JP3605710B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、インバータによる高周波電力で放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に係わり、詳しくは調光制御及び点灯・消灯制御をPWM信号によって、行う放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来の放電灯点灯装置の概略構成図である。図において12は放電灯点灯装置本体、ACは商用電源、PWMはPWM信号源、SW1は商用電源ACをON、OFFするスイッチ、10、11は商用電源入力端子、8、9は調光信号入力端子である。この構成において、放電灯を点灯するときは商用電源ACはスイッチSW1でON、OFFし、放電灯の調光をするときはPWM信号源PWMを操作してPWMの信号のパルス幅を変えて調光をしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の放電灯装置では、調光を行う場合はPWM信号源PWMを操作して調光信号を放電灯点灯装置本体12に送出し、商用電源ACをON、OFFする場合は、PWM信号源PWMとは別に設けられたスイッチSW1で行っていたので、電源容量の大きいスイッチが必要であり、装置が大がかりになるという問題があった。
【0004】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、調光制御及び点灯・消灯制御を一つのPWM信号源によって、行うことができ、電源スイッチが不要で、操作性のよい放電灯点灯装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる放電灯点灯装置は、IV制御集積回路の発振出力信号でスイッチング素子をオン・オフして電源電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、このインバー タ回路からの高周波出力で点灯する放電ランプの調光信号であるPWM信号を該PWM信号のパルス幅に基づき所定の直流電圧に変換する直流電圧変換手段、及び、前記PWM信号がHレベルの連続信号であるか否かを検出するパルス有無判別手段を有する調光インターフェース回路と、を備え、前記IV制御集積回路は前記放電ランプの異常検出信号が入力される異常検出端子を有し、前記調光インターフェース回路は前記PWM信号がHレベルの連続信号であることを前記パルス有無判別手段が検出すると前記異常検出端子へ発振停止信号を出力するものである。
【0006】
また、IV制御集積回路は異常検出端子に発振停止信号が入力されると発振停止状態が保持され、前記発振停止状態を解除するリセット回路を備える。
【0007】
また、直流電圧変換手段は、PWM信号のパルス幅に基づき所定の直流電圧に変換する途中に波形生成回路を備える。
【0008】
また、調光インターフェース回路を駆動する直流電源電圧が、インバータ回路に入力される平滑された直流電圧から供給されるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1について説明する。図1は実施の形態1を示す放電灯点灯装置の回路図、図2は調光回路インターフェースにおけるPWM信号に対応した電圧波形図である。図1において、E1は直流電源、IVは直流電圧を高周波電圧に変換するインバータ、LAは電極F1、F2を有する放電灯、Tは放電灯LAのランプ電流を制限するバラストチョーク、C5はバラストチョークTと放電灯電極F1の間に接続されたカップリングコンデンサ、C6は放電灯LAの両端に接続された始動コンデンサである。なお、直流電源E1は商用電源を整流・平滑して得られる直流電源が通常使用される。
【0010】
次に、インバータIVの回路構成を説明する。Q2はスイッチングを行うMOS FET、Q3はスイッチングを行うMOS FETであり、MOS FETQ2は、ドレインが直流電源に接続されソースがMOS FETQ3のドレインに接続され、ゲートが後述のIV制御集積回路IC2のピン2に接続されている。MOS FETQ3は、ソースが検出抵抗R6を介してアースに接続され、ゲートがIV制御集積回路IC2のピン4に接続されている。
【0011】
R1は直流電源E1に接続された起動抵抗、C3は起動抵抗R1とアース間に接続された制御電源コンデンサ、DZ1は制御用コンデンサC3の電圧を安定させるツェナーダイオードである。IC2はインバータIVを制御するIV制御集積回路であり、1は制御電源コンデンサC3と起動抵抗R1の接続点に接続される電源入力端子、2、4はMOS FETQ2、Q3の駆動電圧を出力する電圧出力端子、3はインバータ出力端子、5は異常検出用端子、6は発振周波数を決定する電流値を出力する電流出力端子、7はコンデンサC4の充電、放電のための電流入出力端子である。
【0012】
NPは放電灯LAの不点灯を検出する不点灯検出回路であり、高周波電圧を分圧する分圧抵抗R7、R8、整流するダイオードD6および平滑コンデンサC9から構成される。ELは放電灯LAの寿命末期に電極が電子を放電しにくい状態となり、電圧増加等となるエミレス状態を検出するとともに、IV制御集積回路IC2の発振周波数を制御する電力制御回路、DMは放電灯LAの調光をする調光インターフェース回路である。
【0013】
次に、電力制御回路ELの構成について説明する。電力制御回路ELは、IV制御集積回路IC2の発振周波数を決定するため、電流出力端子6から流出する電流を決める抵抗R2とR3とコンデンサC4と、放電灯LAに流れる高周波電圧を検出する検出抵抗R6、検出抵抗R6で検出された高周波電圧を平均化し、抵抗R5とコンデンサC8からなる積分回路IN、積分回路IN及び直列に接続された抵抗R3、ダイオードD5、コンデンサC2が反転入力端子に接続され、後述の調光インターフェース回路DMから出力された直流電圧が非反転入力端子に接続され、積分回路INの出力電圧が調光インターフェース回路DMから出力された直流電圧に等しくなるように、出力電圧が制御するオペアンプIC3から構成される。
【0014】
次に、調光インターフェース回路DMの構成について説明する。調光インターフェース回路DMは、PWM信号を発生させるPWM信号源PWM、PWM信号をパルス幅に対応した所定の直流電圧に変換する直流電圧変換手段DM1、直流電圧を分圧する分圧手段DM2、パルス有無を判定するパルス有無判別手段DM3、IV制御集積回路IC2を放電灯する放電灯手段DM4、電源E2から構成される。
【0015】
直流電圧変換手段DM1は、抵抗R10を介してPWM信号源PWMに接続されたフォトカプラPC、フォトカプラPCの出力端子の両端に接続されるとともに、一端が電源E2の負極に接続され、他端が抵抗R11、R12を介して電源E2の正極に接続された抵抗R13、抵抗R11と抵抗R12の接続点と電源の負極に直列に接続され、平滑を行う抵抗R14とコンデンサC10からなる。
【0016】
分圧手段DM2は、抵抗R14とコンデンサC10の接続点にベースが接続され、コレクタが電源E2の正極に接続されたトランジスタQ6、トランジスタQ6のエミッタと電源E2の負極に直列に接続された分圧抵抗R15、R16からなる。
【0017】
パルス有無判定手段DM3は、コレクタが抵抗R17を介して電源E2の正極に接続され、エミッタが電源E2の負極に接続されたトランジスタQ7と、トランジスタQ7のベースと抵抗R12と抵抗R13の接続点の間に接続された抵抗R8、トランジスタQ7のコレクタとエミッタ間に接続されたコンデンサC11、トランジスタQ7のコレクタに接続されたツェナーダイオードDZ2、ツェナーダイオードDZ2に直列に接続された抵抗R18とダイオードD10からなる。
【0018】
放電灯手段DM4は、コレクタがインバータIVの起動抵抗R1と制御電源コンデンサC3の接続点に接続され、エミッタが電源E2の負極に接続されたトランジスタQ8、トランジスタQ8のベースとツェナーダイオードDZ2の間に接続された抵抗R19からなる。
【0019】
次に実施の形態1の動作について図1、図2により説明する。まず、インバータ回路IVの動作を説明する。直流電源E1が投入されると、直流電源E1から起動抵抗R1 を介して供給される電流によって制御電源コンデンサC3の電圧が、IV制御集積回路IC2のピン1に電圧が印加される。制御電源コンデンサC3の電圧が上昇し、IV制御集積回路IC2の動作電圧に達すると、IV制御集積回路IC2が発振を開始する。この発振によりIV制御集積回路IC2のピン2からハーフブリッジ式インバータ回路IVのMOS FETQ2のゲートに高周波数の電圧が印加されONとなり、次に、ピン4から高周波の電圧がMOS FETQ3のゲートに印加され、MOS FETQ2とMOS FETQ3が交互にオン/オフ動作をし、インバータ回路IVが高周波で発振する。
【0020】
これにより、バラストチョークTと始動コンデンサC6のLC直列共振が生じる。この共振によって始動コンデンサC6に共振高電圧が生じ、この共振高電圧によって放電灯LAが点灯する。このとき、不点灯検出回路NPは、抵抗R7とR8で分圧された高周波電圧がダイオードD6、コンデンサC9により整流、平滑された直流電圧が出力され、IV制御集積回路IC2の異常検出端子5に入力される。この電圧は異常検出端子5の動作電圧より低い値に設定されており、IV制御集積回路IC2は正常発振を継続する。
【0021】
一方、このとき、検出抵抗R6には高周波電圧が生じており、これが積分回路INによって平均化され、この電圧が電力制御回路ELのオペアンプIC3の反転入力端子に入力される。ところで、IV制御集積回路IC2の発振周波数はコンデンサC4の容量値と、IV制御集積回路IC2の電流出力端子6から抵抗R2とR3に流出する電流値で決定され、この電流値が大きいほど発振周波数が高い。そして、電流出力端子6から抵抗R3に流れる電流は、オペアンプIC3の出力電圧の変化に応じて変化することにより、IV制御集積回路IC2の発振周波数が制御される。
【0022】
従って、IV制御集積回路IC2の発振周波数の制御は、積分回路INの出力電圧が、オペアンプIC3の非反転入力端子の基準電圧に等しくなるように、オペアンプIC3の出力電圧が制御されることにより行われる。この結果、検出抵抗R6を流れる高周波電流の平均値、すなわち、放電灯LAと電極F1、F2で消費される電力の和が一定に保たれる。
【0023】
このように、検出抵抗R6に流れる高周波の平均電流が電力制御回路ELで設定された値に保持されるように、電力制御回路ELがIV制御集積回路IC2の発振周波数を制御している。
【0024】
ところで、放電灯LAが寿命末期等で異常電力を消費する状態となった場合でも、電力制御回路ELが作用し、検出抵抗R6に流れる高周波の平均電流が設定値に保持されるようにIV制御集積回路IC2の発振周波数が制御される。しかし、始動コンデンサC6の共振電圧が異常に高くなっても放電灯LAが始動できない場合は、抵抗R7、R8の両端電圧の和が異常に高くなり、不点灯検出回路NPの出力電圧がIV制御集積回路IC2の異常検出端子5の動作電圧より高くなるため、IV制御集積回路IC2は発振を停止する。そして、直流電源E1から起動抵抗R1を介して供給されている電流により、この発振停止状態が保持される。
【0025】
次に、調光インターフェース回路DMの動作概要を説明する。まず、PWM信号源PWMの操作を操作すると、パルス幅に基づいたPWM信号(調光信号)が直流電圧変換手段手段DM1に入力される。直流電圧変換手段DM1はPWM信号をパルス幅に対応した一定の直流電圧に変換し分圧手段DM2に入力する。分圧手段DM2は直流電圧を分圧し、電力制御回路ELのオペアンプIC3の非反転入力端子に入力する。
【0026】
パルス有無判別手段DM3は入力された直流電圧の分圧レベルによってIV制御集積回路IC2の発振出力信号の発振周波数を制御し、且つ、PWM信号がパルス幅100%、すなわち、Hレベルの連続信号を出力した時にこれを検知することによりパルス有無の判別を行う。
【0027】
そして、パルス有無判別手段DM3がパルス有からパルス無を検知したときに、IV制御集積回路IC2の異常検出端子5に信号を出力して発振出力信号を停止させ、反対にパルス無からパルス有を検知したとき再びIV制御集積回路IC2の発振出力信号を出力する。
【0028】
また、放電灯手段DM4は、パルス有無判別手段DM3の出力に基づいて、IV制御集積回路IC2の電源入力端子1の電圧を0とする。
【0029】
次に、図1、図2により調光インターフェース回路DMの動作を詳しく説明する。図2はPWM信号のパルスがあるときとないときについて、調光インターフェース回路DMの主な箇所の電圧波形を示したものであり、図2(a)〜(f)は各々図1のa〜f点の電圧波形を示す。
【0030】
PWM信号源PWMの操作を操作すると、a点の出力波形は、図2(a)に示すように、パルス有りのときの波形(図の左側)かパルス無のときの波形(図の右側)の信号モードとなる。パルス無しのときはHレベルの連続波形である。従来例ではこの波形のモードはなかった。
【0031】
次に、PWM信号が直流電圧変換手段DM1のフォトカプラPCに抵抗R10を介して入力されと、PWM信号のパルス有りのとき、b点においては電圧波形が図2(b)の左側に示すようにパルスがHレベルでは電源E2から抵抗R11、R12を介しフォトカプラPCに電流が流れ、R13に流れないので、電圧が0の波形となり、パルスがLレベルではフォトカプラPCに電流が流れず、抵抗R13に電流が流れ、電圧がプラスの波形となる。
【0032】
PWM信号が、Hレベルの連続波形、すなわち、パルスが無しのときは、この間は連続して電源E2から抵抗R11、R12を介しフォトカプラPCに電流が流れ、R13には連続して電流が流れないので、b点の電圧波形は図2(b)の右側に示すよう連続して電圧が0の波形となる。そして、b点の電圧がパルス有無判定手段DM3に印加される。
【0033】
c点においては、電圧波形が図2(c)の左側に示すようにパルスがHレベルでは電源E2から抵抗R11、R12を介しフォトカプラPCに電流が流れ、電圧が若干プラスの波形となり、パルスがLレベルではしフォトカプラPCに電流が流れず、抵抗R12、R13に電流が流れ、電圧がプラスの波形となる。
【0034】
PWM信号が、Hレベルの連続波形、すなわち、パルス無のときは、この間は連続して電源E2から抵抗R11、R12及びフォトカプラPCに電流が流れ、c点の電圧波形は図2(c)の右側に示すよう連続して電圧がプラスの波形となる。
【0035】
d点においては、c点からの電流が抵抗R14、コンデンサC10で平滑され、図2(d)に示すように、図2(c)の電圧波形が直流電圧となり、分圧手段DM2に印加される。この直流電圧はPWM信号のパルス幅によって変化する。
【0036】
分圧手段DM2においては、直流電圧変換手段DM1から出力された直流電圧がトランジスタQ6のベースに印加され、トランジスタQ6がONとなり、抵抗R15、R16に流れコンデンサC10の平滑電圧が分圧される。このとき、e点においては図2(e)に示すようにパルス有、無ともに連続した電圧波形となり、オペアンプIC3の非反転入力端子に入力される。
【0037】
このe点からオペアンプIC3の非反転入力端子に入力された、直流電圧により、調光が制御される。すなわち、上述のように、IV制御集積回路IC2の発振周波数の制御は、積分回路INの出力電圧が、e点からオペアンプIC3の非反転入力端子に入力された基準電圧に等しくなるように、オペアンプIC3の出力電圧が制御されることにより行われるが、基準電圧が低くなると、積分回路INの出力電圧も低くなる。このとき、積分回路INの出力電圧が低くなると、IV制御集積回路IC2の電流出力端子6から抵抗R3に流出する電流値も大きくなる。そして、抵抗R3に流出する電流値も大きくなると、発振周波数が高くなり、放電灯LAの明るさが暗くなる。逆に、基準電圧が高くなると、積分回路INの出力電圧も高くなり、IV制御集積回路IC2の電流出力端子6から抵抗R3に流出する電流値も小さくなり、発振周波数が低くなり、放電灯LAの明るさが明るくなる。
【0038】
パルス有無判定手段DM3においては、直流電圧変換手段DM1のb点の電圧(図2(b))が抵抗R8を介してトランジスタQ7のベースに印加される。b点の電圧がパルス有りの場合で電圧が0のとき、トランジスタQ7はOFFとなり、電流は抵抗R17、コンデンサC11に流れ、コンデンサC11に充電される。このとき、図2(f)左側に示すようにf点では電圧が0となる。電圧がプラスのとき、トランジスタQ7はONとなり、電流は抵抗R17、トランジスタQ7に流れ、コンデンサC11には充電されない。このとき、f点では電圧が0となるが、コンデンサC11が放電するため図2(f)(左側)に示すように電圧波形のピークが生じる。
【0039】
一方、パルス無しの場合は図2(b)に示すように電圧が連続して0のため、トランジスタQ7はOFFとなり、コンデンサC11に充電される。このとき、図2(f)の右側に示すようにf点では連続して電圧がプラスとなる。この電圧がツェナーダイオードDZ2により一定値以上のときに、抵抗R18、ダイオードD10を介して判別信号をIV制御集積回路IC2の異常検出端子5に入力する。この一定値を越えたときが、パルス有からパルス無となったときであり、出力電圧がしきい値以下となった場合がパルス無からパルス有となった場合である。
【0040】
このように、連続して電圧波形が出力されない場合、パルス有りと判別され、連続して電圧波形が出力される場合、パルス無しと判別される。そして、ツェナーダイオードDZ2に印加された電圧が一定電圧のしきい値を越えたとき、IV制御集積回路IC2の異常検出端子であるピン5に信号が出力され発振出力信号を停止させ、放電灯LAが消灯する。
【0041】
そして、点灯させるには、パルス無からパルス有とすれば再びIV制御集積回路IC2の発振出力信号を出力させればよい。
【0042】
このIV制御集積回路IC2は、しきい値以下になったときは、ラッチがかかり、発振を停止しているのでリセットをする必要がある。リセット手段MD4は、このリセットを行うもので、パルス有無判定手段DM3からの出力電圧が抵抗19を介してトランジスタQ8に印加されると、トランジスタQ8がONとなり、IV制御集積回路IC2の電源入力ピン1が接地し、リセットされる。
【0043】
なお、IV制御集積回路によっては、しきい値以下になったときは再び発振を開始するもの(ラッチがかからないもの)があるがその場合は、リセット手段4dを省くことができる。
【0044】
また、調光インターフェース回路DMの電源E2は、インバータIVの電源E1の平滑回路から抵抗を介して供給するようにするのが望ましい。
【0045】
以上のように、調光制御及び点灯・消灯制御を一つのPWM信号源によって行うことができ、電源容量の大きいスイッチを省くことができ、小形で、操作性をよくすることができ、また、電源は、インバータを駆動させる平滑された直流電源から抵抗を介して供給するようにしたので、電源の供給が安定し、電源の正極と負極間に並列して設けられるコンデンサとツェナーダイオードのコンデンサの容量を小さくすることができる。
【0046】
実施の形態2
以下、この発明の実施の形態2について説明する。図3は実施の形態2を示す放電灯点灯装置の回路図である。本実施の形態は、実施の形態1を示す図1の直流電圧変換手段手段DM1に、PWM信号を波形生成する波形生成回路を設けたものである。
【0047】
図3において、実施の形態1で示した図1と同一または相当部分には、同じ符号付し、説明を省略する。DM1aはPWM信号を波形生成する波形生成回路であり、コレクタが抵抗R21を介して電源E2の正極に接続され、エミッタが電源E2の負極に接続されたトランジスタQ9、電源E2の正極とフォトカプラPCの出力端子とトランジスタQ9のベースとの接続点の間に接続された抵抗R20及びコレクタが抵抗R12とR13の接続点に接続され、ベースが抵抗R21とトランジスタQ9のコレクタとの接続点に接続され、エミッタが電源E2の負極に接続されたトランジスタQ10から構成される。
【0048】
次に、動作について図3、図4により説明する。図4(a)は波形生成回路の有無によるPWM信号の波形図、図4(b)、(c)は波形生成回路の有無による図3のb点、c点の波形図である。
【0049】
波形生成回路MD1aが無い場合は、直流電圧変換手段DM1内のフォトカブラPCは、その種類によるターンオフ時の特性の違いにより、図3に示したb点、c点の波形が、図4(b)、(c)左側の実線や破線Aや破線Bのように傾きに違いが生じ、破線A、Bのときはd点電圧やe点の電圧に違いがでる場合がある。また、PWM信号のパルス幅が変化した際に、パルス幅によってはトランジスタQ7のベースにトランジスタQ7のオン電圧を印加できなくなる場合が生じ、トランジスタQ7がオンできないとPWM信号はパルスを出力しているにもかかわらず、上述のようにパルス有無判別手段DM3によってIV制御集積回路IC2の異常検出端子5に信号が出力され、発振出力信号を停止させ、放電灯LAが消灯してしまう場合がある。
【0050】
そこで、本実施の形態は、波形生成回路MD1aを設けたものであり、動作を次に説明する。まず、フォトカプラPCがオンの時はトランジスタQ9にはベース電流が供給されないのでトランジスタQ9はオフし、トランジスタQ10には抵抗R21を介してベース電流が供給されるのでトランジスタQ10はオンする。また、フォトカプラPCがオフの時はトランジスタQ9には抵抗R20からペース電流が供給されて、トランジスタQ9はオンするのでトランジスタQ10にはベース電流が供給されず、トランジスタQ10はオフする。これらはトランジスタQ9、Q10がスイッチとして動作するためb点、c点波形が、図4(b)(c)右側のようにPWM信号と同等の矩形波を出力することができ、フォトカプラのターンオフ時の特性の違いによってb点、C点波形が影響を受けることもない。また、トランジスタQ10のオフ時に抵抗R11、R12、R13の分圧比をトランジスタQ7のベースにトランジスタQ7のオン電圧を印加できる値に選定しておけば、パルス有無判別手段DM3はパルスの有無を確実に判別することができる。
【0051】
以上のように、フォトカプラPCの特性の影響を受けにくくなるため、分圧手段DM2の分圧電圧を安定させることができ、パルス有無判別手段DM3でのパルス有無の判別をより確実にすることができ、一つのPWM信号源による調光制御及び点灯・消灯制御の信頼性を高くすることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係わる放電灯点灯装置は、IV制御集積回路の発振出力信号でスイッチング素子をオン・オフして電源電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、このインバータ回路からの高周波出力で点灯する放電ランプの調光信号であるPWM信号を該PWM信号のパルス幅に基づき所定の直流電圧に変換する直流電圧変換手段、及び、前記PWM信号がHレベルの連続信号であるか否かを検出するパルス有無判別手段を有する調光インターフェース回路と、を備え、前記IV制御集積回路は前記放電ランプの異常検出信号が入力される異常検出端子を有し、前記調光インターフェース回路は前記PW M信号がHレベルの連続信号であることを前記パルス有無判別手段が検出すると前記異常検出端子へ発振停止信号を出力するので、調光制御及び点灯・消灯制御を一つのPWM信号源によって行うことができ、電源容量の大きいスイッチを省くことができ、小形で、操作性をよくすることができる。
【0053】
また、IV制御集積回路は異常検出端子に発振停止信号が入力されると発振停止状態が保持され、前記発振停止状態を解除するリセット回路を備えたので、PWM信号をパルス無からパルス有とすることで、発振停止状態から再び発振を開始させることができる。
【0054】
また、直流電圧変換手段は、PWM信号のパルス幅に基づき所定の直流電圧に変換する途中に波形生成回路を備えたので、一つのPWM信号源による調光制御及び点灯・消灯制御の信頼性を高くすることができる。
【0055】
また、調光インターフェース回路を駆動する直流電源電圧が、インバータ回路に入力される平滑された直流電圧から供給されるので、電源の供給が安定し、電源の正極と負極間に並列して設けられるコンデンサとツェナーダイオードのコンデンサの容量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す放電灯点灯装置の回路図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す放電灯点灯装置の調光インターフェース回路の動作波形図である。
【図3】この発明の実施の形態2を示す放電灯点灯装置の調光インターフェース回路図である。
【図4】この発明の実施の形態2を示す放電灯点灯装置の調光インターフェース回路の動作波形図である。
【図5】従来の放電灯点灯装置の構成図である。
【符号の説明】
IV インバータ、IC2 IV制御集積回路、IC3 オペアンプ、PWM PWM信号発生源、DM 調光インターフェース回路、DM1 直流電圧変換手段、DM2 分圧手段、DM3 パルス有無判別手段、DM1a 波形生成回路。
Claims (4)
- IV制御集積回路の発振出力信号でスイッチング素子をオン・オフして電源電圧を高周波電圧に変換するインバータ回路と、
このインバータ回路からの高周波出力で点灯する放電ランプの調光信号であるPWM信号を該PWM信号のパルス幅に基づき所定の直流電圧に変換する直流電圧変換手段、及び、前記PWM信号がHレベルの連続信号であるか否かを検出するパルス有無判別手段を有する調光インターフェース回路と、を備え、
前記IV制御集積回路は前記放電ランプの異常検出信号が入力される異常検出端子を有し、
前記調光インターフェース回路は前記PWM信号がHレベルの連続信号であることを前記パルス有無判別手段が検出すると前記異常検出端子へ発振停止信号を出力する放電灯点灯装置。 - IV制御集積回路は異常検出端子に発振停止信号が入力されると発振停止状態が保持され、
前記発振停止状態を解除するリセット回路を備えた請求項1に記載の放電灯点灯装置。 - 直流電圧変換手段は、PWM信号のパルス幅に基づき所定の直流電圧に変換する途中に波形生成回路を備えた請求項1に記載の放電灯点灯装置。
- 調光インターフェース回路を駆動する直流電源電圧が、インバータ回路に入力される平滑された直流電圧から供給されることを特徴とする請求項1に記載の放電灯点灯装置。
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