JPH0927901A - 画像データ補間演算方法および装置 - Google Patents

画像データ補間演算方法および装置

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JPH0927901A
JPH0927901A JP7177014A JP17701495A JPH0927901A JP H0927901 A JPH0927901 A JP H0927901A JP 7177014 A JP7177014 A JP 7177014A JP 17701495 A JP17701495 A JP 17701495A JP H0927901 A JPH0927901 A JP H0927901A
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JP7177014A
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Shigeru Saotome
滋 早乙女
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    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原画像データを所定の拡大率により拡大する
際に行う補間演算処理において、画像再生装置において
再生される画像のX、Y方向の鮮鋭度を略一定に揃え
る。 【解決手段】 所定の間隔でX、Y方向に格子状に配さ
れた画素のそれぞれについての画素値を示す原画像デー
タDに対して補間演算処理を施し、原画像データDとは
間隔が異なる補間画像データを求め、補間画像データ
を、X、Y走査により画像を再生する感熱記録装置28に
送り、ハードコピー29として再生する。この際、感熱記
録装置28のX、Y方向のレスポンスの差に応じて、X、
Y方向についてCubic スプライン、Bスプラインなどの
補間方法により、互いに異なる補間演算処理を行う。こ
れにより感熱記録装置28におけるX、Y方向の最終的な
レスポンスが互いに略等しく揃えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データの補間演
算方法および装置に関し、とくに詳細には再生画像の
X、Y方向のレスポンスを互いに略等しく揃えられるよ
うにした画像データの補間演算方法および装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、
β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射すると、この放
射線のエネルギーの一部がその蛍光体中に蓄積され、そ
の後該蛍光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積さ
れたエネルギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示す。この
ような性質を示す蛍光体を蓄積性蛍光体と言う。
【0003】この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被
写体の放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシート(以
下、蓄積性蛍光体シートと称する)に記録し、該シート
を励起光で走査して輝尽発光させ、この輝尽発光光を光
電的に読み取って画像信号を得、この画像信号を処理し
て診断適性の良い被写体の放射線画像を得る放射線画像
情報記録再生システムが提案されている(例えば特開昭
55−12429 号、同55−116340号、同55−163472号、同56
−11395 号、同56−104645号など)。
【0004】上記のように画像信号を得てこの画像信号
に基づいて可視画像を再生するシステムにおいて、その
可視画像のうち観察対象となる関心領域をより詳細に観
察したいとき、その領域を拡大して再生することがあ
る。この可視画像は、原画像を読み取って得られた原画
像データに対して所定の補間演算処理を施して原画像デ
ータ数とは異なるデータ数の2次元的な画像データであ
る補間画像データを求め、この補間画像データに基づい
た可視画像の再生を行うことによって得ることができ
る。
【0005】このような画像データの補間法としては、
線形補間による方法の他、2次あるいは3次のスプライ
ン補間関数を用いる方法など種々の方法が提案されてい
る。例えば、3次のスプライン補間関数を用いるCubic
スプライン補間演算は、元のサンプル点(画素)を通る
ことと、その第1階微分係数が各区間間で連続すること
が必要とされており、比較的鮮鋭度の高いシャープな2
次画像(補間により得られる画像)を再生するためのも
のである。また、Cubic スプライン補間演算に対して比
較的鮮鋭度の低い滑らかな2次画像を再生するための補
間画像データを得るBスプライン補間演算も知られてい
る。このように2次画像を高い鮮鋭度でシャープに再生
したい場合は、Cubic スプライン補間演算を用い、低い
鮮鋭度で滑らかに再生したい場合はBスプライン補間演
算を用いればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、補間画
像データを再生するための装置が、X、Y走査により画
像を再生するもの、例えばCRT表示装置、サーマルヘ
ッドを用いる感熱記録装置、光走査記録装置等である
と、X、Y方向のレスポンスが互いに異なり、方向によ
って被写体の見え方が変わってしまうという不具合が従
来より認められていた。この不具合は、画像再生装置の
X、Y方向のレスポンスが互いに異なっていることに起
因していると考えられる。
【0007】この場合、再生画像の鮮鋭度を強調して、
レスポンスが低い方の鮮鋭度を十分となるようにするこ
とも可能であるが、そのようにすると、レスポンスが高
い方向について過度の周波数強調がなされてアーチファ
クト(偽画像)が発生することがある。
【0008】本発明は上記の事情に鑑み、補間演算処理
を行った上で、画像再生装置において再生される画像の
X、Y方向のレスポンスを略一定に揃えることができる
画像データの補間演算方法および装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による画像データ
補間演算方法および装置は、所定の間隔でX、Y方向に
格子状に配された画素のそれぞれについての画素値を示
す原画像データについて、補間演算処理により該原画像
データとは間隔が異なる補間画像データを求め、該補間
画像データを、X、Y走査により画像を再生する画像再
生装置に送る画像データの補間演算方法および装置にお
いて、前記画像再生装置のX、Y方向のレスポンスの差
に応じて、該X、Y方向について互いに異なる補間演算
処理を行うことにより、前記画像再生装置において再生
される画像のX、Y方向の最終的なレスポンスを互いに
略等しく揃えることを特徴とするものである。
【0010】
【作用および発明の効果】本発明による補間画像データ
演算方法および装置は、画像再生装置のX、Y方向につ
いて互いに異なる補間演算を行うことにより、画像再生
装置のX、Y方向のレスポンスの差を補償するようにし
たため、再生画像のX、Y方向の最終的なレスポンスを
互いに略等しく揃えることができる。これにより、X、
Y方向のレスポンスのバランスが異なることを防止する
ことができる。また、X、Y方向のうちの一方向につい
て過度の周波数強調処理をかけてアーチファクトを発生
させてしまうことも防止することができる。
【0011】なお本発明は、前述した蓄積性蛍光体シー
トを用いる放射線画像情報記録再生システムにおいて適
用されれば、診断適性が極めて高い放射線画像を再生で
きるので特に好ましいが、このような放射線画像情報記
録再生システム以外に適用された場合でも、上記の通り
の作用、効果を奏することは勿論である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明の補間演
算を行う装置を内包した放射線画像情報記録再生システ
ムの一例を示すものである。このシステムは、前述の蓄
積性蛍光体シートに記録された放射線画像情報を読み取
り、その読み取った放射線画像を一例として感熱記録装
置により再生記録するものである。
【0013】例えばX線等の放射線が人体等の被写体を
介して照射されることによりこの被写体の透過放射線画
像情報を蓄積記録した蓄積性蛍光体シート10は、エンド
レスベルト等のシート搬送手段11により、副走査のため
に矢印Y方向に搬送される。半導体レーザ等の励起光源
12から射出された励起光(読取光)としてのレーザビー
ム13は、高速回転する回転多面鏡14によって反射偏向さ
れ、通常f・θレンズからなる走査レンズ18によって集
束され、ミラー19で反射して蓄積性蛍光体シート10上を
上記副走査方向Yと略直角な矢印X方向に主走査する。
【0014】こうしてレーザビーム13が照射されたシー
ト10の箇所からは、蓄積記録されている放射線画像情報
に応じた光量の輝尽発光光15が発散され、この輝尽発光
光15は集光体16によって集光され、光検出器としてのフ
ォトマルチプライヤー(光電子増倍管)17によって光電
的に検出される。
【0015】上記集光体16はアクリル板等の導光性材料
を成形して作られたものであり、直線状をなす入射端面
16aが蓄積性蛍光体シート10上のビーム走査線に沿って
延びるように配され、円環状に形成された出射端面16b
に上記フォトマルチプライヤー17の受光面が結合されて
いる。上記入射端面16aから集光体16内に入射した輝尽
発光光15は、該集光体16の内部を全反射を繰り返して進
み、出射端面16bから出射してフォトマルチプライヤー
17に受光され、前記放射線画像情報を担持する輝尽発光
光15の光量がこのフォトマルチプライヤー17によって検
出される。
【0016】フォトマルチプライヤー17のアナログ出力
信号(画像信号)Sは対数増幅器20によって増幅され、
A/D変換器21において所定の収録スケールファクター
でデジタル化される。こうして得られた、2次元画像を
担持するデジタルの画像データDは、画像処理装置27に
おいて所定の拡大率により拡大するために、補間演算処
理が施される。補間演算処理が施された画像データD
は、階調処理、周波数強調処理等の画像処理を受ける。
この画像処理を受けた画像データD′は、サーマルヘッ
ド28aを用いる感熱記録装置28に入力され、感熱記録装
置28において画像データD′が示す2次元画像がハード
コピー29に再生記録される。
【0017】次に、上記画像処理装置27における補間演
算処理について詳しく説明する。この画像処理装置27
は、1画像分の画素値を示しているデジタル画像データ
を一時的に格納しておくバッファメモリ23、後述する補
間係数等を記憶しておくメモリ24、補間演算部25および
画像処理部26からなる。
【0018】ここで、感熱記録装置28のX方向(主走査
方向)におけるレスポンス特性aとY方向(副走査方
向)におけるレスポンス特性bとは、図2に示すような
ものとなる。図2において、X、Y方向で主にレスポン
スを揃えたい空間周波数をαとし、この空間周波数αに
対応するX、Y方向のMTF(Modulation Transfer Fu
nction,周波数依存特性)をそれぞれm、m′とする
と、X、Y方向のレスポンスを揃えるためには、X方向
に対してY方向のレスポンスがm/m′となるような関
数の1次元補間をX、Y方向にかける必要がある。そし
てこのために、補間演算部25においては、補間画像デー
タのレスポンスがX、Y方向においてそれぞれ異なるよ
うな補間演算処理が画像データDに対して施される。
【0019】本実施の形態においては、図2に示すよう
にX方向のレスポンスがY方向のレスポンスよりも高い
ため、X方向の画像データDに対してBスプライン補間
演算を施して、低い鮮鋭度により滑らかな補間を行い、
Y方向の画像データDに対してCubic スプライン補間演
算により高い鮮鋭度によりシャープな補間を行う。
【0020】以下Cubic スプライン補間演算およびBス
プライン補間演算について詳細に説明する。
【0021】原画像からデジタル的に読み取って得られ
た、連続する画素Xk-2 ,Xk-1 ,Xk ,Xk+1 ,X
k+2 ,…の画像データ(原画像データ)を図3に示すよ
うにそれぞれYk-2 ,Yk-1 ,Yk ,Yk+1 ,Yk+2
…とする。ここで、3次のスプライン補間関数は、各区
間Xk-2 〜Xk-1 ,Xk-1 〜Xk ,Xk 〜Xk+1 ,X
k+1 〜Xk+2 ごとにそれぞれ設定され、各区間に対応す
るスプライン補間関数をfk-2 ,fk-1 ,fk
k+1 ,fk+2 とする。この補間関数はいずれも各区間
の位置を変数とする3次関数である。
【0022】ここでまず、補間しようとする点(以下、
補間点という)Xp が区間Xk 〜Xk+1 の範囲にある場
合について説明する。なお、区間Xk 〜Xk+1 に対応す
るスプライン補間関数fk は下記式(1)で表される。
【0023】 fk (x)=Ak 3 +Bk 2 +Ck x+Dk (1) Cubic スプライン補間演算においては、スプライン補間
関数fk は元のサンプル点(画素)を通ることと、その
第1階微分係数が各区間間で連続することが必要とさ
れ、これらの条件から下記式(2)〜(5)を満たす必
要がある。
【0024】 fk (Xk )=Yk (2) fk (Xk+1 )=Yk+1 (3) fk ′(Xk )=fk-1 ′(Xk ) (4) fk ′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (5) なお、fk ′は関数fk の第1階微分(3Ak 2 +2
k x+Ck )を表すものである。また、Cubic スプラ
イン補間演算は厳密には第2階微分係数の連続条件も含
むものであるが、式が複雑化するため上述したように簡
略化して用いるのが一般的である。
【0025】またCubic スプライン補間演算において
は、画素Xk における第1階微分係数が、その画素Xk
の前後の画素であるXk-1 とXk+1 とについて、これら
の画像データYk-1 、Yk+1 の勾配(Yk+1 −Yk-1
/(Xk+1 −Xk-1 )に一致することが条件であるか
ら、下記式(6)を満たす必要がある。
【0026】 fk ′(Xk )=(Yk+1 −Yk-1 )/(Xk+1 −Xk-1 ) (6) 同様に、画素Xk+1 における第1階微分係数が、その画
素Xk+1 の前後の画素であるXk とXk+2 とについて、
これらの画像データYk 、Yk+2 の勾配(Yk+2
k )/(Xk+2 −Xk )に一致することが条件である
から、下記式(7)を満たす必要がある。
【0027】 fk ′(Xk+1 )=(Yk+2 −Yk )/(Xk+2 −Xk ) (7) ここで、各区間Xk-2 〜Xk-1 ,Xk-1 〜Xk ,Xk
k+1 ,Xk+1 〜Xk+2 の間隔(格子間隔という)を1
とし、画素Xk からの画素Xk+1 方向への補間点Xp
位置をt(0≦t≦1)とすれば、式(1)〜(4)お
よび(6)、(7)より、 fk (0)=Dk =Ykk (1)=Ak +Bk +Ck +Dk =Yk+1k ′(0)=Ck =(Yk+1 −Yk-1 )/2 fk ′(1)=3Ak +2Bk +Ck =(Yk+2
k )/2 したがって、 Ak =(Yk+2 −3Yk+1 +3Yk −Yk-1 )/2 Bk =(−Yk+2 +4Yk+1 −5Yk +2Yk-1 )/2 Ck =(Yk+1 −Yk-1 )/2 Dk =Yk なお、スプライン補間関数fk (x)は上述の通り、X
=tなる変数変換をしているため、 fk (x)=fk (t) となる。よって、補間点Xp における補間画像データY
p は、 Yp =fk (t)=Ak 3 +Bk 2 +Ck t+Dk (8) で表すことができる。ここで上記各係数Ak ,Bk ,C
k ,Dk を式(8)に代入すると、 Yp ={(Yk+2 −3Yk+1 +3Yk −Yk-1 )/2}t3 +{(−Yk+2 +4Yk+1 −5Yk +2Yk-1 )/2}t2 +{(Yk+1 −Yk-1 )/2}t+Yk となり、これを画像データYk-1 ,Yk ,Yk+1 ,Y
k+2 について整理すると、下記式(9)で表すことがで
きる。
【0028】 Yp ={(−t3 +2t2 −t)/2}Yk-1 +{(3t3 −5t2 +2)/2}Yk +{(−3t3 +4t2 +t)/2}Yk+1 +{(t3 −t2 )/2}Yk+2 (9) と表すことができる。
【0029】ここで、原画像データYk-1 、Yk 、Y
k+1 、Yk+2 の各係数を補間係数ak- 1 、ak
k+1 、ak+2 と称する。すなわち、式(9)における
原画像データYk-1 、Yk 、Yk+1 、Yk+2 にそれぞれ
対応する補間係数ak-1 、ak 、ak+1 、ak+2 は、 ak-1 =(−t3 +2t2 −t)/2 ak =(3t3 −5t2 +2)/2 ak+1 =(−3t3 +4t2 +t)/2 ak+2 =(t3 −t2 )/2 となる。
【0030】以上の演算を各区間Xk-2 〜Xk-1 ,X
k-1 〜Xk ,Xk 〜Xk+1 ,Xk+1 〜Xk+2 について繰
り返すことにより、原画像データの全体について原画像
データとは間隔の異なる補間画像データを求めることが
できる。
【0031】ところで、上記Cubic スプライン補間演算
は、前述したように元のサンプル点(画素)を通ること
と、その第1階微分係数が各区間間で連続することが必
要とされていて、比較的鮮鋭度の高いシャープな2次画
像(補間により得られる画像)を再生するための補間画
像データを得るものであるが、一方、比較的鮮鋭度の低
い滑らかな2次画像を再生するための補間画像データを
得るBスプライン補間演算も知られている。このBスプ
ライン補間演算は、元のサンプル点(画素)を通ること
は必要とされない代わりに、第1階微分係数および第2
階微分係数(f″(X)で表す)が各区間間で連続する
ことが必要とされる。
【0032】すなわち、 fk (x)=Ak 3 +Bk 2 +Ck x+Dk (1) において、 fk ′(Xk )=fk-1 ′(Xk ) (10) fk ′(Xk+1 )=fk+1 ′(Xk+1 ) (11) fk ″(Xk )=fk-1 ″(Xk ) (12) fk ″(Xk+1 )=fk+1 ″(Xk+1 ) (13) が条件となる。ただし、画素Xk における第1階微分係
数が、その画素Xk の前後の画素であるXk-1 とXk+1
とについて、これらの画像データYk-1 、Yk+1の勾配
(Yk+1 −Yk-1 )/(Xk+1 −Xk-1 )に一致するこ
とが条件であるから、下記式(14)を満たす必要があ
る。
【0033】 fk ′(Xk )=(Yk+1 −Yk-1 )/(Xk+1 −Xk-1 ) (14) 同様に、画素Xk+1 における第1階微分係数が、その画
素Xk+1 の前後の画素であるXk とXk+2 とについて、
これらの画像データYk 、Yk+2 の勾配(Yk+2
k )/(Xk+2 −Xk )に一致することが条件である
から、下記式(15)を満たす必要がある。
【0034】 fk ′(Xk+1 )=(Yk+2 −Yk )/(Xk+2 −Xk ) (15) また関数f(X)は一般に下記式(16)に示すもので近
似される。
【0035】 f(X)=f(0) +f′(0) X+{f″(0)/2}X2 (16) ここで、各区間Xk-2 〜Xk-1 ,Xk-1 〜Xk ,Xk
k+1 ,Xk+1 〜Xk+2 の間隔(格子間隔という)を1
とし、画素Xk からの画素Xk+1 方向への補間点Xp
位置をt(0≦t≦1)とすれば、式(10)〜(13)お
よび(16)より、 fk ′(0)=Ck =(Yk+1 −Yk-1 )/2 fk ′(1)=3Ak +2Bk +Ck =(Yk+2
k )/2 fk ″(0)=Yk+1 −2Yk +Yk-1 =2B したがって、 Ak =(Yk+2 −3Yk+1 +3Yk −Yk-1 )/6 Bk =(Yk+1 −2Yk +Yk-1 )/2 Ck =(Yk+1 −Yk-1 )/2 ここで、Dk は未知のため、 Dk =(D1 k+2 +D2 k+1 +D3 k +D4
k-1 )/6 とおく。また、スプライン補間関数fk (x)は上述の
通り、X=tなる変数変換をしているため、 fk (x)=fk (t) となる。よって、 fk (t)={(Yk+2 −3Yk+1 +3Yk −Yk-1 )/6}t3 +{(Yk+1 −2Yk +Yk-1 )/2}t2 +{(Yk+1 −Yk-1 )/2}t +(D1 k+2 +D2 k+1 +D3 k +D4 k-1 )/6 となり、これを画像データYk-1 ,Yk ,Yk+1 ,Y
k+2 について整理すると、下記式(17)で表すことがで
きる。
【0036】 fk (t)={(−t3 +3t2 −3t+D4 )/6}Yk-1 +{(3t3 −6t2 +D3 )/6}Yk +{(−3t3 +3t2 +3t+D2 )/6}Yk+1 +{(t3 +D1 )/6}Yk+2 (17) ここで、t=1とおけば、 fk (1)={(D4 −1)/6}Yk-1 +{(D3 −3)/6}Yk +{(D2 +3)/6}Yk+1 +{(D1 +1)/6}Yk+2 次に区間Xk+1 〜Xk+2 についての式(17)は、 fk+1 (t)={(−t3 +3t2 −3t+D4 )/6}Yk +{(3t3 −6t2 +D3 )/6}Yk+1 +{(−3t3 +3t2 +3t+D2 )/6}Yk+2 +{(t3 +D1 )/6}Yk+3 (18) ここで、t=0とおけば、 fk+1 (0)=(D4 /6)Yk +(D3 /6)Yk+1
+(D2 /6)Yk+2 +(D1 /6)Yk+3 連続性の条件(fk (1)=fk+1 (0))、および各
原画像データに対応する係数同士が等しいという条件に
より、D4 −1=0,D3 −3=D4 ,D2 +3=
3 ,D1 +1=D2 ,D1 =0、となり、したがっ
て、 Dk =(Yk+1 +4Yk +Yk-1 )/6 となる。よって、 Yp =fk (t)={(−t3 +3t2 −3t+1)/6}Yk-1 +{(3t3 −6t2 +4)/6}Yk +{(−3t3 +3t2 +3t+1)/6}Yk+1 +{t3 /6}Yk+2 (19) したがって、原画像データYk-1 、Yk 、Yk+1 、Y
k+2 にそれぞれ対応する補間係数bk-1 、bk
k+1 、bk+2 は、 bk-1 =(−t3 +3t2 −3t+1)/6 bk =(3t3 −6t2 +4)/6 bk+1 =(−3t3 +3t2 +3t+1)/6 bk+2 =t3 /6 となる。
【0037】以上の演算を各区間Xk-2 〜Xk-1 ,X
k-1 〜Xk ,Xk 〜Xk+1 ,Xk+1 〜Xk+2 について繰
り返すことにより、原画像データの全体について原画像
データとは間隔の異なる補間画像データを求めることが
できる。
【0038】このようにして求められた補間係数
k-1 、ak 、ak+1 、ak+2 およびbk-1 、bk 、b
k+1 、bk+2 は、メモリ24に記憶される。そして、画像
データDが補間演算部25に入力されると、補間演算部25
は、メモリ24から補間係数を読み出し、この補間係数に
基づいて、画像データDの補間演算を行う。すなわち、
画像データDのX方向に対してBスプライン補間演算を
施して低い鮮鋭度により滑らかな補間を行い、Y方向に
対してCubic スプライン補間演算により高い鮮鋭度によ
りシャープな補間を行う。
【0039】このようにして補間演算処理が施されて、
所定の拡大率に拡大された画像データは、画像処理部26
に入力され、周波数処理などの画像処理が施され、さら
に画像処理が施された画像データD′は感熱記録装置28
によりハードコピー29として再生される。
【0040】このようにして再生された放射線画像は、
感熱記録装置28のX、Y方向のレスポンスの差が補償さ
れ、再生画像のX、Y方向の最終的なレスポンスが互い
に略等しく揃えらる。これにより、X、Y方向のレスポ
ンスのバランスが異なることを防止することができ、ま
た、X、Y方向のうちの一方向について過度の周波数強
調処理をかけてアーチファクトを発生させてしまうこと
も防止することができる。
【0041】なお、上述した実施の形態においては、原
画像データのX方向にBスプライン補間演算を、Y方向
にCubic スプライン補間演算を施すようにしているが、
X、Y方向のそれぞれについて、Bスプライン補間およ
びCubic スプライン補間の双方をそれぞれの補間係数に
重み付けをして補間演算を行うようにしてもよい。すな
わち、下記の式(20) F =α・A+(1−α)・B (20) 但し、F:新たな補間係数 A,B:補間係数 α:0より小さい範囲および/または1より大きい範囲
を含む重み係数 において、AをCubic スプライン補間の補間係数、Bを
Bスプライン補間の補間係数とし、原画像データのX、
Y方向のそれぞれの最終的なレスポンスが略等しくなる
ように、重み係数αの値を変更して補間演算を行う。例
えば、原画像データYk-1 、Yk 、Yk+1 、Yk+2 に対
するCubic スプライン補間係数をak-1 、ak
k+1 、ak+2 、Bスプライン補間係数をbk-1
k 、bk+1 、bk+2としたとき、補間値S′は、 S′={α・ak-1 +(1−α)・bk-1 }Yk-1 +{α・ak +(1−α)・bk }Yk +{α・ak+1 +(1−α)・bk+1 }Yk+1 +{α・ak+2 +(1−α)・bk+2 }Yk+2 (21) となる。
【0042】このように、X、Y方向のそれぞれの補間
係数を重み付けして、補間演算処理を行うことにより、
X、Y方向のレスポンスを等しくするようにレスポンス
を微調整することができる。
【0043】さらに、X、Y方向の原画像データに対し
て補間演算処理を施す際に、例えば、特開昭55-163472
号公報に記載されたボケマスク処理などの周波数処理を
施し、これによりX、Y方向のそれぞれのレスポンスを
調整するようにしてもよい。
【0044】これは、X、Y方向にそれぞれ延びる1走
査ラインごとに、そのラインを構成している各画素に関
する原画像データDorg に対して、下記の演算処理 D′=Dorg +β(Dorg −Dus) に相当するフィルタリング処理を行うものである。なお
βは強調係数、Dusは各画素に関する超低空間周波数に
対応するボケマスクデータで、マスクサイズをN、その
マスクサイズ内の画素の画素値の合計値をΣとすると、
Dus=Σ/Nである。
【0045】例えば、N=3とし、X方向に並ぶ3つの
画素の原画像データをx1 、x2 、x3 とすると、中央
の画素の原画像データx2 については、 D′=x2 +β{x2 −(x1 +x2 +x3 )/3} =(−β/3)x1 +(1+2β/3)x2 +(−β/3)x3 であるから、 x2 ′=ax1 +bx2 +cx3 (b=1+2β/3、a=c=−β/3) ……(22) と置き代えるフィルタリング処理がなされる。
【0046】このように、原画像データのX、Y方向の
それぞれに対して補間演算処理を施す際に、X、Y方向
のレスポンスを調整するための周波数処理を施すことに
より、上述した実施の形態と同様に、感熱記録装置28の
X、Y方向のレスポンスの差が補償され、再生画像の
X、Y方向の最終的なレスポンスが互いに略等しく揃え
られる。これにより、X、Y方向のレスポンスのバラン
スが異なることを防止することができ、また、X、Y方
向のうちの一方向について過度の周波数強調処理をかけ
てアーチファクトを発生させてしまうことも防止するこ
とができる。
【0047】また、上述した実施の形態においては、Cu
bic スプライン補間演算を行うための上記式(6)およ
び式(7)の代わりに、パラメータαを付加した下記の
式(6′)および(7′) fk ′(Xk )=α(Yk+1 −Yk-1 )/(Xk+1 −Xk-1 ) (6′) fk ′(Xk+1 )=α(Yk+2 −Yk )/(Xk+2 −Xk ) (7′) を用い、パラメータαを種々変更して補間演算処理を行
うようにしてもよい。
【0048】すなわち、従来のCubic スプライン補間演
算では式(6′)および(7′)におけるパラメータα
が、「1」に固定されていたためこのCubic スプライン
補間演算を単独で、あるいはBスプライン補間演算を単
独で行った場合には、常に1つの鮮鋭度の2次画像しか
得られず、また前述の特開平2-278478号に示したCubic
スプライン補間演算とBスプライン補間演算とを組み合
わせたスプライン補間演算ではCubic スプライン補間演
算で得られる鮮鋭度とBスプライン補間演算で得られる
鮮鋭度との範囲内でしか鮮鋭度の調整はできないが、パ
ラメータαを変更できるようにし、例えば、パラメータ
αを「1」より大きく設定することにより従来のCubic
スプライン補間演算で得られる鮮鋭度より高い鮮鋭度の
2次画像を得ることができ、このパラメータαを大きく
するにしたがって鮮鋭度を高くすることができる。ま
た、パラメータαを「1」より小さく設定することによ
り従来のCubic スプライン補間演算で得られる鮮鋭度よ
り低い鮮鋭度の2次画像を得ることができ、このパラメ
ータαを小さくするにしたがって鮮鋭度を低くすること
ができる。したがって、このパラメータαの値を任意に
変更して、所望の鮮鋭度の補間画像データを得ることが
できる。
【0049】このように、原画像データのX、Y方向の
それぞれに対して補間演算を施す際に、X、Y方向のレ
スポンスを調整するためのパラメータαを設定すること
により、上述した実施の形態と同様に、感熱記録装置28
のX、Y方向のレスポンスの差が補償され、再生画像の
X、Y方向の最終的なレスポンスが互いに略等しく揃え
られる。これにより、X、Y方向のレスポンスのバラン
スが異なることを防止することができ、また、X、Y方
向のうちの一方向について過度の周波数強調処理をかけ
てアーチファクトを発生させてしまうことも防止するこ
とができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する装置の一例を示す概略
構成図
【図2】本発明に関わる、画像再生装置のX、Y各方向
のレスポンス特性を示すグラフ
【図3】等間隔の周期でサンプリングされた一方向に配
列されたサンプリング点(画素)の原画像データから補
間画像データを求める方法を説明するグラフ
【符号の説明】
10 蓄積性蛍光体シート 11 シート搬送手段 12 励起光源 13 レーザビーム 14 回転多面鏡 15 輝尽発光光 16 集光体 17 フォトマルチプライヤー 23 バッファメモリ 24 メモリ 25 補間演算処理部 26 画像処理部 27 画像処理装置 28 感熱記録装置 29 ハードコピー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔でX、Y方向に格子状に配さ
    れた画素のそれぞれについての画素値を示す原画像デー
    タについて、補間演算処理により該原画像データとは間
    隔が異なる補間画像データを求め、該補間画像データ
    を、X、Y走査により画像を再生する画像再生装置に送
    る画像データの補間演算方法において、 前記画像再生装置のX、Y方向のレスポンスの差に応じ
    て、該X、Y方向について互いに異なる補間演算処理を
    行うことにより、前記画像再生装置において再生される
    画像のX、Y方向の最終的なレスポンスを互いに略等し
    く揃えることを特徴とする画像データ補間演算方法。
  2. 【請求項2】 所定の間隔でX、Y方向に格子状に配さ
    れた画素のそれぞれについての画素値を示す原画像デー
    タについて、補間演算処理手段により該原画像データと
    は間隔が異なる補間画像データを求め、該補間画像デー
    タを、X、Y走査により画像を再生する画像再生装置に
    送る画像データの補間演算装置において、 前記補間演算処理手段が、前記画像再生装置のX、Y方
    向のレスポンスの差に応じて、該X、Y方向について互
    いに異なる補間演算処理を行い、前記画像再生装置にお
    いて再生される画像のX、Y方向の最終的なレスポンス
    を互いに略等しく揃える手段であることを特徴とする画
    像データ補間演算装置。
JP7177014A 1995-07-13 1995-07-13 画像データ補間演算方法および装置 Withdrawn JPH0927901A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6760489B1 (en) 1998-04-06 2004-07-06 Seiko Epson Corporation Apparatus and method for image data interpolation and medium on which image data interpolation program is recorded

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