JP3601989B2 - 携帯用ガスコンロのイグナイター支持構造 - Google Patents

携帯用ガスコンロのイグナイター支持構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はいわゆるアウトドア用の携帯用ガスコンロに関し、より詳細には、携帯用ガスコンロの構成要素の一つであるイグナイターを支持するイグナイター支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に携帯用ガスコンロの一例を示す。
【0003】
一般に、携帯用ガスコンロ10は、可燃ガスが圧縮して詰められているガスカートリッジ11と、このガスカートリッジ11に着脱自在に取り付けられるガス燃焼器12とからなる。ガスカートリッジ11とガス燃焼器12とはガスケット13を介してシールした状態の下に取り付けられている。
【0004】
ガス燃焼器12は、ガスカートリッジ11に連結され、ガスカートリッジ11から供給される可燃ガスが通過する器具栓14と、器具栓14の内部に形成されているガス通過口の開口度を調節することにより器具栓14の内部を通る可燃ガスの流量を調整するガス流量調整スピンドル15と、表面に複数の開口部16aが形成されているバーナーヘッド16と、器具栓14とバーナーヘッド16とを連結する混合管17と、混合管17に固着され、バーナーヘッド16の上方に延びている複数個の五徳18と、バーナーヘッド16の外側表面に近接して配置され、バーナーヘッド16の開口部16aから放出される混合ガスに着火する電気式イグナイター19と、からなる。
【0005】
可燃ガスは加圧された状態でガスカートリッジ11に装填されている。このため、ガス流量調整スピンドル15によって器具栓14の内部のガス通過口を開けると、加圧状態にある可燃ガスはガスカートリッジ11から器具栓14を介して混合管17に進入する。このように、可燃ガスは、ガス流量調整スピンドル15によって、ガス流量が調整された状態で混合管17に進入する。
【0006】
混合管17には、複数の開口17a(図7には一つのみ図示してある)が形成されており、可燃ガスが混合管17の内部を通過する際に生じる負圧によって、開口17aから外部の空気が混合管17の内部に吸引される。可燃ガスは開口17aから取り込まれた空気と混合し、可燃ガスと空気との混合ガスになる。
【0007】
この混合ガスはバーナーヘッド16の内部に進入した後、開口部16aから噴出し、バーナーヘッド16に近接して配置された電気式イグナイター19により着火される。
【0008】
着火され、燃焼状態にある混合ガスは炎となって、五徳18の上に載せられた被加熱物(なべ、やかん、食料品など)を加熱する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、アウトドア用製品は、携帯用ガスコンロに限らず、小型であることが望まれている。携帯用ガスコンロに関して言えば、ガスカートリッジ11は、実用上不便でない程度の長さのガス燃焼時間を確保するため、一定量のガスを充填していなければならず、小型化には限界がある。このため、携帯用ガスコンロの小型化は、専らガス燃焼器12、その中でも特に、バーナーヘッド16の小型化を図ることにより、進められている。
【0010】
しかしながら、バーナーヘッド16を小型化すると、ガスカートリッジ11からのガス流量に対するバーナーヘッド16の容積が相対的に小さくなるため、それに応じて、バーナーヘッド16の開口部16aから噴出する混合ガスのガス速度が大きくなる。
【0011】
このように混合ガスのガス速度が大きくなると、イグナイター19から発せられる火花は確実に混合ガスに向けられていることが必要となる。しかしながら、図7に示した従来のガスコンロにおいては、イグナイター19はその下端においてのみ支持台19aに支持されていたので、イグナイター19の上端は安定性に欠けるものであった。すなわち、イグナイター19は上端において左右又は前後に振れやすく、このため、イグナイター19から発せられる火花と混合ガスの流れとの接触面積が小さくなり、混合ガスが確実に着火することを妨げる一因となっていた。
【0012】
本発明は、このような従来の携帯用ガスコンロのイグナイターの支持構造における問題点に鑑みてなされたものであり、イグナイターを混合管に対して確実に一定の位置に支持し、イグナイターから発せられる火花を確実に混合ガスに向けることができる携帯用ガスコンロのイグナイター支持構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明のうち、請求項1は、可燃ガスと空気との混合ガスが放出される開放端を有する混合管と、前記混合管から放出される前記混合ガスが噴出する開口を表面に有するバーナーヘッドと、前記バーナーヘッドから放出される前記混合ガスに着火するイグナイターと、を少なくとも備え、前記イグナイターがその下端の近傍と上端の近傍の双方において前記混合管に対して支持されている携帯用ガスコンロにおける前記イグナイターを支持するイグナイター支持構造において、前記イグナイターは、イグナイターカバーの内部に収納されており、前記イグナイターカバーは、一方向に突出している突出部を有しており、該突出部には前記混合管の内径とほぼ等しい開口部が形成されており、前記イグナイターカバーは前記突出部を前記混合管に係合させることにより、前記混合管に対して固定され、前記イグナイターは、一方向に延びるベースブロックと、前記ベースブロックに直交する方向に延びるピラーと、前記ピラーの先端から延びるイグニッション部と、前記ベースブロックと同一の方向において可動であるスイッチと、からなり、前記イグナイターカバーは、前記ベースブロックを覆う第一カバー部分と、前記ピラーを覆う第二カバー部分とからなり、前記第一カバー部分のうち、前記スイッチの上に位置する領域は、斜め上方に折れ曲がっているものであることを特徴とする携帯用ガスコンロのイグナイター支持構造を提供する。
【0014】
図7に示した従来の携帯用ガスコンロにおいては、イグナイター19はその下端においてのみ支持台19aに支持されているため、イグナイター19の上端が振れやすく、イグナイター19から発せられる火花がバーナーヘッド16の開口部16aから放出される混合ガスに必ずしも確実には向けられなかった。これに対して、本請求項に係るイグナイター支持構造によれば、イグナイターはその上端と下端の各々において混合管に対して支持される。従って、イグナイターの上端が振れることはなく、イグナイターから発せられる火花を確実に混合ガスの流れに向けることができる。
例えば、イグナイターカバーは、イグナイターが、一方向に延びるベースブロックと、ベースブロックに直交する方向に延びるピラーと、ピラーの先端から延びるイグニッション部と、ベースブロックと同一の方向において可動であるスイッチと、からなるものである場合には、ベースブロックを覆う第一カバー部分と、ピラーを覆う第二カバー部分とからなるものとすることができる。
このようにイグナイターカバーを構成した場合、第一カバー部分のうち、スイッチの上に位置する領域は、斜め上方に折れ曲がっているように形成することが好ましい。
イグナイターカバーの第一カバー部分を上記のように形成することによって、スイッチを押しやすくすることができる。
【0015】
イグナイターはイグナイターカバーの内部に収納されており、イグナイターカバーは、一方向に突出している突出部を有しており、該突出部には混合管の内径とほぼ等しい開口部が形成されており、イグナイターカバーは突出部を混合管に係合させることにより、混合管に対して固定されるものであることが好ましい。
【0016】
このように、イグナイターをイグナイターカバーに収納した状態で支持することにより、イグナイターカバーが保護用カバーとしても機能するので、イグナイターの損傷を防止することができる。さらに、イグナイターカバーに設ける突出部はイグナイターカバーの任意の高さの位置に設けることができるので、他の構成部品との位置的関係において、最も好適な箇所に突出部を配置し、この突出部により、イグナイターを支持することができる。
【0017】
例えば、突出部をイグナイターの下端付近に配置することによって、イグナイターをその下端付近において固定することができる。
【0018】
なお、「係合」とは、例えば、突出部の開口部を混合管にはめ込むこと、あるいは、突出部を混合管とその直下の部品(例えば、後述するジョイントブロック)の間に挟み込むことを意味し、イグナイターカバーを混合管に対して固定するための全ての手段を含むものとする。
【0022】
請求項に記載されているように、イグナイターはイグナイター支持部材を介して混合管に対して支持されていることが好ましい。この場合、例えば、イグナイター支持部材は、混合管に対して係合可能なリング状部材と、リング状部材から外側に突出し、イグナイターカバーの第二カバー部分に嵌合可能な形状を有する突出部材とからなり、突出部材にはピラーが嵌合し得る開口が形成されているものとすることができる。
【0023】
このようなイグナイター支持部材を用いることにより、イグナイターを確実に混合管に対して支持することができる。特に、このイグナイター支持部材はイグナイターの任意の高さにおいてイグナイターを支持することができるので、イグナイター以外の他の構成要素との位置的関係を考慮して、最適な位置にイグナイター支持部材を配置することができる。例えば、このイグナイター支持部材を用いて、イグナイターをその上端付近において混合管に対して支持するようにすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に本発明に係るイグナイター支持構造を備えたガスコンロの一実施形態を示す。図1は本実施形態に係るガスコンロの正面図であり、図2は本実施形態に係るガスコンロを上方から見たときの平面図である。
【0025】
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るガスコンロは、可燃ガスが圧縮して装填されているガスカートリッジ20(図2参照)と、ガスカートリッジ20から可燃ガスの供給を受けて、可燃ガスを燃焼させるガスコンロ本体21と、ガスカートリッジ20から供給される可燃ガスの流量を調整する器具栓22(図2参照)と、可燃ガスをガスカートリッジ20から器具栓22を介してガスコンロ本体21に供給するためのガスチューブ23と、からなっている。
【0026】
ガスコンロ本体21は、ガスチューブ23が接続されているジョイントブロック24と、表面に複数個の開口部25aが形成されているバーナーヘッド25と、バーナーヘッド25の周囲を囲む皿状の風防25bと、ジョイントブロック24とバーナーヘッド25とを連結する混合管26と、混合管26に取り付けられている3個の五徳27(図2参照)と、バーナーヘッド25の開口部25aから噴出される可燃ガスと空気との混合ガスに着火するイグナイター28と、からなっている。
【0027】
各五徳27は、その一端において、混合管26の周囲に巻き付けられるようにして混合管26に取り付けられており、図2の矢印Aに示す方向において回動し得るように構成されている。
【0028】
イグナイター28の構造を図3に示す。図3(a)はイグナイター28を上方から見たときの上面図、図3(b)はイグナイター28を正面から見たときの正面図、図3(c)はイグナイター28を側面から見たときの側面図である。
【0029】
イグナイター28は、ほぼ四角柱の形状をなしているベースブロック28aと、ベースブロック28aから上方に延びる円柱形状のピラー28bと、ピラー28bの上端からさらに上方に延び、火花を発するイグニッション部28cと、ベースブロック28aに対して押すことにより、イグナイター28を作動させるスイッチ28dと、からなっている。
【0030】
イグナイター28は、図4に示すイグナイターカバー29の内部に取り付けられる。図4(a)はイグナイターカバー29を上方から見たときの上面図であり、図4(b)はイグナイターカバー29の正面図である。
【0031】
イグナイターカバー29は、第一カバー部分29aと、第二カバー部分29bとからなる。
【0032】
第一カバー部分29aは底部が開口しており、この第一カバー部分29aの中にイグナイター28のベースブロック28aが収納される。
【0033】
図4(a)に示すように、第一カバー部分29aには、その上面において、突出部29cが形成されており、この突出部29cには円形の孔29dが形成されている。イグナイターカバー29は、孔29dを混合管26にはめ込むことによって、混合管26に対して固定される。
【0034】
また、イグナイター28のスイッチ28dが収納される側の第一カバー部分29aの端部の上面には斜め外側上方に傾斜している傾斜部分29eが形成されており、スイッチ28dを押しやすいようになっている。
【0035】
第二カバー部分29bの内部にはイグナイター28のピラー28bが収納される。第二カバー部分29bの断面は一面が開口している長方形状をなしており、第二カバー部分29bの上方には、内側に折れ曲がっているフック部29fが形成されている。
【0036】
また、第二カバー部分29bには、イグナイター28の熱を逃がすための長円状の孔29gが上下方向に並んで形成されている。
【0037】
イグナイターカバー29は、例えば、第一カバー部分29aと第二カバー部分29bとを別個に製作しておき、その後に、両者を、例えば、溶接することにより、作り上げることができる。
【0038】
図5にイグナイター28をその上端において支持するイグナイター支持部材30の平面図を示す。
【0039】
このイグナイター支持部材30は、リング状部材30aと、リング状部材30aから外側に突出している長方形状の突出部材30bと、からなっている。
【0040】
リング状部材30aの内径はバーナーヘッド25の直下において混合管26にはめ込むことができる大きさに設定されている。
【0041】
突出部材30bの大きさはイグナイターカバー29の第二カバー部分29bの長方形断面と同一の大きさに設定されている。従って、突出部材30bは第二カバー部分29bにはめ込むことができるようになっている。
【0042】
突出部材30bの中央には円形の開口30cが形成されている。この円形開口30cの直径はイグナイター28のピラー28bの外径に等しい。従って、イグナイター28のピラー28bは突出部材30bの円形開口30cの中にはめ込むことができるようになっている。 イグナイター28をイグナイターカバー29の内部に収納するときは、先ず、図5に示したイグナイター支持部材30のリング状部材30aを混合管26に、長方形状の突出部材30bをイグナイターカバー29の第二カバー部分29bに、フック部29fのある位置において、それぞれはめ込んでおく。次いで、イグナイターカバー29の下方からイグナイター28を差し込むようにしてイグナイターカバー29の内部に挿入する。こうして、イグナイター28のベースブロック28aは第一カバー部分29aの内部に、イグナイター28のピラー28bは第二カバー部分29bの内部にそれぞれ収納される。
【0043】
さらに、図2に示すように、イグナイター28のピラー28bをその上端付近においてイグナイター支持部材30の円形開口30cにはめ込む。
【0044】
以上のようにして、イグナイター28は、その下端付近においては、イグナイターカバー29の第二カバー部分29bの突出部29cに形成された孔29dが混合管26に嵌合することにより、また、その上端付近においては、イグナイター支持部材30の突出部材30bに形成された開口30cにイグナイター28のピラー28bが嵌合することにより、上下2カ所でガスコンロ本体21ひいては混合管26に対して固定される。
【0045】
図6はジェネレータ31の構造を示す。図6(a)はジェネレータ31を上方から見たときの上面図であり、図6(b)はジェネレータ31の正面図であり、図6(c)はジェネレータ31の側面図である。
【0046】
ジェネレータ31はほぼ逆U字型に形成された中空の管からなっており、その自由端においてジョイントブロック24に接続されている。
【0047】
ガスカートリッジ20から器具栓22及びガスチューブ23を経て送られてきた可燃ガスはジョイントブロック24を経て、ジェネレータ31の内部を通り、再びジョイントブロック24に戻る。この後、ジョイントブロック24から混合管26に送られる。
【0048】
図1及び図2に示すように、風防25bの一部には切り欠き25cが形成されており、この切り欠き25cの内部において、ジェネレータ31がバーナーヘッド25に近接して配置されている。ジェネレータ31は、その上端がバーナーヘッド25の上端とほぼ同じになるように、もしくは、バーナーヘッド25の上端よりもやや高くなるように、配置されている。
【0049】
さらに、バーナーヘッド25から見て、ジェネレータ31のやや外側には、イグナイター28が配置されている。イグナイター28は、ジェネレータ31の正面から見たときに、ジェネレータ31の中に全て包含されるように配置されている。
【0050】
なお、図1に示すように、バーナーヘッド25には、開口部25aよりも開口面積が大きい炎口32が形成されている。炎口32の内側にはメッシュが張られている。イグナイター28は、そのイグニッション部28cが炎口32に対向するように、配置されている。さらに、本実施形態においては、イグナイター28のイグニッション部28cは炎口32に向かってやや傾斜するように構成されている。
【0051】
本実施形態に係る携帯用ガスコンロは以下のようにして用いられる。
【0052】
加圧状態にある可燃ガスはガスカートリッジ20から器具栓22を介してガス流量が調節された状態でガスチューブ23を通ってジョイントブロック24に送られる。次いで、可燃ガスはジョイントブロック24からジェネレータ31に送られる。
【0053】
上述のように、ジェネレータ31はバーナーヘッド25に近接して配置されているため、ジェネレータ31はバーナーヘッド25から噴出する燃焼状態の混合ガスにより加熱される。従って、ジェネレータ31の内部を通る混合ガスも加熱され、高温の混合ガスとなって、混合管26に送られる。
【0054】
混合管26には、その表面に複数の開口26aが形成されており、可燃ガスが混合管26の内部を通過する際に生じる負圧によって、開口26aから外部の空気が混合管26の内部に吸引される。可燃ガスは、このようにして開口26aから取り込まれた空気と混合し、可燃ガスと空気との混合ガスになる。
【0055】
この混合ガスはバーナーヘッド25の内部に進入した後、開口部25aから噴出し、バーナーヘッド25に近接して配置されているイグナイター28により着火される。着火された混合ガスは燃焼状態になり、開口部25aからは炎が噴出する。
【0056】
この炎によって、五徳27の上に載せられた調理器具や食料品(図示せず)などが加熱される。
【0057】
図7に示した従来の携帯用ガスコンロにおいては、イグナイター19はその下端においてのみ支持台19aに支持されているため、イグナイター19の上端が振れやすいという欠点があった。これに対して、本実施形態に係るガスコンロにおいては、イグナイターはその上端と下端の双方において混合管に対して支持されている。すなわち、イグナイターは、その下端においては、イグナイターカバーの第一カバー部分に形成された突出部を介して混合管に対して支持され、さらに、その上端においては、イグナイター支持部材を介して混合管に対して支持されている。従って、イグナイターの上端が振れることはなく、イグナイターから発せられる火花を確実に混合ガスの流れに向けることができる。
【0058】
また、イグナイターカバーの第一カバー部分における突出部及びイグナイター支持部材は、何れもイグナイターの任意の高さにおいてそれぞれ配置することができるので、イグナイター以外の他の構成要素との位置的関係を考慮して、最適な位置にそれぞれを配置することができる。突出部及びイグナイター支持部材を配置する位置はそれぞれイグナイターの下端及び上端には限定されない。
【0059】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る携帯用ガスコンロのイグナイター支持構造によれば、イグナイターはその上端と下端の各々において混合管に対して支持される。従って、イグナイターの上端が振れることはなく、イグナイターから発せられる火花を確実に混合ガスの流れに向けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る携帯用ガスコンロのバーナー構造を備えたガスコンロの一実施形態の正面図である。
【図2】図2は図1に示したガスコンロを上方から見たときの上面図である。
【図3】図3(a)はイグナイターの上面図、図3(b)はイグナイターの正面図、図3(c)はイグナイターの側面図である。
【図4】図4(a)はイグナイターカバーの上面図、図4(b)はイグナイターカバーの側面図である。
【図5】図5はイグナイター支持部材の平面図である。
【図6】図6(a)はジェネレータの上面図、図6(b)はジェネレータの正面図、図6(c)はジェネレータの側面図である。
【図7】従来の携帯用ガスコンロの正面図である。
【符号の説明】
10 携帯用ガスコンロ
11 ガスカートリッジ
12 ガス燃焼器12
13 ガスケット
14 器具栓
15 ガス流量調整スピンドル
16 バーナーヘッド
17 混合管
18 五徳
19 電気式イグナイター
20 ガスカートリッジ
21 ガスコンロ本体
22 器具栓
23 ガスチューブ
24 ジョイントブロック
25 バーナーヘッド
26 混合管
27 五徳
28 イグナイター
29 イグナイターカバー
30 イグナイター支持部材
31 ジェネレータ

Claims (2)

  1. 可燃ガスと空気との混合ガスが放出される開放端を有する混合管と、前記混合管から放出される前記混合ガスが噴出する開口を表面に有するバーナーヘッドと、前記バーナーヘッドから放出される前記混合ガスに着火するイグナイターと、を少なくとも備え、前記イグナイターがその下端の近傍と上端の近傍の双方において前記混合管に対して支持されている携帯用ガスコンロにおける前記イグナイターを支持するイグナイター支持構造において、
    前記イグナイターは、イグナイターカバーの内部に収納されており、
    前記イグナイターカバーは、一方向に突出している突出部を有しており、該突出部には前記混合管の内径とほぼ等しい開口部が形成されており、前記イグナイターカバーは前記突出部を前記混合管に係合させることにより、前記混合管に対して固定され、
    前記イグナイターは、一方向に延びるベースブロックと、前記ベースブロックに直交する方向に延びるピラーと、前記ピラーの先端から延びるイグニッション部と、前記ベースブロックと同一の方向において可動であるスイッチと、からなり、
    前記イグナイターカバーは、前記ベースブロックを覆う第一カバー部分と、前記ピラーを覆う第二カバー部分とからなり、
    前記第一カバー部分のうち、前記スイッチの上に位置する領域は、斜め上方に折れ曲がっているものであることを特徴とする携帯用ガスコンロのイグナイター支持構造。
  2. 可燃ガスと空気との混合ガスが放出される開放端を有する混合管と、前記混合管から放出される前記混合ガスが噴出する開口を表面に有するバーナーヘッドと、前記バーナーヘッドから放出される前記混合ガスに着火するイグナイターと、を少なくとも備え、前記イグナイターがその下端の近傍と上端の近傍の双方において前記混合管に対して支持されている携帯用ガスコンロにおける前記イグナイターを支持するイグナイター支持構造において、
    前記イグナイターは、イグナイターカバーの内部に収納されており、
    前記イグナイターカバーは、一方向に突出している突出部を有しており、該突出部には前記混合管の内径とほぼ等しい開口部が形成されており、前記イグナイターカバーは前記突出部を前記混合管に係合させることにより、前記混合管に対して固定され、
    前記イグナイターは、一方向に延びるベースブロックと、前記ベースブロックに直交する方向に延びるピラーと、前記ピラーの先端から延びるイグニッション部と、前記ベースブロックと同一の方向において可動であるスイッチと、からなり、
    前記イグナイターカバーは、前記ベースブロックを覆う第一カバー部分と、前記ピラーを覆う第二カバー部分とからなり、
    前記イグナイターはイグナイター支持部材を介して前記混合管に対して支持されており、前記イグナイター支持部材は、前記混合管に対して係合可能なリング状部材と、前記リング状部材から外側に突出し、前記イグナイターカバーの前記第二カバー部分に嵌合可能な形状を有する突出部材とからなり、前記突出部材には前記ピラーが嵌合し得る開口が形成されていることを特徴とする携帯用ガスコンロのイグナイター支持構造。
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