JP3605724B2 - U字溝 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、農業用及び工業用水路及び排水路、並びに一般土木用水路及び排水路に用いることができる合成樹脂製のU字溝に関する。
【0002】
【従来の技術】
山野の土木開発現場並びに一般道路の側溝および排水路として、従来コンクリート製のU字溝が用いられてきたが、近年、コンクリート製のU字溝に代えて合成樹脂製のU字溝が用いられるに至っている。
この合成樹脂製のU字溝は、従来のコンクリート製のU字溝よりも軽量であるため、輸送面や施工面で取扱いが容易であるが、一方合成樹脂製のものは、コンクリート製のものと比較して一般に、剛性が低いため、特に側壁外から大きな土圧がかかった場合には、側壁が内側に折れこんで変形しやすくなるという問題があった。
そこでこの問題を解決するべく、U字溝の底壁面から側壁面を波形もしくは類似の凹凸形状に成形することにより合成樹脂製U字溝の側壁外からの土圧に対する剛性の向上を達成する方法が提案され利用されていることが知られている(特開昭61−83731号公報、特開平11−1956号公報等)。なおこの種の、U字溝において、その底部付近について上記の凹凸形状をあまりに大きな凹凸に設計することは、雨水や地下水等の流通を妨げ、本来の使用目的である流路としての機能を十分に果たすことはできなくなる。従って、U字溝の内壁面を平坦な面に保ちかつ凹凸形状を外側壁面にのみに付ける方法も検討されている(例えば特開平8−151677号公報等)が、剛性の格段の向上が期待できず、これは有利な手段とは必ずしもいえない。
【0003】
しかしながら、U字溝の側壁外からの土圧に対する剛性を高めるためにU字溝の形状に単に凹凸条を与えるのみでは自ずと限界があり、またその壁厚を厚くするとしても製造コストが上昇する。加えてU字溝の、使用時に左右の側壁を内側に押し変形させる土圧は側壁に対して垂直の方向に働く場合の他、側壁に対して斜めの方向にも働く。さらに、U字溝に加わる土圧の程度は、U字溝全体についてみると不均等なものとなりやすく、ねじれ応力がU字溝に作用する結果になり易い。従ってU字溝は、種々の荷重方向からの圧力にも耐える剛性を備えるように配慮する必要がある。そこで従来、U字溝の形状を工夫するほか、U字溝の一番弱い部分であるU字溝上部において、U字溝の両側壁を架け渡す補強材を幅方向に数カ所取り付けることにより、合成樹脂製U字溝の側壁への土圧に対して剛性を向上させる方法も知られている。
例えば、上記特開平11−1956号公報においてはより強度を確保するため両側壁部上端に沿ってあてがい補強材を配し、リベットやボルト・ナットにより前記補強材に固定した金属製の複数の架け渡し材で架け渡した構造を開示している。
また、特開2000−129768号公報は合成樹脂製のU字溝部材の対向する側壁の上端部に形成した受容部にその長手方向に形鋼からなる補強材を配設した上で、受容部間にボルト・ナットで固定した横架材により架け渡しするかまたはその両端部が逆U字形に折り曲げられて、U字溝の両側壁上端部に上方から跨ぐように成形された嵌め込み可能な嵌込部を有する横架材にて架け渡ししたU字溝部材を示す。後者の場合にはU字溝に固定する横架材の止め具を必要としないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術において、U字溝上部にU字溝の両側壁を架け渡す補強材は、主に、断面略L字形のアングル型鋼材等の金属製で、U字溝の壁側部上部にネジや、ボルト・ナット等の止め具(固定具)を使用するものであるか、固定具を要しなくても架け渡し補強材の両端が複雑な形状をなすものである。
しかしながら、U字溝に架け渡し材を架け渡すために、従来のようなネジや、ボルト・ナット等の固定具を使用することは、U字溝の敷設作業がとても煩雑な作業になる。また、架け渡し補強材の両端が複雑な形状をなすものでは、その形状を製造する際に、折り曲げ加工すべき箇所が多く、工程数を多く要し、製造コスト面で不利である。
さらに、上記従来のU字溝は、架け渡し材の補強材受容部として、U字溝の長手方向に延びる補強用の金属製の補助部材を併用する必要があるもの(特開平11−1956号公報)であるか、または補強材としての金属を一体成形してU字溝の両側壁上部に直接埋込む形式のもの(特開2000−129768号公報)である。これは、金属製の補強材を長手方向と幅方向にはしご状に配置することが剛性の著しい向上を図る上で効果的であると考えられるためである。しかしながら、架け渡し材の配置のために、U字溝に補助部材を装着しなければならないことは、U字溝の敷設の作業性をより悪くする。また、一体成形にてU字溝に補強材を埋込む形式のものはU字溝の製造に当たって工程数が多くコスト高になる。
また、金属は腐食するので、金属製の架け渡し材は腐食による強度の減少および外観の悪化が生じるおそれがある。また、L字形のアングル型鋼材は、鋭利な部分が突出した状態で取り付けられるため、作業者を負傷させたり、作業者の衣服が引掛かり破れるおそれもある。
従って、本発明の課題は、取り付けのために補助部材や固定具を必要とせずに簡単に取付けられ、しかも、簡単な形状で製造費も安価な架け渡し材を、横架、固定することによって、十分な強度と高い剛性を確保し得る、架け渡し材を備えた合成樹脂製のU字溝を提供することにある。また、金属製架け渡し材を使用した場合と比較してそれに劣らない強度が得られ、しかも腐食による悪影響がなくかつ、作業者が負傷しがちな鋭利な部分が突出した形状をもたない部材からなり、設置作業を安全にかつ容易迅速に行い得るU字溝を提供することにある。
【0005】
本発明者は上記課題を解決するするべく鋭意検討を行った。すなわち本発明は、断面U字形状の壁を形成するU字溝本体であって、該本体の壁底部から左右の壁側部の上部へと延びる凹条部位および凸条部位を交互に、U字溝の長手方向に連続形成することにより、波形に成形されたU字溝本体と、該本体の左右の壁側部の間に横架、固定される架け渡し材と、前記左右の壁側部の上部においてそれぞれ形成された、該架け渡し材の端部を嵌め止めることができる架け渡し材受け部とを備えてなる、U字溝であって、前記架け渡し材は、角アングル材からなり、一方、前記架け渡し材受け部は、該角アングル材の端部断面の形を取り囲むような略L字形の形状を成し、前記架け渡し材の端部を受け収めることができる、好ましくは一部分に開口部を有する受け凹部であることを特徴とするU字溝に関する。
本発明の別の態様は、断面U字形状の壁を形成するU字溝本体であって、該本体の壁底部から左右の壁側部の上部へと延びる凹条部位および凸条部位を交互に、U字溝の長手方向に連続形成することにより、波形に成形されたU字溝本体と、該本体の左右の壁側部の間に横架、固定される架け渡し材と、前記左右の壁側部の上部においてそれぞれ形成された、該架け渡し材の端部を嵌め止めることができる架け渡し材受け部とを備えてなる、U字溝であって、前記架け渡し材は、管材、筒材または両端部に差込み孔を形成する軸材からなり、一方、前記架け渡し材受け部は、該架け渡し材の端部を嵌合し得る突部と、該突部の下側に、嵌合された架け渡し材を支持し固定する支持部よりなることを特徴とするU字溝に関する。
さらに別の本発明の態様は、断面U字形状の壁を形成するU字溝本体であって、該本体の壁底部から左右の壁側部の上部へと延びる凹条部位および凸条部位を交互に、U字溝の長手方向に連続形成することにより、波形に成形されたU字溝本体と、該本体の左右の壁側部の間に横架される架け渡し材とを備えてなる、U字溝であって、前記架け渡し材は、平板、または平坦な上面を有しかつ側面の両端部が切り欠かれた角アングル材からなり、一方、前記U字溝本体は、前記左右の壁側部の上端が各々外方に延びて、平坦な面をそれぞれ形成することにより、該架け渡し材の端部を支持することができる架け渡し材受け面を左右それぞれ有してなり、そして、該架け渡し材受け面上で、硬質合成樹脂または繊維強化樹脂からなるリベットを用いて、前記架け渡し材は鋲着されることを特徴とするU字溝に関する。
【0006】
本発明の硬質合成樹脂または繊維強化樹脂からなるU字溝本体は、壁底部から左右の壁側部の上部へと延びる凹条部位および凸条部位を交互に、U字溝の長手方向に連続形成することにより、波形に成形されて剛性をはかっている。そして、本発明のU字溝は、特にその側部における種々の荷重方向からの土圧に対し、剛性を高めるために架け渡し材をU字溝本体の左右の壁側部の間に横架・固定するが、架け渡し材の取付けをU字溝本体の左右の壁側部への嵌め止めによりなしうるようにするために、該左右の壁側部の上部において架け渡し材受け部を形成するべく成形されていることを特徴とするものである。
従って、本発明のU字溝における架け渡し材の取り付けは、ネジやボルト・ナット止め等の固定具を全く必要としないので従来の取付け固定作業を省力化でき、取付け作業を極めて迅速容易に行うことができる。
なお、上記架け渡し材を嵌め止めるための架け渡し材受け部は、架け渡し材が架け渡されるU字溝本体の左右の壁側部側に凹状または凸状形態で設けられる。この架け渡し材受け部の位置は特に構造的に弱い部分となる、U字溝本体の左右の壁側部の上端付近に設けられる。しかもこの架け渡し材受け部はU字溝本体の成形と同時に形成されるので、架け渡し材の配置のために、成形したU字溝本体の他に補助部材や固定具は必要とはならない。
【0007】
本発明における架け渡し材の第一の態様は、架け渡し材としてU字溝と同様の硬質合成樹脂または繊維強化樹脂からなる角アングル材、特に従来からよく知られている断面略L字形の角アングル材を使用するものである。この場合、前記角アングル材を嵌め止める側のU字溝本体の左右の壁側部には、この架け渡し材の端部を受け収めることができるように略L字形の受け凹部よりなる架け渡し材受け部が設けられる。この態様では、架け渡し材の形状が極めて簡単で、しかも汎用性のある断面略L字形の角アングル材を使用するので、従来提案されている、両端部が複雑な形状の架け渡し材と比較して調達が容易で、製造費用も抑えられる。
通常、この角アングル材は、左右の壁側部上部への土圧に対し最も剛性を持つように折れ曲がり部分の山側を上にするように取付けられる。また、このように取付ければU字溝の設置後、角アングル材の長さ方向の縁が上を向かず作業者への安全性も高まる。
またU字溝本体の左右壁側部の受け凹部は、角アングル材の端部を嵌め込んで固定できるように角アングル材の端部断面の形を取り囲むような略L字形の形状をとるが、この形状の一部分に開口部を有するようにすれば角アングル材の嵌め込みがより容易となり、また、U字溝設置作業時にこの凹部に土砂等の異物が入った場合に除去し易いので好ましい。この受け凹部は架け渡す角アングル材を取り付ける角度に合わせて形成される。角アングル材が折れ曲がり部分の山側を上にするように取付けられる場合、受け凹部は開口部をその上部に設けることが嵌め止めを容易にするため好ましい。
本発明の架け渡し材の第二の態様は、架け渡し材としてU字溝と同様の硬質合成樹脂または繊維強化樹脂からなる管材、筒材または両端部に差込み孔を形成する軸材を使用し、これを嵌め止める側のU字溝本体の左右の壁側部の上部には、この架け渡し材の端部を嵌合し得る突部と、該突部の下側に、嵌合された架け渡し材を支持する支持部よりなる架け渡し材受け部が設けられるものである。この態様においても、架け渡し材の形状は極めて簡単で製造に多くの工程を必要としない。この架け渡し材受け部は好ましくはU字溝の凹条部位に設けられ、架け渡し材が、U字溝本体側の突部に嵌合されたとき、その両端部が隣り合う凸条部位と密接する構造に設計されていれば、U字溝本体への架け渡し材の固定がより確実となり、剛性がさらに高められる。
上記L字形の角アングル材並びに、管材、筒材または両端部に差込み孔を形成する軸材は極めて簡単に取り付けることが可能であるにも係らず、それらがもつ材料力学的特性により十分に高い剛性をもつので、U字溝本体の左右の壁側部上部付近に加わる種々の方向からの土圧荷重に対して十分な剛性を与える。しかもこの架け渡し材の形状は極めて簡単な形状であるため製造に多くの工程を必要としない。
【0008】
本発明のU字溝は上記のような、端部を嵌め止めて取付ける架け渡し材に加えて、両端部をリベットを用いてU字溝本体の両壁側部上部に鋲着できる、平板または平坦な上面を有する角アングル材を他の架け渡し材として併用することもできる。前記他の架け渡し材もリベットも硬質合成樹脂または繊維強化樹脂からなる。他の架け渡し材を併用する場合には、本発明のU字溝本体の左右の壁側部の上端が各々、外方に延びて、平坦な面を有する架け渡し材受け面を形成する構造をとると、前記他の架け渡し材は、その両端部をそのまま該架け渡し材受け面上に配置でき、該架け渡し材を両壁側部の上部に配置するための補助部材をなんら必要とせずに取り付けることができる。なお、この他の架け渡し材を使用する際には、U字溝に固定するための固定具としてリベットを使用するが、固定具としてネジ等を使用する場合に比べて、取り付け作業は迅速に行うことができる。
さらに、本発明では、前記波形に成形されるU字溝本体においてU字溝本体の左右の壁側部の凹条部位が、そのまま上端まで延びるのではなく、上部において内方に反った構造に成形されていれば、本発明のU字溝本体の形状は両壁側部上部においては外方から内方に絞り込まれた形状をとることとなって、この形状により、U字溝の構造上特に弱い部分となる、U字溝本体の左右の壁側部の上部に剛性を与え、従来の単に凹凸条を底面から側面にかけてのみ配した合成樹脂製のU字溝よりも一層剛性を高めることが可能となる。
さらにまた、本発明のU字溝本体は、左右の壁側部に外方に突出するリブ部を設けることによって、より一層高い剛性を達成し、また、このリブ部によって構成される壁側部から外側に突出した部分は、U字溝埋設の際に土砂が堆積しその荷重が負荷されるためU字溝をより効果的に固定し、地下水位の上昇によるU字溝の浮き上がりの防止に役立つ。加えて本発明のU字溝では、U字溝の長手方向に沿って、左右壁側部上部の架け渡し材受け面上に硬質合成樹脂または繊維強化樹脂製の補強材を装着することもできる。この装着によって、U字溝にさらにより高い剛性を与えることも可能である。
【0009】
【実施例】
図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。以下の実施例は本発明を限定することを目的とするものではない。
【0010】
実施例1
本発明のU字溝1において、架け渡し材として略L字形の角アングル材7Aを使用する場合を図1〜3に示す。図1は本実施例のU字溝1の形状を説明する図であり、図2は本実施例のU字溝1の平面図であり、図3は、図2に対応する側面図である。
U字溝1は、例えば幅180mm、240mm、300mm、400mm、500mm、600mm、700mm、800mm、900mm、1000mmの寸法規格を有する各種製品よりなり、いずれも直壁タイプである。
図1ないし図3から明らかなように、ポリエチレン樹脂からなるU字溝本体2は、左右の壁側部4、4が各々、壁底部3から垂直に立ちあがった形状をなし、壁底部3から左右の壁側部4、4の上部へと延びるところの凹条部位5・・および凸条部位6・・を交互にU字溝1の長手方向に連続形成することにより、波形に成形されている。
本実施例のように壁底部3から垂直に立ち上がった形状の他、U字溝本体2は上部に向けてやや外開きに立ち上がった形状をとってもよい。また本発明における断面のU字形状とは、流体通路を形成する凹部空間を形成するもの一般を含み、本来のU字形の他、断面コの字形、あるいは上面が開放された断面半円状のものを含むものとする。
また、本実施例ではU字溝本体及び、その他の部材の硬質合成樹脂としてポリエチレン樹脂を使用したが、他に、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリフェニレンスルフィド等が使用でき、また、不飽和ポリエステル等に、ガラス繊維、炭素繊維、有機繊維(ケブラー等)などを含有させた繊維強化樹脂(FRP、FRTP)等が利用できる。さらに、本発明のU字溝本体2はブロー成形、回転成形等により成形できる。
図4は、図2中のA−A線で切断したU字溝本体2の凸条部位6・・の断面図を示すが、この図から明らかなように、本実施例のU字溝1の構造は、凸条部位6・・についてはそのまま左右の壁側部4、4の上端まで延び、その上端から外方に延びて平坦な面8、8を形成する。しかし、図2中のB−B線で切断したU字溝本体2の凹条部位5の断面図である図5から明らかであるように、凹条部位5・・は左右の壁側部4、4の上部において、そのまま上端まで延びるのではなく、内方に反った形状5a・・をとりながら左右の壁側部4、4の上端まで延び、上端から外方に延びて前記平坦な面8、8に繋がっている。この結果、U字溝本体2の両壁側部4、4の上部は全体として、外方から内方へ絞り込まれたような形状の構造をとる。この構造によって、U字溝1の敷設時、U字溝本体2の弱い部分である左右の壁側部4、4の上部付近に加わる種々の荷重方向からの土圧に対しより一層の剛性を与えるものである。
【0011】
次にU字溝本体2への架け渡し材の取付けについて説明する。図1および図2に示すように、U字溝本体と同じ材質からなる架け渡し材として図6に示す簡単な構造の角アングル材7Aを使用する場合を第一の態様として示す。図1、図2、図7ないし図9から明らかなようにこの第一の態様では、U字溝本体2の左右の壁側部4、4上部の凹条部位5・・における内方に反った形状5a・・の一部が、U字溝1の長手方向に対して一定の間隔で、より大きく内方に反り、隣り合う両側の凸条部位6・・と共に平坦な壁側部5b・・を形成しており、同時に、この平坦な壁側部5b・・には架け渡し材受け部として、角アングル材7Aの端部を受け収めることができる略L字形の受け凹部9・・が設けられている。
架け渡す角アングル材7Aの取り付け角度は任意であるが、U字溝側壁部上部への土圧に対する強度を考慮した場合、角アングル材7Aの折れ曲がり部分の山側を上にするように取付けられる場合が最も好ましく、また、この場合角アングル材7Aの長さ方向の縁が上を向かないので作業者に対してより安全である。
図7は(a)は受け凹部9に角アングル材7Aが嵌め込まれたU字溝本体壁側部4の外側から見た状態を示し、そして図7(b)は同じ状態を壁側部4の内側から見た図である(図7(a)中の丸枠A部分の拡大図)。受け凹部9の形状は、角アングル材7Aの端部を嵌め込んで固定できるように角アングル材7Aの端部断面の形を取り囲むようにして略L字形の形状をとり、またこの形状の上部には開口部9aが設けられている。この開口部9aは角アングル材7Aの嵌め込みをより容易にし、また、U字溝1の設置作業時にこの受け凹部9に土砂等の異物が入った場合に除去し易くする。
図1、図2、図8および図9に示すように、角アングル材7Aはその両端部をU字溝壁側部4、4上部の両側を押し開くようにしてU字溝本体壁側部4、4に設けられた受け凹部9、9に単に嵌め込むことで取付け可能であり、ネジやボルト・ナットならびにリベット等の固定具を必要としないので、取りつけを迅速に進めることができる。しかもU字溝本体2側の架け渡し材受け凹部9・・はU字溝本体2の構造の一部であり成形と同時に形成されるので、架け渡し材の取り付けにあたってそれを配置するための補助部材や、取り付けのための固定具を一切必要としない。
さらに、本発明のU字溝における架け渡し材は硬質合成樹脂製または繊維強化樹脂製であるため従来のような金属製の架け渡し材とは異なり、腐食による強度の減少および外観の悪化を生じさせない。また、前記架け渡し材は、L字形状の角アングル材の架け渡し材の折れ曲がり部分の山側を上にして使用するので、従来のL字形状の架け渡し材を使用した場合のように、取り付け後にU字溝上面から突出せず、鋭利な部分が生じにくいため、作業現場において架け渡し材の突出部によって作業者が負傷するというおそれはなく、見た目もきれいである。なお本実施例では架け渡し材7AがU字溝本体2と同じ樹脂である例を述べたが、U字溝本体2と異なる硬質合成樹脂または繊維強化樹脂を使用してもよい。
このようにして、U字溝の成形によって形成される架け渡し材受け凹部9・・に上記架け渡し材である角アングル7Aを横架し、嵌め止めることによって、本発明のU字溝1はU字溝本体2の両壁側部4、4にかかる土圧に対し高い剛性を得ることができ、U字溝本体2の変形が防止できる。
【0012】
図2に示すように、本実施例では端部をU字溝の壁側部4,4に設けられた架け渡し材受け部9に嵌め込む形式の架け渡し材である7Aに加えて、他の架け渡し材として図10に示す、U字溝本体2と同じ材質からなる樹脂製の断面略L字形の角アングル材7Bを併用することができる。
図1及び図2並びに図4及び図5に示すように、この角アングル材7Bを使用する場合は、上述したようにU字溝本体2の両壁側部の上部において、凹条部位5・・および凸条部位6・・の両壁側部4、4の上端はいずれも各々外方に延びて平坦な面部を形成するので、この部分を架け渡し材受け面8、8として角アングル材7Bをここに直接横架できる。
そして、図1及び図2に示すように、左右の架け渡し材受け面8、8には凸条部位6・・の上方の位置に、長手方向に対して一定の間隔で孔8a・・が対となって穿設されている。図2、図11及び図12に示すように、この部分に角アングル材7Bを両壁側部4、4の間に横架するように取付けることができる。角アングル材7Bは図10に示すように両端に穿設された孔7b、7bをもち、該角アングル材7Bはこの2つの孔7b、7bと、架け渡し材受け面の孔8a、8aとを位置合せし、リベット10で鋲着してU字溝本体の架け渡し材受け面8、8上に固定される。リベット10は図13に示す形状をもち、U字溝と同じ材質からなる樹脂製である。図10(c)に示すこのL字形角アングル材7Bの孔7bの無い面は、その両端部が切り欠かれており、孔7bのある面(図10(b))よりもその短く設計されている。従って、孔7bの無い面(図10(c))を下向きにU字溝本体2内に取り付けることができる。このため、角アングル材7BをU字溝本体2に取り付けた後、該角アングル材7BもU字溝1上面から突出しないので突出部によって作業者が負傷するというおそれはなく、見た目もきれいである。
上記角アングル材7Bを上記架け渡し材7Aと併用して横架することによって、本発明のU字溝1はU字溝本体2の両壁側部4、4にかかる土圧に対しさらに高い剛性を得ることができ、U字溝本体2の変形が防止できる。また、上述したように本実施例のU字溝1ではU字溝本体2自体に架け渡し材である角アングル材7Bを受ける部分を有しているので架け渡し材を使用するにあたって架け渡し材を配置するための他の補助部材を必要としない。また、この角アングル材7Bの固定にはリベット10を使用しているため、ネジやボルト・ナット等による固定よりも作業が非常に簡便である。
さらに、上記架け渡し材7Aと同様に、架け渡し材である角アングル材7Bおよびリベット10もU字溝本体2と同じ樹脂製であるため、従来のような金属製の架け渡し材とは異なり、腐食による強度の減少や外観の悪化が生じることはなく、またその材質上作業者を負傷させるおそれが減少する。なお本実施例では角アングル材7Bとリベット10がU字溝本体2と同じ樹脂である例を述べたが、U字溝本体2と異なる硬質合成樹脂または繊維強化樹脂を使用してもよい。架け渡し材はまた、上記角アングル材7Bの形状の他に、固定用の孔を両端に設けた平板の形状のものも使用できる。
【0013】
さらに本実施例のU字溝本体2には、図1、図2及び図3等に示すように、左右の壁側部4、4のやや下部よりに、一定の間隔で、凹条部位5・・および凸条部位6・・にわたって外方に突出するリブ部15・・が設けられており、U字溝本体2にさらに一層の剛性を与えている。このリブ部15・・はまた、土中に埋設した場合にU字溝壁側部4,4よりも外側に突出するところの部分であり、ここに土砂が堆積しその荷重が負荷されるためU字溝本体2が浮上するのを防ぐ。なお、このU字溝本体2の一端部は、図2および図3に示すように、内壁の大きさが他の部分よりもやや大きく設計された外嵌接続部2aとなっており、他端部を内嵌接続部2bとして他のU字溝本体2が接続できるように設計されている。2つのU字溝本体2を接続する場合、外嵌接続部2aがリブ部15を含めて内嵌接続部2bを被うように嵌合される。また、接続方法は、接続部の水漏れを最小にするため、水の流れ方向がU字溝本体2の内嵌接続部2bから他のU字溝本体2の外嵌接続部2aに向かう方向となるように接続することが好ましい。
【0014】
本実施例のU字溝1はさらに、剛性を高めるため、U字溝本体2と同じ材質である、図14に示すような断面L字形の角アングル材である補強材20を架け渡し材受け面8、8上に長手方向に沿って装着して使用することもできる。架け渡し材として角アングル材7Bを併用する場合には、補強材20の孔20aのある面をU字溝本体2の両壁側部上端の架け渡し材受け面8、8上に装着し、その上に該角アングル材7Bを重ねて架け渡し材受け面8、8を架け渡し、該角アングル材7Bと補強材20はそれらに設けられた孔7b、7bと孔20a、20aとを孔8a、8aに位置合わせしてリベット10により同時に鋲着して固定することができる。
本実施例におけるU字溝1では、さらにU字溝本体2の壁底部3の下側に地下水位の上昇によるU字溝の浮上を防止するための浮上防止材として図15に示すようなU字溝本体2と同じ樹脂よりなる浮上防止角アングル材30を取り付けることもできる。U字溝本体2の中央部分の壁底部3には図16に示すように浮上防止材の両アングル面部を挟持する構造の浮上防止材支持溝部31が設けられているので、浮上防止角アングル材30をの溝部31にU字溝本体2の一方側から反対側にわたって挿通させ、U字溝本体2の両壁側部4、4よりも外方に突出するように取りつける。U字溝1の敷設時には、この浮上防止角アングル材30の部分に堆積する土砂によって浮上防止効果をより高めることができる。上記補強材20および浮上防止アングル材30もまたU字溝本体2と異なる種々の硬質合成樹脂または繊維強化樹脂を使用できる。
【0015】
実施例2
本実施例は、図17および図18に示すように、U字溝1において、架け渡し材として図20に示す管材7Cを使用する場合を第二の態様として示す。図17は本実施例のU字溝1の形状を説明する図であり、図18は本実施例のU字溝1の平面図であり、図19は、図18に対応する側面図である。
この第二の態様においてもまた、実施例1と同様にU字溝本体2は壁底部3から左右の壁側部4,4の上部に延びる凹条部位5・・および凸条部位6・・を交互に、U字溝1の長手方向に連続形成することにより波形に成形されており、また凹条部位5・・は左右の壁側部4、4の上部において、内方に反った形状5a・・をとる。しかし図17、図21及び図22からも明らかなように本実施例では内方に反った形状5a・・の一部は、U字溝1の長手方向に対して一定の間隔で、架け渡し材である管材7Cが嵌合し得る突部11a・・を左右の壁側部4、4上部で対になるように形成し、かつ前記各突部11a・・の下側に嵌合された管材7Cを支持するための架け渡し材支持部11b・・を形成している。すなわち管材7Cのための架け渡し材受け部11・・はこれら突部11a・・と架け渡し材支持部11b・・により構成されるものである。
本実施例では、図20に示すようなU字溝本体2と同じ材質からなる中空の角形の管材7Cを使用するが、架け渡し材は他の形状の管材、筒材または両端部に差込み孔を形成する軸材等の形状であってよく、使用する架け渡し材の形状に合せて突部11a・・および架け渡し材支持部11b・・の形状が設計される。本実施例の架け渡し材7CもまたU字溝本体2と異なる硬質合成樹脂または繊維強化樹脂を使用することもできる。
図17、図21及び図22に示すように、架け渡し材である図20の樹脂製の管材7Cは、その両端部をU字溝壁側部4、4の両側を押し開くようにしてU字溝本体壁側部4、4の凹条部位5、5に形成された突部11a、11aに嵌合させ、支持部11b、11bに接するように両壁側部の間に横架させ固定する。さらに、本実施例では、図17及び図21に示すように、U字溝本体2において前記管材7Cは、突部11aに嵌合されたとき、その両端部が隣り合う凸条部位6・・と密接する構造に設計されているので、U字溝本体2への管材7Cは三方から支持されることとなり固定はより確実となる。架け渡し材としてこの管材7Cは、実施例1の角アングル材と同様に単なる嵌め込み作業により取り付けられるので、ネジやボルト・ナットならびにリベット等の固定具を必要とせずより迅速に進めることができる。
なお、本実施例の場合にも図18に示すように、実施例1と同様リベット10で鋲着することにより取付ける第二の架け渡し材7Bを併用することも可能である。また、図17ないし19にも示すように本実施例2においても実施例1と同様にU字溝本体2の左右の壁側部4、4にリブ部15を設けており、さらにまた、補強材20を左右の壁側部上部の平坦な架け渡し材受け面8、8に取り付けることも、壁底部3に浮上防止材30を取付けることもできる。
このようにして、U字溝の成形によって形成される架け渡し材受け部11に上記架け渡し材である管材7Cを横架することによって、本発明のU字溝1はU字溝本体2の両壁側部4、4にかかる土圧に対し高い剛性を得ることができ、U字溝本体2の変形が防止できる。
【0016】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のU字溝は、壁底部から左右の壁側部の上部へと延びる凹条部位および凸条部位を交互に、U字溝の長手方向に連続形成することにより、波形に成形されたU字溝本体と、該本体の左右の壁側部の間に横架、固定される架け渡し材とを備えるが、前記架け渡し材の横架、固定は、該U字溝本体の左右の壁側部の上部に設けられた架け渡し材受け部にそれぞれ架け渡し材の端部を嵌め止めることによって行うことができるものである。従って、架け渡し材の取り付けはネジやボルト・ナット止め等の固定具を必要せず、極めて簡単な作業で迅速に行うことができ、U字溝の設置作業時間を短縮できる。また、固定具を必要としないことから製造コストも低減できる。
しかも、本発明のU字溝では、架け渡し材受け部が、U字溝本体の構造の一部として成形と同時に得られるので、架け渡し材の取付けのために、U字溝本体に取付ける他の補助部材を必要としない。また、架け渡し材の方も、好ましくは角アングル材からなる架け渡し材、あるいは、管材、筒材または両端部に差込み孔を形成する軸材という簡単な形状のものが使用できるため、複雑な形状の架け渡し材を製造する必要がない。従って、本発明は、U字溝本体と架け渡し材の二つの部材のみの極めて簡単な構成でU字溝を提供でき、またこれらを製造する工程も煩雑にはならない。
さらに本発明のU字溝は全ての部材が硬質合成樹脂または繊維強化樹脂からなるので、従来技術のように金属製の架け渡し材を使用した場合と比べ腐食による強度の減少や外観の悪化が生じることがなく、架け渡し材も軽量であり、作業者の負担が軽減される。その上、本発明のU字溝は、従来の金属製の架け渡し材を使用する場合に劣らずその左右の壁側部上部付近に加わる種々の方向からの土圧荷重に対して十分な剛性をもつ、変形し難いU字溝である。
また、本発明のU字溝の部材は、鋭利な部分が突出しない構造であるので作業者を負傷させたり、作業者の衣服が引掛かり破れるおそれも減少する。
しかしまた、本発明のU字溝は上記角アングル材あるいは管材等の架け渡し材に加えて、さらに硬質合成樹脂または繊維強化樹脂製のリベットを用いて鋲着することのできる上述したような平板または平坦な上面を有する角アングル材からなる他の架け渡し材を併用することもできるので、さらにU字溝の左右の壁側部上部付近に加わる土圧に対してより高い剛性を与えることができる。なお、この場合であっても固定作業は樹脂製のリベットを使用するため、ネジやボルト・ナット等による固定のように煩雑にはならない。またこの場合において、前記U字溝本体の左右の壁側部の上端は各々、外方に延びて、平坦な面を有する架け渡し材受け面を形成する構造をとれば、前記他の架け渡し材をその両端部をそのまま該架け渡し材受け面上に固定でき、該架け渡し材を両壁側部の上部に配置するための補助部材は必要ない。その結果、補助部材を必要とする従来技術よりもU字溝の部材が少なくなり、U字溝の設置作業時間と製造コストを減少させる。
また、前記波形に成形された本発明のU字溝本体は、その左右の壁側部の上部において凹条部位が内方に反った構造に成形されていれば、該壁側部上部においては外方から内方に絞り込まれた形状になるので、従来の単に凹凸条を底面から側面にかけてのみ配した合成樹脂製のU字溝に比べて壁側部の上部の剛性を高めることができる。
さらに、本発明のU字溝本体は左右の壁側部に外方に突出するリブ部を設けることによって、より一層高い剛性が達成でき、また、このリブ部によって構成される壁側部から外側に突出した部分は、U字溝埋設の際に土砂が堆積しその荷重が負荷されるためU字溝をより効果的に固定し、U字溝の浮き上がりを防止する。
しかしなお、本発明のU字溝の両壁側上部の架け渡し材受け面上に長手方向に沿って硬質合成樹脂または繊維強化樹脂製の補強材を装着することもできる。この装着によって、U字溝にさらにより高い剛性を与えることも可能である。
従って、本発明により、作業効率と安全性が高く、軽量であるが剛性が高いU字溝が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のU字溝の第一の態様を説明する説明図である。
【図2】本発明のU字溝の第一の態様の平面図である。
【図3】図2に示すU字溝の側面図である。
【図4】図2のA−A線で切断したU字溝本体の凸条部位の断面図である。
【図5】図2のB−B線で切断したU字溝本体の凹条部位の断面図である。
【図6】本発明の第一の態様の架け渡し材である角アングル材の正面図(a)および側面図(b)である。
【図7】受け凹部に図6の角アングル材が嵌め込まれた状態をU字溝本体の壁側部外側から見た図(a)および同じ状態を壁側部内側から見た、丸枠A部分の拡大図(b)である。
【図8】図6に示す角アングル材をU字溝本体の受け凹部に嵌め込んだ状態を上方からみた部分図である。
【図9】図8のC−C線で切断した断面図である。
【図10】本発明の架け渡し材と併用する他の架け渡し材の例としての角アングル材の平面図(a)、正面図(b)および側面図(c)である。
【図11】U字溝の架け渡し材受け面において図10の角アングル材を使用した状態を上方からみた部分図である。
【図12】図11のD−D線で切断した断面図である。
【図13】角アングル材を固定するためのリベットの平面図(a)および正面図(b)である。
【図14】架け渡し材受け面上にU字溝の長手方向に沿って装着される補強材の平面図(a)および正面図(b)である。
【図15】浮上防止材としての角アングル材平面図(a)および正面図(b)である。
【図16】U字溝本体壁底部において図15の浮上防止角アングル材が挿通された状態を示す図である。
【図17】本発明のU字溝の第二の態様を説明する説明図である。
【図18】本発明のU字溝の第二の態様の平面図である。
【図19】図18に示すU字溝の側面図である。
【図20】本発明の架け渡し材の第二の態様である管材の正面図(a)および側面図(b)である。
【図21】図20に示す管材をU字溝本体の突部に嵌合した状態を上方からみた部分図である。
【図22】図21のE−E線で切断した断面図である。
【符号の説明】
1 U字溝
2 U字溝本体
3 壁底部
4 壁側部
5 凹条部位
5a 内方に反った形状
6 凸条部位
7A 角アングル材
7B 角アングル材
7C 管材
8 架け渡し材受け面
9 受け凹部
10 リベット
11a 突部
11b 支持部
15 リブ部
20 補強材

Claims (2)

  1. 断面U字形状の壁を形成するU字溝本体であって、該本体の壁底部から左右の壁側部の上部へと延びる凹条部位および凸条部位を交互に、U字溝の長手方向に連続形成することにより、波形に成形されたU字溝本体と、該本体の左右の壁側部の間に横架、固定される架け渡し材と、前記左右の壁側部の上部においてそれぞれ形成された、該架け渡し材の端部を嵌め止めることができる架け渡し材受け部とを備えてなる、U字溝であって、
    前記架け渡し材は、角アングル材からなり、一方、
    前記架け渡し材受け部は、該角アングル材の端部断面の形を取り囲むような略L字形の形状を成し、前記架け渡し材の端部を受け収めることができる受け凹部であることを特徴とするU字溝。
  2. 前記受け凹部は、その一部分に開口部を有することを特徴とする請求項1記載のU字溝。
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