JP3604513B2 - 演奏データ編集装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動演奏装置で用いる演奏データを編集する演奏データ編集装置に係り、さらに詳しくは演奏データの演奏タイミングを時間的に前後にずらすように編集する演奏データ編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動演奏装置では、2〜4小節程度の演奏パターン(シーケンス・データ)を複数作成しておいて、これらを適宜組み合わせて所望の曲想の演奏を行うことが行われている。これらの演奏パターンが繰返しパターンからなる場合などには、そのパターンの位相をずらすことで、曲想の違った演奏パターンにすることができる。これは「クロック・シフト」と称される、指定した範囲のデータを前後どちらかにずらすという機能であるが、ずらした結果、はみ出した区間のデータは通常廃棄されてしまう。
【0003】
例えば図9(a)に示されるように、演奏パターンとして「ド,ミ,ソ,ミ,ド,ミ、ソ,ミ」という2小節のシーケンス・データに対して手前側に1拍分クロックシフトを行うと、図9(b)に示されるように、先頭の「ド」が範囲外にはみ出してしまうため廃棄されて音が消え、また第2小節の第4拍は空白となってしまう。
【0004】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、一つの演奏パターンを任意にシフトさせることで種々の曲想の演奏パターンを得ることができるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明に係る演奏データ編集装置は、演奏データを記憶する記憶手段と、該記憶手段の演奏データのうちの処理対象とする範囲を設定する範囲設定手段と、演奏データが演奏される時の時間的位置をずらすシフト量を設定するシフト量設定手段と、該範囲設定手段で設定された範囲の演奏データの全体を、該シフト量設定手段で設定されたシフト量だけ該設定された範囲のなかで時間的位置を循環的にシフトさせて演奏データを編集する編集手段とを備える。
【0006】
上記の編集手段は、該範囲設定手段で設定された範囲にある演奏データの各ノートに対して該シフト量設定手段で指定されたシフト量だけシフトさせた移動先を計算する第1の移動先計算手段と、該第1の移動先計算手段で計算した移動先が該範囲設定手段で設定した範囲の外に出たノートに対して、該範囲から外れた量に基づき該移動先が該範囲に入るよう該移動先を計算し直す第2の移動先計算手段とを備え、該第1の移動先計算手段の計算結果と該第2の移動先計算手段の計算結果に基づいて演奏データを編集するように構成することができる。
【0007】
【作用】
例えば図1(a)のような演奏データがあるとき、この演奏データの範囲を処理対象の範囲として範囲設定手段で設定する。そして演奏データの各ノートを全体に例えば1拍分前方向にシフトさせたいときには、シフト量設定手段でシフト量としてこの1拍を指定する。このシフト量の設定は音符長によっても、クロック数によっても、あるいは時間によってもよい。編集手段は、演奏データ図1(b)に示されるように演奏データを1拍分前方向にシフトさせるとともに、そのシフトの結果、範囲からはみ出したノート、この例では「ド」については図1(c)に示されるように演奏データの最後尾にもっていくようローテートさせて演奏データを編集する。なお、後ろ方向にシフトさせた場合には後ろ側からはみ出したノートは演奏データの先頭にもっていく。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は本発明の一実施例としての演奏データ編集装置が搭載された自動演奏装置の構成を示す図である。図2において、CPU1は装置全体の制御を司る中央処理装置であり、ROM3に記憶されたプログラムに従って音源6を制御したり、RAM2に記憶されたシーケンス・データを編集したりする。
RAM2は鍵盤7などにより入力される演奏情報をシーケンス・データとして記憶するランダム・アクセス・メモリである。
ROM3はCPU1が実行するプログラムが格納されているリード・オンリー・メモリである。
MIDI I/F4は外部の鍵盤、音源などとMIDIメッセージをやり取りするためのインタフェース部である。
操作パネル5は本装置の動作を切り換えるモードスイッチ、シーケンス・データの編集に使用される各種スイッチ、そしてシーケンス・データなどを表示する表示器などからなる。
音源6はCPU1の制御により発音指令、音色指定を受けて楽音を発生する回路である。
鍵盤7は演奏情報を入力する装置である。
【0009】
上記の操作パネル5の詳細な例が図3に示される。この図3にはエディット時の表示器の表示画面とエディット操作に係わる操作子が示されている。表示画面51は演奏データ(シーケンス・データ)のエディット、特に、演奏データの時間情報を指定範囲(何小節目〜何小節目という範囲)内で循環的にシフトする「ローテートシフト」を行う際に表示される画面の例である。同画面中、表示領域51aにはエディットの種類が表示される。表示領域51b,51cはエディットする範囲を小節単位で指定する部分で、図3の例では1小節目から5小節目、すなわち1小節目から5小節目の範囲が指定されている。表示領域51dはシフト(移動)する時間をクロック単位で指定する部分であり、表示領域51eはカーソルであって、どの値を入力するかを示す。
【0010】
ダイアル52は数値変更のダイアルであり、現在のカーソル位置のデータを修正するときに用いる。カーソル移動キー53は表示画面に表示されたカーソル51eを移動させるのに用いる。実行キー54は指定された各値に基づいて実際のシーケンス・データの修正を行うのに用いる。
【0011】
次に、この実施例の自動演奏装置で用いるシーケンス・データ中のレコードのデータ・フォーマットについて説明する。図4はノート・レコード、すなわち一つの音を発音するためのレコードのフォーマットの一例を示す図である。この実施例で使用するシーケンス・データは、1レコードが8バイトで構成されるレコードの集合(レコード列)である。レコードの第1バイト(step)はステップと称されるもので、次のレコードまでのクロック数を表し、これで時間間隔を表現する。第2バイト(opcode)はオペ・コードと称されるもので、レコードそのものが何であるかを表し、例えばノート, ピッチ・ベンドなどそれぞれを表すコードが決められている。第3バイト(ch)はMIDIチャンネルを表し、第4バイト(flags) はエディット処理を行う際に一時的に用いるフラグ群であり、この中には当該レコードの処理を終えたか否かを表す処理済フラグが含まれる。
【0012】
第5バイトから第8バイトは第2バイトのコードによって意味が異なる。ここでは、第2バイトがノートの場合のみを説明する。ノートを表すレコードである場合、第5バイト(on−vel)はオン・ベロシティー、第6バイト(off−vel) はオフ・ベロシティー、第7および第8バイト(gate time) は2バイトでこのノートの長さ、つまりゲート・タイムを表す。このように、ここで用いるノート・レコードは、ノート・オンとノート・オフとが一つのレコードで表されるタイプのものである。従って、あるノートを削除したり移動させたりする処理を行う場合、対象の1レコードについてのみ処理すれば良く、ノート・オンとノート・オフとを別個に処理する必要がない。
【0013】
以下、本実施例装置の動作を図5と図6を参照して説明する。この図5と図6は実施例装置で実行されるローテートシフトに係わるエディット処理を示すフローチャートである。本実施例装置では、このエディット処理を行うために、データ・メモリ管理システムを用いる。このデータ・メモリ管理システムは、上記のフォーマットのデータを管理するシステムの上に構築する。これは、データの挿入・削除などが容易に行えるように作られたシステムで、レコードの挿入や削除に伴って起こるレコードの順序管理や、ステップ(step)の書換えなどの時間管理をしたり、指定したクロック位置に読出し・書込みポインタを移動するなどの機能を備えている。
【0014】
以下、このデータ・メモリ管理システムにおけるシステム・コールについて詳細に説明する。
【0015】
▲1▼ポインタ移動コール
シーケンス・データ中のレコードの列の先頭から、各レコードのステップ(step)の値を順次に加算しながら読み進め、指定したクロック位置に達すると、そこで処理をやめ、結果的にポインタが、指定したクロック位置のレコードを指すように移動する。
【0016】
なお、指定したクロック位置に対応するレコードがない場合、そのクロック位置以降で最寄りのレコードを指すようにポインタを移動する。そして、移動後のポインタが指すレコードのクロック位置を取得する。
【0017】
▲2▼レコード読出しコール
現在、ポインタが指しているレコードの内容を読み出す。
【0018】
▲3▼レコード挿入コール
指定したクロック位置に新しい8バイトのレコードを挿入する。挿入する時、前後のレコードのステップ(step)および自身のレコードのステップ(step)を調整し、シーケンス・データ全体のステップ(step)の総和が変わらないようにする。
【0019】
例えば、図7(a)に示すようなレコード列があったときに、図7(b)に示すように、第1150クロック目を指定して新たなレコード(.. xx xx xx xx xx xx xx)を挿入する。具体的には、第1120クロック目と第1220クロック目の間にこの新たなレコードを挿入し、第1120クロック目のレコードのステップ(step)の値を新たに挿入したレコードが第1120クロック目から30クロック離れていることを示す「30」にし、新たに挿入したレコードのステップ(step)の値を次の第1220クロック目のレコードが第1150クロック目から70クロック離れていることを示す「70」にする。また、図7(c)に示すように、既に第1150クロックにレコードが存在するときは、同一クロック上のレコードの最後のレコードの次に挿入され、それに応じてステップ(step)の値が書き直される。
【0020】
なお、このレコード挿入コールにより挿入されたレコード以降のレコードが後ろにずれ、ポインタが指すレコードが従来指していたレコードと異なる場合があるが、この場合は、従来指していたレコードを指すようポインタを移動する。
【0021】
▲4▼レコード削除コール
ポインタ移動コールや後述のポインタ歩進コールなどで、ポインタを所望の位置に移動させた後、このコールを使う。現在、ポインタが指しているレコードのオペ・コード (opcode) をNOP(NO Operation)に書き換える。この書換えにより当該レコードを無効にする。なお、オペ・コードをNOPに書き換えられたレコードは、後述のレコード消去コールにてレコードそのものが消去される。
【0022】
▲5▼ポインタ歩進コール
ポインタを、次のレコードを指すように進めるとともに、新しく指すことになったレコードのクロック位置を取得する。例えば、従来、ポインタが指していたレコードのクロック位置が第1000クロックで、そのレコードのステップ(step)の値が120クロックの場合、ポインタが新しく指すことになったレコードのクロック位置として第1120クロックを取得する。
【0023】
▲6▼レコード消去コール
レコード削除コールによりオペ・コードをNOPに書き換えられたレコードをレコード列から順次に検出し、全て消去する。レコードを消去するとき、消去後のレコード列のステップの総和が変わらないように、前後のステップ (step) を調節する。例えば、図7(d)に示すレコード列があったとき、オペ・コードがNOPである第1120クロック目のレコードを検出し、図7(e)に示すように、このレコードを消去するとともに、第1000クロック目のレコードのステップ (step) の値を、第1220クロック目のレコードが第1000クロック目のレコードから220クロック離れていることを示す「220」にする。このような処理を繰り返すことで、オペ・コードがNOPであるレコードを全て消去する。
【0024】
次に、上記のデータ・フォーマットとデータ・メモリ管理システムのシステム・コールを使用して、図5と図6に示すエディット処理の具体的な処理手順を説明する。
【0025】
まず、これから処理しようとする演奏パターンのレコード列(シーケンス・データ)を、データ・メモリ管理システムに格納する。このレコード列はフロッピィ・ディスク装置から読み込んでもよいし、リアルタイム・レコーディング機能やステップ・レコーディング機能で入力してもよい。
【0026】
このエディット処理を行うためのパラメータは、処理範囲の先頭クロック位置CSTART 、処理範囲の終端クロック位置CEND (但し、CEND そのものは処理範囲外にある)、ローテート(移動)するクロック数CBIAS(正の数なら小節中の各ノートを小節の後ろ方向へ、負の数なら手前方向へ動かすという意味となる)、処理対象のデータ絞り込み条件(ノート範囲、オペ・コードの種類の制限あるいはチャンネルの指定など)の4種類であり、これらは図3に示す操作パネルでのパネル操作により、ユーザにより設定される(ステップS0)。
【0027】
パネル操作によって処理の実行が指示されると、まず各レコードに含まれる処理済フラグをすべてクリアすることにより初期化する(ステップS1)。この処理済フラグは、当該レコードが既にシフト処理を施されたか否かを表すものであり、同じレコードが重複して処理されることを防ぐためにある。そして、現在処理中のクロックを表す変数である処理中クロック位置CSRC に先頭クロック位置CSTART を代入し(ステップS2)、この処理中クロック位置CSRC を与えてポインタ移動コールを行って、ポインタを、処理中クロック位置CSRC (=CSTAR )のレコードもしくは処理中クロック位置CSRC 以降の先頭のレコードを指すように移動させるとともに、そのレコードのクロック位置に処理中クロック位置CSRC を取得することで処理中クロック位置CSRC を更新する(ステップS3)。これは、図1の例でいえば、演奏パターン「ド,ミ,ソ,ミ,ド,ミ,ソ,ミ」の先頭の「ド」をローテートシフトする場合に、先頭の「ド」の位置にポインタを移動させる処理になる。
【0028】
ここから先の処理は、処理中クロック位置CSRC が終端クロック位置CEND に達するか超えるまで繰り返すので、CSRC <CEND の判定を行い(ステップS4)、YESであればステップS5以降に、NOであれば後述するレコード消去コールを行った後(ステップS16)、処理を終了する。これは図1の例では、先頭の「ド」以降のノートに対してステップS5以降の処理を順次に行うことに相当する。
【0029】
まず、データ読出コールを使って、現在ポインタが指しているレコードを読み出す(ステップS5)。読み出したデータは手元レコードとして保持しておく。これは、図1の例では最初の処理ループで先頭の「ド」のレコード(以降、処理ループが繰り返される毎に「ド」以降のノートのレコード)を読み出し保持しておく処理に相当する。
【0030】
この読み出したレコードのオペ・コード(opcode)および処理済フラグを調べて、このレコードが処理対象であるかどうかを判断し (ステップS6) 、処理対象であればレコード削除コールを使ってデータ・メモリ管理システム内の当該レコードを削除する (ステップS7) 。これは、図1の例では、演奏パターンのレコード列から先頭の「ド」のレコードを削除する処理になる。処理対象でなければ以下のローテートシフト処理は行わずにステップS15に飛ぶ。この処理対象でないレコードには、指定されたノート範囲外のもの、オペ・コードが違うもの、チャンネルが違うものの他、後述するようにローテートシフト処理が既に行われてしまったレコード(処理済フラグがセットされたレコード)が含まれる。
【0031】
その後、手元に読み出しているレコードの移動先を求める(ステップS8)。移動先のクロック位置CDST はCDST =CSRC +CBIASで求めることができる。これは、例えば図1の例では、演奏パターンを1拍分前方向にローテートシフトする場合には、CBIASはこの1拍に相当するクロック数である。
【0032】
ここで、上記のようにして求めた移動先クロック位置が、
(1)CDST <CSTART であれば、CDST =CEND −(CSTART −CDST )と計算し直す(ステップS9、S10)。これは、図1の例でいえば、演奏パターンのローテートシフトを小節の前方向に1拍分した場合に、先頭の「ド」の移動先が第1小節の前に出てしまったので、第2小節の第4拍目になるよう計算し直す処理に相当する。
【0033】
(2)CDST ≧CEND であれば、CDST =CSTART +(CDST −CEND )を計算し直す(ステップS11、S12)。これは、図1の例でいえば、演奏パターンのローテートシフトを小節の後ろ方向に1拍分した場合に、最後尾の「ミ」の移動先が第2小節の後ろ外側に出てしまったので、第1小節の第1拍目になるよう計算し直す処理に相当する。
【0034】
そして、これまでに求めた移動先クロック位置CDST と手元に読み出しているレコードとを与えて、データ挿入コール(ma−ins)を行う(ステップS14)。これは、図1の例でいえば、先頭の「ド」を第2小節の第4拍に、あるいは2番目以降のノートをそれぞれ1拍前の拍位置に挿入する処理に相当する。なお、データ挿入コール(ma−ins)で挿入する際には、手元に読み出しているレコードの処理済フラグをセットすることにより処理済マークを付けてから挿入し(ステップS13)、ステップS6においてこのレコードが再び処理対象とならないようにする。
【0035】
次に、ポインタ歩進コールを行い、ポインタを、次のレコードを指すよう歩進させるとともに、新しく示すことになったレコードのクロック位置を処理中クロック位置CSRC に取得して、処理中クロック位置CSRC を更新する(ステップS15)。これは次に処理するレコードの読出しの準備のためである。ここまでの処理を、処理中クロック位置CSRC が終端クロック位置CEND に達するか超えるまで繰り返す(ステップS4)。ステップS4にて、CSRC <CEND がNOと判定されると、レコード消去コールを行い、レコード削除コールにより無効にされたレコード(オペ・コードがNOPに書き換えられたレコード)を一斉に消去する(ステップS16)。
【0036】
本発明の実施にあたっては種々の変形形態が可能である。例えば上述の実施例では、処理対象のシーケンス・データのレコードを、一つのレコードで一つのノートのノートオンとノートオフの情報を共に含むフォーマットのものとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば図8に示されるように、MIDIデータのようにノートオンとノートオフがそれぞれ別々のレコードとなっているものであってもよい。この場合には、ノートオンのレコードについて処理をするときには、必ず対応するノートオフのレコードも見つけて一緒に処理すればよい。消去する場合やトランスポーズの場合も同様である。クロックローテートの処理においては、処理対象のノートオンのレコードを見つけたときに行う処理を行った後、対応するノートオフのレコードを探してそれについても同じ処理を施す。つまりノートオンもノートオフも同じルールで移動させればよい。対応するノートオフのレコードの見つけ方は、ノート番号、チャンネルの全て若しくは一部がノートオンのレコードと同じものであることを手掛かりとすればよい。
【0037】
【発明の効果】
以上に発明したように、本発明によれば、一つの演奏パターンを任意にシフトさせることで種々の曲想の演奏パターンを容易に得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な原理を説明する図である。
【図2】本発明の一実施例としての演奏データ編集装置を搭載した自動演奏装置の構成を示す図である。
【図3】実施例装置の操作パネルの例を示す図である。
【図4】実施例装置で用いるレコードのデータ・フォーマットの例を示す図である。
【図5】実施例装置で行うローテートシフトに係わるエディット処理(1/2)の手順を示すフローチャートである。
【図6】実施例装置で行うローテートシフトに係わるエディット処理(2/2)の手順を示すフローチャートである。
【図7】実施例装置における新たなレコードの挿入処理を説明する図である。
【図8】取り扱うレコードの他の形式を説明する図である。
【図9】従来方式を説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM
3 ROM 4 MIDI I/F
5 操作パネル 6 音源
7 鍵盤 51 表示画面
52 ダイヤル 53 カーソル移動キー
54 実行キー

Claims (2)

  1. 演奏データを記憶する記憶手段と、
    該記憶手段の演奏データのうちの処理対象とする範囲を設定する範囲設定手段と、
    演奏データが演奏される時の時間的位置を前後にずらすシフト量を設定するシフト量設定手段と、
    該範囲指定手段で設定された範囲の演奏データの全体を、該シフト量設定手段で設定されたシフト量だけ該設定された範囲のなかで時間的位置を循環的にシフトさせて演奏データを編集する編集手段と
    を備えた演奏データ編集装置。
  2. 該編集手段は、
    該範囲設定手段で設定された範囲にある演奏データの各ノートに対して該シフト量設定手段で設定されたシフト量だけシフトさせた移動先を計算する第1の移動先計算手段と、
    該第1の移動先計算手段で計算した移動先が該範囲設定手段で設定した範囲の外に出たノートに対して、該範囲から外れた量に基づき該移動先が該範囲に入るよう該移動先を計算し直す第2の移動先計算手段と
    を備え、
    該第1の移動先計算手段の計算結果と該第2の移動先計算手段の計算結果に基づいて演奏データを編集するように構成された請求項1記載の演奏データ編集装置。
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