JP3603662B2 - 押出プレスによる押出し方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押出プレスによる押出し方法に係り、特に押出プレスのアイドルタイムの短縮に好適な押出し方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10および図11に従来の押出プレスを用いた押出し方法を示す。まず、一連の押出しが完了(図10(1))した後、コンテナ14をダイス40から離間させるともに押出ステム28を後退させる。引続きコンテナ14とダイス40間にシャー装置55を下降させてディスカード96を切断した後、再度シャー装置55を上昇させる(図10(2))。
【0003】
この後、コンテナ14をダイス40に当接(図10(3))する。一方、コンテナ14と押出ステム28間にビレット38をビレットローダ上に載置したまま上昇させる(図11(1))。引続き、押出ステム28を前進してビレット38をビレット装填口39内に装填(図11(2))する。この後、押出ステム28を引き続き前進するとビレット38はダイス40から押出され、押出成形品が得られる。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、シャー装置55によるディスカード96の切断動作と押出ステム28の前進によりビレット38をビレット装填口39内に装填する動作とが別々に行なわれるためアイドルタイムが長くなり、生産性が低下するといった問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は押出プレスのアイドルタイムの短縮を図り、生産性向上を図ることのできる押出プレスによる成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る発明では、コンテナのビレット装填口にビレットを移送するビレットローダをコンテナと一緒に前後動可能に一体的に設けた押出プレスを用いて、該ビレットの押出し完了後、押出ステムとコンテナを後退させてコンテナをダイスより離間させるともに前記コンテナと押出ステムとの間にビレットを載置したビレットローダを上昇させ、引続き押出ステムの前進に伴ってビレットをコンテナのビレット装填口に装填すると同時にシャー装置を下降させてディスカードを切断し、その後コンテナを前進してコンテナをダイスと当接した状態で押出ステムを前進させ押出しを完了するようにした
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例に係る押出プレスを図面を用いて詳細に説明する。
【0008】
図1は動作説明図、図2は図1に続く動作の続きを示す説明図、図3は押出プレスの縦断面図、図4は押出プレスの平面図、図5は図3のA〜Aからみた正面図、図6は図5のB〜Bからみた平面図、図7は第2移送手段の正面図、図8は図7のC〜Cからみた第2移送手段の側面図、図9は図7のD〜Dからみた切断図である。
【0009】
10はエンドプラテン、12は製品押出用のダイスを備えたダイスライド、14は製品押出用のビレットを装填するコンテナ、16はメインシリンダ、18は製品押出用のメインラム、20はメインラム18の先端部に一体的に取付けたメインクロスヘッド、22はタイロッド、24はマシンベース、26はメインクロスヘッド後退用のシリンダである。
【0010】
メインクロスヘッド20の先端部にはエンドプラテン10側に伸びた押出ステム28がメインクロスヘッド20の前後進方向である軸線方向に取付けてある。符号28aはフィックダミイブロックを示す。符号40はダイスであり、コンテナ14を前進させダイス40に当接した時のコンテナ14の押出ステム28側端面、下方には第1移送手段である第1ビレットローダ30がマシン幅方向に水平状態で配設されている。
【0011】
この第1ビレットローダ30は図6に示すようにテレスコシリンダ41、移動枠42、リニアガイド43、保持部44、スイングアーム45、傾転ストッパ46、傾転ストッパの後退限規制用ストッパ47(48)および固定枠50から構成されている。
【0012】
第1ビレットローダ30は図5に破線で示すように、第1ビレットローダ30の前進限時にビレットキャリア60で移送されてきたビレット38を受け取り、後退限位置で後述する第2ビレットローダ32の下降限位置と同一位置まで傾転してコンテナ14の側方に設けられた第2ビレットローダ32へ受け渡しするためのものである。
【0013】
すなわち、まず、ビレットキャリア60は成形機のベース面の近傍に設置された傾斜台62を有し、この傾斜台62を介して第1ビレットローダ30に橋渡しする送り出しホルダ64が取り付けられている。送り出しホルダ64はV字状のビレット受部を有し、この受部を転回できるように支軸66に取り付けられている。そして図示しないシリンダ機構により揺動駆動可能とされ、最初V字状の受部開口を傾斜台62の上流側に向けてビレット38を受け取り、さらに下流側に転回して第1ビレットローダ30の保持部44に送り出すように駆動されるようになっている。
【0014】
このようなビレットキャリア60によってビレット38が第1ビレットローダ30に一本ずつ供給されるようになっている。このため、第1ビレットローダ30はビレットキャリア60に対向して配置されている。前記固定枠49の軸心方向の一端部には伸縮自在なロッド41aを有したテレスコシリンダ41が配設されており、前記ロッド41aの先端部には接続部材51を介して移動枠42に接続されている。
【0015】
固定枠49の長手方向の両側部にはリニアガイド43が設けられ、前記移動枠42はこのリニアガイド43上に沿って前後進可能になっている。固定枠49の一端辺49aに取付けられた前記テレスコシリンダ41の両側には、上下に各一対の後退限規制用ストッパ47、48がテレスコシリンダ41と同方向かつ離間して配設されている。
【0016】
固定枠49の一端辺49aの上方側に取付けられた一対の棒状の移動枠後退限規制用ストッパ47は移動枠42の後退限を規制するもので、調整ねじ47aを回動することにより移動枠後退限規制用ストッパ47前後動させて移動枠42の後退位置を決定できる構造となっている。
【0017】
一方、固定枠49の一端辺49aの下方側に取り付けられた一対の棒状の傾転ストッパ後退限規制用ストッパ48は移動枠42の後退限位置における移動枠42の後方下部にあって、調整ねじ48aを回動することにより、傾転ストッパ後退限規制用ストッパ48を前後進させて傾転ストッパ46の後退位置を決定することによりスイングアーム45の後端部が傾転ストッパ46に当接し、回転支軸50を中心にして、スイングアーム45の先端の保持部44に載置したビレット38を中間停止待機位置まで傾転・上昇させ得るようになっている。
【0018】
次に、第2移送手段(第2ビレットローダ32)について述べる。この第2ビレットローダ32は成形素材としてのビレット38を前記第1ビレットローダ30で中間停止待機位置まで搬送されたものを受け取ってビレット装填口39まで移送供給するものである。第2ビレットローダ32は図7に示すように、コンテナ14の押出ステム28側の側方下部には押出ステム28側に張出した固定フレーム29が取付けられ、このコンテナ14の側端面には第2ビレットローダ32がコンテナ14と一体動可能に固着され第1ローダ34と第2ローダ36とから構成されている。
【0019】
第2ビレットローダ32はコンテナ14側に隣接して傾転自在な第1ローダ34(図5)と、第1ローダ34に隣接して傾転自在な第2ローダ36(図8)から構成されている。この第2ビレットローダ32は第1ビレットローダ30と対向配置され、成形機の押出し中心線と直交する平面に沿って旋回可能に形成された第1ローダ34のスイングアーム34Aと第2ローダ36のスイングアーム36Aを備えている。
【0020】
すなわち、スイングアーム34A、36Aはともに、下部タイロッド22の内側上方部に配置された旋回中心部68に一端が枢着されている。そして、前記固定フレーム29の上端部には上昇規制ストッパ70、下端部には下降規制ストッパ72がそれぞれ配設され、下降規制ストッパ72によって第2ビレットローダ32を第1ビレットローダ30で対向させた状態でビレット38の受け渡しが容易に行なえるように第2ビレットローダ32の下降限を規制するようになっている。
【0021】
一方、上昇規制ストッパ70は第2ローダ36のビレットローダ32によって第1ビレットローダ30から受け取ったビレット38を中間停止待機位置を経由してビレット装填口39へ搬送する際、第2ビレットローダ32上のビレット38がビレット装填口39へ装填しやすいように第2ビレットローダ32の上昇限を規制するようになっている。
【0022】
第1ローダ34の第1スイングアーム34Aには第1油圧駆動シリンダ装置74のピストンロッド74aの先端に固着された第1クレビス75を介して連結され、そのピストンロッド74aの伸縮動作により第1スイングアーム34Aを図8に破線で示す下降限位置と実線で示す上昇限位置間で駆動するようにしている。また、第2ローダ36の第1スイングアーム36Aも図8に示すように第1ローダ34の第1スイングアーム34Aと同様な構成となっている。すなわち、第2ローダ36の第2スイングアーム36Aには第2油圧駆動シリンダ装置76のピストンロッド76aの先端に固着された第2クレビス77を介して連結され、そのロッド76aの伸縮動作により第2スイングアーム36Aを図5に破線で示す下降限位置と実線で示す上昇限位置間で駆動するようにしている。
【0023】
ここで、第1スイングアーム34Aと第2スイングアーム36Aとは同一構造であるため、第1スイングアーム34Aを代表して説明すると第1スイングアーム34Aの先端部にはビレット38を掴み持つ第1ビレット保持部78が取付けられている。第1ビレット保持部78はビレット38の下面を支承する3個所の台座82を有しており、支承されたビレット38が安定保持されるようになっている。ここで、第2スイングアーム36Aには第2ビレット保持部80を有した構成をなしている。
【0024】
第1スイングアーム34Aの先端に取付けた第1ビレット保持部78の一端部には支軸83を介して取付けられたクランプアーム84が設けられている。一方、クランプアーム84の下端部と一定の角度で固着された連結材85がクランプアーム84でビレット38のクランプまたは解除を行なう補助シリンダ86のロッド86aの先端に連結され、ロッド86aの伸縮動作によりクランプアーム84を揺動させるようにしている。なお、補助シリンダ86は第1スイングアーム34Aまたは第2スイングアーム36Aの側端部に固定したブラケット87に取付けられている。
【0025】
したがって、第1ビレット保持部78(第2ビレット保持部80)においてビレット38は少なくとも台座82とクランプアーム84とで3点保持され、移送時の脱落が防止されている。ここで、符号88はコンテナロッドを示し、コンテナ14の斜め上下部に設けられ、エンドプラテン10とコンテナ14間を連結しており、エンドプラテン10に設けられたコンテナシリンダ(図示略)によってコンテナロッド88を伸縮させ、コンテナ14をダイス40に対して接離可能に構成している。
【0026】
ここで、第2ビレットローダ32の第1ローダ34と第2ローダ36は図7に示す如くコンテナ14の側端面に押出ステム28に張出した形で固着されている。そして、特に第2ビレットローダ32は、従来のプレス性能を損わずに押出プレス装置全体のコンパクト化とともにメインテナンを良好にするために機能的に配設されたものであり、このため、第1油圧駆動シリンダ装置74と第2油圧駆動シリンダ装置76とは近接位置で並列配置されている。
【0027】
一方、これら第1油圧駆動シリンダ装置74と第2油圧駆動シリンダ装置76を駆動源として、第1スイングアーム34Aと第2スイングアーム36Aとをそれぞれ適宜な角度まで傾転させビレット38の受け渡しやビレット装填口39を確実に行ない得るようになっており、第1油圧駆動シリンダ装置74の軸線と第1ビレット保持部78の軸線が従来のように一致せずズレた形となっている。
【0028】
同様に第2油圧駆動シリンダ装置76の軸線と第2ビレット保持部80の軸線も一致しておらず、第2ビレット保持部80は第2油圧駆動シリンダ装置76の軸線位置より押出ステム28側に大きく張出した形に構成されている。図9は図7のD〜Dで切断した旋回中心部68の断面図である。前述した旋回中心部68には第1ローダ34の旋回中心をなす第1ローダ用回転軸90と第2ローダ36の旋回中心をなす第2ローダ用回転軸92とが離脱不可能に嵌合され相互に摺動自在に構成されている。
【0029】
また、第1ローダ34の構成の一部をなす第1油圧駆動シリンダ装置74の中心軸延長線と直交する第1ローダ用回転軸90の中央部には、突板部材93が固着されており、この突板部材93と第1油圧駆動シリンダ装置74の先端に配設した第1クレビス75に回動自在に連結されている。そして、第2ローダ36の第2油圧駆動シリンダ装置76も前記第1油圧駆動シリンダ装置74と同様に第2油圧駆動シリンダ装置76の中心軸延長線と直交する第2ローダ用回転軸92の一端部には突板部材94が固着されており、この突板部材94と第2油圧駆動シリンダ装置76の先端に配設した第2クレビス77に回動自在に連結されている。
【0030】
第1油圧駆動シリンダ装置74(76)のピストンロッド74a(76a)を伸縮させることにより第1ローダ34(36)を所望の位置まで傾転自在となっている。この図9に示すように、第1ローダ34の軸心位置と第1油圧駆動シリンダ装置74の軸心位置とは異なる位置、すなわち、第1油圧駆動シリンダ装置74はコンテナ14側により近く、逆に第1ローダ34は押出ステム28側へ突出した構成となっており、第2ローダ36の場合も第1ローダ34と同様に第2ローダ36の軸心位置と第2油圧駆動シリンダ装置76の軸心位置とはかなりズレた位置状態で構成されている。なお、符号55はシャー装置を示す。
【0031】
このように構成された第1ビレットローダ30と第2ビレットローダ32の作用は次のようになる。
【0032】
まず、コンテナ14内のビレット38の押出しを完了すると、コンテナ14を一旦ダイス40から離し押出ステム28とともに後退限方向に後退させる(図1(1))。次いで、ディスカード96に対してシャー装置55を下降と上昇をすると同時にコンテナ14と押出ステム28間に第2ビレットローダ32が上昇可能なように押出ステム28を十分に後退させる。
【0033】
次いで、第2ビレットローダ32の第1油圧駆動シリンダ74および第2油圧駆動シリンダ76の各ピストンロッド74a、76aをそれぞれ縮退させることにより第1スイングアーム34Aと第2スイングアーム36Aを上昇させ、第1ビレット保持部78と第2ビレット保持部80にビレット38を保持したままビレット装填口39に装填可能なように位置させる(図1(2))。
【0034】
引続きディスカード96に対してシャー装置55を下降してディスカード96を切断すると同時にシャー装置55を上昇させる。その後、押出ステム28を前進させ第2ビレットローダ32上に載置されたビレット38がコンテナ14のビレット装填口39を介して装填される。なお、押出ステム28の前進に伴い、第2ビレットローダ32をメインシリンダ16先端のメインクロスヘッド20と干渉しない位置まで下降させるのである(図1(3))。
【0035】
シャー装置55によってディスカード96が切断除去された後、シャー装置55を上昇させつつコンテナ14を再度ダイス40へ引き寄せると同時に同調させて押出ステム28を前進させる。この時コンテナ14がダイス40へ当接するが、この状態で引続き押出ステム28を前進させる(図2(1))。
【0036】
ビレット38がダイス40から押出されて押出成形品85を得る動作の間に第1ビレットローダ30の方は、図5に示すようにテレスコシリンダ41のロッド41aを伸張させ保持部44を前進限まで水平移動させるとともにビレットキャリア60に対向させておく。そして、ビレットキャリア60の送り出しホルダ64が転回動作され、ビレット38は保持部44内に入り込む。その状態でテレスコシリンダ41のロッド41aを後退限まで縮退させるさらに第1ビレットローダ30を構成するスイングアーム45の先端の保持部44が第2ビレットローダ32の下限位置に位置する時点まで傾転させ起立する。そして、ビレット38を第1ビレットローダ30から第2ビレットローダ32に受渡しする。(図2(2))。
【0037】
引続き、押出ステム28は押出し完了位置まで前進を続け、ディスカード96を残した状態で押出しを完了する(図2(3))。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したことからも明らかなように、本発明ではコンテナのビレット装填口にビレットを移送するビレットローダをコンテナと一緒に前後動可能に一体的に設けた押出プレスを用いて、該ビレットの押出し完了後、押出ステムとコンテナを後退させてコンテナをダイスより離間させるともに前記コンテナと押出ステムとの間にビレットローダを載置したビレットローダを上昇させ、引続き押出ステムの前進に伴ってビレットをコンテナのビレット装填口に装填すると同時にシャー装置を下降させてディスカードを切断し、その後コンテナを前進してコンテナをダイスと当接した状態で押出ステムを前進させ押出しを完了するようにしたことにより、従来のようにビレットローダの上昇と押出ステムの前進時間を無くすることができるので、押出プレスのアイドルタイムを短縮させ生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出プレスの動作説明図である。
【図2】図2に続く動作の続きを示す説明図である。
【図3】押出プレスの縦断面図である。
【図4】押出プレスの平面図である。
【図5】図3のA〜Aからみた正面図である。
【図6】図5のB〜Bからみた平面図である。
【図7】第2移送手段の正面図である。
【図8】図7のC〜Cからみた第2移送手段の側面図である。
【図9】図7のD〜Dからみた切断図である。
【図10】従来の押出プレスのビレットローダの動作手順を示す工程図である。
【図11】図10の続きの動作手順を示す工程図である。
【符号の説明】
10 エンドプラテン
12 ダイスライド
14 コンテナ
16 メインシリンダ
20 メインクロスヘッド
22 タイロッド
26 メインクロスヘッド後退用シリンダ
28 押出ステム
28a フィックスダミイブロック
29 固定フレーム
30 第1移送手段(第1ビレットローダ)
32 第2移送手段(第2ビレットローダ)
34 第1ローダ
34A 第1スイングアーム
36 第2ローダ
36A 第2スイングアーム
38 ビレット
39 ビレット装填口
40 ダイス
41 テレスコシリンダ
42 移動枠
44 保持部
45 スイングアーム
46傾転ストッパ
47 移動枠後退限規制用ストッパ
48 傾転ストッパ後退限規制用ストッパ
49 固定枠
50 回転支軸
55 シャー装置
60 ビレットキャリア
64 送り出しホルダ
70 上昇規制ストッパ
74 下降規制ストッパ
75 第1クレビス
76 第2油圧駆動シリンダ装置
77 第2クレビス
78 第1ビレット保持部
82 台座
83 支軸
84 クランプアーム
85 連結材
86 補助シリンダ
88 コンテナロッド
90 第1ローダ用回転軸
92 第2ローダ用回転軸
93、94 突板部材
95 押出成形品
96 ディスカード
【発明の属する技術分野】
本発明は、押出プレスによる押出し方法に係り、特に押出プレスのアイドルタイムの短縮に好適な押出し方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10および図11に従来の押出プレスを用いた押出し方法を示す。まず、一連の押出しが完了(図10(1))した後、コンテナ14をダイス40から離間させるともに押出ステム28を後退させる。引続きコンテナ14とダイス40間にシャー装置55を下降させてディスカード96を切断した後、再度シャー装置55を上昇させる(図10(2))。
【0003】
この後、コンテナ14をダイス40に当接(図10(3))する。一方、コンテナ14と押出ステム28間にビレット38をビレットローダ上に載置したまま上昇させる(図11(1))。引続き、押出ステム28を前進してビレット38をビレット装填口39内に装填(図11(2))する。この後、押出ステム28を引き続き前進するとビレット38はダイス40から押出され、押出成形品が得られる。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、シャー装置55によるディスカード96の切断動作と押出ステム28の前進によりビレット38をビレット装填口39内に装填する動作とが別々に行なわれるためアイドルタイムが長くなり、生産性が低下するといった問題があった。
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は押出プレスのアイドルタイムの短縮を図り、生産性向上を図ることのできる押出プレスによる成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る発明では、コンテナのビレット装填口にビレットを移送するビレットローダをコンテナと一緒に前後動可能に一体的に設けた押出プレスを用いて、該ビレットの押出し完了後、押出ステムとコンテナを後退させてコンテナをダイスより離間させるともに前記コンテナと押出ステムとの間にビレットを載置したビレットローダを上昇させ、引続き押出ステムの前進に伴ってビレットをコンテナのビレット装填口に装填すると同時にシャー装置を下降させてディスカードを切断し、その後コンテナを前進してコンテナをダイスと当接した状態で押出ステムを前進させ押出しを完了するようにした
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例に係る押出プレスを図面を用いて詳細に説明する。
【0008】
図1は動作説明図、図2は図1に続く動作の続きを示す説明図、図3は押出プレスの縦断面図、図4は押出プレスの平面図、図5は図3のA〜Aからみた正面図、図6は図5のB〜Bからみた平面図、図7は第2移送手段の正面図、図8は図7のC〜Cからみた第2移送手段の側面図、図9は図7のD〜Dからみた切断図である。
【0009】
10はエンドプラテン、12は製品押出用のダイスを備えたダイスライド、14は製品押出用のビレットを装填するコンテナ、16はメインシリンダ、18は製品押出用のメインラム、20はメインラム18の先端部に一体的に取付けたメインクロスヘッド、22はタイロッド、24はマシンベース、26はメインクロスヘッド後退用のシリンダである。
【0010】
メインクロスヘッド20の先端部にはエンドプラテン10側に伸びた押出ステム28がメインクロスヘッド20の前後進方向である軸線方向に取付けてある。符号28aはフィックダミイブロックを示す。符号40はダイスであり、コンテナ14を前進させダイス40に当接した時のコンテナ14の押出ステム28側端面、下方には第1移送手段である第1ビレットローダ30がマシン幅方向に水平状態で配設されている。
【0011】
この第1ビレットローダ30は図6に示すようにテレスコシリンダ41、移動枠42、リニアガイド43、保持部44、スイングアーム45、傾転ストッパ46、傾転ストッパの後退限規制用ストッパ47(48)および固定枠50から構成されている。
【0012】
第1ビレットローダ30は図5に破線で示すように、第1ビレットローダ30の前進限時にビレットキャリア60で移送されてきたビレット38を受け取り、後退限位置で後述する第2ビレットローダ32の下降限位置と同一位置まで傾転してコンテナ14の側方に設けられた第2ビレットローダ32へ受け渡しするためのものである。
【0013】
すなわち、まず、ビレットキャリア60は成形機のベース面の近傍に設置された傾斜台62を有し、この傾斜台62を介して第1ビレットローダ30に橋渡しする送り出しホルダ64が取り付けられている。送り出しホルダ64はV字状のビレット受部を有し、この受部を転回できるように支軸66に取り付けられている。そして図示しないシリンダ機構により揺動駆動可能とされ、最初V字状の受部開口を傾斜台62の上流側に向けてビレット38を受け取り、さらに下流側に転回して第1ビレットローダ30の保持部44に送り出すように駆動されるようになっている。
【0014】
このようなビレットキャリア60によってビレット38が第1ビレットローダ30に一本ずつ供給されるようになっている。このため、第1ビレットローダ30はビレットキャリア60に対向して配置されている。前記固定枠49の軸心方向の一端部には伸縮自在なロッド41aを有したテレスコシリンダ41が配設されており、前記ロッド41aの先端部には接続部材51を介して移動枠42に接続されている。
【0015】
固定枠49の長手方向の両側部にはリニアガイド43が設けられ、前記移動枠42はこのリニアガイド43上に沿って前後進可能になっている。固定枠49の一端辺49aに取付けられた前記テレスコシリンダ41の両側には、上下に各一対の後退限規制用ストッパ47、48がテレスコシリンダ41と同方向かつ離間して配設されている。
【0016】
固定枠49の一端辺49aの上方側に取付けられた一対の棒状の移動枠後退限規制用ストッパ47は移動枠42の後退限を規制するもので、調整ねじ47aを回動することにより移動枠後退限規制用ストッパ47前後動させて移動枠42の後退位置を決定できる構造となっている。
【0017】
一方、固定枠49の一端辺49aの下方側に取り付けられた一対の棒状の傾転ストッパ後退限規制用ストッパ48は移動枠42の後退限位置における移動枠42の後方下部にあって、調整ねじ48aを回動することにより、傾転ストッパ後退限規制用ストッパ48を前後進させて傾転ストッパ46の後退位置を決定することによりスイングアーム45の後端部が傾転ストッパ46に当接し、回転支軸50を中心にして、スイングアーム45の先端の保持部44に載置したビレット38を中間停止待機位置まで傾転・上昇させ得るようになっている。
【0018】
次に、第2移送手段(第2ビレットローダ32)について述べる。この第2ビレットローダ32は成形素材としてのビレット38を前記第1ビレットローダ30で中間停止待機位置まで搬送されたものを受け取ってビレット装填口39まで移送供給するものである。第2ビレットローダ32は図7に示すように、コンテナ14の押出ステム28側の側方下部には押出ステム28側に張出した固定フレーム29が取付けられ、このコンテナ14の側端面には第2ビレットローダ32がコンテナ14と一体動可能に固着され第1ローダ34と第2ローダ36とから構成されている。
【0019】
第2ビレットローダ32はコンテナ14側に隣接して傾転自在な第1ローダ34(図5)と、第1ローダ34に隣接して傾転自在な第2ローダ36(図8)から構成されている。この第2ビレットローダ32は第1ビレットローダ30と対向配置され、成形機の押出し中心線と直交する平面に沿って旋回可能に形成された第1ローダ34のスイングアーム34Aと第2ローダ36のスイングアーム36Aを備えている。
【0020】
すなわち、スイングアーム34A、36Aはともに、下部タイロッド22の内側上方部に配置された旋回中心部68に一端が枢着されている。そして、前記固定フレーム29の上端部には上昇規制ストッパ70、下端部には下降規制ストッパ72がそれぞれ配設され、下降規制ストッパ72によって第2ビレットローダ32を第1ビレットローダ30で対向させた状態でビレット38の受け渡しが容易に行なえるように第2ビレットローダ32の下降限を規制するようになっている。
【0021】
一方、上昇規制ストッパ70は第2ローダ36のビレットローダ32によって第1ビレットローダ30から受け取ったビレット38を中間停止待機位置を経由してビレット装填口39へ搬送する際、第2ビレットローダ32上のビレット38がビレット装填口39へ装填しやすいように第2ビレットローダ32の上昇限を規制するようになっている。
【0022】
第1ローダ34の第1スイングアーム34Aには第1油圧駆動シリンダ装置74のピストンロッド74aの先端に固着された第1クレビス75を介して連結され、そのピストンロッド74aの伸縮動作により第1スイングアーム34Aを図8に破線で示す下降限位置と実線で示す上昇限位置間で駆動するようにしている。また、第2ローダ36の第1スイングアーム36Aも図8に示すように第1ローダ34の第1スイングアーム34Aと同様な構成となっている。すなわち、第2ローダ36の第2スイングアーム36Aには第2油圧駆動シリンダ装置76のピストンロッド76aの先端に固着された第2クレビス77を介して連結され、そのロッド76aの伸縮動作により第2スイングアーム36Aを図5に破線で示す下降限位置と実線で示す上昇限位置間で駆動するようにしている。
【0023】
ここで、第1スイングアーム34Aと第2スイングアーム36Aとは同一構造であるため、第1スイングアーム34Aを代表して説明すると第1スイングアーム34Aの先端部にはビレット38を掴み持つ第1ビレット保持部78が取付けられている。第1ビレット保持部78はビレット38の下面を支承する3個所の台座82を有しており、支承されたビレット38が安定保持されるようになっている。ここで、第2スイングアーム36Aには第2ビレット保持部80を有した構成をなしている。
【0024】
第1スイングアーム34Aの先端に取付けた第1ビレット保持部78の一端部には支軸83を介して取付けられたクランプアーム84が設けられている。一方、クランプアーム84の下端部と一定の角度で固着された連結材85がクランプアーム84でビレット38のクランプまたは解除を行なう補助シリンダ86のロッド86aの先端に連結され、ロッド86aの伸縮動作によりクランプアーム84を揺動させるようにしている。なお、補助シリンダ86は第1スイングアーム34Aまたは第2スイングアーム36Aの側端部に固定したブラケット87に取付けられている。
【0025】
したがって、第1ビレット保持部78(第2ビレット保持部80)においてビレット38は少なくとも台座82とクランプアーム84とで3点保持され、移送時の脱落が防止されている。ここで、符号88はコンテナロッドを示し、コンテナ14の斜め上下部に設けられ、エンドプラテン10とコンテナ14間を連結しており、エンドプラテン10に設けられたコンテナシリンダ(図示略)によってコンテナロッド88を伸縮させ、コンテナ14をダイス40に対して接離可能に構成している。
【0026】
ここで、第2ビレットローダ32の第1ローダ34と第2ローダ36は図7に示す如くコンテナ14の側端面に押出ステム28に張出した形で固着されている。そして、特に第2ビレットローダ32は、従来のプレス性能を損わずに押出プレス装置全体のコンパクト化とともにメインテナンを良好にするために機能的に配設されたものであり、このため、第1油圧駆動シリンダ装置74と第2油圧駆動シリンダ装置76とは近接位置で並列配置されている。
【0027】
一方、これら第1油圧駆動シリンダ装置74と第2油圧駆動シリンダ装置76を駆動源として、第1スイングアーム34Aと第2スイングアーム36Aとをそれぞれ適宜な角度まで傾転させビレット38の受け渡しやビレット装填口39を確実に行ない得るようになっており、第1油圧駆動シリンダ装置74の軸線と第1ビレット保持部78の軸線が従来のように一致せずズレた形となっている。
【0028】
同様に第2油圧駆動シリンダ装置76の軸線と第2ビレット保持部80の軸線も一致しておらず、第2ビレット保持部80は第2油圧駆動シリンダ装置76の軸線位置より押出ステム28側に大きく張出した形に構成されている。図9は図7のD〜Dで切断した旋回中心部68の断面図である。前述した旋回中心部68には第1ローダ34の旋回中心をなす第1ローダ用回転軸90と第2ローダ36の旋回中心をなす第2ローダ用回転軸92とが離脱不可能に嵌合され相互に摺動自在に構成されている。
【0029】
また、第1ローダ34の構成の一部をなす第1油圧駆動シリンダ装置74の中心軸延長線と直交する第1ローダ用回転軸90の中央部には、突板部材93が固着されており、この突板部材93と第1油圧駆動シリンダ装置74の先端に配設した第1クレビス75に回動自在に連結されている。そして、第2ローダ36の第2油圧駆動シリンダ装置76も前記第1油圧駆動シリンダ装置74と同様に第2油圧駆動シリンダ装置76の中心軸延長線と直交する第2ローダ用回転軸92の一端部には突板部材94が固着されており、この突板部材94と第2油圧駆動シリンダ装置76の先端に配設した第2クレビス77に回動自在に連結されている。
【0030】
第1油圧駆動シリンダ装置74(76)のピストンロッド74a(76a)を伸縮させることにより第1ローダ34(36)を所望の位置まで傾転自在となっている。この図9に示すように、第1ローダ34の軸心位置と第1油圧駆動シリンダ装置74の軸心位置とは異なる位置、すなわち、第1油圧駆動シリンダ装置74はコンテナ14側により近く、逆に第1ローダ34は押出ステム28側へ突出した構成となっており、第2ローダ36の場合も第1ローダ34と同様に第2ローダ36の軸心位置と第2油圧駆動シリンダ装置76の軸心位置とはかなりズレた位置状態で構成されている。なお、符号55はシャー装置を示す。
【0031】
このように構成された第1ビレットローダ30と第2ビレットローダ32の作用は次のようになる。
【0032】
まず、コンテナ14内のビレット38の押出しを完了すると、コンテナ14を一旦ダイス40から離し押出ステム28とともに後退限方向に後退させる(図1(1))。次いで、ディスカード96に対してシャー装置55を下降と上昇をすると同時にコンテナ14と押出ステム28間に第2ビレットローダ32が上昇可能なように押出ステム28を十分に後退させる。
【0033】
次いで、第2ビレットローダ32の第1油圧駆動シリンダ74および第2油圧駆動シリンダ76の各ピストンロッド74a、76aをそれぞれ縮退させることにより第1スイングアーム34Aと第2スイングアーム36Aを上昇させ、第1ビレット保持部78と第2ビレット保持部80にビレット38を保持したままビレット装填口39に装填可能なように位置させる(図1(2))。
【0034】
引続きディスカード96に対してシャー装置55を下降してディスカード96を切断すると同時にシャー装置55を上昇させる。その後、押出ステム28を前進させ第2ビレットローダ32上に載置されたビレット38がコンテナ14のビレット装填口39を介して装填される。なお、押出ステム28の前進に伴い、第2ビレットローダ32をメインシリンダ16先端のメインクロスヘッド20と干渉しない位置まで下降させるのである(図1(3))。
【0035】
シャー装置55によってディスカード96が切断除去された後、シャー装置55を上昇させつつコンテナ14を再度ダイス40へ引き寄せると同時に同調させて押出ステム28を前進させる。この時コンテナ14がダイス40へ当接するが、この状態で引続き押出ステム28を前進させる(図2(1))。
【0036】
ビレット38がダイス40から押出されて押出成形品85を得る動作の間に第1ビレットローダ30の方は、図5に示すようにテレスコシリンダ41のロッド41aを伸張させ保持部44を前進限まで水平移動させるとともにビレットキャリア60に対向させておく。そして、ビレットキャリア60の送り出しホルダ64が転回動作され、ビレット38は保持部44内に入り込む。その状態でテレスコシリンダ41のロッド41aを後退限まで縮退させるさらに第1ビレットローダ30を構成するスイングアーム45の先端の保持部44が第2ビレットローダ32の下限位置に位置する時点まで傾転させ起立する。そして、ビレット38を第1ビレットローダ30から第2ビレットローダ32に受渡しする。(図2(2))。
【0037】
引続き、押出ステム28は押出し完了位置まで前進を続け、ディスカード96を残した状態で押出しを完了する(図2(3))。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したことからも明らかなように、本発明ではコンテナのビレット装填口にビレットを移送するビレットローダをコンテナと一緒に前後動可能に一体的に設けた押出プレスを用いて、該ビレットの押出し完了後、押出ステムとコンテナを後退させてコンテナをダイスより離間させるともに前記コンテナと押出ステムとの間にビレットローダを載置したビレットローダを上昇させ、引続き押出ステムの前進に伴ってビレットをコンテナのビレット装填口に装填すると同時にシャー装置を下降させてディスカードを切断し、その後コンテナを前進してコンテナをダイスと当接した状態で押出ステムを前進させ押出しを完了するようにしたことにより、従来のようにビレットローダの上昇と押出ステムの前進時間を無くすることができるので、押出プレスのアイドルタイムを短縮させ生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】押出プレスの動作説明図である。
【図2】図2に続く動作の続きを示す説明図である。
【図3】押出プレスの縦断面図である。
【図4】押出プレスの平面図である。
【図5】図3のA〜Aからみた正面図である。
【図6】図5のB〜Bからみた平面図である。
【図7】第2移送手段の正面図である。
【図8】図7のC〜Cからみた第2移送手段の側面図である。
【図9】図7のD〜Dからみた切断図である。
【図10】従来の押出プレスのビレットローダの動作手順を示す工程図である。
【図11】図10の続きの動作手順を示す工程図である。
【符号の説明】
10 エンドプラテン
12 ダイスライド
14 コンテナ
16 メインシリンダ
20 メインクロスヘッド
22 タイロッド
26 メインクロスヘッド後退用シリンダ
28 押出ステム
28a フィックスダミイブロック
29 固定フレーム
30 第1移送手段(第1ビレットローダ)
32 第2移送手段(第2ビレットローダ)
34 第1ローダ
34A 第1スイングアーム
36 第2ローダ
36A 第2スイングアーム
38 ビレット
39 ビレット装填口
40 ダイス
41 テレスコシリンダ
42 移動枠
44 保持部
45 スイングアーム
46傾転ストッパ
47 移動枠後退限規制用ストッパ
48 傾転ストッパ後退限規制用ストッパ
49 固定枠
50 回転支軸
55 シャー装置
60 ビレットキャリア
64 送り出しホルダ
70 上昇規制ストッパ
74 下降規制ストッパ
75 第1クレビス
76 第2油圧駆動シリンダ装置
77 第2クレビス
78 第1ビレット保持部
82 台座
83 支軸
84 クランプアーム
85 連結材
86 補助シリンダ
88 コンテナロッド
90 第1ローダ用回転軸
92 第2ローダ用回転軸
93、94 突板部材
95 押出成形品
96 ディスカード
Claims (1)
- コンテナのビレット装填口にビレットを移送するビレットローダをコンテナと一緒に前後動可能に一体的に設けた押出プレスを用いて、該ビレットの押出し完了後、押出ステムとコンテナを後退させてコンテナをダイスより離間させるともに前記コンテナと押出ステムとの間にビレットを載置したビレットローダを上昇させ、引続き押出ステムの前進に伴ってビレットをコンテナのビレット装填口に装填すると同時にシャー装置を下降させてディスカードを切断し、その後コンテナを前進してコンテナをダイスと当接した状態で押出ステムを前進させ押出しを完了するようにしたことを特徴とする押出プレスによる押出し方法。
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