JP3600806B2 - 波長検出装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、半導体露光装置用の光源として使用される狭帯域エキシマレーザの波長検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、狭帯域エキシマレーザの波長線幅及び波長を検出するために、モニタエタロンが用いられている。モニタエタロンは部分反射ミラーを所定の間隔を開けて対向配置したエアギャップエタロンを用いて構成されるもので、このエアギャップエタロンの透過波長λは次のように表される。
【0003】
mλ=2nd・cosθ …(1)
m:整数
d:エタロンと部分反射ミラーの間隔
n:部分反射ミラーの屈折率
θ:エタロンの法線と入射光の成す角
この式により、n,d,mが一定とすれば、波長λが変化すると、θが変化することが判る。モニタエタロンでは、この性質を利用して被検出光の波長を検出している。
【0004】
ところで、上述したモニタエタロンにおいて、エアギャップ内の圧力及び周囲温度が変化してしまうと、波長が一定でも上述した角θは変化してしまう。このため、角θに基づいて波長λを正確に検出できない場合がある。そこで、従来モニタエタロンを用いる場合、エアギャップ内の圧力及び周囲温度等を一定に制御して波長検出を行うようにしていた。
【0005】
しかし、エアギャップ内の圧力及び周囲温度を高精度に制御する事は困難であり、このため満足する精度で絶対波長を検出する事はできなかった。
【0006】
そこで、被検出光(出力レーザ光)と共に、予め波長の判明している基準光(例えば水銀ランプの発光線)をモニタエタロンに入射し、この基準光に対する被検出光の相対波長を検出することにより被検出光の絶対波長を精度良く検出するようにした装置が提案されている(例えば、特開平1−101683号公報、特開平4−356987号公報)。
【0007】
かかる装置においては、モニタエタロンの透過光を直接CCDイメージセンサ等の光検出器上に入射して、該光検出器の検出面上に干渉縞を形成し、干渉縞の位置に基づき上記絶対波長を検出するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、これらの従来技術においても、基準光源のスペクトル波形が歪んでいたり、時間や基準光源の温度の変化によりスペクトル波形が変化した場合は(水銀ランプの253.7nm線は自己吸収がおこり、スペクトル波形が著しく変化する)、モニタエタロンにより発生した干渉縞の光強度分布も歪んでしまう。したがって、このような場合は基準光の波長が変化して高精度に被検出光の絶対波長を特定できなかった。
【0009】
このため、波長変化が安定な基準光を得るための手法や基準光の絶対波長を高精度に測定するための手法が求められていた。
【0010】
この発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、安定な基準光が得られると共に、基準光及び被検出光の絶対波長を高精度に測定することができるエキシマレーザの波長検出装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明では、基準光源として低圧水銀ランプを用い、この基準光源から発生される基準光と被検出光とを波長検出器に入射しこの波長検出器の検出出力に基づき被検出光の絶対波長を検出する波長検出装置において、前記低圧水銀ランプに封入される各水銀同位体の光干渉縞の波形をそれぞれ記憶する記憶手段と、前記記憶された各水銀同位体の光干渉縞の波形を各水銀同位体の混合比に従って合成することにより前記低圧水銀ランプから出射される基準光の光干渉縞の波形を求める波形合成手段と、この基準光の光干渉縞の波形のうち特定の一つの光干渉縞の波形の特定の強度に対応する2点の位置に基づいて前記基準光の絶対波長を求め、該求めた基準光の絶対波長に基づき被検出光の絶対波長を演算する波長演算手段とを具えるようにしている。
【0012】
係る発明によれば、低圧水銀ランプに封入される各水銀同位体の光干渉縞の波形およびその混合比に従って低圧水銀ランプから出射される基準光の光干渉縞の波形を求め、この基準光の光干渉縞の波形のうち特定の一つの光干渉縞の波形の特定の強度に対応する2点の位置に基づいて基準光の絶対波長を求める。
【0013】
【実施例】
以下、この発明を添付図面に示す実施例に従って詳細に説明する。
【0014】
図1は、エキシマレーザの波長制御装置の一例を示したものである。
【0015】
狭帯域発振エキシマレーザ1の狭帯域化されたレーザ光La はその一部がビームスプリッタ2によって反射されてサンプリング光としてシャッタ3に入射され、シャッタ3が開状態の時、スリガラス4を介して波長検出器5のビームスプリッタ6に入射される。
【0016】
一方、基準光Lbを発生するための低圧水銀ランプ7は集光レンズ8の焦点位置と略一致する位置に配置され、これにより基準光による干渉縞の光量を大きくしている。低圧水銀ランプ7で発生した基準光Lbは、シャッタ9が開状態の時にバンドパスフィルタ10に入力され、このフィルタ10により波長253.7nm線のみが選択される。該選択された基準光は集光レンズ8を透過してビームスプリッタ6に入射される。
【0017】
波長検出器5は、ビームスプリッタ6、モニタエタロン11、集光レンズ12、及び光位置検出器13で構成されている。
【0018】
モニタエタロン11は、内側の面が部分反射ミラーの2枚の透明板11a、11bから構成され、エタロンに対する入射光の角度に対応して透過波長を異ならせるよう作用する。
【0019】
エタロン11を透過した光は集光レンズ12に入射される。この集光レンズ12は、例えば被検出光と基準光の両方の波長に対して色収差補正が施された色消しレンズであり、これら両方の干渉縞はこの色消しレンジの焦点の位置に一致して発生する。なお、この集光レンズ12として凹面ミラーを用いるようにしてもよい。
【0020】
光位置検出器13は、集光レンズ12の焦点面上に配設された例えば1次元または2次元のイメージセンサであり、集光レンズ12を経た光は光位置検出器13に結像され、この光位置検出器13の検出面上に被検出光Laの波長に対応した第1の干渉縞13aおよび基準光Lbの波長に対応した第2の干渉縞13bを形成する。光位置検出器13からは上記第1及び第2の干渉縞の位置に対応する信号が波長検出コントローラ20に対して出力される。
【0021】
波長検出コントローラ20では、これら干渉縞の位置と光強度の信号から基準光Lbに対する被検出光Laの相対波長を演算する。そして、この相対波長と基準光の絶対波長に基づいて被検出光の絶対波長を演算する。さらに、波長検出コントローラ20では、設定された波長と前記検出した絶対波長との偏差を計算し、この偏差分だけ波長選択素子の選択波長を変化させるべく狭帯域化素子ドライバ25を制御する。
【0022】
また、この場合、前記低圧水銀ランプ7に温度センサ14および冷却ファン15を取付け、温度コントローラ30の制御によって低圧水銀ランプ7の温度が所定の温度を維持するように制御するようにしている。
【0023】
かかる構成において、まず基準光源として用いられている低圧水銀ランプ7の同位体純度について考察する。この低圧水銀ランプ7においては、基準光として253.7nm線を用いるようにしている。
【0024】
図2に、水銀の同位体に対応する253.7nm線の絶対波長とその相対的な光強度を示している。天然水銀Hgnatの各同位体の存在比は、10%(201Hg)、13%(201Hg)、30%(202Hg)、7%(204Hg)である。したがって、天然水銀Hgnatの253.7nm線は5本の発光線が重なり合うことになる。なお、201Hgとは、質量数が201の水銀を示している。
【0025】
図3に、低圧水銀ランプ7に202Hgのみを封入した場合(a)と、天然水銀Hgnatを封入した場合(b)の干渉縞を示す。なお、この場合フリースペクトルレンジ(FSR)=20pmのモニタエタロン11を用いるようにしている。
【0026】
これら干渉縞を比較すると、図3(b)の天然水銀Hgnatの場合は干渉縞の幅が広く6pm程度であるので、基準光の絶対波長の特定は困難である。一方、202Hgの同位体の場合は、干渉縞の形状は非常に綺麗であり、測定された線幅は非常に狭く1.5pm程度となり、基準光の絶対波長は図2から253.65277nm(253.56063+0.00214)に特定できる。
【0027】
図4に、低圧水銀ランプ7に202Hgのみを封入した場合(a)と、天然水銀Hgnatを封入した場合(b)の干渉縞を示す。なお、この場合フリースペクトルレンジ(FSR)=5pmのモニタエタロン11を用いるようにしている。
【0028】
これらの干渉縞を比較すると、図4(b)の天然水銀の場合は干渉縞のコントラストが非常に小さいので、基準光の絶対波長の特定は困難である。これに対し、図4(a)に示す202Hgの同位体のみの場合は干渉縞の形状は非常に綺麗であり、測定された線幅は非常に狭く1.0pm程度となり、基準光202Hgの絶対波長は図1から253.65277nmに特定することができる。
【0029】
ここで、エタロンの分解能Rは、次式によって表される。
【0030】
R=FSR/F …(2)
F:エタロンのフィネス
FSR:フリースペクトルレンジ
Fはエタロンの面精度、反射率、平行度で決定されるものであり、通常波長248nm付近では、最高で30程度である。
【0031】
したがって、モニタエタロンの分解能を向上させるためには、FSRを小さくする必要があるが、このときには、図4に示すように、低圧水銀ランプ7に対しー種類の同位体を封入した方がよい。
【0032】
図5(a)〜(d)に、低圧水銀ランプ7の同位体水銀202Hgの純度99%、70%、61%、30%に対する各干渉縞をそれぞれ示す。純度Pが高くなるにつれて干渉縞のコントラストが向上している。P=61%では、かなりコントラストが低下しているが、202Hgによる鋭いピークが検出できるため、基準光の絶対波長を特定することができる。
【0033】
図6に、同位体の純度Pと検出される基準光(253.7nm線)の絶対波長λHg´と理想的な絶対波長λHgの差の関係を示す。この図6によれば、P=49%以上では、前記差は殆ど0となっている。またP≧49%では先の図5に示したように同位体による鋭いピークを検出することができる。よって、低圧水銀ランプ7において、特定の同位体の純度Pを49%以上にすれば、基準光の検出波長が理論値からずれることなく理論的な値をそのまま使用することができるようになる。
【0034】
このように、特定(ー種類)の水銀の同位体を特定の純度以上でランプに封入する事により、スペクトル波形が綺麗で、しかも線幅の狭い基準光が得られるため、FSRが小さな高分解能のモニタエタロンに対しても基準光として使用することができる。このため、非常に高精度に被検出光の絶対波長を検出することができようになる。
【0035】
次に、低圧水銀ランプの温度について考察する。
【0036】
図7に、202Hgの場合で、低圧水銀ランプ7のガラス表面の温度Tが20゜Cと60゜C(点灯して時間が経過)の場合の干渉縞を示す。温度T=25゜Cのときは非常に綺麗な波形をしているが、T=60゜Cの場合は自己吸収が起こり、干渉縞の中央部が凹んだ状態になる。このような干渉縞の波形は温度Tに再現性良く依存し、各温度Tに応じた形状となる。別言すれば、温度が一定であれ干渉縞の形状は一定となる。
【0037】
図8に、低圧水銀ランプ7の表面温度Tと検出される基準光(253.7nm線)の絶対波長λHg´と理想的な絶対波長λHgの差ΔλHgの関係を示す。この図によれば、自己吸収が発生しない状態、すなわち低圧水銀ランプの温度が40゜C以下のときには、前記差ΔλHgは殆ど0となっている。低圧水銀ランプ7において、表面温度が40゜C以下になるように制御すれば、基準光の検出波長が理論値からずれることなく、理論的な値をそのまま使用することができるようになり、これにより基準光波長の各種補正演算を省略することができる。
【0038】
次に、低圧水銀ランプの型式について考察する。
【0039】
図9に低圧水銀ランプ7の構造を示す。
【0040】
図9(a)は熱陰極タイプの場合であり、基準光である253.7nm線を透過するガラス(バイコールガラス、石英ガラスなど)管31内には、アルゴンのようなキャリアガスと、ー種類の純度の高い同位体水銀が封入されている。また、このガラス管31内には、熱電子を放射させるために電子放射性酸化物(Ba0又はSrO等)をコーティングしたフィラメント32が内設され、このフィラメント32に電流が流れると、フィラメント32が加熱されて熱電子が放出され、同位体水銀が励起されて発光する。安定器33はフィラメント32に流れる電流を一定にする為のものである。
【0041】
この熱陰極タイプの同位体ランプには、以下のような利点を有している。
【0042】
1.小さな電圧(30V程度)で発光し、特別な電源は入らない
2.電流を流せば点灯は瞬時に行われ、また発光は瞬時に安定する
3.発光温度が低いためスプクトル波形が綺麗で、線幅(1pm以下)が狭い
4.安価である
、5.点灯/消灯による劣化はない。
【0043】
図9(b)は無電極放電管の場合であり、基準光である253.7nm線を透過するガラス(バイコールガラス、石英ガラスなど)管34内には、前記同様アルゴンのようなキャリアガスと、ー種類の純度の高い同位体水銀が封入されている。このランプの励起は高周波コイル35および高周波電源36によって行われる。このランプの場合は、点灯するために最初大きなエネルギーを投入して、点灯させた後、投入エネルギーを絞る事によってスペクトル線幅の狭い253.7nm線の基準光を得るようにしている。なお、この無電極同位体ランプでは、点灯して放電状態を安定させるまでに時間がかかる、励起するために大きな電源電圧を必要とする欠点がある。
【0044】
図9(c)は冷陰極タイプの場合であり、基準光である253.7nm線を透過するガラス(バイコールガラス、石英ガラスなど)管37内には、前記同様アルゴンのようなキャリアガスと、ー種類の純度の高い同位体水銀が封入されている。このガラス管37内には、2つの電極が封入されており、交流電源39、昇圧トランス38により高電圧化(数KV)して両電極間に高電圧をかけて放電させる。この場合も無電極放電間の場合と同様に、点灯して安定化するためにある程度の時間を要する。また、この冷陰極タイプの場合も点灯した後入力エネルギーを絞ることにより、ある程度スペクトル線幅の狭い253.7nm線の基準光を得ることができる。
【0045】
図10は、上記図9(b)(c)に示した無電極放電または冷陰極タイプの低圧水銀ランプ7に好適な点灯制御の一例を示すもので、まず、低圧水銀ランプ7の電源をオンにし(ステップ101)、次に所定の投入エネルギーAで電源(図9(b)の場合は電源36、図9(c)の場合は電源39)を作動させる(ステップ102)。次のステップ103ではランプ7が発光したか否かを確認し、確認後、電源の投入エネルギーをB(<A)まで降下させる(ステップ104)。最後に、基準光が安定したか否かを確認して(ステップ105)、次の手順に移行する。なお、ステップ105では、所定時間が経過するのを待つようにしてもよい。なお、この制御を熱陰極タイプのものに適用してもよい。
【0046】
すなわち、この図10に示す基準光点灯制御によれば、点灯するために最初大きなエネルギーを投入して、点灯させた後、投入エネルギーを絞る事によってスペクトル線幅の狭い253.7nm線の基準光を得るようにしている。
【0047】
ところで、基準ランプとして低圧水銀の同位体ランプで熱陰極タイプのものを使用した場合、前述したように、電流を流せば点灯は瞬時に行われ、瞬時に発光は安定する。また、先の図8に示したように、ランプの温度は40゜C以下であれば、基準光の絶対波長は一定である。したがって、水銀ランプを冷却するか、または点灯した直後に基準光を検出することにより、基準光ランプの温度を検出しなくても高精度に基準光の絶対波長を得ることができる。
【0048】
したがって、図1に示す構成において、温度センサ14、冷却ファン15、温度コントローラ30を省略し、一定周期で基準光を点灯し、直ちに(0.1〜2秒程度)基準光の干渉縞を検出して基準光を消灯するようにしてもよい。なお、この際にはランプの温度は検出する必要はない。
【0049】
また、冷却ファン15のみを取付け、温度センサ14、温度コントローラ30を省略し、一定周期でファンのオン、基準光の点灯、基準光の干渉縞の検出処理を実行させるようにしてもよい。また、この制御において、ファン15のみは常時オンしても良い。
【0050】
さらに、冷却ファン15および基準光7を常に点灯し、定期的に基準光の干渉縞の検出を行うようにしても良い。
【0051】
次に、基準光の絶対波長及び被検出光の絶対波長を求める手法について考察する。
【0052】
図11は、ファブリペロ干渉計(モニタエタロン11)の原理を示したもので、同図(a)に示すように、光Lがミラー間隔dのエタロン11に入射角度θをもって入射し、エタロン11、集光レンズ12を透過すると、集光レンズ12から焦点距離fだけ離れた光検出器13の検出面上に光Lの干渉縞13cが形成される。
【0053】
ここで、エタロンの基本式は前述したように、
mλ=2nd・cosθ …(1)
m:整数
d:エタロンと部分反射ミラーの間隔
n:部分反射ミラーの屈折率
θ:エタロンの法線と入射光の成す角
であり、上式で角度θ=0のときのmをm0、波長をλ0とすると、
2nd=m0・λ0 …(3)
となる。上記(3)式から(1)式を減算し、これに半角公式(cosθ=1−2sin^2))を適用すると、
2sin^2(θ/2)=(λ/2nd)(m0−m) …(4)
が得られる。なお、^2は2乗を示す。
【0054】
角度θが比較的小さな角度の場合は、sin(θ/2)=θ/2と近似でき、これを上記(4)式に代入して整理すると、
θ^2=(λ/nd)(m0−m) …(5)
となる。
【0055】
ここで、同図(b)に示すように、干渉縞13cの中心からの距離をrとすれば、集光レンズ12の焦点距離はfであるから、
r=fθ=f(λ/nd)^1/2(m0−m)^1/2 …(6)
となる。なお、^1/2は1/2乗、即ちルートを示す。
【0056】
ここで、c=f^2・(λ/nd)として(6)式の両辺を2乗すると、
r^2=c(m0−m) …(7)
となる(図11(b)参照)。
【0057】
ここで、p番目とp+1番目のピークを考えると、(7)式より
c=c(mp+1−mp)=rp^2−rp+1^2
となる。また、(3)式において、整数mを波長λで微分すると、
−Δλ=(λ^2/2nd)・Δm
=FSR・Δm …(9)
となる。
【0058】
ここで、(9)式に(7)式を代入すると、
−Δλ=FSR・r^2/c …(10)
となる。ここで、m=m0のときの波長をλ0とすると、求める波長λは(10)式から
λ=λ0−FSR・r^2・c …(11)
として得られる。
【0059】
ここで、(11)式は、波長λが干渉縞13cの半径rの2乗に比例していることを示している。したがって、干渉縞の半径の2乗を正しく求めることができれば、被検出光の波長を正確に求めることができる。
【0060】
すなわち、上記エタロンの基本式(1)において、
mHgを基準光に対応する次数、mexを被検出光に対応する次数、λHgを基準光の波長、λexを被検出光の波長、nHgを基準光のエタロン11のエアギャップ内の屈折率、nexを被検出光のエタロン11のエアギャップ内の屈折率とすると、
mHg・λHg=2nHg・d・cosθ …(12)
mex・λex=2nex・d・cosθ …(13)
となる。
【0061】
ここで、基準光の干渉縞と被検出光の干渉縞の直径が一致する場合の波長λeは、上記(12)(13)式からd・cosθを消去して整理すると、
λe=(nex/nHg)・(mHg/mex)・λHg …(14)
となる。したがって、被検出光の干渉縞の半径をrex、基準光の干渉縞の半径をrHgとすると、上記(10)式から被検出光の波長λexは、
λex−λe=FSR・(rHg^2−rex^2)/c …(15)
という関係から求めることができる。ここで、基準光と被検出光とは同一のエタロンを透過したものであるから、エタロンの温度などが変化したとしても、この変化による誤差が相殺されて、絶対波長を精度良く検出する事ができる。
【0062】
ここで、干渉縞の半径の自乗rm^2の計算は、図12に示すようにして実行する。
【0063】
すなわち、図12(a)の場合は、光強度の最大値Imaxを検出し、この半値Imax/2を計算し、該半値Imax/2に対応する2位置A,Bからそれぞれ内側の円の直径2r1と外側の円の直径2r2を求める。そして、これら各直径から両半径の自乗r1^2、r2^2を求め、それらの平均値を下式(16)のようにして求めることによって干渉縞の半径の自乗rm^2を求める。
【0064】
rm^2=(r1^2+r2^2)/2 …(16)
また、図12(b)の場合は、最大値Imaxの1/aに対応する半径r1、r2を求め、これらの半径から干渉縞の半径の自乗rm^2を求めるようにしている。
【0065】
また、図12(c)の場合は、光強度の最大値Imaxと最小値Iminを検出し、これらの平均値Iav(=(Imax+Imin)/2)を求め、その値に対応する半径r1、r2から干渉縞の半径の自乗rm^2を求めるようにしている。
【0066】
なお、上記(b)(c)の手法は、同位体水銀の純度Pが低い253.7nm線の場合に有効である。
【0067】
図13に、上記干渉縞を光検出器13としての1次元又は2次元のフォトダイオードアレイセンサ(CCDなど)で検出した場合の近似計算方法を模式的に示す。
【0068】
フォトダイオードアレイセンサの場合は、各チャネルの位置で各光量が計算される。また、その位置分解能は高分解能のもので13ミクロン程度である。また、1チャネル当たりの分散は0.1pm/chであるので、0・01pmの変化を検出するためには近似計算を行う必要がある。
【0069】
図13(a)(b)は、フォトダイオードアレイセンサで検出した各チャネルの信号波形に近似曲線を重ねて示したもので、近似曲線は各チャネル間の出力を直線で結んだり、最小自乗法や多次方程式を用いて作成する。
【0070】
そして、この近似曲線と例えば半値Imax/2との交点を求めることにより、干渉縞の内側及び外側の半径を求めて前記同様にして干渉縞の半径の自乗を計算する。このような近似計算を行うことにより0.01pmの分解能で被検出光の絶対波長を検出することができる。
【0071】
図14は上記近似計算による干渉縞半径の自乗の計算法の一例を示すもので、この場合には、まず各チャネルの光量値間を直線で結んで近似直線を得る。次に、各チャネルの光強度の中から最大光強度Imaxを求め、半値Imax/2を計算する。次に、上記近似直線と半値Imax/2との交点を求め、該求められた交点から干渉縞の外側の半径r2と内側の半径r1を計算する。そして、これらの値の平均値を求めることにより干渉縞の半径の自乗をrm^2を先の(16)式に従って計算する。
【0072】
図15は、上記計算法の他の手法を示すもので、この場合には、直線近似ではなく最小自乗法や多次方程式を用いて近似曲線を得るようにしている。近似曲線を求めた後の手順は先の図14に示した手法と同じである。
【0073】
図16は、各チャネル間を直線近似した後、光強度の最大値Imaxと最小値Iminを検出し、これらの平均値Iav(=(Imax+Imin)/2)を求め、該平均値Iavと前記近似直線の交点を求め、該求められた交点から干渉縞の外側の半径r2と内側の半径r1を計算し、さらにこれらの値の平均値を求めることにより干渉縞の半径の自乗をrm^2を先の(16)式に従って計算する。
【0074】
図17は、図16の手法を直線近似ではなく最小自乗法や多次方程式を用いた近似曲線を用いて行うようにしている。
【0075】
なお、上記各手法では、各チャネルの光強度値から近似曲線を計算し、該近似曲線と半値等の所定値との交点を求めるようにしているが、例えばチャネル数と光強度の関係が単調増加する領域では、所定値より大きくなったところのチャネルとその1つ前のチャネルの双方の光強度から直線補間をして上記交点を求めるようにして、計算時間を短縮するようにしてもよい。
【0076】
次に、図18のフローチャートを用いて水銀の同位体の混合比から基準光の絶対波長を求める手法について考察する。
【0077】
最初に、各同位体のみの場合のスペクトル波形をデータ又は関数(198Hg(λ,T)、199Hg(λ,T)、200Hg(λ,T)、201Hg(λ,T)、202Hg(λ,T)、204Hg(λ,T))として記憶しておく(ステップ200)。次に、各同位体の混合比(198K、199K、200K、201K、202K、204K)とランプの温度Tを入力する(ステップ210)。
【0078】
そして、これらスペクトル波形データ及び混合比を用いて合成スペクトルHg(λ,T)を下式に従って演算する(ステップ220)。
【0079】
Hg(λ,T)=198K・198Hg(λ,T)+199K・199Hg(λ,T)+200K・200Hg(λ,T)+201K・201Hg(λ,T)+202K・202Hg(λ,T)+204K・204Hg(λ,T)…(17)
図19は各種同位体混合比の水銀ランプのスペクトル波形を示すもので、(a)は202Hgの純度99%、(b)は198Hgの純度99%、(c)は202Hg51%と198Hg49%と混合Hgである。
【0080】
これらのスペクトル波形において、(a)(b)のスペクトル波形を重ね合わせた場合、該重ね合わせた波形は(c)の混合Hgの波形にほぼ一致した。このことは、先の(17)式の演算を行うことにより混合Hgの合成スペクトル波形が得られることを示している。
【0081】
つぎに、このようにして求めた合成スペクトル波形から、この低圧水銀ランプの絶対波長λHg´を計算する(ステップ230)。
【0082】
この計算方法としては、前記図12(a)(b)(c)に示した各種手法がある。
【0083】
図12(a)に示した手法の場合は、合成スペクトルの半値における2点の絶対波長λHg1,λHg2を計算し、その平均値を絶対波長λHg´とする(λHg´=(λHg1+λHg2)/2)。
【0084】
図12(b)の場合は、a分の1(1/a)値の2点の波長の平均値を絶対波長λHg´とする。
【0085】
図12(c)の場合は、合成スペクトルHg(λ,T)をモニタエタロン11によって発生させた場合の干渉縞を理論的に計算し、その干渉縞の最大値Imaxおよび最小値Iminを求め、これらの値から前記Iavを求める。さらに、このIavと干渉縞の波形との交点である2点の波長を求め、これらの平均値を絶対波長λHg′とする。
【0086】
これら求めた絶対波長λHg´と前記(14)式及び(15)式を用いて被検出光の絶対波長を求めるようにする(ステップ240)。
【0087】
次に、先の図8に示した基準光の検出絶対波長λHg´および基準光の理論的絶対波長λHgの差ΔλHgと温度Tとの関係から基準光の検出絶対波長λHg´を計算する手法について図20を用いて考察する。
【0088】
すなわち、図8に示した関係において、理論的絶対波長λHgは既知(253.65277nm)であるので、図8のグラフはランプ温度Tと基準光の検出絶対波長λHg´(=λHg+ΔλHg)の関係として得ることができる。したがって、ランプ温度Tと基準光の検出絶対波長λHg´との関係を予め所定のメモリに例えばテーブル形式で記憶しておく。
【0089】
そして、基準光の波長を検出する際には、まず低圧水銀ランプ7のガラス表面温度Tを温度センサ14によって検出する(ステップ300)。
【0090】
次に、先の対応テーブルから検出温度Tに対応するλHg´を読み出し、これを基準光の絶対波長とする。(ステップ310)。
【0091】
次に、この基準光の絶対波長λHg´と光検出器13で測定された基準光及び被検出光の干渉縞の各半径とを先の(14)式、(15)式に代入することにより、被検出光の絶対波長λexを求める(ステップ320)。
【0092】
このように、基準光の温度から基準光の正確な絶対波長を得ることができるので、基準光源の温度制御を行なうことは必要なくなり、ランプ7の温度さえ検出しておけば良くなる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、基準光源として低圧水銀ランプを用い、この低圧水銀ランプに特定の同位体水銀を49%以上封入した253.7nm線を使用するようにたので、スペクトル波形が綺麗でしかも線幅の狭い基準光が得られる。
【0094】
またこの発明では、低圧水銀ランプの表面温度を所定の温度(例えば40゜C)以下に制御するようにしたので、綺麗で測定のし易いスペクトル波形が得られるとともに、基準光の絶対波長を常に理論値に一致させる事ができ、これにより基準光波長の補正演算を省略することができる。
【0095】
またこの発明では、低圧水銀ランプを熱陰極型にするようにしているので、以下のような利点がある。
【0096】
1.小さな電圧(30V程度)で発光し、特別な電源は入らない
2.電流を流せば点灯は瞬時に行われ、また発光は瞬時に安定する
3.発光温度が低いためスプクトル波形が綺麗で、線幅(1pm以下)が狭い
4.安価である
、5.点灯/消灯による劣化はない。
【0097】
またこの発明によれば、予め記憶した基準光の絶対波長と基準光源の温度との関係から基準光の絶対波長を得るようにしたので、基準光の温度一定制御を行わなくても正確な基準光の絶対波長が得られるようになる。
【0098】
またこの発明では、低圧水銀ランプに封入される各水銀同位体のスペクトル波形およびその混合比に従って低圧水銀ランプから出射される基準光のスペクトル波形を求め、この合成スペクトル波形から基準光の絶対波長を求めるようにしているので、基準光の絶対波長の測定のための構成が不要になる。
【0099】
またこの発明では、低圧水銀ランプとして無電極放電型または冷陰極型を用いると共に、前記低圧水銀ランプに対し、初めは高エネルギーで電源を作動させて前記低圧水銀ランプを点灯し、この点灯を確認すると前記電源の投入エネルギーを降下させるようにしたので、スペクトル線幅の狭い基準光が得られるようになる。
【0100】
更にこの発明では、光検出素子アレイの各光検出素子の検出出力に所定の近似処理を加えることにより前記基準光及びレーザ発振光のスペクトル波形の近似波形を演算するスペクトル波形近似演算手段を具え、この近似スペクトル波形から前記基準光及びレーザ発振光の干渉縞の半径を演算し、該求めた各干渉縞の半径からレーザ発振光の絶対波長を演算するようにしたので、高分解能のスペクトル波形が得られると共に、その際の演算を高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】各種Hg同位体の253.7nm線の波長分布図。
【図3】202Hgと天然水銀のスペクトル波形を示す図。
【図4】202Hgと天然水銀のスペクトル波形を示す図。
【図5】202Hgの各種混合比に応じたスペクトル波形を示す図。
【図6】基準光の波長と特定水銀の純度との関係を示す図。
【図7】温度に応じた202Hgのスペクトル波形を示す図。
【図8】基準光の波長と基準光源の温度との関係を示す図。
【図9】低圧水銀ランプの各種タイプを示す図。
【図10】低圧水銀ランプの点灯制御例を示すフローチャート。
【図11】モニタエタロンの原理を示す図。
【図12】干渉縞の半径の自乗を求めるための各種手法を示す図。
【図13】干渉縞の半径の自乗を求める際の近似計算を示す図。
【図14】干渉縞の半径の自乗を求める手順の一例を示すフローチャート。
【図15】干渉縞の半径の自乗を求める手順の一例を示すフローチャート。
【図16】干渉縞の半径の自乗を求める手順の一例を示すフローチャート。
【図17】干渉縞の半径の自乗を求める手順の一例を示すフローチャート。
【図18】水銀同位体混合比からλeを求める手順を示すフローチャート。
【図19】各種混合比の水銀のスペクトル波形を示す図。
【図20】基準光の温度から被検出光の絶対波長を求める手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…狭帯域発振エキシマレーザ
2…ビームスプリッタ
3…シャッタ
4…スリガラス
5…波長検出器
6…ビームスプリッタ
7…低圧水銀ランプ
8…集光レンズ
9…シャッタ
10…バンドパスフィルタ
11…モニタエタロン
12…集光レンズ
13…光位置検出器
14…温度センサ
15…冷却ファン
20…波長検出コントローラ
25…狭帯域化素子ドライバ
30…温度コントローラ
Claims (1)
- 基準光源として低圧水銀ランプを用い、この基準光源から発生される基準光と被検出光とを波長検出器に入射しこの波長検出器の検出出力に基づき被検出光の絶対波長を検出する波長検出装置において、
前記低圧水銀ランプに封入される各水銀同位体の光干渉縞の波形をそれぞれ記憶する記憶手段と、
前記記憶された各水銀同位体の光干渉縞の波形を各水銀同位体の混合比に従って合成することにより前記低圧水銀ランプから出射される基準光の光干渉縞の波形を求める波形合成手段と、
この基準光の光干渉縞の波形のうち特定の一つの光干渉縞の波形の特定の強度に対応する2点の位置に基づいて前記基準光の絶対波長を求め、該求めた基準光の絶対波長に基づき被検出光の絶対波長を演算する波長演算手段と
を具えるようにしたことを特徴とする波長検出装置。
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