これにより本実施のシステムでは、車外通信装置5及び車内通信装置1間にて、車外通信回線N2を介して情報の送受信を行うことができる構成となっている。
【0040】
なお、車内通信装置1は携帯電話3と組み合わされることにより、該携帯電話3のダイヤル番号により特定することが可能である。また、前記車内通信装置1は、携帯電話3を用いることにより車外通信回線N2に接続して通信を行う他、衛星通信,DSRC(Dedicated Short Range Communication :専用挟域通信)等の路車間通信,車車間通信等を利用して車外通信装置5との間にて通信を行ってもよい。また、前記車外通信装置5は、ディーラ50が備える他、車両Cの所有者である個人、車両Cが企業等にて用いる営業車又は特殊車両等である場合には前記企業等にて備えるようにしてもよい。
【0041】
次に、前記車内通信装置1の構成について説明する。車内通信装置1はCPU10を備え、該CPU10は、メモリ11,外部通信インタフェース12,内部通信インタフェース13,割込制御部14,及び電源モード検知部15等の動作を制御する。
【0042】
メモリ11は本発明に係る車内通信装置1を動作させるために必要な各種コンピュータプログラムが格納されている他、CPU10の演算処理中に発生したデータを一時的に記憶し、また、外部通信インタフェース12及び内部通信インタフェース13を介して送受信されるデータを記憶することができる。例えば、内部通信インタフェース13を介して受信し、メモリ11に一時的に記憶されるデータとしては、車内通信回線N1を介して各種車載機器から受信した、該車載機器のダイログ情報等があり、外部通信インタフェース12を介して受信し、メモリ11に一時的に記憶されるデータとしては、前記ダイログ情報を要求する旨の要求情報等がある。また、上記の他、車外通信装置5との間で通信するに当たって認証をするために必要なID情報等も、参照テーブル等により記憶されている。
【0043】
外部通信インタフェース12は前記接続装置2に接続されており、携帯電話3及び車外通信回線N2を介して車外通信装置5との間での通信を行うためのインタフェースである。内部通信インタフェース13は車内通信回線N1に接続されており、エンジンECU41,ABSECU42,舵角センサ43,DWS44,モニタ45等の車載機器との間にて通信を行うためのインタフェースである。
【0044】
割込制御部14は、CPU10が起動しておりコンピュータプログラムが実行されているとき、又は、CPU10が省電力のスタンバイ状態(スリープ状態)にあるときに、外部通信インタフェース12又は内部通信インタフェース13を介して要求された割込要求に応じ、CPU10に所定の演算処理を実行させるためのものである。また、電源モード検知部15は、各種車載機器への電力供給状態を検知するためのものであり、IG信号,ALT−L信号(発電機の駆動状態を示す信号),ACC信号等が入力される。即ち、入力されたIG信号,ACC信号に基づき、IGキーがオン,オフ,ACCの何れに位置しているかを検知することができ、これにより、各種車載機器への電力供給状態を判別することができる。また、入力されたALT−L信号に基づき、各種車載機器へ供給される電力が、バッテリのみから供給されているのか、又はエンジンの駆動により発電されて電力が供給されているのかを判別することができる。
【0045】
なお、上述した車内通信装置1は単体で構成する他、他の電子機器に組み込まれた電子ユニットの一部と構成を共有してもよい。
【0046】
次に、車両内外間通信システムの動作の流れについて説明する。図2及び図3は、車外通信装置5から車内通信装置1へダイアグ情報の送信が要求された場合における車両内外間通信システムの動作の流れを説明するためのフローチャートである。初めに、車外通信装置5は携帯電話3へダイヤルし、車外通信回線N2を介して車内通信装置1とのアクセスを要求するアクセス要求情報を送信する(S1)。該アクセス要求情報は車外通信回線N2を介して携帯電話3にて受信され、更に接続装置2にて中継されて車内通信装置1の外部通信インタフェース12にて受信される(S2)。
【0047】
車内通信装置1では、外部通信インタフェース12にて受信されたアクセス要求情報が割込制御部14へ入力され、車外通信装置5からのアクセス要求に対応すべくCPU10への割り込みを発生させる(S3)。即ち、CPU10がメモリ11に格納されたコンピュータプログラムに基づいて演算処理を実行している場合には、該演算処理が中断され、前記メモリ11に格納されているアクセス要求に対応するためのコンピュータプログラムが実行される。また、CPU10がスタンバイ状態である場合には、該スタンバイ状態が解除されてアクセス要求に対応するためのコンピュータプログラムが実行される。
【0048】
車内通信装置1は、アクセス要求に対応するためのコンピュータプログラムに基づくCPU10の動作により、車外通信装置5を認証するために必要な、ID及びパスワードの送信を要求する旨の情報を送信する(S4)。車外通信回線N2を介して前記情報を受信した車外通信装置5は(S5)、自身が有するID及びパスワードを車内通信装置1へ送信する(S6)。なお、ID及びパスワードは、車内通信装置1からの要求があった場合に自動的に送信してもよいし、また、車外通信装置5を操作するオペレータがキーボード等により入力した場合に送信するようにしてもよい。
【0049】
車外通信装置5から送信されたID及びパスワードを受信した車内通信装置1は(S7)、メモリ11に記憶されているID及びパスワードに関する参照テーブルを参照し、車外通信装置5の認証を行う(S8)。即ち、送信されてきたID及びパスワードの組合せと一致するものが、前記参照テーブルに存在するか否かにより認証を行う。認証の結果、一致するものがなく不正なアクセスと認められた場合には(S9)、アクセス要求に対して接続を確立することができない旨の接続エラー情報を送信する(S10)。車外通信装置5が前記接続エラー情報を受信した場合には(S11)、本システムの動作は終了する。
【0050】
ステップ8での認証の結果、送信されてきたID及びパスワードの組合せと一致するものが参照テーブルに存在し、正当なアクセスであると認められた場合には(S9)、接続が完了した旨の接続完了情報を送信する(S12)。該接続完了情報を受信した車外通信装置5は(S13)、車内通信装置1が搭載された車両に備えられた各種車載機器に関するダイアグ情報を要求する旨の情報を、車内通信装置1へ送信する(S14)。
【0051】
ダイアグ情報を要求する旨の情報を受信した車内通信装置1は(S15)、電源モード検知部15からの信号に基づいて電源モードを検知し(S16)、車載機器に電力が供給されているか否かを判別する(S17)。即ち、電源モード検知部15へ入力されるIG信号がオフの状態であることを示している場合は、車載機器に電力が供給されていないため起動状態ではなく、ダイアグ情報を直ちに取得することはできないと判別できる。また、IG信号がACCの状態であることを示している場合は、バッテリのみから、或いは、エンジンが駆動してバッテリが充電されている状態にてバッテリから電力が車載機器へ供給されて起動状態となっており、ダイアグ情報を直ちに取得することができると判別できる。更に、電源モード検知部15へ入力されるALT−L信号が、発電機が駆動されていること、即ちエンジンが駆動していることを示している場合は、バッテリが充電されている状態にてバッテリから電力が車載機器へ供給されて起動状態となっており、ダイアグ情報を直ちに取得することができると判別できる。
【0052】
なお、本実施の形態では、車載機器に電力が供給されている場合は、要求情報に対応すべくダイアグ情報を取得するが、エンジンが駆動することによりバッテリが充電されている状態にて車載機器へ電力が供給されている場合にのみダイアグ情報を取得すべくなしてもよい。また更には、要求情報が示す内容に応じて動作できるように設定することも可能であり、例えば、要求情報の内容が、60km/hでの走行中におけるエンジンECU41のリアルタイムのダイアグ情報を要求する旨である場合には、車両Cの車速が60km/hになったときにダイアグ情報を取得できるように動作条件を設定しておけばよい。
【0053】
ステップ17にて車載機器に電力が供給されていると判別した場合は、車載機器の全て、又は要求情報により指定された車載機器に関するダイアグ情報を取得する(S18)。即ち、内部通信インタフェース13を通じ、車内通信回線N1を介してエンジンECU41,ABSECU42等の車載機器へダイアグ情報を要求する旨の指示を出し、指示を受けた車載機器は、各車載機器が備えるメモリ等に蓄積されているダイアグ情報を、車内通信回線N1を介して車内通信装置1へ転送する。
【0054】
車内通信回線N1を介してダイアグ情報を取得した車内通信装置1は、車外通信回線N2を介してダイアグ情報を送信し(S19)、車外通信装置5は前記ダイアグ情報を受信する(S20)。また、車外通信装置5は、ダイアグ情報の受信を完了した場合には、その旨を示す受信完了通知を車内通信装置1へ送信し(S21)、車内通信装置1が前記受信完了通知を受信した場合に(S22)、車外通信回線N2を介する車外通信装置5との間の接続を切断し(S23)、本システムの動作は終了する。
【0055】
また、ステップ17にて車載機器に電力が供給されていないと判別した場合、車内通信装置1は、車外通信装置5から送信された要求情報をメモリ11へ記憶させる(S24)。更に、車外通信装置5へは、直ちに要求に応じてダイアグ情報を送信することができないため、一時接続を切断し、要求に対する応答を中断する旨の中断情報を送信する(S25)。該中断情報を受信した車外通信装置5は(S26)、受信が完了した旨の受信完了通知を車内通信装置1へ送信し(S27)、車内通信装置1は前記受信完了通知を受信した場合(S28)、車外通信回線N2を介する車外通信装置5との間の接続を切断し(S29)、本システムの動作を終了する。
【0056】
次に、車載機器に電力が供給されていなかったために車外通信装置5からの要求に対する応対を一時中断した場合の、その後の本システムにおける動作の流れを、図4及び図5に示すフローチャートを用いて説明する。車両Cのエンジンが始動される等して車内通信装置1が起動した場合(S30)、該車内通信装置1は、メモリ11内に要求情報が記憶されているかを判別する(S31)。
【0057】
判別した結果、要求情報がメモリ11に記憶されていない場合は本システムの動作は終了し、記憶されている場合は、車載機器に電力が供給されているか否かを判別する(S32)。即ち、ステップ17での動作と同様に、IG信号,ALT−L信号等により車載機器に電力が供給されておりダイアグ情報を直ちに取得することができる状態であるか否かを判別する。車載機器に電力が供給されていない場合は、電力が供給されるまで待機状態となり、電力が供給されている場合には、要求情報がメモリ11に記憶されている旨を示す情報,及び記憶されている要求情報の内容を、車内通信回線N1を介してモニタ45に表示する(S33)。
【0058】
車両Cのドライバは、モニタ45に表示された情報を確認し、要求情報の内容から判断して該要求情報に対する応答を行うか否かについて選択する。そして、応答するか否かの選択結果を示す選択情報を入力し、車内通信装置1は入力された前記選択情報を受け付ける(S34)。なお、本実施の形態では、モニタ45がタッチパネル式液晶ディスプレイであり、該モニタ45を用いて情報を入力することができるが、モニタ45の他にキーボード等を備えることにより、該キーボードから入力してもよく、また、音声認識機能を有するHMI(Human Machine Interface )装置を備えている場合には、ドライバの発声により情報を入力することも可能である。
【0059】
次に、車内通信装置1は、ステップ34にて入力を受け付けた選択情報の内容が、車外通信装置5からの要求に応答するものであるか否かを判別し(S35)、応答しない旨の内容である場合には、本システムの動作を終了する。また、応答する旨の内容である場合にはダイアグ情報を取得し(S36)、車外通信装置5との間にて車内通信回線N1を介する接続を確立すると共に取得したダイアグ情報を送信する(S37)。車外通信装置5は、ダイアグ情報を受信した場合(S38)、受信が完了した旨を示す受信完了通知を送信し(S39)、車内通信装置1は前記受信完了通知を受信した場合に(S40)、車外通信回線N2を介する車外通信装置5との間の接続を切断し(S41)、本システムの動作を終了する。
【0060】
なお、ステップ37にてダイアグ情報を送信する際に、車外通信装置5との間で接続を確立する場合、車内通信装置1は車外通信装置5へアクセス要求をし、同時に製品番号,ID等の自己を特定する情報を送信し、車外通信装置5はこの情報に基づいて車内通信装置1について認証を行う。また、車外通信装置5からの要求に応じて車載機器情報を送信する際に、車内通信装置1側にて通信料金を負担するのを回避するため、ディーラ50にコールバックを依頼する、又は無料通話サービスを利用する等も可能である。
【0061】
上述した構成をなす本実施の形態に係る車両内外間通信システム及び車内通信装置によれば、車外通信回線N2,携帯電話3及び接続装置2を介し、車外通信装置5及び車内通信装置1間での情報通信環境を構築し、車外通信装置5からの要求情報に応じて車載機器情報を送信することができ、例えば、ディーラ50での車両Cの定期点検前に、車載機器の不具合等の情報を把握でき、効率的な点検を行うことができる。
【0062】
また、車載機器に電力が供給されていない場合には、要求情報を記憶しておき、後に電力が供給された場合、エンジンが始動した場合等の所定時点に前記要求情報に基づく車載機器情報を取得して車外通信装置5へ送信するため、要求情報を受信したときに全ての車載機器を起動させることがなく、バッテリの電力消費を低減することができ、また、車外通信装置5が再度、要求情報を送信して情報を要求する必要もない。
【0063】
また、要求情報を記憶しておく場合には車外通信装置5へその旨を通知するため、車外通信装置5にて車内通信装置1の状態を把握することができる。
【0064】
また、ドライバがエンジンを始動した場合などに、車両Cに搭載されたモニタ45にて要求情報が記憶されている旨、要求情報の内容等を表示するため、ドライバは要求情報を確認し、これに対して応答するか否かを選択できる。選択した場合には、その選択に基づいて車内通信装置1は車載機器情報を送信する、又は送信を拒否することができる。
【0065】
更に、車外通信装置5からのアクセス要求情報等の信号に基づき、車内通信装置1のCPU10に割り込みが発生し、車内通信装置1が起動するため、ドライバが車両Cのエンジンを停止させて車両Cから離れている場合であっても、車外通信装置5からの要求に対して応答することができる。
【0066】
【発明の効果】
第1発明及び第発明によれば、車両が搭載する車載機器が蓄積するダイアグ情報等の各種情報を車外通信回線に接続された通信機器を有するディーラ等へ送信し、車両の点検前に予め車載機器の動作状態を把握可能である車外と車内との間の情報通信環境を構築することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0067】
また、車載機器情報に基づいてディーラ等は、車両の点検前に予め車載機器の不具合の存否、不具合が存在する箇所、不具合の種類等に関して把握することができ、車両の点検を行う際には効率的に行うことができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0068】
さらに、要求情報を受信した場合に車載機器情報を取得すべく車載機器を全て起動することがなく、最低限の電力消費で車外通信装置からの要求に対応し、車両に搭載されたバッテリの電力消費を低減することができ、また、車載機器が起動していないために車載機器情報を直ちに取得して送信することができない場合であっても、車外通信装置はその後幾度も要求情報を送信する必要がなく、後に車載機器が起動したときに車載機器情報を取得し、車外通信装置からの要求に応答することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0069】
発明及び第発明によれば、車載機器が起動している場合に車外通信装置からの要求に応答することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0070】
発明及び第発明によれば、駆動するエンジンによる発電によってバッテリが充電状態にあるときに、車外通信装置からの要求に応答することができ、バッテリの消費を低減することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0071】
第4発明及び第10発明によれば、車外通信装置は、対象となる車両が要求に対して直ちに応答できる状態であるか、後に応答する状態であるかを把握することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0072】
発明及び第11発明によれば、ドライバが一時的に車両から離れている間などに車外通信装置からの要求があった場合、車両へ戻ったドライバは情報出力装置の出力からその旨を確認することができ、また、要求の内容によってドライバが該要求に応じるか否かを選択することができ、不必要な要求に対する応答を拒否するなど、要求に対する応答に関してドライバが選択することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【0073】
発明及び第1発明によれば、車両のエンジンが停止して車載機器に電力が供給されておらず、車載機器が起動していない場合であっても、車外通信装置から送信された信号により車内通信装置は起動することができ、車外通信装置からの要求を記憶してその旨を報せるなど、要求に対応することができる車両内外間通信システム及び該システムに用いる車内通信装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両内外間通信システムの本実施の形態における構成を示す模式図である。
【図2】車外通信装置から車内通信装置へダイアグ情報の送信が要求された場合における車両内外間通信システムの動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【図3】車外通信装置から車内通信装置へダイアグ情報の送信が要求された場合における車両内外間通信システムの動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【図4】車載機器に電力が供給されていなかったために車外通信装置からの要求に対する応対を一時中断した場合の、その後の本システムにおける動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【図5】車載機器に電力が供給されていなかったために車外通信装置からの要求に対する応対を一時中断した場合の、その後の本システムにおける動作の流れを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 車内通信装置
2 接続装置
3 携帯電話
5 車外通信装置
14 割込制御部
15 電源モード検知部
N1 車内通信回線
N2 車外通信回線

Claims (12)

  1. 車内通信回線を介する通信を制御する車内通信装置と、車外通信回線に接続された車外通信装置との間にて情報の送受信を行う車両内外間通信システムにおいて、
    前記車外通信装置は、前記車内通信装置に対し、前記車外通信回線を介して情報の送信を要求する要求情報を送信する手段を備え、
    前記車内通信装置は、前記要求情報を受信する手段と、受信した要求情報に応じて前記車内通信回線を介して情報を取得する情報取得手段と、取得した情報を前記車外通信回線を介して前記車外通信装置へ送信する手段とを備え
    前記車内通信回線を介して前記車内通信装置との間にて通信可能に接続された車載機器を備え、
    前記情報取得手段は、車載機器が起動しているか否かを判別する手段と、起動していないと判別した場合に前記要求情報を記憶する手段と、前記車載機器が起動した後に、記憶された要求情報に応じて前記車内通信回線を介して前記車載機器に関する車載機器情報を取得する手段とを有することを特徴とする車両内外間通信システム。
  2. 前記車内通信装置は、車両の電源が投入された旨の電源投入信号を受け付ける手段を備え、
    前記情報取得手段は、前記車載機器が起動した後、前記電源投入信号を受け付けた時点で、車載機器情報を取得するよう構成してあることを特徴とする請求項1記載の車両内外間通信システム。
  3. 前記車内通信装置は、車両のエンジンが駆動している状況を表すエンジン駆動信号を受け付ける手段を備え、
    前記情報取得手段は、前記車載機器が起動した後、前記エンジン駆動信号を受け付けた時点で、車載機器情報を取得するよう構成してあることを特徴とする請求項記載の車両内外間通信システム。
  4. 前記車内通信装置は、要求情報を記憶しておく場合に、前記車外通信回線を介して前記車外通信装置へ、要求情報を記憶する旨を示す情報を送信する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両内外間通信システム。
  5. 情報を出力するための情報出力装置と、情報の入力を受け付けるための情報入力装置とを更に備え、前記情報出力装置は、前記車内通信装置が要求情報を記憶している旨を示す情報を出力する手段を備え、前記情報入力装置は、要求情報に応じるか否かを示す情報の入力を受け付ける手段を備え、前記車内通信装置は、前記情報入力装置が受け付けた情報に基づき、前記車外通信回線を介して前記車外通信装置へ車載機器情報を送信する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両内外間通信システム。
  6. 前記車内通信装置は、前記車外通信装置から送信された信号に基づいて起動する起動手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両内外間通信システム。
  7. 車両内部の通信回線である車内通信回線を介する通信を制御する車内通信装置において、
    車両外部から送信された、情報の送信を要求する要求情報を受信する手段と、
    受信した要求情報に応じて前記車内通信回線を介して情報を取得する情報取得手段と、
    取得した情報を前記車両外部へ送信する手段とを備え、
    前記情報取得手段は、車載機器が起動しているか否かを判別する手段と、起動していないと判別した場合に前記要求情報を記憶する手段と、前記車載機器が起動した後に、前記要求情報に応じて前記車内通信回線を介して前記車両に搭載された車載機器に関する車載機器情報を取得する手段とを有することを特徴とする車内通信装置
  8. 車両の電源が投入された旨の電源投入信号を受け付ける手段を備え、
    前記情報取得手段は、前記車載機器が起動した後、前記電源投入信号を受け付けた時点で、車載機器情報を取得するよう構成してあることを特徴とする請求項記載の車内通信 装置
  9. 車両のエンジンが駆動している状況を表すエンジン駆動信号を受け付ける手段を備え、
    前記情報取得手段は、前記車載機器が起動した後、前記エンジン駆動信号を受け付けた時点で、車載機器情報を取得するよう構成してあることを特徴とする請求項7記載の車内通信装置。
  10. 要求情報を記憶しておく場合に、要求情報を記憶する旨を示す情報を車両外部へ送信する手段を備えることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の車内通信装置。
  11. 情報を出力するための情報出力装置、及び情報の入力を受け付けるための情報入力装置との間にて通信可能に接続する手段と、要求情報を記憶している旨を示す情報を前記情報出力装置にて出力させるべく送信する手段と、前記情報入力装置を用いて要求情報に応じるか否かに関して入力された情報を受信する手段と、受信した情報に基づき、車載機器情報を車両外部へ送信する手段とを備えることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記載の車内通信装置。
  12. 車両外部から送信された信号に基づいて起動する起動手段を備えることを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の車内通信装置。
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