JP3603835B2 - 熱機械分析装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、試料に圧縮荷重あるいは引張荷重を加え、試料の温度を一定の速度で変えながら、試料の伸びや収縮などの寸法を検出し、温度または時間の関数として測定する熱機械分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
試料の温度を一定の速度で変えながら、その試料の寸法を温度の関数として測定する熱膨張測定と、さらに試料に圧縮又は引張荷重を加えた場合における試料の機械的性質の変化を測定する方法とを含めて熱機械的分析(Thermal Mechanical Analysis:TMA)といわれ、その分析手法は金属、非金属のあらゆる分野に利用されている。例えば、耐火物などの窯業の分野では、成形する際の収縮率を知る必要があり、その焼成工程の設定、製品の品質管理などに熱膨張測定はきわめて重要である。また、ガラス、合成樹脂の分野では、ガラス転移温度、軟化温度、結晶転移温度の決定や、熱力学的見地からの研究などに用いられている。
熱機械分析装置では、検出棒を試料に直接接触させて、外部から試料を加熱し、その試料の寸法変化を、検出棒の上下動による位置変化として検出し測定する方法が多く用いられている。
【0003】
図4に、従来の熱機械分析装置の断面構造を示す。検出棒5は、下端部が試料10に接触し、上端部は差動トランス4の差動トランスコア4bに接続されている。上部の系吊下げバネ1は、上端が枠13に固定され、下端はフォースコイル2の上面中央部に固定され、差動トランスコア4bから延長された軸が磁石3の中央を通り、フォースコイル2の中央に接続されている。円筒状の底に設けられた試料台7に試料10がセットされ、検出棒5が試料10の上面に接触し、試料支持管6は、装置のベースプレートの金具(図示せず)に固定されている。そして、外部に設けられた温度センサ9付の加熱炉8によって試料10が加熱制御される。
試料10の変位測定は、差動トランスコイル4aと差動トランスコア4bで構成される差動トランス4によって行なわれる。検出棒5の上下動によって差動トランスコア4bの位置が上下に変化するのを差動トランスコイル4aが検出し、試料10の熱膨張による寸法変化を知ることができる。
また、フォースコイル2に電流を流し、磁石3との相互作用によって、中心軸(フォースコイル2の中心の軸、差動トランスコア4b、検出棒5)を介して試料に圧縮、引張荷重を加えることができる。
そして、差動トランス4の差動トランスコイル4aとその上部に位置する磁石3が、枠13に固定され、その枠13を上下にマイクロメータヘッド11によって手動で移動させることができる
また、装置の下部に加熱炉8が設けられ、加熱時の熱が上方に伝わるので、その熱を放散するための放熱器(図示せず)が装置下部加熱部真上に取付けられる。
そして、装置の各部が、外部の環境によって影響されないように、装置のベースプレート(図示せず)に容器カバー(図示せず)が被せられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の熱機械分析装置は以上のように構成されているが、熱機械分析装置で要求される変位計測の分解能は、0.1μmオーダであり、その分解能を満たすような変位量は±2.5mm程度が限界であった。しかしながら、比較的膨張率の大きな、長さの長い試料、例えば、フィルムやゴムなどの変位量は、数mm以上の変位を起こすこともあり、従来の熱機械分析装置の差動トランス4では、ダイナミックレンジが不足し、10〜20mm程度の試料長を測定することができない場合があるという問題があった。
また、熱機械分析装置は、試料10の初期長を計測するために、変位測定手段(差動トランス4、磁石3、フォースコイル2)を、枠13を介してマイクロメータヘッド11などに連結して、試料長に応じて動かす機構を備えている。すなわち、最初、試料台7に試料10を置かずに、検出棒5を試料台7に接触させたときのマイクロメータヘッド11の指標値と、次に、試料台7に試料10をおいて、検出棒5を試料10に接触させたときのマイクロメータヘッド11の指標値との差をもって、初期長としている。マイクロメータヘッド11のかわりに、パルスモータで駆動し、回転パルスをカウントして長さに換算する自動測長機能を有する場合もある。しかし、変位測定手段のほかに、独立した試料長計測機構を備えることは、構造上複雑となり、コストもかかるという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、変位長計測のダイナミックレンジが広く、且つ、高分解能の熱機械分析装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の熱機械分析装置は、一端を試料に接触させ他端が変位測定部及び磁石と相互作用するフォースコイルの軸に連結された検出棒と、前記フォースコイルおよび検出棒等の自重を消去する弾性手段と、前記フォースコイルと磁石の作用により前記検出棒に所期の圧縮または引張力を発生させ検出棒に接触する試料に荷重を印加しつつ、試料の温度を一定の速度で変化させながらその試料の寸法を温度の関数として測定する熱機械分析装置において、磁気誘導を用い、二組の差動結合された検出コイルにより、機械的な変位を信号間の位相差(時間)に変換し、その時間を計測することによって、変位・位置を検出することにより試料の変位を測定するものである。
【0007】
また、本発明の熱機械分析装置は、一端を試料に接触させ他端が変位測定部及び磁石と相互作用するフォースコイルの軸に連結された検出棒と、前記フォースコイルおよび検出棒等の自重を消去する弾性手段と、前記フォースコイルと磁石の作用により前記検出棒に所期の圧縮または引張力を発生させ検出棒に接触する試料に荷重を印加しつつ、試料の温度を一定の速度で変化させながらその試料の寸法を温度の関数として測定する熱機械分析装置において、磁気誘導を用い、二組の差動結合された検出コイルにより、機械的な変位を信号間の位相差(時間)に変換し、その時間を計測することによって、変位・位置を検出することにより測定前の試料初期長を計測するものである。
【0008】
本発明の熱機械分析装置は上記のように構成されており、検出棒の一端が試料に接触し、他端が変位測定部及び磁石と相互作用するフォースコイルの軸に連結され、その変位測定部の検出部で磁気誘導により試料の変位を検出する機構が用いられ、上方から系吊下げバネで吊り下げられて、フォースコイルと磁石の相互作用により検出棒を介して、試料へ圧縮または引張荷重が印加される。そして、試料の温度を一定の速度で変化させながら、変位測定部の検出部内の検出棒に取付けられた強磁性体の上下動によって、磁気誘導される2組の検出コイルの出力を用い、試料の寸法の機械的な変位が、その検出コイルの信号間の位相差(時間)に変換され、その時間(位相)が計測され、温度の関数として測定される。また、変位測定部の検出部の長さを長く設定することにより、変位長計測のダイナミックレンジを広くすることができ、試料の初期長、比較的膨張率の大きな、長さの長い試料等の測定を行なうことができる。そして、2組の検出コイルで検出しているので、高分解能のデータを得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の熱機械分析装置の一実施例を、図1を参照しながら説明する。図1は本発明の熱機械分析装置の断面構造を示す図である。
本熱機械分析装置は、下端を試料10に接触させ、上端に変位測定部20の検出部20a内に設けられた強磁性体21の軸下端に取付けられ、且つ、その強磁性体21を介して磁石3と相互作用するフォースコイル2の軸に連結された検出棒5と、フォースコイル2及び検出棒5等の自重を消去する系吊下げバネ1と磁石3とフォースコイル2からなる弾性手段と、励磁コイル22とその励磁界中に差動結合された2組の検出コイルからからなる検出コイル部22aと検出棒5に取付けられた強磁性体21とから構成された検出部20aと、検出部20a内の検出棒5に取付けられた強磁性体21の上下動によって、磁気誘導される検出コイル部22aの出力信号間の位相差(時間)を、試料の寸法の機械的な変位に変換する変換回路25と、磁石3と系吊下げバネ1を枠13aに取付けボールネジ12a上を上下に移動可能な駆動機構12の受け具13bと、ベアリング支持部12bとカップリング12cとを介して受け具13bを上下させる駆動機構12のモータ12dと、下端で試料10を支持し上端が装置のベースプレート(図示せず)に着脱可能に取付けられた試料支持管6と、試料10を加熱する加熱炉8と、検出棒5を介して試料10に印加される荷重を磁石3とフォースコイル2の相互作用によって制御(A)し、また、モータ12dによって受け具13bを上下して検出棒5を上下し、加熱炉8の温度を温度センサ9により検知(C)して温度を制御し、検出部20aと変換回路25からなる変位測定部20からの信号を検出して試料10の変位を温度の関数として計測するデータ処理部16を備えた制御部15とから構成されている。
【0010】
本熱機械分析装置と従来の装置と異なる点は、従来の装置が試料10の変位計測に差動トランス4を用い、差動結合された検出コイルの出力差を直接、変位信号としているのに対し、本熱機械分析装置が、検出棒5の可動側に強磁性体21と、検出部20aの固定側に励磁磁界を形成する励磁コイル22と、2組の差動結合された検出コイルからなる検出コイル部22aとを備え、強磁性体21の上下動の機械的な変位を、信号間の位相差(時間)に変換し、その時間を計測することによって、試料の変位を測定する点にある。
そして、熱機械分析装置で要求される変位計測の分解能が0.1μmオーダであり、従来の差動トランス4では、その分解能を満たすような変位量は、±2.5mm程度が限界であった。これに対し本装置では、変位測定部20の検出部20aの長さを長くし、大きな変位計測に対応できるように、検出棒5とフォースコイル2の上下ストロークを大きくできる機構を備えて、変位計測のダイナミックレンジを大きくした点にある。そのため検出部20aによる高分解能0.125μmで、ダイナミックレンジを広くして10〜20mm程度以上の試料長でも計測することができる。
【0011】
検出棒5は、下端を試料10に接触させ、上端は変位測定部20の検出部20aの強磁性体21の軸下端に取付けられ、且つ、その強磁性体21を介して磁石3と相互作用するフォースコイル2の軸に連結されている。
上下動の弾性手段は、フォースコイル2及び検出棒5等の自重を消去する系吊下げバネ1と磁石3とフォースコイル2からなる。枠13aに取付けられた系吊下げバネ1がフォースコイル2と強磁性体21と検出棒5を吊り下げ、磁石3とフォースコイル2の相互作用により、強磁性体21と検出棒5介して試料10に荷重を印加することができる。フォースコイル2に制御部15から電流が流されることにより、発生する磁界によってフォースコイル2が磁石3と反発又は吸引されて、上下する。これらの作用により強磁性体21と検出棒5の試料10への自重を消去し、試料10に圧縮または引張荷重を加えて、試料10の温度に対する変位を検出棒5の上下動で計測することができる。
変位測定部20は、検出部20aと変換回路25とから構成され、検出棒5の上端に取付けられた強磁性体21の上下動位置を検出する。
検出部20aは、検出棒5に取付けられた強磁性体21と、基準となる一次交流信号で励磁される励磁コイル22と、2個の巻線コイルを差動結合した2組の検出コイルからなる検出コイル部22aとから構成される。
変換回路25は、強磁性体21の変位によって磁気誘導される2組の検出コイル部22aの出力信号間の位相差(時間)を、試料の寸法の機械的な変位に変換するものである。
【0012】
図2に、変位測定部20の検出部20aの構造を示す。検出部20aの可動側は、検出棒5に強磁性体21が取付けられ、試料の長さ変化に応じて上下動する。検出部20aの固定側は、励磁コイル22と、図1に示す検出コイル部22aから構成され、検出コイル部22aは、1組の差動結合された検出コイル24a、検出コイル24bと、もう1組の差動結合された検出コイル23a、検出コイル23bの2組から構成される。
励磁コイル22に変換回路25の基準クロックを基にして、10kHzの一次交流励磁信号A×Sinωtが印加され、励磁磁界が内部に形成される。
強磁性体21により誘導された2組の差動結合された検出コイル24a、24bと差動結合された検出コイル23a、23bの出力信号は、この時点では励磁コイル22の励磁信号(A×Sinωt)と同位相であるが、強磁性体21の位置に応じてそれぞれ波高値の異なる2つの信号、a×Sin(θ、χ)・Sinωtとa×Cos(θ、χ)・Sinωtになる。
次に、そのa×Sin(θ、χ)・Sinωtの信号を変換回路25で、π/2シフトし、a×Sin(θ、χ)・Cosωtとし、もう1つの信号のa×Cos(θ、χ)・Sinωtとを回路上で加法定理に基づき合成して、a×Sin(ωt±θ、χ)を得る。この信号は基準となる励磁コイル22の励磁信号と比較すると、(θ、χ)分だけ位相がずれた信号となる。
変換回路25には、基準クロックを基にして励磁信号と同期して1サイクル毎にスタート/リセットを繰り返すカウンタが設けられ、合成された信号a×Sin(ωt±θ、χ)の零クロス点を回路上で検出し、その点でカウンタをラッチすると、その時のカウンタのデジタル値は、(θ、χ)に合致する。このようにして位相差(時間)をデジタルカウントして、位置データ(θ、χ)を得ることができる。この位置データ出力はスキャン(10kHz)毎にリフレッシュして得られ、その出力が図1で示す制御部15のデータ処理部16に入力される。
【0013】
駆動機構12は、枠13aを取付けた受け具13bと、ボールネジ12aを回転軸に接続したモータ12dから構成される。
受け具13bは、磁石3と系吊下げバネ1を枠13aに取付け用のボールネジ12a上を上下に駆動機構12によって移動することができる。そのストロークはボールネジ12aの長さによって決まり、試料初期長の計測範囲を大きくするために長さの長いボールネジ12aが用いられる。
モータ12dは、回転軸からカップリング12cとベアリング支持部12bを介して、ボールネジ12aに回転駆動力を伝達し、ボールネジ12aを回転し、受け具13bを上下動させるものである。
試料支持管6は、下端の底面で試料10を支持する試料台7を形成し、上端が装置のベースプレート(図示せず)に着脱可能に固定されたものである。
加熱炉8は、試料支持管6内の試料10を加熱する電気炉で、温度センサ9を設け制御部15によって、温度が制御される。
制御部15は、フォースコイル2に電流を流し、磁石3との相互作用により力を発生させる機能と、モータ12dに電流を流し回転させて受け具13bを上下させ、磁石3と系吊下げバネ1を上下させる機能と、変換回路25からの信号を受けてデータ処理部16で処理する機能と、温度センサ9からの信号を検出して加熱炉8の温度を制御する機能とを有する。
【0014】
図3に、本熱機械分析装置を用い、試料10の初期長を計測し、試料10の温度を一定の速度で変化させながら、その試料10の寸法変位を測定する状態を示す。(a)は試料10が無い状態を示し、(b)は試料10がセットされ、試料10が加熱される状態を示す。
(a)は、試料10がセットされる前の状態で、モータ12dを回転しボールネジ12a上を受け具13bが下げられ、枠13aに吊り下げられた検出部20aと検出棒5が下げられ、試料支持管6の底部の試料台7に検出棒5を接触させた状態である。そのときの検出部20aからの信号がLoとして変換回路25に送られ、位置信号に変換されてデータ処理部16に設定される。
そして、(b)は、検出棒5が一度上方に上げられ、試料がセットされた状態で、再び、モータ12dを回転しボールネジ12a上を受け具13bが下げられ、枠13aに吊り下げられた検出部20aと検出棒5が下げられ、試料支持管6の底部の試料台7にセットされた試料10の上面に検出棒5を接触させた状態である。そのときの検出部20aからの信号がL1として変換回路25に送られ、位置信号に変換されてデータ処理部16にそのデータが取り込まれ、(L1−Lo)が試料10の初期長とされる。そして、加熱炉8に制御部15から電流が流され、温度センサ9からの信号により試料10の温度を一定の速度で変化させながら、その試料10の寸法が温度の関数として測定される。
【0015】
【発明の効果】
本発明の熱機械分析装置は、上記のように構成されており、検出棒の一端が試料に接触し、他端が検出部の強磁性体及び磁石と相互作用するフォースコイルの軸に連結され、フォースコイルと磁石の相互作用により検出棒を介して、試料へ圧縮または引張荷重を印加し、試料の温度を一定の速度で変化させながら、検出部の励磁コイルを交流励磁する1次信号入力と、強磁性体の上下動の位置変位に応じて検出部内で磁気誘導される2次信号出力との間の位相差(時間)を、デジタル検出する変位測定部を用いているので、高分解能で変位計測することができる。また、上方から系吊下げバネで検出棒、変位測定部、フォースコイルを吊り下げ、磁石と同一の枠に固定し、その枠を上下に駆動できる駆動機構を備えているので、変位測定部の検出部を計測方向に沿って長くするほど、変位計測の範囲を拡大しダイナミックレンジを広くすることができ、試料の初期長、比較的膨張率の大きな、長さの長い試料等の測定を、別途試料測長機構を必要とせず、安価な簡単な構造で行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱機械分析装置の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の熱機械分析装置の変位測定部の原理を示す図である。
【図3】本発明の熱機械分析装置の零点記憶と試料長記憶の状態を示す図である。
【図4】従来の熱機械分析装置を示す図である。
【符号の説明】
1…系吊下げバネ
2…フォースコイル
3…磁石
4…差動トランス
4a…差動トランスコイル
4b…差動トランスコア
5…検出棒
6…試料支持管
7…試料台
8…加熱炉
9…温度センサ
10…試料
11…マイクロメータヘッド
12…駆動機構
12a…ボールネジ
12b…ベアリング支持部
12c…カップリング
12d…モータ
13、13a…枠
13b…受け具
20…変位測定部
20a…検出部
21…強磁性体
22…励磁コイル
22a…検出コイル部
23a、23b、24a、24b…検出コイル
25…変換回路
15…制御部
16…データ処理部

Claims (2)

  1. 一端を試料に接触させ他端が変位測定部及び磁石と相互作用するフォースコイルの軸に連結された検出棒と、前記フォースコイルおよび検出棒等の自重を消去する弾性手段と、前記フォースコイルと磁石の作用により前記検出棒に所期の圧縮または引張力を発生させ検出棒に接触する試料に荷重を印加しつつ、試料の温度を一定の速度で変化させながらその試料の寸法を温度の関数として測定する熱機械分析装置において、磁気誘導を用い、二組の差動結合された検出コイルにより、機械的な変位を信号間の位相差(時間)に変換し、その時間を計測することによって、変位・位置を検出することにより試料の変位を測定することを特徴とする熱機械分析装置。
  2. 一端を試料に接触させ他端が変位測定部及び磁石と相互作用するフォースコイルの軸に連結された検出棒と、前記フォースコイルおよび検出棒等の自重を消去する弾性手段と、前記フォースコイルと磁石の作用により前記検出棒に所期の圧縮または引張力を発生させ検出棒に接触する試料に荷重を印加しつつ、試料の温度を一定の速度で変化させながらその試料の寸法を温度の関数として測定する熱機械分析装置において、磁気誘導を用い、二組の差動結合された検出コイルにより、機械的な変位を信号間の位相差(時間)に変換し、その時間を計測することによって、変位・位置を検出することにより測定前の試料初期長を測定することを特徴とする熱機械分析装置。
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