JP3604201B2 - 画像データのスプライン補間演算方法およびその方法を使用した装置 - Google Patents

画像データのスプライン補間演算方法およびその方法を使用した装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像データの補間演算方法・装置、詳しくは画像の拡大処理に際して画像データを補間する補間演算方法・装置に関し、特に3次のスプライン補間演算方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、放射線写真フイルムに記録された放射線画像を光電的に読み取って画像信号を得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、画像を再生記録することが種々の分野で行われている。また、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦シート状の蓄積性蛍光体に記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この画像データに基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射線画像記録再生システムがすでに実用化されている。このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有している。
【0003】
上記のように画像信号を得てこの画像信号に基づいて可視画像を再生するシステムにおいて、その可視画像のうち観察対象となる関心領域をより詳細に観察したいとき、その領域を拡大して再生することがある。この拡大画像は、原画像を読み取って得られた原画像データに対して所定の補間演算を施して原画像データ数とは異なるデータ数の2次的な画像データである補間画像データを求め、この補間画像データに基づいた可視画像の再生を行うことによって得ることができる。
【0004】
このような画像データの補間演算方法としては従来、3次のスプライン補間関数による方法が知られている。この方法は、デジタル的に得られた原画像データ{Y}を各区間ごとに3次関数{f}で結び、補間点の設定位置におけるfの値を補間画像データとするものである。
【0005】
これは一般的にはCubic スプライン補間演算と称されているが、これについて具体的に説明する。原画像からデジタル的に読み取って得られた、連続する画素Xk−2 ,Xk−1 ,X,Xk+1 ,Xk+2 ,…の画像データ(原画像データ)を図6に示すようにそれぞれYk−2 ,Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 ,…とする。ここで、3次のスプライン補間関数は、各区間Xk−2 〜Xk−1 ,Xk−1 〜X,X〜Xk+1 ,Xk+1 〜Xk+2 ごとにそれぞれ設定され、各区間に対応するスプライン補間関数をfk−2 ,fk−1 ,f,fk+1 ,fk+2 とする。この補間関数はいずれも各区間の位置を変数とする3次関数である。
【0006】
ここでまず、補間しようとする点(以下、補間点という)Xが区間X〜Xk+1 の範囲にある場合について説明する。なお、区間X〜Xk+1 に対応するスプライン補間関数fは下記式(24)で表される。
【0007】
(x)=A+B+Cx+D (24)
Cubic スプライン補間演算においては、スプライン補間関数fは元のサンプル点(画素)を通ることと、その第1階微分係数が各区間間で連続することが必要とされ、これらの条件から下記式(2)〜(5)を満たす必要がある。
【0008】
(X)=Y (2)
(Xk+1 )=Yk+1 (3)
′(X)=fk−1 ′(X) (4)
′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
なお、f′は関数fの第1階微分(3A+2Bx+C)を表すものである。
【0009】
またCubic スプライン補間演算においては、画素Xにおける第1階微分係数が、その画素Xの前後の画素であるXk−1 とXk+1 とについて、これらの画像データYk−1 、Yk+1 の勾配(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 )に一致することが条件であるから、下記式(14)を満たす必要がある。
【0010】
′(X)=(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (14)
同様に、画素Xk+1 における第1階微分係数が、その画素Xk+1 の前後の画素であるXとXk+2 とについて、これらの画像データY、Yk+2 の勾配(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X)に一致することが条件であるから、下記式(15)を満たす必要がある。
【0011】
′(Xk+1 )=(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (15)
ここで、各区間Xk−2 〜Xk−1 ,Xk−1 〜X,X〜Xk+1 ,Xk+1 〜Xk+2 の間隔(格子間隔という)を1とし、画素Xからの画素Xk+1 方向への補間点Xの位置をt(0≦t≦1)とすれば、式(1)〜(4)および(14)、(15)より、
(0)=D=Y
(1)=A+B+C+D=Yk+1
′(0)=C=(Yk+1 −Yk−1 )/2
′(1)=3A+2B+C=(Yk+2 −Y)/2
したがって、
=(Yk+2 −3Yk+1 +3Y−Yk−1 )/2
=(−Yk+2 +4Yk+1 −5Y+2Yk−1 )/2
=(Yk+1 −Yk−1 )/2
=Y
なお、スプライン補間関数f(x)は上述の通り、X=tなる変数変換をしているため、
(x)=f(t)
となる。よって、補間点Xにおける補間画像データYは、
=f(t)=A+B+Ct+D (25)
で表すことができる。ここで上記各係数A,B,C,Dを式(25)に代入すると、
Figure 0003604201
となり、これを画像データYk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 について整理すると、下記式(26)で表すことができる。
【0012】
Figure 0003604201
と表すことができる。
【0013】
ここで、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 の各係数を補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 と称する。すなわち、式(26)における原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 は、
k−1 =(−t+2t−t)/2
=(3t−5t+2)/2
k+1 =(−3t+4t+t)/2
k+2 =(t−t)/2
となる。
【0014】
以上の演算を各区間Xk−2 〜Xk−1 ,Xk−1 〜X,X〜Xk+1 ,Xk+1 〜Xk+2 について繰り返すことにより、原画像データの全体について原画像データとは間隔の異なる補間画像データを求めることができる。
【0015】
ところで、上記Cubic スプライン補間演算は、前述したように元のサンプル点(画素)を通ることと、その第1階微分係数が各区間間で連続することが必要とされていて、比較的鮮鋭度の高いシャープな2次画像(補間により得られる画像)を再生するための補間画像データを得るものであるが、一方、比較的鮮鋭度の低い滑らかな2次画像を再生するための補間画像データを得るBスプライン補間演算も知られている。このBスプライン補間演算は、元のサンプル点(画素)を通ることは必要とされない代わりに、第1階微分係数および第2階微分係数が各区間間で連続することが必要とされ、この条件の下に上記と同様の演算により、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 のBスプライン補間演算の補間係数ak−1 ′、a′、ak+1 ′、ak+2 ′を求めればよい。
【0016】
このように2次画像を高い鮮鋭度でシャープに再生したい場合はCubic スプライン補間演算を用い、低い鮮鋭度で滑らかに再生したい場合はBスプライン補間演算を用いればよい。
【0017】
さらに本願出願人は、このCubic スプライン補間演算とBスプライン補間演算とを組み合わせることによって、2次画像の鮮鋭度をきめ細かく調整することを可能とした画像データの補間方法を提案している(特開平2−278478号参照)。この方法は、Cubic スプライン補間演算の補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 とBスプライン補間演算の補間係数ak−1 ′、a′、ak+1 ′、ak+2 ′とを重み付けして加算するものであり、この重み付けの割合sを変更することにより、最もシャープな鮮鋭度から最も滑らかな鮮鋭度の範囲内の中間的な所望とする鮮鋭度の2次画像を得ることができる。
【0018】
すなわち、Cubic スプライン補間演算の補間係数をak−1 、a、ak+1 、ak+2 、Bスプライン補間演算の補間係数をak−1 ′、a′、ak+1 ′、ak+2′としたときに、重み付けのされた補間係数ak−1 ″、a″、ak+1 ″、ak+2 ″を、下記のように設定する。
【0019】
k−1 ″=(1−s)ak−1 +sak−1
″ =(1−s)a+sa
k+1 ″=(1−s)ak+1 +sak+1
k+2 ″=(1−s)ak+2 +sak+2
(ただし、0≦s≦1)
このようにして得られた新たな補間係数ak−1 ″、a″、ak+1 ″、ak+2″に基づいて下記式(27)により補間画像データYを算出する。
【0020】
Figure 0003604201
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の特開平2−278478号に開示された補間方法では、Cubic スプライン補間演算による最もシャープな画像に対応する鮮鋭度からBスプライン補間演算による最も滑らかな画像に対応する鮮鋭度の範囲内でのみ鮮鋭度の調整ができるだけであり、所望の鮮鋭度がCubic スプライン補間演算による鮮鋭度よりも高い場合や、Bスプライン補間演算による鮮鋭度よりも低い場合には対応できない。
【0022】
また、Cubic スプライン補間演算とBスプライン補間演算とを各別に行う必要があり計算処理に時間がかかるという難点もある。
【0023】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、1つのスプライン補間演算だけで、より鮮鋭度調整の自由度が高い、画像データのスプライン補間演算方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の画像データのスプライン補間演算方法は、画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算方法において、
=ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
(ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,Xk+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
原画像の画素XとXk+1 との間の補間点Xの前後各2つの画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の原画像データをそれぞれYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 とし、前記画素XとXk+1 との間の3次のスプライン補間関数をf、画素Xk−1 とXとの間の3次のスプライン補間関数をfk−1 、画素Xk+1 とXk+2 との間の3次のスプライン補間関数をfk+1 としたときに、
▲1▼下記式(2)、(3)に示すように画素X、Xk+1 におけるスプライン補間関数fが原画像データY、Yk+1 を満足し、
(X)=Y (2)
(Xk+1 )=Yk+1 (3)
▲2▼下記式(4)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が補間関数fk−1 の画素Xにおける第1階微分係数と一致し、
′(X)=fk−1 ′(X) (4)
▲3▼下記式(5)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が補間関数fk+1 の画素Xk+1 における第1階微分係数と一致し、
′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
▲4▼下記式(6)、(7)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が画素Xの前後の画素Xk−1 、Xk+1 の原画像データYk−1 、Yk+1 の勾配に対して、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータαの傾きを有するように、かつスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が画素Xk+1 の前後の画素X、Xk+2 の原画像データY、Yk+2 の勾配に対して前記パラメータαの傾きを有するように、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求め、
′(X)=α(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (6)
′(Xk+1 )=α(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (7)
該求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを求めることを特徴とするものである。
【0025】
ここで、上記求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 は具体的には、原画像データの格子間隔(画素間隔)を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置をt(0≦t<1)とすることによって、下記式(8)〜(11)にそれぞれ示すものとすることができる。
【0026】
k−1 =−(α/2)t(t−1) (8)
=(2−α/2)t−(3−α/2)t+1 (9)
k+1 =(α/2−2)t+(3−α)t+(α/2)t (10)
k+2 =(α/2)t(t−1) (11)
また本発明の第2の画像データのスプライン補間演算方法は、画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算方法において、
=ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
(ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,k+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
原画像の画素XとXk+1 との間の補間点Xの前後各2つの画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の原画像データをそれぞれYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 とし、前記画素XとXk+1 との間の3次のスプライン補間関数をf、画素Xk−1 とXとの間の3次のスプライン補間関数をfk−1 、画素Xk+1 とXk+2 との間の3次のスプライン補間関数をfk+1 としたときに、
▲1▼下記式(12)、(13)に示すように画素X、Xk+1 におけるスプライン補間関数fが、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータβに応じて、原画像データY、Yk+1 からわずかに外れるように、
(X)=−0.5 βYk−1 +(1+β)Y−0.5 βYk+1 (12)
(Xk+1 )=−0.5 βY+(1+β)Yk+1 −0.5 βYk+2 (13)
▲2▼下記式(4)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が補間関数fk−1 の画素Xにおける第1階微分係数と一致し、
′(X)=fk−1 ′(X) (4)
▲3▼下記式(5)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が補間関数fk+1 の画素Xk+1 における第1階微分係数と一致し、
′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
▲4▼下記式(14)、(15)に示すように、スプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が画素Xの前後の画素Xk−1 、Xk+1 の原画像データYk−1 、Yk+1 の勾配と一致するように、かつスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が画素Xk+1 の前後の画素X、Xk+2 の原画像データY、Yk+2 の勾配と一致するように、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求め、
′(X)=(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (14)
′(Xk+1 )=(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (15)
該求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを求めることを特徴とするものである。
【0027】
ここで、上記求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 は具体的には、原画像データの格子間隔(画素間隔)を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置をt(0≦t<1)とすることによって、下記式(16)〜(19)にそれぞれ示すものとすることができる。
【0028】
Figure 0003604201
本発明の第3の画像データのスプライン補間演算方法は、画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算方法において、
=ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
(ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,Xk+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
原画像の画素XとXk+1 との間の補間点Xの前後各2つの画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の原画像データをそれぞれYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 とし、前記画素XとXk+1 との間の3次のスプライン補間関数をf、画素Xk−1 とXとの間の3次のスプライン補間関数をfk−1 、画素Xk+1 とXk+2 との間の3次のスプライン補間関数をfk+1 としたときに、
▲1▼下記式(2)、(3)に示すように画素X、Xk+1 におけるスプライン補間関数fが原画像データY、Yk+1 を満足し、
(X)=Y (2)
(Xk+1 )=Yk+1 (3)
▲2▼下記式(4)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が補間関数fk−1 の画素Xにおける第1階微分係数と一致し、
′(X)=fk−1 ′(X) (4)
▲3▼下記式(5)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が補間関数fk+1 の画素Xk+1 における第1階微分係数と一致し、
′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
▲4▼下記式(6)、(7)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が画素Xの前後の画素Xk−1 、Xk+1 の原画像データYk−1 、Yk+1 の勾配に対して、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータαの傾きを有するように、かつスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が画素Xk+1 の前後の画素X、Xk+2 の原画像データY、Yk+2 の勾配に対して前記パラメータαの傾きを有するように、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求め、
′(X)=α(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (5)
′(Xk+1 )=α(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (6)
▲5▼下記式(12)、(13)に示すように画素X、Xk+1 におけるスプライン補間関数fが、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータβに応じて、原画像データY、Yk+1 からわずかに外れるように、
(X)=−0.5 βYk−1 +(1+β)Y−0.5 βYk+1 (12)
(Xk+1 )=−0.5 βY+(1+β)Yk+1 −0.5 βYk+2 (13)
▲6▼下記式(4)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が補間関数fk−1 の画素Xにおける第1階微分係数と一致し、
′(X)=fk−1 ′(X) (4)
▲7▼下記式(5)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が補間関数fk+1 の画素Xk+1 における第1階微分係数と一致し、
′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
▲8▼下記式(14)、(15)に示すように、スプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が画素Xの前後の画素Xk−1 、Xk+1 の原画像データYk−1 、Yk+1 の勾配と一致するように、かつスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が画素Xk+1 の前後の画素X、Xk+2 の原画像データY、Yk+2 の勾配と一致するように、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数bk−1 、b、bk+1 、bk+2 を求め、
′(X)=(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (14)
′(Xk+1 )=(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (15)
前記原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ごとの平均値(ak−1 +bk−1 )/2、(a+b)/2、(ak+1 +bk+1)/2、(ak+2 +bk+2 )/2を求めてこれを改めて補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 とし、
該求められた平均値である補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを求めることを特徴とするものである。
【0029】
ここで、上記求められた平均値である補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2は具体的には、原画像データの格子間隔(画素間隔)を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置をt(0≦t<1)とすることによって、下記式(20)〜(23)にそれぞれ示すものとすることができる。
【0030】
Figure 0003604201
本発明の第1の画像データのスプライン補間演算装置は、画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して該原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算装置において、
=ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
(ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,Xk+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
前記原画像の画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の各原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する、下記式(8)〜(11)にそれぞれ示すように設定された補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を記憶しておく記憶手段と、
前記補間画像データに基づいて再生される2次画像の鮮鋭度を決定するための任意のパラメータαを入力する入力手段と、
前記記憶手段に記憶された前記補間係数と前記入力手段から入力された前記パラメータαとに基づいて該パラメータαに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1、ak+2 を求める補間係数演算手段と、
予め、前記式(1)の演算式を記憶し、前記補間係数演算手段により求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを該式(7)にしたがって求める補間演算手段とを備えてなることを特徴とするものである。
【0031】
k−1 =−(α/2)t(t−1) (8)
=(2−α/2)t−(3−α/2)t+1 (9)
k+1 =(α/2−2)t+(3−α)t+(α/2)t (10)
k+2 =(α/2)t(t−1) (11)
(ただし、αは補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定するパラメータ、t(0≦t<1)は原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す。)
本発明の第2の画像データのスプライン補間演算装置は、画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して該原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算装置において、
=ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
(ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,Xk+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
前記原画像の画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の各原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する、下記式(16)〜(19)にそれぞれ示すように設定された補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を記憶しておく記憶手段と、
前記補間画像データに基づいて再生される2次画像の鮮鋭度を決定するための任意のパラメータβを入力する入力手段と、
前記記憶手段に記憶された前記補間係数と前記入力手段から入力された前記パラメータβとに基づいて該パラメータβに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1、ak+2 を求める補間係数演算手段と、
予め、前記式(1)の演算式を記憶し、前記補間係数演算手段により求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを該式(1)にしたがって求める補間演算手段とを備えてなることを特徴とするものである。
【0032】
Figure 0003604201
(ただし、βは補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定するパラメータ、t(0≦t<1)は原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す。)
本発明の第3の画像データのスプライン補間演算装置は、画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して該原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算装置において、
前記原画像の画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の各原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する、下記式(20)〜(23)にそれぞれ示すように設定された補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を記憶しておく記憶手段と、
前記補間画像データに基づいて再生される2次画像の鮮鋭度を決定するための任意のパラメータα、βを入力する入力手段と、
前記記憶手段に記憶された前記補間係数と前記入力手段から入力された前記パラメータα、βとに基づいて該パラメータα、βに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求める補間係数演算手段と、
予め、前記式(1)の演算式を記憶し、前記補間係数演算手段により求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを該式(1)にしたがって求める補間演算手段とを備えてなることを特徴とするものである。
【0033】
Figure 0003604201
(ただし、α、βは補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定するパラメータ、t(0≦t<1)は原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す。)
【0034】
【発明の効果】
本発明の第1の画像データのスプライン補間演算方法および装置によれば、補間点Xが存在する区間X〜Xk+1 に対応する3次のスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が画素Xの前後の画素Xk−1 、Xk+1 の原画像データYk−1 、Yk+1 の勾配に対して、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータαの傾きを有するように、かつスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が画素Xk+1 の前後の画素X、Xk+2 の原画像データY、Yk+2 の勾配に対してパラメータαの傾きを有するように設定したことにより、このパラメータαの値を任意に変更して、所望の鮮鋭度の補間画像データを得ることができる。
【0035】
すなわち、従来のCubic スプライン補間演算では式(6)および(7)におけるパラメータαが、式(14)、(15)に示すように「1」に固定されていたためこのCubic スプライン補間演算を単独で、あるいはBスプライン補間演算を単独で行った場合には、常に1つの鮮鋭度の2次画像しか得られず、また前述の特開平2−278478号に示したCubic スプライン補間演算とBスプライン補間演算とを組み合わせたスプライン補間演算ではCubic スプライン補間演算で得られる鮮鋭度とBスプライン補間演算で得られる鮮鋭度との範囲内でしか鮮鋭度の調整はできないが、本発明の第1の補間演算方法によれば、パラメータαを「1」より大きく設定することにより従来のCubic スプライン補間演算で得られる鮮鋭度より高い鮮鋭度の2次画像を得ることができ、このパラメータαを大きくするにしたがって鮮鋭度を高くすることができる。また、パラメータαを「1」より小さく設定することにより従来のBスプライン補間演算で得られる鮮鋭度より低い鮮鋭度の2次画像を得ることができ、このパラメータαを小さくするにしたがって鮮鋭度を低くすることができる。
【0036】
さらに、本発明のスプライン補間演算方法による計算処理は従来のCubic スプライン補間演算と同じ計算処理だけで済むため、特開平2−278478号に示したスプライン補間演算よりも簡単化することができ、鮮鋭度の調整を可能としつつ計算処理時間を短縮することができる。
【0037】
本発明の第2の画像データのスプライン補間演算方法および装置によれば、補間点Xが存在する区間X〜Xk+1 に対応する3次のスプライン補間関数fの画素X、Xk+1 における画像データが、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータβに応じて、原画像データY、Yk+1 からわずかに外れるようにしたため、パラメータβの値を任意に変更して所望の鮮鋭度の補間画像データを得ることができる。
【0038】
すなわち従来のCubic スプライン補間演算またはBスプライン補間演算を単独で行った場合には常に1つの鮮鋭度の2次画像しか得られず、また前述の特開平2−278478号に示したCubic スプライン補間演算とBスプライン補間演算とを組み合わせたスプライン補間演算ではCubic スプライン補間演算で得られる鮮鋭度とBスプライン補間演算で得られる鮮鋭度との範囲内でしか鮮鋭度の調整はできないが、本発明の第2の補間演算方法によれば、パラメータβを「0」以外の値に設定することにより、従来のCubic スプライン補間演算で得られる鮮鋭度より高い鮮鋭度またはBスプライン補間演算で得られる鮮鋭度より低い鮮鋭度の2次画像を得ることができる。
【0039】
また式(12)、(13)に示すように、区間X〜Xk+1 に対応するスプライン補間関数fの一端側の画像データを増加させた場合は他端側の画像データを減少させるようにしたため、原画像データが略一定値で分布するような原画像に対して補間演算を施しても、補間画像データが原画像データから掛け離れた値となることがなく、したがって不自然な画像となることがない。
【0040】
さらに、本発明のスプライン補間演算方法による計算処理は従来のCubic スプライン補間演算と同じ計算処理だけで済むため、鮮鋭度の調整を可能としつつ計算処理時間を短縮することができる。
【0041】
本発明の第3の画像データのスプライン補間演算方法および装置によれば、前述した第1の画像データのスプライン補間方法(装置)により求められた補間係数と第2の画像データのスプライン補間方法(装置)により求められた補間係数との平均値を補間係数としたことにより、両者を組み合わせた補間方法(装置)とすることができ、より鮮鋭度の調整の自由度を大きくすることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像データの補間演算方法の実施の形態について説明する。
【0043】
図1は本発明の画像データの補間演算方法を実施するための具体的な補間演算装置30を内包する画像再生システムを示す概略ブロック図である。図示の画像再生システムは、画像を表す画像データを記憶した画像データ記憶装置10と、所定の再生フォーマットに適合するように画像データ記憶装置10に記憶された画像データ(以下、1次画像データまたは原画像データという)Sorg に対して所定の信号処理を施すマルチフォーマッタ20と、マルチフォーマッタ20により所定の信号処理が施された画像データ(以下、2次画像データまたは補間画像データという)S′に基づいて、上記所望の再生フォーマットの可視画像を再生するCRTやプリンタ等の再生手段40とを備えた構成である。
【0044】
マルチフォーマッタ20は、例えば、1枚のフイルムを互いに異なる4つの小さい領域に分けて、その各領域にそれぞれ異なる4つの画像を縮小してプリントするフォーマット、1枚のフイルム上に1つの大きな画像をそのままプリントするフォーマット、あるいは画像の一部を拡大してその拡大した部分をフイルム上にプリントするフォーマット等、画像を再生するにあたっての各種のフォーマットに適合するように1次画像データSorg を信号処理するものであり、特に画像の拡大縮小に際して、1次画像データSorg とはデータ数の異なる2次画像データ(補間画像データ)を補間演算によって算出する本発明の補間演算装置30を内包しているものである。
【0045】
ここで本実施形態に使用される1次画像データSorg は、図2に示すように、等間隔の周期でサンプリングされた一方向に配列されたサンプリング点(画素)Xk−2 ,Xk−1 ,X,Xk+1 ,Xk+2 ,…に対応した白丸印で表したデジタル画像データYk−2 ,Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 ,…である。
【0046】
マルチフォーマッタ20に内包された補間演算装置30は、オリジナルのサンプリング点X〜Xk+1 間に設けられた補間点Xの2次画像データYを表す3次のスプライン補間演算式(1)における各原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を、下記式(8)〜(11)にそれぞれ示すものとして記憶した記憶手段31と、
=ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
k−1 =−(α/2)t(t−1) (8)
=(2−α/2)t−(3−α/2)t+1 (9)
k+1 =(α/2−2)t+(3−α)t+(α/2)t (10)
k+2 =(α/2)t(t−1) (11)
(ただし、αは補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定するパラメータ、t(0≦t<1)は原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す。)
補間画像データに基づいて再生される2次画像の鮮鋭度を決定するための任意のパラメータαを入力する入力手段32と、記憶手段31に記憶された補間係数と入力手段32から入力されたパラメータαとに基づいてパラメータαに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求める補間係数演算手段33と、予め、上記式(1)の3次のスプライン補間関数演算式を記憶し、補間係数演算手段33により求められたパラメータαに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを式(1)にしたがって求める補間演算手段34とを備えた構成である。
【0047】
なお、記憶手段31に記憶された補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 は、予め下記に示すアルゴリズムにより予め求められたものである。
【0048】
すなわち、連続する画素Xk−2 ,Xk−1 ,X,Xk+1 ,Xk+2 ,…の画像データ(原画像データ)を図2に示すようにそれぞれYk−2 ,Yk−1 ,Y,Yk+ ,Yk+2 ,…とする。ここで、3次のスプライン補間関数は、各区間Xk−2 〜Xk−1 ,Xk−1 〜X,X〜Xk+1 ,Xk+1 〜Xk+2 ごとにそれぞれ設定され、各区間に対応するスプライン補間関数をfk−2 ,fk−1 ,f,fk+1 ,fk+2とする。この補間関数はいずれも各区間の位置を変数とする3次関数である。
【0049】
ここでまず、補間しようとする点(補間点)Xが区間X〜Xk+1 の範囲にある場合の区間X〜Xk+1 に対応するスプライン補間関数fを下記式(24)で表す。
【0050】
(x)=A+B+Cx+D (24)
上記式(24)の演算式において、元のサンプル点(画素)を通ることと、その第1階微分係数が各区間間で連続するという条件から下記式(2)〜(5)が導かれる。
【0051】
(X)=Y (2)
(Xk+1 )=Yk+1 (3)
′(X)=fk−1 ′(X) (4)
′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
なお、f′は関数fの1階微分(3A+2Bx+C)を表すものである。
【0052】
また、画素Xにおける第1階微分係数が、その画素Xの前後の画素であるXk−1 とXk+1 とについて、これらの画像データYk−1 、Yk+1 の勾配(Yk+1−Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 )に対して所定の傾きαを有するという条件から下記式(6)を満たす必要がある。
【0053】
′(X)=α(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (6)
同様に、画素Xk+1 における第1階微分係数が、その画素Xk+1 の前後の画素であるXとXk+2 とについて、これらの画像データY、Yk+2 の勾配(Yk+ −Y)/(Xk+2 −X)に対して所定の傾きαを有するという条件から下記式(7)を満たす必要がある。
【0054】
′(Xk+1 )=α(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (7)
ここで、各区間Xk−2 〜Xk−1 ,Xk−1 〜X,X〜Xk+1 ,Xk+1 〜Xk+2 の間隔(格子間隔という)を1とし、画素Xからの画素Xk+1 方向への補間点Xの位置をt(0≦t<1)とすれば、式(2)〜(7)より、
Figure 0003604201
なお、補間関数f(x)は上述の通り、X=tなる変数変換をしているため、
(x)=f(t)
となる。よって、補間点Xにおける補間画像データYは、
=f(t)=A+B+Ct+D (25)
で表すことができる。ここで上記各係数A,B,C,Dを式(25)に代入すると、
Figure 0003604201
となり、これを画像データYk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 について整理すると、
Figure 0003604201
と表すことができる。
【0055】
以上のアルゴリズムによって、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 の各係数である補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 が求められている。
【0056】
補間係数演算手段33は、記憶手段31に記憶された上記補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を、入力手段32から入力された所望の鮮鋭度に応じた任意のパラメータαに基づいて具体的な数値を算出するものである。
【0057】
ここで式(6)、(7)および図2から解されるように、パラメータαを大きくするにしたがって2次画像のコントラストは高くなって鮮鋭度の高いシャープな画像となり、一方パラメータαを小さくするにしたがって2次画像のコントラストは低くなって鮮鋭度の低い滑らかな画像となる。
【0058】
なお、実際の画像は画素が2次元に配列されて形成されるため、上記補間係数式に用いたパラメータtを、その配列方向のうち一方の方向についてはt、他方の方向についてはtに置き換えて、各方向ごとの補間係数を定めればよい。以下、本明細書中においては説明の簡単化のため、上述のとおり画素の配列方向のうち一方向についてのみについて説明する。
【0059】
次に、本実施形態の画像再生システムの作用について説明する。
【0060】
まず、マルチフォーマッタ20は画像データ記憶装置10に予め記憶されている1次画像データSorg を読み出す。またマルチフォーマッタ20は、図示しない他の入力手段から入力された拡大倍率に応じた拡大画像を表す2次画像データを得るために、この読み出された1次画像データSorg をマルチフォーマッタ20内の補間演算装置30に入力する。
【0061】
補間演算装置30に入力された1次画像データSorg は、補間演算手段34に入力される。
【0062】
一方、記憶手段31は、図示しない他の入力手段から入力された拡大倍率に応じた式(8)〜(11)におけるtの値を設定する。例えば2倍の拡大率が入力された場合は、tの値として0.0 および0.5 が設定され、4倍の場合は0.0,0.25,0.5,0.75 の各値が設定され、10倍の場合は0.0,0.1,0.2,…,0.9の各値がtの値として設定される。このようにして設定されたtの値ごとの式(8)〜(11)に示す補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 が補間係数演算手段33に入力される。
【0063】
さらに、入力手段32には、2次画像の所望の鮮鋭度に対応するパラメータαの値が入力され、このパラメータαの値も補間係数演算手段33に入力される。
【0064】
補間係数演算手段33は、入力されたtの値ごとの補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 とパラメータαとに基づいて、パラメータαの値に応じたtの値ごとの補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を式(8)〜(11)にしたがって算出する。
【0065】
算出された補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 は、補間演算手段34に入力される。
【0066】
補間演算手段34は、補間係数演算手段33から入力された補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 と画像データ記憶装置10から入力された原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 とに基づいて、記憶された式(1)の3次のスプライン補間関数演算式にしたがって、tごとの補間点Xの補間画像データYを算出する。
【0067】
このようにして得られたすべての補間点の補間画像データS′は再生手段40に出力される。
【0068】
再生手段40は入力された補間画像データS′に基づいた画像を可視画像として再生する。この再生された可視画像は、入力するパラメータαの値を変化させるだけで簡単に鮮鋭度が調整されるものである。すなわち本実施形態の画像データのスプライン補間演算装置によれば、2種類以上のスプライン補間演算を組み合わせることがないため簡単に鮮鋭度を調整することができるとともに、パラメータαの値は自由に設定することができるため、鮮鋭度を調整する自由度が高い。
【0069】
なお、パラメータαを0.4,1.0,1.6 と変化させたときの補間係数グラフを図3に示す。
【0070】
また、本実施形態の画像再生システムで用いられる補間演算装置30は、画像データ記憶装置10に予め記憶された1次画像データを用いるものについて説明したが、本発明の補間演算装置にこの態様に限るものではなく、例えば図7に示すような画像読取装置により読み取って得られた、画像を表す画像データを用いる態様であってもよい。
【0071】
すなわち、図7に示す画像読取装置は、被写体の透過X線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート 100から、その蓄積記録された透過X線画像を画像情報として読み取る装置である。
【0072】
X線画像が記録された蓄積性蛍光体シート 100はX線画像読取装置の読取部50の所定位置にセットされる。蓄積性蛍光体シート 100が読取部50の所定位置にセットされると、このシート 100はモータ51により駆動されるエンドレスベルト52により、矢印Y方向に搬送(副走査)される。一方、レーザー光源53から発せられた光ビーム54はモータ55により駆動され矢印方向に高速回転する回転多面鏡56によって反射偏向され、fθレンズ等の集束レンズ57を通過した後、ミラー58により光路を変えて前記シート 100に入射し副走査の方向(矢印Y方向)と略垂直な矢印X方向に主走査する。シート 100の励起光54が照射された箇所からは、蓄積記録されているX線画像情報に応じた光量の輝尽発光光59が発散され、この輝尽発光光59は光ガイド60によって導かれ、フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)61によって光電的に検出される。
【0073】
この光ガイド60はアクリル板等の導光性材料を成形して作られたものであり、直線状をなす入射端面60a が蓄積性蛍光体シート 100上の主走査線に沿って延びるように配され、円環状に形成された射出端面60b にフォトマルチプライヤ61の受光面が結合されている。入射端面60a から光ガイド60内に入射した輝尽発光光59は、該光ガイド60の内部を全反射を繰り返して進み、射出端面60b から射出してフォトマルチプライヤ61に受光され、X線画像を表わす輝尽発光光59がフォトマルチプライヤ61によって電気信号に変換される。
【0074】
フォトマルチプライヤ61から出力されたアナログ出力信号Sはログアンプ62で対数的に増幅され、A/D変換器63でデジタル信号化され、これによりオリジナルの1次画像データSorg が得られ、前述のマルチフォーマッタ20に入力される。
【0075】
このように本発明の補間演算装置30に使用される1次画像データは、画像データ記憶装置10に予め記憶されたものであってもよいし、図7に示すような画像読取装置により読み取って得られたものであってもよい。
【0076】
さらに、本実施形態の画像データのスプライン補間演算装置は、記憶手段31に式(8)〜(11)に示す補間係数が記憶されているものについて説明したが、補間係数としてはこれに限らず、例えば下記式(16)〜(19)にそれぞれ示すものであってもよい。
【0077】
Figure 0003604201
ただし、βは補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定するための任意のパラメータであり、前述のパラメータαに代えて入力手段32から入力されるものである。この補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 は、予め下記に示すアルゴリズムにより予め求められたものである。
【0078】
すなわち、連続する画素Xk−2 ,Xk−1 ,X,Xk+1 ,Xk+2 ,…の画像データ(原画像データ)を図2に示すようにそれぞれYk−2 ,Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 ,…とする。ここで、3次のスプライン補間関数は、各区間Xk−2 〜Xk−1 ,Xk−1 〜X,X〜Xk+1 ,Xk+1 〜Xk+2 ごとにそれぞれ設定され、各区間に対応するスプライン補間関数をfk−2 ,fk−1 ,f,fk+1 ,fk+2とする。この補間関数はいずれも各区間の位置を変数とする3次関数である。
【0079】
ここでまず、補間しようとする点(補間点)Xが区間X〜Xk+1 の範囲にある場合の区間X〜Xk+1 に対応するスプライン補間関数fを下記式(24)で表す。
【0080】
(x)=A+B+Cx+D (24)
上記式(24)の演算式において、元のサンプル点(画素)から僅かに外れて滑らかに補間し、かつ濃度分布が均一な原画像を補間して得られた補間画像に濃度が不均一な部分が生じないようにするという条件から下記式(12),(13)が導かれる。
【0081】
(X)=−0.5 βYk−1 +(1+β)Y−0.5 βYk+1 (12)
(Xk+1 )=−0.5 βY+(1+β)Yk+1 −0.5 βYk+2 (13)
この式(12),(13)におけるパラメータβは補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定するパラメータである。式(12),(13)は、区間X〜Xk+1 の両端の点X、Xk+1 の2次画像データを、入力されるβの値だけ原画像データより上げ下げするとともに、βを隣接する両側の点に半分ずつ振り分けて、その振り分けた寄与分だけ両側の各原画像データを差し引いたことを意味する。
【0082】
また、上記補間関数の第1階微分係数が各区間間で連続するという条件から下記式(4),(5)が導かれる。
【0083】
′(X)=fk−1 ′(X) (4)
′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
また、画素Xにおける第1階微分係数が、その画素Xの前後の画素であるXk−1 とXk+1 とについて、これらの画像データYk−1 、Yk+1 の勾配(Yk+1−Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 )と一致するという条件から下記式(6)を満たす必要がある。
【0084】
′(X)=(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (6)
同様に、画素Xk+1 における第1階微分係数が、その画素Xk+1 の前後の画素であるXとXk+2 とについて、これらの画像データY、Yk+2 の勾配(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X)と一致するという条件から下記式(7)を満たす必要がある。
【0085】
′(Xk+1 )=(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (7)
ここで、各区間Xk−2 〜Xk−1 ,Xk−1 〜X,X〜Xk+1 ,Xk+1 〜Xk+2 の間隔(格子間隔という)を1とし、画素Xからの画素Xk+1 方向への補間点Xの位置をt(0≦t<1)とすれば、式(2)〜(7)より、
Figure 0003604201
なお、補間関数f(x)は上述の通り、X=tなる変数変換をしているため、
(x)=f(t)
となる。よって、補間点Xにおける補間画像データYは、
=f(t)=A+B+Ct+D (25)
で表すことができる。ここで上記各係数A,B,C,Dを式(25)に代入すると、
Figure 0003604201
となり、これを画像データYk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 について整理すると、
Figure 0003604201
と表すことができる。
【0086】
以上のアルゴリズムによって、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 の各係数である補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 が求められている。
【0087】
この場合、補間係数演算手段33は、記憶手段31に記憶された補間係数と入力手段32から入力されたパラメータβとに基づいてパラメータβに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求め、補間演算手段34は補間係数演算手段33により求められたパラメータβに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを式(1)にしたがって求める。
【0088】
なお、パラメータβを−0.5,0,0.5 と変化させたときの補間係数グラフを図4に示す。この図4から解されるように、パラメータβを大きくするにしたがって2次画像のコントラストは高くなって鮮鋭度の高いシャープな画像となり、一方パラメータβを小さくするにしたがって2次画像のコントラストは低くなって鮮鋭度の低い滑らかな画像となる。
【0089】
また、記憶手段31に記憶されている補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 として、上述のパラメータα,βを組み合わせたものを使用してもよい。すなわち、補間係数ak−1 として式(8)と(16)との平均値(式(20))を、aとして式(9)と(17)との平均値(式(21))を、ak+1 として式(10)と(18)との平均値(式(22))を、ak+2 として式(11)と(19)との平均値(式(23))を、それぞれ適用することができる。
【0090】
Figure 0003604201
この場合、補間係数演算手段33は、記憶手段31に記憶された補間係数と入力手段32から入力されたパラメータα,βとに基づいてパラメータα,βに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求め、補間演算手段34は補間係数演算手段33により求められたパラメータα,βに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを式(1)にしたがって求める。
【0091】
なお、パラメータ(α,β)を(0.4 ,−0.5),(1.0 ,0.0 ),(1.6 ,0.5 )と変化させたときの補間係数グラフを図5に示す。この図5から解されるように、パラメータαを大きくするにしたがって、またはパラメータβを大きくするにしたがって2次画像のコントラストは高くなって鮮鋭度の高いシャープな画像となり、一方パラメータαを小さくするにしたがって、またはパラメータβを小さくするにしたがって2次画像のコントラストは低くなって鮮鋭度の低い滑らかな画像となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データの補間演算方法を実施するための具体的な補間演算装置30を内包する画像再生システムを示す概略ブロック図
【図2】等間隔の周期でサンプリングされた一方向に配列されたサンプリング点(画素)の原画像データから補間画像データを求める作用を説明するグラフ
【図3】パラメータαを、0.4,1.0,1.6 と変化させたときの補間係数グラフ
【図4】パラメータβを、−0.5,0,0.5 と変化させたときの補間係数グラフ
【図5】パラメータα,βを、(0.4 ,−0.5),(1.0 ,0.0 ),(1.6 ,0.5 )と変化させたときの補間係数グラフ
【図6】等間隔の周期でサンプリングされた一方向に配列されたサンプリング点(画素)の原画像データから補間画像データを求める従来の方法を説明するグラフ
【図7】画像読取装置を示すブロック図
【符号の説明】
10 画像データ記憶装置
20 マルチフォーマッタ
30 補間演算装置
31 記憶手段
32 入力手段
33 補間係数演算手段
34 補間演算手段
40 再生手段
Sorg 1次画像データ(原画像データ)
S′ 2次画像データ(補間画像データ)

Claims (9)

  1. 画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して該原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算方法において、
    =ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
    (ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,k+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
    原画像の画素XとXk+1 との間の補間点Xの前後各2つの画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の原画像データをそれぞれYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 とし、前記画素XとXk+1 との間の3次のスプライン補間関数をf、画素Xk−1 とXとの間の3次のスプライン補間関数をfk−1 、画素Xk+1 とXk+2 との間の3次のスプライン補間関数をfk+1 としたときに、
    ▲1▼下記式(2)、(3)に示すように画素X、Xk+1 におけるスプライン補間関数fが原画像データY、Yk+1 を満足し、
    (X)=Y (2)
    (Xk+1 )=Yk+1 (3)
    ▲2▼下記式(4)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が補間関数fk−1 の画素Xにおける第1階微分係数と一致し、
    ′(X)=fk−1 ′(X) (4)
    ▲3▼下記式(5)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が補間関数fk+1 の画素Xk+1 における第1階微分係数と一致し、
    ′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
    ▲4▼下記式(6)、(7)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が画素Xの前後の画素Xk−1 、Xk+1 の原画像データYk− 、Yk+1 の勾配に対して、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータαの傾きを有するように、かつスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が画素Xk+1 の前後の画素X、Xk+2 の原画像データY、Yk+2 の勾配に対して前記パラメータαの傾きを有するように、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求め、
    ′(X)=α(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (6)
    ′(Xk+1 )=α(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (7)
    該求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを求めることを特徴とする画像データのスプライン補間演算方法。
  2. 前記求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 が下記式(8)〜(11)にそれぞれ示すものであることを特徴とする請求項1記載の画像データのスプライン補間演算方法。
    k−1 =−(α/2)t(t−1) (8)
    =(2−α/2)t−(3−α/2)t+1 (9)
    k+1 =(α/2−2)t+(3−α)t+(α/2)t (10)
    k+2 =(α/2)t(t−1) (11)
    (ただし、tは原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す(0≦t<1)。)
  3. 画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して該原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算方法において、
    =ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
    (ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,Xk+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
    原画像の画素XとXk+1 との間の補間点Xの前後各2つの画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の原画像データをそれぞれYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 とし、前記画素XとXk+1 との間の3次のスプライン補間関数をf、画素Xk−1 とXとの間の3次のスプライン補間関数をfk−1 、画素Xk+1 とXk+2 との間の3次のスプライン補間関数をfk+1 としたときに、
    ▲1▼下記式(12)、(13)に示すように画素X、Xk+1 におけるスプライン補間関数fが、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータβに応じて、原画像データY、Yk+1 からわずかに外れるように、
    (X)=−0.5 βYk−1 +(1+β)Y−0.5 βYk+1 (12)
    (Xk+1 )=−0.5 βY+(1+β)Yk+1 −0.5 βYk+2 (13)
    ▲2▼下記式(4)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が補間関数fk−1 の画素Xにおける第1階微分係数と一致し、
    ′(X)=fk−1 ′(X) (4)
    ▲3▼下記式(5)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が補間関数fk+1 の画素Xk+1 における第1階微分係数と一致し、
    ′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
    ▲4▼下記式(14)、(15)に示すように、スプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が画素Xの前後の画素Xk−1 、Xk+1 の原画像データYk−1 、Yk+1 の勾配と一致するように、かつスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が画素Xk+1 の前後の画素X、Xk+2 の原画像データY、Yk+2 の勾配と一致するように、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求め、
    ′(X)=(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (14)
    ′(Xk+1 )=(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (15)
    該求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを求めることを特徴とする画像データのスプライン補間演算方法。
  4. 前記求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 が下記式(16)〜(19)にそれぞれ示すものであることを特徴とする請求項3記載の画像データのスプライン補間演算方法。
    Figure 0003604201
    (ただし、tは原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す(0≦t<1)。)
  5. 画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して該原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算方法において、
    =ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
    (ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,k+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
    原画像の画素XとXk+1 との間の補間点Xの前後各2つの画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の原画像データをそれぞれYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 とし、前記画素XとXk+1 との間の3次のスプライン補間関数をf、画素Xk−1 とXとの間の3次のスプライン補間関数をfk−1 、画素Xk+1 とXk+2 との間の3次のスプライン補間関数をfk+1 としたときに、
    ▲1▼下記式(2)、(3)に示すように画素X、Xk+1 におけるスプライン補間関数fが原画像データY、Yk+1 を満足し、
    (X)=Y (2)
    (Xk+1 )=Yk+1 (3)
    ▲2▼下記式(4)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が補間関数fk−1 の画素Xにおける第1階微分係数と一致し、
    ′(X)=fk−1 ′(X) (4)
    ▲3▼下記式(5)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が補間関数fk+1 の画素Xk+1 における第1階微分係数と一致し、
    ′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
    ▲4▼下記式(6)、(7)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が画素Xの前後の画素Xk−1 、Xk+1 の原画像データYk−1 、Yk+1 の勾配に対して、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータαの傾きを有するように、かつスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が画素Xk+1 の前後の画素X、Xk+2 の原画像データY、Yk+2 の勾配に対して、前記パラメータαの傾きを有するように、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求め、
    ′(X)=α(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (6)
    ′(Xk+1 )=α(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (7)
    ▲5▼下記式(12)、(13)に示すように画素X、Xk+1 におけるスプライン補間関数fが、補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定する予め選択された任意のパラメータβに応じて、原画像データY、Yk+1 からわずかに外れるように、
    (X)=−0.5 βYk−1 +(1+β)Y−0.5 βYk+1 (12)
    (Xk+1 )=−0.5 βY+(1+β)Yk+1 −0.5 βYk+2 (13)
    ▲6▼下記式(4)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が補間関数fk−1 の画素Xにおける第1階微分係数と一致し、
    ′(X)=fk−1 ′(X) (4)
    ▲7▼下記式(5)に示すようにスプライン補間関数fの画素Xk+1 における第1階微分係数が補間関数fk+1 の画素Xk+1 における第1階微分係数と一致し、
    ′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5)
    ▲8▼下記式(14)、(15)に示すように、スプライン補間関数fの画素Xにおける第1階微分係数が画素Xの前後の画素Xk−1 、Xk+1 の原画像データYk−1 、Yk+1 の勾配と一致するように、かつスプライン補間関数fの画素Xk+ における第1階微分係数が画素Xk+1 の前後の画素X、Xk+2 の原画像データY、Yk+2 の勾配と一致するように、原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数bk−1 、b、bk+1 、bk+2 を求め、
    ′(X)=(Yk+1 −Yk−1 )/(Xk+1 −Xk−1 ) (14)
    ′(Xk+1 )=(Yk+2 −Y)/(Xk+2 −X) (15)
    前記原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する補間係数ごとにak−1 〜ak+2 とbk−1 〜bk+2 との平均値を求めてこれを改めて補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 とし、
    該求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを求めることを特徴とする画像データのスプライン補間演算方法。
  6. 前記求められた平均値である補間係数ak−1 、a、ak+1、ak+2 が下記式(20)〜(23)にそれぞれ示すものであることを特徴とする請求項5記載の画像データのスプライン補間演算方法。
    Figure 0003604201
    (ただし、tは原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す(0≦t<1)。)
  7. 画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して該原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算装置において、
    =ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
    (ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,Xk+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
    前記原画像の画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の各原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する、下記式(8)〜(11)にそれぞれ示すように設定された補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を記憶しておく記憶手段と、
    前記補間画像データに基づいて再生される2次画像の鮮鋭度を決定するための任意のパラメータαを入力する入力手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記補間係数と前記入力手段から入力された前記パラメータαとに基づいて該パラメータαに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1、ak+2 を求める補間係数演算手段と、
    予め、前記式(1)の演算式を記憶し、前記補間係数演算手段により求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを該式(1)にしたがって求める補間演算手段とを備えてなることを特徴とする画像データのスプライン補間演算装置。
    k−1 =−(α/2)t(t−1) (8)
    =(2−α/2)t−(3−α/2)t+1 (9)
    k+1 =(α/2−2)t+(3−α)t+(α/2)t (10)
    k+2 =(α/2)t(t−1) (11)
    (ただし、αは補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定するパラメータ、t(0≦t<1)は原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す。)
  8. 画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して該原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算装置において、
    =ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
    (ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,Xk+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
    前記原画像の画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の各原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する、下記式(16)〜(19)にそれぞれ示すように設定された補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を記憶しておく記憶手段と、
    前記補間画像データに基づいて再生される2次画像の鮮鋭度を決定するための任意のパラメータβを入力する入力手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記補間係数と前記入力手段から入力された前記パラメータβとに基づいて該パラメータβに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1、ak+2 を求める補間係数演算手段と、
    予め、前記式(1)の演算式を記憶し、前記補間係数演算手段により求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを該式(1)にしたがって求める補間演算手段とを備えてなることを特徴とする画像データのスプライン補間演算装置。
    Figure 0003604201
    (ただし、βは補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定するパラメータ、t(0≦t<1)は原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す。)
  9. 画像を表す多数の原画像データに対して3次のスプライン補間関数による補間演算を施して該原画像データとは間隔の異なる補間画像データを下記式(1)にしたがって求める画像データのスプライン補間演算装置において、
    =ak−1 k−1 +a+ak+1 k+1 +ak+2 k+2 (1)
    (ただし、Yk−1 ,Y,Yk+1 ,Yk+2 は原画像の画素Xk−1 ,X,Xk+1,Xk+2 の画像データ、Yは画素XとXk+1 との間の補間点Xの補間画像データ、ak−1 ,a,ak+1 ,ak+2 は補間係数を示す。)
    前記原画像の画素Xk−1 、X、Xk+1 、Xk+2 の各原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ対応する、下記式(20)〜(23)にそれぞれ示すように設定された補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を記憶しておく記憶手段と、
    前記補間画像データに基づいて再生される2次画像の鮮鋭度を決定するための任意のパラメータα、βを入力する入力手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記補間係数と前記入力手段から入力された前記パラメータα、βとに基づいて該パラメータα、βに応じた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 を求める補間係数演算手段と、
    予め、前記式(1)の演算式を記憶し、前記補間係数演算手段により求められた補間係数ak−1 、a、ak+1 、ak+2 および原画像データYk−1 、Y、Yk+1 、Yk+2 に基づいて、補間点Xの補間画像データYを該式(1)にしたがって求める補間演算手段とを備えてなることを特徴とする画像データのスプライン補間演算装置。
    Figure 0003604201
    (ただし、α、βは補間画像データに基づく2次画像の鮮鋭度を決定するパラメータ、t(0≦t<1)は原画像データの格子間隔を1とし、画素Xを基準としたときの補間点Xの画素Xk+1 方向への位置を示す。)
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