JP3602859B2 - 粉粒体フィーダにおける供給装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は粉粒体回転フィーダにおける供給装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来粉粒体フィーダで計量機等へ供給する際、大供給及び小供給を行い精度の向上を計っている。しかし同一機種による大供給、小供給では小供給時の払い出し量の制御に限界があり高精度な供給は難しかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は粉粒体フィーダによる計量機等への供給精度を向上させることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は
底板を有する外筒の内部に同心円に内筒を支持して内外筒間に環状通路を形成し、内筒の下端と底板との間に粉粒体払出間隙を介設し、底板の中心部に設けた直立回転軸に複数の中央羽根を介して外筒の内面に沿う回転輪を設け、該回転輪に複数の内向外周羽根を設けてなり、上記環状通路に排出口を設けてなる粉粒体フィーダであって、上記排出口が回転輪の回転方向に順次設けられ、第１の排出口には下端開口部に開閉シリンダーによる開閉ゲートを設けた大供給筒を設け、第２の排出口には貯槽を設け、該貯槽に小形定量フィーダを設け、該小形定量フィーダの小排出口に開閉シリンダーによる開閉ゲートを設けた小供給筒を設けてなり、小形定量フィーダが上記粉粒体フィーダとほぼ相似形状の回転フィーダであり、かつ上記大供給筒と小供給筒とを共通下向フード内に設けた粉粒体フィーダにおける供給装置
によって構成される。
【０００５】
【作用】
粉粒体フィーダ内に投入された粉粒体は該フィーダの回転羽根が回転することにより第１の排出口から開閉ゲートの開いた大供給筒から大供給が始まると同時に第２の排出口から貯槽内へも供給される。大供給終了（粉粒体フィーダ停止）後、小形定量フィーダの開閉ゲートが開き、該フィーダが稼働して小供給が始まり計量完（定量）の信号で停止する。尚、供給が行われていない排出口は開閉ゲートが自動的に閉まるため粉粒体の自然落下による供給精度への影響はない。
【０００６】
又、大供給と小供給を同時に行い大供給側の粉粒体フィーダが停止（大供給終了）してから小供給側の小形定量フィーダを停止（計量完）させることにより小形定量フィーダの起動時の振動を防止でき計量精度への影響がなくなる。
【０００７】
【実施例】
ホッパーの下端に内筒１０の上端フランジ１０’をボルトで接続する。この内筒１０は底板８を有する外筒９と同心円であって、外筒９の上端を内筒１０の中程に接続板９’で一体に接続し、内外筒９、１０間に環状通路１１を形成する。
【０００８】
内筒１０の下端と底板８との間には粉粒体払出間隙ｔを介設し、内筒１０の外周には該間隙ｔの昇降調節内筒１０”を設ける。
【０００９】
上記底板８の中心部には直立回転軸１２の上端部を突設し、該回転軸１２の減速駆動モータ１６を底板８の下面に設け、該回転軸１２の上端部に複数のスポーク状中央羽根１３、１３を設け、その先端に外筒９の内面に沿う回転輪１４を設け、該回転輪１４にほぼ等間隔に内向の小外周羽根１５（図３）を設ける。そして上記環状通路１１に排出口１、１’を設けて粉粒体フィーダを形成する。
【００１０】
上記排出口１、１’は上記通路１１に沿って回転輪１４の回転方向に順次設けられ、第１の排出口１には大供給筒２の上端を接続し、下端開口部に開閉ゲート３を設け、開閉用シリンダ１７によって該ゲート３を開閉する。
【００１１】
第２の排出口１’には有底貯槽４の上端を接続し、該貯槽４の下部に小形定量フィーダ５を設け、その小排出口６に小供給筒２’の上端を接続し、該筒２’の下端開口部に開閉ゲート３’が設けられ、開閉用シリンダ１７’によって該ゲート３’を開閉する。
【００１２】
上記小形定量フィーダ５は上記粉粒体フィーダと相似又はほぼ相似形状であるが中央羽根１３の形状や数等を変更しても差支えない。そして上記大供給筒２と小供給筒２’とを共通下向フード７内に設けることができる。
【００１３】
尚図中１８で示すものは開閉ゲート３、３’の開閉軸、１９は開閉腕、２０は該腕１９と上記シリンダ１７、１７’との開閉用リンク、２１は小形定量フィーダ５における直立回転軸、２２は該回転軸２１の減速駆動モータ、図３中２３は昇降調節内筒１０”の操作用ハンドルである。
【００１４】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので大供給筒２及び小供給筒２’の直下に計量ホッパを直接配置し得て、独立の供給装置を必要とせず、計量ホッパ内に大供給筒２からの大投入（容積量投入）と小供給筒２’からの連続小投入により計量ホッパ内の設定許容量内に精度良く定量供給することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の粉粒体フィーダにおける供給装置を示す正面図である。
【図２】図１の一部側面図である。
【図３】図１の平面図である。
【符号の説明】
１、１’ 排出口
２ 大供給筒
２’ 小供給筒
３、３’ 開閉ゲート
４ 貯槽
５ 小形定量フィーダ
６ 小排出口
７ 共通下向フード
【産業上の利用分野】
本発明は粉粒体回転フィーダにおける供給装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来粉粒体フィーダで計量機等へ供給する際、大供給及び小供給を行い精度の向上を計っている。しかし同一機種による大供給、小供給では小供給時の払い出し量の制御に限界があり高精度な供給は難しかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は粉粒体フィーダによる計量機等への供給精度を向上させることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は
底板を有する外筒の内部に同心円に内筒を支持して内外筒間に環状通路を形成し、内筒の下端と底板との間に粉粒体払出間隙を介設し、底板の中心部に設けた直立回転軸に複数の中央羽根を介して外筒の内面に沿う回転輪を設け、該回転輪に複数の内向外周羽根を設けてなり、上記環状通路に排出口を設けてなる粉粒体フィーダであって、上記排出口が回転輪の回転方向に順次設けられ、第１の排出口には下端開口部に開閉シリンダーによる開閉ゲートを設けた大供給筒を設け、第２の排出口には貯槽を設け、該貯槽に小形定量フィーダを設け、該小形定量フィーダの小排出口に開閉シリンダーによる開閉ゲートを設けた小供給筒を設けてなり、小形定量フィーダが上記粉粒体フィーダとほぼ相似形状の回転フィーダであり、かつ上記大供給筒と小供給筒とを共通下向フード内に設けた粉粒体フィーダにおける供給装置
によって構成される。
【０００５】
【作用】
粉粒体フィーダ内に投入された粉粒体は該フィーダの回転羽根が回転することにより第１の排出口から開閉ゲートの開いた大供給筒から大供給が始まると同時に第２の排出口から貯槽内へも供給される。大供給終了（粉粒体フィーダ停止）後、小形定量フィーダの開閉ゲートが開き、該フィーダが稼働して小供給が始まり計量完（定量）の信号で停止する。尚、供給が行われていない排出口は開閉ゲートが自動的に閉まるため粉粒体の自然落下による供給精度への影響はない。
【０００６】
又、大供給と小供給を同時に行い大供給側の粉粒体フィーダが停止（大供給終了）してから小供給側の小形定量フィーダを停止（計量完）させることにより小形定量フィーダの起動時の振動を防止でき計量精度への影響がなくなる。
【０００７】
【実施例】
ホッパーの下端に内筒１０の上端フランジ１０’をボルトで接続する。この内筒１０は底板８を有する外筒９と同心円であって、外筒９の上端を内筒１０の中程に接続板９’で一体に接続し、内外筒９、１０間に環状通路１１を形成する。
【０００８】
内筒１０の下端と底板８との間には粉粒体払出間隙ｔを介設し、内筒１０の外周には該間隙ｔの昇降調節内筒１０”を設ける。
【０００９】
上記底板８の中心部には直立回転軸１２の上端部を突設し、該回転軸１２の減速駆動モータ１６を底板８の下面に設け、該回転軸１２の上端部に複数のスポーク状中央羽根１３、１３を設け、その先端に外筒９の内面に沿う回転輪１４を設け、該回転輪１４にほぼ等間隔に内向の小外周羽根１５（図３）を設ける。そして上記環状通路１１に排出口１、１’を設けて粉粒体フィーダを形成する。
【００１０】
上記排出口１、１’は上記通路１１に沿って回転輪１４の回転方向に順次設けられ、第１の排出口１には大供給筒２の上端を接続し、下端開口部に開閉ゲート３を設け、開閉用シリンダ１７によって該ゲート３を開閉する。
【００１１】
第２の排出口１’には有底貯槽４の上端を接続し、該貯槽４の下部に小形定量フィーダ５を設け、その小排出口６に小供給筒２’の上端を接続し、該筒２’の下端開口部に開閉ゲート３’が設けられ、開閉用シリンダ１７’によって該ゲート３’を開閉する。
【００１２】
上記小形定量フィーダ５は上記粉粒体フィーダと相似又はほぼ相似形状であるが中央羽根１３の形状や数等を変更しても差支えない。そして上記大供給筒２と小供給筒２’とを共通下向フード７内に設けることができる。
【００１３】
尚図中１８で示すものは開閉ゲート３、３’の開閉軸、１９は開閉腕、２０は該腕１９と上記シリンダ１７、１７’との開閉用リンク、２１は小形定量フィーダ５における直立回転軸、２２は該回転軸２１の減速駆動モータ、図３中２３は昇降調節内筒１０”の操作用ハンドルである。
【００１４】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので大供給筒２及び小供給筒２’の直下に計量ホッパを直接配置し得て、独立の供給装置を必要とせず、計量ホッパ内に大供給筒２からの大投入（容積量投入）と小供給筒２’からの連続小投入により計量ホッパ内の設定許容量内に精度良く定量供給することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の粉粒体フィーダにおける供給装置を示す正面図である。
【図２】図１の一部側面図である。
【図３】図１の平面図である。
【符号の説明】
１、１’ 排出口
２ 大供給筒
２’ 小供給筒
３、３’ 開閉ゲート
４ 貯槽
５ 小形定量フィーダ
６ 小排出口
７ 共通下向フード
Claims (1)
- 底板を有する外筒の内部に同心円に内筒を支持して内外筒間に環状通路を形成し、内筒の下端と底板との間に粉粒体払出間隙を介設し、底板の中心部に設けた直立回転軸に複数の中央羽根を介して外筒の内面に沿う回転輪を設け、該回転輪に複数の内向外周羽根を設けてなり、上記環状通路に排出口を設けてなる粉粒体フィーダであって、上記排出口が回転輪の回転方向に順次設けられ、第１の排出口には下端開口部に開閉シリンダーによる開閉ゲートを設けた大供給筒を設け、第２の排出口には貯槽を設け、該貯槽に小形定量フィーダを設け、該小形定量フィーダの小排出口に開閉シリンダーによる開閉ゲートを設けた小供給筒を設けてなり、小形定量フィーダが上記粉粒体フィーダとほぼ相似形状の回転フィーダであり、かつ上記大供給筒と小供給筒とを共通下向フード内に設けた粉粒体フィーダにおける供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09399893A JP3602859B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 粉粒体フィーダにおける供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09399893A JP3602859B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 粉粒体フィーダにおける供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06305581A JPH06305581A (ja) | 1994-11-01 |
| JP3602859B2 true JP3602859B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=14098080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09399893A Expired - Fee Related JP3602859B2 (ja) | 1993-04-21 | 1993-04-21 | 粉粒体フィーダにおける供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3602859B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108896145A (zh) * | 2018-05-17 | 2018-11-27 | 燕山大学 | 一种转子秤给料装置的计量控制方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5856037B2 (ja) * | 2012-10-25 | 2016-02-09 | 株式会社ヨシカワ | 定量フィーダー |
| CN110260955B (zh) * | 2019-06-23 | 2021-01-26 | 安徽省华腾农业科技有限公司 | 带有自动供料和卸料的称量设备 |
-
1993
- 1993-04-21 JP JP09399893A patent/JP3602859B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108896145A (zh) * | 2018-05-17 | 2018-11-27 | 燕山大学 | 一种转子秤给料装置的计量控制方法 |
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|---|---|
| JPH06305581A (ja) | 1994-11-01 |
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