JP3604587B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、欠陥検査用の画像処理装置、特に生産ライン検査システムに装備されて生産される半製品または製品の欠陥(例えばラベルの位置ずれなど)を検出するための画像処理装置にかかわり、詳しくはサーチ領域の初期設定が適正か否かを、その初期設定時においてあらかじめチェックできるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、後述する実施の形態でも用いられるものであって、計測対象物をCCDカメラで撮像してフレームメモリに一時的に格納した取り込み画像データを視覚的に表したものである。ここでは、計測対象物を容器とし、検査対象を容器に貼り付けられたラベル(ラベルの二次元的な位置)であるとする。符号の100は取り込み画像データ全領域、50は容器画像、51は容器本体画像、60はキャップ画像、70はラベル画像、80は背景画像である。ここで、例えばキャップ画像60というのはキャップの画像データのことであり、ラベル画像70というのはラベルの画像データのことである。
【0003】
ラベル画像70に位置ずれが生じていないかどうかの判定は次のように行う。まず、初期設定において、基準の位置を定めておく必要がある。それを例えばキャップ画像60の例えば左上角部とし、そこに位置決め用基準画像検出領域D1を設定するとともに、その位置決め用基準画像検出領域D1の周囲にD1がはみ出さないと想定される程度に大き基準サーチ領域D2を設定する。そして、ラベル画像70の検出ポイントを例えば右下角部として、そこに計測対象基準画像検出領域D3を設定するとともに、その計測対象基準画像検出領域D3の周囲にD3がはみ出さないと想定される程度に大き計測サーチ領域D4を設定する。即ち、基準サーチ領域D2は、CCDカメラによる取り込み画像データ全領域100の内部においてキャップ画像60の左上角部が存在すると想定される位置に設定し、計測サーチ領域D4は容器本体画像51と背景画像80との境界81を含むと想定される位置に設定する。
【0004】
一方、検査対象の良否判定時(計測実行時)には、CCDカメラによる取り込み画像データ全領域100において基準サーチ領域D2を高速サーチしてキャップ画像60らしきものを見いだし、メモリから読み出したキャップ画像左上角部に相当するテンプレート画像データと画素比較することのパターンマッチングに基づいて、位置決め用基準画像検出領域D1を抽出し、キャップ画像60の左上角部である基準位置座標P(X0 ,Y0 )を検出する。
【0005】
次に、上記初期設定に基づいて計測サーチ領域D4を画像データ上に設定する。これは、例えば次のようにしてえる。メモリにあらかじめ登録されている基準サーチ領域D2と計測サーチ領域D4との差分に相当する水平方向の変位量ΔXと垂直方向の変位量ΔYとを演算によって算出し、基準位置座標P(X0 ,Y0 )から変位量ΔX,ΔYの変位を行った座標を計測対象位置座標Q(X1 ,Y1 )とし、この計測対象位置座標Q(X1 ,Y1)に基づいて計測サーチ領域D4を設定するのである。ここで、
X1 =X0 +ΔX ……………………………………………(1)
Y1 =Y0 +ΔY ……………………………………………(2)
である。
【0006】
そして、計測サーチ領域D4において高速サーチを行い、容器本体画像51と背景画像80との境界81を含んでいることを確認した上で、ラベル画像70らしきものを見いだし、メモリから読み出したラベル画像右下角部に相当するテンプレート画像データと画素比較することによるパターンマッチングに基づいて計測対象基準画像検出領域D3を抽出し、その計測対象基準画像検出領域D3と、抽出された位置決め用基準画像検出領域D1との相対位置関係から、欠陥の有無を判定したり、その計測対象基準画像検出領域D3での両者の画像データの一致度を算出し、その一致度が所定のしきい値以上となっているか否かを判断し、しきい値以上となっているときは欠陥無しすなわち位置ずれ無しと判定し、しきい値未満のときは欠陥有りすなわち位置ずれ有りと判定したりする。
欠陥無しとは、実際の容器においてそれに貼り付けられているラベルの貼り付け位置が正常ないし許容範囲内であるということである。なお、欠陥有りの場合はラベルが貼り付けられていない場合も表すものとし、これは一致度が所定値以下のときに、そのように判定する。
【0007】
ところで、さまざまの要因で位置決め用基準画像検出領域D1の位置ずれが生じる。例えば、CCDカメラの向きが振動等で変化することがあり、そうなるとCCDカメラの視野が変化し、同じシャッタタイミング(トリガタイミング)で撮像しても、取り込み画像データ全領域100の内部での前記の4つの領域D1〜D4に位置ずれが生じる。昨日のCCDカメラの設定位置や視野方向などが今日は変化している可能性もある。場合によっては、時間経過とともに変動しているかもしれない。
【0008】
それを図4を用いて説明する。図4は、後述する実施の形態でも用いられるものであって、位置決め用基準画像検出領域が、検査対象の良否判定時に、図3の場合のD1からD1aへ位置ずれしたものを示している。なお、図3の場合の様子は二点鎖線で図示している。つまり、取り込み画像データ全領域100の内部において、容器画像50、容器本体画像51、キャップ画像60およびラベル画像70のすべてが、水平方向にΔCX、垂直方向にΔCYの位置ずれを生じたとする。これに伴って、計測対象基準画像検出領域はD3からD3aへ位置ずれする。なお、初期設定に基づいて設定されている基準サーチ領域D2や計測サーチ領域D4は変わらない。
【0009】
容器画像50等が取り込み画像データ全領域100において位置ずれを生じた場合に、基準サーチ領域D2でサーチした結果として得た位置決め用基準画像検出領域D1aの座標をPa(X0a,Y0a)とすると、水平方向および垂直方向の位置ずれ量ΔCX,ΔCYはそれぞれ、
ΔCX=X0a−X0 ………………………………………(3)
ΔCY=Y0a−Y0 ………………………………………(4)
である。そして、位置ずれ後の位置決め用基準画像検出領域D1aを基にした位置ずれ後の計測対象基準画像検出領域D3aの計測対象位置座標を、計測対象位置座標Qa(X1a,Y1a)とすると、
X1a=X0 +ΔX+ΔCX ………………………………(5)
Y1a=Y0 +ΔY+ΔCY ………………………………(6)
となる。なお、これら式(5),(6)は式(1),(2)より、それぞれ、
X1a=X1 +ΔCX ………………………………………(7)
Y1a=Y1 +ΔCY ………………………………………(8)
と等価であり、元の計測対象基準画像検出領域D3の座標Q(X1 ,Y1 )を位置ずれ量ΔCX,ΔCYだけ補正したことに相当している。
【0010】
こうして、パターンマッチングによって、計測サーチ領域D4でのサーチを行、計測対象基準画像検出領域D3aでの画像データとテンプレート画像データとの画素比較による一致度がしきい値よりも大きいか否か判定する。
【0011】
欠陥有りすなわち位置ずれ有りと判定したときは、一般的には警報または警告を発することが行われる。そのとき直ちに生産ラインを停止するか、それともある程度時間をおいて様子を見てから停止するかする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の技術には次のような問題点がある。位置決め用基準画像検出領域D1の周囲の基準サーチ領域D2の設定と計測対象基準画像検出領域D3の周囲の計測サーチ領域D4の設定とが互いに独立していて、計測サーチ領域D4を基準サーチ領域D2とは全く無関係に設定するようになっていた。
そのため、別技術では、位置決め用基準画像検出領域D1が位置ずれしたときに、その位置ずれに応答して計測サーチ領域D4を位置ずれ補正するようにしているが、そのため、その位置ずれ補正後の計測サーチ領域D4がCCDカメラの撮像による取り込み画像データ全領域100からはみ出してしまうように、最大位置ずれ量ΔCXmax または/およびΔCYmax を超えるような位置ずれ補正が生じる設定となってしまうことがあり、そうなっていても、そのことには気付くことがなく、そのような計測サーチ領域D4の設定をかまうことなく任意に設定していた。
の結果として、実際の計測実行において、位置ずれ補正についての許容限界を超える位置ずれ補正が発生するまで、すでに設されている計測条件の良否を判定することができなかった。
また、位置決め用基準画像検出領域D1側の基準サーチ領域D2の設定についても任意に補正可能であり、取り込み画像データ全領域100からはみ出してしまう場合があった。
以上の点を図17、図18を用いて説明する。
【0013】
計測対象基準画像検出領域D3に対する計測サーチ領域D4を、D4-1,D4-2,D4-3のように任意のサイズに設定することが可能である。位置決め用基準画像検出領域D1の位置ずれによって、新たな位置決め用基準画像検出領域D1aを得たとき、D1からD1aへ向かうベクトルVと同じベクトルVを計測サーチ領域D4-1,D4-2,D4-3に加えることで、新たな計測サーチ領域D4-1a,D4-2a,D4-3aを得る。
【0014】
図17の場合には、位置決め用基準画像検出領域がD1からD1aへと位置ずれし、それに伴って、計測サーチ領域がD4−1,D4−2,D4−3からD4−1a,D4−2a,D4−3aへと位置ずれ補正されたとする。しかし、ベクトルVが小さいので、位置ずれ補正後の計測サーチ領域D4−1a,D4−2a,D4−3aのすべてがCCDカメラによる取り込み画像データ全領域100の内部に収まっているので、D4−1,D4−2,D4−3いずれの計測サーチ領域の設定でもトラブルは発生しない。
【0015】
しかし、図18の場合には、位置決め用基準画像検出領域D1から位置決め用基準画像検出領域D1aへの位置ずれのベクトルVが大きく、計測サーチ領域D4-1,D4-2,D4-3から計測サーチ領域D4-1a,D4-2a,D4-3aへの位置ずれ補正がY方向での最大位置ずれ量ΔCYmax を超えるような位置ずれ補正となっている。この場合、位置ずれ補正後の計測サーチ領域D4-1a,D4-2aについては取り込み画像データ全領域100の内部に収まっているが、位置ずれ補正後の計測サーチ領域D4-3aについては取り込み画像データ全領域100からはみ出してしまっている。なお、計測対象物や検査対象によっては、X方向での最大位置ずれ量ΔCXmax を超えるような場合も、XY両方向での最大位置ずれ量ΔCXmax ,ΔCYmax を超えるような場合もある。しかし、すでに説明したように、従来の技術においては、計測サーチ領域D4の初期設定において、D4-1,D4-2の場合は良いが、D4-3の場合は良くない、ということがあらかじめ分からないようになっていた。
【0016】
以上の説明計測対象基準画像検出領域D3側の計測サーチ領域D4の初期設定に限界があるにもかかわらず、その限界を超えて位置ずれ補正されるような初期設定してしまった場合の問題を述べたが、位置決め用基準画像検出領域D1側の基準サーチ領域D2の初期設定についても限界があり、その限界を超えて初期設定した場合にも同様の問題が発生する。
【0017】
そして、実際の計測実行において検査不能のトラブルが生じて初めて、計測サーチ領域D4−3の初期設定が良くなかったという計測条件初期設定ミスが判明する。検査不能のトラブルが発生すると、生産ラインがその稼働中に不測にストップするなどの不具合が発生し、再設定を行わなければならないので生産効率の低下を招くという大きな問題がある。
【0018】
あらかじめ知るようにするためには、ユーザーが机上で計算するなどして、最大位置ずれ量ΔCXmax または/およびΔCYmax を超えるような位置ずれ補正であるのか否かを求めればよいが、そのような計算は非常に面倒である。
【0019】
なお、特開平7−57096号公報には、サーチ領域を大画像パターンから始めて小画像パターンへと進めるようにし、大画像パターンでサーチ領域の候補を絞り込み、次に中画像パターンでさらにサーチ領域の候補を絞り込み、最後に小画像パターンで最適なサーチ領域を決定するという手法が提案されている。しかし、このような絞り込みの手法では、処理時間が長くなってしまう、特に大画像パターンでの演算に多くの処理時間がかかるという問題がある。
【0020】
以上のような問題は、計測対象物の位置ずれ補正の大きい計測対象を検査する場合や、位置ずれ補正を必要とする計測対象基準画像検出領域D3が頻繁に変わる場合において、計測サーチ領域D4の初期設定(計測条件初期設定)について特に問題となる。
【0021】
本発明は上記した課題の解決を図るべく創作したものであって、サーチ領域の初期設定が適正か否かを、その初期設定時においてあらかじめチェックすることのできる画像処理装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記した課題の解決を図ろうとする本発明にかかわる請求項1の画像処理装置は、次のような構成となっている。理解を容易にするため後述する実施の形態にかかわる図面で用いた符号を併記して記述する。撮像した計測対象物と、その計測対象物上の検査対象について、それらを撮像して得られた画像データから
計測対象物に係る基準サーチ領域D2をサーチすることで、パターンマッチングに対応する位置決め用基準画像検出領域D1を抽出し、計測対象物に係る基準の位置となる基準位置座標を検出
検査対象に係る計測サーチ領域D4をサーチすることで、パターンマッチングに対応する計測対象基準画像検出領域D3を抽出し、検査対象に係る基準の位置となる計測対象位置座標を検出し、
前記基準位置座標Pと計測対象位置座標との相対的位置関係から検査対象の良否を判定する画像処理装置であって、
かつ、
検査対象の良否を判定する際に、位置決め用基準画像検出領域D1に位置ずれが生じた場合には、計測サーチ領域D4を位置ずれ補正する画像処理装置において、
位置決め用基準画像検出領域D1および計測サーチ領域D4から最大位置ずれ補正量ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2を算出し、その最大位置ずれ補正量ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2に基づいて、計測サーチ領域D4に係る最大位置ずれ補正ウインドウW4 max および、位置決め用基準画像検出領域D1に係る最大位置ずれ補正ウインドウW2 max を算出し、
計測サーチ領域D4および位置決め用基準画像検出領域D1のそれぞれに係る最大位置ずれ補正ウインドウW4 max 、W2 max取り込み画像データ全領域100の内部に収まっているか否かを判定するように構成してある。
この構成によると、次のような作用がある。すなわち、基準サーチ領域D2および計測サーチ領域D4の初期設定において、それぞれの最大位置ずれ補正ウインドウW2max ,W4max が取り込み画像データ全領域100の内部に収まっているものであるか否かについて、その初期設定の段階ですでにチェックすることができるため、実際の計測実行においては、基準位置座標Pの位置ずれが基準サーチ領域D2の範囲内であればどのような位置ずれであっても、位置ずれ補正後の基準サーチ領域D2(すなわち最大位置ずれ補正ウインドウW2max)や計測サーチ領域D4(すなわち最大位置ずれ補正ウインドウW4max )が取り込み画像データ全領域100からはみ出すというトラブルは発生しない。また、最大位置ずれ補正ウインドウW2max ,W4max が取り込み画像データ全領域100の内部に収まっているか否かの判定のチェックを、自動的に行るため、オペレータがいちいち机上で計算するなどして人為的に判断するわずらわしさは生じない。そして、実際の計測実行においてはみ出しのトラブルを生じさせることがなく、生産ラインがその稼働中に不測にストップするなどの不具合の発生を抑制でき、再設定による生産効率の低下は招かないですむ。
【0023】
本発明にかかわる請求項2の画像処理装置は、撮像した計測対象物と、その計測対象物上の検査対象について、それらを撮像して得られた画像データから、
計測対象物に係る基準サーチ領域(D2)をサーチすることで、パターンマッチングに対応する位置決め用基準画像検出領域(D1)を抽出し、計測対象物に係る基準の位置となる基準位置座標(P)を検出し、
検査対象に係る計測サーチ領域(D4)をサーチすることで、パターンマッチングに対応する計測対象基準画像検出領域(D3)を抽出し、検査対象に係る基準の位置となる計測対象位置座標(Q)を検出し、
前記基準位置座標(P)と計測対象位置座標(Q)との相対的位置関係から、検査対象の良否を判定する画像処理装置であって、
かつ、
検査対象の良否を判定する際に、位置決め用基準画像検出領域(D1)に位置ずれが生じた場合には、計測サーチ領域(D4)を位置ずれ補正する画像処理装置において、
位置決め用基準画像検出領域(D1)および計測サーチ領域(D4)から最大位置ずれ補正量(ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2)を算出し、その最大位置ずれ補正量(ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2)に基づいて、計測サーチ領域(D4)に係る最大位置ずれ補正ウインドウ(W4 max )を算出し、
計測サーチ領域(D4)に係る最大位置ずれ補正ウインドウ(W4 max )が、取り込み画像データ全領域(100)の内部に収まっているか否かを、判定するように構成したものである
【0024】
本発明にかかわる請求項3の画像処理装置は、上記請求項1,2において、前記計測対象物が搬送されるものであり、その搬送経路の所要の検査ポイントに前記計測対象物が到達したことを検出する到達検出手段を備えており、この到達検出手段による検出信号をトリガとして、前記計測対象物の撮像および検査対象の良否の判定を行うように構成してあることを特徴としている。この構成によると、計測対象物が搬送されるものであっても、その検査対象をタイミング良く撮像して、上記の作用を得ることが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかわる画像処理装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0026】
図1は実施の形態の画像処理装置の電気的構成を示すブロック図である。図1において、符号の1は当該の画像処理装置、2は撮影レンズや絞りなどを含む光学系および固体撮像手段の代表例であるCCD(電荷結合デバイス)などからなるCCDカメラであり、このCCDカメラ2は、撮影レンズによってCCD上に光学像を結像し、結像された光学像をCCDで光電変換して電気信号として出力するものである。3はCCDカメラ2からのアナログの映像信号(CCD出力信号)をディジタル化して画像データに変換するA/D変換器、4はCCDカメラ2、A/D変換器3およびフレームメモリ5に対してタイミング信号を出力して画像データの取得のタイミング制御を行うとともに、フレームメモリ5およびD/A変換器11に対してタイミング信号を出力して取得の映像信号の表示のタイミング制御を行うカメラ・表示コントローラ、5は画像データ一時記憶手段の一例としてのフレームメモリ、6はシステム全体の制御を司る制御手段の一例としてのCPU(中央演算処理装置)、7はCPU6による演算・制御等のためのプログラムを格納しているROM(リードオンリーメモリ)、8はCPU6の演算・制御等を補助するとともにデータを格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)、9は外部との間でデータや制御信号の入出力を行う入出力インターフェイス、10はCPU6、ROM7、RAM8、カメラ・表示コントローラ4、フレームメモリ6および入出力インターフェイス9を接続するバス、11はフレームメモリ5からカメラ・表示コントローラ4を介しての画像データをアナログの映像信号に変換するD/A変換器、12は画像処理装置1に図示しないインターフェイスおよびケーブルを介して接続されているCRT(陰極線管)や液晶ディスプレイ(LCD)などのモニタである。フレームメモリ5は、少なくとも1フレーム分以上の画像データを蓄積できる画像メモリであって、VRAM、SRAM、DRAMなどが一般的に使用されるが、ここではバス10とは独立動作可能なVRAMを使用しているものとする。なお、カメラ・表示コントローラ4とフレームメモリ5とはパラレルなバスラインを介して接続されている。また、入出力インターフェイス9には、RAM8に必要な初期値、判定基準等のためのパラメータ、しきい値、その他の条件、必要なデータなどを設定入力したり、必要な指示を与えたりするためのワイヤードリモコンなどの入力操作部13や画像処理装置1の内部の状況や判断結果などをオペレータや作業者に知らせるための警報器14やインジケータをそれぞれ個別のケーブルを介して接続することが可能となっている。なお、ワイヤードリモコンに代えてワイヤレスリモコンを用いることも可能とし、この場合は、リモコン受信機の出力端子を入出力インターフェイス9に接続するものとする。警報器14としては、LED(発光ダイオード)、蛍光表示管その他任意の発光素子、灯器、あるいはブザーなどの鳴動器が適用可能とする。さらに、入出力インターフェイス9には、必要な外部記憶装置15を接続することができるものとする。その外部記憶装置15としては、ハードディスクドライブなどの磁気記録デバイス、MO(Magneto Optics)ディスクドライブやDVD(Digital Versatile Disk)‐RAMドライブなどの光磁気記録デバイス、フラッシュメモリ、EEPROMその他の不揮発性メモリなどの半導体記憶デバイスなどがあり、さらにはVTR(ビデオテープレコーダ)などでもよいものとする。
【0027】
図2は上記構成の画像処理装置1を適用する生産ライン検査システム20の概要を示す。図2において、符号の21は計測対象物30を搬送するコンベヤなどの搬送手段、22は搬送手段21の近傍で搬送されていく計測対象物30の到達を検出するための到達検出手段の一例としての光電センサであり、検査ポイントDPに配置されている。光電センサ22はケーブル23を介して画像処理装置1の入出力インターフェイス9に接続されている。なお、説明の便宜上、図2においては、CCDカメラ2を画像処理装置1の外側に出して描いているが、実際には、CCDカメラ2は画像処理装置1と一体となっている。もっとも、CCDカメラ2を画像処理装置1とは別体構成とし、両者をケーブルで接続した態様としてもよい。Xは搬送手段21による搬送方向を示す。
【0028】
図2においては、計測対象物30として、容器本体31にキャップ32を封着しているとともに、容器本体31にラベル40が貼り付けられた容器30が示されている。なお、容器30としてはガラスビン、ペットボトルなどのプラスチック容器、紙パック容器、アルミ缶など何であってもよい。また、容器30の内容物としては液体、粘体、粉体、粒体など何であってもよい。ラベル40は、商品名やデザインを付したもの、商品の仕様・性状等を記載したものなど何であってもよい。ラベル40の形状については、長方形、正方形、楕円形、円形、その他何であってもよいが、ここでは、四角形であるとしておく。さらには、後に説明するが、計測対象物30としては、何も容器に限る必要はなく、画像処理による検査が可能なものであれば、どのようなものを検査対象としてもよいことを付記しておく。ここでの容器30は一例にすぎない。
【0029】
次に、上記のように構成された実施の形態の場合の生産ライン検査システム20に適用された画像処理装置1の動作を説明する。
【0030】
駆動されている搬送手段21によって複数の計測対象物30が所定の間隔を隔てて連続的に搬送されていく。検査ポイントDPに達した計測対象物30があると、その検査ポイントDPに設置されている到達検出手段22が動作する。到達検出手段22が光電センサの場合は、次のような動作となる。光電センサ22は、レーザーダイオードなどの発光素子とフォトダイオードなどの受光素子からなり、発光素子から出射したレーザービームなどが計測対象物30に当たって反射し、その反射光を受光素子で捕捉し、電気信号に変換し増幅することにより到達検出を行う。
【0031】
計測対象物30が検査ポイントDPに到達したことを到達検出手段22が検出すると、到達検出手段22はその検出信号をトリガ信号として画像処理装置1に送出する。画像処理装置1においては、その入出力インターフェイス9を介して入力されてきたトリガ信号がバス10を介してCPU6に与えられる。CPU6はトリガ信号を入力すると、カメラ・表示コントローラ4に起動信号を出力する。カメラ・表示コントローラ4は起動信号を入力すると、CCDカメラ2、A/D変換器3、フレームメモリ5およびD/A変換器11に対してタイミング信号を出力する。
【0032】
CCDカメラ2におけるCCDはタイミング信号を入力すると、その電子シャッタを開き作動させ、被写体である計測対象物30を撮像する。すなわち、計測対象物30の光学像が撮像レンズを介してCCDの表面に結像し、CCDはその光学像を信号電荷として蓄積しているが、タイミング信号を入力すると、感光部のフォトダイオードから垂直転送CCDへの転送および垂直転送CCDから水平転送CCDへの転送を行い、出力アンプを介して映像信号として出力する。A/D変換器3はタイミング信号の入力によって起動し、CCDカメラ2から入力したアナログの映像信号(CCD出力信号)をディジタルの画像データに変換する。このA/D変換器3のビット数を例えば8ビットとすると、画像データは256階調となる。フレームメモリ5はタイミング信号を入力し、A/D変換器3と同期をとった状態でA/D変換器3からの1フレーム分の画像データを格納する。なお、8ビットについては、一例にすぎなくて、仕様に応じて適宜に変更してよいことはいうまでもない。
【0033】
カメラ・表示コントローラ4は、フレームメモリ5への画像データの書き込みと並行して、その書き込んだ画像データをフレームメモリ5から読み出し、D/A変換器11に転送する。D/A変換器11は、転送されてきた画像データをアナログの映像信号に変換し、モニタ12に出力する。なお、モニタ12に至る映像信号は、図示しない所要のビデオエンコーダなどによりNTSC方式などモニタ12に適合した所要のフォーマットに変換されているものとする。このようにして、計測対象物30の到達を検出した時点から、その計測対象物30を被写体像とする映像をモニタ12にリアルタイムに映出する。
【0034】
カメラ・表示コントローラ4は1フレーム分の画像データのフレームメモリ5に対する書き込みが完了すると、その書き込み完了信号をCPU6に出力する。その書き込み完了信号を入力したCPU6は、ROM7から読み出したプログラムおよびRAM8から読み出した画像処理演算用条件に従って、フレームメモリ5をアクセスし、フレームメモリ5に格納されている1フレーム分の画像データを読み出す。そして、1画素単位または複数画素の集合であるブロック単位で所要の画像処理のための演算を実行し、判定のための演算結果をRAM8にストアする。次に、その演算結果とRAM8から読み出した判定基準との比較を行い、演算結果が正常であるか否かを判定する。
【0035】
RAM8には、あらかじめ入力操作部13から入出力インターフェイス9およびバス10を介して画像処理演算用条件や判定基準が設定登録されている。画像処理演算用条件としては、パターンマッチングのための基準サーチ領域D2や計測サーチ領域D4の座標データなどがある。判定基準としては、テンプレート画像データなどがある。
【0036】
具体的な検査対象の良否判定時の画像処理は次のとおりである。図3はパターンマッチングの動作説明図である。図3において、符号の50は図2に示す計測対象物すなわち容器30についての画像データである容器画像、51は容器本体31についての画像データである容器本体画像、60はキャップ32についての画像データであるキャップ画像、70はラベル40についての画像データであるラベル画像、80は背景画像である。図3に示すように、CCDカメラによって撮像され、フレームメモリ5に格納されている取り込み画像データ全領域100において基準サーチ領域D2を高速サーチしてキャップ画像60らしきものを見いだし、RAM8から読み出したキャップ画像左上角部に相当するテンプレート画像データと画素比較することのパターンマッチングに基づいて、位置決め用基準画像検出領域D1を抽出し、キャップ画像60の左上角部である基準位置座標P(X0 ,Y0 )を検出する。
【0037】
次に、上記で検出した基準位置座標P(X0 ,Y0 )に基づいて計測サーチ領域D4を取り込み画像データ全領域100上に設定する。すなわち、基準サーチ領域D2の座標と計測サーチ領域D4の座標との差分に相当する水平方向の変位量ΔXと垂直方向の変位量ΔYとを演算によって算出し、基準サーチ領域D2から変位量ΔX,ΔYの変位を行った座標を起点として計測サーチ領域D4を設定する。
【0038】
そして、計測サーチ領域D4において高速サーチを行い、容器本体画像51と背景画像80との境界81を含んでいることを確認した上で、ラベル画像70らしきものを見いだし、RAM8から読み出したラベル画像右下角部に相当するテンプレート画像データと画素比較することのパターンマッチングに基づいて、計測対象基準画像検出領域D3を抽出し、その計測対象基準画像検出領域D3での両者の画像データの一致度を算出し、その一致度が所定のしきい値以上となっているか否かを判断し、しきい値以上となっているときは欠陥無しすなわち位置ずれ無しと判定し、しきい値未満のときは欠陥有りすなわち位置ずれ有りと判定する。また、一致度が所定値以下(この所定値は前記のしきい値よりかなり低く設定されている)のときは、ラベルが貼り付けられていないものと判定する。図3の場合は、ラベル画像70が容器本体画像51に対して適正な位置にあると判断される。すなわち、計測対象物30においてラベル40が容器本体31に対して適正な位置関係で貼り付けられていることになる。
【0039】
図4の場合は、取り込み画像データ全領域100において容器画像50、容器本体画像51、キャップ画像60、ラベル画像70が図3よりも水平方向にΔCX、垂直方向にΔCYずれている。図4において、図3の状態を二点鎖線で表している。すなわち、図4の位置決め用基準画像検出領域D1aは図3の位置決め用基準画像検出領域D1より(ΔCX,ΔCY)だけずれている。そして、図4の計測対象基準画像検出領域D3aは図3の計測対象基準画像検出領域D3より同じく(ΔCX,ΔCY)だけずれている。しかし、容器本体画像51に対するラベル画像70の相対位置関係は同じであるので、計測対象基準画像検出領域D3aによる計測対象位置座標Qa(X1a,Y1a)は適正なものであり、ラベルの貼り付け位置が正常であると判定する。なお、位置決め用基準画像検出領域D1aと計測対象基準画像検出領域D3aとの相対位置関係が図3の場合のそれと同じになっている。
【0040】
図5の場合、計測対象基準画像検出領域D3bにおける計測対象位置座標Qb(X1b,Y1b)が適正でない。それは、容器本体画像51に対するラベル画像70の相対位置関係が正規の位置関係よりずれているためである。つまり、距離α1 が正規の距離α0 に比べて過剰となっている。この場合、ラベルの貼り付け位置について欠陥有りと判定する。なお、位置決め用基準画像検出領域D1と計測対象基準画像検出領域D3bとの相対位置関係が図3の場合のそれとは異なっている。
【0041】
図6の場合、位置決め用基準画像検出領域D1aは図4と同様になっている。しかし、計測対象基準画像検出領域D3cにおける計測対象位置座標Qc(X1c,Y1c)が適正でない。それは、容器本体画像51に対するラベル画像70の相対位置関係が正規の位置関係よりずれているためである。つまり、距離α2 が正規の距離α0 に比べて過小となっている。この場合、ラベルの貼り付け位置について欠陥有りと判定する。なお、位置決め用基準画像検出領域D1aと計測対象基準画像検出領域D3cとの相対位置関係が図4の場合のそれとは異なっている。
【0042】
上記の説明では、容器本体画像51に対するラベル画像70の相対位置関係がX方向で不適正な場合を述べたが、Y方向で不適正となる場合もある。すなわち、距離β0 に対して過剰または過小となることがある。
【0043】
以上のようなパターンマッチングによる画像処理の結果は、カメラ・表示コントローラ4およびD/A変換器11を介してモニタ12に表示される。図3〜図6は画像データについてのものであるが、モニタ12に表示される内容も参考のために併記してある。すなわち、計測対象基準画像検出領域D3における一致度と、計測対象位置座標QのX座標値およびその判定結果(OKまたはNG(No Good))ならびにY座標値およびその判定結果(OKまたはNG)であり、これらがモニタ12に表示されるのである。ラベルの貼り付け位置について欠陥有りのときは、CPU6は、バス10および入出力インターフェイス9を介して外部の警報器14を作動させる。ラベルの貼り付け無しの場合も同様である。また、ラベルの貼り付け位置の不良または貼り付け無しの場合には、その欠陥の画像データとともに判定結果をバス10および入出力インターフェイス9を介して外部記憶装置15に転送格納する。なお、その外部記憶装置15としては、前述のように、ハードディスクやMOディスクやDVD‐RAMやEEPROMやフラッシュメモリなどがある。
【0044】
次に、図7〜図15に基づいて、基準サーチ領域D2および計測サーチ領域D4の、本願特有の初期設定の処理について説明する。この処理は、上述のパターンマッチングによるラベルの貼り付け位置の良否および貼り付け有無の判定の前段階のものであることはいうまでもない。
【0045】
(1)まず、図7に示すように、妥当な位置決めであると思われる位置に、実線矩形で図示した位置決め用基準画像検出領域D1を設定する。この設定は、図示しない外部の入力操作部13を操作することにより行われ、その操作によるデータは入出力インターフェイス9およびバス10を介してRAM8に設定登録されることになる。この処理はCPU6が実行することはいうまでもない。なお、100は取り込み画像データ全領域、60はキャップ画像、70はラベル画像、Oは取り込み画像データ全領域100についての原点である。
【0046】
なお、ここでは、RAM8は充分に大きな記憶容量をもっているものとし、かつ、電源をオフしても記憶内容が消えないように、RAM8に対してバックアップを行っているものとする。そのバックアップは、例えばリチウム電池でもよいし、大容量のキャパシタでもよい。なお、RAM8に代えて、バス10に接続したEEPROM16に各種のデータを保存するようにしてもよい。むしろ、その方が良い場合があり得る。以下では、「RAM8やEEPROM16などの記憶手段」と記述することとする。
【0047】
(2)次に、図8に示すように、破線矩形で図示した計測サーチ領域D4を、妥当な位置決めであると思われる位置に設定する。計測サーチ領域D4は、ラベル画像70の右下角部を含むとともに、容器本体画像51と背景画像80との境界81を含むように設定する。この設定についても、上記(1)と同様に行われる。
【0048】
(3)次に、図9に示すように、上記の設定した位置決め用基準画像検出領域D1と計測サーチ領域D4とキャップ画像60の領域とラベル画像70の領域と取り込み画像データ全領域100とから、+X方向、−X方向、+Y方向、−Y方向のそれぞれについての最大位置ずれ補正量ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2を算出する。
【0049】
まず、−X方向の最大位置ずれ補正量ΔX1については、計測サーチ領域D4の左端X座標とラベル画像70の左端X座標との差分として求める。
【0050】
+X方向の最大位置ずれ補正量ΔX2については、位置決め用基準画像検出領域D1の右端X座標とキャップ画像60の右端X座標との差分として求める。
【0051】
−Y方向の最大位置ずれ補正量ΔY1については、位置決め用基準画像検出領域D1の上端Y座標と取り込み画像データ全領域100の原点OのY座標との差分として求める。
【0052】
+Y方向の最大位置ずれ補正量ΔY2については、計測サーチ領域D4の下端Y座標と取り込み画像データ全領域100のY方向終端のY座標との差分として求める。
【0054】
)次に、図11に示すように、計測サーチ領域D4に対して上記の最大位置ずれ補正量ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2を加味し二点鎖線矩形で図示した最大位置ずれ補正ウインドウW4max を算出する。
【0055】
すなわち、計測サーチ領域D4の四隅の座標をそれぞれ、
A(Xa,Ya)、B(Xb,Yb)、C(Xc,Yc)、D(Xd,Yd)
とし、最大位置ずれ補正ウインドウW4max の四隅の座標をそれぞれ、
E(Xe,Ye)、F(Xf,Yf)、G(Xg,Yg)、H(Xh,Yh)
とすると、座標E(Xe,Ye)については、
Xe=Xa−ΔX1 ………………………………………………(9)
Ye=Ya−ΔY1 ………………………………………………(10)
として算出し、座標F(Xf,Yf)については、
Xf=Xb+ΔX2 ………………………………………………(11)
Yf=Yb−ΔY1 ………………………………………………(12)
として算出し、座標G(Xg,Yg)については、
Xg=Xc−ΔX1 ………………………………………………(13)
Yg=Yc+ΔY2 ………………………………………………(14)
として算出し、座標H(Xh,Yh)については、
Xh=Xd+ΔX2 ………………………………………………(15)
Yh=Yd+ΔY2 ………………………………………………(16)
として算出する。
【0056】
)次に、上記で算出した最大位置ずれ補正ウインドウW4max がCCDカメラ2による取り込み画像データ全領域100の内部に収まっているか否かをチェックする。
【0057】
図11の場合には、最大位置ずれ補正ウインドウW4max が取り込み画像データ全領域100の内部に収まっていると判定されるが、図12のように取り込み画像データ全領域100に対して最大位置ずれ補正ウインドウW4max がX方向ではみ出したり、図13のように取り込み画像データ全領域100に対して最大位置ずれ補正ウインドウW4max がY方向ではみ出したりしたときは、収まっていないと判断される。
【0058】
)収まっていないと判断したときは、CPU6は警告信号を出力する。その警告信号はバス10および入出力インターフェイス9を介して外部に接続された警報器14に送出され、その警報器14を動作させることにより、オペレータに対して、計測サーチ領域D4の設定が良くないことを警告し、再設定すべきことを促す。
【0059】
設定ミスの警告を知ったオペレータは、上記の(1)からの設定のし直しを行うことになる。
【0060】
)なお、計測サーチ領域D図14のように複数ある場合には、すべての計測サーチ領域Dについて上記の処理が終了したか否かをチェックし、終了していないときは上記の(2)からの処理を繰り返す。
【0061】
)以上のすべての処理が終了すると、図15に示すように、位置決め用基準画像検出領域D1についての最大位置ずれ補正ウインドウW2 max 最大位置ずれ補正量ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2に基づいて設定する。
【0062】
すなわち、位置決め用基準画像検出領域D1の四隅の座標をそれぞれ、I(Xi,Yi)、J(Xj,Yj)、K(Xk,Yk)、M(Xm,Ym)とし、位置決め用基準画像検出領域D1についての最大位置ずれ補正ウインドウW2max の四隅の座標をそれぞれ、Q(Xq,Yq)、R(Xr,Yr)、S(Xs,Ys)、T(Xt,Yt)とすると、座標Q(Xq,Yq)については、
Xq=Xi−ΔX1 ………………………………………………(17)
Yq=Yi−ΔY1 ………………………………………………(18)
として算出し、座標R(Xr,Yr)については、
Xr=Xj+ΔX2 ………………………………………………(19)
Yr=Yj−ΔY1 ………………………………………………(20)
として算出し、座標S(Xs,Ys)については、
Xs=Xk−ΔX1 ………………………………………………(21)
Ys=Yk+ΔY2 ………………………………………………(22)
として算出し、座標T(Xt,Yt)については、
Xt=Xm+ΔX2 ………………………………………………(23)
Yt=Ym+ΔY2 ………………………………………………(24)
として算出する。この最大位置ずれ補正ウインドウW2 max は、実は、位置決め用基準画像検出領域D1についての基準サーチ領域D2となっている。そして、この最大位置ずれ補正ウインドウW2max も必然的に取り込み画像データ全領域100の内部に収まっていることになる。
【0063】
以上の処理によって初期設定が完了したことになり、位置決め用基準画像検出領域D1についての最大位置ずれ補正ウインドウW2max がRAM8やEEPROM16などの記憶手段に設定され、計測サーチ領域D4についての最大位置ずれ補正ウインドウW4max がRAM8やEEPROM16などの記憶手段に設定されることになる。続いては、図3に示したような実際の計測実行に進む。
【0064】
以上のように、基準サーチ領域D2および計測サーチ領域D4の初期設定において、最大位置ずれ補正ウインドウW2max ,W4max が取り込み画像データ全領域100の内部に収まっているか否かの判定を、その初期設定の段階ですでにチェックすることができるため、実際の計測実行においては、計測対象の位置ずれが基準サーチ領域D2の範囲内であればどのような位置ずれであっても、位置ずれ補正後の基準サーチ領域D2や計測サーチ領域D4が取り込み画像データ全領域100からはみ出すというトラブルは発生しない。また、最大位置ずれ補正ウインドウW2max ,W4max が取り込み画像データ全領域100の内部に収まっているか否かの判定のチェックが自動的に行われるため、オペレータがいちいち机上で計算するなどして人為的に判断するわずらわしさは生じない。
【0065】
そして、実際の計測実行でのはみ出しのトラブルの発生を予防できるので、生産ラインがその稼働中で不測にストップするなどの不具合の発生を抑制でき、再設定による生産効率の低下は招かないですむ。
【0066】
以上のCPU6による動作の概要を図16のフローチャートに示しておく。
【0067】
以上、一つの実施の形態について説明してきたが、本発明は次のように構成したものも含み得るものとする。
【0068】
(1)フレームメモリ5に代えてフィールドメモリでもよいし、その他のメモリでもよい。
【0069】
(2)すでに述べたことであるが、画像処理演算用条件や判定基準を格納する記憶エリアとして、RAM8に代えて、図1で二点鎖線で示したEEPROM16やフラッシュメモリその他の不揮発性メモリを用いてもよい。この場合、その不揮発性メモリは画像処理装置1の内部においてバス10に接続しておくのでもよいし、入出力インターフェイス9を介して外部に接続するのでもよい。
【0070】
(3)フレームメモリ5をシステムメモリとしてのRAM8と共用することも可能である。
【0071】
(4)計測対象物30が所定の検査ポイントDPに到達したことを検出する到達検出手段については、上記の実施の形態の光電センサ22に代えて、CCDカメラ2で撮像して得られた画像データの画像処理に基づいて、すなわち画像データに対して到達検出用のサーチウインドウを設定して、ソフトウェア的に到達検出を判定するように構成してもよい。
【0072】
(5)計測対象物30としては何も容器に限る必要はなく、また、検査対象としては何もラベルの貼り付け位置や貼り付けの有無に限る必要はなく、画像処理による検査が可能なものであれば、どのようなものを検査対象としてもよい。半製品または製品に印刷されている印刷内容の印刷位置の良否の判定あるいは印刷有無の判定でもよいし、半導体チップのピンの位置の良否の判定、プリント基板上に実装された電子部品の配置の良否の判定、搬送用のトレイに載置されている複数の部品の配置の良否の判定など何であってもよい。
【0073】
(6)カメラ・表示コントローラ4は、フレームメモリ5への画像データの書き込みと並行して、その書き込んだ画像データをフレームメモリ5から読み出し、D/A変換器11に転送し、モニタ12に映像をリアルタイムで表示したが、このようなリアルタイムの表示はしなくてもよい。つまり、モニタ12を位置ずれ有りのときだけリアルタイムに表示動作させるようにしてもよいし、あるいはそれもなくして、位置ずれ有りの欠陥の原因究明のときにだけ用いるようにすることも可能である。
【0074】
(7)位置ずれ有りなどの欠陥有りのときの画像データ等の保存に際しては、画像データを圧縮してから保存するように構成してもよい。この場合、表示に際しては画像伸張して表示するものとする。
【0075】
(8)欠陥有りのときの画像データ等の保存を行う外部記憶装置15に代えて、同様な不揮発性メモリを画像処理装置1の内部に設けてもよい。また、RAM8またはフレームメモリ5の容量を大きくして、それらに画像データ等の保存を行うように構成してもよい。
【0076】
(9)モデムカードやISDNカードを利用して公衆回線あるいは専用回線を介して画像データ等を遠隔の端末に送出するように構成することも可能である。
【0077】
(10)その他本発明の要旨と直接に関係しない任意の事項については、公知の任意のものが適用可能であり、また、公知以外のものであっても、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適用可能であることはいうまでもない。
【0078】
上記の(1)〜(10)は互いに独立した事項であり、これらのうち任意の事項を任意数適当に組み合わせてもよきものとする。
【0079】
【発明の効果】
画像処理装置についての請求項1又は2の発明によれば、基準サーチ領域および計測サーチ領域の初期設定において、それぞれの最大位置ずれ補正ウインドウが取り込み画像データ全領域に収まっているものであるか否かのチェックをその初期設定の際に自動的に行うことができる。すなわち、サーチ領域の初期設定が適正か否かをその初期設定時においてあらかじめチェックすることでき、オペレータがいちいち机上で計算するなどして人為的に判断するわずらわしさをなくせるとともに、実際の計測実行において最大位置ずれ補正が発生したときでも、はみ出しのトラブルを生じさせることがなく、生産ラインがその稼働中に不測にストップするなどの不具合の発生を抑制でき、再設定による生産効率の低下を招かないですむ。
【0080】
請求項の発明によれば、生産ライン等で搬送される計測対象物について、計測対象物をタイミング良く撮像し、その検査対象の良否判定を効率良く行えるので、計測対象物が搬送されるものであっても、上記請求項1と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の画像処理装置の電気的構成を示すブロック図
【図2】実施の形態の画像処理装置を適用する生産ライン検査システムの概要の説明図
【図3】実施の形態の生産ライン検査システムでの画像処理装置によるパターンマッチングの動作説明図(位置ずれ無しの場合)
【図4】上記画像処理装置によるパターンマッチングの動作説明図(図3に対する位置ずれ補正の場合)
【図5】上記画像処理装置によるパターンマッチングの動作説明図(図3に対応し、位置ずれ有りの場合)
【図6】上記画像処理装置によるパターンマッチングの動作説明図(図4に対応し、位置ずれ有りの場合)
【図7】上記画像処理装置による初期設定での位置決め用基準画像検出領域の設定の説明図
【図8】上記画像処理装置による初期設定での計測サーチ領域の設定の説明図
【図9】上記画像処理装置による初期設定での最大位置ずれ補正量の算出の説明図
【図10】上記画像処理装置による初期設定での計測対象基準画像検出領域の設定の説明図
【図11】上記画像処理装置による初期設定での計測サーチ領域側の最大位置ずれ補正ウインドウの算出の説明図
【図12】上記画像処理装置による初期設定での計測サーチ領域側の最大位置ずれ補正ウインドウが取り込み画像データ全領域をX方向にはみ出したときの説明図
【図13】上記画像処理装置による初期設定での計測サーチ領域側の最大位置ずれ補正ウインドウが取り込み画像データ全領域をY方向にはみ出したときの説明図
【図14】上記画像処理装置による初期設定での計測サーチ領域側の最大位置ずれ補正ウインドウを複数算出する場合の説明図
【図15】上記画像処理装置による初期設定での基準サーチ領域側の最大位置ずれ補正ウインドウの算出の説明図
【図16】上記画像処理装置による初期設定の動作を示す概略のフローチャート
【図17】従来の技術の問題を指摘するためのものであって、計測サーチ領域の複数の設定の仕方を示すとともに、位置ずれ補正によっても取り込み画像データ全領域からはみ出さない場合の説明図
【図18】従来の技術の問題を指摘するためのものであって、計測サーチ領域の複数の設定の仕方を示すとともに、最大位置ずれ補正のために取り込み画像データ全領域からはみ出す場合の説明図
【符号の説明】
1…画像処理装置、2…CCDカメラ、3…A/D変換器、4…カメラ・表示コントローラ、5…フレームメモリ、6…CPU、7…ROM、8…RAM、9…入出力インターフェイス、10…バス、11…D/A変換器、12…モニタ、13…入力操作部、14…警報器、15…外部記憶装置、16…EEPROM、20…生産ライン検査システム、21…搬送手段、22…到達検出手段(光電センサ)、23…ケーブル、30…計測対象物(容器)、31…容器本体、32…キャップ、40…ラベル、50…容器画像、51…容器本体画像、60…キャップ画像、70…ラベル画像、80…背景画像、100…取り込み画像データ全領域、DP…検査ポイント、D1…位置決め用基準画像検出領域、D2…基準サーチ領域、D3…計測対象基準画像検出領域、D4…計測サーチ領域、P…基準位置座標、Q…計測対象位置座標、ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2…最大位置ずれ補正量、W2max …位置決め用基準画像検出領域側の最大位置ずれ補正ウインドウ、W4max …計測対象基準画像検出領域側の最大位置ずれ補正ウインドウ

Claims (3)

  1. 撮像した計測対象物と、その計測対象物上の検査対象について、それらを撮像して得られた画像データから
    計測対象物に係る基準サーチ領域(D2)をサーチすることで、パターンマッチングに対応する位置決め用基準画像検出領域(D1)を抽出し、計測対象物に係る基準の位置となる基準位置座標(P)を検出
    検査対象に係る計測サーチ領域(D4)をサーチすることで、パターンマッチングに対応する計測対象基準画像検出領域(D3)を抽出し、検査対象に係る基準の位置となる計測対象位置座標(Q)を検出し、
    前記基準位置座標(P)と計測対象位置座標(Q)との相対的位置関係から検査対象の良否を判定する画像処理装置であって、
    かつ、
    検査対象の良否を判定する際に、位置決め用基準画像検出領域(D1)に位置ずれが生じた場合には、計測サーチ領域(D4)を位置ずれ補正する画像処理装置において、
    位置決め用基準画像検出領域(D1)および計測サーチ領域(D4)から最大位置ずれ補正量(ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2)を算出し、その最大位置ずれ補正量(ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2)に基づいて、計測サーチ領域(D4)に係る最大位置ずれ補正ウインドウ(W4 max )および、位置決め用基準画像検出領域(D1)に係る最大位置ずれ補正ウインドウ(W2 max )を算出し、
    計測サーチ領域(D4)および位置決め用基準画像検出領域(D1)のそれぞれに係る最大位置ずれ補正ウインドウ(W4 max 、W2 max 取り込み画像データ全領域(100)の内部に収まっているか否かを判定するように構成しことを特徴とする画像処理装置。
  2. 撮像した計測対象物と、その計測対象物上の検査対象について、それらを撮像して得られた画像データから、
    計測対象物に係る基準サーチ領域(D2)をサーチすることで、パターンマッチングに対応する位置決め用基準画像検出領域(D1)を抽出し、計測対象物に係る基準の位置となる基準位置座標(P)を検出し、
    検査対象に係る計測サーチ領域(D4)をサーチすることで、パターンマッチングに対応する計測対象基準画像検出領域(D3)を抽出し、検査対象に係る基準の位置となる計測対象位置座標(Q)を検出し、
    前記基準位置座標(P)と計測対象位置座標(Q)との相対的位置関係から、検査対象の良否を判定する画像処理装置であって、
    かつ、
    検査対象の良否を判定する際に、位置決め用基準画像検出領域(D1)に位置ずれが生じた場合には、計測サーチ領域(D4)を位置ずれ補正する画像処理装置において、
    位置決め用基準画像検出領域(D1)および計測サーチ領域(D4)から最大位置ずれ補正量(ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2)を算出し、その最大位置ずれ補正量(ΔX1,ΔX2,ΔY1,ΔY2)に基づいて、計測サーチ領域(D4)に係る最大位置ずれ補正ウインドウ(W4 max )を算出し、
    計測サーチ領域(D4)に係る最大位置ずれ補正ウインドウ(W4 max )が、取り込み画像データ全領域(100)の内部に収まっているか否かを、判定するように構成したことを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記計測対象物が搬送されるものであり、その搬送経路の所要の検査ポイントに前記計測対象物が到達したことを検出する到達検出手段を備えており、この到達検出手段による検出信号をトリガとして前記計測対象物の撮像および検査対象の良否の判定を行うように構成してあることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の画像処理装置。
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